Thursday 29 March 2012

オランダでの定番の遅刻の言い訳(!?)

以前にも少し触れた気がするのだけれど、オランダは水に囲まれた低地であり、至る所で水に行き当たる。また欧州の玄関口的な役割を持つため、川を伝って、ドイツ~東欧方面、ベルギー・フランス方面など、大きな貨物船なども沢山往来する。

そんな訳で、1つオランダで遭遇した面白い光景が、橋が開閉すること。貨物船など大きな船が通る時には、橋が真ん中で割れて開いたり、橋ごと左右に動いて、船が通れるようになっている。そうすると、当然ながら車・自転車は一時ストップし、船が通り過ぎるのをただ待つのみとなる。

現在通っているデルフト工科大学のあるデルフトは、街のなかに幾つもの川がある。我が村の近くにあるドイツに通じる大きな川(ライン川につながる)ほど大きくないけれど、それなりに大きな貨物船が行き来している。 よって、ここにも橋が幾つかある。最初のうちはあまり意識していなかったので、気づかなかったが、ある時、片側だけ遮断機見たいなものが降りていて、片方だけ空いているのを発見。何故なら・・・自分が橋の「赤信号」に気づかず、橋のど真ん中を一人ゆうゆうと歩いていたから!

橋の横にある、橋の開閉をコントロールしているらしきお部屋から、じーっと見守られ、自分が渡りきると、残りの遮断機も降り、橋が回転し始める。そして、大型船がゆうゆうと通りすぎていく。何だか不思議な光景!

ちなみに、この橋は左の写真。最初赤信号になって、橋が動き始めた時には誰もいなかったのに、船が通りすぎる間に、あっという間に、人人人。それもこれまたオランダらしいのが、自転車だかり。そして皆文句も言わず、悠然と待っている。


ということで。多分橋が動く定刻がある訳ではないのと、大きな橋の場合には下手すると10-15分位待たされるらしく、これ故、遅刻することも。そのうち、「定番の言い訳」になっているらしく、日本人の方のエッセーにもその旨書かれていたし、今使っているオランダ語テキストにも、「De Brug was Open ... Dat kost veel tijd(橋が開いていたから、時間を沢山食ってしまった)」なんてやり取りが登場。

ちなみに、我が村の近くにある大き目の川には、橋の代わりに、両岸を常に往来している「橋の船」(正式名称は不明!)みたいなものがある。車5-6台(或いはもっと?)や自転車がある程度乗り込むとゆっくりと出発し、2-3分ほどで反対側の岸に到達する。1回1-2€ほど。我がパートナーは、高校生の頃、40分ほど自転車通学していたらしいのだが、この橋の船に毎日乗っていたそう。

今度この橋の船、写真をとってみます!

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