Saturday 29 September 2012

オランダ語集中コース、1週目無事終了!

今週から始まった、オランダ語中級集中コース。

初日クラスに出てみると、少し予想を超えた人数。自分が通った1回目の初級コースのすぐ後に始まった、この春の中級コースは6名だったと聞いていたのだけれど、今回は2グループ、計30名強!暫くの間コースがお休みだったからか、次の年にこの大学に入学するために勉強するためには丁度良いタイミングだからか、ちょっと驚き。

クラスの内訳を見てみると、今回のコースの1週間前に終わった初級コースから上がってきた人、自分のように春先に初級コースを終えて戻ってきた人、中級コースから入ってきた人など。大体30%くらいずつ。でもこのコースに中級コースから入ってきた人たちは、やはりレベルが高く、既に移民テストをパスし長く住んでいる人や、母国でかなりしっかり勉強してきていて、既に流暢に話せる人が多い。無事中級コースに入れてもらえたレベルの自分とは、ちょっとレベルが違うかもと、圧倒される。

初日にはコースの概要・進み方などの説明。万一、このコースに入ってみようかなと思われる方がいたら、ご参考までに!初級コースでは、1つのテキストだけを使っていたのだけれど、今回は2冊。1冊は初級コースのテキスト、もう1冊は新しいテキスト。初級コースのテキストは、授業では使わず、毎日2-3章ずつ、コンピュータ上でディクティエーションテスト。(初級コースのとき毎日やっていたもの) 新しいテキストは、これまた毎日2-3章ずつで、スピーキングのクラスで取り上げられる他、これまたコンピュータ上でディクティエーションテスト。つまり毎日4~6つ程度、コンピュータテスト!

更に週に2回程度、作文の宿題。午前中の授業が終わった後に配布され、午後の授業が始まるまでの中休みで書き上げて、午後の授業で提出。初級コースの時には、通学に時間がかかる身分のため、どのような隙間時間も大切で、授業の間のブレークはほぼディクテーションテストのための勉強に当てていた自分としては、痛い。。

さらに1コース中で、3-4回程度、ショートスピーチ。これはクラスの人数が多いほど、割り当て回数が減るので、、、前回の中級コース6名だったから、ハードだったんだなと納得。とはいえ、これまた初級コースのときには、入念に準備をしていた身としては、上記の課題と並行してマネージするには結構ハード。。

上記全て合格ラインを突破し、最後の大テストにパスする他、授業中のスピーキングレベルもしっかり評価に考慮するとのこと。本当に気の抜けないプログラム。。

ということで、この1週間は、また相変わらず課題に追いかけられる毎日。でも気づいたこと。余裕かな~と思って気を抜くと、特にコンピューターテストの結果が芳しくない。一方で、「これはやばい。。難しい。」と感じ、かつ勉強時間が非常に限られるときほど、結果がいい。難しいかもと思うと、前回は頭が膠着してしまったけれど、今回心がけているのは、自分を信じるということ。とにかくコツコツ積み重ねる(例えば、聞き取れない文は、ひたすら自分でも口に出してリズムや音をつかむなど)と、最後には必ず報われてきたという前の経験を念頭に、邪心をもたずに集中すると、最後はするっと頭に入る。(時間はかかるけれど。。) また時間が限られた時には、異常な集中力が芽生えることも発覚。 とにかく、精神的においこまず、集中する時には集中し、気を少し抜くときは抜くことも必要なようだ。

ということで、まずは1週目、全て無事何とかパスし、週末に突入。少し気が抜け気味だけれど、週明けには、2つのテキストのとりまとめテスト、スピーチも控え、気を引き締めて頑張らねば!

Monday 24 September 2012

オランダの電車定期券。

今回オランダ語集中コースに通うにあたって、電車チケットのオプションをちょっと比較。

1つ目は、現在持っている1年間有効の、通勤・通学ピーク時間帯外(9時~16時、18時半以降)のみ40%割引チケット「Dal Voordeel」の活用。50ユーロで1年有効。(OV Chipkaartなる、全国共通の磁気式・チャージ式カードが必要)近くの駅から、アムステルダム、デン・ハーグ、ロッテルダムなど、時折出向く駅まで、大体往復で30ユーロ前後。うまく時間帯を選べば、16ユーロ前後程度になる。ちなみに、乗る時間帯が上記にまたがる場合はどうなるのかと思ったら、どうやらOV Chipkaartを、ピーク時間帯前にかざせば、降りる時間帯がピーク時間帯に入っていても割引適用された!

それはさておき。今回の通学時間帯上、上記が適用されるのはどうしても片道だけ。ということで、週4日だけの通学でも、1ヶ月の定期券の方が多少だけれど安くつくことが判明し、定期券を購入するため、駅のカウンターへ。一応インターネットでも買えるはずだけれど、いつも何だかうまくいかないので、有人カウンターだと50セント取られるけれど・・・少し時間がない今は仕方なし。

「○○駅と××駅の1ヶ月定期券が欲しいのですが・・」と切り出すと、すかさず、「4ユーロ高くなるけど、National Wideの定期券の方が得じゃない?」と。何と!約370ユーロ強で、1ヶ月、オランダ国内の電車が乗り放題!一応購入しようとした区間は特急で1時間の距離なのだけれど、その定期券との差がそんなに小さいとは、思いもよらず、そのようなオプションは調べもしなかった。

ということで、今回は全国乗り放題定期券を購入。勉強中、そんなに他の都市に遊びに行く余裕はないけれど、多少日によって寄り道しなければいけないときもあるし、学校に通学するための交通費は、オランダでは税金控除の対象になるので、多少はお金が戻ってくる可能性もあるみたいなので、購入した分の元はある程度取れそう。

とはいえ・・・安定した職業がある身分ではないので、ちょっと痛い出費。オランダ語コースが終わったら、委託仕事、増やさなくちゃ!

Friday 21 September 2012

明日から本気モードへ!

ここ2週間で、コツコツと、でもさらりと、これから始まる5週間のオランダ語集中コースの新しいテキストの予習を行う。そして本日やっと最後の45章の予習までたどり着く。

本当はもう少し時間を掛けて、丁寧に予習をしたかったところだけど、パーフェクショニストな性質は少し抑えて、決められた時間のなかでできる最大限のことをやると決めたので、とりあえずよしとしたいなと思う。

次の月曜日から100本ノック状態で、授業⇔予習⇔テストが続くので、この週末で、最初の方のテキストを、もう少し丹念に聞き取り&シャドーイングをして、少し気持ちに余裕を持った形でスタートしたいなと考え中。家事もあったり、少し家族周りで大変な事柄もあるけれど、ここは両立できる力をつける訓練と思って!

