Saturday 29 June 2013

Dagje ... オランダの先進牧場見学。

(過去分アップデート)

これまで、デルフト工科大学のオランダ語コース中であったり、牧場を持つ我がパートナーや彼の家族からの話しであったりと、ちらちらと話を聞いたことはあった、オランダの先進農家・牧場。アメリカに次、世界第二位の農産物輸出国であるオランダ、国土の小ささというハンデがありながらも、ITや諸々を駆使し、効率性・効果性を上げているらしいということだったが、実際に見たことがなかった。

そのようななか、懇意にしているオランダ人ご夫妻から、「今度、このあたりの地域で、小さいながらも、質の良い乳製品を作っていることで有名な牧場のオープンデーに行くのだけど、一緒に行く?」とお誘いをいただき、一つ返事で便乗。

どうやら定期的にやっているイベントではないようなのだが、牧場に到着すると、牧場の従業員さんたちが、大きな敷地の臨時駐車場で交通整理。沢山の子供連れ家族が、続々と到着。そしていざ会場となっている牧場に行くと、約400匹近くの大きな牛たちが生活する牛舎、乳製品の生産現場、パッキング現場などが公開されている。

牛舎では、ミルク絞りをする機械に牛が自ら歩いてきて、順番にミルクが吸い取られていく!さらに餌置き場を掃除しながら、新しい餌を与えるのも機械、牛の毛の簡単なお掃除をするのも機械、牛の糞を定期的に掃除するのも機械・・・と、全てITと機械で制御されている!更には、これらの機械を動かす電力は、どうやら牛の糞などを元に発電をしており、牧場のなかで色々なことが完結している。

オランダ語コースのテキストにあったのだが、かつては、家畜からでる糞のゴミは、それなりに再利用(農作物を育てるための肥料にするとか)はしていたが、それを上回る量が毎日産み出されるため、糞の廃棄に関して、問題になっていたこともあったよう。でもこうして、糞を原料にしたバイオマスエナジーに活用するという発想と行動は、何となく、ネガティブな事柄をポジティブな結果に変えてしまうオランダ人の性格・志向性によるものかななどと感じたり。

ここまで投資するには、それなりの規模の牧場でないと厳しく、実際には、全てのオランダの牧場がオートメーション化されている訳ではない。実際に、我がパートナーの”趣味”の牧場しかり、我が村近辺の牧場のなかでも、マダマダIT化を進めている牧場は数少ない。それでも、こうして変わっていく牧場、なかなかスゴイ。

牧場の先進事例に触れたり、カワイイ牛の赤ちゃんに触れたり・・・と、あまりよくわからずに便乗した割には、かなり勉強&楽しみつつ、1日を終える。折角なので、オランダのこの産業のこと、もう少し勉強してみようかな?
ミルク絞りの機械

餌置き場の掃除機兼餌やり機


乳製品ができるまで・・・分かりやすい図!


ん?

何だか牛も大きい?

この日の朝産まれた牛の赤ちゃん!





Friday 28 June 2013

オランダでの仕事探しは 'Via Via'が効果的?

ここ最近のブログポストでちらちらと触れているのだが、実はここに来て、急にJob Hunting関連の動きが活発に。

まず最初は、これまでもずっと続けていたLinkdinや各社のWebsiteに掲載される求人広告からのアプライ。投げても投げても全く響かずだったのだが、3月下旬にNon-Dutchを専門とするリクルーター会社のCV講座でのアドバイスを受けて修正したCVを、とあるポジションの公募に送付してみる。ポジション的には、マーケットにあまり多くない経験の組合せを求めており、たまたま自分がこれにあてはまり、経験的には確実にOK。ただ欧州横断のプロジェクト経験者というところがひっかりがあったのだが、欧州経験を少し強調目にした修正版のCVの構成が利いたのか、応募をして30分も経たないうちに、このポジション担当のリクルーターからLinkdein上で、コネクション申請が送られてくる。更には翌日、是非ともインタビューに呼びたいのだが、社内のプロセスがいかんせんスローなため、暫く待って欲しいとのメールが届く。いつもは、却下の応募者に機械で一斉送信するお断りメールばかりだったので、初めての「人間」らしい反応!ただ「非常にスロー」といわれただけあり、いまだWaiting。

そうこうしているうちにオランダ語コースが始り、コースに没頭し始めた頃に、1年以上前に知人に登録してもらっていた日系の欧州就職専門会社の担当者よりコンタクト。ポジション的には、これまでもOverqualifiedで全く相手にされなかったものではあるが、とにかく働き始めてみることも1つかと考え、とりあえず話を進めていただくことに。ただ応募に至るまでに交わされた会話のなかで、様々な観点で愕然とさせられる内容が幾つかあり、日系企業の人材マネジメントのあり方(全企業ではないのは承知)、ヘッドハンターや人材紹介コンサルタントのあり方など、沢山考えさせられる機会になった。それはさておき、これもまた異常なスローペースで物事が進行中で、Waiting。

そうこうWaitingを重ねているうちに、更に新たに出てきた案件。集中コースの授業日の合間に、日本にいる頃に知り合ったオランダ人の友人を介して、「こういう案件に興味ない?」という打診電話が突然入る。少し話を聞いてみると、この業界のダイレクトな経験はないが、少なくとも過去の自分の色々な経験が間接的に活かせ、自分のアイデンティティが活かせる内容。ポジションレベル的には日本にいるときの仕事より低くはなってしまうが、自分の経験を活かしてビジネスに貢献できる一方で、自分にとっては新しい分野のビジネスも学べる。また何より、オランダ企業でオランダの人たちの間に入って仕事ができるので、オランダ企業文化やオランダ語を学ぶ機会になりそうとふみ、話を進めてもらうことに。

その後は驚くべきスピードで、物事が進む。但しこれまた、良いところまで進みつつも、この会社がコントロールできない不確定要素により、ポジション自体が確実にオープンできるかが未だ確定せず、待ち状態。とはいえ嬉しかったのは、インタビューでお会いした方々の反応。これまでこれだけ「却下」メールの嵐だったのだが、実際のビジネスの現場にいるリーダーやマネジャーの方々に実際お会いすると、自分の経験やポテンシャリティに対して非常に敬意を払ってくださり、最初は小さなポジションでのスタートかもしれないけれど、中に入った後で、機会をどんどん広げてみて欲しいという期待を伝えてくださったりと、少しだけ自信を復活させてもらうことができた。

何とかこの会社でお世話なれれば・・・と、あとは神頼み状態だったところ、さらに”Via Via”が入る。こちらは期間限定で、かなりかなり小さなロールで、日本であればアルバイトやインターンシップ的なものではあるのだが、自分の経験を知っている友人から、少しでもこれを機会に何かを掴み取ってもらえればということでの紹介。友人の心遣いを本当に嬉しく感じる。ただこれは、希望されている期間が、他の予定とうまく合わせられるかなど、少し条件面で各方面への交渉が必要なので、受けられるかが未定。

・・・と、これまで打てど全く響かなかったジョブハンティング。ここに来て不確定要素なものが多いとはいえ、バタバタと動きを見せる。奇しくも、オランダ語上級集中コース中&コース終了後という時期。コースリーダの先生にもお話したが、これはやはり神様の思し召し?まずはオランダ語をしっかりと学ぶことが先決ということだったのかな?なんて。

またこれを機会に、やはり”Via Via”(人からの紹介)という手段の有効性を強く感じる。そのような訳で、今入ってきている話がどれも最終的にうまくいかなかった場合には、この形をうまくたぐりよせられる形で活動してみようかな?

