Monday 31 December 2012

2012年の最後の日。

早いものでクリスマスが終わり、とうとう2012年の大みそか。

ここオランダでは、やはり年の区切りということで、TVなどで「De laatste dag」という言葉をよく耳にする。またこの31日の指定時間のみ、一般の人が花火をやってもいいという決まりがあるらしく(破っている人もいるけど・・・)、一部のライセンスのあるお店が花火を売り出している。また31日に食べる「オリボール」なる丸いドーナツみたいなもの、家庭で手作りするところもあるようだが、パン屋さんやスーパーマーケット、臨時出店などで売り出しているところも。ということで、クリスマスとは多少違った盛り上がりも多少見え隠れだが、日本ほどではないような。

自分はというと、結局何となくバタバタと忙しくて、今年の振り返りやら、来年に向けての抱負を考えるゆっくりとした時間がなく来てしまった。情けなさし。。とはいえ、少し隙間時間で見かけたBlog記事のなかに、自分が無意識に感じていたことを言葉にされていたものを見かけたので、少しここで備忘録も兼ねて書いてみる。

以前のポストでも触れたことのある、日経新聞のビジネスリーダーによるブログシリーズのなかに、女性起業家の方のブログがある。残念ながらこの方のシリーズは終わりになってしまうよなのだが、最後の2つの記事から心に響いたこと。(彼女の言葉は起業・経営を通じて実践していることなので、今の生活立ち上げ期にある自分とはレベル感がかなり違い、こうしてブログに引用させていただくのは少し気が引けるが・・・・)

1つ目の記事は、新しいことへのチャレンジについて。自分の場合は、大それたことはできなかったけれど、今回オランダに移住してきて、今までのキャリアを積み上げるなかとは違った側面で、きついなと思うチャレンジ場面に幾つか出くわしてきた。まさにその時、「Excuse」探しを仕掛けたものの、結局踏ん切りをつけて、飛び込む・続けるということをしてきたことが多かった。最後は完全な形で成功したことばかりではなくても、やはりやった意義は感じられただけに、とても共感する言葉(以下)。これは来年以降も心がけていきたいなと思う。

「新しいことを始めることは案外おっくうですし、やらなくて済ませる理由は山ほど見つけられます。それでも、挑戦は常に新しい発見や学びを私にもたらしてくれますし、仕事にも生きることをたくさん得られるので継続できる。小さなことでいいので、おっくうがらずに、まずはやってみるということをお勧めします。」

そして最後の記事で心に響いたことは2つ。まず1つ目は、先だってのブログでも書いた前職の会社のお友達との再会時にも、改めて目を開かされたことにつながる言葉。特に今年オランダ移住にあたって、そして移住後に、幾つも想定外のハプニングが続き、何度か折れそうな局面があった。その時に前に進むかどうかの決断の時には、当然ながら失敗したら、その後はどうなるのか・・・ということばかり考えてしまう。でも、心があって歩み始めていたこと、先に進められる道を探す・心持でいく方が後悔がないように感じる。

「行く末、つまり未来に不安はつきものですが、立ち止まって悩むより、心を定めて道を切り拓く方が良い結果につながると、自分の経験、特に起業を通じて確信しています」


そして最後は年始の誓いという考え方について。ここ最近自分の力や努力で何とかならないものが幾つかあり、ついつい「神様へのお願い」になりがちだったのだけれど、少し心を強く持って、「誓う」という心がけにしてみようかなと感じた。
「『神様や仏様にはお願いするのではなく、自分はこうしますので見ていてください、と誓うものなのよ』と教えられました。経営トップとして、事業目標の達成に邁進することは当然のことながら、思うようにならないことが続き、先の見通しも立てづらい時でもひるんだり、ぶれたりしないで、目の前の現実と飽きもせず格闘するエネルギーレベルを維持することがここ数年来のテーマです。来たる2013年には、そのエネルギーレベルをさらにアップさせるような具体的な挑戦を誓ってみるつもりです」

こうした出逢った言葉・考えを頭におきつつ、年明け時に2013年のチャレンジ・過ごし方について改めて考えてみようかなと思う。

最後に、この1年間、もがきどおしだった自分を支えてくれたオランダ・日本の家族、メール・スカイプ・Facebookなどを通じて直接・間接的な励ましをくれた友人たちには本当に感謝の気持ちで一杯です。その存在なくしては、小さな前進でしかなかったけれど、こうして前を向いて歩いてこられなかったかなと思います。ありきたりの言葉になってしまうのが歯がゆいですが、本当に有難う。これからもよろしくお願いします!


Saturday 29 December 2012

マンゴーの食べ時は!?

先日クリスマス前に、クリスマス休暇分の野菜・果物類をごそっと購入したのだが、たまたまリストに「Mango」の文字を見つけて、思いきって注文してみる。

日本では、昔に比べると、マンゴー味デザート(プリンやミニパフェ)は今や至る所で目にするようになった。でもオランダに来てみると、案外露出度が低い。ということで、二人が好きなマンゴープリンを手作りしてみるかと思って、マンゴージュースや缶詰を探してみるが、オランダ系のスーパーマーケットではマンゴジュースはかろうじて見つけても、缶づめが見つからない。(少なくとも近所では) 知恵を絞って(??)、アジア系食材店でも探してみたが、缶づめは見つからない。(探した場所が悪かった?) ちなみに1度、近所のスーパーマーケットでアボガドを買った際、若いオランダ人レジ係の人から、「これ何?マンゴ?」と聞かれた。彼らから見ると、アボガド、マンゴなどの類は一緒くたになっているようだ。

そんな経緯もあって、日本では果物単体として買って家で食べたことがないのに、手に入れたマンゴー。いざ目の前に現れるとイメージと違う!完全に緑色。確かに、熟す前の緑色のアボガドを大きくしたみたいだ。今となって、レジ係のお姉さんが間違えた理由が何となく想像できてきた。(勿論大きさや皮の感じは全く違うけれど。。)

更には触るととても固い!とりあえず素人目でみても、今は食べ時ではないことが分かり、とりあえず冷蔵庫に入れてみる。そして何日か様子を見るが、いつまでたっても緑色で固いまま。そこで、今度は食卓に暫く放置しておいてみる。すると徐々に徐々に一部が黄色くなり、その黄色部分が広がってくる。とはいえ、購入して1週間近くが経とうとしているのにやけに遅くないかと思い、今更ながらネットで検索。すると、沢山結果が出てくる・・・つまりはどうやらマンゴの食べ時をかぎわけるのはちょっと難しいらしい(今更知るとは、恥ずかしいものの。。。)

さらなる発見(!)は、マンゴーには幾つも種類があり、食べごろの見分け方も多少違う様子。マーケットそれも、注文して他のものと一緒くたに手に入れたので、どこの産地のどの種類のマンゴかも分からず、とりあえず情報を横目に推測中(!)


1つは、どうやらアメリカ産に緑色のマンゴーというものもあり、食べごろでも緑色のままらしく見極めが難しいらしいのだが、こうして少し黄色部分がでてくるるということは、アメリカ産ではなさそう。もう1つ緑色から黄色になるマンゴーの種類があるみたいなので、今のところこれがそうなのかな? 幾つかのサイトによると、このマンゴーだとしたならば、全体が黄色なり、食べごろな匂い(どんなん?)がして、皮がちょっとべとついてくるとか。今はこの情報に頼るしかなさそう。 もう1つ気に掛ったのは、購入後決して冷蔵庫に入れてはいけなかったらしい。場合によってはこれで完全に成熟しなくなるらしい。一度冷蔵庫で保存しちゃったので、ちょっと不安だが、何とか食べれることを願って!

そしてマンゴーがなかなか食べごろにならなさそうなので、りんごのコンポートを作りにもチャレンジ。いつもはリンゴを少量の水とさっと煮てしまうだけなのだが、今回は、白ワインとレモン、そして剥いた皮も含めてルクルーゼを使って煮込んでみる。 すると、いつも使う他のお鍋で煮る時間よりあまりの短時間にして、完全にくたくたに溶けだし、瞬く間にリンゴのムースになってしまった。。とほほ。。ま、めげずに、めげずに!

Friday 28 December 2012

今年最後の一仕事。(ちょっと小さめ)

年末も押し迫ったなか、先だって翻訳案件の打診が入る。クリスマス~年始は思い切りOffにして、色々なことを整理したかったのだが、年末年始で翻訳依頼を受ける人が少ないからかとは思うが、未だ翻訳スキルが安定しない自分を使ってもらえることを有難く感じ、交渉をして稼働日・量を絞って受注。

あまり大型案件を請け負ってしまうと、スキル的にも、家事や病人対応的にも、一杯一杯になってしまうので、今はこうして自分で手に負える範囲で仕事をする状態が一番良いようだ。東京にいる頃はついつい、自分が稼動できる時間は最大限頑張ってしまう傾向があったので(徹夜近い状態になろうと・・・)、仕事に対する姿勢が多少変わってきたように思う。

そしてこの最新受注案件に取り組んで2日。受注後に状況が変わったり、比較的自分がくみしやすい内容だったようで、想定より早めに仕上がる。そして無事今年のお仕事全て終了!さらに、今日紆余曲折あったが、これまでの対価が始めてオランダの自分の銀行口座に振り込まれているのを目にし、昨年までのフル稼働でのお仕事状態から比べると、何と稼ぎぶりが違うことかと思うが、出て行く一方だったお金が少し入ってきて、妙に嬉しい。

来年はできればオフィス仕事にありつけるといいのだけれど、周りの状況を見聞きしていると、それなりの経験・力のある知人友人が失職したりと、労働マーケットは必ずしも未だ上向きにはなっていない様子。それに自分自身の状況としても、オランダ語勉強(・・・試験勉強対策考えなくちゃ)、家事もあるし、牧場のお手伝いが急に入ることもあるし、今は即フルタイムで働けるように思えない。ということで、就職活動もしつつも、今の請負仕事を暫くは大事にしなくてはと思う。

何はともあれ、社会&家族の財政的な貢献度はないに等しいけれど、無事今日年内最後の仕事が終わったことで、ちょっと安心&充実感。少し年末年始だけはゆるりと過ごし、また年明け後、少しずつ頑張ろう!



Thursday 27 December 2012

TOP2000 - NL Radio2!

12月24日頃からだったか、やおら我がパートナーが嬉しそうにラジオのスイッチを入れる。そして一言、「Top2000が始まった!」

よくよく聞いてみると、年末までに掛けて、毎日人気投票の結果、2000位から1位まで段々にカウントダウンして曲を流していくらしい。かつてはTop100だったか、200だったからしいのだが、いつの頃からかトップ2000になったとのこと。

そしてDJがスタジオで終日曲が永遠と流すだけではなく、どうやらスタジオは観客が2時間交代で入れるようになっているらしく、途中DJが新しい観客に「ようこそ!」といった投げかけをする声も。

そしてランキングしている曲はというと、さすがにオランダでのトップ2000ということで、US/UKの世界的に有名なシンガーの曲だけではないので、知らない曲も沢山。一方で意外だったのは、何と1曲日本の曲が入選!どの曲かというと、坂本九さんの「上を向いて歩こう」。ラッキーなことに、丁度この曲が流れる時に、自宅におり、聞くことができた。何だか嬉しい気分に。

この番組、専用のWeb Siteおよび、Top2000リストページもあった。ご興味がある方は是非覗いてみてください!

Wednesday 26 December 2012

久々のお買い物 at Outlet。

オランダに移住してきて以来、田舎暮らし&無収入(に近い状態)だったこともあり、洋服・靴類はほぼ買わずに来た。

物理的に不要だったこともあるが、引越しで東京から運んできた洋服・靴類を見て、ため息が出たことも1つ。何だか似たようなものを幾つももっていたり、暫く着ないで来たものが沢山がありすぎて(我がパートナーは自分以上だけれど!)、引越し先の家が瞬く間に物で埋め尽くされたことも少し影響。少し身軽になりたくなって、本当に必要なものでない限り、極力買わないようにしたいなと思ったのだ。

しかし何故東京に居る頃はこんなに物を買っていたのか。やはり知らず知らずに流行に流されていたのも1つ。ファッション雑誌をたまに手に取ると、今までとは違うものが欲しくなってみたり、街を歩いていると沢山のものが目に飛び込んできて、ついつい色々な言い訳(今月は仕事頑張ったから、ご褒美!とか)を自分でつくっていた気がする。また仕事が多忙で、発散したいストレスが買い物に出ていたこともある。たまに仕事を少し早く上がれると、夜10時頃までやっているお店・百貨店的なところにふらふらっと吸い込まれるように入り、衝動買いをすることも。

それはさておき。とりあえずこれまでもっていた洋服類で生き延びてこられたものの、多少はやはり気候の違うオランダ。幾つかどうしても必要に感じて欲しいものがでてきた。そして折角買うならば質の良いものを良価で!(ん?これもまだ言い訳)ということで、クリスマスの翌日、Roermondというところにあるアウトレットに繰り出すことに!

ここは、ドイツのデュッセルドルフなどの街からも車で1時間半程度で、実は10年近く前にドイツ出張の合間の休日に、クライアントさんに車でつれてきていただいたことがある。(当時は、こうして2度とこの地に舞い戻るとは思いもしなかったが!)もともとあまりいわゆる”ブランド”と呼ばれるものに固執しない性質だったので、自分からアウトレットを開拓することがなかったのだが、ここに来たときについついいい物をお買い得で買った”成功体験”がある。また我がパートナーの日本時代の同僚の皆さんも、オランダ出張の折にはここでよいお買い物をすると聞いているので、久しぶりに少しお買い物にワクワク。

ちなみに我がローカルのあたりでは、未だ12月26日は2eクリスマスと呼ばれていることもあり、全てのお店が閉まっていたのだが、このアウトレットは363日オープン、かつ大元の運営母体の会社がイギリス系なのか、今日26日を”Boxing Day”という呼び、既にオープン。遅い出だしで到着すると、駐車場は渋滞・・・停める場所をゲットするまでに30分以上もかかってしまった。少し横道にそれるが、この混み具合に貢献していたのは、オランダ人のみならず、ドイツ人、そして中国・韓国・インドから来ている(あるいはこの辺りに住んでいる?)人たち。何しろ、案内表示には中国語が出ていることが物語っている。かつては日本人が多かったと思うのだが、今は彼らのBuyingパワーは凄い勢いを持っているように思う。

さていざお店巡りへ。見てみるとやはり安いし、それなりにいいなと思うものがあった。どうしても必要で欲しかったものを、幾つかのお店で見比べ、最初考えていたのと少しイメージは違うものになったけれど、無事購入。最初考えていた予算も少しオーバーしてしまったが、元値を考えるとお買い得だし、何より質がよくて品が良いものだったので、長く使えると確信して、決断。

その他も、ついつい見ると食指を伸ばしたくなる昔の自分が顔を見せかけたけれど、今回は我慢。本当に欲しいものだけに絞ったショッピングだったけど、結構楽しかった。次回また何かどうしても欲しいものが出てきたときには、頃あいを見計らって繰り出すかな?

Tuesday 25 December 2012

オランダ住人としての初めてのクリスマス。

2年ほど前に、旅行として訪れたクリスマスのオランダ。今年は、オランダ移住後の初めてのクリスマス。

24日のイブは、TVを見ていると、大きな都市は人だかりも沢山あって、いつもと違う!という雰囲気が満載ではあっったし、教会でのミサはあるし、それなりにいつもと食事内容が違うらしいが、想像していたより少し慎ましやか。日本の”クリスマス”イベントが24日の方がメインに感じるのとはちょっと違う。

今回我が家は、24日は我がパートナーと二人で家クリスマスディナーをし、夜は村の教会のミサに出向くことに。そして25日は、これまた我がパートナーのホームタウンの隣村の教会のミサへのお出かけと、両親よりご招待を受けて、彼らの家でのクリスマスディナー(とはいえ通常のディナーより早めの時間の開始)。

村の教会は、ほぼ毎日に近く通りかかっているものの、今回初めて中に入ることに。24日のイブは2回ミサがあり、我が家は後発の夜10時スタートのミサへ。中に入ると、随分大きい!また子供の頃に通っていた東京のプロテスタント教会や、イギリス留学中にホストマザーといったプロテスタント教会と比べると、何だか明るい雰囲気。ライトやキャンドルが多い他、中で村のボランティアらしき人たちからなる聖歌隊のような方々が生で歌を歌っていたからかしらかもしれない。そして全般的に厳正なものではあるけれど、暖かな雰囲気で終了。

そして今日25日。今度は隣村の教会へ。こちらも思ったより、大きく・明るい。そしてここでの驚き。牧師さんがインド人!どうやら牧師さんのなり手が減っていて、海外から人を連れてきているとか。とはいえ、ミサでのお話はオランダ語。話を始める最初に、「今オランダ語を勉強中なので、少し分かりづらいところもあるかもしれないけれど・・・」と断りを入れていたようなのだけれど、我がパートナー曰く、そんなに悪くはないオランダ語だとか。そしてミサ参加者のオランダ人たちは、その牧師さんのお話にしっかりと耳を傾け、従う。半世紀前には想像もつかなかった光景なのでは・・・なんて思う。(左の写真はミサ終了後の写真)



そしてこの日の締めは、ファミリーディナー。いろいろと盛りだくさんなご馳走をいただき、楽しく過ごす。でもやはり彼のご両親も段々と年を取ってきているので、自分の子供&子供たちのパートナーで気兼ねない間柄とはいえ、ゲストとしてもてなすのも大変になってきたので、今年で最後かななんて言われたところ。我がパートナー末弟が提案。来年からは我が家と末弟がホストになって、みんなをもてなそうと!特に料理という意味では大役すぎるが(我が男性陣が料理するとは思えないので、自動的に自分が担当になるから。。)、ぜひ来年はその形を実現したいなと思う。いつも本当によくしてもらっているので、何か感謝の気持ちを表せる場になるかもしれなし、またこうして「家族」の一員になれることがとても嬉しく感じる。

など。あっという間の2日間のクリスマスイブ&クリスマス。明日26日はオランダでは2eクリスマス(クリスマス2日目)と呼ばれる日なので、完全終了ではないけれど、色々な意味で充実&満喫した2日間。


Monday 24 December 2012

クリスマス前・・・ちょっとしたひと騒動?

先々週ほどから、徐々にクリスマス休暇に備えて、各お店・マーケットからの発信が増えてきた。我が村には、村の新聞があるのだが、いつもであれば、今週のお買い得品!とかの情報が載るところ、毎週注文リストテンプレートが差し込まれている。どうやらクリスマス用の需要を事前予測して、マネージできるようにとのことらしい。

ということで我が家は、いつも週1回トラックを乗り付けてやってくる野菜のマーケットへ発注と、村のパン屋さんへの発注を済ませる。 そして両方共に、受け取り最終日のクリスマスイブの今日、品物を受け取る。 受け取りに出向いた際に、他の人達が受けっとっている状況をみると、物凄い量を抱えて帰っていく。例えば、大きな大きなホールケーキが入っている様子の箱を3箱に、その他普通のパン類など。(休み中に毎日ケーキ!?)

