Friday 30 March 2012

第2回目 初心者コース・・・一応無事1週目終了。

先週1度終わったばかりのオランダ語初心者集中コース。早くも週末を挟んで、次の回の同コースがはじまる。

今回のコースは15名と聞いていたのだけれど、初日に現れたのは10名ほど。前回のコースも多国籍だったけれど、今回もまた多彩かつ、前回と重なっている国はコロンビアとイラクのみ!今回は、左記の2カ国に加え、ドイツ、イギリス、ポーランド、セルビア、トルコ、キューバ、インド。 それにしても、もしかしてオランダはアメリカやイギリス以上に、小国ながら本当に沢山の国籍の人たちがいるように思う。今までの人生で未だ出逢ったことのなかった国の人たちが結構ちらほら。確かオランダ語のテキストにも、アムステルダムには170以上の国籍の人がいるとの記述があった。でもこれも1つの楽しみかも。

また、前回のクラスは既にオランダ語を一通りある程度学んだ上で参加しているか、オランダ語に類似の言葉(スイス・南アフリカ)を母国語とする生徒が多かったのに比べ、今回は自分のようにこのコースが初めてのオランダ語学習者ばかり。そんな訳で、コース始まるも、早速みんなこのコースのハードさの洗礼を受ける。

一生懸命自分なりに勉強はしているけれど、なかなか先生のExpectationレベルに到達せず、「もっと勉強しなさい!」と言われて、泣きかかっている様子をみると、前回の自分を見ているようで、ちょっと痛々しい。。真面目な生徒にほど、こういう言葉は突き刺さりまともに受け取りがちなもので、この週を終わった段階で、既に2名は脱落した様子で、他1名も授業に来たり来なかったりで危うい。 思えば、前回のコースも5-6名は途中脱落していたし。。できない自分を認めつつ頑張る図太さが必要な気がする。

でも一方で、分からないなりにもめげずに、予習してきたテキストに出てきた単語や言い回しを思い出しながら話そうとする人達は、3-4日目にして、少しずつ言葉が多く出てくる。この姿勢は自分も見習わなくてはと感じる。教室で間違えても、先生から言い回しや発音をしっかり直してもらえるので、得られるものも多い。

それからここ最近学んだこと。それは難しく考えずに、自分が知っている単語を如何に使いまわしてシンプルに話すかが大事だということ。 それに、結構直訳で言いたい単語を知らなくても、他の単語うをうまく組み合わせて伝えると、伝わるものだということ。 めげずに話をしている心がけとこの学びを持ち始めてからは、居候宅のオランダ人家族にも大分オランダ語が通じるようになってきた。不思議なものだ。 

ということで。1週目を終え、今回は毎日のコンピューターテストはしっかり全て一発合格。でも1回やったコースとはいえ、ハードなことには変わりはないので、適度な緊張感と楽しむ気持ちを持って、完走できるよう頑張ってみようと思う。


Thursday 29 March 2012

オランダでの定番の遅刻の言い訳(!?)

以前にも少し触れた気がするのだけれど、オランダは水に囲まれた低地であり、至る所で水に行き当たる。また欧州の玄関口的な役割を持つため、川を伝って、ドイツ~東欧方面、ベルギー・フランス方面など、大きな貨物船なども沢山往来する。

そんな訳で、1つオランダで遭遇した面白い光景が、橋が開閉すること。貨物船など大きな船が通る時には、橋が真ん中で割れて開いたり、橋ごと左右に動いて、船が通れるようになっている。そうすると、当然ながら車・自転車は一時ストップし、船が通り過ぎるのをただ待つのみとなる。

現在通っているデルフト工科大学のあるデルフトは、街のなかに幾つもの川がある。我が村の近くにあるドイツに通じる大きな川(ライン川につながる)ほど大きくないけれど、それなりに大きな貨物船が行き来している。 よって、ここにも橋が幾つかある。最初のうちはあまり意識していなかったので、気づかなかったが、ある時、片側だけ遮断機見たいなものが降りていて、片方だけ空いているのを発見。何故なら・・・自分が橋の「赤信号」に気づかず、橋のど真ん中を一人ゆうゆうと歩いていたから!

橋の横にある、橋の開閉をコントロールしているらしきお部屋から、じーっと見守られ、自分が渡りきると、残りの遮断機も降り、橋が回転し始める。そして、大型船がゆうゆうと通りすぎていく。何だか不思議な光景!

ちなみに、この橋は左の写真。最初赤信号になって、橋が動き始めた時には誰もいなかったのに、船が通りすぎる間に、あっという間に、人人人。それもこれまたオランダらしいのが、自転車だかり。そして皆文句も言わず、悠然と待っている。


ということで。多分橋が動く定刻がある訳ではないのと、大きな橋の場合には下手すると10-15分位待たされるらしく、これ故、遅刻することも。そのうち、「定番の言い訳」になっているらしく、日本人の方のエッセーにもその旨書かれていたし、今使っているオランダ語テキストにも、「De Brug was Open ... Dat kost veel tijd(橋が開いていたから、時間を沢山食ってしまった)」なんてやり取りが登場。

ちなみに、我が村の近くにある大き目の川には、橋の代わりに、両岸を常に往来している「橋の船」(正式名称は不明!)みたいなものがある。車5-6台(或いはもっと?)や自転車がある程度乗り込むとゆっくりと出発し、2-3分ほどで反対側の岸に到達する。1回1-2€ほど。我がパートナーは、高校生の頃、40分ほど自転車通学していたらしいのだが、この橋の船に毎日乗っていたそう。

今度この橋の船、写真をとってみます!

Wednesday 28 March 2012

桜 in オランダ?

最近、オランダ語コースのために通っているデルフト工科大のキャンパスや、街の片隅で、桜に似た花をつける木に遭遇。

思わず嬉しくなって、日本在住歴約6年の、我がオランダ人パートナーに、「これって桜?」と聞くも、何だかむにゃむにゃ答えるだけで、答えが分からず。

そんな訳で、Facebookにちょっとばかり写真を掲載してみたところ、前職の会社でお世話になった日本人の方より、「アーモンドの花ですよー」というお答えが!その方は、確か5年位、オランダに駐在されたご経験があるようで、オランダ人からそのように教わったそう。


それにしても、アーモンドの花とは!そもそもアーモンドが花をつけることも、オランダにその木があることも全く想像だにしなかった。 残念ながら桜ではなかったとはいえ、何だか日本の春を懐かしめてよかったかな、なんて。


Tuesday 27 March 2012

ヘアケア製品は現地のものを使うがよし?!