一応毎日どのようなスケジュールで動けば、それなりの勉強時間の確保と、家事が両立できるかも組み立ててみる。それなりにバッファーを持たせても、頑張れば平日授業がある日は授業外で8時間、授業のない日は10~11時間ほど、勉強に当てられるかも?それでもマダマダ今回の宿題の量を考えると、時間は足りない感じもするけれど、ない時間を嘆いても仕方がないので、その中で最大限効果ある形で勉強する工夫をしたいなと思う。

ということで、暫くブログは疎かになる可能性もありますが、たまに近況報告できればと思います!

Monday 17 September 2012

約束!ストレス負けしない。

来週から始まるオランダ語集中コースを前にして、またしても、オランダ語勉強のトピックで散りばまれ始めた、我がブログ。何故なら、、、この集中コースはなかなかのツワモノ。

初めてのこの大学での集中コースは、オランダ語を習らった経験もなく飛び込んでしまったこと、またどこか非常に日本人的(!?)気質の持ち主だった自分だからか、とんでもなくストレス万歳の追い詰められた状況に陥った。 ほぼ寝食以外の時間を見つければ全て勉強。どんな隙間時間も惜しくて、どうしても机で勉強できないときは、常にiPodで聞き込み。いつも鬼気迫った空気をかもし出していた。(よう)

そしてとうとう次のコースへ。懸案のスピーキングのテストに受かり、中級コースの申し込み許可もらった~!と喜んでいる自分を見て、一応喜んでくれたものの、どこか何か言いたそうにしていた我がパートナー。自習を開始し始めた矢先に、一言。「今度は、ストレス負けしないでね。絶対。通う以上、約束だよ」と。きょとんとしている自分に、更に畳み掛けるように、「いくら毎日のテストに落ちようが、もう気にしたりしないんだよ」と。

実は本人びっくり。確かに、ストレス感じていたし、文句もいっぱいいったし、弱音も沢山吐いたけれど、本当に気が狂うまで追い詰められるところまできていなかった(つもり)。これまでも、よく考えれば逆境や、難しいチャレンジに置かれても(自然&必然)、何だかだと頑張ってしまう性格。。自分の力の120%位高い壁は、確かにチャレンジする前に躊躇することもあるけれど、いざいどみ始めて、もし壁を登りきったら、自分が今まで見たのとは違う景色・視点に到達できる。そんな経験を何度となく繰り返しているうちに、ついつい自分からチャレンジャーになってきてしまった気がする。それに、語学に絡んだ勉強という点では、イギリス留学を志した時の準備期間や、MBA中に、本当に自分でも驚くほどの馬力と、隙間時間の捻出力で、勉強をしたことがあるので、結構追い詰められた状態に追い込まれても、泣き言を言いつつ最終的には頑張ってしまう。でも、改めてここで気づく。その状態の自分に、周りにいた家族・友人・仲間たちが、そんな自分と状況を理解し、サポートしたり応援してくれていたから、チャレンジできてきたかを。何だか、心配かけたり、気を使わせてばかりで、ちょっと情けない&反省。。

更に。本日を最後に、集中コースに通学するためひとたびお休みするSamenspraakのプロジェクト。パートナーを組むオランダ人のご夫人からも、短い回数ではあるが、しっかりと自分の性格や傾向を見抜かれていて、一言。「集中コースは大変だと思うけれど、決してストレスを感じず、楽しむようにね」と。 また「オランダではね、子供たちは全ての教科がパーフェクトにできるとことが大事なのではなく、勉強をして楽しいと思う何かを見つけることが大事とされているのよ。だから周りはその何かを子供が見つけるために、サポートをしている。1つでも勉強して楽しいものがあれば、自分から惜しみない努力をするし、学校も楽しいと思って通うはず。また本人が最大限の努力をした結果、例え試験などに落ちても、それは責められることではなく、そこまで頑張った本人を認めてあげることが大切なの」と。

日本で受けてきた教育制度や、教えが身にしみてしまっている身としては、ついつい試験があると、失敗は許されない、受からなければと思うし、できる限りパーフェクトを目指しがちになるのだけれど、今オランダ語を勉強している究極の目的を考えれば、もう少し楽しんで勉強をしたいなと思う。さまざまな人たちから、心配されつつ、目が覚める言葉をかけてもらいつつ、今回の中級コースでは、勉強&試験にストレス負けしないことも目指して、頑張りたいなと思う。

Sunday 16 September 2012

Get out of the small world!

ここ最近、またしても、次のオランダ語集中コースのため、引きこもり気味な毎日。ただ、コースがなくとも、未だ仕事をしているほどでもないのと、田舎暮らしという要因が重なり、自分が自由に大手を振って使えるお金も限られているので、なかなか外の世界に飛び出すこともなくきている。

そんな中、昨日は我がパートナーの会社のファミリーデー。会社施設に、社員の家族を招いてのイベント。日本でもよくあると思うが、仕事は仕事と割り切っていそうなオランダでも、このようなイベントがあるとは!とちょっとばかり新鮮。

イベントでは、飲食物の出店、子供たちが遊べる場、そして工場見学など、それなりに盛り沢山。セレモニーでは、会社がある都市(オランダで4-5番目の大きな市)の市長さんも呼ばれており、スピーチ。また勤続年数が非常に長い社員が表彰されたり。個人的に楽しかったのは、工場見学。いつも我がパートナーが一緒に仕事をしている、品質・テスト部門の方々とお話したり、生産ラインを見たり。製造業系のビジネスに携わることの方が長かったので、現場での逸話・問題点やら、工程などを見ていると、何だかワクワクしてしまう。

更には、色々な部署で働く仲間たち。自分が未だ日本にいる頃、オランダオフィスから日本に出張で来た際に会ったことがある人たちとの久しぶりの再会を楽しみつつ、新たに出会った人たちとも話が弾む。会社勤めは、それなりにストレスもあったり、働いている時には楽しいことばかりではない時もあるが、会話を通じて、やっぱり仲間と何かを一緒に成し遂げることって、楽しいことだよななんて、思い返してみたり。彼も自分も、大きな会社で働いていた・働いているので、ついつい大きな歯車の1つにすぎないと自虐的に感じることもあるけれど、全員でないにせよそれなりの似たような志や価値観を持った人たちが集まっているので、やっぱり楽しい。