更にはスーパーマーケット。昨晩たまたまニュースを見ていたら、「いつもは日曜日閉まっているスーパーもやっています」と、その様子を映し出したり、この期間の食糧需要に対するマネージの大変さを取材して流していたり。 他人事と思っていたら、我が村の大型チェーンスーパーも、どうやらいつもはやっていない日曜日の昨日、開いていたらしい!それにも関わらず、クリスマス休暇前の本日、スーパーに出向くと、スーパー前の駐車場が一杯で、近くのレストランや教会の駐車場まで一杯に。そして見ていると、何と、通常の買い物品の他、沢山のアルコール、甘いもの、スナック、などなど買いだしていることか。実際25-26日の二日しか休みではないのに、物凄い量の買い出し。圧巻。

TVを見ると、大都市はかなりにぎやかな特別イベントで盛り上がっている感じではあるが、田舎であるここは、家族でゆっくりと過ごす家庭も多そう。 かくいう我が家も、今日は二人でお家クリスマスディナー、明日は我がパートナー両親宅で、家族全員集合。少しゆっくりできるといいな。

Friday 21 December 2012

努力をすることを認める文化。

ずっと会おう会おうと連絡を取り合うものの、なかなかタイミングがお互い合わず、再会が実現しなかった前職の会社のオランダオフィスの友人。やっとのことで、年末ぎりぎり、再会を果たす。

実は、この彼とはひょんな縁で知り合った。2年近く前、事情があってオランダに少し滞在した際、前職の会社のオランダオフィスで仕事するスペースを曲がりしたのだが、その仕事部屋の主が彼。何とたまたま日本が大好きで日本語を独力で勉強していたという彼、自分と知り合えたことをとても喜んでくれていて、2年近く不定期ながら、メールでKeep In Touchをしていた。

今回自分がオランダに移住してきた後も、メールベースではあるが、本当に沢山のアドバイス、サポートや気遣いをしてくれてきた。多分、彼のバックグランドと経験からくる優しさがあるように感じる。彼は自分のオリジンを持つ国から違う国に小さいころに移民して育ち(両方とも欧州だが)、さらにオランダ人の奥さんと結婚したことでまた新たな国(オランダ)で過ごしている。多くは語らないが、彼なりに大変なこと・難しいことも乗り越えた結果の優しさと強さを秘めているように感じ、それ故にこうして力になろうとしてくれるのかなと感じる。

さて、いざ再会。2年近く会っていなかったのだが、メールのやり取りも多かったので、すぐに話は弾む。レストランへ歩く道すがらも、早速結構深い話に。何の話の流れでなったのか忘れてしまったが、今回心に響いた1つが、「ヨーロッパは沢山の努力をする人をレスペクトするところ。結果だけで人をレスペクトしない。短期的に成果を出すとか、結果だけを求めるタイプの人にとっては、最終的に根を下ろすのは難しい地だと思う」という言葉。そして「きみがこうやって真摯に努力している限り、たとえすぐに結果に結びつかないことかもしれないけれど、周りの人たちは何かの形でサポートをしようとしてくれる」と。

何となく最初は少し意外な感じがしたのだが、彼が指摘しているように自分が直面している状況も振り返ると、なかなか目が出ず・結果が出ずにもごもごしている自分なのに、いつも辛抱強く相手をしたり、励ましをしてくれたりした人たちを思いかえす。たまたま自分は本当に恵まれていて、周りにいた人たちがいい人すぎる人たちだったのかもと思っていたのだけれど、もともとの人に対する見方・考え方も影響していたのかなと思いはじめる。

また前にもブログで書いたのだけれど、Samenspraakでのボランティアをして下さっているオランダ人ご夫人が言っていた言葉もつながる。オランダ語の中級集中コースが思いの他大変そうで、完走できるか分からないと始る前に話した際に、「自分ができる限りの努力をすることが大切で、その結果として例えテストが再試になろうと、関係ない。楽しんで頑張ってらっしゃい」という言葉。何だか自分が出くわしてきた言葉や、ほわっと感じていただけで、全てが点で点在していた事柄が、彼の言葉で線になった感じがした。

最後にもう1つ。今を生きるということ。再三周りに言われてきているのだが、またこの彼から言われたこと。何かもし予期しないできごとが起きても、きっと乗り越えられると思って、その変化をむしろ楽しめばいいと思うよと。ついついもうやり直しの利かない年齢なんじゃないかとか、不安になるといらぬことに気をとられるが、早くこのとらわれた考えを断ち切らなきゃと思う。勿論、とはいえ、年齢が足かせになることもあるのも事実ではあるし、そう簡単なことではないとは思うが、何かあって追い詰められれば切り開く力があるはずと、自分を少し信じてあげることも大切なのかなと。

ということで、オランダに移ってきてもうすぐ約1年。改めてこれまでを振り返り、前を向いて進むきっかけをもらう良いきっかけになった。


Thursday 20 December 2012

期間限定・・・3日間の車所有者。

少ない額でも一定の安定した収入が入るようになったらネ・・・・と、ずっと保留中の車購入。中古で小さめのものを選べば、車そのものを買うお金は工面できなくもないけれど、車を保持する税金・保険・ガス代を考えると、今の時折請け負う程度のお仕事では、やはりなかなか踏ん切りがつかない。そんな訳で、冬になった今も、どこへ行くのも自転車&公共交通手段を活用。

とはいえ、オランダは天候が安定しなかったり(晴れていたと思えば、激しい雨!とか)、冬はさすがに寒くなってきて、自転車で片道30分かけて隣村に行く用事があると、やはり一苦労。とうとう今週初めは、出かける前にネットで短時間天気予報を見ていたにも関わらず、途中で大雨にあり、寒いなかずぶ濡れ。引きかけの風邪を悪化させて熱を出す。

遊びに行くためであれば、天候が安定した日を選ぶこともできるが、一応家のお手伝いで、毎日決まった時間に出かけるとなると、避けるものも避けられない。ということで、諸事情により、どうしても何度も行き来しなくてはいけない状況になった今週、小さな車をレンタルしてもらうことに。

去年の春にマニュアルの免許を取って以来、オランダの自動車レッスン以外は、ほんのたまにしか運転できる機会がなく、また我がパートナーの比較的大き目の車ばかりで、いつもこわごわ運転していた。その上、横に乗る人がいつも怖い(!) 自分で考えて運転したいのに、行動に移す前に、これしろ、これ気をつけろ、何やってるんだ!などなど。ほっておいてくれー!と何度か逆切れしたものの、効果はあまりなし。そんな訳で、運転して楽しい経験は殆どなし(特にオランダに来てから)。それが今回、小型車とはいえ、1人で動き回ることになったので、嬉しさ半分、怖さ半分。

折角借りたのだから、おうちの手伝い以外にも、ドライブしてみるといいよ~と言われたものの、こんなときに限りタイミング悪く(!)、超Urgentの請負案件が舞い込み、最初の2日間は必要な箇所を動き回るだけ。それでも、小さな車だと小回りが利くし、周りも見渡しやすくて、運転しやすく、多少こわごわながらも、運転する楽しさを満喫。またこれまで1つの手伝いをするのに往復1時間掛かっていたのが、往復20分で済むとなると、少し気持ちにゆとりも出てくる。

そしてとうとう最終日には、少し遠出することに成功。前職の会社のオランダオフィスのお友達とのランチアポのため、少し遠い街に出かけることになっていたので、今回は近くの駅まで車で出向き、駅で車を駐車しておき(無料!)、電車に乗り換えてお出かけ。今までならば直行とはいえ色々な村を経由するバスに乗って、電車の駅に出ていたので下手すると1時間掛かっていたのだが、何と15分で到着!拍子抜け。

こうして見ると、やはり田舎暮らしでは、車があるとないとでは、大分生活感が変わってくるように感じる。ガソリン代が高いので、そんなに頻繁に長距離で出かけることはできないが、格段に行動範囲も広げられるし、時間も有効に転用できる。ということで、やはり車欲しいな・・・と夢が膨らむ。

オランダでは、車種によって税金の額が違うらしく、高級車になるほど、取られる額も当然ながら高くなる。でも、最近小耳に挟んだ情報によると、ほんの一部の限定車については税金が取られないとか?(ほんとかな?) それであれば、もしかしたら・・・?なんて。いずれにしても、少し安定した収入が得られる努力も怠らずに続けなくてはと思う、今日この頃。

Wednesday 19 December 2012

クリスマスの飾り物・・・手作り中。

12月5日のシンタクラースの日が過ぎ、1週間と暫く経った頃から、ポツリポツリと村の光景に変化が。そして思い起こすのは、昔見たドイツやイギリスの住宅街のイルミネーションのイメージ。

あまりクリスマス的な飾りつけがないなと思っていたのだが、どうやらこれは時期尚早だったよう。東京にいる頃には、11月末くらいからデパートやメインストリートで大掛かりにイルミネーションが始るので、ついつい勘違いだったよう。

特にここは住宅街(村)なので、どこか1箇所にどかんとライトアップがあるというよりは、各家庭が家の前のお庭(大体は裏にもお庭あり!)スペースに、それぞれ思い思いにライトを飾っている。大きな木には、雨が降っても使える外専用の電球を沢山つけていたり、サンタクロースやトナカイなどを象った電飾を置いていたり。はたまた屋根の端の部分(家一周分)に電飾をつけたり。また居間にある大きな窓(オランダの特徴!)の周りに同じく電飾を飾ったり。夕方早くに日が暮れるので、道を通るときには、本当にため息がでるほど綺麗な光景。(いつか写真をとってアップ予定!)

更には、家のなかの飾り。雑貨・インテリア系、花・植物系のお店に行くと、沢山の飾りが売られている。そして、出来上がり品だけでなく、自分たちで飾りを工夫できるような、材料類も!例えば、松ぼっくり、木の端、石、草などなど。値段もお手ごろ(大体2-4ユーロで、パックになって売っている)なので、2パックほど買ってみる。またよくよく自分の家で眠っているキャンドル入れ、花瓶などを見ると、使えるものが結構あることを発見!

ということで、お店でデモ用に飾られているものを頭に入れつつ、インスピレーションを得つつ、試しに作ってみることに。結構色々できあがり。また「貧乏」生活でも、本当に欲しいものが研ぎ澄まされたり、工夫できる楽しみを知ったロンドンでの生活を思わず思い出したり。マダマダ雑誌や、他のおうちの飾りを見て勉強しないと、センスよくできないけれど、初めてのトライ、なかなか楽しい。病み付きになりそう!(未だもう少し作成予定!笑)

日本で買った無印良品の透明なケースに、今回買った松ぼっくり・木の端、草類を置いてみました。キャンドル入れはこれまたむかーし日本のIKEAで買ったもの。うーん、本当にこうしてみると、棚に眠っているものが沢山ある!




昔デンマーク旅行中に、ロイヤルコペンハーゲンのアウトレット工場でかったキャンドル入れの周りに、クリスマスツリーに飾る銀色の玉で飾り付けしてみました




オランダや日本のIKEAで昔買ったシンプルな花瓶やキャンドル立てのなかに、近所で前に買ったキャンドルを飾るための白い石と、今回買った松ぼっくり類、そしてクリスマスツリーに飾る銀色の玉を入れてみました~  





これまた昔日本のIKEAで買ったキャンドル立て&キャンドル。そこに昔ドイツで買ったキャンドルを飾る用の透明なビーズと、オランダで買った松ぼっくりを組合せ!




オランダに来てから買った、お買い得なキャンドル入れ。暫く棚に眠っていたものが、このクリスマスのお花に合うことを発見し活用!










Sunday 16 December 2012

日本での様子に(少し)感じる危機感。

日本での国政選挙・都知事選挙などが終わって約1週間。何となく色々と感じることがあり、備忘録的にちょっと書いてみる。

まず今回の選挙戦を見ていて、一部ではあるが、政治家の方々の言動にげんなりする場面が多かった。「ポリティカル」に動くことを開き直ったように「是」とする政治家たち、これまで殆どの人たちが知らず、最近になってオフレコのように伝わってきている原発関連の事実を、開き直るように肯定する政治家たち。自分たちの対抗馬となる政党・人を徹底的にこき下ろす政治家たち。どこか芯のしっかりとした強い「人」を見つけることが非常に難しかったように思う。今はまさに1つの岐路だと思うのだが、この強い・まっとうな志のあるリーダー不在の日本はどこに向かってしまうのか、やはり不安に感じる。

ただたまたまインターネットで調べ物をしているときに、自分の経験からくる強い想いを秘めて立候補をしている若手の人たちを見つけたときには、マダマダ日本にも良識ある、将来楽しみな人がいる!と嬉しくなったりするものの、こうした少数派の人たちが心折れずに、志を持ち続けられることを切に願う。

一方、私たち一般の人たちに目を移してみると、ここもまた危うさを感じる。今回は、今までの選挙では見たことのないほど、多分危機感からきているであろう盛り上がりがあったのだが(少なくとも自分の年代は)、色々なものの見方、捉え方、発言の仕方、他、非常に危うさを感じた。自分が「これを支持したい」という具体的なものを見出し、サポートすることは問題ない。ただ、その自分が信じた方向にいる人たちやその考えの先導者たちに、流されすぎて、ある種、過激化していたように感じる。

自分が正しいと思うことを主張するのは良いのだが、それ以外のことを、目・耳を傾けずに闇雲に批判する。極端にふれた人たちは、自分がサポートしたくない人・集団をひとくくりにして、汚い言葉で徹底的に罵倒する。どうしてこんなことになってしまっているのだろうか。

そこでふと思い出したのが、自分がMBA留学したときも、そしてアメリカ系の外資系企業で働いていたときにも、日本人が「傾向として」(全員ではない!)、議論慣れしていない。また意見を公然と述べるということも慣れていないところがあり、他国の人たちと仕事をする際になかなか力を発揮しきれない課題があった。(アジア圏の他の国の人たちにも多いが) 英国留学した時に本コースが始る前の英語コースでは、英語が苦手だから意見が出せないというだけではなく、教育による違いからきていると指摘を受け、妙に納得。

今の学校は分からないけれど、自分たちまでの世代は少なくとも、授業では先生から一方的に何か(それもどちらかというと「事実」的なこと)を教わり、特に意見を多く求められる機会も少なく、テストでは「先生から教わったことを、いかに理解して、Re-produceできるか」が大多数の評価軸になっていた。残念ながらこれは、大学の授業の一部(特に教養的な授業)でも続いた。つまり、何か物事を多面的に捉えること・Critical Thinkingすることが訓練されていないし、議論をしながら(即座に)意見をまとめる・発表するという訓練もほとんどなく過ごしている。そうした環境で大きくなっているので、今見受けられる状況も、なるべくしてなったように感じ始めた。

これからは上の人たちがこうしているから、こう言っているからと、右に倣えでただただ頑張る時代は終わり、これからは自分たちの将来を自分たちがしっかりと考え、動いていかなくてはいけない時代に来ているように思う。そのようななか、誰か扇動的に過激なことをしている人たちに流されたり、一方的に乱暴に自分の考え・意見を押し付けるのではなく、一人一人が、もっとまっとうな議論ができる力を見につけなければいけないのではと感じる。

そして、子供たちへの教育の仕組み・制度も、この点についてしっかりと力をつけられるよう、考えられたものになる必要があるのではと思う。言うは易し、、、だけれど・・・、自分も含め、今本気で考え直す・立て直す時に来ている気がする。

Saturday 15 December 2012

Dusseldorf (ドイツ)のクリスマスマーケット。

ここオランダに引っ越してくるまで、勘違いしていたこと。それはヨーロッパの殆どの国(特に大陸部)では、どこでもクリスマスマーケットがある・・・という誤解。

もう1つ昔誤解していたこと。それはクリスマスマーケットはクリスマスの日に出るものだということ。(超極端。。。) そんな訳で、実は10年ほど前、クリスマスマーケットに密かに憧れて、12月24日現地着でのドイツの北部(ハンブルグ&リューベック)へと一人旅を敢行したことがある。(とはいえ、情報をしっかりと調べた訳ではなかったので、この2つの街が特別クリスマスマーケットを目的とした旅の場合、適切だったかというと・・・・)

空港に降り立ち、ホテルまでタクシーに乗ると、タクシーの運転手さんが物凄く気の毒そうに、「クリスマスなのに、何故こんなところまで一人できたのかい?もしかして家族や友達がいないのか?」と聞かれた。 少し怪訝に思ったのだが、翌朝全てが判明。何と、街はほぼ人っ子ひとりいない!そしてお店は全て閉まっているではないか!それでもここまで来たのだからと、店が閉まっていても見る価値のありそうな場所を見つけ(街並みが綺麗と触れこみがあったところ)、電車を乗り継いではるばるいくと、これまたがらんどう。街並みが綺麗というのは、お店が開いていたり、人がある程度いて成り立つものなのだと思い知らされた。

一応クリスマスマーケットが行われる日は勘違いしていたことは、このドイツへの旅で学んだのだが、それでも未だクリスマスマーケットはオランダであれば至るところにに出るものと思っていたら。何と拍子抜け。幾つか出ている地域はあるものの、想像していたより、場所が少ない。その上、我がパートナー家族・親族と話していたところ、元々クリスマスマーケットはドイツが発祥だとか!オランダの人達も、結構ドイツまで出向いているらしい。

ということで、この冬は、我がパートナーが日本勤務時代に一緒にお仕事させていただいていた日本人の同僚の方で、現在駐在・出張でこちらにいらっしゃる方々と、クリスマスマーケット見学&日本食買い出しのため、車でドイツのDusseldorfへ。(我が居住地からは1.5時間ほどと、オランダ国内をドライブするのとさして変わらず、便利!)

ここDusseldorfは、自分も前前職のお仕事で、担当していたクライアントさんの欧州統括本部があり、出張で何度か来たことがある。このクライアントさんに限らず、日本の大企業の幾つかが、この都市に拠点を構えていることもあり、確か、日本人の居住者がかなり多いと聞いている。その出張の時にも、お昼に定食屋さん(!)、夜に居酒屋さんや正式な日本食レストランに連れていっていただき、日本人の多さ&殆ど日本と変わらぬ食生活をできるところだなと驚いていた。

そして今回改めて来てみると・・・・ある一角(特に日航ホテルがあるあたり)は、沢山の日本系のお店&レストランが立ち並び、ここは日本或いはアジアの街かと思うほど! 看板を見ていても、海外でありがちな”怪しげな”日本語ではないし、当然ながら沢山の日本人の方々が歩いているのにも遭遇。日本食材店に入ってみると、オランダのお店との品揃いは一目瞭然!また値段もオランダに比べて大分こなれている。思わず、あれもこれもと手に取りたくなるところを抑えるのに必死になるほど。今度家の貯蓄してある日本食材が尽きたら、Dusseldorfに買い出しに来たいなと思う。

さて、もう1つの目的だったクリスマスマーケット。どこに出ているのかをあまり確認せずに来たので、まずは皆さんとぶらぶらと歩いてみる。道はどこもかしこもかなりの混雑。田舎暮らしが続いていたので、思わずドキドキ。歩いている人はというと、ドイツ人らしき人は勿論、どこかしこからオランダ語も聞こえてくる。そう、それもそのはず。自分たちが来る道すがら、何台のオランダの観光大型バスに出くわしたことか!みんなで繰り出して、クリスマス関連のものを買い出しにきているのだろうか。更に、街中では何度もオランダの警察官がさもや自分の庭のように、談笑しながら警備しているところに遭遇。 陸続きの国だからこそなせる技。

さて街を歩いていると、点在して10-20位の出店が出展した区域を幾つか発見。お店の構成としては、ホットワイン・フランクフルト・あげたポテトのようなスナックを売るお店、そしてキャンドルや飾り物を売っているお店など。(左の写真は、ホットワインのカップ!ホットワインを買う際に、支払うコップ代を取り返す必要がなければ、お持ち帰りも可能!我が家もお持ち帰り。) ただ、歩いて新しい出店区域を見つけても、どこも大体同じようなお店が出ており、どこで何を買おうとあまり変わりがないことは後で発覚。




それはさておき。折角ここまで繰り出してきたのと、未だクリスマス関連の飾り物がないそっけない家のため、今回キャンドル入れを購入。器そのものの雰囲気と、実際にキャンドルをともして飾られているのを見ると、大分印象は違う。店先でのサンプルを何度も見て、迷った挙句、右の2つを購入。青の方は、キャンドルなしで見るとそこまでひかれなかったのだが、キャンドルに火をともすと、気持ちが暖かくなるような綺麗なクリーム色(家の壁)が現れるその様子に一目ぼれ。

ということで、小さな買い物だったけれど、大満足。その後は、日本食レストラン(中に入ると本当に日本と同じ!)で軽い夕食を取り、帰途へ。またいつか来てみたいな。

Friday 14 December 2012

生産者側に立って見て感じること。

これまで都会育ちで、自分も、自分の周りも、製造業/サービス業/はたまた芸術的な分野といった界隈におり、所謂第一次産業(農業・漁業)に関わる・タッチする経験がなかった。

生き物を相手にしているから休めないとか、力仕事が多そうとか、天候などの逆らえない事項に左右されて大変そうとか、日本に関して言えば、海外の輸入品と戦わなくてはいけなくて大変そうとか、色々な印象はあっても(恥ずかしいほど幼稚な印象だけれど。。)、その仕事の本質や、そこで働いている人達のことを知る機会は殆どなかった。

そんな自分が、何の因果か縁あって、牧場に関わるようになり、色々と学ぶことが多い。また一方で、この立場になってからより目につくようになったのが、一部の偏った見方の意見に洗脳され、正しく状況を注視しないまま、農業・酪農の生産者側のやり方・姿勢をやみくもに批判する一般の人の書き込み。 非常にやるせない。そんな訳で、未だ未だ中途半端な学びではあるが、少し感じていることを書いてみようかという気持ちになった。

まず、第一次産業は、かなり人間が生きて行く上で、必要なものを生み出している産業のはずなのだが、これで生活を成り立たせるのは本当に大変。世の中に出回っている沢山の物・サービスの価格のなかで、その存在意義と労働度合いに見合ったものになっていないような気がして、少し切なくなってしまうほど。

例えば農場。我が牧場の羊、質の良い羊を生産することをモットーにしているのだが、生き物を相手にするので、質の良いものに育てるには、驚くほど手がかかる。休める暇がない。また世話をする人間は、「あ、今日は嵐のような風雨で、外でるのやだな」とか、「ちょっと熱っぽいから休みたいなぁ」という理屈が通じない。相手は待ってくれない。手が掛るのは勿論、誰か完全に自分の代わりをしてくれる人が見つからない限り、全く休めない。

さらには、それなりに評判が確立されているらしい我が牧場の羊たちだが、これだけ手塩にかけ、評判がよくとも、1匹売ると、どれ位なのか。自分の仕事に置き換えてみると、本当に驚く。例えば、ここ最近請け負っている短い翻訳の仕事を2-3本した金額。短期集中でやれば1週間半で稼いでしまう額。更にひどい比較は、昔やっていた仕事。お客様に請求していた自分の単価の2-3時間分。(実際手取りは会社ががっちりと沢山搾取していたので、本人のポケットには入っていないが・・・)

そしてふと思う。自分がやってきた仕事って、一体何の役に立っていたのか/いるのか。自分が翻訳した書類は、極端な話、書類は英語のままで、説明者が内容を理解して日本語で話せば成り立つ。切りつめるとするとまっさきにばっさり切れる作業。その他の仕事も、どれほど支払われていた給与に見合うほどの価値を出していたのかと思わず考えてしまう。(自分で自分の仕事をこんな言いようするのも切ないけれど・・・)必死で仕事をしていた時には、お客様が自分たちに支払って下さっているお金以上の価値を出す結果を出そうと頑張っていたけれど、その目指していた「価値」に対して今更ながら改めて違和感を感じ始める。(「改めて」と書いたのは、違った意味で違和感を感じ、実は一時とてものめり込んでやっていたとある職を辞め、転職したため)

また1個人としてという意味でも、何と表現してよいのか、人間としての成熟度などの点でも、強い人が多いように感じる。ここで働いている人達(多くは財政的に人を雇うのが難しいので、牧場主=メイン働き手で、子供たちが手伝うという形が多い)は、非常に前向きで、実直。またお互いの農場間での助け合いなどもあるので、暖かいハートの持ち主たち。またしっかりとやっていくために知恵や知識もしっかりあるので、大変なことがあっても悲壮感はない。そして何より自分の仕事に心から誇りを持っている。

色々ととりとめなく書いてしまったが、実際に経験してみると、感じること・知ることが沢山出てくる。場合によっては、自分が当たり前と思っていたことが覆ることだってある。一方的に”専門家”と称する人達が言う言葉は、ついついまるごと信頼してしまいがちだが、できる限り自分自身で少しでも調べる・知る・経験などをして、色々な視点を見ることの大切さも改めて感じる、今日この頃。(自分への戒めも含め!)

