Friday 31 August 2012

オランダからWork from Home to Japan。

(過去分をアップデート)

オランダ語ができないとやっぱり何事もうまく広がりを見せないということで、今年はできればオランダ語学習に集中しようと考えているのだが、そうとはいえどもやはり、学校のお金やら、多少の外出やら、お友達とのランチやら、少しはお金を稼げないかしらと考えていた。

そのようななか、オランダ人のお友達から、彼女の会社に関連して、日⇔英の通訳・翻訳の手伝いができない?との打診があったのだが、やはりプロの人に頼むことになってしまい、話がぼしゃる。でもこれにヒントを得て、自宅から翻訳の仕事ができないかなと思い、ネットで検索してみる。でもこれまた、これで食べている人達は当然ながら資格をとっていたり、経験豊富だったり。自分のように、留学経験あります、ビジネス知識&経験それなりにあります程度でできるほど、世の中甘くない。。

とはいえ、やっぱり何かないかしらと考えた挙句、以前10年勤めていた会社を辞めた人がやっている翻訳会社の存在を知る。ホームページを見ると、請け負う顧客の1つは、自分が勤めていた会社のよう。さらに、案件ベースの仕事だからか、通年募集をしている様子だし、通訳としての特別な資格は求めてない様子。よく知った仕事だし、実際自分がプロジェクトに入っていたときには、資料を英訳することも何度かあったしと、ダメ元でトライ。

すると、びっくりするほどトントン拍子に話が進む。採用が決まるまで時間がかかるだろうと高をくくっており、10月にオランダ語コースに行った後くらいに、ぼちぼちできればいいかなと思っていたところ。何と2週間で話がまとまる。どれだけ委託があるか分からないが、ビジネスに関わっていられるし、何より頭と手を使って何か達成感が多少なりともあることに関われること、非常に嬉しく思う。

丁度、翻訳を比較的安定的に請け負っている方の体験談をネットで見つけ読んだのだが、「最初のうちは、どんな文書でもどんな価格でも、使ってもらえるだけでもありがたいと思い、断らずに頑張った」なんて下りがあったのが心に響く。自分の力も未知数で不安もあるけれど、それにやはりできればオランダに住んでいる以上は、オランダの社会に貢献したいので、いつかはオランダの中で働きたいとは思うものの、まずはこの仕事を頑張ってみようと思う。

これにて初めてのフリーの仕事。これまたちょっと新鮮。:)

Wednesday 29 August 2012

ブリュージュで溢れているもの。

前の晩に長距離ドライブの末到着したため、少しゆっくり目に起きて始動。ホテルで朝食ビュッフェを取り、街散策へ。

夜はそれほど人が多くなかったように思うのだが、街には人人人人!明らかに観光客だらけ。中心街を取り巻く川には、沢山の観光ボートが出ており、それぞれの乗り場には行列。また他のヨーロッパの街以上に、観光馬車がひっきりなしに街を行きかい。

綺麗なデコレーションのお店も多く、少し冷やかしで入ると、ついつい長居しかかるため、まずは行くと決めていたところに直行。1つ目はブリュージュに本拠地を置くビールブリューワリーへ。ここでは、製造しているビール、銘柄別のビールグラス、その他グッズを販売しているお店、ビールを飲めるレストランがある。また工場見学ツアーもある。ということで、まずはツアーに参加。

どのようにビールが作られているかの説明の他、この会社の歴史、また屋上からブリュージュの街を眺めたり、結構盛りだくさん。そして最後には待ってました、新鮮なビールを1杯!その後は、お気に入りのベルギービールのグラス(銘柄によって形&デザインが違う)コレクターの我がパートナー、しっかり沢山お買い上げ。またここだけでなく、街中には幾つもベルギービールのグラスを売っているお店もあり、車で来たこともあり、多種お買い上げ。こんなことに散財してばかり。。



その後は、定番のボートへ。昔から、水辺にある古い街を旅するのが好きで、行けば必ずボートに乗っていた自分としては、外せない!待ち行列もあるし、そんなに長い距離走るわけでもないので、「本当に乗る?」と聞かれるも、折角なのでトライ。歩きながら見る光景も綺麗だが、ボートから見上げる景色もなかなか素敵!

その後、ひっとしきり街を散策した後は、お土産選び。街には、「ベルギーチョコレート」という名称があるだけあって、本当にチョコレート店だらけ!日本でもよく聞くブランドもしかり、昔から地元でやっているお店もあり。どれも綺麗に飾り付けられ、種類も豊富で選ぶのが難しい。またベルギービールのボトルとグラスも沢山売っているので、迷う!今回は特にいつもお世話になっている家族にあれやこれや相談しながら購入。家を購入して独立する弟には、素敵なベルギービールグラスのセットとビール、彼のご両親には綺麗なチョコレートやお菓子。いつもセンスの良いお土産をくださる弟パートナーには、綺麗なマカロンの詰め合わせと紅茶。

お昼を大分過ぎたところで、遅い朝食だったので、ランチをとるほどでもないけれど、小腹を満たすため、ベルギーワッフルにチャレンジ!街かどでスタンディング形式で気軽に食べられるワッフルもあるし、カフェでコーヒー・お茶とセットとなったワッフルもある。カフェのワッフルはシンプルなものから、上に色々と乗ったタイプまであるなか、今回ストロベリーワッフルに挑戦!運ばれてきたワッフルの綺麗さに、手を出すのもちょっと躊躇しつつ、最後には二人でしっかり平らげる。 本当に様々なベルギー名物に溢れる街だ。

少し混雑すぎるかなと思う部分もあったものの、まばゆいほどの晴天での街歩きは本当に気持ちがいい。またいつか再訪したいし、ベルギーの他の街にもトライしてみたいな :)



その他の写真たち:

 ビールブリューワリーの屋上からの眺めの1つ。

 修道院に続く橋。
木々の葉の合間から見える教会の塔!

Tuesday 28 August 2012

ベルギーの水の都ブリュージュ。

(過去分を振りかえりでアップデート)

Last Minutesで、我が友人のご推薦に基づき、出発前日にブリュージュのホテルを予約。これまた「残り1室!」の文字がどのホテル予約サイトにも踊るなか、駆け込み。

ドイツから国境を越えてベルギーまで約4時間のドライブ。ドイツとこれまた違う風景や、車の運転の様子が違うのを横目に、無事到着。

到着した時間が少し遅めだったため、街を歩くとすぐに夜景モードへ。昼間は観光客でごった返している街も、何故か少し人の出が控えめ。その上、ため息が出るような街の趣と綺麗さ故、ついつい写真を撮りまくり。それにしても、どのパブ・レストランも盛況で、特に大きなベルギービールを楽しむ人達の何と多いことか。