また自分のバックグラウンドがほんの少しかぶる領域のお仕事をしている人とも出逢い、色々なそのビジネスにおける課題や展開などの話も盛り上がる。更には、短時間で実のある話ができて、興味を持ってもらえたようで、最後は「履歴書送ってよ!」と。どこまで本気で話が広がるかは分からないけれど、国籍や、どの国で仕事をしてきたかを超えて、自分という個人に興味を持ってもらえたのはとても嬉しかった。ネット上で情報を見つけて履歴書を送っても、そもそもなかなか履歴書を読んでもらえるまでにいかないので、やはりここでの就職活動は人のつて・コネクションを見つける必要があるなとつくづく感じる。

などなど。こういう状況で色々な人と交流すると、やっぱり自分はビジネスが好きだし、組織の中でまた働いてみたいな・・・・なんてふつふつと感じたり。特に、外資系で働いていたとはいえ、日本でしか働いたことがないので、違う文化の組織・人と働いてみたいという思いもあったり。

ということで、高々小さな出来事なのだけれど、色々と感じさせられた1日。やっぱりうちにこもらず、もっと外に出て行くことの大事さの再認識。(少なくともオランダ語コースが終わった後・・・)


Saturday 15 September 2012

オランダ総選挙。

この4月に、オランダのルッテ首相が内閣総辞職をし、9月に選挙が行われることが決まってから、早半年。9月に入ると、政治家が呼ばれてディベートする番組もちらほら見受けられ、徐々に選挙の機運が高まっていた。

あまり沢山テレビを見る方ではないのだが、それでも例えば、各党のNo2を占める女性政治家たちが5-6名集まり、国民に関心が高いトピックで議論していたのを見かけたことがあった。各党のNo2がみな女性&若いのにしっかりしているな・・・という妙な感心をする。また選挙前日は各党のリーダーのディベートも。残念ながら、自分のオランダ語力では到底理解しきれないのだが、各党の若いリーダーたちは、自信を持って国民に向けて自分の考えをしっかりと送っているような様子。ただ、全般的にみな自信に満ち溢れているものの、語学が分からないなりにも、芯がある本物な人と、うわべだけのような人も見え隠れしつつ。とはいえ、そんな容姿・振る舞いだけでなく、早くオランダ語が理解できて、中身を理解したいと強く思う。

ちなみに、田舎に住んでいるからかもしれないが、メディア以外の場所で、選挙が近づいていることを思わせるものは少なかったように思う。例えば、街頭には選挙チラシやポスターもほとんどなかった。でも、もちろん家族や友人たちが集まると、やっぱり選挙の話が多々。オランダは、世界の成長国ランキングでも今年4位にランクインされているほどで(ちなみに1位スイス。日本は10位)、ヨーロッパの国の中でも比較的安定している国の方とはいえ、もちろん沢山の問題を抱えるし、政治に対する期待も高いように感じる。

何となく「日本的」常識から、週末選挙だと思っていたら、驚いたことに平日の水曜日に選挙!平日選挙じゃ、どれだけの人が投票に行くのかしらなんて思ってしまうが、テレビを見ていたら、駅で投票している人も。大したことではないかもしれないが、色々な違いがある。でもそんな平日選挙であろうと、投票率は高い。前に読んだOECDレポートでも、オランダの選挙への関心と投票率の高さについて言及されていた通り。そしてテレビでは、刻々とGeemeente(市・区)単位の開票結果の速報が読み上げられる。

今回の選挙では、きっぱりと2大勢力に分かれた - 中道右派と中道左派。僅差でVVDという自由民主国民党が勝利したが、労働党の議席数もほぼ同じ。オランダ国内の意見が二分していることが分かる。ちなみにかつて(かなり前?)第一党だったらしいクリスチャン系の政党は、今では驚くほど議席数は少ない。

右派と左派は、大体労働階級層は中道左派、会社勤めやアントレプレナー層は中道右派をサポートしている傾向にあるらしい。よって、例えば、階級が多く住む大都市や、かつて或いは今も工場などが多い地区は、中道左派への投票が高い。どの党が第一党になったかを色分けした国内地図を見ると、一目瞭然。

これからこの結果を元に、組閣が始まるようだが、圧倒的第一党がいない傾向の強いオランダは、大体は、連立内閣になるらしい。今回は更に、論点・アプローチの違う2党が第一・第二勢力になってしまったため、組閣が成り立つまで結構時間がかかるかもしれないらしい。こんなに空白期間が長くて大丈夫なのかしら、とはらはらしてしまいながらも、ただただ見守るのみ。

・・・と今回は、見事に、全て伝聞調でしか書けない。まだまだオランダの政治の仕組みや情勢など、本当に恥ずかしいほど理解できていない。曲がりなりにも、もしかしたら長く住むかもしれない国。もっとしっかり、自分の目で捉えて、考えがもてるように、言葉ともども、勉強しなくちゃと強く思う。

Friday 14 September 2012

さすがに集中コース・・・生半可ではない。

先週末コース申し込み許可をもらった、5週間のオランダ語中級者向け集中コース。

1章につき、2-3時間の予習が必須と書かれているものの、前回の自分のキャッチアップ力を考えると、最低でも4時間かかるかもと考え、早速週末からコツコツ予習を開始。各章、文章の分析(文法構造、単語・熟語の確認含め)、発音のレビュー(1つ1つの単語の発音に加え、つながりあっている音がどこかの確認と練習)をしていくと、軽く1章辺り1時間半位を越える。コースが始まるまでに2週間を切っているので、1日4-5章こなすとなると・・・ということで、久しぶりに勉強三昧。

でもこうしてしっかり読み込み・聞き込みの下準備をしておけば、後はひたすら聞く&声に出して読む&スペリングの確認に集中できるので、テキストの内容は中級なので難しくなっているものの、少し気持ちが楽になりつつあった。