Thursday 27 June 2013

待てど暮らせど "Afwachten"・・・・でも1つ無事合格!

この月曜日に受けた、オランダ語コース、最後の卒業判定の筆記試験。先生方からは、「明日には結果送るから」と言われ、今までのコースでも遅くとも翌日の昼までには結果通知が来ていたのだが。 何故だか、火曜日・水曜日と全く音沙汰なし。 コースの秘書さんにメール&電話をするも、電話はボイスメッセージ。メールは返信なし。

本当は結果はすでに送付されているが、先生 or 秘書さんが一斉配布するときに、自分のメールアドレスを漏らしたのか。今までの状況を見ていると、ざっくばらんに全員の結果が書かれたエクセルのリストをメールで一斉送信する場合と、合格者だけにリストは一斉配布され、不合格者には先生からの個別メッセージ付きのメールがくる場合など。もし後者のパターンだとすると、不合格者には個別対応メッセージが来るから、メッセージが来ないということは合格だったのかな?とか、いや全員一斉送付で実際には不合格なのかもとか、あらぬことをぐるぐる考え、本当に落ち着かない。

合格であろうと不合格であろうと、どのみちもうちょっと今回のコースの内容の見直しをしなくてはと思っているのだし、深く考えず、早く勉強を再開すればいいものの、完全お手上げ。 思えば、移民局の滞在許可証の延長も待たされ、仕事の可能性についてもまだ様子見で連絡待ち、そしてもう1つとある人のアクション待ちでスタックしたものがある。どれもこれも"Afwachten"=いつ来るか分からないことを待っている! イライラ爆発! そして我がパートナーには、何で全く関係ない事柄どうしをこういう形でつなげてイライラするのか分からん!と言われる始末。

でももう待ちくたびれ、、ということで、再度この朝、秘書さんに電話。暫くはボイスメッセージにつながってしまったものの、3回目にしてやっと通じる!よくよく聞くと、何と未だ誰にも結果送付していなかった。。でも、問い合わせしてきたからと、その場で「えと、あなたは、授業のライティング、スピーキング評価は、合格ね、そして・・・・・・・・(ここが長く感じた) Eindtoetsは合格しているから、Certificationを送るはね」と。 なんと!!!ぎりぎりの点数だったけれど、合格していた。本当に感無量。 でも・・・・マダマダやっぱりオランダ語は難しい。合格は本当に1通過点にすぎない。今日からは違った心持で、コツコツ勉強していこうと思う。

*合格の通知を聞いて、我がパートナー、そしていつも励まし&支えてくださってきたオランダ人ご夫妻からお花とカードのギフト。今までの自分の悪苦闘を見守ってくださり、今日は一緒に涙を流しながら喜んでくださいました。本当に本当に有難う。

Wednesday 26 June 2013

最近の我が家のアイドル。

今年の3月から、我が家の庭で暮らしている、子羊のPatricia。実の母羊に育てられている子羊たちが、瞬く間に巨体化(!)しているのに比べると、マダマダ半分くらいの大きさながら、順調に成長中。

オランダ語コースで一杯一杯になったり、悔しい思いをしたり、悲しい思いをしたりと、気分の浮き沈みがあるなか、Patriciaの世話をすることだけはストレス外。定期的に特別な餌をあげたり、水を取り換えるだけではなく、天気予報を見たり、芝生(兼 彼女の餌)の茂り具合を見つつ、毎日、時には数時間ごとに、お庭のどの位置にPatricia専用の囲いを置くとよいか考えて、移動させたり。それなりにTime Consumingなのだけれど、苦にならない。我がパートナーが、普通に(いや普通以上に)会社勤めをしつつ、牧場を手放したくない気持ちが分かるような。

そんな順調な生育ぶりもあるものの、やはり元々の問題が最近重くのしかかりつつある。そもそも彼女を我が庭で育て始めたのは、彼女の母羊が、彼女が足にハンディキャップがあり、子育て拒否をしたこと。 頑張って、ハンディキャップの足(特に前足)は、毎日いつかは正しく歩けるようにとストレッチもしてきたけれど、結局治癒は難しい。段々と成長して重くなるからだを支えるのには、段々無理が掛ってきて、時折歩くのも苦痛そう。。

色々とジレンマを感じつつ、それでも頑張って懸命に生き、食べ物がメインな興味だとはいえ、自分になついてくれるこの可愛いPatricia、何とかこの後も生きていけることを、願って・・・

時折ある暑い日の1コマ。暑くてしんどかろうと、我が家にある一番大きな傘を置き、影を作るも、最初は見向きもせず。でも暫く放っておいたら、ちゃっかり傘の影の下で涼みながら、眠っていました。かしこい! :)

牧場の羊たちより、数倍かけてケアをし、できる限り白い毛を保たせていたのだが・・・見事に最近の嵐で、下半分の毛がモカ色に!!!ちょっとショック。。でも本人は何も気にせず、草をぱくぱく。

Tuesday 25 June 2013

"Eindtoets" 当日。(ふりかえり)

当日玉砕気味&憔悴していたため、2-3日たった今、少し振り返りで、当日のことをアップ。

とうとう迎えた、デルフトオランダ語上級集中コースの最終筆記テスト。いつもは午後一の時間帯に行われるのだが、今回は9:45スタート。自宅からデルフトに出るまでの通学距離が長いため、1時間半ほど、電車で勉強する時間はあるとはいえども、いつものテストの時のように、最後のラストスパートほどにはならず。さらさらととにかく内容を見直すに留まる。

この筆記テスト、どういう内容かというと、授業でやってきたテキストの文章の一部の単語が空欄になっていて、これを埋めるという形式。今回は、中級コースのテキストから25題、上級コースのテキストから75題。ランダムに取り上げられた各章からは大体10語穴埋め。ただ今までのテスト傾向からすると、あまりスペルが長かったり少し覚えにくい単語を問われることがない。時には、答えが「de」や、「een」だったりすることまで。 もし完全に文章が流れるように頭に入っていれば、少し文章をみただけで、あまり考えることなくするっと正しい単語が何か分かる。ただもしそこまで落ち切っていない箇所になると、やはり大事なのは、文法の理解がしっかりしているか、イディオムや言い回しを覚えているか、そしてその章の内容をしっかり理解するまで学んでいたかがキーになる。

今回とにかく全テキストを見直してはいたのだが、見直せば見直すほど、どれも重要なように見えてくる。そしてその見直した瞬間は分かった気になるのだが、テキストについているモックテストのような全章の穴埋めをしてみると、自分が分かった気になっていたのに分かっていなかった部分が更に洗いだされたり、覚えきれない単語・言い回しが山のように発見できたり。更に、あまりにテキストの内容が多いので、見直した片端から、過去の章のことは忘れて行く感覚。。