早いものでオランダに来て2か月。こちらに来る前に、何度かVacatonで我がパートナーのご両親宅に滞在させてもらっていたこともあり、ある程度村や牧場の様子も何となく掴んでいたこともあり、衝撃を受けるほどのカルチャーショックもなく来ている。(つもり) それもこれも、比較的大らかで、見栄を張らずに質実剛健に暮らしているオランダ人に囲まれているからか。(勿論多少の衝突はあるけれど!)

ただ最近困っていることが一つ。小さいことかもしれないが、髪の毛が異常に痛んできた。一応日本を出る前に、多少痛んでいたところをカットしてきたつもりなのに、とちょっとショック。暫くケチって、日本で昔買い溜めしてあったシャンプー&リンスをオランダで使っているのだけれど、それが原因なのか。。今さら思いだしたのが、英国留学前にお友達に言われたこと。日本と英国では水の質が違うので、日本のヘアケア製品を使うと髪が傷むので、現地で調達した方がいいよーということ。確かに、そのアドバイスを怠って、暫く日本のシャンプー&リンスを使っていたら、気のせいか妙に髪がいたんだんだったけ。

日本にいれば、すぐさま美容室に行って、痛んだ部分を切ってもらうところだが、やっぱり未だ現地の小さな村の美容室に行く勇気はなく。未だ日本から持ってきた製品が一杯残っているけれど、散財だけど、「Repair」と書かれている某グローバルコンシューマープロダクトメーカーのシャンプー&リンスを購入。早速使ってみると、痛んでばさばさになりかけていた毛先が心なしかしおっとりした気が。とはいえ、痛んでぶちぶち切れかけるところがつながるはずもなく、未だ痛みは残るけれど、ちょっとはましになったかも。

これは果たして気のせいなのだろうか?それとも友人が教えてくれたように、軟水と硬水の違いなのかしら。誰かご存知でしたら、教えてくださいー!(なんて)

Sunday 25 March 2012

今日からSummer Time。

昨日から今日に日付が変わるタイミングで、ヨーロッパは夏時間に。1時間時間が進み、日本との時差は8時間→7時間へ。

今日も何だかぐったり眠っていて、目が覚めてiPod Touchの時計を見ると9時50分!愕然!と思ったら、自動的に1時間調整されていた。賢い :)

とはいえ、今日の夕方~夜に、我がパートナーの日本勤務時の部下の方が、オランダ出張の折りに立ち寄ってくださるので、その前に、本日分の勉強終えなくては・・・、ということで頑張って起床。

カーテンを空けると、暫くずっと快晴が続くと聞いていたのだけれど、霧ががかった曇り空。夏時間に突入うした途端、何故?なんて。

そういえば、昨年の春は物凄い快晴続きだったけれど、夏は雨続きで、みんながっかりしたそう。今年の春・夏の天候は如何に!いかようであれ、楽しく過ごせることを!

Saturday 24 March 2012

Intensive5週間コース終わった!


2月中下旬より通っていたDelft TU(デルフト工科大学)の初級インテンシブコース。とうとう昨日最終日を迎える。1日2回ある授業のうち、午前中の授業では、2人1組になっての4分間プレゼン。組み合わせを作ったらしい昨日、授業を休んでしまったので、本日は(も)見学者状態。

このプレゼン、一応コースの中間地点でもあったのだが、その際は個人単位。クラスの中では比較的流暢に話をする人でも、緊張してちょっとたどたどしくプレゼンしていたのだけれど、この5週間を終えて、皆見事にオランダ語を操っている。よくよく考えると、ドイツ語ネーティブ、オランダ滞在歴が長い人、このコースの前に幾つかの学校で学び済みの人たちばかりとはいえ、クラスの最初の状態を見ると、やっぱり伸びはスゴイ気がする。

そして午後の授業。以前に何度か特別にアドバイスに乗ってくださった、コースの責任者の教授が最後の授業を進める。このデルフトメソッドがどれほど効果があったと思うか、改善した方がよいと思うことはどんなことかなど、教授と生徒たちの間で、ほぼよどみないオランダ語でのディスカッションが続く。時折、名前を覚えられているので、自分も質問をされて応える場面もあったものの、これまたほぼ、ディスカッションの傍観者。。みんな本当にうまくなったなーと人ごとのように感心しつつ、未だ未だ皆が話していること(特に教授の)を理解するので精いっぱい。情けない。。。

でも、でも、5週間前にはオランダ語の単語も文法も知らなくて、コースの2-3週間は先生の質問が全く分からなくて泣いていたことから比べれば、比較的平易な単語を使っているだろうけれど、普通に話している6-7割程度でも理解できるようになっただけでも、5週間とにかく食いついて参加しただけの進歩はあるのかな?(といってほしい!)

ちなみにこのクラスで議論になったことは幾つかあるのだけれど、1つのメイントピックは、「5週間のコースは妥当だったか」。もう少し長いコースの方がいいという意見もありつつ、きついけれど5週間限定で、物凄い勢いでオランダ語漬けになった効果は大きいというのが、参加していた生徒の大半の意見みたい。

それにきつかったけれど、コンピューターテスト、やっぱりこれも重要だったなと思う。テストがあるからこそ、かなりの緊張感を持って色々なことが頭にこびりついたように思う。途中、授業についていくことに集中するため、テストをスキップさせてもらっていたけれど、甘えすぎたかななんて後悔。人間やっぱり追いつめられてやるのと、ゆるーりとやるのでは大分効果違うのかな。(あれ、自分だけ?)

そしてこうして洪水のように、意味のある練られたオランダ語教材漬けにならなった今、2か月前に来た時にはさっぱりちんぷんかんぷんだった駅のアナウンスも、方々にある張り紙の意味も大分分かるようになってきて、新聞を読んで何となくこんなこと書いてあるのかも!なんて推測できる時もあるまでに。

また実は、来週からの5週間の受講に備え、駅で1カ月定期を買ったときのこと。今までのなかではちょっと難易度高い会話になったので、どきどきしたけれど、何と、通じた!その上、「オランダ語難しいでしょ、でもちゃんと話せているわよ。どれくらいオランダにいたの?え、2か月!頑張ってるわね(意訳)」なんて言ってもらえた!こういう小さな喜びが、苦しくてもやっぱり頑張ろうと思う原動力にもつながっているのかな。

ちなみにこのデルフトメソッド、1980年代に開発されたものらしい。当初はカセットテープを教材にして始まり、今ではCD Romで1文ずつ区切って聞けたり、1語ずつ単語の発音を確認したり意味を確認できたり、ディクテーション練習できる機能がついていたり。完全でない部分もあるけれど、大分テクノロジーを駆使してい進化している。そして何より、教授&先生曰く、「オランダで一番きついオランダ語コース」とか。

ということで。すくすく伸びている人たちを見て何だか自分の語学学習才能のなさにちょっとがっかりしつつ、でもちょっとだけできなながらも頑張った自分に週末束の間の休息をあげて、来週からまたRetakeする5週間、地道にコツコツ頑張ってみようと思う。

Friday 23 March 2012

無事、滞在Visa取得!