・・・・でも、世の中そんなに甘くなかった。夕方コースのセクレタリーから1通のメールが届く。中級コースの進行表と宿題リスト。空けてびっくり。ただならぬ量!何故なら、新しい中級コーステキスト(Tweede Ronde)は勿論のこと、何と前回使ったテキストも毎日2-3ずつ復習して、振り返りでテストされるらしい!その上、週2回、ライティングの特別な宿題がある。それに確か、初級者コースでは、クラスの中で、予習してきたテキストの内容の質問と、それに関連したトピックを少し話すという程度だったが、中級コースでは毎日スピーチさせられているとも聞いたことがある。更には、週明け。2つのテキスト共に、大体10章前後分、振り返りテスト。初級コースのテキストは、一度やったとはいえ、また「初級」とはいえ、結構な難しい内容と量。確かにこれを同時並行に復習できれば、かなりオランダ語の地盤が固まるとは思うけれど。。

これで、中級コースに先に進んだクラスメイトたちが、初級コース中は比較的涼しい顔をして通学していたのに、中級コースに入ってから目の色変えて勉強していた訳が分かった。。それに良く考えれば、この集中コース、5週間で、中級→上級一方手前まで力を引き上げるコースだった。ただでさえ、語学に関しては進歩が人より遅い自分、この内容、本当についていけるのだろうか。1日何時間あっても足りない。2-3日頑張ればよい程度であれば、睡眠時間を大幅に削るもありだけれど、語学の学習、それも5週間続くコースなので、少なくとも良質な最低限の睡眠がないと頭がまわらなくなる。うーっむ。

1度トライ済み&信頼しているメソッドなので、中級といえども、入学許可をもらえれば、頑張ってついていくぞ!と思ったけれど、これにてかなり弱気モード。コースが終わる頃までもしついていけても、髪の毛が真っ白になっていたり。。

とはいえ、スイッチを入れたのは自分なので、引き下がれないかな。今日から本気モードに突入。

Wednesday 12 September 2012

アジサイの株分け。

この5月から住んでいる借家。リビングルームの目の前に、見事なアジサイの葉が生い茂っているが・・・・残念ながら、花が全く咲かない。

ガーデニングが得意な、我がパートナー母に尋ねてみると、今年咲かない場合には来年咲くから、来年を楽しみにね!とのこと。更に、折角だから株分けをして、増やしてみたらとアドバイスいただく。

今までに、東京でアイビーの株分けはしたことがあったが、まさかアジサイもできるとは!(・・・となんたる初心者発言。。) 色々説明は受けたものの、完全100%理解は難しかったので、ネットで早速検索。そして先月の旅行前に実験。

幾つかのサイトで書かれていることを総合すると、上の方から2-3つ位の茎の節目を切り、葉は殆どはとり、一番上についている葉は半分切り落とす。或いは、一番上の茎の節目は使わず、間の茎を使うのも可らしい。そして1時間以上水の中に浸した後、土に割り箸などで適度な穴を作り、差し込む。(直接差し込むと、切った部分に傷が入り、うまく行かない可能性があるらしい) 穴に差し込んだ後は、毎日土がしっかり湿っているように気をつけ、時には葉水を上げるのも良いよう。ただ少し難しいらしく、全部の挿し木がうまく行かない可能性もあるよう。


上記をセッティングして2-3日で旅行に出かけてしまったので、常に湿らせておく、、、という部分が2-3日おろそかになったものの、ここ最近、少し変化が!よーく目を凝らしてみると、茎の節目から黄緑色の小さな葉がつき始めている。大分伸びているものもあれば(手前)、未だ小さくつき始めのものまで(手前左)!

ちなみに、切り取った本体のアジサイの方は、切ったところから、新しい葉がぐんぐん伸びている。この勢いに比べると、挿し木して育てて見ている方の成長速度、何と遅いことか。。それに、葉がついただけでは、更にその先、一人前(!)のアジサイの株になっていくか、花をつけるところまで行くか分からないけれど・・・・ 今回12本ほどの挿し木をしたので、1-2本くらいでも、うまく育ってくれることを願って!

Tuesday 11 September 2012

オランダ語スイッチ、ちょっと入った?

8月末に夏休みの旅行から戻ってきて以来、少しずつ再開したオランダ語勉強。それまでは、学校が終わって以来、何となく「ながら」勉強状態だったため、何かイマイチ進歩の見られる毎日だったのだけれど、最近はほんの少し自分でも小さな進歩が見られる気がしていた。だけどこの状態をどう表現していいのか、、、と思っていたところ、本日週1回のSamenspraakの際に、パートナーになってくださっているオランダ人婦人から一言。

彼女からみて、自分は今、「今までひたすら勉強という形でインプットとしては詰め込んできたものを、今実際に実践として口に出して『アクティブ』(活性化)している感じよね」と。確かに、このプロジェクトを始めた時には、未だちょっと恐る恐る口をあける場面も多かったのだけれど、最近は彼女が非常に辛抱強く聞いたり、励ましを沢山してくださることもあり、調子に乗って、あやふやであろうととにかく口に出すことが多くなったお陰かもしれない。それに、段々これってどんな単語だったっけとか、これってこのテキストのここでやったんだけど思い出せないや・・・と頭の中でぐるぐると翻訳&サーチしている状態だったのが、無意識にするっと口から出てくることも多くなってきた。

そうこうしているうちに、いつも話したいことが増えてきて、約束の2時間を大幅に超えて、いつまでも一緒に話を続けてしまうことまで。彼女からも、1回目から比べて、話すトピックが大幅に増え、複雑な内容を伝えられるようになったとのフィードバックも。このプロジェクトの目的は、最初自分がオランダ語を話す&オランダカルチャーを知るためのものと思っていたが、彼女から「私はあなたのオランダ語の先生ではないし、このプロジェクトの目的は、お互いがお互いから学ぶことなのよ」と言われ、「オランダ語が片言の自分から、彼女が学べることってあるのかしら、何だか申し訳ないな。。」なんて思っていたのだけれど、少しずつ改善できるといいなと思う。

とはいえ、やっぱり難しい言葉であるし、外国語習得はそんなに生易しいものではない。こうして話が少しできると感じていても、これは大概話す相手が、どんなオランダ語であろうと寛容で、理解しようと努めてくれるから。そして相手も易しい言葉を選んでくれているから。ということで、楽しみながらも、もう一度手綱を締めなおそう。そして、超ハードな集中コース、今度はまたどこかでつまずいてしまうかもだけれど、とにかく完走だけでもできるよう、頑張ろう。