ともあれ、言葉で表現しきれないので、今回は写真をメインに掲載。






Monday 27 August 2012

Koblenz (Germany) 散策。



ドイツの小さな村にあるお城を後に、今回のHolidayの目的地の1つ、Koblenzへ。

この街は、欧州の主要な川のうちの2つ、ライン川とモーゼル川の間に挟まれ、この2つの川が交わっていく場所にある。水のある街が昔から好きな自分、期待は膨らむ。

4時間近くドライブし(ドイツは広い!)、昨晩夕方ホテルに到着。ちなみにホテルは、当日お昼前にExpediaというサイトで発見。2日前見た時には、未だ未だ空き室もあったのだが、さすがに当日となると4-5軒のホテルのみ空き室表示。その中から、値段がリーゾナブルで、朝食付き、それなりに口コミも悪くないホテルが、「残り1室!」という表示を出していたため、直電して押さえる。こんな時には、我がパートナーのドイツ語力大いに発揮。改めて、ヨーロッパの人って、本当に沢山言葉を操れるんだな・・とちょっと羨ましくなる。




今回のお宿は、これまたファミリー経営+α的なホテル。ライン川沿いにあり、少し高めのお部屋だと、景観が見られたみたい。さすがに一番安いお部屋だったので、川が見えない場所で、これはちょっと残念。でも、センターに近く、歩いて主要な観光地には行けてとても便利。

日が少し暮れかかっているなか、街をお散歩へ。人はまばらなものの、歩いている人たちが至って温厚な感じで、安心して歩ける。まずは宮殿、市庁舎、そして川の交わるポイントにある巨大すぎる銅像と広場を散策。また川の反対側には、小高い丘の上に宮殿があり、これまた綺麗。





ちなみにこの銅像、よくよく見ると、やはり二次大戦で粉々にされたものの、分解されってしまったものを集めて、再構築したとか。昔ドレスデンという、旧東ドイツ圏でこれまた破壊されまくった街に行ったことがあるのだが、そこで緻密は教会の再建現場を見たことを思い出した。言葉に表現しきれない複雑な想い。






そして月曜日。朝から未だ見ていない世界遺産部分を巡る。ライン川沿いにある小高い丘には、点々とお城が残る。自分が思った以上に巡る地がありすぎて、今回回りきれなかったのだけれど、いつかライン川沿いのお城めぐりしてみたいなと思う。







そして夕方になる前に、いざ最後の目的地、ベルギーのブリュージュに向けて出発。リラックスしながらも、なかなか濃度の高い時間を過ごす。

その他の写真たちはこちら:
写真アルバム


Sunday 26 August 2012

オランダでの就職活動 - 違う視点もあり?

(過去分を振りかえりでアップデート)

昨日フル参加した、我がパートナーの親友の結婚式。オランダ&ドイツのカップル故、両方の結婚式の要素が入りつつも、少しドイツよりの結婚式(だったらしい)。

既に長い間パートナー関係で、今年初めには子供も生まれているという間柄の二人。既に法律上の結婚は済ませたうえで、この日に臨んだらしく、始まりは教会での挙式から。挙式後は、お城ホテルのガーデンで軽い軽食と飲み物がサーブされ、参加者は元々知り合いであった仲間グループを中心に、和気あいあいとした集まりが幾つもできる。

色々と話をしていると、類は友を呼ぶのか(!?)異国同士のカップルがかなりの数。ドイツ×オランダは結構見かけたし、ドイツ×イギリス、オランダ×アメリカなど。またインターナショナル経験の多い人達も多く、知らない人だらけの割には、色々な人とお話することができ、色々なインサイトや経験にも触れることができ、楽しい時間を過ごす。(お酒の力もあったかな?)

そんな中、同じく我がパートナーの大学時代からの親友で、何と自分がオランダに来る前まで勤めていた会社のオランダオフィスに勤務する元同僚と久しぶりの再会!実は彼のパートナーは、これまた自分が勤めていたもう1つの会社のアメリカオフィス出身で、似たようなキャリアパス・ほぼ同じ理由でのキャリア変更をしたというおまけも。そんなこともあり、未だ会ったのは数えるほどだが、すっかり気を許せる関係性。

何だかだと色々な話をしつつも、ついつい話しは会社の話しへ。そのうち、彼なりの、人を採用するときの基準や見方まで話しに及ぶ。彼のチームは、欧州の他の国のビジネスもサポートするため、多国籍チーム。そんなこともあってか、これまで何人もの人達に、「オランダ語ができないと就職は難しいと思う」と言われていたのにも関わらず、「え~、言葉は問題ないと思うけれど?」と。

1つは欧州の他の国出身の人が優位な理由は、自分が想像していた通り、それらの国とのビジネス・やり取りがあるため、特定の職種に限っては、オランダ人よりは言葉や習慣などを熟知している人を採用したいという思惑があるとのこと。でもそれ以外の場合、オランダに居住していて、ワークパーミットを持っていて、確固とした経験やスキルがあれば、彼の場合は面談を試みるらしい。ただ決め手の1つに、「熱意」もあると。最近採用した人のなかに、具体的なポジションが空く前から是非この会社で働きたいと言う熱意を示し続けられ、人事担当が根負け(!?)して彼に紹介したのだとか。

確かに、つい先日のポストでも書いた通り、自分が具体的にこれを実現できる仕事、或いは共鳴できるこの会社で働きたい!という熱意がいま定まらない。そんな状態ではアプローチの仕様もなく、やっぱり改めて考えてみようと感じた。

またもう1つのアドバイスとして、オランダにあるインターナショナルな女性グループなども出入りしてみてはとのこと。実はすんなり移住&職についていたと思っていた、彼のパートナーも、最初苦戦をしていて、こうしたグループに出入りしたり、過去のネットワークを元に、ある時全てが急につながり、今の仕事を始めたとか。特に、インターナショナルなグループは、職探しだけではなく、異国の地で困ったことが起きた時に、助け合いもあり、支えあっているみたいだよとのこと。

少しずつ外に足を踏み出しているつもりでも、未だ未だ踏み入れていない領域が沢山あるようなので、久しぶりに昔のように果敢に飛び出してみるかな?

Saturday 25 August 2012

Summer Vacation ... Short Tripへ。

(過去分アップデート中)

春頃にInvitationをもらっていた、我がパートナーの大学時代からの親友の結婚式。お相手がドイツ人ということからか、今回ドイツのとある小さな村のお城ホテルで開催。折角ドイツまで出向くので、これにひっかけて、少し近辺を周って帰って来ようと決めたのだが。

やはり農場をしていると、「待った」はなかなかない。羊たちはやっぱり毎日ケアが必須であるし、夏にやっておくべきExtra仕事もあり、不在期間をあまり長く作れない。日程も固まりきらず、ずるずると行先も決定できず、、、前日になって全ての工程をFix。とはいえ、時間切れで、最初の2日のみホテルを抑えられたのみで、見切り発車。 さすがにいつもLast Minutesな自分も、少し慌てる。ま、車で移動しての旅行なので、最悪車の中で眠るというオプションも頭に描きつつ。。

まずは前日押さえたホテルに向け、お昼過ぎに我が村を出発。6時間は軽く掛る距離なので、折角自動車の練習も最近しているし、途中運転交代した方がいいかな・・・なんて思ったものの。ドイツ国内に入り、高速道路にすごさに絶句。絶対無理!何せ、スピードリミットなし。(ところどころ事情があって、130Kmとか上限あるところもあるが) びゅんびゅん横を車が通りぬけて行く。我がパートナーでさえ、160Km近くも出している。こんな速度で車乗ったことない!ということで、始終助手席。