Wednesday 12 December 2012

小さな小さな喜び。

色々うまくいかないこと、家族の病気などの悩みもありながらも、何となくつつがなく日々が流れている日々。現在の居住している村は、移民らしき人は非常に少ないものの、子供・若者を除き、排他的雰囲気がない。知らない間柄でも、道ですれ違う時には、笑顔で挨拶を交わす。よって、怖いと思うことはないし、大きな疎外感を感じることはないのだが、お互いの領域に踏みいることがないという点で、完全に村のコミュニティーの中に入っているとは言えない。

ただ少しずつ、嬉しいことに、行きつけのお店の店員さんとは少しずつ会話が増えてきた。最初はパン屋さん。女性が2名と、片方の女性店員さん(店長?)の中学生位の娘さんらしき3人が切り盛りしているのだが、会話も買うパンの話⇒天候の話し(世界共通の無難なトピック!)⇒自分のことに移って来た。通常この村では何も言わないと、アジア系=All中国人に間違われるのだが、何と会話していると自分が日本から来たことを知った上で話が進む! やはり小さい村、どこかで話が多少出回っているのかな・・・とびっくりしたものの、こうして小さな話でもできるようになり、少し嬉しくなる。

そしてもう1つは週1度、村の中心にやってくる、野菜のマーケットでのこと。やはり非常にオランダ語がぎこちない自分、お店の人たちも、笑顔であるものの、何か距離感が大分あるように感じていた。それでも毎週欠かさず通っているからか、少し嬉しいことが。 マーケットに寄る前にやることがあり、お財布を持っていくのが煩わしかったため、今までで一番掛った額のお金だけをポケットに入れて、お買いもの。すると、期待を裏切り、50セント不足!即座に、「ゴメンナサイ、お金が足りないので、えと、、、どれを辞めようかな」など言っていると、「いいよいいよ、全部もってきな。来週50セント持ってきてくれればいいから!」と笑顔で切り返される。我がパートナーを介さず、未だ言葉ではつながりきれていないなかで、初めて自分で築いたある種小さな信頼関係を見出し、言葉に表しづらい嬉しさ!そして今日、会計の時に、「先週足りなかった分!」と渡そうとすると、「いいって!」と。結局まけてもらってしまったみたい。さらにはそのついでに、ちょっとばかり会話が弾む。そしてパン屋さんの店長・店員さんたちもそうなのだが、彼らが打ち解けたと分かるのは、別れ際の声の掛け方。今までの物凄い固い挨拶から、一歩進展!

日本に住んでいたならば、さして感じることもないかもしれないことではあるが、見た目でも明らかに異星人(特に子供の反応でこれは物凄く痛いほど感じる)、さらに言葉が壁となって感じていた人との大きな距離感が少しずつだけれど、縮まって来た嬉しさ。未だ未だ、本当に少数の関係性ではあるし、お店の人という特殊な立場な人達との間だけれど、少し心のなかにどこかあった凍りが溶けてきた感じな今日この頃。 :)

Tuesday 11 December 2012

今更ながら・・・オランダで初散髪!

オランダに引っ越す前、昨年の年末に散髪&矯正パーマを掛けて、そろそろ早1年。オランダに移って1-2か月程度で、水&シャンプー・リンスがうまく合わなかったからか、髪が異常に痛んでいたにも関わらず、何となく避けてきた美容院行き。

そのうち日本に一時帰国するときに、長年の付き合いの美容師さんに切ってもらえばいいし・・・とか、うまく言葉が伝わらなくてヘンテコな髪形になったらどうしようとか、万一切ってもらうときにはどこに行くのがいいのか迷っているなどなどで、すっかり時間が経ってしまった。

とはいえ、髪の傷み度合いもピークになり、覚悟を決めて、美容院に行くことに。それも、結局我がパートナーが昔から切ってもらっているところへ。話しには多少聞いていたのだけれど、これまでに自分のなかで出来上がっていた美容師さんのイメージと美容院の様子と、かなりの違い!我が村と同じ位の大きさの村のなかの住宅街にぽつっとある美容サロン。

中に入ると、想像以上に洗礼されたお店と美容師さんたち。(複数いることも想像外!) 今回英語は通じないと聞いていたので、多少切って欲しいイメージに近い昔の写真をiPodに入れて持参し、見せてみる。髪の量が多いので、自然な段を入れてすいてほしかったのだが、どう説明して通じるかなと思ったのだけれど、さすが慣れているようで、写真を見るとすぐに分かってくれた様子。そしていよいよ髪切りタイム!

ここずっと継続してかけていた矯正パーマがとれてしまっているので、少し思ったイメージとは違ったけれど、痛んだ部分がすっきりして、それなりにうまく切ってもらえたので満足。感じたのは、写真それも自分の写真を持って行ってしまうと、どうしてもこれと同じにしてあげなくちゃと思われてしまうのかな。でも自分としては、髪の質・状態が違うし、逆にイメージをベースにしつつ、美容師さんのセンスで良かれと思うアレンジしてもらってもよかったかもと思ったり。

ということで、次回はちょっとだけ冒険してみようかな?(調子に乗りすぎ?)


Monday 10 December 2012

クリスマスの木 購入計画。

シンタクラース関連の動きも、シンタクラースがやって来た12月5日を境にすっかり静かになり、少しずつ各家では、クリスマスの飾り付けがぽつりぽつりと増えてきた。

お庭にライトを飾ったり、道路に面したリビングルームの窓際にクリスマスの飾り付けを置いたり、様々。でも、比較的シンプルで、昔クリスマスの日にイギリスやドイツで目にしたような、”クリスマス!”と強く感じさせるほどの華やかさはない。

そして未だ日々色々なことがあって落ち着かない我が家ではあるが、折角だからクリスマスツリーは飾ろうよとの一声で、我がパートナと共に、いつもの行きつけのガーデニング店へ。気軽に楽しむために、フェイクのツリーを買おうと売り場に行ったところ・・・・高い!(日本と比べたら安いのかな?) それにやはり何となくプラスチックでできているので、何となくピンとこない。それに、今は借家に暮らしている身なので、今の家に合わせて買っても、その先万一家を買って引っ越したら合わないとすると、また無駄な荷物が増えるし・・・・と、「だったら、本物の小さなクリスマスの木を買って、クリスマス後はお庭で育てよう」と提案。

まずはどんな大きさで値段かを見に行くと・・・安い!自分の身長より少し小さい位の木でも20ユーロ前後。確かに毎年買っていたら、お庭がクリスマスの木だらけになっちゃうけれど、1つや2つ位なら、後々お庭にあってもそれなりに違った楽しみがあるだろうし、何より値段に心奪われる。とはいえ、結局即断はできず、この週末はクリスマスツリー計画はお預け。

ちなみに、特に田舎だからかもしれないが、我が村では2か所ほど、村の新聞に「クリスマスの木の特売会やります!」の広告がでていたり、大き目の道路横で、クリスマスツリー売りますの看板が出て、人々が車に運び込んでいる様子も多々見かける。

更には今日のニュースでも、森のようなところで、自分たちで木を切って帰っていく人達(一応お店みたい?)の様子とインタビューまで流れている。今のところ、外周りのデコレーション的には他国よりシンプルに見えるけれど、家の中は本物志向なのかな?

Sunday 9 December 2012

初めての在外選挙。

日本ではかなり盛り上がり始めている様子が伺える衆議院選挙。今回公示後から今日までの間、日本大使館にて投票ができるとの通知を受け、最終日となる本日デンハーグまで出向く。

今回あまりに色々な政党・候補者が出ているが、新聞社系のインターネット記事は各社の思考を反映した偏った取り上げられ方をされ、また一般の人達のネット上の声も当然ではあるがサポートする政党・政治家に肩入れした内容が多い。一番いいのは、自分の目で生で話をしている様子を、街かどやTVで見られるといいのだけれど、ネット上にビデオが載っては消されていいて、これもままならず。本当に自分が託したいと思う政党・人選びが結構大変。

とはいえ、やはり自分の国。今本当に岐路に立っているなか、放りだすのもどうかと感じ、自分でできる限りで情報を集め、結局当日の朝まで悩んだ挙句、投票所へ。

投票する人の数より、説明の人、立会の人が多いのでは・・・と思いつつ、日本の投票所(懐かしい!)とほぼ同じ仕切りのレイアウトが並ぶ場所へ。違うのは日本全国の候補者がファイルされているところから、自分の選挙区の候補者が一覧になっているページを示され、投票すること。投票したい政党・人を書いた紙は、2つ位の封筒に、それぞれシールの封でしっかりと閉じたうえ、更に自分の選挙区の管理委員会行きの封筒に入れて託す。

デンハーグまで車で1時間以上掛けて、所要約10分程度。とはいえ、この一票が少しは役に立つことを願って!

Saturday 8 December 2012

可愛いお庭の訪問者。

(過去分さかのぼってアップデート)

ここオランダのガーデニング関連のお店、そしてはたまたスーパーマーケットなどでも見かけるもの。これは、可愛い野鳥の巣箱や、野鳥用の餌。自然が好きで、お庭好きなオランダ人(田舎に住んでいる人だけかな?)、自分たちのお庭にこうした仕掛けをして、野鳥が訪ねてくれるのを楽しんでいる。

先日我が家も、我がパートナーご両親宅より、市販の野鳥用の餌をお裾分けいただき、早速お庭の木に設置。特に、丁度雪が降ってきているので、餌にありつきずらくなっている野鳥がきっと来るよ~との我がパートナーも一声。

すると・・・本当にすぐに寄りついてきた! 餌の周りに寄り、時には頭をもたげて必死に食べている! ちょっとした曲芸のような態勢をしている時も。

この餌玉、結構楽しい。もう少し設置場所を増やしてみようかなと考え中。

Friday 7 December 2012

オランダでの仕事探し。

オランダに移ってきて約11カ月が経過。この間、移民関連の手続き、オランダ語集中コースへの通学、新しい家への引っ越しなどもあり、局所的にしか就職活動ができていないものの、かなり難航中。

理由としては幾つかあるように感じる。1つは自分の経歴が中途半端。オランダ語もできない日本人である自分を使おうと思ってもらうには決定打が足りない。「日本人」というラベルではなく、1人間として見た場合でも、自分と同じ位(またそれ以上)の学歴・職歴・力量のオランダ人はいくらでもいる。日本とのビジネスを強化したいという流れがあれば別だが、今はそれよりは、欧州の別の国、アジア、インド、ブラジルといった場所の経験やコネクションの方が重宝がられているように見える。

そしてもう1つはネットワーク。以前にもブログで、自分個人の感触として、バックアップ・推薦してくれる人がいないで活動するには厳しいかもと書いたことがあると思うが、どうもやはりこれは大きい様子。ここ最近見かけた記事としては、1つはオランダ人の就職支援をビジネスとしている人が書いたもの。情報ソースは疑わしいものの、彼女が主張していたのは、「空きポジションの70%は、表だって公募される前に、人づての紹介で埋まっている。仕事を見つけたいのであれば、自分がここと思う会社を見定め、ネットワーキングをして、コネクションしてくれる人を見つける方がいい。さもなくば、正式にネットなどで公募されるポジションは、この不況下にあって200通以上の応募があり、そこから採用されるのは至難の業」と。

またアメリカ人あるいはイギリス人らしき人が掲示板に、「英語のネーティブスピーカー(オランダ語は全くできない)なのだけれど、オランダに移って3カ月以上たっても仕事が見つからない。どうしたら仕事が見つかるか誰かアドバイスして欲しい」という書き込みがあり、やはり色々な人達のアドバイスの書き込みにはネットワーキングをせよと書かれている。

自分が住んでいる地が田舎で、またあまり今遠くまで出歩けない状況にあり、このなかでネットワークを広げるのはかなりしんどいものの、少し落ち着いたらもう少し外に出ていかないと・・・・と感じる。足を踏み出してすぐ何か状況が一変するとは限らないが、それでも動いてみないと変わらないのも確か。なかなか難しい。

Wednesday 5 December 2012

Sinterklaasからの贈り物。

(過去分さかのぼりでアップデート)

つい先だってのブログでポストしたばかりのシンタクラースネタではあるが、また少しこれに関連したお話。

今日12月5日はシンタクラースがプレゼントを持ってやってくる日。11月末に村にやってきたシンタクラースは、今日もまたやってきていた!朝方に、Openbare School(小学校みたいなもの?)の近くを通ると、何やら人だかり。ふと目を向けると、何とシンタクラースがマイク持ってしゃべっている!

少し遠めだったのと、未だオランダ語が完璧でないのもあり、何をしゃべっているのか分からなかったのだけれど、子供たちと、子供たちのお母さんたちがじーっと静かにお話を聞いている様子。普段オランダの子供たちはどちらかというとおしゃべりで、いたずら好きな印象なので、何だかほほえましい。

・・・と、子供たちがプレゼントをもらうのがメインのようだが、今回自分もプレゼントをいただいた。昨日、毎週恒例のSamenspraakのため、パートナーを組んで下さっているオランダ人ご婦人を訪ねた時のこと。シンタクラースのこと知っている?という話から始まり、このトピックの話をしている間に、"シンタクラースからのお手紙"とプレゼントを手渡された。

プレゼントは、最新版のドナルドダックの小マガジンと、手のひら以上の大きさで愛きょうあるシンタクラースの顔がついた自分のイニシャルのチョコレート!(この時期、色々なところでこのようなイニシャルチョコが売られている) そしてお手紙は、「子供たちはシンタクラースを信じているけれど、残念ながら大人たちは信じていないの。でも今回シンタクラースはあなたにプレゼントを用意してくれたよう、何故ならあなたが頑張り屋であることを認めてくれたから」と始まり、励ましの言葉が続く。

短いながらも、とても暖かい言葉の数々。読んでいるうちに、これまで頑張りすぎて張り詰めていた心がふっと溶け始めた感じで、涙がこぼれそうになる。そして色々なことがうまく行かず悩んでいる自分、もがいている自分に対し、忙しいなか時間を作り、励まし、力になろうと支えてくださる彼女に、何という言葉で感謝を表していいのか分からず、途方に暮れてしまった。

さらに振り返れば、ここまでつたない自分のオランダ語での会話に一生懸命耳を傾け、コミュニケーションを試み、サポートしてくれているオランダの家族・友人たち、そして日本・その他の国にいても励ましをしてくれた家族・友人たちに、どれだけ支えられてきたか。

未だ未だこのオランダで、本当の意味で自立した大人として生活できるには程遠い状態であるし、色々な方からいただいた励まし・サポートに対して自分ができたことのなさが情けないのだけれど、いつか違った形で恩返しできるようになりたいと強く思う。

Tuesday 4 December 2012

冬の羊番に欠かせぬもの。

毎年春先に羊の子供たちが生まれるのだが、これに備え、今子供を身ごもり始めた母羊たち(白羊と黒羊)、雄羊、未だ母になるには早い羊たちなど区分けしていることもあり、幾つかの土地に分散して羊を放牧している。

放牧している土地は草がしっかり生い茂っており、羊たちはこの草を食べているため、基本的には今は餌やりはなし。とはいえ、1日2回程度は、見回る。1つは、同じ村内とはいえ、離れた土地に点々と放牧しているので、盗難にあっていないかを確認すること。そして更に重要なのが、羊は何かの拍子にひっくりかえって足が空を向いてしまうと、一人で起き上がれず、懸命にもがいているうちに、1-2時間のうちにストレス死してしまうらしく、定期的に見回ってひっくり返っている羊がいないかを確認するのだ。

そんなに頻繁に起こることではないらしいのだが、特に今、子供を身ごもっている母羊たち勝手がちがうのか、ここ最近2-3度我がパートナーがひっくり返っているのを発見し、救出。それも、今までなら、ひっくりかえっているのがいないかだけざっと見て確認していたのだが、隠れた場所でひっくり返っていたことがあり、放牧している羊の数をしっかり数えてみないと、うかうか見逃してしまう可能性もあった。 そんな訳で、ちょっとピリピリムード。

今まで特に日中の見回りはある家族に任せていたのだが、今病気療養中のため、これが難しくなり、他の家族で交代でバックアップ中。当然、フルタイムジョブのない自分もそのバックアップ要員の一人。何か手伝えるのは嬉しいものの、車のない身分。寒くなってきたなか(気温0-3度・・・昨日はとうとう初雪!)、30分離れた隣村に自転車で出向き、村中の放牧地を自転車で掛けるのは、結構大変。

この寒さに打ち勝つために、寒くなるにつれて、ますます着膨れ中。そしてよくよく着膨れ衣服を見てみると、某アパレルの、ヒートテック製品だらけ!厚手タイツ、レギンス、肌着、靴下、手袋はヒートテック。さらにはセーター、ロング丈のダウン、耳あても、ヒートテックではなくとも、同じ会社の製品。でも特にヒートテック類のお陰か、今のところの気温には問題なく過ごせている。

ヨーロッパにも大分お店が進出しているみたいだけれど、オランダにも出店してくれないかしら・・・(多分無理かなぁ) と思う日々。 また改めて、日本にいる時には普通に使っていて気付かなかったものでも、日本ならではの工夫に富んだ開発品・高品質品は沢山あり、もっと世界に出て勝負できるのではないかななどと感じたり。

Monday 3 December 2012

春に向けて、仕込み開始。

早いもので、今年ももう12月に突入。オランダでは暦的にも冬になり、大分冷え込む日が多くなってきた。 そして日もかなり短くなり、朝は7時台では未だ暗く、夕方も5時前後にはかなり暗くなる。

この寒さでもお散歩&ランニングするオランダ人たちもいるのだが、やはり全般的に屋外で活動している人は少なくなってきた。とはいえ、ガーデニング好きの人達は、既に来年春以降に咲かせる花を仕込み始めている。我がパートナー母からも、何度となく、「12月になる前後で、チューリップ植えないとだめよ!」とせかされ、先日やっと球根を買い込み。

東京に住んでいる時にも、マンションのベランダに、スキポール空港で買ったチューリップとヒヤシンスを育ててたので、今回もこの2種の球根はゲット。ヒヤシンスは青とピンクの2色。そしてチューリップは、大好きな白と赤。それに加え、今回は白に少し紫色がさし色に入っているものもトライすることに。

 一応借家なので、お庭はあまりいじれないと言われていたのだが、そう主張していた我がパートナー自ら、今までチャレンジしたことのないお花をお庭に植えてしまえ~と、その他の球根も買い込み。


そして昨日午後、少しずつ植えこみ開始。とはいえ、植える予定にしていたプラントが足りず!(ちゃんと計算して球根買うべきでした・・・)植えきれなかった球根が多々あり、また雨続きでお庭の土が湿りすぎていて、庭に直接植える予定の球根もこの日は植えられず。とはいえ、少しずつ春に向けて準備が進む。

色々と先行きが見えない不安なこと続きではあるけれど、何とか来年の春、笑顔でこの花たちを見られることを願って!

Sunday 2 December 2012

クリスマスの足音。

静かな田舎暮らし(!?)のためか、東京で暮らしていた時よりも、”クリスマス”の季節到来を感じさせるものが少ないのだが、それでも少しずつ変化が出てきた。

まずはオランダの伝統の”シンタクラース”。(オランダ観光局に端的な説明と写真があったのでこちらをリンクさせていただきました!) スペインから従者を連れてやってくるこのシンタクラース、11月末に至るところに出没。お店の飾り付けにも登場するし、TVでも子供向け番組(シンタクラース・ジャーナルなるものも!)も連日放送される。そしてアムステルダムなどの大都市では、馬に乗った”実物”が現れるイベントがあるよう。そして、何と、自分が住む小さな村(3000人強の居住者)にも!

 ある11月末の日曜日。朝10時頃、音楽が近づいてくる。2階の窓から村のメインストリートを見てみると、ブラスバンド隊を先頭に、大人&子供たちが歩き、その合間に、白いオープンカー。 


カラフルなパラソルの下には、、、、、シンタクラース!この日は残念ながら、小雨が降りしきるなかだったからか、パラソルもあり、はっきり写せなかったのだけれど、白いお髭、真っ赤な洋服はちょっと識別できるかな。 そして後部座席には、”ズワートピート”と呼ばれる、従者の一人が座っている。 

本来シンタクラースは”白い馬”に乗ってやってくると言われているので、”現代的”乗り物にのってやってくるとは、ちょっと拍子抜け(&残念)ではあるけれど、こうして伝統を守り続けている様子はほほえましい。


そしてその他、一昨日とても久しぶりにお気に入りの緑&お花のお店に出向いたところ、お店のなかが一変!まずは入口には、飾り付けのされていないクリスマスの木が沢山並ぶ。そして、店内にはモミの木や木の実を使ったクリスマスの飾り付け、クリスマス系のお花、モミの木の飾り物などなど、これでもかというほど、クリスマス一色!店の売り物を写すのは気が引けたので、残念ながら写真が載せられないが、クリスマスが近づいていることをひしひしと感じる。

我が家は相変わらず、落ち着かない出来事が多々あり、クリスマス!と全快の気持ちで飾り付けする気分にはどうしてもなれないのだけれど、それでも少しはと思い、小さなクリスマスらしいお花を購入。写真で表現しきれないのだけれど、何とも言えない発色の良いピンク。小さいながらも、存在感があるので、お気に入り。(1.4ユーロ!)

この状況ながら、あともう少しだけ、自分たちらしい、クリスマスな飾り付けをしたいなと思う今日この頃。

Saturday 1 December 2012

できない、じゃなくて、やろうとしない?