Monday 10 September 2012

オランダでのパン事情。

ここオランダに来て、種類の多さに驚いたもの。それはパンとじゃがいも。日本で自炊率が低かった自分なので、普通の人が見聞きしたら、たいしたことはないのかもだけれど。。

今日はパンについて。わがパートナー両親宅に居候中は、スーパーで買ったパンしか知らなかった。それでも色々種類があるもんだな、と思っていたのだが。夏前より独立し、暮らし始めた村にはパン屋さんがある。2-3先にある違う村のパン工場から、毎朝できたてが卸されているらしい。彼母からも、「あそこは美味しいから、あのパン屋さんに行くといいわよ~」とお薦めされて、今や常連。何しろ本当に美味しい!日本で食パンはあまり好んで食べなかったのだけれど、すっかりファンに。とはいえ、未だ試したことがるのはほんの一部。

実はこのパン屋さん、壁一面に物凄い種類の食パン系のパンが並ぶ。ます色は、白、薄めのブラウン、濃い目のブラウンのもの。プレインな中身から、セサミやナッツ系のものが入っているものまで。形は、丸いものから、四角いもの。その他、勿論食パン以外にも、フランスパンやら、クロワッサン(複数種類あり)、丸いパンやら、色々あり。自分の乏しい形容詞ではあらわしきれない多種多様なパンたち。いつか少しずつ種類を試したいと思いつつ、既にちょっと買う種類が固定化気味。

ちなみに朝8時開店なのだけれど、これだけ種類と量が仕入れられているのに、下手すると9時半位で、殆どのパンが売り切れていることも!オランダの人たちのパンの買い方、量が半端ない。確かに、一度前職の会社のオランダオフィスでお仕事させてもらった時、みんなお昼になるとみんなスーパーに行って、食パンが10枚以上入った袋を買ってきて、チーズやら何やらを乗せながら、むしゃむしゃ食べていたっけ。。下手すると1-2日で食べきっているのでは?と思う勢い。そんな訳で、パン屋さんに行っても、周りの人たちの買いっぷり(量)はすごい。美味しいと評判の店だし、多くの村の人たちが来たら、すぐなくなる訳も頷ける。

ということで、すっかりパン食移行中。:)




Sunday 9 September 2012

仕事と勉強の両立。

9月末から始まる、オランダ語中級集中コースに入学許可をもらった一方、今月から請負始めた仕事がまた舞い込む。今度は前回より大物。でも全部こなすと、前回の仕事料を含めて、コースの授業料を全てカバーできるだけの稼ぎになる。ということで、全て引き受けてみる。

でもいざ始めていると、自分の専門でない部分があったり、どうやって日本語に訳すと自然な文章になるかしらと悩んだりしているうちに、時間はあっという間に過ぎていく。ということで、昨日は完全に仕事に没頭。

一方できになること。それは2週間後に始まる集中コース。自分のキャッチアップ力を考えると、事前にかなりテキストを予習しておきたいところ。できれば毎日コツコツとつみあげて、全テキストざっとでも目にしておきたいのだけれど、結局この週末、全く時間がなさそう。。ちょっと焦り。

でも、本当に追い込まれるところにくるまで、焦らない性格故、もし仕事がなくても、家事やら何やら言い訳作って、勉強おろそかになっていただろう。そして週末が終わったところでくよくよするぐらいなら、割り切って仕事をできていた方が良かったかも?

とはいえ、そろそろ勉強を進める具体的なスケジュール作って、自分を少し追い込まなくちゃかな?

Friday 7 September 2012

スピーキングテスト→中級コースへ!

2-3日前にアポをとった、中級コースに進級をできるか見極めてもらうためのスピーキングテストを受けるため、久しぶりにデルフト工科大学へ。

新しい学年が始まったからか、以前にもまして沢山の若者が大学に向かって自転車に乗ったり、歩いていたり。何だかこちらまでフレッシュな気持ちになってくる。冬の終わりから春先に、初心者コースに通った時には、毎日ブルーで追い詰められた状態で、ひたすらテキストの音声を耳に、シャドーイングをしながら歩いていた道。でも今日は、同じくテキストの音声は耳に流れるものの、前を向いて歩く。テキストの復習が完全ではないものの、もうここまできたら開き直り。今の自分の等身大の力でできる限りのことをしようと誓う。

・・・と、語学コース棟にある、アポイントの主のお部屋に向かう前に、他の先生にばったり。何と自分がスピーキングテストを受けにくることを知っていた様子で、「頑張ってね!」と声を掛けられる。つくづく、このコースの先生方の連携、熱心さに感心。そしていざ久しぶりの面会へ。相変わらずのゆったりとした包容力のある笑顔と態度で迎え入れられ、テストながらも緊張感が和らぐ。人間力が高い人だなと感じる。そして簡単にカジュアルな会話をしながら、「じゃあ、本題に移ろうか、まずテキストの最初の方からね」と言って、テキストを開く。そこからランダムにテキストを開けては、そのテキストのトピックにあわせた質問がとめどなく続く。何だか心地よいテンポで話が続く。でも後半のテキストのトピックがきたら、ちょっとピンチもあるかもと思っていたところ。「おめでとう。次のコースに進んでいいよ!」と。そして「以前とは別人のようだね、頑張ったんだね」と。やったー!

そして、最後に今回の総括フィードバックとして、テキストで学習した単語をしっかりと使いこなしていること、文法をしっかり理解したうえで口語文章を組み立てられていること、ただ一方でやっぱり未だ発音が少し悪いので、ここは改善した方がよいねと指摘を受ける。その方法として、「毎日テキストを1つずつ、あなたのオランダ人パートナーに読んでみなさい。テキストは彼に見せないように。そして彼が理解できないと言ったところでとまってみること。そこがあなたの発音に問題があるところだから。そして彼に正しい発音をきいて、しっかり発音できるまで繰り返して見なさい」とのこと。そして例として、テキストを開け、「この章を読んでみて」と一言。

以前のコースで苦戦したときに、同じくテキストを読んで見なさいといわれたことがあったのだが、その時には自分でもおかしいと感じるほど、とんちんかんな発音と抑揚。あんなに音声を聞いているのにと悔しかったが、今回は少なくとも頭の中でCDROMの音がよみがえる。そしてその通りに声を出しているつもりだったが、、、、最初の文章から駄目だしを沢山受ける。確かに何となく発音している部分もあり、仕方がないものの、音の掴み取り力が弱いなぁと凹。