2月初めにアプライしたオランダでのパートナービザ。(アプライの際の提出資料についてはこちらのポストに記載してます!)

最近保守系の政権になって以来、ビザ審査が厳しくなっていると色々なところで耳にしており、滞在許可を貰えるかちょっとだけドキドキしていた。語学スクールのストレスほどではないけれど、先日はついに夢にまで出てくる始末。提出した追加書類が紛失されて、ビザ申請が却下される夢。笑えない。

そのようななか、ビザ審査通知予定は4月9日とレターは貰っていたにも関わらず、本日移民局からまたしてもレターが届く。通知予定より早いといことは、却下かな・・・・と思って、どきどきして開封。何と、拍子抜け!無事滞在を貰えました!アプリケーション提出から2か月掛らないスムーズな動き。今回移民局が許可を決定した3月中旬~来年の3月中旬まで有効なビザが発給されるとのこと。またこのビザがあれば特別追加で許可を取らず仕事もできると!やった!

ちなみに、現在の語学学校のクラスメイトで、オランダ人旦那を持つアメリカ人の女の子は、審査に6か月掛ったうえに、審査期間まで1年間のビザ有効期限に入れられていて、実質6か月しか有効じゃないと言っていたけれど。ビザの有効期限のカウントの仕方も、申請者・申請者の国?或いは移民局のオフィスによって違うのか。不思議。

ということで、まずは定説通り、向こう1年間のオランダパートナービザを無事取得できました。(オランダのパートナービザの仕組み上、2回目までは1年ずつ申請で、その後は5年ビザか永住権を取る仕組み)今晩はちょっとゆっくり休めそう。 :)

**2013年2月追記:
オランダでの各種ルールは、年々変わる傾向にあるようです。私の場合、2012年にビザ申請しましたが、2013年からルールがまた変わるようです。上記の記述はあくまで、1個人の参考として閲覧いただき、実際に申請される場合には、最新の情報を、直接オランダ政府・移民局(IND)のサイトや、IND担当者まで問合せいただけると思います!

Thursday 22 March 2012

ちょっとバーンアウト気味につき、お休み。

ここ約5週間あまり、全速力で過ごしてきたあまり、とうとう本日ちょっとダウン。

昨晩までは特に問題なかった筈だが、とにかく体がぐったりしている。我がパートナーが早朝牛に餌やりに起き上ったのに全く気付かず。そして目覚めると、頭が痛いし、背中の骨のあたりがだるい。ちょっと咳もでる。

来週からまた5週間コースに再挑戦するものの、一応この初めての回をちゃんと完走したかったので、最後の週の授業まで全て参加するつもりでいたけれど・・・心の中で格闘の結果、お休みすることに。それを決めた途端、また熟睡。気づけばお昼の12時半!

東京でも、いつも頑張りすぎて、週末くたっと眠り続けたり、週の途中でぐったりしてWork From Homeさせてもらったこともあるのだが、オランダに来てまでこんな症状になるほどWork (Study) Hardするとは!環境を変えたつもりでも、なかなか性格は変わらないものだ、なんて。

その後起きぬけたものの、やっぱりちょっと頭痛がやまない。そんな中、我がパートナーの弟君のパートナー(ちょっと長い・・・)さんが、お立ち寄り。「お腹は大丈夫?同僚たちが風邪で最近結構休んでいるけど、みんな頭痛と腹痛を訴えているから、風邪ひいたのかもね!」とのこと。プラス、「来週からのコースに備えて、明日も休んだら?」と。家族一同、「そうだ、そうだ!」の大合唱。そしてまたしても「いい天気だから、お散布してきたら~」

そんな訳で、今日はそのアドバイスに従い、結局夕方過ぎまでオランダ語学習は放置。明日の最後の授業はどうするかな・・・でも少し頑張ろうかな。(心の中で格闘中)

Wednesday 21 March 2012

初ヨーロッパドライブ!

昨年春に取った車の免許。

頑張ってマニュアルの免許をとり、何度か車をレンタルしてドライブするも、残念ながら、日本、そして年始に行ったNZ共にオートマのレンタルが主のため、すっかりマニュアルの運転方法を忘れ掛けてしまっている。その上、ここオランダでは右側通行。そんな訳で、少しずつ練習したいなと思っている今日この頃。

その最中、我がパートナー君より、「ちょっと運転してみない?」と、通勤&通学帰りの車のなかでご提案。最近会社に牧場にと疲れているので、代わりに運転してほしいだけという魂胆は見え見えだけれど、折角の機会なので、少しの距離トライすることに。

椅子の位置、ミラーの位置を直し、いざ出発。やっぱりちょっと怖い。恐る恐る車を出発させると、すぐさま助手席から、あれやこれや指示が出る。「はい、ギアシフトして!」、「もっとスピード出して!」、「あそこでスピード落とすから、直前でギアを戻して!」 何だか教習所の第二段階の道路での実習みたい。。本人、疲れたから運転代わってもらったはずが、すっかり目が覚めた様子。

折角、免許実習中に掴んだはずの色々な感覚を忘れてしまっていて、あれやこれやただただその声に従うのみ。そうこうしているうちに、普通道で80-100Km近いスピードをだしていたり(注:違反してませんので、ご安心を)、幾つかの道をコネクトしているラウンド形式の道路(何ていう名前だっけ?)を通過したり、坂道通過したり。エンストを起こさなかったものの、多分ハチャメチャな操作を幾つかしていたはず。無事で何より。

いつか仕事が見つかったら、きっと車通勤が必要だと思うので、少しずつ慣れたいな。

Tuesday 20 March 2012

春の牧場。

次々と生まれる羊たち。今では多分子羊たちの数、40-50匹近く!

当初は未だ少し寒く、また数も少ないので小屋の中にいた羊親子たちも、ここ最近の素晴らしく良い天気のため、少しずつ小屋の外に放たれる。

最初は母羊のミルクが食事の主だった子羊たち、徐々に外の芝生の草を食べ始める。また暖かい陽気の元、気持ち良さそうに眠っていたり。春はどこでもいい季節!

ということで、ちょっとそののどかな様子をお裾分け。

親子は大体一緒にいます。何だか様子までそっくり!
双子ちゃんと母。嬉しそうにミルクを飲んでいる。実は、飲んでいる最中、尾っぽを忙しくふっているのだが、その様子をお見せできず残念!

双子ちゃんたち、同じ様子で草を食べている!










あまりに散らばっているので、一部のグループを撮影。

Saturday 17 March 2012

Spreak Nederland met de wijn (酒は強し!)