途中ドライブインにて、折角ドイツに来たので、典型的なドイツ料理を食べよう!ということで、ソーセージ、マッシュポテト、キャベツの酢漬けを注文。でも、、、これでもかというほどの山盛り。さすがに食べきれず、、ちなみにその後も、常に食傷気味になるほどの量が出てきた。

気を取り直し、宿へ一直線。今回とった宿は、大きな都市から少し離れているため、かなりのリーゾナブルな価格。(50ユーロ) 価格故、とりあえず安全に眠れればいいよねと話していたものの、到着してびっくり。大きなお部屋!どうやらアパートメントタイプの宿のよう。宿の主も向かいに大きなお家を持っており、ちょっと趣味的に経営している感じ。でも非常にFriendlyでいい感じ。将来ぼやっと、我がファームでも、ファームステイみたいなものをやってみたいなと思っているので、ついついどんなセッティングにしているのか、見入ってしまう。

そんなこんなで、殆どを車移動に費やしたVacation1日目。明日以降をお楽しみに、就寝。 :)

Tuesday 21 August 2012

Samenspraak開始!

(過去分アップデート中)

先日プロジェクトコーディネータとのインタビューを受けて以来、スムーズに事が運んでいるSamenspraak。本日はコーディネーターにアサインされたボランティアのオランダ人女性との初対面日。

とはいえ、出だしはちょっと悪夢。何と30分に一本しか出ていないバスに乗り遅れる!いつもOn Timeか少し遅れ気味にくるバス、こともあろうか、3分早く来て出て行ってしまった。。自転車置き場からバスが来るのが見え、慌てて走っていたものの。近くにいた女性が、バスから降りてきた高校生らしき人に、「バスを止めてあげて!」と叫んで助けてくれようとしたものの、無視。。無情にも走り去る。東京であれば、「じゃ、こっちの電車に乗って・・・」とバックアップがあるけれど、ここは無。慌てて自宅にお電話してみたところ、未だ出発前。ということで、30分約束をずらしていただく。。

少し落ち着き、いざ待ち合わせの鉄道の駅へ。どのバスに乗ってくるかを知らせてあったので、アジア系は自分しかおらず、すぐに認識し歩み寄ってくださる。思い切りの温かい笑顔。そして今回は駅前のカフェにて自己紹介や今回彼女に期待していることなどについて話をする。

非常に慣れていらっしゃるようで、ゆっくり、明確に話をしてくださり、殆ど100%近く文章ごと聞き取り、理解できる。また耳をよく傾けて理解しようと努めてくださるので、自然と自分も焦らずにゆっくりはっきりと話すことができる。とても良い循環。

期待することとして、発音がひどかったり、明らかにそんな表現はしないという部分があったら、指摘して欲しいとお伝えすると、「自分は先生ではないから、そこまでは難しいかも」とおっしゃりつつも、会話中何かを見つけると、優しくそっと指摘してくださる。

これから1年間、毎週2時間、自分と話をするパートナーになってくださるだけに、こうして人として信頼できそうな方に出逢えて本当に良かった。お互いの家の距離が遠くて、会う場所のコーディネーションは難しいけれど、これから折角のこの機会、頑張って活用していきたいなと思う。

Monday 20 August 2012

オランダの医療環境。

(過去分をまとめてアップデート中)

先日金曜日に新しいHuisartsに診断をしてもらい、Specialistに症状の写真を送って、正しい診断と処方を決めようと言ってもらったところ。「A few days」で返事がくると思うよと言われていたものの、ついつい今までの諸手続きの時間のかかりっぷりから、1週間位掛るかなと思っていたところ。

何と本日午後、電話が入る。電話の主はHuisarts。先日の診断最後の取り決め(!?)から、オランダ語で会話。最初の出だしは理解できつつ、反応できたのだけれど、いざSpecialistの診断と今後の処置について話をされると、お手上げ!顔の様子や身振り手振りが見えない電話での、難し内容の会話はやっぱり難しい。。。とほほ。

最初のうちの活発な反応から、超スローな反応に気づかれ、「英語で話した方がいいかな?」と言われ、今回は「はい、お願いします。。」の一言。何れにしても、想定される原因、これからどんな薬を処方されて、どんな使い方をしたらよいか、薬をどうやって手に入れたらよいか、原因から想定しどんなことに気をつけて過ごしたらよいかなどを説明される。こうして説明をされると、安心できるなと思うし、改めてこの先生の評判がよいことを納得。

一方で、詳しいことはプライバシーに関わるので書かないけれど、周りに少し重い病気に掛っている人がいるのだが、これまでのお医者さん(これはSpecialistと呼ばれる人)の態度、プロセス、診断、手術、術後のケアを見ていると、日本のお医者さん・病院・システムの方が安心できる。。素人目に見ても大丈夫じゃないのに、「今の状態では診断ができかねるので、もうちょっと待って下さい」と長々と放置気味。。日本であれば間違いなく入院させられている病気かと思うのだが、自宅療養。(これは医療システム上のようだが。。) これが普通なのか、或いはお医者さんの当たりが悪かったのか。

オランダの平均寿命は日本に比較的近く長いのだけれど、、ちょっとこの環境は不安・・・かな?

Sunday 19 August 2012

何がしたいのか?

(過去分を遅れてアップデート中)

この週末、我がパートナーの幼馴染さんをご招待し、またしてもお庭BBQ。

3月に彼と彼のパートナーの合同誕生日会にてお邪魔して以来、ずっとスケジュール調整をしていたものの、4名の予定が合わずなかなか会えずじまいでいた。今回は彼女さんが出張中だったものの、これを逃すとずっとずるずる会えなくなるかも・・・ということで、決行!

色々と近況のアップデートやら、何やら楽しく話をしつつ、ついつい自分の生活基盤固めについても話が及ぶ。特にJob Huntingについては、痛いところをつかれる。本当は自分が何をしたいのか、どんな経験をオランダに持ち込み組織に貢献できるのか、など。なかなか仕事が見つからないために、ついつい、自分の経験から、こんな会社・仕事をするのがいいのかな・・・というアプローチになりつつあったことを戒める良い率直な指摘を貰えたように思う。またもう1つ良いアドバイスを受けたのは、自分がやりたいと思う職種についているオランダ人と、色々ディスカッションしてみるのもいいかもよと。自分だけで考えていると、オランダの組織のなかで、自分のどんな点がユニークネスなのか、強みなのか見失ってしまうかもよとのこと。すぐにコネクションが作れるか分からないけれど、少しずつ試みたいなと思う。

ちなみに、丁度同じくして、日経新聞の記事で、ソーシャルビジネスの先駆者であるグラミン銀行のユアヌさんのお話を目にした。「自分が何になりたいかを考える前に、世界は将来どうあるべきか、どんな世界を創りたいかを想像すること。その未来の世界の中で自分がどういう役割を果たしたいかを考えてみてください」 という言葉が心に突き刺さった。もう少しビッグピクチャーも描きつつ、自分の進む道を切り開いていかなきゃとか、キャリアも15年を超え、これからは自分をすり減らす働き方ではなく、もう少し直に社会に貢献できる「これ」というコアを持ってやっていけることを見つけて行きたいと強く感じた。