とはいえ。またハードな5週間がやってくる。以前は居候の身だったが、今回は家事などもあるので、それと両立させながら、同じように10時間近い勉強時間をどのように確保するのか、また相変わらず他の人よりキャッチアップ力が遅いのでついていけるのか、などなど不安は沢山。でも許可をもらった以上、できる限りの力で頑張ろうと思う。


Thursday 6 September 2012

何でもLast Minutes。

請負仕事がひと段落し、次に取り掛かるはオランダ語勉強。

実はデルフト大学の初心者インテンシブコース終了時、筆記テストはクラストップでパスしたものの、授業中のSpeaking力は未だ十分ではなかったと烙印をおされ、中級コースにアプライする場合には、講師にアポをとり、中級コースに進んでよいか許可を得ることとお達しをもらっていた。

確かに発音やテンポ、また急に振られた場合のレスポンスの悪さなどを考えると、烙印を押されても仕方がないな・・・と思いつつも、先生によっては「初心者としては十分」と言われたり、プレゼンではOKをもらっていたので、何となくしっくりいかない最終フィードバックだなと思っていた。また中級コースの始まりが夏休み明けでもあり、さすがにその時くらいまでには仕事を見つけていて、集中コースに通う余裕などないだろうし、しっくりいかなかろうが、関係ないや~などと思っていたのだが。

でもいざジョブハンティング活動の本格化させ苦戦したり、わがパートナーとの二人での自活生活が始まるにつれて、まずオランダ語をしっかりとものにした方がよいのでは・・・と強く感じ、仕事が8月末までに見つからない場合には、2012年はオランダ語習得に集中するため、再度デルフトの集中コースにトライしたいと感じる。5週間本当にハードなコースだけれど、追い込まれないとやらない性格であるし、何より本当によく練られたコース・テキストなので、やりきってみたいなと思ったため。とはいえ、上記のようなお達しを受けているため、最終評価を決めたと思われる先生を避け、前回コース途中で時折アドバイスを受けていたコースの責任者の先生にコンタクト。すると、「今週一度スピーキング”テスト”を受けにきなさい」と即メール。

なんと「テスト」か!とがっくり。一応7月頃から、毎日少しずつテキスト&テキストに呼応した練習本を、ちまちまとやり直していたのだけれど、一向に先に進まず。いつも何かの機会で見直しをすると、最初の方ばかり丁寧に復習し始めて、途中で時間切れ寸前になって、難しい後半のテキストのレビューがおろそかになるのだが、今回もまたしても同じ轍を踏む。。テストを告げられてからテスト日まで2-3日しかなく、結局、各章、1文ずつCDROM上で音を聞いては、簡単に単語の意味・ストラクチャーの復習、発音・イントネーション・テンポを真似て口に出すので精一杯。忘れている単語を覚えなおす暇はなし。。

でもこうして復習してみると、脳が活性化されるのか、テレビを見たり、誰かの話を聞いていると色々な単語が頭に引っかかる。残念ながら全てを未だ理解できないのだが、全ての音が洪水のように流れ落ちるという状態よりは、ちょっと進歩かな?そして聞いた単語に付随して、その単語が含まれたテキストの文章が丸ごとに近い形で頭のなかに蘇ってくる。集中コース中、苦しいながらもコツコツと繰り返し聞いてはまねをしたり、コース終了後には隙間時間(買い物中とかお掃除中とか)に、少し無意識になりながらもテキストの音声を聞き続けた成果かも?とこれはちょっと嬉しい効果。

そして少しテキストを思い出してくると、オランダ語を話すときのボキャブラリーも自然と増えてくる。やっぱりこのテキスト秀逸。ということで、テストと聞いて、一瞬ナーバスになったけれど、中級コースに行くのは未だ早いといわれたら、このテキストが丸ごと頭に入るくらい、やり込める良い機会と思おうと思ったり。(ポジティブにいきますかー!)

Wednesday 5 September 2012

久々、徹夜寸前!

つい先だって決まったばかりの、請負仕事。何と早速機会が舞い込む。

丁度既に予定が幾つか入ったり、どうしてもやらなくてはと思っていることがあったりで、期限的に難しいかな・・・・と思ったものの、初めから断っては何となくばつが悪いような。それにやると決めれば馬力がでるタイプなので、えいや!で承諾。

自分がかつて勤めた会社から発注を受けている仕事であり、当時自身が作成したり、レビューする立場にあり、さらっと見る限りは大体勘所はある内容。とはいえ、離れて5年近くたっているのと、ある意味プロという立場で言葉を訳すとなると、やっぱり試行錯誤。

その上、いざ始めようとすると、家で仕事をしていることもあり中断される事項も多い。それでもやっと何とか軌道に乗り始めたかなーと思ったら。何と!いつも懇意にして下さっているオランダ人ご夫妻の結婚25周年の会をすっかりどんずらしていた事実を知らされる。締切前日夜9時。進捗度半分。

さすがにこれはまずいということで(仕事でなく!)、ゴメンナサイ&改めてオメデトウございます!を言うため、我がパートナーとお出かけ。コーヒー1杯だけねと話していたのだが、途中ひくにひけず、2時間滞在。夜11時過ぎに帰宅。はぁぁ・・・涙。

初めての請負で、どれ位の内容・量だと、どれ位時間が掛るかさっぱり分からないが、とにかく終えないと!ということで、目覚ましにコーヒーを入れ、ひとり黙々と作業。もともと夜の方が集中力を発揮できる性質だったのだが、やはりこれは未だ変わらないよう。静かな夜、小さなライトをともしながら、異常な集中力を発揮。そして夜中3時完成!

それにしても、フリーで仕事をするって考えることが沢山ある。自分がどれ位仕事を受けられるキャパがあるのか(時間・能力双方で)、どの程度のクオリティーまで担保して仕上げるのか、など。会社での仕事のように、いざどうしても自分でやりきれない場合には、同僚や周りの人たちに助けてもらえることもあるし、分からないところは相談することだってできる。でも、フリーだとある意味自分だけが頼りなところもある。場所・時間のやりくりという点では、融通が利く良い点もありつつ、これからしっかりしなくっちゃと思う。

ともあれ。最終的にOKももらい、次の仕事も直ぐに打診いただけたので、機会をいただけることに感謝し、頑張っていきます!