当日はあまりに途方に暮れ過ぎて、試験1時間前に大学に到着したものの、何だか集中できず。表面的にさらさらと見直す。もう半ばあきらめ。腹落ちしきっていない内容だし、再試になってもう一度勉強する位の方がいいかもと。 そして試験会場に行くと・・・・何と他の若いコースメイトたち、誰もテキストを広げて見直しなどせず、楽しそうに笑って話をしている。。中には、「このコースに最終合格しようとしまいと、他の大学に行くから関係ないし。この1週間、ほとんどテキスト見なかった」と言ってのける人まで。。。がーん。直前にきて、追いつめられるように勉強していた自分が何だか虚しく見えてくる。。

そして試験用紙が配布され、名前を書いていると・・・・何と今更ながら、上級コースのテストの合格点が高いことが発覚!初級・中級コースまでは75点が合格だったのだが、80点が合格点。。またしても動揺。 少し息を整え、問題用紙を開けると、あれ?何だか今までより易しめ?更に、上級コースのテキストに至っては、自分がある程度集中して勉強できていた頃のテキストからの出題が多め!・・・・それでも、今いちのでき。何より何だか昔のように、ちょっと見れば、さらさらと答えが出てくるという状況になく、文章構造を細かく分析して、この文章の意味はこういう内容だったはずだから、単語としては、こういう意味をなす単語がくるはず・・・などと1つ1つ考えなくては答えられない。コツコツと答えを考えている間に、瞬く間に他の生徒たちは「楽勝」といった顔で、テストを提出して去っていく。

こんな状況のため、何だかすっきりしない形で試験終了。この試験に受からなかった場合には、1か月後に再試。また追いつめられるように勉強するはめになるかもと思うと、少しげんなり気味になりつつも、今までお世話になった先生方のところへ、お礼&ご挨拶のために訪問。

「どうだったできは?」と聞かれ、「試験自体は簡単だったとは思うけれど、私はあまりできなかったので、もう少しまた勉強して出直します~」と答えつつ、今までの「長旅」の振り返り。「そういえば、正式にはいつからデルフトのコースに通い始めたんだっけ?」と。 そして自分が「毎日泣きながら勉強して、いつも『もうこのコースで最後にする!』って言ってたんですよ」などと話すと、思い切りの笑顔で「本当によく頑張ったよ~」と。 最後に、ところでこのコースの後は何をするの?という質問に対しては、このコース中に仕事ができる可能性が出てきているので、このまま話がうまく進めば、働けるかも!と伝え、「1年半打てども全くひびかずのJob Huntingだったけれど・・・もしかしたら神様が『まずはオランダ語を学ぶべし!』と、試練の日々を与えたのかもです」なんて伝えると、「確かに!」なんて妙に納得されたり。

何だか不完全燃焼気味で、再試可能性もちらつきつつ、この日は少し大きな街に出、「Sale」の文字にひかれて少しお買い物をし、帰宅。 少し盛りだくさんな1日。

Saturday 22 June 2013

苦痛満載の1週間。

オランダ語の上級集中コース、無事全課題をクリアし、残すところは最後の筆記テストのみ。たかだか1週間、本気で集中して、頑張るのみなのだが、何故だか妙に精神的に安定せず、集中できない日々が続く。

理由は自分でも分かっている。自分の能力キャパを超えていた上に、どうしても断れない大事な要件が幾つか入り、まるまる4-5日ほど、本気で集中できない日々があった。このため、コース期間中十分に勉強しきれず、どのテキストの内容も腹落ちしていない。今までのテキストとは違い、半端なく量も多いし、内容も複雑なため、短期間で繰り返しやりなおしても、追いつかないし、頭に入りきらない。更には、これまた1日、野暮用により完全に勉強できない日が発生。Sigh...

人間あまりに遠い位置にハードルを置かれると、頑張ろうと思いつつも、やってもやっても追いつかず、途中から放心して、頑張れなくなってしまうよう!?(と自分だけかもしれないが・・・) 試験に受かるという目標を外し、試験は落ちてもよし、コツコツ勉強したことで、少しでも多くの語彙力や文法知識を増やして、自分のオランダ語を少しでもよくしていくという結果になればいいと切り替えればいいことは、頭では分かっている。それでも、この試験さえ通れば、正式なCertificationをもらえるのにくやしいとか、多分このまま勢いで試験に受からなかったら、来月以降色々な出来事で忙しくて、あまり落ち着いて勉強もできないし、再試には受からないだろうという暗い見通しやらが、頭をよぎって、勉強に集中できない。本当に情けない。。

そして気づけば、試験まであと2日。たかが2日、されど2日。早くこの苦痛から解放されたい・・・な。

Friday 21 June 2013

何故IND(移民局)は忙しい?

昨日アップした、オランダの滞在許可証延長に関連して、少し追加情報。(万一同じように心配されている方がいたらのために・・・!)

数少ないながらも、延長申請をした方の経験を伺っていると、今現在プロセスに掛っているものは、通常より大分時間がかかる傾向にあるよう。昨年延長申請された方のなかには、2か月程度と伺ったこともあるし、何より申請受付をした時の(やる気ななさげな)窓口担当者さえ、最大で3か月と言っていたほど。でも、今や自分のケースは、既に申請してから、4カ月を超えている。

またこの後に及んで、もしかしたらフルタイムの仕事が見つかるかも!?という状況。滞在許可証が正式に更新できていない状況では、もしかしたら採用却下になってしまうのではとの心配もあり、せかしても何も変わらないのは分かりつつ、本日IND(移民局)の電話窓口へコンタクト。

まず1つ目の質問。窓口担当者が答えられないことは分かりつつ、一体これからまだどれ位プロセスに時間が掛りそうなのかということ。担当者の回答は、審査部門の仕事が滞っており、状況が見えない。 確かに時には物凄く早く進むこともあるが、ここ最近のプロセス停滞は例外的な状況だとか。 似たような、不安・苦情が入り混じった問い合わせが多いからか、今のプロセスが遅いということは認識しているようだった。よって、申請した人に問題があることはないので、その点は心配せず、待っているようにとのこと。

そして核心の質問。万一仕事が見つかってしまった場合、働いたら違法になるのか、或いはこれがネックで採用してもらえないということはないのかという点。ここは、さすがに窓口ではあるものの、当たり障りのない知識があるのみな様子で、少し慎重な感じでの回答が返って来た。内容は、多分、採用されても問題はないと。そして、会社には、申請時にIND(移民局)が申請中である旨を記したパスポートにおしたスタンプを見せれば大丈夫だと思うよと。

うーん・・・とここで更に突っ込み(あくまでも、"クレーマー的"ではなく。) 実は、自分の申請時の窓口担当者は、「延長プロセスはかかっても3カ月、日本人のパスポートは3か月ビザなしで滞在できる。よってあなたのパスポートには何もおさない」と言われ、放置されている。このことを伝えると、少し驚かれつつも、「では、もう一度INDのオフィスに行って、事情を話し、パスポートにスタンプを押してもらうといいわ!」と。そして、いつも出向いているINDのオフィスのアポイントをその場でアレンジしてくれるも・・・・何と「最短」と言われたのが2週間後!大都市の移民局は混雑しているとは聞いているものの、自分が出向くオフィスはいつ行ってもかなり空いていたのに・・・・どこもかしこも移民関連のお仕事は混雑!?移民希望者が急に増えたのか、それともINDのオフィサーが大量に解雇されたとか!?なんて、どちらもありえないシナリオまで考えてしまうほど。