分詰まり気味だったけれど、続けざまに出逢った言葉に感謝し、初心に帰り、自分の五感を働かせ、心に耳を傾けて、もう一度考えてみたいなと思う。

Friday 17 August 2012

オランダでの2度目の診療・・・Huisarts変更。

先月初めて、ここオランダでお医者さんにところに行ったのだが、一部状況が芳しくない症状があり、再度お医者さんを訪ねることに。

本来ここオランダでは、一度決めた/訪れたお医者さんにずっとつくのが決まりのようなのだが、実は前回訪問する際、本当は選びたかった評判のよいお医者さんが夏休みで不在。このため、泣く泣く(!?)、違うお医者さんを訪ねた。

そのお医者さんも悪くはなさそうだったけれど、長く信頼して付き合うお医者さんかどうか確信は持てず、この機会に、本来自分の掛り付け医になってもらいたいお医者さんにアポイントをとる。我がパートナー家族の周りにいる人達からもサウンディングした結果、お薦め情報が多かったし、何より今の家の4-5軒程度先という近さ。

あ、ちなみに、いつも「村」と表現しているため、我が母含め、日本からいらっしゃった皆さんから、「ぽつーん、ぽつーんと離れて家が建てられていて、隣に住む人が遠くにいる地域を想像してた!」と言われるのだけれど、ここオランダの村は、村の区画内は家々がほぼ途切れなく立ち並び(住宅街)、それが途切れると村の端で、次の村まではひたすら農場が続くという感じ。そして、実は我が家のある道は、金持ち通りと呼ばれているらしく、大きな庭付き"邸宅"が幾つもあり、そうした家の持ち主はやはり、お医者さん、土地持ち金持ち、会社のお偉いさんが住まわれているようです。ただちなみに、我が借家はそれらの家とは違い、こっそり道から見えない側に隠れてある古ーい家なので、カウントされません(笑) ま、身の丈にあった生活をすればよし。

と、元の話しに戻ると、まずはアポとり。今回は我がパートナー、突き放し気味に、アポとりをサポートしてくれず(涙)、片言のオランダ語で自分でお電話。でも今回のHuisartsのアシスタントさんは、声や反応の仕方から、好意的な印象。更に、アポの時間に尋ねると、「待ってました~」とばかりの笑顔。今回違うお医者さんに一度は見てもらいながら、お医者さんを変えたことで、ちょっとごたごたっとしたにも関わらず、英語を交えて、好意的に対応をしてくださる。(どうやら、お医者さん違えど、薬局を含めて、診察記録がどうやらコンピューターのデータベースに溜められているみたい?だったので、ちょっとばかりイレギュラー対応をしてもらったみたい・・とほほ。ゴメンナサイ。)

時間になり、先生から呼ばれる。人柄がにじみ出ている笑顔で、迎えられ、「さあ、どうしましたか?」。さすがに未だ自分のオランダ語では、これまでのことや、症状をしっかり伝えられるか自信がなかったので、まずは英語でお話。じっくりと耳を傾け、時に詳しく質問をしてくれ、「しっかり親身に考えてくれている!」と患者さんを安心させてくれるタイプの方。明らかに皮膚の病気なので、専門医に回して欲しいとお願いしようかと思っていたのだけれど、「これから写真をとって、専門医に送って、まずは初回見解をもらうよ。何度も専門病院に行かなくて済むからね!」と。表面的な症状だけでは分からない部分もあると思うものの、専門医の見解がでるまでという前提で、彼の見解と対処策もしっかりと話をしてくれ、まずはちょっと安心。

ひとしきり英語で会話をした後、やっぱりどこかオランダ語でサバイブしきれなかったのが悔しくて、「今、オランダ語勉強中なのです」と話しをすると、「じゃあ、ゆっくりとはっきりと話せば、オランダ語の練習になるね!トライしようか?」とにこり。無事その後、簡単な会話成立。オランダ語頑張るぞ!というモチベーションめきめき向上中 :) (単純すぎ・・・)

でも、この短い時間での、お医者さん&アシスタントさんとのやり取りを通して、何名もの人が「お薦め」と言っていたのが分かる気がする。こうしたお医者さんに出逢えて、少し安心。

Thursday 16 August 2012

SamenSpraak うまく始められるかな?

今週の月曜日訪問した、オランダ語&文化を学ぶボランティアプロジェクト。訪ねた組織が統括する地域が、自分が住む村を包括しないので、少し難色を示されたものの。何と、訪問翌日に、コーディネータよりお電話。全て早口オランダ語ばかりだったので、完全に理解できなかったものの、「地域外に住む自分を教えてくれるボランティアが見つかったから、アポをとってみてね」との連絡が入った。

その連絡から2日後の今日、ボランティアの先生からお電話が入る。話しぶりなどから推し量るに、経験が豊富そうな感じ。非常にゆっくりと、はっきりと、平易な単語をできるだけ使って話をしてくれる女性だった。勉強して内容を分かって聞いているオランダ語テキストのCD以外では、もしかしたら初めて完璧に聞きとれたかも!

やはりオランダ語を教えたことのない他のオランダ人と話をすると、比較的ゆっくり話してくれたとしても、彼ら・彼女たちにとってはよく使う単語でも、こちらが未だ知らない単語も多々あり、50-70%程度のばらつきある理解に留まり、あとはひたすら文脈から推測して、相手に応えるということもやはり多い。そういう意味で、これだけ初級の相手が理解できる単語を把握できているとは、慣れた人に違いない!(…推測だけれど。。)

通常は生徒の家で会うと聞いていたけれど、自分の家が遠いからか、今回は二人が出やすい大きな街の駅で待ち合わせ。その時までに、自分が何を学びたいか、何を彼女に期待しているのかを考えてきてねとのこと。

これでまた少しだけ、今までのネットワークから自分の足で踏み出せて、少し嬉しい。素敵な出逢いにつながりますように!