Tuesday 4 September 2012

オランダの永住権プロセス(続き)・・・・恐るべし!

昨日強引にアポをとってもらった、オランダの移民・永住関係の担当者を訪ね、はるばる自転車&船を乗り継いで、事務所を訪問。

少し待った後、早速インタビュー開始。自分の基本情報、学歴、職歴などなどを英語で事情徴収。でもあまり英語が得意でないらしく、途中で自分ももどかしくてオランダ語に切り替える。そんな様子を見てか、「オランダに来て随分短期間でここまで話せるようになったわね!なかなかここまで早い人いないわよ!」と。デルフト大学のコース中は、周りがハードに勉強してぐんぐん伸びる人が多くて、スピーキングに関してはいつもダメだしされていて凹んでいたので、お世辞かもしれないけれどちょっとだけ嬉しい。 :)

さて、次に聞かれるは、オランダ語の学習履歴の深堀。デルフト大学の初心者集中コースを完了していること、一応このコースの完了時のレベルはA2というレベルだということを説明すると、「移民テストの言語部分は既にパスできているから、即刻市役所に学校からもらった修了証を送りなさい」とのこと。ん?

市役所の人からは、永住権関連で必要な3つほどあるテストオプションのどれを選択するか、またそのテストを合格するためにどんなアプローチをとるかをこの外注の担当者と話してと言われていたのに、何だか既に、一番基礎的だけれど幾つものトピックを勉強してテストを受ける必要のある移民テストを受ける前提で話し進めている?この事務所の待合室で見つけた、テストオプションに関する説明ブローシャーには、それなりに学歴がある人は、移民テストではなく、オランダ語の国家テストを推奨と書いてあったのだけど、一応先ほど言ったように大学院卒なのですが、、、と、さすがに話しを止めてみる。

するとあっさり、「じゃ、NT2(オランダ語の国家テスト)にする?じゃあ、初心者コースの修了証送らなくていいわ」と。ん? 移民局の説明では、移民個人に状況に基づき、市役所がどのテストを受けるか決めると言われた。市役所が移民関連の業務を外注に出しているのであれば、今まさにインタビューをしている彼女が決めるのではと聞いてみると。「え、違うわよ。あなたが決めるのよ」 がーん。

じゃ何故、どのオプションにするか聞かずに話を進めていたのかしら、NT2を選択する人少ないのかしらと思い質問をしてみると、「実はね、あなたのような学歴のような人は殆どNT2を選択しているの」と。何だかよく分からない堂々巡り。。

ちなみにNT2の試験、どれほどの期間でみんな受かっているのか(勿論バックグラウンドによって違うと思うけどと前置きしつつ)聞いてみると、「1年から18カ月位かしら」との回答。更には、「とても頭の良い日本人の女性が自分の担当だったのだけれど、日本の人はオランダ語のスピーキングがなかなか伸びにくいのよね、彼女は指定の期間内にパスできなかったのよ」と。がーん。まさに自分の行く末を聞いているかのよう。。

そう、ここオランダでは3年半以内に指定のテストをパスしなくてはならない。でも3年半がカウントされる始まりがどこか曖昧。彼女に質問したところ、一言「分からない。多分、市役所に市民登録した日から3年半じゃないかしら」と。さらにこれで決まりかと思いきや、「最終決定は市役所の担当者がして、文書で通知されるので待っててね。でも私も明日から休暇だし、市役所の担当者も休むって聞いているから、早くて10月末に届くと思うわ~」 ・・・・・・・!!!!!! さっぱり分からない、この仕組み。

更に、「これから3年半、あなたを担当するのでよろしくね。あ、でも、最近移民関連の予算が削られてて、来年以降市役所がうちの組織に外注するか分からないの。もし外注がストップしたら、誰が担当になるか分からないけど」と。とほほ。やっと相談できる主(たとえ頼りなくとも)が見つかったと思ったのだけれど。。(ちなみに、この担当の人は、ある意味ではいい人なので、個人的には気に入りました :) )

とりあえず、市役所から正式文書を発行してもらうプロセス一歩前までは進んだので、もうよしとしよう。ストレスをためても仕方がない。(しっかりオランダに慣れた?) 何れにしてもオランダ語勉強しなくちゃいけないのだし、それに集中するかな。


Monday 3 September 2012

オランダ永住権プロセスって?

なかなか完全にクリアにならないオランダの滞在権&永住権のプロセス。

色々な情報をインターネットで見つけ、情報の断片をつなぎ合わせてみるものの、何だかしっくりこない。オランダに住まれている方から、市役所が担当者をアサインしてくれて、永住権を取る可能性のある場合に、色々とプロセスを説明したり、調整をしてくれているとか、ちらちら話を聞いたりもするのだが。以前のブログポストにも触れた通り、移民局に行けば、市役所に聞けと言われ、市役所に聞くと、移民局に聞けの一点張りで、何も明確にならず。さすがに郷を煮やし、なかなか動かなかった我がパートナーのお尻に火をつけてみて(!)、やっと本日少し前進。

まずはのアクションは移民局への電話。そこで受けた説明は以下の通り。
- 今の1年ビザが切れる6か月前から、ビザの延長申請ができる。(大体は3カ月前らしいが)
- 次のビザの期限はCase by Case。1年かもしれないし、3年かもしれない。
 (・・・日本人は3年と言われたのに、、、、担当者によって言うことが違う。。)
- 5年間連続して今のビザを延長して滞在し、かつ指定のテストに通った場合永住権を申請できる
- どのテストを受けるべきか、またテスト勉強などのために通った学校の授業料の補助は
 各市役所が決める。よって、市役所に連絡せよ。
- 万一未だ市役所が知らないといいはる場合は、移民局に通報せよ。

とのこと。このファクトを元に、次なるアクセス先は市役所。いつもは窓口までのこのこ出かけて、たどたどしいオランダ語で話しかけていたので、撃退されていたのかもということで、今回は我がパートナーに一本電話してもらう。

しかしやはりお役所。3度ほど電話を回された後、たどり着いた責任者らしき人からの説明は以下の通り。
- 我が市役所は小さいこともあり、移民も少ないので、本件の実務は外注している
- これからいう云々の組織の担当者にアポを取って、相談せよ。

