Friday 30 November 2012

オランダでの外国人人材に関する政策は変わるのか?

少し前になるが、Linkde-inで参加しているグループに1つの投稿があった。ここでは、教育関連の大臣による発言を引用した新聞記事が紹介されていた。

非常に端折った要約にすると・・・ オランダ国内で教育を受けた海外の優秀な人材は、大概卒業すると母国に戻る傾向がある。折角オランダで育てた優秀な人材をもう少し国内にとどめられるよう、大学・企業・政府が協力しあうことを模索してはどうかという提言。

ここの記事によると、高等教育機関或いは大学に、1年で87000人の留学生がいるとか。ちなみに、オランダは日本のように多数の若者が大学に行くわけではなく、大学数が限られており(12大学?)、ここでカウントされているのは大学で学ぶ留学生に限らないものの、結構な数のように感じる。実際、大学にある語学コースに参加してて、これは体感。キャンパスには、中国系(多分中国、台湾、シンガポールなど?)やインド系の学生が多々。(中にはオランダ国籍の人たちもいるかもとは思うが、殆どが英語で会話しているのが聞こえてくるので、留学生のよう。)

少し横道にそれてしまったけれど、多少”外国人・移民”に厳しくなっているここオランダで、将来外国人をひとくくりで見るのではなく、国のためになる人たちには道を別に作ろうとしていく”可能性”があるのかもと感じた。ただ、実際政府が旗を振っても、実際受け入れ側の企業がどう考えるかにもよるし、また他の問題が出てきてこの提言が一瞬の打ち上げ花火的に終わってしまうかもしれないし、マダマダ分からないけれど。。

ちなみに、上記大学でのキャンパスの様子を見てもう1つ感じたことは、中国・インドの人たちの勢い。元々の母集団の数が多いので何ともいえないが、英語圏の国だけではなく、ヨーロッパの国にこれだけ進出して、何かを学ぼう、何かを達成しようと貪欲だということ。そしてこうして子供たちを外に出して教育するだけのお金がしっかりある親が沢山いること。日本がどんどん勢い・貪欲さが薄れているように感じるので(勿論、中には意欲のある若者もいるけれど)、本当に好対照。本当に今は日本が踏ん張り時のように感じる。

Wednesday 28 November 2012

地盤がなく海外で生活すると不安になること。

このところ、色々な出来事(現在進行中のことも含め)を通じて、自分&家族のこれから、そして先の長い(か分からないけれど)将来について、言いようもない不安が出てくることがある。 今を大事に生きることの大切さは分かっているものの、何があっても自分で独り立ちしてやっていける地盤(Nearly Equal to Job)と、何かしら信頼できるコミュニティーへのつながりがないと、ここまで不安になるものなのかなと感じる。

こんな思いがでてきたのは、人とのつながりが1つ。最近Facebookが日本でも急速にユーザーを増やしていく状況となって、ますます昔のつながりの復活が目に見えて出てきている。中学校の同窓会、大学の同期会、昔の会社の同期会、などなど。東京にいればいたで、超多忙生活を送っていたので、全てに出られた訳ではないとは思うけれど、今はそもそも物理的に参加できない状況。

八方美人的に数多くに人とつながっている必要は全く感じないが、過去に共通属性を一つでも持った人達は、やはり何か共通する何か(価値観とか、目標とか etc)をもっていることも多く、自分が人として信頼できる、つながっていたいと感じる人がいるのも事実。そんな人達との折角の再会の機会を逃してしまっている。 また同期会といった大きなくくりでなくとも、これまで懇意にしてきた友人たちとのつながりも、しかり。このままずるずるしたままいくと、万一いつか日本に戻ることになったとしても、今度は日本での居場所もないのではと感じてしまう。 (考えすぎかもだけれど・・・)

そしてでは、ここオランダで、何か人との絆を持てそうな人達をつながっていけているかというと、本当に少数。過去日本で友達になって以来、妙に共通する何かをお互い持っていることを感じて、付き合い続けられている数少ないオランダ人友人たち。また語学学校だったり、色々な家族・友人との縁がきっかけで知り合った日本人のこれまた少数の知人・友人たち。でもみな、同じオランダ国内でも距離があり、そうそう会える訳でもない。今まで、オランダでの生活立ち上げに無我夢中だったし、東京で生活している時も、仕事の忙しさにかまけて、直接会う機会は限られてる生活に慣れているからか、そこまで寂しさを感じることはなかったのだけれど、先行き不安な状況にはまってしまうと、、、色々と感じてしまう。