ある意味の諦めにより、残りのIntensive コースの期間は、少し勉強以外のことにも!ということで、金曜日夜、我がパートナーの幼馴染カップルが主催するお誕生日パーティーにお出かけ。

彼らは一度日本に遊びに来たことがきっかけで、自分もお友達になり、これまでもオランダに来るたびに再会。ただ今回、なかなかスケジュールが合わず、会えずにいたところ、1通のメールが届く。

二人の誕生日が近いこともあり、合同誕生日パーティーを毎年開催しているらしく、そのパーティーへのご招待。折角の機会なので、彼らが住むNijmehenというドイツに近い街へ。

日本人の方が書かれたオランダエッセーや、オランダ語学校のテキストにも書かれていたのだが、オランダ人は基本的に誕生日会は本人が主催するのがルールらしい。そして何かしら節目の年だとレストランなどでやっているのをみかけるのだが、基本的にはHome Partyみたい?

ということで、今回彼らが半年前に購入した新しいお家をご訪問。少し遅れて到着すると、既に大分人が入っている。前回のお家も大きかったのだけれど、更に広い!Livingにはゆったりとソファが置かれ、8-10名位が既に、グラスを片手にほろ酔い気味。更に、彼らご自慢のオープンキッチンにはダイニングテーブルもあり、そこでも8-10名ほど。インテリアもとてもこだわって探したようで、シンプルながらとても素敵。

招待されていた人たちは、それなりに英語はできるみたいだったけれど、リラックスした雰囲気であまり外国語を話す気になれないのか、あまり英語を口にしてくれない。ということで、ワインをいただいて気持ちがほぐれていることもあり、オランダ語にトライ!

するといつもは、「この発音でよかったっけ」とか「あれ、これって習ったのだけど単語忘れちゃった」とかで、Safe Zoneの教室でさえうまく話せないのだけど。何だかするすると言葉が出てくる。複文までも!話そうとすると、これまで聞きこんでいたCD-Romの音と抑揚が頭のなかにリコールされてくる。不思議!それに、発音&グラマーが間違っていたって、みんな自分が未だオランダ語習い始めなこと知っているし!と物凄い開き直りが功をそうしていたみたい?

また現地の人たちにとって、自分たちの言葉で何かを話そうとする姿勢は、何とか理解してあげようという優しい気持ちにするのか。ということで、ほろ酔い日本人と、心やさしきおおらかなオランダ人の会話が続く。

ま、それもこれも、アルコールのお陰のような。 また今度試してみよう!

Friday 16 March 2012

ちょっとした息抜きLunch。

ここ最近、オランダ語か羊のことしか書いていないブログ。ちょっと自分でも情けないなーと思い、ちょっとだけ違う話題を。

オランダ語の授業がある日は、ランチ時間も貴重な予習時間。大学の食堂で、スープやら、パンやらを片手に休む暇もなく勉強。仕事もしていないし、あまり贅沢もできないし、これもまたよしとしている。

でもやっぱり少しは違うこともしたいなと、授業のない水曜日、図書館で勉強している合間のランチばかりは、違ったものにチャレンジ。ただ、日本と違って、Dinnerをやっているお店が必ずしもランチもやっている訳でもなく、主には、夜はちょっとこじゃれたPubになるレストランなどがターゲット。

日本のイメージだと、Cafe系のレストランでは、サンドイッチやパスタなどがあると思いきや。朝&昼はパン文化のここは、イタリアンレストランに行かない限りは、今のところなかなかパスタにはお目にかかれない。殆どがパンやピタを使ったメニュー。今は未だちょっと寒いこともあり、メニューには「Warm Dish」的なものもあるが、これまた単にトーストしたか、ピタ系のものをオーブンで焼いたか。

ということで、ここ最近頼んでみたものは、こんなDishたち。でもそろそろ本当にパンに飽きてきたから、どこかアジア系のレストランを開拓してみなくちゃ。







Thursday 15 March 2012

オランダコース 再挑戦!

現在大苦戦中のオランダ語コース。

幾ら勉強しても、何だかさっぱり聞きとれない&しゃべれない日もあったり、面白いように分かる日もたまにあったり。ただ、前者のような状態で出席していると、本当に惨めな気持ちになり、「出席するより自習している方がよいかなー」と、日々心のなかで格闘。それでも、1つでも新しい発見があればいいし、授業に参加するために勉強する方が身についていることを考え、何とか自分を奮いたたせ日々参加。

そんな最中、日ごろ相談の乗っていただいている先生より、最終確認が入る。「もう1度本当にこのコース出る?」、と。実は次のコース、現在進行中の5週間コースが終わった翌週に始まるので、コースの参加登録を今決めなくてはいけない様子。そして次を逃すと、夏まで暫くお休みみたいなので、この勢いに乗って参加することに。

本当は1週間位だけでも、心からリラックスして、気持ちをリセットしてからチャレンジしたい気持ちなのだけれど、仕方なし。。あと、4週目になって、教材が本当に難しくなっていることを目の当たりにし、もう1度参加しても、しっかり修了証をもらえるほどになるのか、正直不安。。

今のクラスにいる参加者で、比較的上達が早い(特にドイツ語圏の人たち)や、既に勉強経験のある人たちでも、最近では時折「大変・・・」と漏らしているほどの内容。彼ら&彼女たちでも、1つのテキストに対し、2-3時間は軽く勉強しているらしい。それもそのはず。4週間終わったところで、テキストには、日本語のオランダ文法本は多分全ての章の内容&1933語の単語が出てきた。その上、ナチュラルスピードに近い速度の会話をディクテーションし(80%が毎日の合格ライン・・スペルの正確さも含め)、自分のことや意見をオランダ語で話すところまで進んでいる。自分の大学2年間取っていた第二外国語のドイツ語だって、2年間でこんなところまでたどり着いていたかと思えば、物凄い密度のコース。

色々不安も抱えつつだけれど、それを言っているときりがない。雑念を追い払って、等身大で頑張れるところまで頑張りますか。

Wednesday 14 March 2012

オランダ語の発音 ルール&ロジック?

ここずっと、語学コースの教材を元に、精密にオランダ語の音を聞きとる試みをしているが、簡単なようで、非常に難しい。

一生懸命耳を凝らしているものの、時には聞くたびに違って聞こえるもの、また「こう言っているのかも」と思うとそう聞こえてしまうもの、、、など。後者は特に、日本語のオランダ学習本に書かれている発音ルールなるものに影響を受けている。例えば、「sch」の綴りは「スフ」と発音とあった途端、何か微妙に違う気もするがそう聞こえてしまうなど。また教材が進むにつれ、音声ファイルのスピードが速すぎて、何度も繰り返し聞かないと聞き落とせない。

そんなこんなで、60行近い章を全て丁寧に聞き、単語単体と、それらがセンテンスになった場合に塊で聞こえる形式とを、カタカナでラフにメモするだけで、2時間近く軽く費やす!また最近の章は、文法もどんどん複雑になるし、文章も長いし、勿論常に新しい単語がでてくるので、その分析に費やしている時間も含まれているのだけれど・・・

ではこれだけ時間を掛けた聞き取り、果たして正確かとういとNG。聞き取り迷ったものを、我がパードナーに聞いてみると、あれだけ苦労して聞き砕いたのに~と嘆きたくなるほど違う。そんな訳で、ネーティブが書いた発音ロジック本みたいなものがないかなと思い、コースの統括者の教授&先生い聞いてみる。すると、答えはNO・・・!