ということで、解決したような、しないような状況で、本当にいつまでプロセスに時間がかかるのか一向に見えない状況。違法なことをしていないことだし、もう気にせず、開き直るしかないのかな。

Thursday 20 June 2013

オランダ滞在許可証の延長プロセス・・・・途方もなく長い。

昨年取得した1年間有効の滞在許可証を延長するために、プロセスを開始すること早4ヶ月。

本来であれば、プロセスをキックオフするボールを持っていた移民局(IND)のシステム不具合というアクシデントもあり、プロセス開始が遅れ、延長申請を出したのが2月下旬。さらに、何故だか1カ月も遅れて、申請料金の請求があり、即座に振込をするも、何の音沙汰もなし。初めての申請の時には、事あるごとに、「○○を受理しました」とか、「回答は○月○日までに送付します」など、手紙が届いていただけに、また何か滞りの原因(入金確認してくれていないとか)があるのでは、少々不安に。さらに、ビザが切れても、日本人のパスポートでは90日間ビザなしで滞在できるのだが、その期限さえも超えてしまうかも・・・との不安もあり、5月中旬にこっそり(!)INDの窓口に電話。

一応この電話で、IND側で入金したことは確認した記録があることは判明。そして「ステータスがオープン」となっていると一言。「パスポートで滞在が許可される期限を超えちゃうと、違法滞在になっちゃうのでは?」と聞き、早くプロセスを進めてもらえないかななどと思ったのだが、そんなことでは動じない。「大丈夫です、待っていてください」、以上。がーん。

そうこうしているうちに、オランダ語コースが始まり、もうどうにでもなれと放置しておいたものの、未だ何一つ音沙汰なし。少し状況を心配してくださったブログ読者の方から、その方のスケジュールや状況を共有いただいたのだけれど(その節は有難うございました!)、状況を比較してみると、いつ延長申請に対する回答を出す予定かという通知が全くきていないのと、スケジュール感がよりさらに遅れている感じが否めない。。さらにこの状況に来て、何とやっと仕事が見つかるかもしれないという状況になり始め、ビザが未だ確定していないことがネックに感じ始める。

何故こんなに動きが遅いのか・・・だんだん不安というより、不思議な気持ちになり始める。何はともあれ、早くこのプロセスがクリアになるといいのにな・・・なんて。

Tuesday 18 June 2013

神様からのお恵み?

オランダ語の集中コースに通うこと、4週間。この間は、相変わらずオランダ語で一杯一杯で、ブログも不定期、書いたと思えばオランダ語学習のことだらけ・・・我ながら少し恥ずかしい。。とはいえ、やっとのことで最後の授業が終了したので、将来この時期の自分の振り返りをする際の記録も兼ねて、また少し書き記してみようと思う。

最後の授業が終了後、他のコースと同様、コースリーダーからの最終フィードバック。全員の評価が全員の前で包み隠さず正直なコメントを述べられるこの形態、オランダらしいやり方に感じる。それはさておき、順々に名前が呼ばれ、ライティングとスピーキングの評価発表。・・・と一通り終わったところで、自分の名前が呼ばれていない。思わず、手を挙げて恐る恐る聞いてみると、一人2回違う評価を言われた人がいたのだが、その片方が自分の評価だったよう。今回の判定は、何とライティング・スピーキング共に、Voldonde = 合格!あれだけ、中間フィードバックで「発音、流暢性」を問題視され、自分的にはあまり改善できてないように感じたので、何だか拍子抜け!でもこれにて、上級コース自体に通うことは卒業!

自宅に帰り、我がパートナーに報告すると、一言。「あまりにしつこく通ってくるから、もう来てほしくなくて、卒業させてくれたんじゃない?」 ・・・・確かに、それもあるかも。なんて。或いは、さすがに憔悴してきたから、かわいそうに思った神様が、ご褒美に合格させてくれたのかな?など。

ちなみに、今回の上級コース、今までと多少仕組みが変わり、ライティング・スピーキング共に合格がでるまで、Extra課題をこなし、合格が出揃った段階で最終筆記試験を受けることになるとか。どちらか、或いは双方で不合格が出たり、評価保留になっている人も結構おり、この説明を受ける最中では、何やらどんよりとした空気が立ち込める。その空気も何のその、コースリーダーから一言。これは君たちのプログラムであり、自分たちでリーダーシップを持って、プログラムを完成させなさい、と。若い生徒の一部はびっくりして聞いていたけれど、確かにまっとうな言葉ではある。

また最後のコースリーダーから、総括として、今後の学習方法についてもアドバイスがある。どうやら、大学付属のコース以外の、オランダ語のスクールは全般的に多少質が低いと感じているらしく、これ以上、このコース卒業後に学校に通うことはお薦めしないと。それよりは、ここまで勉強した先は、毎日の生活で使って、語学力を高めるしかないと。またニュースを見たり、本や新聞を読み、知らない言葉や言い回しが出てきたらノートを取りと、コツコツと語彙力を高めていくことが大事と。

確かに、上級コースを終えたとはいえ、この社会で本気でオランダ語を使って仕事をしたり、勉強するためには、まだまだ力が足りない。これからもコツコツと・・・・これがやっとスタートなのかもしれないと思う、今日この頃。

Sunday 16 June 2013

ちょっと息切れ。。

早いもので、5月下旬にはじまった、4週間のオランダ語集中コースの最後のクラスが明日に迫る。

このコース、時によっては2クラス開講になり、午前始まりのクラスと、午後始まりのクラスがある。ただ今回は、受講希望者が2クラスに分けるほどにないとの判断が下り、16名で1クラス。午前9時スタートで、午後12時まで。

以前までは、我がパートナーに車での出勤途中に、比較的大きな街の駅まで乗せていってもらい、通っていたのだが、彼が会社に行くには早すぎる。また自力で行くには、何と我が村を通るバスの始発では間に合わない!ということで、朝5時半起き、6時過ぎに彼に近くの駅まで送ってもらい、何だかだと片道約2時間半かけて通学。4週間・計12回だったとはいえ、彼も自分も少しヘロヘロ気味。さらに睡眠不足のまま授業に出るため、頭も時折朦朧。勉強しようと思っていた電車・バスの中では、知らず知らずに爆睡することも。

ただやはり最後位は、少しでも「まし」な状態になりたいと、この週末は、最後のレッスンの予習、Weekly復習テストの勉強、山積みになっているリスニングテストの準備をしようと思っていたのだが。。まず朝は疲れで起き上がれない。また日中も、何だかだとちょこちょこ雑用が入ったり、うまく勉強に超集中する気運に持っていけず。またレッスンの予習に想定以上の時間がかかり、フルテキストディクテーションをしてみたのだが(A4 9ページ分!)、できないところだらけで、ノートは真っ赤!何だかだと結局不完全状態。。

明日の授業終了後は、1週間後に最後の筆記試験。これも、時には「これくらいは、1週間の我慢だし、全力で頑張ろう!」という気持ちになるのだが、全般的に「こんな難しいテキストのテスト、どう頑張っても受からなさそうだから、いっそのこと辞退しちゃおうかな・・・」と、頑張るエネルギーを燃え上がらせる(!)ほどにいかない。情けない。。

やはりこの集中コースに参加するには、万全の環境・精神状態にないと、本当につらい。たかだか4週間(試験を入れると5週間)、されど4-5週間。気持ちをキープして頑張るのがこれほどつらいことだとは・・・・。うーん、あと少し、頑張れ自分!