連日どうしても目を離せない日本の選挙に向けた動き。

新聞のWebサイトでは、政党の動き、政治家の発言、有識者とされる人たちの考えなどが色々と読めるが、これはやはりその新聞社の思惑・考えが反映されたものが引用・掲載されがちなので、大体斜め読み。

これに対し、FacebookなどのSocial Mediaでも、これまで全くといっていいほど政治に関する発言は少なかった(自分の周りのひとだけ?)。ただここにきて、大分変わって来た。混迷する状況を嘆くものの、将来子供たちのために、今行動を起こそうと投げかける投稿。サポートする人・団体などに関する記事。客観的な視点で想いをつづる投稿 など。

各種目を通していると、色々な想い・考えがでてくるのだけれど、今回は1つ新しいエネルギー開発に関して。今までは、コストパフォーマンスや、安全性(神話は崩れているけど)などを元に、原発がもたらされていたように思う。というより、昨年から続くこの原発事故までは、原発のある地で暮らす方々、原発関係者以外は、特にその是非を深く考えたことがないまま、今の原発にかなり頼る状態のなかに置かれたいたという感じに思える。

そして事故が起こり、段々と真実と向き合うにつれ、原発というものを超えた問題があることに気づき始めている人も多くなっている。ここ1年日本にいなかったのと、勉強不足なこともあり、正しいか分からないが、この選挙前までは、何故ここまで原子力にこだわるのかについての本当のことを、一部の追求者が告発し始めていたものの、公な場で政治家や政治に関わる人が本音を語ることは少なかったように思う。だが、この政治の動きのなかで、はっきりと口にし始めている政治家も出てきている。そして自分1個人として不快なのは、その真意があるからこそ推進(維持?)しようとしている政治家たち。その上、「やれるはずがない」の一言。

でも、「やれるはずがない」のは、「やろうとしていない」からの何物でもないと思う。勿論、原発に頼りきった生活基盤が敷かれているなか、これを変えていくことの難しさ、様々な利権、そして何より原発を維持する本当の(或いはもっと他にもあるかもだが)真意を守る人達が上に立っている限りは難しいかもしれない。また開発するテクノロジーがもしかしたら未だ目処がたっていないかもしれない。

ただ、こうした地震・火山の上に住んでいる日本人だからこそ、そして技術力のある日本だからこそ、国として、新しいエネルギー(或いは既に開発されて、汎用化に向けて課題のあるもの)を開発・展開するチャレンジに力をもっと注ぐ方に動くべきではないかと感じる。その後、日本という地で安全に展開できるものであれば、他の国々も活用できるかもしれない。それに、日本で起きる事故は、日本国内だけではなく、他の国にも影響を与える訳で、自分たちさえよければそれでいい訳ではない。もう少しネガティブな条件にいることを良い方向に捉えて&良いモチベーションに変えていければ、何か新しい道筋を見つけて、色々な意味で停滞している日本を復興させていけないのだろうか。

言うは易し・・・かもしれないが、何か歯がゆい気がする。

Friday 30 November 2012

オランダでの外国人人材に関する政策は変わるのか?

少し前になるが、Linkde-inで参加しているグループに1つの投稿があった。ここでは、教育関連の大臣による発言を引用した新聞記事が紹介されていた。

非常に端折った要約にすると・・・ オランダ国内で教育を受けた海外の優秀な人材は、大概卒業すると母国に戻る傾向がある。折角オランダで育てた優秀な人材をもう少し国内にとどめられるよう、大学・企業・政府が協力しあうことを模索してはどうかという提言。

ここの記事によると、高等教育機関或いは大学に、1年で87000人の留学生がいるとか。ちなみに、オランダは日本のように多数の若者が大学に行くわけではなく、大学数が限られており(12大学?)、ここでカウントされているのは大学で学ぶ留学生に限らないものの、結構な数のように感じる。実際、大学にある語学コースに参加してて、これは体感。キャンパスには、中国系(多分中国、台湾、シンガポールなど?)やインド系の学生が多々。(中にはオランダ国籍の人たちもいるかもとは思うが、殆どが英語で会話しているのが聞こえてくるので、留学生のよう。)

少し横道にそれてしまったけれど、多少”外国人・移民”に厳しくなっているここオランダで、将来外国人をひとくくりで見るのではなく、国のためになる人たちには道を別に作ろうとしていく”可能性”があるのかもと感じた。ただ、実際政府が旗を振っても、実際受け入れ側の企業がどう考えるかにもよるし、また他の問題が出てきてこの提言が一瞬の打ち上げ花火的に終わってしまうかもしれないし、マダマダ分からないけれど。。

ちなみに、上記大学でのキャンパスの様子を見てもう1つ感じたことは、中国・インドの人たちの勢い。元々の母集団の数が多いので何ともいえないが、英語圏の国だけではなく、ヨーロッパの国にこれだけ進出して、何かを学ぼう、何かを達成しようと貪欲だということ。そしてこうして子供たちを外に出して教育するだけのお金がしっかりある親が沢山いること。日本がどんどん勢い・貪欲さが薄れているように感じるので(勿論、中には意欲のある若者もいるけれど)、本当に好対照。本当に今は日本が踏ん張り時のように感じる。

Wednesday 28 November 2012

地盤がなく海外で生活すると不安になること。

このところ、色々な出来事(現在進行中のことも含め)を通じて、自分&家族のこれから、そして先の長い(か分からないけれど)将来について、言いようもない不安が出てくることがある。 今を大事に生きることの大切さは分かっているものの、何があっても自分で独り立ちしてやっていける地盤(Nearly Equal to Job)と、何かしら信頼できるコミュニティーへのつながりがないと、ここまで不安になるものなのかなと感じる。

こんな思いがでてきたのは、人とのつながりが1つ。最近Facebookが日本でも急速にユーザーを増やしていく状況となって、ますます昔のつながりの復活が目に見えて出てきている。中学校の同窓会、大学の同期会、昔の会社の同期会、などなど。東京にいればいたで、超多忙生活を送っていたので、全てに出られた訳ではないとは思うけれど、今はそもそも物理的に参加できない状況。

八方美人的に数多くに人とつながっている必要は全く感じないが、過去に共通属性を一つでも持った人達は、やはり何か共通する何か(価値観とか、目標とか etc)をもっていることも多く、自分が人として信頼できる、つながっていたいと感じる人がいるのも事実。そんな人達との折角の再会の機会を逃してしまっている。 また同期会といった大きなくくりでなくとも、これまで懇意にしてきた友人たちとのつながりも、しかり。このままずるずるしたままいくと、万一いつか日本に戻ることになったとしても、今度は日本での居場所もないのではと感じてしまう。 (考えすぎかもだけれど・・・)

そしてでは、ここオランダで、何か人との絆を持てそうな人達をつながっていけているかというと、本当に少数。過去日本で友達になって以来、妙に共通する何かをお互い持っていることを感じて、付き合い続けられている数少ないオランダ人友人たち。また語学学校だったり、色々な家族・友人との縁がきっかけで知り合った日本人のこれまた少数の知人・友人たち。でもみな、同じオランダ国内でも距離があり、そうそう会える訳でもない。今まで、オランダでの生活立ち上げに無我夢中だったし、東京で生活している時も、仕事の忙しさにかまけて、直接会う機会は限られてる生活に慣れているからか、そこまで寂しさを感じることはなかったのだけれど、先行き不安な状況にはまってしまうと、、、色々と感じてしまう。

オランダに来る直前からこれまで、約1年未満で、自分が想像していなかったネガティブな出来事があまりに沢山置きすぎている。 まるで、神様が、「本当にオランダで生活する覚悟があるのかい?」と問いかけ、試練を与えているかのよう。。 何かが起きるたびに、悩みながらも、舵を進めていて、図太く・強くなっている気もするが、やっぱり心の奥底にある不安はかき消せていないのかもしれない。

でも自分で決めて進んできた道。ここから何か小さくても切り開けるよう、もう少しもがいてみようかと思う。

Tuesday 27 November 2012

日本の選挙ニュース・・・足のひっぱりあい?

ここ毎日、インターネットの選挙に関連しての政治家の方々の発言は、何だかとても残念に感じるものばかり。勿論、各紙の論調があって、各紙が論調に合う発言をうまく見つくろって掲載している気もするので、取り上げられていることだけを間に受ける訳ではないが。。

どの国でも、相対する政党や特定の政治家(特にリーダー)に対して、批判的なことを言って、自分たちを引き上げる手法はあるとは思う。ただ、あまりに、「自分たちが」何を実現しようとしているのか、変えようとしているのかといったところでの良い議論が見えてこない。日本のTV討論番組をしっかり全て見守れば、もっと見えてくるところがあるのかもしれないけれど。。更には、”一応”新しい志を掲げて新しい党がにょきにょきと出来上がっていたかと思えば、合併・合流・解散など、、、一体何をしたいのか本当に見えてこない。非常に危機的・残念な状況に思える。(ちなみに、オランダ語では、次から次へと新しいものが生まれては消える状況を、何と、「きのこがあちこちの地面から生えてくる」的な表現をする・・・・なぜきのこ!?)

更に今日は更に後味悪く感じることが多々。やれ、他の党・リーダーでは実行できないとか、経済・財務関連のリーダーに対して勉強が足りないとか。物凄く思いあがっている一部の人達。今色々な文献や講演記事を読んでいて、感じるのは、日本がこれまで高度成長を成し遂げられたのは、国がもっと1つにまとまっていたように思う。それぞれの駆け引きはあっただろうけれど、政治・経済界、その他がもう少し一体になっていたのではと。よって、今の状況は、目を覆いたくなる気持ちだ。

政治・一部の政治家だけで今の日本が変えられる訳ではないことに早く気付いて欲しいし、こうしたレベルの低い議論・攻撃を繰り返す人達が万一先頭に立つと一体どんなことになってしまうのか。今までにない選挙・選挙結果に危機感を感じる。自分の一票でどうなるかという想いもあるが、しっかりと今回は勉強して、オランダからしっかりと投票したいなと思う。

Monday 26 November 2012

少しまた口がまわるように?

今週も、先週に引き続きSamenpratenプロジェクトにお出かけ。

駅で落ち合い、いつものように、ボランティアのオランダ人ご婦人宅へ。その車中、早速色々とオランダ語で会話開始。先週何してたやら、ちょっとした秋の話題まで。今日は、いつもよりオランダ語の単語が頭に思い浮かびやすく、少し途切れなく会話が続くときも。そのテンポが少し嬉しい。

そして彼女のご自宅に到着。コーヒーにする、紅茶にする?と聞かれたその直後、やおら、「先週何かオランダ語の勉強で特別なことした?」と。どうやら、自分の感覚だけでなく、彼女も少し違いに気づいてくれたようで、「先週会った時とは、随分違うわよ!」と。

実は、先週1週間、お仕事がひと段落したこともあり、毎日デルフトコースのテキストの復習(口に出して文章を読む、単語を繰り返し覚える&総仕上げにディクテーション)および、オランダ語マンガを少しずつ読むことを繰り返した。それと、子供のTV番組を少し意図的に見始めたり。

日々、何となく「うーん、今日はちょっとさぼっちゃおうかなぁ」なんて思うこともありつつ、「ちょっとだけでも頑張ろう!」とエンジンを入れたのが良かったのか。やはり劇的に良くなることはないけれど、こうして毎日積み重ねすることが大事なんだなぁと改めて思う。

そしてそんな時読んだのが、日経新聞の経営者ブログのこのポスト。実はBloggerの方は、直接の面識は全くないが、少しだけ過去の経歴で共通の部分もあるからか(・・・とはいえ、何もできてない今の自分を考えると、何とかけ離れた存在か!)、何かいつもひっかりがあり、密かにこのブログを読んでいる。そして今回久しぶりに読んだこのポストで、色々と感じ・刺激を受けた。そのうちの1つは、思わず自分のオランダ語学習での現在の心境と少し被るところがあったからかなと思う。

書かれている方にとっては、ビジネスとの対比で書かれているので、本来彼女が伝えたかった意味合いからはちょっと自分が飛躍して解釈し、自分のなかに取り込んでしまっているのだが、まず1つが、「走っていて苦しくなった時に、自分の決断ひとつでいつでもリタイアできる。そんな自分との戦いに勝つ動機は何なのか」ということ。 彼女は達成感をその要因としてあげているのだが、自分にとって苦しくても辞めないオランダ語学習、その動機は何なのかと改めて考える。勿論田舎暮らしでオランダ語ができないと暮らしにくいという点もあるが、オランダで暮らしていくための次の段階に自分を引き上げるために、Mustだから克服しなくてはいけないという想いが強いんだなと感じる。

もう1つ実は最近、しんどくなった時の、自分へのお尻の叩き方。彼女は「仕事に比べれば」と考えて走り続けられたとのこと。自分はというと、怠け癖がで掛ると、病気療養中の家族たちのことを思い浮かべていた。少なくとも今この時点で健康体で頑張ることができる状況を感謝しなくちゃと。 そして自分が頑張ることで、病気中の家族たちが喜んでくれたり、励みになって元気になってくれたらいいな・・・ということ。

何はともあれ。ちょっと締めくくりも何もあったものではない書き方をしてしまったが・・・・継続は力なり。(きっと) 引き続き、小さな一歩も最後には大きな一歩になっていくことを願って!

Sunday 25 November 2012

オランダの冬の始まり、まであと少し。

オランダに移住して以来、日本に住むのと幾つかの類似点と相違点に出くわしてきているが、思ったより大きな違和感がないのは、季節。

勿論、日本、特に東京に比べると、夏はオランダの方が涼しいとか、冬は東京より寒いし、ジメジメしているとか、違いはある。でもやはり4つの季節があり、それも日本と同じサイクルというのは、寒暖あれども自分にとっては慣れやすいようだ。1年中温暖あるいは暑い地などもあるが、フォーシーズンそれぞれの楽しみがないのも味気ないような気がする。

と、フォーシーズンがあるという意味ではオランダと日本は同じだが、いつからそれぞれの季節になるか、はちょっと違うようだ。周りの人たちが「今日から春よ~」とか、「夏がきた!」という言葉を何となく耳にして、オランダの四季の移り変わりを何となく意識してきたのだが、秋・冬の移り変わりはちょっと違う。ちょっとピンとがずれている自分に気づく。多分、これはこれまで東京をメインに暮らしてきて体感してきた感覚とのズレによるものからきているように思う。

何となく自分にとっては、冬のちゃんとしたコートを袖にする頃が冬だったように思う。一方、オランダに来て、9月末~10月に掛けて冷え込む日もあり、気温は10度を切り、5度前後になることも結構あった。このため、街では冬のコート・ダウンジャケットを着込み、マフラーをし、ブーツを履いている人たちが多数。その肌感覚を持って、勝手に自分のなかでは「冬が来た」と思いこんでしまった。

そのような中、ここ最近、「今年の秋は比較的いい秋だはね~」という言葉をちらほらと耳にする。(風が少なく、お日様が綺麗に照る日々が結構あるかららしい)「え、未だ秋!?もう冬じゃなかったっけ?」と聞くと、「オランダでは12月1日からが冬よ」と。ちょっと感覚のズレ。ちなみに、5度くらいでも、自分が「寒い寒い」というと、「Vers(=Fresh)!」と返事。こんなに気持ちのいい気温なのに、何故寒がるのと不思議がるかのように。

ともあれ。あと1週間少しで、正式に冬がやってくる。14日間予報を見ていたら、ここ最近は最高10度前後最低5度前後で推移していたのだが、今週終盤から急に寒くなりそう。最高が5度前後、最低が0度前後!これまではそれなりに生き延びてきたけれど、これから先の寒さにはどこまで耐えられるか!なんて。

Saturday 24 November 2012

オランダで魚中心食。

ここ最近、とある理由により、暫く魚を中心とした食事をしている。ただ、想像していたよりはオランダの中で魚が出回っているのだけれど、、なかなかこうした食事をキープする難しさも。

オランダのことを詳しく知る前は、魚なんて食べるのかしら・・・などと思っていたが、案外人気の魚もある。例えば、ハーリングと呼ばれる、ニシンのマリネのようなもの。夕食で食べるというよりは、スナック感覚で食されることが多い。例えば、街のマーケットで、しっぽをつかんで口の上にもっていき、そのまま食べる人、玉ねぎのみじん切りと共にパンと一緒に食べている人などを見かける。あるいは、お酒を飲む場でつまみとして食べたり。(詳しくは・・・オランダの観光情報にあったハーリング説明!)

それ以外としては、我が村にあるスーパーマーケット(大手スーパーチェーンの1店舗)は、比較的品揃えがよいようで、常に、上記のハーリング、鮭、タラ、エビ、日本語で分からない白身魚系が2-3が売られており、それに加えて季節によってはムール貝などもお目見えすることも。魚屋が近辺の村含めてないので、このスーパーの魚売り場は重宝しているのだが、とはいえ、やはり種類の幅が少ないのと、何より高い!

例えば、鮭の切り身。2切れで約5ユーロ。白身魚は大体2-3枚が入っていて6ユーロ近い。東京で外食中心だった生活から比べれば、自炊しているので、多少材料費が高くても、とも思うが、東京では共稼ぎ、ここでは我がパートナーの稼ぎのみ。 税金・健康保険など、諸々でびっくりするほど給与控除されている状態なので、たまに食べるならいざ知らず、ほぼ毎日なので、この魚の高さはかなり痛い。

村にトラックで乗り付ける魚マーケットが来ているようなのだけれど、最近いつ来ているのだか今いち掴めず。それに、多少は種類が豊富ではあるが、値段はそこまで格安であった記憶がない。やはり大都市圏のマーケットにでも時折買い出しに行って、冷凍とかするしかないのかな・・・など。 でも、大都市圏の魚屋さんもそんなに値段という点では変わらないのかな?こればっかりは日本から送ってもらう訳にもいかず。。 どうしたものか、ちょっと悩み中。 

Friday 23 November 2012

公になっている情報の危うさ。

日本を離れてから、日本に関する情報・ニュースが乏しく、日本の新聞のインターネット記事や、誰かの書いた記事を読むことが多くなった。非常に貴重な情報源ではあるが、やはり単に鵜呑みにしてはいけないな・・・と感じることも多々。昔から教えられていることではあるが、改めて振り返り。

きっかけはささいなこと。小さい頃から一応愛読者である、とある全国紙で見かけた幾つかの記事。まず1つは、確か皇室関連のイベントがオランダで開催とあったのだが、そこに書かれているイベント主旨と行われる場所が全く違ったことがあった。オランダに住んでいる日本人の方ならば、「え、そうなの?」と多分疑問に思って間違いに気づくが、日本に住んでいたら「ふーん」で読み飛ばすところ。誰かの人生に影響するほどのものではない(だろう)間違いだけれど、主催者のウェブにもしっかり、この記事とは違う情報が載っており、この有名なしっかりとしていると思った全国紙でこんな間違いするんだ!と感じた。

また先だっても、同じくこの新聞社から発信されていたとある海外企業に関するファクトベースの記事。2つのファクトが書かれていたのだが、1つは本当(起こったこと)、もう1つはその事実の理由がさもや事実かのように書かれていたが、完全に状況は間逆。実はその企業の内側の状況を知っているだけに気づいたのだが、普通知らない人が見たら、完全にミスリードする。企業からの外向きの発表を鵜呑みにしたのか、一応ビジネス専門の記者の(間違った)推測で書かれたのか定かではない。でもよくよく背景や状況を考えれば、おかしいなって気づいてもおかしくない。

少しこれに関連して昔のことを思い返すと、確かに、過去に何度か取材を受けたり、取材をした人に同席して、上がってきた原稿ドラフトを見て、愕然としたことが多々ある。(というか毎回) ひどいときには、座談会形式のインタビューで、発言者を完全に取り違えられていたものもある。また自分が意図した内容とは全く違う形に咀嚼され、「こんな風に解釈して、こんな表現で書かれたら、自分の人格や考え方がヘンに見られる!」と驚くほどだった。確かに、背景や状況が多少インプットが入っているとはいえ、全く知らない世界で動いている人たちの話を聞いて、完全に理解する&言葉を多少変えて書かなければいけないのは大変なことと察するが、直に聞いてもこれだけ間違える訳なので、色々な情報は伝聞されているうちに変わっちゃうのも仕方がないとは思う。

今の日本の政治に関するニュースもしかり。沢山の政治家の色々な活動・スピーチのなかのほんの一端を、揚げ足をとるがごとくにおおげさに報道されたり、お互い政治家がけん制しあったり。或いは、揚げ足をとるつもりはなかろうが、やはり書き手の意思で、一部が勝手にクローズアップされて1人歩きしている様子もあったり。直接知ることはできないものの、読み手がしっかりとしなければいけないなぁと強く思う。

P.s.
こんな経緯もあって、できるだけ自分のブログでは、自分の恣意があらぬ方向に動いて、誰かを傷つけたり、関係性をおかしくしたくないので、例え家族やお友達であっても人の特定の詳細状況やコメントをできるだけ書かないようにしているのだけれど、多少はどうしてもというところでは書いちゃっています。もしそれは・・・と思うことが書かれていると思われた場合には、ご指摘ください!

Thursday 22 November 2012

落ち葉も佳境?

先だっても書いたばかりなのだが、先週まであまりに時間がなく、なかば放置気味のため、積もりに積もった落ち葉の山。今週は何とか一掃したい!と少しずつ作業開始。

お庭の芝生の上の落ち葉をかき出しては、台車に山盛り落ち葉を乗せ、外の通り沿いに市役所が設置した落ち葉専用のゴミ箱まで運び出す。でも、3-4回続けても、落ち葉が減っているように見えない!更に、我が家に近い方のゴミ箱、着々と一杯になっていく。。そこで、もう1つの近くにあるゴミ箱にも分散し、コツコツと作業を続ける。



その最中、「ゴォー」という音が近づいてきて、暫くすると現れたのは、道沿いの落ち葉を吸い上げる市役所のお掃除トラクター!何とゴミ箱の中にある落ち葉を回収する以外にも、道沿いで、誰の管轄かグレーな部分の落ち葉を回収に来ている!そのトラクターを横目に、それでもコツコツと台車で落ち葉を運んで、ゴミ箱まで落ち葉をすくいあげていると、通行人のオランダ人から一言。「そんなわざわざゴミ箱に入れなくても、あのトラックが吸い取ってくれている道端に置いとけばいいのに~!その方が簡単でしょ!」(超意訳!多分こんなことを言っていたはず)とニコニコと笑ってアドバイス。

うーん、勿論そうなのだけれど、作業しているトラックの人がもし、「なんだよ、仕事増やすなよ!」と思うかも、、、なんて考えてしまう、弱気な自分。でもゴミ箱に入れる手間を考えれば、オランダ人が言っているんだし、えぃ、やってしまえ!と台車の片側を持ち上げて縦にして、道沿いに落とす。そして恐る恐る作業しているトラクター運転手を見ると、何と!笑顔で親指を上向きにして、何度か上下に手を振り、Goodのサインを出している!何だ・・・脱力。。

とはいえ、気づいたのが遅すぎて、この日はこの1回のみ。もっと早く気づいていれば・・・と残念に思いつつ、ふと考えてみると、今日は道の片側しか落ち葉を吸い上げていない!ということは、そのうちまた反対側の落ち葉を吸い上げにくるかも!?と変な悪知恵を思いつく。

そして読みは当たる!1日置いた今日、お買い物に出かけている途中で、2名の作業員が小型の掃除機みたいな機械を使って、道の端に散らばっている落ち葉を道沿いに集めている!もしやこれは、この後トラクターが吸い上げ易いようにやっている前準備かも!?と思い、あわてて帰宅し、残りの落ち葉をこの集められている近辺にそろりそろりと捨ててみる。すると、やっぱり来た、トラクター!でも、ちょっとでだしが遅く、全てを吸い上げてもらうことはできず。でもトラクターの運転手さん、覚えていてくれたみたいで、こそこそ台車で持ってきては落ち葉の列に積み上げる自分をみて、ニコニコ笑って手を振ってくれた。はは。。

ということで、無事何とか大体の落ち葉は庭から撤去完了!木に残っていた葉も、この2-3日でほぼ全て落ちてしまい、これにて今年の大掛かりな作業は終了(・・・のはず?) ちなみに今週掛けた時間はトータル7-8時間。。ちょっとした大仕事だったけれど、ちょっと嬉しい。来年はもっと賢く処理しよう!