1つの同じ綴り、例えば、「ge」が含まれている単語を幾つか例に出し、如何に発音が違うかを示しながら、一言、「残念ながら、綴りにロジックはないんだよ」と。日本語のオランダ基礎本には、「オランダ語は発音する音と綴りが同一に近い」的な説明があったのだけれど、どうも現実には違うらしい。また教授曰く、10年位単位で発音のされ方も違ってきているらしい。だから、彼も外国人向け教材に大抵発音のベーシックロジックが書かれているのがよくあるのは知っていたが、あまりそれに頼らず、自分の耳で自分で音を掴み取るのが良いとの見解を示される。

ということ、近道はなし。とにかく、頑張って聞きこんで、間違いを恐れずにネーティブの前で直接口に出して、矯正してもらうのが一番みたい。Time Consumingだけれど、やるしかないのかな。

Monday 12 March 2012

小さな街歩き - Zaltbommel

日本(少なくとも東京)の感覚では、街は駅の周辺が一番賑わっていて、駅から遠のくと住宅地になるイメージなのだが、オランダではちょっと違う気がする。アムステルダムなどの大都市は分からないが、大体の街では、「Central」と呼ばれるところ・お店が多くあるところは、大体駅から少し歩いたところにある。


そして現在居住している村に一番近い鉄道の駅、Zaltbommelもしかり。当初住み始めて暫くは、どこか遠くの街に行くために電車にのるために来る駅にすぎず、駅周辺は本当に何もなく、「何と寂しい”街”なのだろう。一体何故駅があるのか?」なんて思っていた。

ところが先月「Zaltbommelまでドライブして、お茶でもしよう」なんて我がパートナーから言われる。果たしてあの寂しい駅のどこに・・・なんて思ったら。中心街は駅から少し外れ、オランダ~欧州のある種生命線のような大きな川沿いのかわいい街でした。

この川は、数あるオランダの無数の「水の道」とはかなり格が違い、オランダで2つある本当に大きな川のうちの1つで、Waal川といい、ロッテルダム近くから始まり、ドイツ他欧州の国へとつながっている、欧州の重要な輸送路の1つらしい。(ライン川になるのかな?) 丁度街に着いた時も、ドイツやベルギーの国旗をつけた巨大な貨物船が、悠々と横切っていた。

そしてその川の近くに街があり、川沿いには欧州らしいこじゃれたCafe/Restaurantが幾つか並ぶ。中に入ると、暖炉をデザインしたインテリアが素敵なスペースを発見。(本物でないことが残念!) 思わず場所を確保し、アップルケーキとコーヒーをいただく。ちなみに、ここオランダのお菓子は、アメリカのような「甘っ!」という感じではなく、日本人の口にも合うのではと思う感じ。このアップルケーキも、どっしりとしていたのでお腹はすっかり一杯になったけれど、食している最中も、終わった後も、嫌味のない美味しい味。






ちなみに、川の近くに、何故か下着姿(!?)の男性の銅像が。それも何かを図っている or 示している感じ。当初何だか意味が分からなかったのだが、後日、懇意にしているオランダ人の老年ご夫妻より、かなり昔このあたりを洪水が襲った時に、ここまで水位が来たことを示しているそう。今現在の水位と比較すると、当時の凄まじさが分かる。

この街に出かけた時はちょっと未だあまりに寒かったので、写真が少ないのだけれど、またもう一度夏に行った時に、もう少し色々お散歩して写真をとってみたいなと思う。




Sunday 11 March 2012

Mooi weer! - 素晴らしいお天気

少し暖かくなったかと思えば、先週は午前中3-5度位の日が続いていたり。どこか春の気配を感じつつも、なかなか「春だ!」と思える日が来ていなかった。

そんな中、週末2日目の今日、大分オランダ語集中コースの通学&勉強疲れか、ぐったりとしてなかなか起き上がれずにベッドでもぞもぞしていると。部屋の外から、我がパートナー弟の声が。「素晴らしい天気だから早くおきな!」いつもは英語でお互い話すことが多いのだが、何故かオランダ語で。推し量るに "Mooi weer"なる言葉を十分な英語で表現しきれなかったからかな?

イギリス人が良く”Lovely”という言葉を使いがちな場面で、オランダ人は”Mooi”という言葉を使うように思う。最初はMooi = Beautifulと、オランダ人の友人に教わったのだけれど、実際オランダに着てみると、そこかしこから「Mooi(モーイ)」という言葉が聞こえてくる。見て綺麗なものだけでなく、素晴らしいと思うことにはこの言葉を使っている気がする。

ちなみに、”Lekker"という言葉。単純に和訳すれば「おいしい」を意味するのだが、これまた食事が美味しいときの褒め言葉以外の場面でも聞こえてくる。例えば、花の匂いをかんだときとか、今日のように小春日和で暖かいときとか(Lekker Warm)、もう一杯コーヒーを如何ですか、といわれたときなど。

なんて言葉はさておき。太陽が大好きなオランダ人。待ちに待ったこの天候を黙ってみている訳にはいかないようで、家族からは「今日はまず太陽の下でお散歩或いはサイクリングをしてから勉強しなさい」とか、「部屋にこもらず太陽の下で勉強したら?」など。

確かに気持ちの良い日。今日ばかりはアドバイスに従い、実際少しドライブをしてみると、いつもより多くの人たちが”Dijke”(堤防)沿いをお散歩したり、サイクリングしたり。またこのDijuke沿いの我が村の風車の横のスペースに張り紙があり、コーヒーとちょっとしたケーキを売っている様子!いすなども置いてあり、ちょっとしたオープンカフェ的場所に!