ははぁ。。オランダのお役所仕事に慣れているのか、我がパートナー嬉々として「前進したね!担当者分かったよ!」と。え・・・と、未だどうなるか分からないのに~。とはいえ、気を取り直して更に指定の組織にお電話。

電話に出てくれた担当者からの回答は、「明後日から休暇に入るから、3週間後にアポとって」。はぁ。更に、「正式に市役所からの依頼がない案件を進める訳にはいかない」ぶー。でもそこはやっぱり(!?)便りになる我がパートナー。3週間後には、オランダ語の5週間集中コースに行くかもしれない、市役所の担当者が電話してアポとれと言ったんだけどとごねて、何とか翌日に無理やりアポとり。

少し前進、でも相変わらず闇の中。とほほ。

Sunday 2 September 2012

ちょっと弱音・・・ネガティブループ。

夏のショートトリップで、活力を取り戻した気でいたのだけれど、少し心の奥底に無意識に隠していたらしき弱音がふつふつと浮かび上がる。

言葉もできず、知り合いも少ない全くの新しい環境に飛び込んだ訳であるし、うまくいかないことが沢山あるのは百も承知のはず。それよりは、小さな幸せを感じる部分を支えに、状況を一つずつ打破していけばいいと頭では分かっている。でもどこかやはり、長い期間或いは無期限で定住するかもしれないこの地で過ごすにあたってもやもやと解決しないことが多かったり、このまま根なし草になって生きていくことになったらどうしようなど、土台が未だ固まりきっていない故に、不安はどこか常に残る。

そのような中、とあるパーティに参加してのこと。いつもであればお酒を少し口にすると勝手に楽しんでしまう性質なのだが、初めてこの日はノンアルコールでパーティに参加。何故なら、復路の運転担当を仰せつかったから!オランダではビールであれば1杯までは飲んで運転しても、法律上は大丈夫らしいのだが、さすがに自動車学校の教習以外では、30分以上運転したことがない上、暗い知らない夜道を走らねばならない。ということで、アルコール禁。

アルコールが入ってどんどんと打ち解けた雰囲気で話す参加者たちを見ていると、逆にどんどん冷静になってくる。初めて会う人達が殆どで、自己紹介やら自分の置かれている環境などなどを話すものの、結局いつも同じような内容を何度も違う人に話しているので、その内容だけは少しはFluentなオランダ語で話せるようになってしまった。そうすると、相手からはしっかり話せるように見えるみたいで、「素晴らしい!よく話せるね」と褒められるのだけれど、喜ぶどころか、「だっていつも同じフレーズ繰り返しているだけだもん」なんて捻くれた思考になってしまう。

更には仕事探しの話し。やれオランダ語ができないと仕事は見つからないやら、英語だけでもオランダでは仕事が見つかるだの、やいのやいの言われ続ける。何となく仕事をしていた頃に比べて、自分が持っているトピックの持ち駒が減ってきていて、それ以上の会話の進展がなく終わり。いつもより引きこもり気味になっていく。

結婚という形を取らずパートナシップをとる場合、やはり双方がそれなりに生活基盤を持った対等な関係でないと、あからさまでないけれど多少力関係が違ってくるように感じる。ずっと仕事をしてきてしまっただけに、社会から離れると何とも不安に感じる。など。

そんなことごとが頭の中を駆け巡っていくうちに、すっかり気持ちが沈む。ちょっと涙。そんな様子に感づかれ、やっともうちょっと生活基盤づくりをサポートするよといってもらう。こんな弱音を吐いたらあきれられるかな・・・と思っていたけれど、自分のコアな不安を共有できてよかったのかもしれない。でも、昨日も言われたけれど、将来を見据えつつ、「今この時を幸せに生きる」よう心がけなくちゃ。

Saturday 1 September 2012

今を生きる。

イギリス留学時代のクラスメイトから、長期で欧州旅行をしていて、少しアムステルダムにも行くので会おうよ!とコンタクトがあり、本日はるばるアムステルダムまで出向く。丁度同じコースの自分の親友の一人も実はオランダで仕事しているので、彼と奥様もお誘い。

彼女はインド出身だがMBA終了後にオーストラリアで職を得て、永住権も取得。比較的近しい専門分野に携わっていたこともあり、べったり仲良かった訳ではないが、信頼できるクラスメートの一人。今は自分が何をしている訳でもない宙ぶらりんの立場なので、一体どんな話ができるか・・・と思いつつ。

夕方彼女の滞在するホテルを訪ね、再会。卒業以来5年近く会っていないのに、瞬く間に関係性が戻る。コース中は、彼女とは真面目な勉強の話しの方が多かったが、今回は人生についてなどなど、とめどなく続く話・話・話。こうして利害関係を超えて、素の自分を出せる人は本当に大切にしたいなと強く思う。

その後は、仕事を終えて合流した親友夫妻を交え、歩いている時に見つけたイタリアンレストランに飛び込みで入り、夕食。これまたみんな笑顔笑顔で話が続く。また明日以降は暫く離れ離れだし、次いつどこで会えるか分からないけれど、きっとどこかで会える気がして、皆で再会を約束。

少し時間も遅くなってしまったので、親友夫妻がはるばるアムステルダムから、我が村まで車で送ってくれる。(疲れているのに申し訳ない。。。) その車のなかでも話しは尽きず、昔話やら最近の話まで、主には失敗談を話し・聞いては大笑い。でもそんななか、ふと自分が心の奥底で抱えている不安を見透かされる。さすが、MBA時代に沢山の喜怒哀楽を共にし、自分の弱さも強さも知ってくれているだけある。

一言だけ真面目に言われたこと。「Live in this moment」。自分の国を出て、常にある種の自分に強さがあることで成り立つように思う関係性で、第三国に住み、将来を不安に思うことはよく分かる。でも将来のことを気に掛けることも大切だけれど、今を精いっぱい幸せに・意義あるように生きるといいよと。

2か月ほど前に、酒井雄哉さんという方が書かれた「一日一生」を始め、幾つかの著書を読んだことを思い出した。彼が読者に繰り返し語りかけていることの1つも、1日1日を大切に生きることだった。当然のことだけれど、結構難しい。

改めて、大切なことを思い出させてくれた親友に感謝!