Wednesday 15 August 2012

一番「日本」という言葉を聞いた日。

今日は日本の終戦記念日。原爆投下の日を含め、ここ数日来、日本の新聞社のニュースを読んでいると、第二次大戦関連のイベントや、過去の振り返りが多い。また丁度、インドの独立記念日でもある。Facebook上では、インド人の友人たちが独立を祝う言葉もちらほら。

改めて色々と歴史や、日本について学び・考えてみたいなと思っていた矢先。いつも聞き流しているオランダのTVニュースから、何度も「Japan (ヤーパン)」の単語が出てくる。オリンピック期間中にも時折我が国の名前を呼ばれることがあっても、この異常なリピート(ひどい時には1分間に4-5回)はただ事ではないと思い、映像も見てみる。すると、イベントに参加しているオランダの首相が何やらインタビューに答えている様子や、イベントの映像が流れる。みな神妙な面持ちで、列になってイベント会場前方を通る際に立ち止まり、去っていく。参加者は白人系が多いが、インドネシア系オランダ人の姿も。何やらインタビューも受けているが、残念ながら未だ理解できない。

更に見ていると、今度はドキュメンタリーのようなものが始まる。一部が英語(オランダ語字幕)になり始めたので、やっと状況が飲み込み始めた。インターネットで検索してみると、日本においては終戦記念日、つまりは日本が第二次大戦に敗戦した日。裏を返せば、連合軍(米・英・ロシア・フランス・そしてオランダも)が勝利した日。どうやら、イギリス・オランダでは、この日は「日本への戦勝記念日」に定められているらしい。

特に、植民地にしていたインドネシアを巡って日本に一度は敗れた形をとり、植民地を失ったばかりでなく、現地にいたオランダ人は日本軍からよからぬ扱いを受けたらしく、日本は非常に悪いイメージを持たれている様子。以前にオランダ関連の本を読んだ時にも、一部のオランダ人は日本人のイメージが非常に悪く、本の著者たちが罵られたり、議論を吹っ掛けられたような話しも見かけたことを思い出す。特に、インドネシアに先祖や家族が住んでいた人達にとっては、直接経験した話しを語り継がれられているだけに、その憎悪の気持はなおさら強いのかもしれない。

更にオランダ語が未だ完全に理解できないまでも、映像やら一部の英語になっている部分を聞いているだけでも、テレビで、如何に日本がひどいことをしたか、イギリス人、アメリカ人、オランダ人およびインドネシア人にインタビューを重ね、一方的なバッシングが続いている様子。でもふと思う。確かに何かで、インドネシアでは、インドネシアがオランダの植民地化から解放され、日本の侵攻を好意的にとらえている人もいると聞いた気がする。とすると、もしこのテレビ番組が一方的に日本が悪いという部分を際立たせる証拠・証言を集めて、報道していたとすると、それはそれでやるせない気持ちがする。現に、植民地に対してやってきたこと、その後のインドネシア独立宣言に対して仕掛けたオランダの戦争については、全く触れられていない。幾つかのことは事実であったとしても、立ち位置や解釈、また事実のつなぎ合わせ方で、いか様にでも正論化できてしまうこと、またワンサイドな事実しか見えずに物を考え・発言する怖さを、改めて感じさせられた。

実際、恥ずかしながら、オランダに来る前までの自分にとって、400年以上のお付き合いがあり、唯一鎖国中に開国した国。沢山のことをオランダから学んだし、影響を受けたということだけが知識だった。更にオランダに移住してきてから、未だ実際には一人として、「二次大戦での日本」について言及されたこともなく、日本人だからという理由で毛嫌いされた経験もなかっただけに、今回、こうした「日本に勝った日を祝う」日があること、こうした日本バッシングが強い語り継ぎが今も強く続いていることに、ある意味のショックを受けた。

またふと、中学時代に、日本軍が中国でした仕打ちについて、教科書には書かれていなかった事実を、当時中国にいらっしゃった日本人画家の方から絵と話しで聞いたことも思い出した。如何に日本国内での歴史教育が、沢山の事実を教えずに来ているという事実を改めて考え直させられる。また話が飛躍するが、今回の原発事故にあたってもそう、沢山の事実が国民には知らされぬまま時が経っている。今少しずつ情報公開されているが、氷山の一角に過ぎないように思う。日本の中にいると、実は沢山の事実を知らされていないのではと。

未だ勉強不足だし、検証不足なので、第二次大戦のこと、日本のこと、自分にとってどうとらえて良いのか分からない今は、自分の考えとして発することは何もできないが、しっかりと多角的に学ぶこと・考えることをもう少ししっかりしていきたい、また日本・日本人について改めてしっかりと見つめ直したいと強く感じた日であった。

Tuesday 14 August 2012

オリンピック選手お祝いイベントに遭遇。

昨日お出かけした際に、遠出したついでに寄った駅前。駅近くにバスが近づくにつれて、妙に沢山の警察官を発見。その訳は・・・・

駅前の広場に特設ステージおよび、その周りに囲いが出没。妙にオレンジ色のシャツや飾りをつけた人達が歩いている。さらに、こっそりと囲いの隙間から様子を伺うと、少しずつステージ前に人が立ち始めている。更に街の中心に向かう大通りを歩くと、幾つかの場所に巨大モニターが置かれている。更に沢山のテレビ中継車も。垂れ幕を見ると、「オリンピック」の単語は識別できたものの。昨日閉幕したばかりのオリンピック関連のイベント? でもそれにしては、ここは首都でないし、、、、と首をひねりながら、用事を済ませるため街のなかへ。


街の中心部で少し用事を終えて、3時頃に駅前バス乗り場へと行くと、少し人が増えているけれど、溢れているというほどでもない。でも、陽気な女性バス運転手は、スマートフォンで会場の写真をバスの運転席から撮ったり、聞こえてくると音楽に合わせて踊ったりしている。うーん、一体何が始まるやら。物凄く気になりつつ、この日は夕方早い時間から牧場を手伝う約束をした手前、家にもどらねばならず、後ろ髪引かれながら(!?)帰る。

村に戻り、たまたま遭遇した知り合いのオランダ人ご夫妻から、「そういえば、今日Den Boschに行くっていってたわよね、大丈夫だった?」と一言。「今日ね、オリンピック選手の凱旋イベントなのよ!きっと、1万人以上人が来るから、巻き込まれてないか心配していたのよー」と。

何と!家に戻りテレビをつけてみると、バスが出発して1時間未満で、瞬く間に駅前のスペースが超満員になり、異常な盛り上がりを見せている!ステージからちょっと離れたところにあった巨大モニターの辺りも、人・人・人。そしてまさにテレビをつけたすぐ後に、選手登場!どうやら、電車で皆で乗り付けてきたみたい。あのまま残って、会場にこっそり入っていたら、かなり前の方で選手見られたのに、残念!

Monday 13 August 2012

オランダ語ボランティア学習 - SamenSpraak

以前通っていた語学学校の先生から、話す力をつけるためにと紹介された"SamenSpraak"。大き目の都市には大体あるプロジェクトで、定年退職した方々がボランティアで、移民にオランダ語およびオランダ文化について教えるものらしい。

随分前に、比較的近く目の街(といってもバスで45分!)でこの団体が活動しているのを見つけたので、5月頃メールでコンタクトをしたのだが、返事が来るまでに1カ月近く、更に「面談」に来るよう指定された日が更に1カ月半以上先!(夏休みで間が悪かったのだけれど・・・)

そんな面談日がとうとう本日やってきた。少し駅から離れているため、バスをちょっと乗り継ぎ、指定のオフィスに赴く。行ってみると何と沢山似たようなデザインの団地が立ち並ぶ。この中のどこかのようだが、何だかどこにあるか分からず、ぐるぐる。聞いてみようにも、ちょっと治安があまり良さそうでないエリアみたいで、話しかけるのもちょっと怖そう。。でもぐるぐる歩き回る自分が目立ったのか、団地の上の方から、「どこさがしているの~?」と話しかけられる。最初は怖そうな人だったので、知らないふりをしかけたのだけれど、何度も聞かれるのでとうとう応えてみる。するとその手下のような人が降りてきて、手招き。ついてっちゃって大丈夫か・・・と恐る恐る入ってみると、オフィス発見!よかった。。