Friday 14 June 2013

良かった・・・ライティングは順調かな?

プレゼンのクライテリアがクリアできた状況なものの、まだまだ予断を許さないオランダ語上級集中コース。 授業中での発言のクオリティまで評価の対象なので、昨日は少し時間をかけてじっくりと本文を予習し、また本文の内容に関連したトピックで、聞かれそうなことを事前調べしたり。

今回は少しプレゼンがクリアになって気持ちも楽だったのと、授業で発言を求められた内容は、あまり多くなかったので、普段よりは多少ましな状態(多分)で終了。 そして終了時に、毎週水曜日に課せられているライティングの宿題が返却される。

どうやら今回のクラス、文法に弱い人が多少多いのか、先生方は少しご不満の様子。ライティングの宿題もかなり厳しい評価をつけている傾向にあり、6割ほどは、やり直しが命じられている。自分も1回目の宿題の時に、まんまと(!)やり直しを命じられたものの、その後持ちなおし。そして今日最後の宿題返却。今回も一応合格!これで4回のライティングアサインメントのクライテリアを無事パス。

とはいえ、本当は自分で満足するほと高い内容ではない。英語を勉強していたときに、同じく上級クラスレベルに到達していたときに書いていた文章の複雑性やボキャブラリーの豊富さから考えると、相当レベルが低いように思う。それに返されたものをよくよく見ると、結構ケアレスミスもあるし、3時間程度と時間限定のなかで書かされていることもあり、名詞の種類を間違えていたり、、、ちょっとお恥ずかしい。。でもとりあえず、これにてライティング課題も終了! ちょっとだけ安堵感。

・・・・と、ほんの少し気持ちの余裕を持ち、今日だけは少し頭と体を休めるか!と、家に帰り、Patricia(羊)と戯れていたところで、1本の電話。実は、先週急にどたばたして勉強時間が大量に奪われた一件の関係者の方からのお電話。 来週はこの一件に関わることはないと、最終試験の勉強をじっくりするぞぉーと思っていたのだが、このお電話にて、将来に関わる大事なことになりそうな打診があり、断ることはできず。。来週また勉強時間がが確実に減っていく。。想定外の前向きな打診に嬉しい反面、また少し追い詰められ傾向。

さてはて、これから2週間、一体色々なことがどんな展開になっていくのか。二兎追うものは一兎も得ずではないが、2つを追って全てを失うなどという展開にならないことだけを祈って。。

Thursday 13 June 2013

オランダ語上級コース、最後のプレゼン。

先週に引き続き、オランダ語コース以外の部分でのハプニングが続く。つくづく、このコースに通うときには、本当に色々なことが起こる。先生方からも、人生のなかでのたかだか4-5週間なので、本気で極限まで頑張ってみろといわれるものの、そうはいかないこの人生。なかなか集中できない。そして今回ばかりは、全くの想定外なことが直前に起きたため、気分が動転したり、時間が足りなかったりで、準備が不完全燃焼のまま迎えた、上級コース3回目のプレゼン。

前のブログでも触れたのだが、このコースでは、3回「Voldonde(十分・合格)」の評価を取らないと、プレゼン部分に関してクリアしたとみなされない。この評価以下をとってしまった場合には、評価が取れるまで、何度もやり直しを命じられる。

元々「Speaking」がどうしても弱い自分、何度かは「Onvoldonde(不十分・不合格)」をとってしまうかもと思いながら、何とか発音の悪さと流暢さが今いちながら、他の部分で頑張って2回目までは即合格をもらってきた。でも、いつも不安にかられる。今度こそダメかも・・・と。更には今回自分でも、練習不十分が自覚できているだけに、もう出たとこ勝負!と開き直りにかかるほど。。

そして本番。最初の方は多少順調だったものの、やはり途中でつまりだす。昔なら確実に、雪崩を打つかの如く崩れ、自滅するところだが、さすがにここまでこのきついコースを続けているうちに、大分厚顔になったよう?頭の中で、「あ、Onvoldondeだ、このままでは・・・」とよぎりつつも、何とか最後までに押切り、フィニッシュ。でも前回2回目に大分発音や流暢さが上向きになりつつあり、クラスメイトたちからも、うなずきながら聞いてもらえていたのだが、今回は何となく反応が鈍い感じ。もうダメだ~と思ったところで、コースリーダーからの講評。

何と、非常にしっかりとリサーチをして内容がしっかりしていたこと、プレゼン中の振る舞いが良かったこと、そして何より文法の正確性が高く、時には自分のなかで話をしながらチェックをかけて、間違ったところですかさずいい直しをしたということで、発音は相変わらず課題だけれども、「Voldonde!」と。拍子抜け! でも何となく自分が目指したかった位置まできていなかっただけに、不完全燃焼な感じで脱力。。

ちなみによくよく各生徒への講評と最終評価を聞いていると、どうも文法の正確性ということにはかなり重きを置いているようだ。 クラスには何名か、多少自国のなまりがあっても、発音が綺麗で、流暢なのだが、よくよく聞いていると文法がかなり間違っている人達がいる。それでもやはりぱっと見(聞き)、彼ら・彼女たちの方が聴衆的には受けがいいのだが、先生方の評価は非常に厳しい。理由は、これから高いレベルの教育を受けようと思っているのであれば、文法がしっかりしていないオランダ語を使い続けていると、すぐに頭打ちにあい、学生のためにならないと。さらにプレゼンの内容・質についても、結構厳しいコメント。プレゼンの流れがロジカルでなかったり、一部中途半端であるととられると、いくら流暢に話をしたとしても、良い評価がでない。よって、クラスの3割強ほどは、何度かプレゼンのやり直しを命じられた。

確かに、イギリス留学前の準備コースでも、この辺りは結構厳しかった。そうでないと実際にコースに入学し、語学だけでなく、こうした内容に関してもしっかりとしたものを持つネーティブのクラスメイトと一緒に学んでいくのは、かなりきつい。我がコースの若い学生たちの一部は、「なぜそこまで厳しい・・・」と不満に感じているようだけれど、このコースがこの後大学で学ぶ人をターゲットにしている以上、クライテリアとしてはまっとう。