Tuesday 20 November 2012

オランダ語学習・・・追加教材!

昨日は1週間振りのSamepratenプロジェクト。ボランティアとしてパートナーを組んでくださっているオランダ人の方が、本当に熱心に相手をしてくださるため、毎回沢山の学びや発見がある。今週は今後の勉強方法について。

ここ最近彼女が色々と周りにいる人たちに参考になる話を聞いてくれたとのこと。ダイレクトには言われなかったのだが、彼女のコメントの端々から想像するに、自分のオランダ語はUnderstandableではあるらしいが、オランダ人が話す自然なオランダ語ではないということ、また案外普通は知ってそうな基本的な会話のやり取りを知らないということを心配しているようだ。

まずは彼女の娘さんからのインプット。どうやらオランダ語(彼女にとっては国語)を勉強し、今はアムステルダムで小学校の先生をしているらしい。アムステルダムは移民他も多く、オランダ語が母国語でない子供たちも混じっているからか、多少オランダ語学習という点で知識がある様子。その彼女談は、デルフトメソッドは非常に優れたメソッドで、そこでしっかり学んだことは良いこと。ただ、元々がデルフト大学で学ぶ予定の外国人をターゲットに作り上げられているので、コンテンツがやはり少しアカデミック的であったり、ごくごく普通のオランダ人同士の会話では使わない単語や言い回しも多いし、テキストも会話体とは言い切れないので、今の自分が陥っている状況は想像できるとのことらしい。

ここで思い出したのが、中級コースで一緒だったクラスメイトが、周りにオランダ人たちから、デルフトメソッドのテキストの本文を見て、「言葉の使い方が固い!こんな表現使わないよ~」と言われたということ。コースのテキストで出てきた単語は、TV・新聞でもそれなりに使われているように感じるものの、少しなるほどと感じる。普段の生活場面で村の人たちと話すとき、なかなか通じないのはこれも一つ理由なのかな・・・と。

もう1つのインプットは、とある国から難民としてオランダに移住してきた方の経験談。もうすでに40年近くオランダで生活し、オランダ人と遜色ないオランダ語を話すそうなのだが、その方がスピーキングで伸び悩んでいる自分に伝えてみてと、教えてくださったTips。それは子供向け漫画を使った学習法。漫画で出てくる会話文を1つずつ書き写して、覚えていったことがきっかけで伸びたそう。その話を聞いた、自分のパートナーのご夫人は、早速彼女の子供たちが読んでいたドナルドダックのオランダ語版の冊子を探し出し、幾つかサンプルとして貸してくださることに。

ひとそれぞれ勉強方法の向き不向き、好き嫌いもあるから、強要はしないけれど、もし興味があるなら・・・という彼女、そして彼女を通してじきじきにアドバイスくださった移民の方の気持ちに、思わずジンときてしまった。何だか今の歳になっても、未だ人から助けられるばっかりで申し訳ない、恥ずかしい気持ちもありつつ、いつかは自分も何とか今の状況を頑張って脱して、他の人の役に立てるようになりたいな・・・なんて強く思う。


・・・と少し横道にそれたが、こうした経緯もあり、今日からデルフトの中級コーステキストの復習と並行して、ドナルドダックとお勉強することに!ただ、、、あけてみた1ページ目から、結構難しい!あれだけ頑張ってデルフトコースでインプットをしてきたはずなのに、子供向け雑誌でもこんなに知らない単語があるものなのだと、かなり愕然となるものの、ま、1つずつ焦らずコツコツと!

これからまた少しずつスピーキングの力が上向くことを願って!

Monday 19 November 2012

自分がやりたいことが研ぎ澄まされる感覚。

ここ2週間強苦闘しながら続いた仕事がとりあえずひと段落。といっても、求められていたであろう品質の仕事ができず、正直、次に仕事がまたくるか分からない。

普通であれば、「悔しい!」「もっと頑張る!」と思うはずなのだが、今回は全くその感情が出てこない。確かに、ただでさえオランダで自分のプロファイルにマッチする仕事を見つけるのが難しい状況、多少でも自活につながる仕事はできる限りキープしたいという思う気持ちは山々だが、どこか自分の限界が見えたからかもしれない。

未だ力が多少余力があってできないのであれば、努力不足なので、とにかく頑張るだけ。またこれが自分が本当に生きて行く上でやりたいことであれば、向き不向きが多少あっても、多少でもレベルを上げるようにExtraで勉強する、というのが本来あるアプローチかと思う。でも、今回自分が持つ今の力は全て出し切り、悔しいけれどこれ以上の品質は出せないと分かったのと、他の何事をも犠牲にしても上達するために勉強をしたいかというと何か違和感がある。

悪あがき中のオランダ語については、語学習得が得意でない自分だが、苦しくても学び続ける理由は幾つかあって、大きくは、まず第一に生活のため(田舎はやはりオランダ語なしで生活したり、ネットワークを広げるのは難しい)、住んでいる以上は住んでいる地に貢献できる自分になりたい(これまた田舎だと英語だけでは立ち行かない)、また自分がやりたいことの可能性につながると思われるから。だから、例え悪あがき状態に近くても、諦めたくない。

そして改めて、じゃあ自分は本当に何がしたいのかを考えさせられる。そこで感じたのは、誰かが作ったものをただ扱うのでなく、自分でコンテンツをしっかり考えていくこと、その考えを実現できるようチームや組織で頑張ることの方が、断然好きな自分。(ただコンテンツ作りという面では、やりたいとはいえ、情けないほど未だExpertの域に当然到達しておらず、もっともっと勉強していく必要があること、経験を重ねることが必要なのだが。。。) そしてコンテンツとして考えたいことは、詳しくは割愛するが、やはり「人」に紐づく。

ここにたどり着くまで、とにかく仕事をしたい!と思う一方、自分の今の語学力や専門性だと、なかなか日本でやっていたポジションの仕事を得るのが難しく、実は時折パートタイムタイプの事務職にアプライしてみたこともあった。でも決まって、履歴書ではねられる。確かに今までに何度か、友人・知り合いから、仕事の内容と、過去の職歴・学歴がマッチしていないと、「全く過去の経験をいかせないので、あなたにとってふさわしくない」とか、「腰かけ程度にしか考えていなくて、長続きしないのでは」と言われて、履歴書ではねられることは多々あり、移住して2-3年近く、仕事を見つけられなかったという話を結構耳にしていた(日本人以外で)。多分、今の自分が直面している、感じている状態だったのかなと感じる。オランダの人材市場と自分の経歴のアンマッチング具合が非常に悲しいけれど、中途半端なことを手につけて、自分も周りも振り回される結果になるよりは、まずは自分が本当にやりたいことをやれるための努力を先にすべきかもしれない。

今の歳とか、不安定性(自分が将来にわたって本当にオランダに住み続けるのかなど)を考えると、そう簡単ではないし、不安でいっぱいになることもあるけれど、これから得られる小さな機会を大切にしつつも、自分が本当にやりたいことを実現できるよう、もう一度よく考えて行動していきたいなと思う。

Sunday 18 November 2012

オランダ語・・・毎日の積み重ねの大切さを痛感!

オランダ語集中コースが終わってから自分のなかで誓ったこと。終えたばかりの中級コース、毎日1章ずつ丁寧に復習をしていくこと。仕事が入っているとはいえ、1-2時間程度、時間は捻出できるはずと思っていて、第一週目は一応ペースは掴んで頑張ってみた。

ところが今週、仕事が想定以上に厳しく、本当に全く余裕なし。。このため、少しでもと思いつつ、完全に中断。ただ代わりに、我がパートナーとの会話は、少なくとも自分が喋る分はオランダ語にしてみる。(100%ではないけれど。。)

ところが。やはり目に見えてオランダ語力が後退。元々自分のなかのスピーキングの最高レベルは、他の人から見れば子供レベル(より下?)なのに、そこから後退ということは、目を覆いたくなる状態。とにかく一時自動的に単語が多少は出るようになってきていたのに、頭が硬直しっぱなし。そのうち口も回らなくなってくる。

そして、仕事締め切り直前だけれど、いつもお世話になっているオランダ人ご家族のお誕生日会に出向くと、この後退具合を更に実感。前の週に、多少上向きになりつつある自分がいたので、かなりショック。それでも、この家族主催イベントがあると集まる定例メンバー、いつも通り優しい。つたない自分のオランダ語を一生懸命理解しようとしてくれる。こんなに相手に聞きとる&理解するのに苦労させちゃう自分がホント情けない。。

更にいつもながら、個々隣同士で話している状況から、みんなで話す状況になってくると、大きな話題の1つが、自分のオランダ語!今の勉強状況はとか、レッスンはどんな内容だったかなどなど。そして、「いや~、でも前回会った時より、良くなっているよ~。だってもっと理解できるもん。頑張れ頑張れ!」とみんなニコニコ。

・・・・と、ここで心にひっかかり。「前より理解できる?!」・・・つまりはいかに前がひどい状態だったのか。そしてそれを辛抱強く相手をしてくれていたのかということ。何だか顔から火が出そうなほど恥ずかしい。

何れにしても、やはりオランダ語の勉強、どんなに短い時間でもしっかり繰り返しやっていこうと心に誓う(お仕事終わったら!) 確かに英語を勉強していた頃にも言われたのが、英語は1日やらないと3日分後退すると。それにある意味スポーツのような感じであり、野球であればプロであろうと毎日素ぶりするように、自分の型をしっかりつけるために、繰り返しするしかない。

デルフトメソッドの中級コース最後のテキストにある以下の文章を心にとめ、少し楽しみながらも頑張ってみようと思う。

「En dan natuurlijk het belangrijkste: spreek je nu vloeiend Nederlands? Je zucht. Nog niet? Dat zou in deze fase natuurlijk te veel gevraagd zijn. Maar je bent wel een aardig eind op weg. De grondslag is gelegd,. Je wilt het nog beter leren? Oefenen, Oefenen, je ontkomt er niet aan」
(めちゃ意訳: さて重要なこととして、きみは流暢にオランダ語を話せるかい?何ため息?未だ話せない?まあこのフェーズでは当然それは不可能さ。でもきみは結構いいところまで来ているんだ。基礎は整っったよ。もっとよくなるように学びたい? プラクティス、プラクティスだよ、これは避けらないことだからね)

Saturday 17 November 2012

秋は更に深まる。

以前にもポストしたのだが、ここ最近は更に、お庭の落ち葉指数(勝手に命名!)が上がりっぱなし。

多少綺麗に端によけて、やっと芝生が見えるようになったかと思えば、次の日には少しずつまた新しい落ち葉が舞い落ちる。仕事に一杯一杯で掃除する時間がないし、最初は"多少"落ちている程度なので少し放置してみると、、、2-3日であっという間に手に負えないほどの落ち葉量に!

落ち葉を放っておくと、芝生がダメになってくる(既に一部黄色くなってきているところアリ・・・涙)ので何とかしたいと思いつつ、手つかず。仕事の締め切り間際なので、この落ち葉の積もり具合、何だか自分の状況と気持ちを暗喩している感じ。。

ということで、今の仕事が終わったら、早くきれいに一層するぞ!(でも、、、きっとこれを綺麗にしても、未だ木に残っている葉が落ちてきそうだけど・・・!)

Thursday 15 November 2012

結構身近にある有害な食べ物。

ここ最近、食事に関して気を使わなければいけない状況にあり、今まで以上に食べ物の成分や働きについて調べたり、毎日のお料理の時間が増えてしまったり。東京にいる頃は、平日殆ど料理する暇なく、料理できない人のレッテルが貼られていたので、驚くほどの変化!(きっと毎日作っているなんていったら、驚かれるに違いない!) とはいえ、時々お友達がFacebookなどにあげている料理の写真を見ていると、ものすごく美しく美味しそうなので、自分の料理の腕は本当にマダマダ。

それはさておき、先日友人がポストしていた情報のなかに、日常便利に使っている食品で有害なものリスト(特に専門家が自分は絶対に食べないとしているもの)なるものがあった。そこで何と1番最初に上がっていたのが、トマト缶(ホールトマトとかの)!結構料理するのに便利と、昔からよく使っていただけにかなりのショック。

書いてあったページが見つからないので、おぼろげな記憶で書くと、どうやらトマトの成分のうちの何かが、缶のなかの有害な成分を溶かしてしまう働きをするらしい。そして幾つかの病気を引き起こす原因になるとか。

こんな記事を見かけた以上、やはりどうしても使う気になれず、最近は今まで以上に、週1回村にくる、野菜・フルーツのマーケットで沢山買い込み。特にトマトは今はあまり季節ではないが、山のように買ってきて、山盛りカットして、トマトスープ用に使う。実際にこの形でスープを作るようになって、今まで感じたちょっとした人工的な味が消え、体に優しい感じがする。我がパートナーも、今まではノーコメントだったトマトベースのスープ、「美味しい、美味しい」と大のお気に入りに。

ちなみにオランダはトマトのちょっとした一大産地のようで(知っている限りでは、南部。我がパートナーの上司のご実感もトマト・パプリカ農家らしい)、ハウス栽培で年中トマトが山盛り売られている。どうやら他のヨーロッパの国にも輸出されているようなのだけれど、以前イタリア人が「オランダ産のトマトは安いけど、やっぱりトマトはイタリア産!」とか。トマトベースの料理の多いイタリア、こだわりがあるよう。:)

ともあれ、このトマト缶に限らず、よくよく見ると、日常使う材料には本当に自分の知らないものが沢山入っていて、それぞれ身体にいいのか悪いのか、、もう少し自分でちゃんと知識を持ちたいなと思う今日この頃。


Wednesday 14 November 2012

翻訳仕事の難しさ。

(過去分遡りでアップデート)

ここ最近、受注した仕事に加え、少し身内に複数名病人を抱えていることもあり、いつもより家事が増えたり野暮用がつきなく、両立がきつくなりがち。とはいえ、受注している以上、仕事は最後までやり通さなければならないし、と、途中徹夜になることもありながらも、黙々と取り組む。

ただやればやるほど、出てきた壁。やはり翻訳の基礎的なスキル・知識がなくやっていると、こなれた日本語に翻訳するのが難しいように思う。ただ英語はできます、翻訳するものの中身にはある程度精通しています、だけでは限界がある。全くのど素人がうんうんうなって考え付くアプローチや訳語では、やはりプロとして納品する品質には届かない。

こうした翻訳スキル的なものに加え、日本語の問題。この仕事を始めて、思い知らされたのは、翻訳は誰かが作った文章が元にあるとはいえ、「文章を作る」ということのプロであることには違いないない。よって、豊富な語彙力を駆使し、ある意味美しい文章にし、読む人にストレスを与えない状態にできることが必要。それなのに、日本で生まれ育ち、常に使っていた母国語でこんなに自然な文章を作ることに苦闘するのは悔しいが、言葉に関する自分の力をまざまざと思い知らされる。

少し思い出かえすと、小学校~高校までは、「国語」という教科自体は得意だった。よって、日本語に苦手意識を感じることはなかったのだが、大学3年時、就職活動にあたり、1つやりたいことを見つけた。これは、スポーツ記者になり、全国一般紙のスポーツページなどで、色々なスポーツ選手の背景や想いを踏まえて、ストーリーとして伝えるとか、硬派なスポーツ雑誌で記事を書いてみるなどといったこと。思いつくととりあえずそれに向けて行動をおこしてしまう性分、この時も大手新聞社の論説委員が講師を勤める、文章教室の門をたたき、通った。そこで暫く通った後、講師に自分の想いを伝えたところ、言われたこと。「ある意味で記者になるセンスは備えていると思うよ。1つ目は、『この人なら話をしてもいいかな』と取材相手に思わせる雰囲気・性格を持っていること。2つ目は文章にパワーがあること。(今ではないかも!!)但し、1つ決定的に不足しているのが、言葉の豊かさ、語彙力。想像するに、記者や物を書く人からすると、圧倒的に本を読む量が不足している。もし1年就職浪人して、懸命に自分のところで勉強する気があれば、鍛えてあげられるけれど、どうする?」と。結局、自分の目的は文章を書くことではないように感じ、違う道を選択した。

そして今。この翻訳の仕事をしていて、この時の言葉をくっきり思い出す。当時の決断をした後は、結局そのままずるずると日本語力を鍛える機会を持つこともなく、本を読んだとしても、仕事のためのビジネス関連の本ばかり。 またそれ以外にも、本をあまり深く読んでこなかったことに関係するかな・・・と思うことも色々あり、少し反省。多読するつもりはないけれど、もうちょっと自分のために本を手にとろうかな。

Tuesday 13 November 2012

Diwali - インドの新年。

(過去分遡りでアップデート)

英国留学時に沢山のインド人の友人ができ、それを機に、色々なインドの文化、伝統を知るようになる。そんな中でも1つの大きなイベントが、Diwali。所謂、ヒンズー教の新年。

未だ実際インドでその現場に居合わせたことはないが、友人たちから聞くに、街中ライトアップされ、あちこちで爆竹がならされ、とんでもなくにぎやからしい。またある意味で新年なので、家族・友人たちがお互いメッセージをおくりあう。(注意なのは、1度イスラム教のインド人にも、Diwaliのお祝いのメッセージを送ったら、ちょっと憤慨された。。)

少し横道にそれたが、卒業後も、そんなインド人の友人たちと適宜連絡をとりあったりするのだが、お互いの誕生日やこうしたお互いの文化にとって大事なタイミングというのは、久々に連絡するよいきっかけになったりする。そんな訳で、今年も、自分にとって本当に大切なインド人の友人たちにDiwaliのメッセージを送る。

そして嬉しいメッセージの返信。または電話。久しぶりに元気な声を聞いたり、近況を知ったり。卒業からもう5年近くとなるので、みんなしっかり家族をもったり、変化も沢山。またとても嬉しく感じるのは、自分が信頼できる友人たちとの間に、自分がどんな状況にあろうと、変わらぬ友情を感じること。 MBAコースだったこともあり、キャリアをものすごく伸ばしている人も多々。ついつい、最近は卑屈になりがちで、今は何もできない、していないに等しい自分はつまらない人になっていっているのでは・・・と思ってしまうのだが、彼ら・彼女たちの関係は見かけ上の肩書ではなく、人としてコアのところで結ばれているかなと感じる。

またこれを機に、改めて日本にいる友人たちの大切さも感じる。お互いが何をしている人ということではなく、また距離が離れても大切に思える友人たち。筆不精だったり、何だか移住したら更に常に何かに追われていて、自分でもコントロールできない状態のため、なかなかその感謝の気持ちを伝えたり、個別にまめに連絡できずにいるが(許してください!)、機会を作ってその気持ちを伝えられるようにしたいなと思う。


Sunday 11 November 2012

色々なことを感じながら、黙々と仕事。

先週オランダ語集中コースの最終テストが終わり、運良くすぐに暫くお休みしていた契約ベースのお仕事が舞い込む。内容は、以前勤めていた会社の文書翻訳。ずっと5週間と少し、全速力で走りきった状態だったため、本当は少しほにゃっとしたり(リラックス)、色々なことを整理したり、ずっと読みたかった本を読んだり、やりたいことは色々あった。それに今回は翻訳するボリュームが多いし、納期も少しきつめ。でも我がパートナーに頼りっぱなし(金銭面で)の状況を少しでも改善したいし、内容的には勉強になりそうだしと、受注。

ペースを摑み、大体掛かりそうな時間の概算を把握し、どの程度各日に仕事をこなしていけばよいかを算段するまでは、とりあえず毎日できるところまでやろうと思ったものの、、、全く目処がつかない。やってもやっても終わらない。ということで、ひたすら黙々とお仕事中。

「どうやってこなれた日本語にできるか」で煮詰まることもあるのだが、オランダ語の勉強とは違い、大好きなジャズピアノをバックに流したり、美味しいコーヒーを入れて気分転換しているうちに、何となく糸口がつかめてくる。でも、やはり翻訳者として特別なトレーニングや勉強をしたことがなく、どちらかというと、この会社の特殊な仕事の内容に精通していて英語が一応できる(特に読み書き)ということが重きにあって受注できているので、翻訳途中に悩みはつきない。

そんな翻訳上の課題もありつつ、資料を見ているうちに、会社カルチャーの違いを痛感。実はこの会社でのパワーポイント資料は、ほとんどワードなどで作る詳細文書のような細かい内容が詰め込まれることが多い。また書き方も、形容的表現が多々あり、一文一文が少し長め。プレゼン兼報告書的な使い方をするので、仕方がないとはいえ、渡す相手にどちらかというと情報量で圧倒させる感じ。

一方、この会社の後に勤務した会社は、間逆。転職したての頃、プレゼン資料を作り、上司に見せると、「18ポイント以下の文字が多すぎ!文字使いすぎ!」と暫く言われつづけていた。社内カルチャーとしても、いかにシンプルにクリアに相手にものごとを伝えるかが大事な要素の1つとなっていたので、社内プレゼン資料のフォーマットにも色濃く反映されていた。でも、この誰もがわかりやすい言葉で、端的に相手に伝えることは結構難しい。それだけ自分が考え抜いて、「これだ」と思う状態になっていないと、簡易な言葉で言い切ることはできないからだ。

などなど、いい意味で追い詰められる状況でありつつも、色々昔を思い出したり、比較したりして、単純翻訳だけでなく、ちょっとしたいい振り返りになっている。とはいえ納期も着々と近づく。今週は最後の追い込み。今回の仕事が、次にまた仕事を受注できるかにも関わっていて、気は抜けないものの、この仕事が終わったら1-2日くらいはちょっと羽伸ばしたいな。


Thursday 8 November 2012

すっかり秋深まる。

オランダ語の5週間集中コースが進む間に、すっかりオランダは秋模様全開。

我が家の前の、村のメインロード沿いの木々は、葉が黄色くなったかと思いきや、結構早いスピードで落ち葉となり、道を埋め尽くす。そして各家庭のお庭もまた、芝生の上に、沢山の落ち葉が敷きつまる。

各家の住人が、家の前の道路周りの落ち葉を多少なりとも掃除しても、追いつかないほどの落ち葉量。そんな訳で、市役所手配と思われる清掃人たちが、巨大な掃除機のようなものがついたトラックで、落ち葉を吸い取っていく。といっても、頻繁に来るわけでもないので、その間に住人たちが片付けた落ち葉用の即席ゴミ箱(小さな丸い柵のようなもの)が、4-5メートルおきに設置されている。

ちなみに、みんなお庭の芝生の上の落ち葉、どうやって清掃しているのかなと思っていると、どこからか「ごぉー」という音が。何と掃除機を少しだけ大きくしたような機械で、落ち葉を端の方に吹き飛ばし、芝生外に出たところでかき集めて、捨てているみたい?