オランダに来る直前からこれまで、約1年未満で、自分が想像していなかったネガティブな出来事があまりに沢山置きすぎている。 まるで、神様が、「本当にオランダで生活する覚悟があるのかい?」と問いかけ、試練を与えているかのよう。。 何かが起きるたびに、悩みながらも、舵を進めていて、図太く・強くなっている気もするが、やっぱり心の奥底にある不安はかき消せていないのかもしれない。

でも自分で決めて進んできた道。ここから何か小さくても切り開けるよう、もう少しもがいてみようかと思う。

Tuesday 27 November 2012

日本の選挙ニュース・・・足のひっぱりあい?

ここ毎日、インターネットの選挙に関連しての政治家の方々の発言は、何だかとても残念に感じるものばかり。勿論、各紙の論調があって、各紙が論調に合う発言をうまく見つくろって掲載している気もするので、取り上げられていることだけを間に受ける訳ではないが。。

どの国でも、相対する政党や特定の政治家(特にリーダー)に対して、批判的なことを言って、自分たちを引き上げる手法はあるとは思う。ただ、あまりに、「自分たちが」何を実現しようとしているのか、変えようとしているのかといったところでの良い議論が見えてこない。日本のTV討論番組をしっかり全て見守れば、もっと見えてくるところがあるのかもしれないけれど。。更には、”一応”新しい志を掲げて新しい党がにょきにょきと出来上がっていたかと思えば、合併・合流・解散など、、、一体何をしたいのか本当に見えてこない。非常に危機的・残念な状況に思える。(ちなみに、オランダ語では、次から次へと新しいものが生まれては消える状況を、何と、「きのこがあちこちの地面から生えてくる」的な表現をする・・・・なぜきのこ!?)

更に今日は更に後味悪く感じることが多々。やれ、他の党・リーダーでは実行できないとか、経済・財務関連のリーダーに対して勉強が足りないとか。物凄く思いあがっている一部の人達。今色々な文献や講演記事を読んでいて、感じるのは、日本がこれまで高度成長を成し遂げられたのは、国がもっと1つにまとまっていたように思う。それぞれの駆け引きはあっただろうけれど、政治・経済界、その他がもう少し一体になっていたのではと。よって、今の状況は、目を覆いたくなる気持ちだ。

政治・一部の政治家だけで今の日本が変えられる訳ではないことに早く気付いて欲しいし、こうしたレベルの低い議論・攻撃を繰り返す人達が万一先頭に立つと一体どんなことになってしまうのか。今までにない選挙・選挙結果に危機感を感じる。自分の一票でどうなるかという想いもあるが、しっかりと今回は勉強して、オランダからしっかりと投票したいなと思う。

Monday 26 November 2012

少しまた口がまわるように?

今週も、先週に引き続きSamenpratenプロジェクトにお出かけ。

駅で落ち合い、いつものように、ボランティアのオランダ人ご婦人宅へ。その車中、早速色々とオランダ語で会話開始。先週何してたやら、ちょっとした秋の話題まで。今日は、いつもよりオランダ語の単語が頭に思い浮かびやすく、少し途切れなく会話が続くときも。そのテンポが少し嬉しい。

そして彼女のご自宅に到着。コーヒーにする、紅茶にする?と聞かれたその直後、やおら、「先週何かオランダ語の勉強で特別なことした?」と。どうやら、自分の感覚だけでなく、彼女も少し違いに気づいてくれたようで、「先週会った時とは、随分違うわよ!」と。

実は、先週1週間、お仕事がひと段落したこともあり、毎日デルフトコースのテキストの復習(口に出して文章を読む、単語を繰り返し覚える&総仕上げにディクテーション)および、オランダ語マンガを少しずつ読むことを繰り返した。それと、子供のTV番組を少し意図的に見始めたり。