何れにしても、自分としては文法力、語彙力も本当は怪しいところなのだけれど、何とか無事上級コースのプレゼンクライテリアは全てこれにてクリア。ただやはり、自分の力や発揮したパフォーマンスがふがいなく、合格はもらったものの何となく授業後も悶々としているところで、初級コースでボロボロだった頃から見てくださり、やり直しのチャンスを常に与えて下さってきたコースリーダの先生から声をかけていただく。驚くほどの暖かい満面の笑顔で掛けていただいた言葉。「本当に、初級コースから始まり、ここまで長い旅だったね。実は、日本人の学生がこれまでも何人もこの集中コースにチャレンジしてきたけれど、上級コースまで来た学生はおらず、きみが初めての上級コースへチャレンジした日本人学生だよ。(注:さすがに20年近く続いているコースなので、多分彼が覚えている限りで、もしかしたら他にもいらっしゃるかも?)みんなが本当に大変な思いをして、ストラグルしていたから、日本の人達がオランダ語を学ぶのがどれだけ大変かは理解している。だからこそ、本当にここまでよく頑張ったと思うよ」 この話を聞いて、大粒の涙が止まらず。嬉しさと、これまでの苦しさと、ここまで支えてくれた家族・友人・先生方への感謝とで、頭が一杯。

・・・でも、ここまでのコースに参加できたとはいえ、かなり卒業は黄色信号。。正直、難しいから半ばあきらめ気味なものの、最終的に総合評価がNGになったとしても、少なくとも自分ができる限りの頑張って、悔いのないようにしなくちゃ!と少し心を入れ替える。あと、2回の授業、と1週間後に最終筆記試験。頑張るかな。

Monday 10 June 2013

ディクテーションの苦しみ。

デルフトメソッドによるオランダ語学習を続けて、早約1年と4カ月。集中コースが設置され、短期間に飛躍的にオランダ語力をつけることを目指してるため、綿密に勉強するとともに、時間に無駄がなく効率的に学ぶよう、勉強方法まで細かく指示がある。この勉強ステップのなかには、最後の方の段階で、自分がどれだけ聞き取り・理解できているのかをチェックするため、50文字程度のディクテーションテストがあるのだが、フルでテキストをディクテーションするようにとは指示されていない。

ただ実際このメソッドの開発母体であるデルフト工科大学のコースに通うと、毎日のレッスンの後に課せられるコンピュータによるディクテーションテストがため、どの生徒も予習の段階で1度は全文ディクテーションをして、どこが自分は弱いのかをチェックしている様子。先生方からは、「何でそんな時間の無駄なことしているの?」と言われたこともあるのだが、でも最近ディクテーションの大切をしみじみ感じる。

最初は文章を見ながら、次に文章を見ないで聞き込みをしているとはいえ、やはりしっかり紙に書き落としてみないと、自分が本当に聞きとれていない部分が曖昧になってしまう。そもそもなぜ聞きとれないのかというと、単語の音が腹落ちするまで頭に入っていなかったり、幾つかの単語の音がチャンクになって発音されている部分が分かっていないことが理由。また時には、文法的なことが理解しきれていない、或いは曖昧であるために、頭にすっと入ってこないこともある。こうした点を洗いだしできるという意味でも、時間が掛っても、前回のコースまではディクテーションを欠かさなかった。

ただ、このディクテーション、本当につらい。自分では分かった・理解できた・ある程度覚えられたと思った段階でやっているのだが、何と沢山のことが聞きとれないことか。あまりに聞きとれない部分が続発すると、挙句の果てに、自分が本当に途方もない語学バカなのではないか・・・と精神的に少し参ることもある。 そして自分だけがこんなにひどくできないのか・・・と少し落ち込み掛けていたときに、ついついネットで検索。すると、色々同じような悩み・壁のぶちあたり方をするケースについて触れた話が幾つかちらほら。

得意な方もいらっしゃるかもではあるが、このディクテーションという作業、やはり相当の精神的に参りやすい勉強方法のよう。綿密に自分が分からないこと、あやふやなことがあぶり出されるので、時間はかかるが、やって損はないようだが、エキスパートの方々のアドバイスとして、「追いつめられない程度にやること」が大切だとか。

この幾つかの話しやアドバイスを見ていて、少し気分が楽に。程度に差はあるかもだが、自分一人だけが苦しみに悶えているわけではないということ。 逆に、自分があやふやなところを知ることができる優れたアプローチだ!位に捉えて、やってみようかなと気持ちを切り替えることに。

たださすがに、今回の上級コースのテキストは、1つ1つが長く、すっとネーティブが話すテンポで10分強の長さのものもあり、全てをディクテーションをしきれていない。それでも、丁寧に発音練習をしたり、ディクテーションを耳澄ませてやっていると、時折ラジオのニュースなどがびっくりするほどクリアにすっと理解できたり。

ということで、マダマダ苦しさが全面に立つものの、今回のコースが終わったとしても、このディクテーション、できる範囲で続けていこうかなと思う。

Thursday 6 June 2013

愛しの・・・ならぬ、癒しの子羊。

我が家の「娘」同然になりつつある、子羊のPatricia。ここ最近暑くなる日がありながらも、暑さにばてることなく、すくすくと成長中。

とはいえ、日陰がない状態に置かれ続けると、驚くほど悲しそうな顔をして、お腹が激しく呼吸をし、しんどそうにしている。通常であれば、多少でも日陰に行って休んでいたり、水を飲んで少し落ち着かせるようなのだが、未だ経験知が浅いためか、水が近くにおいてあっても飲まなかったり、日向に呆然と立ちすくんでいたり。確かに、よく考えれば、厚手のセーターを沢山着込んでいるような状態、それで直射日光のなかに長時間居れば、人間だったら脱水症状だって起こしかねない。

そのような訳で、毎日天気予報は欠かさずチェック。特にオランダ語コースの授業がある日は、ほぼ朝から夕方まで自分が家に居ないので、特に一番気温が高くなる頃に、木などで日陰ができるようなポジションに、Patricia専用の囲いを配置して、生き延びられるようにしなくてはいけない。コースで大変ではあるものの、この純粋なPatriciaにいつも癒しをもらっているので、そのPatricianためなら!と、コツコツとお世話中。

ということで、少しまた最近の様子を写真で公開。マダマダ、同じ時期に生まれた子羊たちに比べると、実は、半分くらいの大きさなのだけれど、、、(何と彼女の双子の姉は、もはや60Kg近くの大きさにまで成長中!) 強くマイペースに生きているPatricia。これからも引き続き丈夫に育ってくれることを願って!

Patriciaの大好物の雑草のお花をかき集めてあげたところ、驚くはやさで平らげる!

やはり1人は寂しいのか、時折お腹が満たされているときには、すりすりとよってくるPatricia(笑)
ちなみに牧場の子羊たちは触ろうとすると一目散に逃げるので、やっぱりPatriciaは特別なのかもしれない

横顔。
真正面からの顔。

最近少し、ハンディキャップの前足を痛め中。かわいそう・・・でも寝ているときは安らか。

寝顔。:)

Wednesday 5 June 2013

オランダ語コース:プレゼン第二弾!