そう、そしてこれは他人事ではない。我が家のお庭も大変なことに。夏は日陰ができて気持ちがいいなぁなんて、悠長に思っていた木々。しっかり日々刻々と葉を落としていく。オランダ語コース中は片付けたいと思っても、心と身体の余裕がなかったので、放っておいたところ、大変なことに!芝生が見えないほど、葉が落ちてしまっていた。

ということで、差し迫ったお仕事があるとはいえども、少しずつお片づけ開始。ただあまりにも大量なので、どうやったらいいのか、少し途方に暮れる。まずはコツコツと、芝生の上ですっと掃きだせる落ち葉を、芝生の生えていない場所に寄せ集める。とはいえ、あっという間に落ち葉の山!ということで、落ち葉をかき集められる場所が埋まっては、また違うところに・・・・と、いつしか4-5箇所落ち葉の山の出来上がり。




そして今度はこの山をどうするか。外の落ち葉用即席ゴミ箱に運ぶのが1つだが、運んでも運んでも落ち葉の山が低くならない!その上、ゴミ箱は我が家からの落ち葉だけで、埋まってきてしまう。うーん、と考えあぐねて放置している間に、強い風が吹き、更に落ち葉は増えていく。

落ち葉との格闘、マダマダ続きそう。

Tuesday 6 November 2012

Samenspraak 久々の復活。

以前のポストでも何度か触れているのだが、この夏の終わりにSamenspraakというプロジェクトの枠組みで、週1回2時間一緒に話をしてくれるオランダ人ご夫人をアサインしてもらっていたのだが、約1ヶ月強、オランダ語集中コースのためお休みしていた。そして今日、久しぶりの再開/再会。

当初、ボランティアのオランダ人が、移民の家に出向く形と説明を受けていたものの、自分が対象地域外の住人にも関わらずアサインしてもらったので、彼女が我が家に出向くには少し遠く、暫くはお互いが出易い少し大きな街の駅のCafeでお会いしていた。ただやはり駅前Cafeということもあり、周りが騒がしがったり、話の途中で店を追い出されたりと、少し落ち着かなかった。それを痛感し、今回彼女からの提案で、彼女の自宅にてお話をすることに。

いつもの待ち合わせの駅にて、お互いキョロキョロ。そしてお互い見つけあい、久々の再会!いつもと変わらぬ笑顔で、ぱっとこころが暖かくなる。簡単に近況を話しながら、一緒に迎えに来てくださった旦那様含め、ご自宅へ。

今回は久々であること、また自分が通っていたコースおよびその成果に興味があられたようで、主には今回のコースのこと、コースを終えて今後どうやって勉強していこうと考えているか、また幾つかテキストにあるトピックで雑談が発展するなど、いつものごとく、あっという間に時間は過ぎる。そして今回も、2時間という約束を超えて、3時間近く話しこむ。

今思うと、集中コースでは、生徒たちが話すよう先生が促してはくれるものの、発音・文法、また「オランダらしい」文章で話しているかを常にチェックされるため、いつもびくびくしていた。そんな訳で、元々スピーキングが弱い上、拍車が掛かって、たどたど話す状態。語彙やリスニング力といった点では多少伸びを感じたものの、スピーキングでは伸びた気がしなかった。

でもこのプロジェクトで自分のパートナーになって下さっている彼女は、これまでも沢山、このプロジェクトのボランティアをし、色々な移民のパートナーになったり、色々なケースを見聞きしてきているからか、自分のマダマダつたないオランダ語をしっかりと受け止めて聞いてくださる。そして、やはり相手が分かってくれる、聞いてくれていると感じると、話しやすいもので、ついつい調子が出てきて、いつも以上にオランダ語がスムーズに口をついてでてくる。更に自分でも脳が活性化されてきていることが意識でき、徐々にここ最近5週間のコースで習った単語が、蘇ってくる。不思議な感覚。

更に有難いことには、発音が下手な悩みを伝えていることもあり、自分の話を聞きながらも、ここは直した方がよいと思う部分は、丁寧に発音を直してくださったり、単語が分からないために複雑に話してしまった部分を、どういう風に話すともっと分かり易いか教えてくださったり。このプロジェクトは言葉を教えるものではないとは言われているものの、ちょっとした個人レッスンのよう。

コースの先生からは、コースに通わずにスピーキングは伸びないのでは・・・と懸念されたけれど、また同じように詰め込み型でやるよりは、少し自分のペースでテキストをしっかり復習しながら、実際にしっかりと話す場を増やす方が、今の自分には必要なことかも、、、と感じたり。

ということで、あっという間の3時間。実践の場であり、色々な気づきの場であり(言葉だけではなく)、こうして素敵な方とめぐり合えたことに、改めて感謝!




Sunday 4 November 2012

町、おっと。村が少し進化中!

ここ1ヵ月半近く、オランダ語コースで手一杯で、村の中に出るときには、最低限必要なものだけの買い物をし、買い物する場所と家の間(一本道)をひたすら自転車で移動するという生活を送っていた。

この週末、とりあえず授業&テストから解放されたことで、少しまた周りをキョロキョロする余裕が出てきて、少し新たな発見。

いつものパン屋さんが店舗移動したのだが、その場所はこの夏に大型スーパーマーケットが開店した敷地の一角。早速パンの買出しに行くと、お店のオーナーさんが「今度はお店がちょっと小さくなるの」と言っていたのだが、あまりそれを感じさせない作りのお店。それに随分と小奇麗&おしゃれになっていて、びっくり!更に開店時間が長くなって、便利に。

そのパン屋さんを後に、スーパーマーケットに向う途中には、新たにまた1店工事中。覗いてみると、少しこじゃれた系のカフェ!東京や、オランダの他の都市にあるほどでは勿論ないのだけれど。これまで村にあるのは、飲食店はパブ系なところか、スナックスタンド(ポテトフライ、コロッケ、ハンバーガーなどのオランダのファーストフード。)だけだったので、これまた新鮮な驚き。

と、そういえば、新しいスーパーマーケットが開店する前に、この村の発展計画みたいなものが写真つき立て看板であったことを思い出す。確か、スーパーマーケットができた建物を中心地に据え、この辺りにお店が幾つかあるようなイメージ図画描いてあった。スーパーができただけで大イベントだったので、出来上がった後はすっかりこれで終わりかと思ってしまっていたが。。

ということで、東京での生活から比べるとスロースピードなのだけれど、村の活性化が進んでいるみたいだ。村の新聞(毎週村の中のイベントなどが告知される)にも、色々なクラブ活動があるようなので、もうちょっとこの村の活動ごとを探索して、出てみようかな?

Saturday 3 November 2012

ささやかなお祝い :)

昨晩、仕事から戻ってきた我がパートナー。ドアを開けると、「おめでとう!」と目の前にかわいらしいお花のセット!

おととい試験を終えて、結果発表前から、「合格したら赤いバラの花束買ってプレゼントするからね~」とは言っていたので、ものすごいサプライズではなかったけれど、お花のチョイスには嬉しい驚き。。自分が大好きな白の小さなお花と、グリーンと白というシンプルなトーン。もらう身ながら、上記コメント聞いていた時には、赤いバラって、自分とは全くかけ離れたイメージだなぁー、ま、今回試験合格できないだろうし、ま、いいかと思ったりしていたのだけれど。素朴だけれどセンスの良いこのセット、すっかりお気に入り。



最終テストに合格したとはいえ、スピーキングが落第しているので、完全な形で中級コースが卒業した訳ではないので、ちょっと気恥ずかしいのだけれど、やはり嬉しい。彼自身も沢山大変なことを抱えているなかで、毎日鬼気迫る雰囲気を醸し出していた自分を励まし、サポートしてくれたこと、本当に感謝。本当はその感謝をどう表現したらよいかと思って、実は自分も何かプレゼントしたい気分だったのだけれど・・・・・これはまた完全にコース卒業したら!

それにしても、東京で一緒に暮らしている頃には見受けられなかった行動が増えてきた。嬉しい変化?何はともあれ、いつも本当に有難う!




Friday 2 November 2012

オランダ語コース 最終テスト終了!

授業の最終日から、中5日。昨日は最終コースのテスト日。

相変わらず家族内があまり平穏でない状況のなか、時間を捻出してコツコツと全テキストを復習。ただ今回は何と、初級コース(43テキスト)と中級コース(45テキスト)の2つのテキストからテストされるため、本当に時間が足りない!

前回の初級コースの際には、2回連続して受講したこともあり、色々な形でテキストが脳にこびりついており、復習に手間取ることはなかった。でも今回は事情が違う。あまりしっくりいかない中で、次から次へと新しいテキストをこなしたので、自分の頭に定着していない。見直しをしても、何だか未だしっくりこない。かなり途方に暮れる。

そして向かえた試験日。初級コースのテキストからの出題は全て自動的に答えが頭から出てきたのだが、問題はやはり中級コースのテキストからの出題。問題自体は難しくないということは分かるのだが、ちょっと曖昧なままにしていたところが多々出てきて、自分の弱いところを着かれてしまったり、ふわふわっと頭に入っていたためにスペルミスをしたり。テスト終了間際に自信がない部分を数えると、合格前後の正答数。微妙。電車の中で更に見直しをすると、更に撃沈。間違いすぎ。

こんなに頑張ってきたのに、何故しっくりと自分のなかに落ちてきらないままなのかと、情けなくなり、涙も止まらず。今回のテストに落ちると、約1ヵ月後に再試が待っている。しっかりやり直すいい機会かもと言い聞かせつつ、やっぱりもうこれ以上家と勉強の両立は精神的にきつい。もし落ちたら、今年はあきらめて、最初から潔く来年同じコースを1からやり直しさせてもらおうかとも思いつめる。

そして結果発表の本日。色々な意味で気持ちを一新したくて、お家の一斉徹底大掃除に取り掛かる。そしてちょっと一息、ふとメールを見ると、「結果」とタイトルに入ったメール。2時間も前に来ているのに気づかなかった。恐る恐る空けると・・・、予想を反して、何とかこの最終テストはぎりぎり合格!但し、クラスでのスピーキングが十分でなかったため、今回はこれでコース卒業とはできないとのこと。スピーキングのために、フォローアップのコース(Intermediate Upperクラス)受講かテストを受けた上で、修了証となるらしい。むむぅ。ま、でも妥当なコメント。

こうして嵐のような約6週間が終了。何となく多少変化は感じるものの、未だ未だと思うことが多々ある状態だし、未だスピーキングのレベルアップという大きな課題も残っているので、完全にリリースされた訳ではないが、完全に脱落。悲しいわけでは全くないのだけれど、何故だか1人でがらんどうの家のなかで、暫く嗚咽。。本当に疲れているのかもしれない。

ということで、今日は少し自分を解放。有難いことに、昨日日本から仕事の発注(かなり大物!)が入ったので、オランダ語はリラックスした状態で時間を絞って勉強し、少しずつ明日からまた普段の生活に戻していこうかなと思う。

Sunday 28 October 2012

自分の限界を自分で定めない。

この5週間を少しだけ振り返り。

今回のオランダ語の中級集中コース、始まる直前にとてつもない宿題・課題の量があることが分かり、最後まで行き着けるのか、直前にとてつもない不安に陥った。やっぱり未だ中級コースに挑むのは早かったのかな・・・と思ったのだが、一応入学許可をもらった以上、できるところまでやってみようと自分を奮い経たせてみた。

毎週毎週、週が終わるごとに、「ここまで頑張れた!」と安堵と、だましだましの励ましをしていたものの、毎日毎日は戦い。特に授業が続く日の2日目がつらい。通学に異常に時間が掛かるし、家事もあるしで、初級コースの際に、オランダ語を勉強することだけに集中できた環境とは違うつらさ。最低でも6時間、できれば8時間は予習に時間が避けるのが理想なのだけれど、時間を捻出するのが難しく、無理やり短い時間で押し込めるように勉強。あまりに追い詰められて勉強していたので、途中頭に入るものも入らず。

やっぱり無茶なチャレンジだったんだ・・・・と、毎日のように、コースを中断する理由(というより言い訳)探しをしていたことも結構あった。でも最終的には、「いいから、できるところまでやろう。いつも邪心がなくなると、すっとできるようになることもあったし!」と言い聞かせ、だましだまし通学継続。

その結果、一応完走。最後の修了テストの結果は分からないし、消化不良気味だけれど、自分でも多少の変化は感じる。街で聞こえてくる・見かけるオランダ語が前よりもっともっと分かるようになったし、いままでオランダ語で話をしていた家族&彼らの友人たちのオランダ語がもっと理解できるし、彼らからも「少しうまくなってきているわよ」と(励まし半分だと思うけれど・・・)直接褒めてもらえるようになってきた。

自分でやる前に限界を設定するのではなく、最後にでききらなかった・成功しなかったとしても、それでも頑張れるところまで頑張ることで、得られたことが沢山あったように思う。勿論、もっとセンスがよい人は、短時間でぐいっと伸びるんだろうな、自分は不器用だな・・・なんて思う時もあるけれど、これが自分、仕方なし。言葉の面で得られたこと、そして何より難しいチャレンジをするときの自分の心のもち方、マインドセットなど、改めて大事なことを思い出した気がする。追い込みすぎて自分を壊すまでする必要はないけれど、自分で勝手に限界線を定めないようにしたいなと感じる。

ここまで励まし・サポートをくださった家族・友人に改めて、感謝。

Friday 26 October 2012

オランダ語集中コース終了!

とうとう、この日がやって来た。

毎日テキストの予習とテストに追われ、家事と通学(時に片道3時間!)との両立にもさいなまれ、最後の週には病人が相次ぎ、少し最後は憔悴気味。何とか全てを全力でぐいっとねじ込んだ感じで、全授業終了。

毎日のコンピューターディクテーションテストは全テキスト分何とか合格し、隔日に出るエッセーの宿題も全て合格点。Weekly単位での振り返りテストもほぼ全て合格。とはいえ、やはりSpeakingは最後まで伸びきらず。自分でも分かっていたので、自らいつもアドバイスをもらっているコースリーダーに出向き、今後について相談。

本当は、中級コースが終わっても、上級コースに行く気は全くなかったので、もし最後の修了筆記テストが通れば、これで終わりのつもりだった。でも相談に出向くと、如何に今のスピーキングレベルをあげて、上級コースを頑張るかが前提のアドバイス。ひぇー。上級コースなどとんでもない。。こんな悲鳴を上げながらやっとの思いでついていっていたのか、いけてなかったのかも定かでなく、消化不良気味のまま行くのはやっぱり違う気がする。

一応もらったアドバイスは、やはり授業に出るなどの形でスピーキング力を上げた方がよいのではとのことで、週2回のペースの夕方のコース、中級の上のクラスに出てみてはとのこと。確かに、上級コースはさておき、今消化不良気味なこのテキスト、コツコツと自分のペースでやり直してみようとは思っていたし、自分でやるより課題に沿ってやった方が確実に頑張るし、、、と少しアドバイスに傾きかける。

たださすがに大学まで片道3時間近く。また集中コースではないので、1時間の授業のために、計6時間かけること、また病人を抱えるので夜あまり外出したくないとの判断をとり、ペースがダウンするかもしれないけれど、自習する道を選択。そして、もしかしたら来年初めに、もう一度中級の集中コースを取るか、夕方の早めの時間のコースをとるか、相談に乗ってもらうことに。

でもできれば頑張って、自分の環境のなかでオランダ語を話す力を伸ばせるといいなとも感じる。特に自分の場合、コース中、よくしゃべる生徒がいるなかを割って話すことができないでいるのと、授業ではより緊張していつもどうしてもとつとつとしてしまうので、個人レッスンでもないので授業に出ることだけで解決するようには少し思えない節もある。

強制力がない状態(宿題やテストがない)でどこまでやれるのか、また自分が受けたいタイミングで必ずしもコースがある訳ではなく、次の機会を待つと3-4ヶ月先になってしまい、折角再加速したラーニングスピードがダウンしてしまうのではという不安もありつつ、ひとまずコース通いは中断しようかなと思う。

Sunday 21 October 2012

病気を持つこと、病気を持つ家族を持つこと。

(過去分アップデート中)

大変ながらも何とか過ごしてきた最中、とある病気が進行していた家族が、とうとう入院することに。病気が発覚して以来、治療や手術を重ねてきては、新たな問題にぶつかり、医師の「大丈夫、よくなりますよ」の言葉がむなしく響く。

病気と戦う本人もそうだが、同居・別居に関わらず、家族もやはり体力的・精神的に大変。希望を持っては打ち砕かれ気味になり、休まる時がない。本来ならば、この集中コース、本当に勉強だけに専念しないとついていくのがしんどいところだけれど、やはりこれまで色々な局面でサポートしたり、励ましてくれた大事な存在。未だこんなにつたないオランダ語しか話せなくとも、少し顔を見るだけでも喜んでくれるのであれば、、、とこの週末両日、お見舞いへ。

更に悪いことは続き、もう1名病気が発覚。。寝ていれば直る病気ならいざ知らず、毎日しっかりとケアをしないと悪くなってしまうものだっただけに、急いでインターネットで、出ている症状が何が原因なのか、何が良くて・悪いのかなど、情報をかき集める。週末なので、Huisartsと呼ばれるホームドクターに行く前で、確定ではないけれど、どれを見ても合致。とにかく出ている症状を改善するための手をうつ。

結局想定外に週末勉強が手につかず。ただでさえ、短い時間で詰め込み気味で、身になっていないなぁと嘆いていたところ、少しお手上げ。残す1週間はもうギブアップして、次の集中コースがある来年に繰り越しで再受講させてもらおうか・・・・とまで思いつめる。家族が治ることに集中した方がよいのではと葛藤。

でも、一番つらいのは病気になってしまっている本人たちで、一応身体上は健康な自分は、できるところまで両立させる努力をしようと決意。どこまでやり遂げられるか分からないけれど。。

Saturday 20 October 2012

久しぶりの再会。

(過去分アップデート)

オランダ語コースも無事4週目が終了。少し一杯一杯になり気味だったところ、前々職の同僚よりコンタクトが入る。半年ほど欧州に交換留学で来ているなか、お休み期間を利用して、幾つかの国を旅するなか、オランダにも立ち寄るとのこと。折角の機会を逃したくなく、金曜日にDinnerへ。

在職時は少し接点が少なかったものの、退職間際そして退職後と、お話する機会を通じ、在職時の専門は最後一緒だったのだけれど、元々のバックグラウンドも、目指しているところも違うのだけれど、何か信頼できる、安心して素直に話をお互いできる存在。そのような訳で、4年ぶりの再会にも関わらず、再会の瞬間からすっかり和む。

個人的なアップデート、日本を外から見るようになって感じること、問題意識、ひょっとしたらのビジネスプラン・それに関わるネタまで、多岐にわたって夢中になって話し込む。そしてあっという間に時間は過ぎ去る。

頻繁に会っている訳ではないし、これといった確証はないのだけれど、何かまたどこかで必ず会える気がして、笑顔でハグしてお別れ。こうして少し分詰まり気味で、オランダ語勉強ばっかりの少し面白みのない自分になっている気がしたのだけれど、こうして気の置ける友人と会えたこと、沢山の話ができたこと、本当に感謝。

またいつか会える日を楽しみに!

Thursday 18 October 2012

オランダ移民プロセス・・・振り出しに戻り気味?もうよく分からない!