日々、何となく「うーん、今日はちょっとさぼっちゃおうかなぁ」なんて思うこともありつつ、「ちょっとだけでも頑張ろう!」とエンジンを入れたのが良かったのか。やはり劇的に良くなることはないけれど、こうして毎日積み重ねすることが大事なんだなぁと改めて思う。

そしてそんな時読んだのが、日経新聞の経営者ブログのこのポスト。実はBloggerの方は、直接の面識は全くないが、少しだけ過去の経歴で共通の部分もあるからか(・・・とはいえ、何もできてない今の自分を考えると、何とかけ離れた存在か!)、何かいつもひっかりがあり、密かにこのブログを読んでいる。そして今回久しぶりに読んだこのポストで、色々と感じ・刺激を受けた。そのうちの1つは、思わず自分のオランダ語学習での現在の心境と少し被るところがあったからかなと思う。

書かれている方にとっては、ビジネスとの対比で書かれているので、本来彼女が伝えたかった意味合いからはちょっと自分が飛躍して解釈し、自分のなかに取り込んでしまっているのだが、まず1つが、「走っていて苦しくなった時に、自分の決断ひとつでいつでもリタイアできる。そんな自分との戦いに勝つ動機は何なのか」ということ。 彼女は達成感をその要因としてあげているのだが、自分にとって苦しくても辞めないオランダ語学習、その動機は何なのかと改めて考える。勿論田舎暮らしでオランダ語ができないと暮らしにくいという点もあるが、オランダで暮らしていくための次の段階に自分を引き上げるために、Mustだから克服しなくてはいけないという想いが強いんだなと感じる。

もう1つ実は最近、しんどくなった時の、自分へのお尻の叩き方。彼女は「仕事に比べれば」と考えて走り続けられたとのこと。自分はというと、怠け癖がで掛ると、病気療養中の家族たちのことを思い浮かべていた。少なくとも今この時点で健康体で頑張ることができる状況を感謝しなくちゃと。 そして自分が頑張ることで、病気中の家族たちが喜んでくれたり、励みになって元気になってくれたらいいな・・・ということ。

何はともあれ。ちょっと締めくくりも何もあったものではない書き方をしてしまったが・・・・継続は力なり。(きっと) 引き続き、小さな一歩も最後には大きな一歩になっていくことを願って!

Sunday 25 November 2012

オランダの冬の始まり、まであと少し。

オランダに移住して以来、日本に住むのと幾つかの類似点と相違点に出くわしてきているが、思ったより大きな違和感がないのは、季節。

勿論、日本、特に東京に比べると、夏はオランダの方が涼しいとか、冬は東京より寒いし、ジメジメしているとか、違いはある。でもやはり4つの季節があり、それも日本と同じサイクルというのは、寒暖あれども自分にとっては慣れやすいようだ。1年中温暖あるいは暑い地などもあるが、フォーシーズンそれぞれの楽しみがないのも味気ないような気がする。

と、フォーシーズンがあるという意味ではオランダと日本は同じだが、いつからそれぞれの季節になるか、はちょっと違うようだ。周りの人たちが「今日から春よ~」とか、「夏がきた!」という言葉を何となく耳にして、オランダの四季の移り変わりを何となく意識してきたのだが、秋・冬の移り変わりはちょっと違う。ちょっとピンとがずれている自分に気づく。多分、これはこれまで東京をメインに暮らしてきて体感してきた感覚とのズレによるものからきているように思う。

何となく自分にとっては、冬のちゃんとしたコートを袖にする頃が冬だったように思う。一方、オランダに来て、9月末~10月に掛けて冷え込む日もあり、気温は10度を切り、5度前後になることも結構あった。このため、街では冬のコート・ダウンジャケットを着込み、マフラーをし、ブーツを履いている人たちが多数。その肌感覚を持って、勝手に自分のなかでは「冬が来た」と思いこんでしまった。

そのような中、ここ最近、「今年の秋は比較的いい秋だはね~」という言葉をちらほらと耳にする。(風が少なく、お日様が綺麗に照る日々が結構あるかららしい)「え、未だ秋!?もう冬じゃなかったっけ?」と聞くと、「オランダでは12月1日からが冬よ」と。ちょっと感覚のズレ。ちなみに、5度くらいでも、自分が「寒い寒い」というと、「Vers(=Fresh)!」と返事。こんなに気持ちのいい気温なのに、何故寒がるのと不思議がるかのように。