思わず、我がパートナーに、「気が向いて今日だけやっているの?」と聞くと、どうやら春~夏過ぎに掛けて開いているらしい。Dijkeを歩いたり、サイクリングをするのが好きなオランダ人たちが、サイクリングの合間に、ところどころで一杯のコーヒーでお休みしたがるため、商店街でも何でもないところに、ぽつねんとカフェがあるらしく。

以前に、全オランダ中のサイクリングロードを示した地図”Fiets Kaart”を買ったので、早く語学コースに目処をたてて、早くサイクリングしたいと思う、今日この頃。

・・・と、最後に。もぞもぞなかなか起きられないながらも、やっぱり昨年のこの日は忘れられず。朝6時半過ぎに一度起き、独りで黙祷。現地のラジオやTVでも、日本のこの日のことをNewsで伝えていました。世界の人たちが日本のことを思いやってくれているんだなと感じました。Pray for Japan。

Saturday 10 March 2012

オランダで恋しい日本のもの。

オランダ生活も始まって約1カ月半!時間が経つのも早いのと一方、ここでの生活(人・気候含む)にもすっかり違和感がなくなりつつある。 超多忙な都会生活を送っていたところからは、本当に一転した生活なのだけれど。

イギリス留学中の異常なポンド高下にあった貧乏生活(!)で鍛えられたからか、結構不便を感じることがあっても平気。ま、なるようになるかとか、あるもので済ませようかとか。その発見もまた面白い。ただイギリスにいた頃と違うのは、あの時には学生生活が終われば、東京での生活が待っており、ある種期間限定。一方、今の生活は、どういった形につながっていくか、期限も含め未知数。この先どうとらえ、感じていくのか。

さて、ここに来て恋しいもの。勿論、日本の家族&友人(同僚含む)。これは言わずもがな。それから今回は日本食!実は、オランダに来る前に、前職で行った半月のUS出張の時でさえ、強烈な日本食&米食恋しい状況になっていた位。途中でアジア系のレストランばかりに行ったり、帰国後は暫くシンプルに、おにぎりのランチでさえ、物凄く嬉しかったほど。イギリス留学中は、実はさして差し迫って「Missing!」と思わなかったのだけれど、歳になったからか。 自分たちの家を借りた暁には、日本から送った食材で、日本食を作りたい!

他に恋しいもの。大したものと思われないかもだけれど、文房具!これまたイギリス留学の時には、さすがに初めての海外生活になるので、色々と経験者から話を聞き、色々必需品を買い溜めして引っ越ししたのだが。今回、引っ越し直前まで働いていたり、それ以外の騒動もあり、そもそも必需品の見極めやその買い溜めをする時間がなく、そのまま来てしまった。また一応語学の勉強をするつもりではいたのだけれど、ここまでハードなコースを取る予定になかったので・・・すっかり文房具類を持ってこなかった。

仕方なく大き目の街の文房具屋さんに行くと・・・・あまり買いたい意欲が沸かない。買わなきゃ!という必要性のあるものでも、「うーん、、、このなかからどれがBetterか」と消極的購入。やっぱり日本の文房具の質・デザイン・機能・コストは素晴らしいと思う。もし一時帰国する機会があれば、買い溜めしなくちゃ。

最後にコンビニ。今のところ見かけているのは、駅にあるKioskと、"Albert Heijn"というオランダのビッグスーパーチェーン(昔小さな商店から始まって、今ではビッグになったとか。イオンとかみたいな経歴)がやっているコンビニ。後は、ガソリンスタンドに併設されたもの。(他にもこまごまとあるけれど、省略。)大体売っているものは、食べ物&飲み物&お花プラスアルファ。そして何より高い! 例えば、同じAlbert Heijnの大きなスーパーでは、炭酸入りミネラルウォーター500MLボトルが大体0.7 Euro位。一方Albert Heijnのコンビニを見ると、1.6-1.7 Euro位。コンビニに入っても、無職の身としては、お財布の紐が硬くなる一方!

ということで日本の良いところ&便利なところを再認識中。

牧場の様子、その後。

先だってより続く、羊たちの出産ブーム。毎日平均2頭ほどが出産をしていたが、この金曜日~週末に掛けて、一挙に10頭前後が出産予定。

「出産待ち」小屋のモニターを見ると、この小屋に来たばかりの時には、未だ歩き回っては草をむしゃむしゃ食べていた母羊たちが、とうとう重そうな体を支え切れず、ほとんどが寝そべっている。また寝そべり方も、妊娠していない時とはやっぱりちょっと違う。何と表現したらよいのかだが、普段は足を体の下に折って垂直に寝そべっているが、今は横になって寝そべり、手足は投げだされた感じ。また体も横にもこもこっと太くなっている。

出産の時間帯もどちらかというと、夜~早朝にかけてが多い。よって、夜1時近くまでは、我がパートナー父がTVを見ながら監視モニターをチェック。夜中2時と4時には、我がパートナーが起きてチェック。なかなかのハード生活。今朝も「見に行ったら自然分娩していた!」なんてことも。でも、自然分娩の分には母子ともに問題が少なくて、大丈夫らしい。

ちなみに出産後、赤ちゃん羊は生まれて20-30分以内にはよちよちと歩き始める。少し小さい羊で多産の場合には、母羊の母乳が十分ではないため、凍らせてあった他の羊の乳をひと肌まで温めて、羊用哺乳瓶で飲ませる。そして半日位か経ったところで、牧場内の他の小屋へ移動。家族別に仕切られたスペースで過ごすこととなる。 (ちなみに写真は多産した羊たち。通常に比べて小さいし、未だ寝そべっている!)

そのスペースを見に行くと、未だ自分が見慣れた存在でないため、特に母羊は警戒感を示す。寝そべっていても立ち上がって、前足を地面にたたきつけて、「あっちいけ!」と言いたげ。子羊たちは母羊の傍あるいは後ろに隠れる。かと思いきや、寝そべったままこちらを見ている母羊も。何だかマイペース。






羊たちもやっぱり人間を識別しているらしく(当たり前!?)、先だって外の敷地に解放した男羊たちをチェックしに我がパートナーが見回りに行くと。姿を見た途端、網突進で掛けよってくる!何か食べ物を貰えると期待したみたい?でもその走り方、いつものーんびりしていた羊たちからは想像もしなかった!(笑) 

いずれにしても、ハード生活が続く家族にとっても、羊たちにとっても、無事終息していくことを!


【少し写真でも・・・・】

 出産直前の羊たちにカメラを向けるのは気が引けたので・・・出産待ち小屋に行く前の羊たち。ちなみに、牧場には、白羊と茶色(黒?)羊たちがいます。

 クローズアップ。










ちょっと後ろからも・・・失礼!