少し待っていると、一人の女性がオフィスのポストを開け始める。きっとこの人だ!と思い、近づくと、にっこり笑って「予約していた方ね?」と、時間前にも関わらず、オフィスに手招き。そろーりそろりと会話が始まる。そして、この取り組みの簡単な説明。

もしかしたら地域によって違うのかもしれないが、ここで受けた説明は、1週間に1回2時間、ボランティアの人が生徒のお家を訪ねる。そこで話す内容は本人たち次第。とにかくオランダ語を話す機会として活かしてもらうことが目的。大体は1年契約なのだが、もし本人たちが続けたいということであれば、自主性に任せられるとのこと。

・・・・とここで気づく。「生徒のうちにくる?」。てっきり自分がボランティアの先生のご自宅に伺うのかと思っていたので、いくら少し遠くても通ってみようと思っていたけれど。。先生が来るとなると、遠いと拒絶されるかも!?と思い、「あの、、、実は私の住んでいる村はちょっと遠いのです。バスで45分位で、私が通うのは全然大丈夫なんですけれど・・・」と恐る恐る言ってみると、それまでにこやかだったコーディネーターの人の顔が凍る。「このパンフレットのタイトルにある通り、xxxx (街名) e.o.なので、この街近辺の方に限っているのですけれど。。あなたの村には本当に近くに他にないかしら?」と。がーん・・・すでに却下?

そんなやり取りと、通常インタビューで聞き取るらしい項目の質問を続けてくれているうちに、「あなたの話していること全部理解できるわ。短い期間でそれなりに話できる力ついていると思うわよ」と何度か褒めてもらう!ずっと会話力は先生から駄目だしされてばかりだったので、嬉しい :) こんなやり取りがあってから、一応頑張って勉強する人と思ってくれたのか、「保証はできないけれど、誰かあなたを担当できるか探してみるわね。」と。やった! 見つからないかもだけれど、嬉しい。

今でも、我らの周りのオランダ人の皆さんは、いつも根気よくオランダ語で話しし、聞いてくれるけれど、間違いを指摘してくれることはないし、このまま放置すると、なんちゃってオランダ語のまま伸びない気がしていた。だから、もし毎週2時間も慣れたボランティアの先生に教えてもらえたら、すごくいい機会になるのではなんて思う。

それにしても、オランダはボランティア精神が盛んで、ケチだけれど寄付など何かに役立つことは多くするという気質があると、何かの本で読んだことがあったけれど、こうした気質が、このようなボランティアグループをしっかりと続けている下支えになっているのかなと思ったり。

暫く羽を伸ばしすぎたので(オランダ語学習という意味で)、そろそろ夏も終盤だし、もう一度手綱を締め直します。

Saturday 11 August 2012

綺麗な夕暮れ。

お庭で夕食を食べている時に発見。

お庭の先のDijk(堤防)の方面に、暮れゆく太陽が綺麗に見える。ものすごく写真を撮りたくなってしまい、我がパートナーと近所をショートドライブ。(自転車で行けって?)

素人写真なので、あまり上手でないですが、ちょっと感動をお裾分け!







Friday 10 August 2012

Maasbommel までFietsen (サイクリング)!

オランダ人がいたく嘆いていた「今年は最悪の夏」。毎日のように雨が降り、比較的よく雷雨や豪雨が襲い、肌寒い日が続き、、、のはずが。7月下旬頃から、徐々に回復傾向。大体毎日が晴れで、たまに28度位ほどまで気温が上がり蒸し暑く、初夏の東京位に感じることも。

外に出ると、常にサイクリング(オランダ語で"Fietsen")にいそしむ人達に出くわす。年配のカップルが比較的多いのだが、時には色々な年齢層のグループも。どこからどこまで走っているかは分からないけれど、推し量るに、往復2時間位は平気で自転車でお出かけするように思う。

元々東京でも、自転車で色々なところにでかけちゃうたちだったので、しっかり刺激を受け、毎日とはいかないまでも、自転車で色々お出かけ。今までに車で誰かに連れて行ってもらって、また行きたいなーと思ったところや、未だ見たことがなかったところまで。最近の発見(って遅い?)は、Googlemapのオランダ版でルート検索すると、車、公共交通機関、歩きのマークに加え、自転車マークも!さすがオランダ。

興味本位に検索してみると、遠いかなと思っていたところでも、片道30分~1時間位。ということで、お天気の日に少しずつ新しい地を開拓。沢山自転車道もあるし、オランダは平坦な地ばかりなので、走りやすい。また、幸いなことに、地理的感が良い方なので、大体調べると、正確にその示されたところを一部通らずも、目的地にたどりつく。今のところ迷子歴なし。 :)

昨日ちょっと行ってみたところは、Maasbommelという、オランダ国内を走る大きな川の一つであるマース川沿いにある村。Googlemap曰く、片道30分。 幾つか大きなキャンプ地(一般市民用)から、ボートを横付けできる別荘(or貸しコテージ?何れにしてもちょっとハイインカムの人用?)まで、夏の水辺のスポットの1つのよう。冬通った時には、ちょっと閑散としていたし、水辺で寒そうだったけれど、今はボートやヨットを楽しんでいる人達が沢山いて、非常ににぎやか!



道すがら、綺麗な景色に思わず写真をぱちぱち撮っているうちに、Googlemapの示す30分を大幅に超え、45分ほど掛って村の真ん中ほどにしかいかず。この日はあまり時間もなかったので、泣く泣く途中で戻ることに。遠くから、以前来るまで来た時に入ったおしゃれなレストランカフェ(下右写真の真ん中あたり!)を望遠で撮影し、帰途へ。





とはいえ、帰る際にまた違う道を走ってみたら、素敵な・かわいい景色をまた発見し、写真撮影。。帰りは1時間掛けて村まで戻る。我がパートナーも驚く、この開拓力(僕より最近色々なところ知っているね・・・とか)で、夏のうちにもう少し足を伸ばしてみたいな。




卵の直売!

Thursday 9 August 2012

ロンドンオリンピック・・・日本選手の試合を見たい!

先日から始まっているロンドンオリンピック。

自分が子供の頃、オリンピックでの日本選手は殆どが予選で消え、数少ないメダルを取るという印象だったのだけれど、最近は強くなったものだなと改めて思う。日々日本の新聞のサイトを見ると、「決勝進出!」の文字は沢山見るし、残念ながら今回は金は少ないものの、メダル数をみると倍増以上。昔は、「水泳日本」、「体操ニッポン」など、様々な競技で抜きんでていたみたいだから、自分の世代以上の人にいは、「戻った」という感覚なのかもしれないけれど。。

大体の目玉競技は、オリンピック開催地の「ゴールデンタイム」に行われる。つまり、今ヨーロッパに居住している自分にとっては、試合を見るには恵まれた環境・・・のはずだったが。オランダのTVと、BBCの全チャネルが見られるのに、日本選手の試合がなかなか見られない!