現在の、オランダ語上級集中コースでは、コース中3回のプレゼン機会があり、最低でも「Voldonde(十分)」の評価を3回得られないと、プレゼン部分において失格となり、コースを卒業できない。

ただ失敗した場合には、再度プレゼンを再挑戦し、「Voldonde」を貰えるまで頑張るという道もあるものの、ライティング、リスニング、諸々の他の分野のテスト・評価もあるため、できる限り毎回毎回で合格点をとり、Extra課題を受け取ることは避けたいところ。更には、やはり少しでも自分がオランダ語の発音・流暢さなどで改善をしているところを、先生に見てもらいたいという想いもあり、前回の中級コースまでの時以上の、入念な練習を行っている。 前回1回目はそれでもやはり練習にかなり不足があり(自分でも自覚)、プレゼンの内容が良かったこと、またオランダ語の文法・語彙の点では中級レベル以上の判定が出たために、ひどい発音・流暢さであったものの、一応OKをもらう。そして今回は2回目。

今度こそ、プレゼンも入念に練習し、授業の予習もしっかりし、過去のテキストのリスニングテストもクリアできるよう、存分勉強するぞ!と思っていたところ。前日朝~お昼にかけ、更には夕方~夜にかけて予期せぬ出来事が発生。すっかり時間がなくなり、追いつめられる。。ない時間を嘆く時間さえもないため、プレゼンの練習を第一プライオリティとし、少し睡眠不足状態で、プレゼン当日を迎える。

そして自分の出番。やはり繰り返し口に出して、多少は調子っぱずれな部分はあれども、オランダ語のリズム・テンポを意識しながらかなりの練習をしたため、今回は大分スムーズに話ができる。そして聞いているクラスメートの様子を見ても、前回より大分「うん、うん」とうなずきながら聞いてくれる人が増えているような感触。そしてフィニッシュ。

評価は・・・・ まだやはり発音に難ありの部分があるものの、コースリーダーの先生より、「よくやった!Verbeterだよ!」と!やった!そして更に嬉しかったのは、コースメイトからのその場でのフィードバック。みんなから、前回のプレゼンからかなり改善して、あなたの話していることがほぼ分かるようになったよと!そして先生から「どうやってここまで改善したの?」と質問を受け、「頑張って一杯練習しました」と伝えると、満面の笑み。そして今回の評価は何と、「文法の正確性がかなり高いし、内容も良かったし、パワーポイントも良かったので、Voldonde or Goedどちらか迷うな、、、、でもやはり発音部分のこともあるし、今回はVoldondeにしておく。次回は更に頑張って、Goedの評価を取れるようにね!」とのこと。

本当に苦手にしてきたスピーキング、勿論一生懸命文章を事前に考えて、これだけ沢山の時間口に出して練習した上での評価だとはいえ、、今までどう頑張っても「Voldonde」にぎりぎり届く状況だったところから、少し前進したことが本当に嬉しい。でもやはり未だ、普段のスピーキング力の大幅改善までには至っていないところは本当に残念。。 そして、初級・中級コースを偶然にも同じ時に受講し、各コースで自分と同じようなレベルのスピーキング力で、苦戦していた一人のクラスメイトが、今回飛躍的に伸びているのを見ると、本当に自分の語学センスを嘆きたくなる。

でも、これが自分。少し自分を認めつつ、でも努力を止めないように、頑張っていかなくちゃ・・・・かな。いつの日か、少しでも流暢に、綺麗な発音で話ができるようになる日を夢見て! :)


Tuesday 4 June 2013

オランダ語の「R」特訓中。

ずっと課題として挙げられていたにも関わらず、根本的な発音矯正まで行なわぬまま、オランダ語上級コースまで進んでしまった「つけ」がまわってきた今日この頃。相変わらず、暗闇のなかをじたばたしているかのように、発音練習の毎日。

今現在特に力を入れているのが、「R」の発音矯正。つい最近のブログでも書いた通り、この発音が結構曲者。 アメリカ人でも(!?)てこずったり、一生懸命練習していたりというのを発見して、やっとお尻に火がついた。 そして、悩み深く、そもそもどんな音が本当の「R」なのか、そして一体どんな口や舌の使い方をするとその音が出るのかを、インターネットで探索しつつ、我がパートナーをモルモットに(!)、研究。その結果、未だ完全ではないが、何となく少し光が見えてきた(感じがする)

とりあえず、自分の理解では、オランダ人でも幾つかの「R」の発音の仕方があるのだが、本当にざっくりと分けると2つ。1つは、スペイン語などでも使われているような、巻き舌発音。もう1つは、うがいをする時と同じように”のどぼとけ”を使ってだす音。 とりあえずどちらの音の出し方が向いているのか、暫く両方の練習をしてみることに。

まず前者について。昔から巻き舌ができなくて、できない様子を見て、他の国のお友達に笑われていたほど。どうやったらそもそも巻き舌ができるのか、興味が沸いて、ネットで検索。するとまず、Youtubeでは、何人の方かが巻き舌のやり方を講義しているビデオクリップたちを発見!舌をどうやって使っているかを実践しながら説明する子供がいたり、「とろろそば」を繰り返しいっているとできるようになる!と何人かの人達の様子を撮ったビデオがあったり。。更には、言語学の研究者の人直伝の練習方法で3か月近くかけて巻き舌を習得した人のお話があったり。できない人はずっとできないという訳ではなく、練習の仕方によっては習得できるよう。ということで、ビデオを見ながら見よう見まねで練習開始。

次に後者。我がパートナーはこちらを使う派。どうやって音を出しているのかをしつこく見せてもらったり、聞いた時には、「もう、自分でも分からないよ!」とお手上げ状態になられてしまった。。ただネットで色々と調べているうちに、ドイツ語の「R」も結構特殊で、よく読んでいると、何となくオランダ語に似てそう。ということで、ドイツ語が堪能な我がパートナーに質問。「ドイツ語話す時、オランダ語のRとは発音のしかた変えている?」と聞いてみると、「うんう。同じ」と!なるほど!ということで、オランダ語のRの発音の仕方を説明されている方は少ないのだけれど、ドイツ語のRの発音の方法についてインターネットで検索してみると、結構豊富に出てくる。中には大学のドイツ語コースの教授の方が、実際の音つきで説明しているページまで!多少の前進があった上で、再度我がパートナーに細かく発音をどうやっているかつきつめていくと、やっと大体全容がつかめてきた!

1地方のオランダ人の一人にすぎないので、オランダ全土共通ではないが、今のところ掴めているのは、ざっくりとはこのような感じ。

①空気を首のあたりから送り出し、うがいをする時の、喉の使い方をする(空でのどが振動)
②口は少し「う」のような形にする
③舌は最初は前、音を出しながら上方向にあげ、更に奥にもっていく

ずっと、綺麗目な音なのだと思っていたのだが、何とちょっと汚い音!そしてよくよくコースのCD-Romを聞いてみると、確かに透明感ある音ではなかった!特に、Sch + Rと続く単語などが出てくると、両方のどを鳴らす音なので、結構、喉が痛くなる。。。

ということで、なかなか未だ慣れず、苦戦しているものの、とりあえず、我がパートナーからも、ほんの時折正しい発音に聞こえるよ!と言われる時がでてきた。・・・・が、何と。週末練習をして、少し意気揚々と、オランダ語コースの授業後にこっそり特訓してもらっている先生のところに行って、この話をすると、まず1つ。「なんで2種類も練習しているの?時間の無駄!1つに絞った方がいいわよ!」 そして、ほぼ後者の発音方法で固めようと思いかけている自分に一撃。「多分、あなたは巻き舌型の方がうまくなるように思うけど?」 がーん。。週末の特訓は何だったのか。。

と、前回の中級コースまでは、発音はそのうち何とかなるさと、読み書き、リスニングに時間を割いていたのだが、この週末は基本的な発音練習三昧となってしまい、すっかり授業の予習がおソロそかになり気味に。。そして、あっけなく、毎日のリスニングテストは失敗続きで、合格点が出るまで先に進めないシステム上、「負債」がみるみるうちに膨らみ、取り返しがつかないほどに。。。

何だか相変わらず、本当に悩み深く、壁にぶちあたりぱなしで、すっと卒業できないオランダ語コース。。少し途方に暮れ気味、、でもこれで少し発音が多少でも改善してくれることを願って!