実は、80頭近くの牛たちもいます。委託で面倒みています

Tuesday 6 March 2012

呼び出しかかる。

相変わらず苦戦続きのオランダ語インテンシブコース。

今やコースで教えてくれている先生全員(5名前後)から、心配され&励まし続けられている毎日。更には最近ではクラスメートたちまで。帰りがけに先日も何やら妙に励まされる。嬉しいやら、情けないやら。。

そのような中、このコースの統括者より面会に来るようにとの伝言が。どうやら全生徒のPerformanceと、授業での様子をしっかり先生方からレポートされているらしく、頑張って勉強し、毎週週明けのテストには通っているのに、全般的に苦戦しているみたいだから、何かアドバイスができれば・・・とのこと。こんなに話が広まっているのか!とちょっと情けない気持ちと有難い気持ちの複雑な心境。。

ということで、少しでも現状を打開できるアドバイスをいただけるのならと、早速お部屋を訪問。すると、何と「統括者」の正体は言語学の教授で、デルフトメソッド本の作者の一人!有難いことに、その超エキスパート氏から早速診断(!)が始まる。どんな問題を抱えていて、正直にどのように勉強しているか詳細に見せるように言われる。ちょっとこのメソッドが推奨する勉強アプローチと逸れてやっていることも含めて、説明。更に、システムにアクセスし、これまでの自分のコンピューターのテストの点数とどこを間違えたのかさささっとログまでみて、ふむふむと何やら納得顔。

一言、「特にアジアの学生に多い症状で、今までも似たケースを見ているから心配ないよ」とのこと。1つの大きな問題は、日本語になくてオランダ語にある幾つもの特殊なサウンドが、発音&聞きとれないことが原因とのこと。これが克服できれば、聞き取り力も話す力もブレークスルーできる可能性が高いとのことで、これから試していくべき矯正方法を実践を交え、アドバイスくださる。

先週から自分が気づいて始めていた、文法的・音分析(どの言葉が塊で発音されるのかなど)は、Good Approachだったらしい。それに加えて、1文全部を声に出して読み切ろうとするのではなく、もうオランダ人が話す時に区切っている塊(3-4語)ごとに、オランダ人が話している抑揚も一緒にまねて、何回も口に出して同じようにできるようにするとのこと。60行近い章でこれをすると、根気が必要そうだし、暫くは今以上に勉強時間がかかりそうだけれど、今がいい機会、端折らずにやってみようと思う。

もう1つ指摘されたことは、常に頭の中で一語一語翻訳マシーンが動いているとのこと。これって、確か英語の聞く&話すを学び始めた頃から暫く続いていたのと同じだった!どうしても日本の義務教育で受けた語学学習方法がこびりついてしまっているのかなと思う。でも、今英語を話している時、全く頭の中で翻訳活動はしていないので、うまくいつか克服できるはず!かな。。

ちなみに途中途中で、「自分が言うことをそのまま真似してみてごらん」と言われても、真似できないことが多すぎて、本当に言語能力がない私って・・・・と落ち込み気味な様子に。それを察してか、「何か日本語の単語を1つ教えて」と言われ、口に出すと、教授がリピートを試みる。何と、自分のオランダ語と同じ状況で、20回繰り返して始めてちょっと本当の日本語に近いかなと思われるものに。そして一言。「言語学の専門家の自分でさえ、異なる音が多い言語を学ぼうとすると、こうなるんだから、心配しなくていいよ」 ちょっとほっ。

またもしこのコースに最終的に落ちてしまった場合、もう一度受講し直して頑張って克服するもよしで、人生が終わるわけではないから、気楽にね~と。過去にも同じようにやり直しをして、伸びていった人たちがいるから、大丈夫だよとのこと。

アドバイスくださる内容&方法と、本当に信頼できる専門家&先生に囲まれ、このコースを受講して良かったなと思う。いつも本当に人からサポートをもらうばかりで、返しきれていない自分が情けないけれど、とにかく多謝!

Sunday 4 March 2012

出産ブーム。但し羊。

2月下旬~3月に掛けて、出産ピークが始まると言われていた、我がパートナー家の牧場の羊たち。先だって、異常早産&多産した羊を皮切りに、とうとう今週出産ラッシュに。

今週中盤から、毎日1-2頭の母羊たちが出産。例年は、2匹生まれるとBest、でも大分1匹しか生まれない羊たちが多いとのこと。今年はというと。打って変わり、1母羊に対し、2匹どころか、3-4匹!家族もてんやわんや。

また夜~早朝に掛けて生まれるのが多いようで、朝3-4時位から男性家族が起きぬけて、出産&生まれた後のケアを行う。家族のうち2名は、牧場以外に、本業の会社勤務があるので、その後、出勤!身がもつのかなとこちらが心配になってしまうほど!

ちなみにどうやって出産のタイミングを見ているかというと。今年新たな機器を導入したのだけれど、羊にいる建物の映像を、自宅の居間と寝室のモニターに映し、常に羊たちの様子をチェック。そして生まれるぞ!というタイミングに、我がパートナー父、弟、彼が小屋に行き、出産させる。

人間と違って声が出せる訳でもないしと、でも自分がモニターを時折見てみるときには、羊たちはいたって平和そうに、食べていたり寝ていたり。「出産しそうな羊をどうや見分けているの?」と質問をしてみたところ、「もぞもぞ足を動かしたり、じたばたしたりするんだよー」とのこと。はて、どんなものかと思っていると、タイミングよく、1匹まさにその状態に!

かくして本日もまた無事2頭の母から生まれました。続く。

Saturday 3 March 2012

感謝。

ここ最近のブログがオランダ語勉強のことで満載、また息絶え絶えな状況を察してか、東京の友人たちより幾つか便りが届く。

いつも弱いところばかり見せていて情けないなぁと思いつつ、様々な表現や方法で励まししてくださっていることに本当に感謝。皆さんからの言葉は、それぞれの形で心にしみる。過去これまでの人生で色々な失敗をしてきているし、できないことも沢山ある自分をかわいがるくらいの気持ちを持たなくちゃかなと思う。

また現在一緒に住んでいる彼とその家族たちにとっても、常に心配の種になっているようだし・・・追い詰められて泣きそうな顔を毎日しているより、開き直ってもう少し笑顔でいようと。(時折やっぱり泣きそうになることもあるけれど・・・)

そしてこんな追い詰められている最中ではあるが、更に我がパートナーの日本オフィスでの同僚の日本人の方が出張でオランダへ。少しだけお茶し、今やっている教科書を見せると、授業始まって2週間目でここまで進むコース!と驚かれる。全く勉強したことなくて飛び込んだこのコース、そもそもが設定したハードルが高すぎたのではと。もう少し長い目で取り組んでもいいのでは~と。

普通頑張っていればそれなりに修了はできるものという固定観念と、同じクラスの人たちがどんどん伸びていることからの焦りとで、自分を追い詰めすぎたのかもしれない。あまり精神的に追い詰めすぎず、失敗を恐れず、人と比較せず、自分のペースで等身大でできることを頑張ろうかなと思う。

色々と言葉を掛けてくださった皆様、本当に有難うです。一方で何も自分はできてないので歯がゆいですが、過去含め、本当に周りの友人&家族に支えていただいている現実に、感謝です。