特にここに来て、女子&男子サッカーなど、全くオンタイムで見られない。何故なら、当たり前だけれど、同じ時間帯に、オランダ・イギリスにとってもっともっと重要な協議が行われているから。。今回8万人以上が集まったとニュースになった女子サッカー決勝も、何とタイミング悪く「ホッケーのオランダ対イギリス準決勝」があり、当然ながらBBCはこちらを集中的に放映。終わった後も、負けちゃったのに、「いや、残念ですね」と言いながら、色々な人のインタビューを流し、ひと段落ついたかと思えば、何とビーチバレーのドイツ vs ブラジルを放映!う・・・・ん。ちなみに以前に日本のサイトで日本選手の競技を中継しているのを見かけたのだけれど、国外からはアクセス不可!Unbelievable。。ということで、ずっと日本のとある新聞社のサイトのTwitterで状況を見守る。

番組説明には中継予定競技として一番最初に名前が挙がっていたのに、何と試合終了後暫くたってから、このホッケーとビーチバレーをしっかり中継した後に、ちょろっとサマリーを流すに留まる。一応ナビゲーターみたいな人が、サマリーのあと「Beautifulなプレイの日本が負けたのは残念だったね」とコメントはあったけれど、表彰の状況も流さず。結果だけでなく、しっかり試合を見たかった自分にとっては、寂しい状態。

明日の男子3位決定戦は見たいな・・・と思いつつ、日本 vs 韓国というアジア人同士の戦いはきっとLow Priorityなんだろうな。折角オンタイムの地に住んでいるのに、残念。。

Saturday 4 August 2012

最後の晩餐・・・お庭BBQ!

1週間とは、こんなに短いものか。翌日の便で東京に戻る母を喜ばせたいと、我がパートナー企画のお庭BBQ。

東京では早々お庭でBBQとも行かないし、日が落ちるのも遅いしということで、いつもの我が家御用達の一押しお肉屋さんで、お肉を仕入れ、3人での水入らずの夕食。

テーブルには、親しくしていただいているオランダ人家族から頂いたカラフルなキャンドルも置いてみる。自分で選ぶと、ついつい地味な色を選びがちで、最初いただいた時には、カラフルすぎるかな・・・と思ったものだったけれど、実際火をつけて置いてみると、とても綺麗!さすがいつも素敵なインテリア(お庭含めて)で統一している方のセンスの良さを再認識。

外のレストランで美味しいものを食べるのも楽しいけれど、綺麗な空気のなか、こうしてお家でくつろぎながら、美味しいものを少しずつ食べるのも本当にいいものだ。これはこちらに引っ越してきての発見。(今さら!?)東京で暮らしている時には、仕事に忙しくてゆっくり料理もしなかったので、お客さんを招待して何かを作るなんてあまり考えなかったし、沢山気軽にいけるお気に入りのレストランもあり、何より他人を家にご招待するほど広くなかったし・・・。 ということで、人を招待すると疲れるのでは?と心配されるものの、全く心配ご無用。

ということで、ゆっくりと最後の晩餐の時間は過ぎて行く。あっという間の1週間だったけれど、自分がどんな風な環境で、どんな人達に囲まれて生活しているかを見てもらえて、良かったかな。また次に来てもらう時には、「暮らすように」滞在してもらえるよう、色々もっと整えて、迎えますので、ぜひまた気軽に来てほしいな。

Friday 3 August 2012

夏は激込み?アムステルダム。

(ちょっと遅れてアップデート)
今回母のオランダ初訪問ということで、色々見所がある場所をリストにし、行きたいところを選んでもらう。それにしても、書き出してみると、周りのオランダ人の面々が言った通り、1週間の滞在では本当に短い!

沢山の地を観光バスを貸し切りPop-in/Pop-Outするなど、日本式な(!?)団体旅行であれば十分かもしれないが、じっくりとこの国のこと、人々のことを知るような旅にするには、あまりに短すぎる。日本の人達も、じっくりと腰を据えた旅行の仕方をしたら、色々ものの見方が良い意味で変わるし、吸収できることもあるのにな・・・と思ったり。「暮らすように旅をする」をもっと日本でもはやらせたい!

それはさておき。今回最終的に選んだうちの1つがアムステルダム。やはり首都だし、色々見所は沢山あるので、一度は訪れておいてもいいかなと思いつつ、周りのオランダ人のみんなから「今は混んでいるわよ~」と、暗に避けた方がよさげないい方をされつつの決行。






今回の目標は、ちょっと欲張りなのだが、今年の9月~来年の3月まで改装のため閉館するファン・ゴッホ美術館、レンブラントハウス、アンネ・フランクの家、アムステルダムの川沿いの建築物を見るフェリー、そしてショッピング。特に美術館は混んでいるのを知っていたので、開館前にたどり着きたかったものの、朝出遅れ、ゴッホ美術館前に到着した時には既に10時半過ぎ。建物の前を見て大きくため息。異常な列の長さ!入るのを待っていると1時間以上掛るという長さ。日本では見慣れているけれど、ここアムステルダムで見るとは!ちなみに、事前にチケットをWebなどで購入したり、1年間の美術館パスを持っていると、長ーい列をなしている人達を横目に、さくさくっと入場できちゃうみたい。

折角繰り出したアムステルダムで、美術館入場待ちで終わってしまうのは・・・ということで、諦めてウインドウショッピングをしながら、幾つかの有名な広場を通ったり、花マーケットを通ったり、オランダ定番大きなポテトフライを試したりしながら、レンブラントハウスへ。ここは全く並んでおらず、ゆっくり見られる。中ではレンブラントの作品や、版画のデモンストレーションなどもあり、それなりに楽しめた。

美術館関連は混んでいると踏み、せめても少し街を見るため、フェリーを試みる。・・・しかし、何とチケットがDay Ticketのみで、22ユーロ!Pop-in/outできるので、最初からこのフェリーでアムステルダムを周ると決めればお得なように思うが、20-30分程度乗るには高すぎる!ということで、これまた断念。

トラムにてアンネ・フランクの家を外だけでも見ようと向かうと・・・何とここもまた何と長い列のできていることか。あわよくば中もと思っていたものの、これまた断念。でも面白いことに、丁度近くを歩いていた日本人カップルさんが、「何だろう、スゴイ長い列だね~。並ぼうか!」と、並んだあとに入るところが何かも分からないまま最後尾へ。以前にオランダ人の友人たちが日本に来て、東京タワーの列の長さに、「何だこの列は!あきらめよう」と言っていた時とま逆で、面白い。。



真冬の寒い時に、用事があってアムステルダムに出向いた時には、殆ど人が並んでいるのを見かけなかったので、夏の観光地現象に驚きつつ、密かにずっと行きたかったゴッホ美術館、改装明けの頃にでも見に行くかな~と画策中。

ともあれ、目標としたところは中に入ってみることまではできず。でもオランダの代表的都市の様子が分かっただけでも良かったかな?