(過去分アップデート中)

先月、市役所から移民関係で業務委託を受けている組織の担当者との面談に出向く。通常、ビザが通ると、市役所からお達しが来て、面談があるみたいなのだが、自分が住むエリアは移民慣れしていないのか(!?)、一向に何の連絡もなく、自ら市役所をつっつく。そして紹介された担当者とされる人との面談にて、今後継続的にオランダに住むため、場合によっては永住するために必要なことを説明してもらう。

この際受けた説明は、過去のポストにも書いているのだが、3年半以内に指定の移民或いは語学のテストに合格すること、どのテストを受けるかは市役所が最終的に決めるので、通知を待てとのことだった。更には、この担当者および市役所担当者共に、遅い夏休みに入るので、通知は1ヶ月待てと。

そして昨日。1通の手紙が舞い込む。差出人の組織は、上記で出向いた担当者の組織。何か未だ足りないことでもあったのかと、手紙を読んでみると、パスポート、ビザ、市民ナンバーなどを持って、面談に来るようにとのこと。更には日程も勝手に指定されており、翌週の火曜日。でも文面の口調から見て、担当者としては「初めて」コンタクトをしているつもりのよう。ヘンだ。

即刻電話。「先月お会いしているのですが、今度の面談の目的は何でしょうか?」と聞いてみる。最初は自信がなかったので英語で話すものの、いまいち通じず。以前の面談のときにも、英語が苦手で最終的にはオランダ語で話したことを思い出し、つたないオランダ語に切り替えて説明。すると、「ちょっと待って」と調べだし、「ゴメンナサイ、来てもらう必要はないです」と一言。。

はぁ。とちょっとため息が出かけたものの、こんな状態だったら、市役所からいつ連絡が来ることになるのやらと思い、「念のため、今後のステップの確認させて」と話を始めると、前回の説明と違う!「まずは移民テストの勉強をして受けなさい」の一言。あれだけ前回、どのテストを受けるかで話をしたのに、NT2という語学の国家試験ではなく、移民テストを受けろと決めつけている。前回のインタビューのメモしていないのか。。更には、前回は市役所が最終決定すると言っていたにも関わらず、「どのテストを受けるかを決めるのは、あなたです」と。市役所からは一切今後連絡はないらしい。

もう前回の会話はひとつも信頼できない!と思い、念のため、テストのために学校に通う「義務」があるのか?と聞いてみると、「ない」と。どう勉強しようと勝手とのいい振り。更に、「一部の市では、学校の授業料の補助があるみたいなのだけれど?」と聞いてみると、明らかに過去の記録や自分に関する記録が手元にないはずなのに、「あなたのパートナーにはしっかりとした年収があるから対象外です」と一言。年収の限度とかないのかな。。

何だか振り回され気味で、ちょっとため息。そもそも、移民関連の担当者が、オランダ語以外あまりできない、説明することが毎回違うなんて、どうやってこれまで成り立ってきていたのか。。もうあてにできないので、とりあえず、今のコースが終わったあとに、コツコツと試験勉強するしかないかな。

Wednesday 17 October 2012

悶々、悶々。

とうとう通学中のオランダ語コース、4週目と半分が終了。残すところはあと6回!・・・と喜びたいところだが、何だか悶々。

実は先週金曜日、あまりに心身ともに焦心して、朝起きあがれずに休んでしまった分、テストが受けられず、課題がビハインド気味だったのだが。週末&この月・火で、鍛冶場の馬鹿力ばりの、物凄い集中力と根性で、ほぼキャッチアップ。作文の宿題、新テキストの6章分・旧テキスト7章分のディクテーションテスト、週明けの総復習テストをクリア。いつも「勉強しなさい、練習しなさい!」が口癖の先生さえも、昼休み時間も食い込んで怒涛のようにテストをクリアしていく姿にさすがに驚かれ、「すごい」の一言。でもそんな無茶をしているので、勿論また反動。泥のように眠り込み、授業中休みの今日、お昼まで起き上がれず。悪循環。。

初級コースの頃は、追い詰められるように勉強しても、全く歯が立たなかったり(1回目出席時)、何とか綱渡り状態でクリアできる状態(2回目出席時)。テストが落ち始めると、肝心の予習まで手が回らないし、1日でパスできるテストの量は最大限3つだった。それを思えば、ここ2日、多い時には7つのテストをパスしているので、かなり進歩している。旧テキストは本当にさらりとした復習でも、前はこのテストで本当にきりきりしていたのが信じられないほど、クリアに聞き取れて、テストをパスできるし、新テキストも綱渡りながらも、ほぼコース設計予定通りクリア。つまり7-8ヶ月前からは進歩しているのだが。何か腑に落ちない。(ちなみに、不思議なのは既にFluencyなクラスメイトたちは比較的テストの方で苦戦。両方着実な人も数少なくいるけれど。)

そう。今回は新しいテキストが、何と表現していいのか分からないのだが、「もの」になっていないことが自覚できる。確かにテストはクリアしているし、授業もそれなりに理解できているものの、頭にこびりつききらない。前のテキストの時には、万一単語がうる覚えでも、「この章のこの流れのところで使った単語・表現!」とすぐに思い出し、立ち返れたのだが、今回は1度やった単語も「あれ、こんな単語前出てきたっけ」という状態。

ものになっていないということは、当然スピーキングにも反映していて、一向にうまく話せるようにならない。特に授業では、「今度こそはうまく話したい」という気持ちが先立ち、空回りした状態で発言するので、さらに悪循環。そして「あ、みんなに『あの人何をいいたいのかさっぱり理解できない』なんて思われているんじゃないか」なんて、人の目まで気にしたり。。このままでは例えテストがクリアできても、本人的にはこの中級レベルをクリアした気に全くならない。

でも何故うまく話せないのかな・・・と思ったときに、上記以外にもう1つ問題を発見。(というか思い出す) 英語を勉強していたときから気づいているのだが、自分の論理のまわし方、話し方の問題。色々なことが頭に思い浮かんだまま焦って口をひらき、どつぼにはまる。自分が混乱して話しているのだから、相手に伝わるはずがない。つまり、語学以外の問題。特に英語・オランダ語は、言葉だけの違いでなく、やはり話の持って行き方、言い回しも当然違うもので、ここも含めて訓練しないと、本当の意味で「できるようになった」状態にならない。

課題は本当に山積み。ずっとブログでも「ポジティブに」なんて自分を励ましているものの、ちょっと途方に暮れ気味。ふーぅ。

Saturday 13 October 2012

コップに入っている水の量は?

オランダに来る前まで勤めていた会社では、自分のこれまでの考え方・進め方を改めて見直す機会が色々とあった。そんな中でも、特に鮮明に覚えていること。

とあるリーダーの方から、ある日呼び出しを受け、質問される。「今、あなたの目の前にあるコップに、7割程度の水が入っているとしてね、それをあなたならどう感じる?」 そう、当時の自分は、「あ、7割しか入っていない」が回答。そしてそれが当然だと思っていた。

それに対して言われたこと。「世の中には、それを見て、『わ、7割も入っている、十分な出来だわ!』と捉える人もいるのよ。そうして考え見られると、気持ちが楽になるしね」と。勿論、これが7割りしか入っていないと捉えて、ひたすら100%に近くなるまで淡々と頑張るのが好きというのであれば、それでもよし。また、そうか、そういう見方があるのかと取り入れてみるのもありと。

自分では常に、「あれもできない」「これもできない」「こんなことも知らなかった」とできないことばかり目につきがちで、いつも必死にどこかに向かって足を動かしている感じがするのだが、この会社で一緒に仕事をした上司たちからは一様に「改善するとよい点は、パーフェクショニストなこと」と言われ、オランダに来てからも色々なオランダ人から「パーフェクショニストよね」と言われる。理屈はわかっても、やっぱり色々デキナイコトだらけの自分を見ると、えー、パーフェクショニストかな・・・自分は違うんじゃないかな・・・と思ってしまいがちだが、どうやら少し認めた方が良いのかもしれない。

こんな話を思い出したのも、ここ最近の人とのやり取りから。以前のポストにも書いたけれど、自分では「テストが1つもビハインドしちゃった!まずい!」と焦ると、先生からは「なーんだ、1つだけ。大丈夫」と言われ。また80%が合格ラインの毎日のディクテーションテストで1-2度、72%で不合格になり再試になり、「なんて最低な点数を取ってしまったんだ」と思い撃沈していると、聞いた我がパートナーは「たった8点しか下回ってないじゃない!50点くらいしか取れなかったのかと思った」と言われるなど。

つまり人によって、同じ結果でも見方・捉え方が違うし、ポジティブに捉えられれば、自分も周りの人にもストレスを与えずに済むし、次がうまくいくようサイクルが循環していくように思う。ということで、前回のコースでは1つでも失敗すると、「まずい、どうしよう、やばい、もう全てがガタガタになるかも」と思ってしまったのだが、ここ最近少しだけ図太く過ごすようになれてきた。

とはいえ。あまりのほほーんとすると、ひたすらのんびりする性格でもあり、バランスとりながら自分に鞭を少しはうちつつ、逃げる余地も与えつつ、頑張っていこうかな。(言うは易しだけれど!)

Friday 12 October 2012

アップアップ・・・オーバーヒート気味。

現在通学中のオランダ語コース、早いもので3週目終了。ただ、物凄い消化不良中。。

毎日新しい単語・表現のインプットが150-200位入っては、翌日に同じだけの量が押し寄せるため、インプットされたものは入っては、出て行き・・・・の繰り返しのよう。折角、「この表現・単語、まさに知りたかった!」と思うものに沢山出くわすのに、全く頭に固定化せず。よって、授業で当てられて話をするときにも、何だかコースの最初の頃からよく使っていた単語や表現から、脱却できない。

今回のコースは、中級コースだけあって、もともとがよく話せる人がかなりを占めており、そうした人たちは、新しい表現や単語をどんどんと自分のものにしているように聞こえるのに、、焦りばかりが続く。何とか毎日のコンピューターテストを予定通りに近い程度で切り抜け(でも少し一部ビハインド気味)や、ライティング・スピーキングの課題で合格点(注 優れている訳ではない)をもらえても、何だか学んだものが何一つ定着していない状態のため、何だか宙ぶらりんな気分。それにこのままで行くと、最後のコース終了判定テストは、多分合格できないと思う。

そんな焦りから、色々と手や口を動かして勉強をしようとしても、時間費やした分の効果がでず、ちょっと悪循環。挙句の果てには、放心状態。放心している暇があれば、勉強すればよいのだが。うーん。大いに伸び悩み中!残りの2週間のなかで、ブレークスルーできる瞬間は来るのだろうか!?

Tuesday 9 October 2012

覚えられないものをものにするには?

(過去分遡りでアップ中)

毎日新しいテキストを勉強していると出くわす、新しい単語たち。何故だかさらっと頭に入るものもあれば、何度呟いても、何か工夫して無理やりこじつけで覚えようとしても頭に入らないものもある。最後には、物凄い気合で捻じ込むこともあるのだけれど、それらは大抵短期記憶脳にあるため、1時間後には消え去る。。

そんな試行錯誤中、オランダ語集中コースの責任者の先生から、生徒へのアドバイス。どうしても覚えられない時の1つの策。テキストの文章を読むとき、大げさなくらい気持ちを入れ込んで読む。CD-Romの音の抑揚を大げさにまねするもよし。そうしていると、するっと文章・単語コンビネーションごとするりと頭に入ることがあるらしい。

その2。ただただ机に向かって単調に覚えようとするのではなく、何かをやりながら頭に入れる。例えば歩きながら文章を読むなど。

一応どちらも、科学的研究結果の論文を元にしたアドバイスとか。さすが言語学者と名乗っているだけあり、ただオランダ語の文法を教えるだけに留まらず、色々な側面でのアドバイスがある。ちなみに、自身でもメソッドを試すべく、デルフトメソッドのスペイン語編を学ばれたことがあるとか。20章分くらいまでやったところで、結構基本的なことなら話せるようになったらしいが、暫く使ってなかったら、びっくりするほど忘れていて驚いたなんて話をされていた。そんなところからも、生徒の気持ちもわかってくれているのかな。

あと自身での体験としては、色々と頭に入らずイライラしたり、嘆きに近い状態になったときには勉強をストップする。夜の場合は、即眠り、その分早く起きる。そして、呪文のように「大丈夫、いつもこうしてできなくても、最後には切り抜けられていたのだから、今回も自分を信じて!」と言い聞かせていると、少なくとも短期記憶(2時間程度有効)には入ってくれることが多くなる。

ということで、集中はしても、追い詰めず、、、が大事かな?

Monday 8 October 2012

物の見方をポジティブに変えてみると。

色々と追い込まれる状況になると、ついついイライラが募ったり、ネガティブに物事を捉えがちになってしまう。いかんいかんと自分で自覚していても、分詰まり状況ではなかなかコントロールが難しい。それに、焦っていると、本当に何かミスをお越しがち。そう、この日も。

毎日のディクテーションコンピューターテストが思いのほかうまくパスでき、少し早めの時間に教室を後に。今日から1週間、実は我がパートナー日本出張中につき、家までの行路全て自力で帰らなくてはいけない初日、少し浮き足立つ。実は、本来なら2時間半程度で帰れるはずなのが、とある駅から我が村まで出ているバスが通常30分に1本のはず、よりにもよって少しでも大学を出る時間が遅くなると、自分が駅に着く時間帯は1時間15分バスがないのだ。もし乗り遅れると、下手すると3時間半位掛かって帰宅することになる。そんな訳で、初日に何とか早く学校を出られたのを喜んだのはこれが原因。

何とか駆け込みで早めの電車に滑り込み、翌日の予習をしようとバックをあけた時、はっと気づく。幾つか勉強のため持ち歩いているiPod Touch(実はとてもガジェット好きで幾つもiPod系類を持っています・・)、教室の端で授業中充電したまま、置いてきてしまった!たまたま今回置き忘れたのが初代iPod Touchのため、殆どデータは入れておらず、万一無くなっても痛手は少ないとはいえ、パスワードもかけておらず、誰かに盗られてしまったらと、小パニック状態。乗った電車を次の駅で降り、反対方向の電車をひたすら待ち、いつもは15分程度歩く距離、いままさに出掛かっている大学方面に出るバスを見つけて飛び乗り、校舎に戻る。この間約1時間、頭は真っ白、貴重な時間なのに勉強は勿論できず、、焦りが焦りを呼ぶ。

いつもの教室に駆けっていくものの、鍵がかけられており、急いで警備室へ。事情を説明し、鍵を借りて、ドアを開けると・・・・・あった!良かった!やはり大学だということと、自分のクラスの後は授業がなくて人がこないところだったことが幸いして、何とか盗難にあわず。警備室の人にも、「ラッキーだったわね!本当に良かった!」と言われる。

何とか取り戻せたものの、次には時間を無駄に使ってしまった罪悪感で、ちょっと呆然と歩いていると、突然自分の名前を呼ぶ声。振り返ると、今年の2月~3月、1回目の初級コースでいつも隣に座っていたクラスメイトの姿!

実は1回目のコースでは、心底追い詰められた状態で出席していたので、クラスメイトとは多少言葉は交わすものの、親しい友達になるほどまでにはいかなかった。よって、お互いの連絡先を交換することもなく、もう二度と会うこともないかなと思っていた。それだけに、あまりの突然の再会にお互い驚く。

いつも神妙な・不安な顔をして授業に出ていたからか、みんなコース中も、その後も心配していてくれたようで、会った瞬間、「会えてよかった!どうしているかと思っていたんだよ!それにちゃんと続けて、上のコースに出ているなんて、本当に良かった!」なんて喜んでくれたり。何だか折角ある意味縁あって、一定の期間共有していたのに、人との出逢いをないがしろにしていた自分に気づき、ちょっと残念だけれど、こうして気づいただけ遅くないかな?なんて。

さすがに集中コースは、出ている間仕事ができないので、このクラスメイトは夜のコース(週2回)に参加しているとのことだが、上級コースではまたインテンシブコースに戻りたいとのこと。やるならやっぱりインテンシブコースの方が断然効果あると感じているらしい。ということで、「お互い頑張って、次の上級インテンシブコース、一緒に行こうよ!」と嬉しい一言。その場では「うん!」なんて笑顔で言ったものの、無事1回で中級コースを卒業できるか分からない今は、少しでも小さなことをモチベーションに頑張ろうかなと感じる。

でも、今回iPod を教室に置き忘れていなかったら、彼との再会はなかった。「忘れ物するなんて、なんて馬鹿なんだろう・・・」とか、「あ、本当に時間が無駄になっちゃった・・・」なんてネガティブなことばかり考えてしまったけれど、こんな寄り道も悪くなかったのかもしれない。

何か起こったことには必ず意味がある。それに、例えそれが一瞬ネガティブに思えることだったり、失敗だったとしても、それが起きた裏で新しい何かが始まっている。ネガティブに捉えたままだったり、ひたすら落ち込んでいるだけだと、その何かが起きていることに気づかずにいてしまう。それに本当にどんな出来事もその人のとりよう。これは色々な場面で感じてきたこと・経験してきてきたことで、ちょっと色々な焦りにおぼれそうになっていた自分に、それを思い出させてもらえたことにも感謝。

ポジティブに、ポジティブに!


Sunday 7 October 2012

ついに!もぐら捕獲!

(過去分アップデート中)

この春過ぎから住み始めた借家のお庭。以前にもポストしたのだが、異常な量のもぐら塚を作られ、一時見るも無残な状態なお庭になっていた。確か、40前後位は、作られたと思う。

モグラ捕獲機も功をなさず、毎日が戦いで、土の山を5-6個作られては、穴を見つけて押し戻し、といった駆け引きを繰り広げているうちに、すっかり出てこなくなった。あまりにやりかえすから、さすがにギブアップしてくれたのかな~と思っていたが、勿論そんなに世の中甘くない。

この9月末頃に、我がパートナーがお庭の芝刈りをしていたところ。何とまた出没開始。それも今回は、もぐら塚をつくるのではなく、もぐらが道を作ったところが、こんもりと道沿いに盛り上がるという状態。モグラ塚だと、すっかり芝生の草を掘り返されるのに対し、少し盛り上がっている位だからいいかな・・・・なんて思ったけれど、実は草は土からはがされずとも、道を作るときに根を引きちぎっているのか、2-3日経つと、気持ち盛り上がっている部分の上にある芝生の草が枯れてきだした。そして道はひたすら縦横無人に作られている。うーん、やっぱりこれもやだ!

ということで、またしても捕獲作成。我がパートナーいわく、今回の方が捕獲機が聞き易いとのこと。何故なら、モグラ塚であると、どこがモグラの本拠地か分からないので、無駄なところに仕掛けることになってしまう。一方でモグラ道が見える状態だと、全ての道が見えるので、どのあたりが頻繁に通っていそうかが分かる。(1つの箇所から枝分かれして道を作っていたりするので)
このため、観察をして、幾つかよく通りそうなところに捕獲機を埋め、数日様子見。

・・・・なんと、今度は捕獲機、しっかりとモグラを捕獲!これにて人生初めてモグラとご対面!あんなに沢山の、結構大きな穴を掘り、山を作っていた主とは思えないほど小さい。何だか捕獲しちゃって、かわいそうな気持ちが一杯。うーん、何か平和的に共存する方法はないのかしら。。なんて。

Friday 5 October 2012

集中コース、毎日必死。

(過去分遡ってアップ中)

時間が経つのは早いもの。毎日次から次へと降りかかる課題を黙々とこなしているうちに、オランダ語中級集中コース、2週目終了。

この週から、作文は週2回宿題、そしていつものように、毎日新しいテキスト2章、古いテキスト3章分の予習・復習・テストに追われる。古いテキストの復習は、本当に目を覆いたくなるくらい適当にしかできず、とうとうディクテーションテストで合格がなかなかできなくなってくる。あんなに冬~春にかけて頑張って学んできたし、テキストの内容は覚えているのだけれど、チャンクになって聞こえる2-3語の塊が分解できず、スペルはすっかり曖昧になっており、撃沈。。予定からビハインド。

更に新しいテキスト、綱渡り的に何とかこらえていたものの、特に授業が連続する日は翌日の予習時間が極端に限られ、とうとう撃沈。。2週目最後の日の最後のテキストのテストに不合格。。1回落ちると1時間勉強してからでないと再チャレンジできないけれど、どうしても翌週に負荷を持ちもしたくなく、「1時間後に戻ってきて試験を受けてもいい?」と訪ねると、先生から「駄目!もう週末になるのだから、帰りなさい!何、1つしかビハインドじゃない?ならなお更、月曜日でもいいよ!」とのこと。確かに、ディクテーションテストに落ちる時は、やはり自分のなかでテキストが真から落ちきっていないことが分かっているし、これで表面的に見直して仮に受かっても自分ためにならないし・・・とういことで、あきらめて帰宅。

ちなみに今週2回作文提出があったのだが、自分では結構書けるようになっているかも!?と思っても、なかなか良い点は出ない。調べれば分かるのだが、1時間というなかで書き上げていると、De名詞とHet名詞をしっかり識別せずに使っていたり、動詞の形がしっかりしてなかったり。何となく基本的な間違いが多くて、我ながらがっかり。

クラスのなかでのSpeakingも、さすがに中級コースだからか、Fluencyな人も多いなか、相変わらず詰まりながら話をしており、何だか自分の強みをどこにも見つけられず。1つでも「これだけは強い!」というところがあれば、ちょっとは自信も出てくるのだろうけれど、そんな焦りから、ちょっとイライラ。

ちなみに最近感じていること。何故、絶対音感があり、音のセンシティビティはなくはないはずなのに、リスニングや発音が悪いのか。1つとしては、どんな音であろうと、音を聞くと、どうしても頭のなかで文字、特にカタカナにしようとしてしまうからかなと。オランダ語には、日本語の音・文字にはしきれないものが沢山あり、そこで頭が硬直して混乱してしまうのかも。もっと素直に聞こえた通りに、あまり考えずに音をまねできればいいのかな。でもこれが難しい。(涙)

ということで、相変わらずヘンなことにも悩みながら、必死にコースにしがみつき中。

Thursday 4 October 2012

語学学習-テキストを完璧に飲み込む。

暫くオランダ語の集中コースに参加のため、なかなかブログをかける状態にないのだが、この期間中に学んだこと・アドバイスを受けたことなどで、自分のなかで大事かなと思ったことを備忘録として遡ってアップ。

現在通っているデルフト工科大学のデルフトメソッドでオランダ語を学び始めて暫く経った頃から感じていたのだが(ブログにも少し触れた気がするが)、このデルフトメソッドの概念・アプローチは、自分が東京で英語を習得するために通った特訓スクールで受けたものに似ている気がする。

このスクール、英語を教わるところではなく、英語特に英語コミュニケーションを取得するアプローチを共有し、そのアプローチ通りに学習が進んでいるかの進捗をチェックするというところだった。「教材をしゃぶりつくせ!」という表現がコーチからよく発せられた通り、学習方法は大別すると、1テキスト(A5で1ページほどの量で少し固めのトピック)①文法の観点から完全分析しテキストの内容を完全に理解する ②発音の観点から完全分析する (例えばどの単語がチャンクとなって発音されているか、どう抑揚があるのかなど) ③完全に全ての単語が聞き取れるまで聞き尽くす といった指導を受けた。

このような経験から、勝手ながら、デルフトコースでも、各章のテキストを文法・音共にかなり解析をすることに労力をかけていた。本当は先生方が禁じ手としているのだが、先生に隠れて、テキストのノートへの書き写し&文法・音などの分析結果残しをしてきた。またそのノートには、毎回ディクテーションをした結果、どうしても聞き取れない音、覚えられない単語などをマークしてあるので、後々見直すときにとても便利。勿論、何も書き込みをしないで学習すると、その場その場が真剣勝負で、自分の頭にしっかりとこびりつかせやすいという利点もあるとは思うが、あまりに大量のものを短時間で集中的に学ぶときには、少し難しい(少なくとも自分にとっては・・)

ちなみに先生方からは、「テキストには書き込みをするな」「テキストをコピーしたり、書きうつすことはするな」と口すっぱく言われる。先生の意図としては、「テキストに書き込みをするな」⇒何度も繰り返し学習するので、書き込みがあると邪魔になる(後日見直す際にはさっと見てさっと分かるようにするため)ということ、「コピーや書き写し禁止」⇒そんなことに時間を費やすのは勿体無い!という合理性 故であった。ただどうしても、自分のやり方というのもあり・・・禁を破っています。

そんな形で自己流も取り入れつつ学んでいたのだが、最近このコースの責任者で、テキストの執筆者の1人の先生から、生徒へのアドバイスとして、「テキスト文の徹底分析」の大切さを説かれる。分析をしだすと、それぞれの文章に適用されている文章、言葉のコンビネーション、更にはオランダ語的表現など、様々な要素を学ぶことができる。1章のテキストで大体、15-20語×35行前後なので、1章だけでも本当に沢山のことが詰め込まれていることに気づく。文法を「文法」という単独の形で学ばないけれど、全ての文法要素は嫌というほどテキストにちりばまっている。

実は初級コースのときに多くの授業を担当していた先生からは、ただただスパルタ式に「勉強しなさい!」「練習しなさい!」と言い続けられることが多く、「How」についてはデルフトメソッドのありきたりの手順だけをさらりと触れられるのみに留まることが多かったのだけれど。やはり長く言語学・学習方法を研究し、多くの生徒を見てこられている分、いつも意味が深いことをずばりと教えてくださるように思う。

そしてテキストの次ページにあるギャップ文。ついつい面倒くさくてやらずに済ませることも多いのだが、これは本当は優れもの。意図としては、幾つかが穴あきになった状態のテキスト文を、幾つか単語がない部分も含めてすらりと読めるかを試し、読めなかったら、分析が足りない、徹底した理解ができていない状態であるので、またテキストに戻って学習をするようにとのこと。

ということで、少し時間は取られても、集中して学べるこの機会に、徹底してテキストを分析し、聞き込むこと、ひたすら続けてみようと思う。


Wednesday 3 October 2012

小さなアンバサダー。

(過去分遡りでアップ中)

ここオランダに来て、そして特に語学学校に通うことで感じること。前にも触れているが、何と沢山の国から、こんなに小さな国に来ていることか!