Saturday 1 June 2013

オランダ語の発音大特訓中。

いままで散々先生方に発音の悪さを指摘され続け、ほんの多少の改善はあれど、飛躍的な改善までいかずここまできてしまった。さすがに自力では難しいのでは?と思われたのか、現在クライテリアが高くなった上級コースのなかで、毎日短いパラグラフをサンプルに、先生と1対1での発音特訓中。

そのなかでの発見、感じたことなどを、自分の覚書として、またもしかしたら多少オランダ語の発音で悩みを抱えられているかもしれない方の参考になる部分もあるかもと思い、少し書いてみたいと思う。

まず発音の悪さに関して感じたこと。発音が悪い部分は、幾つかに分かれることを自覚。
①自分でも発音が違うことは「なんとなく」或いは明確に分かるけれど、どうすれば正しい発音になるか分からない。ただ口の形などを教えてもらうと、発音できるようになる。
②自分でも発音が違うことは「なんとなく」或いは明確に分かるけれど、どうすれば正しい発音になるか分からない。ただ口の形などを教えてもらっても、同じような音を出せない
③発音の違いが全く分からない

①については、ただ地道に矯正していくのみなのだが、②③は結構大変。ただ②は、ある種口のトレーニングをして、今までの人生で使ったことのない口や舌の使い方などをマスターできれば、もしかしたらできるようになるかもと思われる。③については、途方に暮れ中。とにかく口や舌の動かし方を聞いて、多少それちっくな音になっていると思うのだが、「違う」とばさり。そして何度か微妙に変えて発音をしていると、時折「それ、その音!」といわれることもあるものの、自分自身何が違うのかさっぱり分からない。

小さい頃からピアノを習い、絶対音感もあるし、左右の手で弾いているピアノを譜面に落とすこともできるので、決して音にめちゃくちゃ鈍感なわけではないはずなのだけれど・・・、一方で絶対音感がある故にこれが邪魔しているのかなと思うことも。たぶん自分的には全ての音が頭のなかで文字化されてしまうので、聞こえる音は無意識に無理やり日本語の音(文字)に当てはめてしまうのかもしれない。一方オランダ語には、日本語にない音が沢山ある。よって、矛盾が起きてひどい発音になるような気もする。何れにせよ、それでも聞こえる音をクリアに正しく再生できない自分に少し落ち込み気味。

ただ自分だけかと思っていたこの③について、昨日クラスメイトが口走った言葉で少し安堵。ギリシャ人のクラスメイトが、プレゼン時で小さな発音ミスをして、先生から「これはこういう発音よ」と説明されたのだが、「ええええええ!全然違いが分からない!違いが分からなければ、正しく発音できるはずないよ!」と。更には少し逆切れ気味に、「確かにできる限りオランダ語の正しい発音・リズムを身につけることは大事だけれど、やはりそれぞれの国の言葉なまりを完全に取るのはそうそうできることではない。パーフェクトは無理だ!」と言い放つ、ギリシャ人・イタリア人まで!それに対して、いつも「え、そこまで厳しいの」と言われる我が先生、一言。「そうよね」・・・・がく。自分にはめちゃくちゃ厳しいのに~!と思わず物を言いたくなるところを我慢。

ともあれ。少し前置きが長くなったけれど、今回自分が矯正を受けている発音がどんな部分かを、昨日の特訓で使ったテキストを使って示してみると・・・(タイポがあったらゴメンナサイ)

Het Groninger museum staat er nog maar net, dat zie je zo. Het gebouw trekt nog meer de aandacht dan de kunst die er staat of hangt: scheve muren, vloeren van glas, en overal vreemde uitsteeksels. Wanneer we toch in het noorden zijn, dan kuunen weook wel even bij Jopie Huismans langs gaan. Jopie Huismans was voddenman van beroep, en hij had dus heel wat oude spulletjes staan. Hij schilderde graag, dus maakte hij van die spulletjes ook schilderijtjes. Een naam was snel bedacht: het Jopie Huismansmuseum, en Nederland was weer een museum rijker.

(出典:デルフト工科大学上級コーステキスト)

上記赤字になっているところが、発音を矯正された部分。共通しているのは、「R」、「Sch」、「N」、「D/Te」、「G」(「Ge」というオランダ語特有の音は大丈夫のようなのだが・・・)

「R」は、英語(特にオフィシャル)の「R」とも違う。何とよくよく聞くと、先生自身小さな頃、洗面台のところで顔を上げて、うがいをするような感じでこのRの発音をお母さんと特訓したとか。更には、ネットでたどり着いたページのコメントに、やはり小さな頃に特訓して、出来るようになったときには感動したことを覚えているなんてものを見かけ、ネーティブでも特訓してできるようになっていることが発覚。(って今更?) そして、今回アメリカ人の女の子が、自分なりの認識を共有するビデオも発見(リンクあり)。完璧ではないけれど、何となくどう発音の特訓をしたらよいのか、ヒントになっている(気がする)

次に「Sch」。日本語の文字にすると「シュ」という感じの音のなのだけれど、発音する時に音の勢いを喉の方向にもっていくといわれたときもあったり、いや前に音を出せといわれたり。一方で、ついつい間違う音だと思って力むせいか、強く発音してしまうと、「軽く発音せよ!」と。マダマダ何れにせよ、正しい発音を含めて、開発中。

「N」は、ついつい「M」のように口を閉じて発音してしまいがちな自分。これも「R」と「L」と同様、確かに、「N」と「M」も日本語の音に落とすと、同じ音だから、無意識に差別化していなかったよう。。でもネーティブからすると、結構気になるらしい。よって、舌を上の歯の後ろにあて、口は閉じないように!と。

他は・・・・説明できるほどにないので、割愛。

ちなみに上にはないのだけれど、昨日の夜、たまたま我がパートナーに笑われながら、彼から特訓を受け、未だ合格点のでてない単語・・・「Bron」(英語で「Source」という意味)微妙に「B」の音と、それに続く「R」そして、「N」と、短い単語ながら非常に難易度が高い。。

ということで、日々続く、オランダ語発音特訓。実際には音だけでなく、オランダ語のテンポとリズムも特訓を受けているので、結構しんどいけれど、少しでも綺麗なオランダ語を話せるようになるために!