Thursday 2 August 2012

ラテン気質の混じったオランダ南部への日帰りトリップ。

(遅れてアップロード)

オランダに移住して以来、比較的多くの人が、行く価値あり!と薦めてくれた街、マストレヒト。オランダ南部にあり、ベルギー・フランスなども近い。そんな地理的な背景から、ラテン系のカルチャーの影響を受けていたり、大らかな気質のカトリックを信仰する人達が多かったらしく、オランダの中でも少し明るい地らしい。また、平坦な地が多く、海抜以下の低い地もあるなかで、300メートルほどなものの、一応「山」と呼ぶところもあるらしく、オランダの人達からも良い意味で特別視されている様子。

今回の母の訪問にかこつけて、このマストレヒトに日帰り旅行決行!我がパートナーも、行ったことはないけれど行きたい地だったらしく、仕事を休んでくれ、車で向かう。オランダの中心あたり(地理的に)の我が村から、約2時間。途中目覚ましのため、ドライブインでコーヒーを飲みつつ、マストレヒトに到着。まばゆいほどの快晴!

足を踏み入れて、すぐにどれもこれも一目で気に入る。中心部の入口にあるシンプルながらセンスあるデザインのレストラン、見事に綺麗な色とりどりのアイスクリームをセンス良く盛っているアイスクリーム屋さん、センスのいい靴屋さんなどなど。目を奪われて、街の入り口近辺でうろうろ。。
せかされつつ少し歩くと、1つ目の教会の遭遇。中に入り、小さなキャンドルを買い、マリア様の前で火をつけて置き、お祈り。
その他、街の中を進んでいくと、他にも幾つか教会に遭遇。この大きな教会の近くにはマーケットがあり、マーケット日には出店が沢山でてきっと活況なんだろうな・・・と思う。またマーケットを囲んで沢山のカフェもあり、人々は外のテーブルで日光を楽しみながら、コーヒーやらビールやらを楽しんでいる。
自分たちは、もう少し歩いて、ちょっとした小さな袋小路にあるかわいらしいレストランを発見し、そこでランチ。見室内やら中庭やらにもテーブルもあり、ぱっと見た目より広い。更に室内には、有名人らしき人達が来た写真もあり、目立つところになくとも、センスがよく美味しいところには人が集まるのだな・・なんて。ちなみに、レストラン内でちょっとした拍子に道を譲ったら、「メルシー」と一言!車のナンバーを見ても、けっこうベルギーナンバーも見かけたし、ここはオランダにしては(失礼!)、他のヨーロッパの人達にも好まれている観光地なのかも?






などなど。その後も、綺麗な美味しいアイスを試したりしつつ、街歩きを楽しむ。ウィンドウショッピングをしている限り、センスのよい服や物を扱っているお店も多そうだったし、ショッピングをしてもきっと楽しそう。今度はもう少しゆっくり&小金を稼げてから、来たいな・・・ :)

・・・・あまりうまく街のことを紹介しきれていないので、勝手ながらオランダ観光局の紹介ページをリンク!

その他の写真たち。

Wednesday 1 August 2012

フロリアード2012.

(ちょっと遅れてアップロード)

10年に1度、オランダで開催される緑と花の博覧会であるフロリアード。今回の開催地はVenloという、ドイツの国境に近いオランダ南部の街。4月に始まり、10月に閉幕とのこと、10年に1回だし、日本も参加しているようだし、いつかは行きたいと画策していた。

そんな中、幾つかの参加国に対し、その国の日というのが定まっているようで、8月1日はJapan Dayと聞き付け、母の訪蘭中に重なるので、繰り出すことに。事前に、日本の出展が少し残念な内容と聞いてはいたけれど、その部分は期待しすぎず・・・ということで。

 
まず向かったのは、花のコンテストやら、特別アレンジメントを展示している会場。自分の知っている種類の花々でも、こんな色見たことない!という素敵なものも多々発見。また日本からの出展もあり、ちょっと嬉しさ倍増。アレンジメントも、日本人の感覚とは違った美しさもあり、それなりに楽しめた。



次に同じビル内にある日本の展示スペースへ。立地が少し悪いこともあるのだけれど、、、、見事だった中国館などと比べると、人の入りがまばら。また多分、滞在時間は少ないと思う。ごくごくシンプルな飾り付け、また日本人の方々のフラワーアレンジメントも含め、飾り付けがあまり本当の意味での「日本らしさ」を感じさせられなかった。何となく、「西洋」に迎合してその要素を取り入れようとして、本来の良さを失ってしまったかのよう。(自分が何かに貢献した訳でもなく、こんな言い方するのは失礼なのですが・・・) 以前外交関係の本で、外国にある日本大使館は非常に文化関連に掛ける予算が限られていて、現地に住む日本人のボランティアに頼っているという話を読んだことがある。ちょっとそんな話を思い出してしまうほどだった。



その他、Japan Dayのため、大きな会場では三味線のライブが開催されるなど、それなりに「日本」の文字は露出していたのだが、何となく日本の文化がしっかり伝わったのかはちょっと分からない。自分的には、川口市が出展していた日本庭園コーナー(これはちゃんと日本庭園だった!)と、その横でやっていた縁日(水風船やスーパーボールすくい、剣玉のお試しコーナーなど)は、リアルな日本文化だし、実際海外の人たちが足を止めて体験しようとしていたので、良かったなと思う。でも不思議なのは、この縁日を仕切っていたのは、浴衣を着た金髪の外国人たちだったこと。。


それ以外としては、中東や東南アジア系の国々の出展の仕方がちょっと気に掛った。あまり回る人はいないのかもだけれど、各国の看板を見て入ってみると、中は露店がずらり。日本人である自分を見かけると、片言で話しかけ、「名古屋に住んでいたことある。日本人、このアクセサリー好き。買わない?」などなど。緑と花の祭典じゃなかったっけ?という疑問に思うほど、民芸品がずらりと並び、怪しい売り子さんたちが来た人に声を掛けまくっていた。各国が国として参加を決めているはずなのではと思うのだが、どうしてこんな風になっちゃったのかな?

最後に、改めて感じたのが、海外での日本人の行動。Japan Dayのためか、会場内を特別な車みたいなものに乗り込み、全く内容には興味がなさそうながら忙しそうにし、珍しく東京並みに蒸し暑いなかでも、イベントの趣旨的にも完全に浮くのに、何故か背広にネクタイ。また日本文化紹介の一環として行われていた三味線のライブでも、始まってから大分遅れて会場に乗り込み、他の観客をにすることなく堂々と前方席に歩いていく。お付きのような方々は、一般席からクッションを持ち去り、お偉いさんたちにそそと用意する様子。気遣う先や頑張ってやっていることが違わないかな・・・・。外の世界にでても日本人の常識・ルールを重視して、どこか自分たちをお互い特別視し、異質なものを排除・見下しててしまう傾向。同じ人間として向き合うことができない様子は本当に残念。

何だか、結局花を楽しみにきた筈が、色々と考えてしまう1日になってしまった。うーん、感じすぎ・考えすぎ?