理由としては、オランダ人と結婚していること、難民認定を受けていることなど。でも特に結婚・パートナーという点では、どこでこんなに色々な国の人たちと出逢って、連れてきているのだか!前回のコースでは、比較的ヨーロッパ系の人が多かったのだが、今回の中級コースでは、アジア系・南米系・中東系・アフリカ系の方が多い。イギリスも、ある意味留学を1つの産業としているだけあって、沢山の国の人が来ていたし、自分のMBAクラスも24カ国から生徒が集まっていたが、オランダに来て、それ以上の国の人たちを知る。今思いつくだけで、上記のイギリスでのクラスで出会った24カ国以外で、新たに思い出せるだけで15カ国の人と知り合ったことになる。

そのような多国籍なクラスにて、オランダ語学習とはいえオランダ人の気質を色濃く反映した授業スタイルとなると、色々なネタで深堀される機会が多い。すると、自分が普通と思ってきたことも、「あれ、何でだっけ?」という振り返りの機会にもなるし、間違ったことを言って日本という国を誤解されたくないという思いもあって、色々なことを改めて調べることも多い。

中級コースともなると、色々なテーマでプチプレゼン的になることもあり、クラスメイトの話を聞いているのもなかなか楽しい。そんな中、先生がある生徒にこんな表現をした。「きみは、このクラスで○○の国のアンパサダーだよ。さあきみの国のこと、みんなに話をしてみて」と。まさに言いえている!

また、東京にいる際に通ったブリティッシュカウンシルのコースでも感じたことなのだが、色々なテーマでのディスカッションが授業で始まると、本当に語学を超えて、自分の中身も問われているように感じる。色々なこと、もっともっと勉強したいなという気持ちに駆られる。

・・・・でも、どうしてこうして大変なときに限って、変な向学心が芽生えるのだろう。時間に余裕があるときには、驚くほど無駄に時間が過ぎ去り、勉強しないのに。。ちょっともどかしい。


Saturday 29 September 2012

オランダ語集中コース、1週目無事終了!

今週から始まった、オランダ語中級集中コース。

初日クラスに出てみると、少し予想を超えた人数。自分が通った1回目の初級コースのすぐ後に始まった、この春の中級コースは6名だったと聞いていたのだけれど、今回は2グループ、計30名強!暫くの間コースがお休みだったからか、次の年にこの大学に入学するために勉強するためには丁度良いタイミングだからか、ちょっと驚き。

クラスの内訳を見てみると、今回のコースの1週間前に終わった初級コースから上がってきた人、自分のように春先に初級コースを終えて戻ってきた人、中級コースから入ってきた人など。大体30%くらいずつ。でもこのコースに中級コースから入ってきた人たちは、やはりレベルが高く、既に移民テストをパスし長く住んでいる人や、母国でかなりしっかり勉強してきていて、既に流暢に話せる人が多い。無事中級コースに入れてもらえたレベルの自分とは、ちょっとレベルが違うかもと、圧倒される。

初日にはコースの概要・進み方などの説明。万一、このコースに入ってみようかなと思われる方がいたら、ご参考までに!初級コースでは、1つのテキストだけを使っていたのだけれど、今回は2冊。1冊は初級コースのテキスト、もう1冊は新しいテキスト。初級コースのテキストは、授業では使わず、毎日2-3章ずつ、コンピュータ上でディクティエーションテスト。(初級コースのとき毎日やっていたもの) 新しいテキストは、これまた毎日2-3章ずつで、スピーキングのクラスで取り上げられる他、これまたコンピュータ上でディクティエーションテスト。つまり毎日4~6つ程度、コンピュータテスト!

更に週に2回程度、作文の宿題。午前中の授業が終わった後に配布され、午後の授業が始まるまでの中休みで書き上げて、午後の授業で提出。初級コースの時には、通学に時間がかかる身分のため、どのような隙間時間も大切で、授業の間のブレークはほぼディクテーションテストのための勉強に当てていた自分としては、痛い。。

さらに1コース中で、3-4回程度、ショートスピーチ。これはクラスの人数が多いほど、割り当て回数が減るので、、、前回の中級コース6名だったから、ハードだったんだなと納得。とはいえ、これまた初級コースのときには、入念に準備をしていた身としては、上記の課題と並行してマネージするには結構ハード。。

上記全て合格ラインを突破し、最後の大テストにパスする他、授業中のスピーキングレベルもしっかり評価に考慮するとのこと。本当に気の抜けないプログラム。。

ということで、この1週間は、また相変わらず課題に追いかけられる毎日。でも気づいたこと。余裕かな~と思って気を抜くと、特にコンピューターテストの結果が芳しくない。一方で、「これはやばい。。難しい。」と感じ、かつ勉強時間が非常に限られるときほど、結果がいい。難しいかもと思うと、前回は頭が膠着してしまったけれど、今回心がけているのは、自分を信じるということ。とにかくコツコツ積み重ねる(例えば、聞き取れない文は、ひたすら自分でも口に出してリズムや音をつかむなど)と、最後には必ず報われてきたという前の経験を念頭に、邪心をもたずに集中すると、最後はするっと頭に入る。(時間はかかるけれど。。) また時間が限られた時には、異常な集中力が芽生えることも発覚。 とにかく、精神的においこまず、集中する時には集中し、気を少し抜くときは抜くことも必要なようだ。

ということで、まずは1週目、全て無事何とかパスし、週末に突入。少し気が抜け気味だけれど、週明けには、2つのテキストのとりまとめテスト、スピーチも控え、気を引き締めて頑張らねば!

Monday 24 September 2012

オランダの電車定期券。

今回オランダ語集中コースに通うにあたって、電車チケットのオプションをちょっと比較。

1つ目は、現在持っている1年間有効の、通勤・通学ピーク時間帯外(9時~16時、18時半以降)のみ40%割引チケット「Dal Voordeel」の活用。50ユーロで1年有効。(OV Chipkaartなる、全国共通の磁気式・チャージ式カードが必要)近くの駅から、アムステルダム、デン・ハーグ、ロッテルダムなど、時折出向く駅まで、大体往復で30ユーロ前後。うまく時間帯を選べば、16ユーロ前後程度になる。ちなみに、乗る時間帯が上記にまたがる場合はどうなるのかと思ったら、どうやらOV Chipkaartを、ピーク時間帯前にかざせば、降りる時間帯がピーク時間帯に入っていても割引適用された!

それはさておき。今回の通学時間帯上、上記が適用されるのはどうしても片道だけ。ということで、週4日だけの通学でも、1ヶ月の定期券の方が多少だけれど安くつくことが判明し、定期券を購入するため、駅のカウンターへ。一応インターネットでも買えるはずだけれど、いつも何だかうまくいかないので、有人カウンターだと50セント取られるけれど・・・少し時間がない今は仕方なし。

「○○駅と××駅の1ヶ月定期券が欲しいのですが・・」と切り出すと、すかさず、「4ユーロ高くなるけど、National Wideの定期券の方が得じゃない?」と。何と!約370ユーロ強で、1ヶ月、オランダ国内の電車が乗り放題!一応購入しようとした区間は特急で1時間の距離なのだけれど、その定期券との差がそんなに小さいとは、思いもよらず、そのようなオプションは調べもしなかった。

ということで、今回は全国乗り放題定期券を購入。勉強中、そんなに他の都市に遊びに行く余裕はないけれど、多少日によって寄り道しなければいけないときもあるし、学校に通学するための交通費は、オランダでは税金控除の対象になるので、多少はお金が戻ってくる可能性もあるみたいなので、購入した分の元はある程度取れそう。

とはいえ・・・安定した職業がある身分ではないので、ちょっと痛い出費。オランダ語コースが終わったら、委託仕事、増やさなくちゃ!

Friday 21 September 2012

明日から本気モードへ!

ここ2週間で、コツコツと、でもさらりと、これから始まる5週間のオランダ語集中コースの新しいテキストの予習を行う。そして本日やっと最後の45章の予習までたどり着く。

本当はもう少し時間を掛けて、丁寧に予習をしたかったところだけど、パーフェクショニストな性質は少し抑えて、決められた時間のなかでできる最大限のことをやると決めたので、とりあえずよしとしたいなと思う。

次の月曜日から100本ノック状態で、授業⇔予習⇔テストが続くので、この週末で、最初の方のテキストを、もう少し丹念に聞き取り&シャドーイングをして、少し気持ちに余裕を持った形でスタートしたいなと考え中。家事もあったり、少し家族周りで大変な事柄もあるけれど、ここは両立できる力をつける訓練と思って!

一応毎日どのようなスケジュールで動けば、それなりの勉強時間の確保と、家事が両立できるかも組み立ててみる。それなりにバッファーを持たせても、頑張れば平日授業がある日は授業外で8時間、授業のない日は10~11時間ほど、勉強に当てられるかも?それでもマダマダ今回の宿題の量を考えると、時間は足りない感じもするけれど、ない時間を嘆いても仕方がないので、その中で最大限効果ある形で勉強する工夫をしたいなと思う。

ということで、暫くブログは疎かになる可能性もありますが、たまに近況報告できればと思います!

Monday 17 September 2012

約束!ストレス負けしない。

来週から始まるオランダ語集中コースを前にして、またしても、オランダ語勉強のトピックで散りばまれ始めた、我がブログ。何故なら、、、この集中コースはなかなかのツワモノ。

初めてのこの大学での集中コースは、オランダ語を習らった経験もなく飛び込んでしまったこと、またどこか非常に日本人的(!?)気質の持ち主だった自分だからか、とんでもなくストレス万歳の追い詰められた状況に陥った。 ほぼ寝食以外の時間を見つければ全て勉強。どんな隙間時間も惜しくて、どうしても机で勉強できないときは、常にiPodで聞き込み。いつも鬼気迫った空気をかもし出していた。(よう)

そしてとうとう次のコースへ。懸案のスピーキングのテストに受かり、中級コースの申し込み許可もらった~!と喜んでいる自分を見て、一応喜んでくれたものの、どこか何か言いたそうにしていた我がパートナー。自習を開始し始めた矢先に、一言。「今度は、ストレス負けしないでね。絶対。通う以上、約束だよ」と。きょとんとしている自分に、更に畳み掛けるように、「いくら毎日のテストに落ちようが、もう気にしたりしないんだよ」と。

実は本人びっくり。確かに、ストレス感じていたし、文句もいっぱいいったし、弱音も沢山吐いたけれど、本当に気が狂うまで追い詰められるところまできていなかった(つもり)。これまでも、よく考えれば逆境や、難しいチャレンジに置かれても(自然&必然)、何だかだと頑張ってしまう性格。。自分の力の120%位高い壁は、確かにチャレンジする前に躊躇することもあるけれど、いざいどみ始めて、もし壁を登りきったら、自分が今まで見たのとは違う景色・視点に到達できる。そんな経験を何度となく繰り返しているうちに、ついつい自分からチャレンジャーになってきてしまった気がする。それに、語学に絡んだ勉強という点では、イギリス留学を志した時の準備期間や、MBA中に、本当に自分でも驚くほどの馬力と、隙間時間の捻出力で、勉強をしたことがあるので、結構追い詰められた状態に追い込まれても、泣き言を言いつつ最終的には頑張ってしまう。でも、改めてここで気づく。その状態の自分に、周りにいた家族・友人・仲間たちが、そんな自分と状況を理解し、サポートしたり応援してくれていたから、チャレンジできてきたかを。何だか、心配かけたり、気を使わせてばかりで、ちょっと情けない&反省。。

更に。本日を最後に、集中コースに通学するためひとたびお休みするSamenspraakのプロジェクト。パートナーを組むオランダ人のご夫人からも、短い回数ではあるが、しっかりと自分の性格や傾向を見抜かれていて、一言。「集中コースは大変だと思うけれど、決してストレスを感じず、楽しむようにね」と。 また「オランダではね、子供たちは全ての教科がパーフェクトにできるとことが大事なのではなく、勉強をして楽しいと思う何かを見つけることが大事とされているのよ。だから周りはその何かを子供が見つけるために、サポートをしている。1つでも勉強して楽しいものがあれば、自分から惜しみない努力をするし、学校も楽しいと思って通うはず。また本人が最大限の努力をした結果、例え試験などに落ちても、それは責められることではなく、そこまで頑張った本人を認めてあげることが大切なの」と。

日本で受けてきた教育制度や、教えが身にしみてしまっている身としては、ついつい試験があると、失敗は許されない、受からなければと思うし、できる限りパーフェクトを目指しがちになるのだけれど、今オランダ語を勉強している究極の目的を考えれば、もう少し楽しんで勉強をしたいなと思う。さまざまな人たちから、心配されつつ、目が覚める言葉をかけてもらいつつ、今回の中級コースでは、勉強&試験にストレス負けしないことも目指して、頑張りたいなと思う。

Sunday 16 September 2012

Get out of the small world!

ここ最近、またしても、次のオランダ語集中コースのため、引きこもり気味な毎日。ただ、コースがなくとも、未だ仕事をしているほどでもないのと、田舎暮らしという要因が重なり、自分が自由に大手を振って使えるお金も限られているので、なかなか外の世界に飛び出すこともなくきている。

そんな中、昨日は我がパートナーの会社のファミリーデー。会社施設に、社員の家族を招いてのイベント。日本でもよくあると思うが、仕事は仕事と割り切っていそうなオランダでも、このようなイベントがあるとは!とちょっとばかり新鮮。

イベントでは、飲食物の出店、子供たちが遊べる場、そして工場見学など、それなりに盛り沢山。セレモニーでは、会社がある都市(オランダで4-5番目の大きな市)の市長さんも呼ばれており、スピーチ。また勤続年数が非常に長い社員が表彰されたり。個人的に楽しかったのは、工場見学。いつも我がパートナーが一緒に仕事をしている、品質・テスト部門の方々とお話したり、生産ラインを見たり。製造業系のビジネスに携わることの方が長かったので、現場での逸話・問題点やら、工程などを見ていると、何だかワクワクしてしまう。

更には、色々な部署で働く仲間たち。自分が未だ日本にいる頃、オランダオフィスから日本に出張で来た際に会ったことがある人たちとの久しぶりの再会を楽しみつつ、新たに出会った人たちとも話が弾む。会社勤めは、それなりにストレスもあったり、働いている時には楽しいことばかりではない時もあるが、会話を通じて、やっぱり仲間と何かを一緒に成し遂げることって、楽しいことだよななんて、思い返してみたり。彼も自分も、大きな会社で働いていた・働いているので、ついつい大きな歯車の1つにすぎないと自虐的に感じることもあるけれど、全員でないにせよそれなりの似たような志や価値観を持った人たちが集まっているので、やっぱり楽しい。

また自分のバックグラウンドがほんの少しかぶる領域のお仕事をしている人とも出逢い、色々なそのビジネスにおける課題や展開などの話も盛り上がる。更には、短時間で実のある話ができて、興味を持ってもらえたようで、最後は「履歴書送ってよ!」と。どこまで本気で話が広がるかは分からないけれど、国籍や、どの国で仕事をしてきたかを超えて、自分という個人に興味を持ってもらえたのはとても嬉しかった。ネット上で情報を見つけて履歴書を送っても、そもそもなかなか履歴書を読んでもらえるまでにいかないので、やはりここでの就職活動は人のつて・コネクションを見つける必要があるなとつくづく感じる。

などなど。こういう状況で色々な人と交流すると、やっぱり自分はビジネスが好きだし、組織の中でまた働いてみたいな・・・・なんてふつふつと感じたり。特に、外資系で働いていたとはいえ、日本でしか働いたことがないので、違う文化の組織・人と働いてみたいという思いもあったり。

ということで、高々小さな出来事なのだけれど、色々と感じさせられた1日。やっぱりうちにこもらず、もっと外に出て行くことの大事さの再認識。(少なくともオランダ語コースが終わった後・・・)


Saturday 15 September 2012

オランダ総選挙。

この4月に、オランダのルッテ首相が内閣総辞職をし、9月に選挙が行われることが決まってから、早半年。9月に入ると、政治家が呼ばれてディベートする番組もちらほら見受けられ、徐々に選挙の機運が高まっていた。

あまり沢山テレビを見る方ではないのだが、それでも例えば、各党のNo2を占める女性政治家たちが5-6名集まり、国民に関心が高いトピックで議論していたのを見かけたことがあった。各党のNo2がみな女性&若いのにしっかりしているな・・・という妙な感心をする。また選挙前日は各党のリーダーのディベートも。残念ながら、自分のオランダ語力では到底理解しきれないのだが、各党の若いリーダーたちは、自信を持って国民に向けて自分の考えをしっかりと送っているような様子。ただ、全般的にみな自信に満ち溢れているものの、語学が分からないなりにも、芯がある本物な人と、うわべだけのような人も見え隠れしつつ。とはいえ、そんな容姿・振る舞いだけでなく、早くオランダ語が理解できて、中身を理解したいと強く思う。

ちなみに、田舎に住んでいるからかもしれないが、メディア以外の場所で、選挙が近づいていることを思わせるものは少なかったように思う。例えば、街頭には選挙チラシやポスターもほとんどなかった。でも、もちろん家族や友人たちが集まると、やっぱり選挙の話が多々。オランダは、世界の成長国ランキングでも今年4位にランクインされているほどで(ちなみに1位スイス。日本は10位)、ヨーロッパの国の中でも比較的安定している国の方とはいえ、もちろん沢山の問題を抱えるし、政治に対する期待も高いように感じる。

何となく「日本的」常識から、週末選挙だと思っていたら、驚いたことに平日の水曜日に選挙!平日選挙じゃ、どれだけの人が投票に行くのかしらなんて思ってしまうが、テレビを見ていたら、駅で投票している人も。大したことではないかもしれないが、色々な違いがある。でもそんな平日選挙であろうと、投票率は高い。前に読んだOECDレポートでも、オランダの選挙への関心と投票率の高さについて言及されていた通り。そしてテレビでは、刻々とGeemeente(市・区)単位の開票結果の速報が読み上げられる。

今回の選挙では、きっぱりと2大勢力に分かれた - 中道右派と中道左派。僅差でVVDという自由民主国民党が勝利したが、労働党の議席数もほぼ同じ。オランダ国内の意見が二分していることが分かる。ちなみにかつて(かなり前?)第一党だったらしいクリスチャン系の政党は、今では驚くほど議席数は少ない。

右派と左派は、大体労働階級層は中道左派、会社勤めやアントレプレナー層は中道右派をサポートしている傾向にあるらしい。よって、例えば、階級が多く住む大都市や、かつて或いは今も工場などが多い地区は、中道左派への投票が高い。どの党が第一党になったかを色分けした国内地図を見ると、一目瞭然。

これからこの結果を元に、組閣が始まるようだが、圧倒的第一党がいない傾向の強いオランダは、大体は、連立内閣になるらしい。今回は更に、論点・アプローチの違う2党が第一・第二勢力になってしまったため、組閣が成り立つまで結構時間がかかるかもしれないらしい。こんなに空白期間が長くて大丈夫なのかしら、とはらはらしてしまいながらも、ただただ見守るのみ。

・・・と今回は、見事に、全て伝聞調でしか書けない。まだまだオランダの政治の仕組みや情勢など、本当に恥ずかしいほど理解できていない。曲がりなりにも、もしかしたら長く住むかもしれない国。もっとしっかり、自分の目で捉えて、考えがもてるように、言葉ともども、勉強しなくちゃと強く思う。