Monday 13 August 2012

オランダ語ボランティア学習 - SamenSpraak

以前通っていた語学学校の先生から、話す力をつけるためにと紹介された"SamenSpraak"。大き目の都市には大体あるプロジェクトで、定年退職した方々がボランティアで、移民にオランダ語およびオランダ文化について教えるものらしい。

随分前に、比較的近く目の街(といってもバスで45分!)でこの団体が活動しているのを見つけたので、5月頃メールでコンタクトをしたのだが、返事が来るまでに1カ月近く、更に「面談」に来るよう指定された日が更に1カ月半以上先!(夏休みで間が悪かったのだけれど・・・)

そんな面談日がとうとう本日やってきた。少し駅から離れているため、バスをちょっと乗り継ぎ、指定のオフィスに赴く。行ってみると何と沢山似たようなデザインの団地が立ち並ぶ。この中のどこかのようだが、何だかどこにあるか分からず、ぐるぐる。聞いてみようにも、ちょっと治安があまり良さそうでないエリアみたいで、話しかけるのもちょっと怖そう。。でもぐるぐる歩き回る自分が目立ったのか、団地の上の方から、「どこさがしているの~?」と話しかけられる。最初は怖そうな人だったので、知らないふりをしかけたのだけれど、何度も聞かれるのでとうとう応えてみる。するとその手下のような人が降りてきて、手招き。ついてっちゃって大丈夫か・・・と恐る恐る入ってみると、オフィス発見!よかった。。

少し待っていると、一人の女性がオフィスのポストを開け始める。きっとこの人だ!と思い、近づくと、にっこり笑って「予約していた方ね?」と、時間前にも関わらず、オフィスに手招き。そろーりそろりと会話が始まる。そして、この取り組みの簡単な説明。

もしかしたら地域によって違うのかもしれないが、ここで受けた説明は、1週間に1回2時間、ボランティアの人が生徒のお家を訪ねる。そこで話す内容は本人たち次第。とにかくオランダ語を話す機会として活かしてもらうことが目的。大体は1年契約なのだが、もし本人たちが続けたいということであれば、自主性に任せられるとのこと。

・・・・とここで気づく。「生徒のうちにくる?」。てっきり自分がボランティアの先生のご自宅に伺うのかと思っていたので、いくら少し遠くても通ってみようと思っていたけれど。。先生が来るとなると、遠いと拒絶されるかも!?と思い、「あの、、、実は私の住んでいる村はちょっと遠いのです。バスで45分位で、私が通うのは全然大丈夫なんですけれど・・・」と恐る恐る言ってみると、それまでにこやかだったコーディネーターの人の顔が凍る。「このパンフレットのタイトルにある通り、xxxx (街名) e.o.なので、この街近辺の方に限っているのですけれど。。あなたの村には本当に近くに他にないかしら?」と。がーん・・・すでに却下?

そんなやり取りと、通常インタビューで聞き取るらしい項目の質問を続けてくれているうちに、「あなたの話していること全部理解できるわ。短い期間でそれなりに話できる力ついていると思うわよ」と何度か褒めてもらう!ずっと会話力は先生から駄目だしされてばかりだったので、嬉しい :) こんなやり取りがあってから、一応頑張って勉強する人と思ってくれたのか、「保証はできないけれど、誰かあなたを担当できるか探してみるわね。」と。やった! 見つからないかもだけれど、嬉しい。

今でも、我らの周りのオランダ人の皆さんは、いつも根気よくオランダ語で話しし、聞いてくれるけれど、間違いを指摘してくれることはないし、このまま放置すると、なんちゃってオランダ語のまま伸びない気がしていた。だから、もし毎週2時間も慣れたボランティアの先生に教えてもらえたら、すごくいい機会になるのではなんて思う。

それにしても、オランダはボランティア精神が盛んで、ケチだけれど寄付など何かに役立つことは多くするという気質があると、何かの本で読んだことがあったけれど、こうした気質が、このようなボランティアグループをしっかりと続けている下支えになっているのかなと思ったり。

暫く羽を伸ばしすぎたので(オランダ語学習という意味で)、そろそろ夏も終盤だし、もう一度手綱を締め直します。

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