Friday 2 March 2012

新しい学習アプローチを始めて。

この木曜日に、インテンシブコースの先生からいただいたアドバイスを受け、日々の勉強方法を変えてみる。

これまでどうしてもテストのために、「書くこと」に重きを置いていたが、音をしっかり掴かみとって、真の意味で「聞き取ること」へシフト。すると、いかに自分がいい加減に聞き流していたかがよくわかった。

コース2週目にして、テキストの内容が難しくなってきたのと、話すスピードがかなり早くなってきているため、一語一語正確に綺麗に区切って発音されていない。幾つかの単語はくちゃっと(!)続けて1つの言葉みたいに話していたり、自分が間違って発音を覚えていて聞きとれなかったり。思えば、英語でも塊で聞きとる力が身に付かず、苦戦していたっけ。

ということで、少し丁寧に、1語1語のそもそもの正しい発音と、センテンスになった際にどこがどう塊になって発音されているかを分析しながら、聞きほぐしていく。かなり時間がかかるけれど、さもなくば、いくら何度も聞き取ろうと思っても、ある程度のところで頭打ちで、聞き取りが正確にできないところが幾つも残ってしまう。

ただどう聞いてもやっぱり幾つかの単語が、どうやって発音されているか分からない。そこはやはりNativeに聞くべし!ということで、我がパートナーに質問。例えば、「Het」という単語。単語単体では「ヘット」なのだけれど、CDで出てくる会話文のなかで何度聞いてもそう聞こえない。困って彼に聞いてみると。「オフィシャルには”ヘット”だけれど、普通話しているときにはみんな”ウット”っていってるんだよー」と。なんと。自分の耳を疑っていたけれど、それは聞きとれない訳だ。。

また更にそれを自分の口でしっかり発音できないと、正確に聞きとれるようにならないことも再確認。これまた英語を勉強しているときにも言われていたことだっけ。時間がかかるけれど、根気よく声にだしてリピートすることを続ける。

思い返せば、英語を学んでいる時も、本当に苦しんだっけ。大学受験のために勉強したお陰で、読む力&文法はかなり強かったけれど、聞く&話すはさっぱりできず。UK MBA留学を目指すために、聞く&話すを勉強し始めた時には、なかなか目が出ず、本当に苦しんだ。留学前1年間、そして留学中、留学後と頑張ってコミュニケーションできる力を目指して勉強した結果、やっとアメリカ・オーストラリアの上司と英語で仕事ができるようになったけれど、Fluentだったかというと、全くNo。話す中身があってのコミュニケーションで、完璧には程遠かった。

さっぱり語学センスがない自分を嘆きつつ、あれだけ長い期間勉強してきた英語を思えば。もう少しだけ長い目でみて頑張ってみるしかないかな。

Thursday 1 March 2012

ある種、学習アプローチ違い、発覚。

ほとんどヒステリックな状態で勉強を続けているオランダ語。とはいえ、限界も近づき、あるレベルの選択を迫れる時と思われる。コースを正式な形で修了(全てのテストに合格)することをあきらめないか、できない自分を認めてテストの合否はともかく日々の章についていくことを優先するべきか。

というのは、どんなに頑張っているつもりでも、毎回の授業後に行われるコンピューターテストに受からない状況が続き始める。ルールとしては、80%以上とれるまでは、次の章のテストに進めない。つまり落ち続けると、授業の予習としては新しい章を勉強しつつ、過去の章も常に勉強し続けることに。

火曜日が終わった時点で、1つビハインド。その上、通常は2章が課題なところ、授業のない水曜日があける木曜日は課題が3章。つまり水曜日1日で、落ちている過去の1章+新たな3章の勉強が必須。1章の予習に4-5時間掛っていることを考えると(注:学校からは2-3時間と言われている)ほぼ不可能。。また何故かすんなりと頭に入る章と、どうしても頭に入らない章があり、テストに落ちる章は頭に入らない章。ということで、予習どころでなくなってくる。完全に悪循環。

自分なりに頑張ったつもりだったのだけれど、木曜日にビハインド中の章のテストを受けると、続けざまに、76点、77点と連続して落ちる。更に再々試で78点。授業のペースに追い付くには、当日4つテスト受からなくてはなのに、1つ目から苦戦。完全にメンタル的に限界。ストレスアウト!

鬼気迫られている空気感と、授業で当てられてもなかなか答えられない自分を心配して、先生が近づいてい来る。これだけ切羽詰まっていても、敢えてオランダ語でしか話してくれないけれど、それでも心配してくれていること、何とかサポートしようとしてくれていることに感謝。

状況を説明すると、先生から一言、勉強の仕方が間違っているとのこと。一応デルフトメソッドに沿っているつもりだったのだけれど、聞きとりしきれないところを流しがちで、知らず知らずにコンピューターテストに受かることを重んじて文章を丸覚えしようとしたり、単語のスペル覚えのために間違った発音で覚えてしまっていた。先生曰く、これだけ集中的に短期間で話せるようことを目指しているこのメソッドでは「覚えること」を重視しているいのではないと。日本での語学学習方法は忘れなさいと。1章あたり60行近いセンテンス、かつ未知の言葉でどんどん複雑化しているものを覚えるのは、確かに時間はかかるし、そもそも記憶域的に無茶。

そこでアドバイスは、とにかく聞きとれるようになること、リピートできるようになることに時間を割くこと。音は音としてつかめることが大事らしい。つまりディクテーションで「書き取り」を目指すことは不要と。テストのときには、聞こえてきた音をそのままスペリングに落としていくこと。それを目指せば、予習に4-5時間もかからないし、もう少し授業も理解でき、話せるようになるのではとのこと。オランダ語は一応、音に出されている通りに綴る言語とされているようだから、なのかな。

ただ、自分としては、ある程度のスペリングルールが分からないので、聞いた通りを綴って、正解することはほとんどないんだよなーと思いつつ。ここまできたら、先生のアドバイスに従うしかないかな。とりあえず、新しい章の予習からは、もっと聞くこと&リピートすることに時間を割こうと思う。

それと同時に、実はだんだんとテストにキャッチアップすることに異常に時間が取られているので、授業の予習が追い付かず、クラスにでても途方に暮れる状態が続く。これを続けていると、テストだけ受けにくるような状態になってしまい、しまいにはコース途中フェードアウトすること間違いなし。ということで、非常に悔しいけれど、全てのテストをしっかりパスし、コースの修了証をもらうことより、授業に続けて参加し続けられる状態にしようと決意。

先生にお願いし、この日まで80点に満たなかった2章分はこれでテストを一時ストップし、更にビハインドで手がつけられていない章もHoldしてもらう。気持ちをリセットして、課題とされている章だけ、日々頑張ることに。既にある種のドロップアウトに近いけれど、どこかで自分の力量限界を見据え、自分のペースで走れることをやっていこうと思う。