ともあれ。あと1週間少しで、正式に冬がやってくる。14日間予報を見ていたら、ここ最近は最高10度前後最低5度前後で推移していたのだが、今週終盤から急に寒くなりそう。最高が5度前後、最低が0度前後!これまではそれなりに生き延びてきたけれど、これから先の寒さにはどこまで耐えられるか!なんて。

Saturday 24 November 2012

オランダで魚中心食。

ここ最近、とある理由により、暫く魚を中心とした食事をしている。ただ、想像していたよりはオランダの中で魚が出回っているのだけれど、、なかなかこうした食事をキープする難しさも。

オランダのことを詳しく知る前は、魚なんて食べるのかしら・・・などと思っていたが、案外人気の魚もある。例えば、ハーリングと呼ばれる、ニシンのマリネのようなもの。夕食で食べるというよりは、スナック感覚で食されることが多い。例えば、街のマーケットで、しっぽをつかんで口の上にもっていき、そのまま食べる人、玉ねぎのみじん切りと共にパンと一緒に食べている人などを見かける。あるいは、お酒を飲む場でつまみとして食べたり。(詳しくは・・・オランダの観光情報にあったハーリング説明!)

それ以外としては、我が村にあるスーパーマーケット(大手スーパーチェーンの1店舗)は、比較的品揃えがよいようで、常に、上記のハーリング、鮭、タラ、エビ、日本語で分からない白身魚系が2-3が売られており、それに加えて季節によってはムール貝などもお目見えすることも。魚屋が近辺の村含めてないので、このスーパーの魚売り場は重宝しているのだが、とはいえ、やはり種類の幅が少ないのと、何より高い!

例えば、鮭の切り身。2切れで約5ユーロ。白身魚は大体2-3枚が入っていて6ユーロ近い。東京で外食中心だった生活から比べれば、自炊しているので、多少材料費が高くても、とも思うが、東京では共稼ぎ、ここでは我がパートナーの稼ぎのみ。 税金・健康保険など、諸々でびっくりするほど給与控除されている状態なので、たまに食べるならいざ知らず、ほぼ毎日なので、この魚の高さはかなり痛い。

村にトラックで乗り付ける魚マーケットが来ているようなのだけれど、最近いつ来ているのだか今いち掴めず。それに、多少は種類が豊富ではあるが、値段はそこまで格安であった記憶がない。やはり大都市圏のマーケットにでも時折買い出しに行って、冷凍とかするしかないのかな・・・など。 でも、大都市圏の魚屋さんもそんなに値段という点では変わらないのかな?こればっかりは日本から送ってもらう訳にもいかず。。 どうしたものか、ちょっと悩み中。 

Friday 23 November 2012

公になっている情報の危うさ。

日本を離れてから、日本に関する情報・ニュースが乏しく、日本の新聞のインターネット記事や、誰かの書いた記事を読むことが多くなった。非常に貴重な情報源ではあるが、やはり単に鵜呑みにしてはいけないな・・・と感じることも多々。昔から教えられていることではあるが、改めて振り返り。

きっかけはささいなこと。小さい頃から一応愛読者である、とある全国紙で見かけた幾つかの記事。まず1つは、確か皇室関連のイベントがオランダで開催とあったのだが、そこに書かれているイベント主旨と行われる場所が全く違ったことがあった。オランダに住んでいる日本人の方ならば、「え、そうなの?」と多分疑問に思って間違いに気づくが、日本に住んでいたら「ふーん」で読み飛ばすところ。誰かの人生に影響するほどのものではない(だろう)間違いだけれど、主催者のウェブにもしっかり、この記事とは違う情報が載っており、この有名なしっかりとしていると思った全国紙でこんな間違いするんだ!と感じた。

また先だっても、同じくこの新聞社から発信されていたとある海外企業に関するファクトベースの記事。2つのファクトが書かれていたのだが、1つは本当(起こったこと)、もう1つはその事実の理由がさもや事実かのように書かれていたが、完全に状況は間逆。実はその企業の内側の状況を知っているだけに気づいたのだが、普通知らない人が見たら、完全にミスリードする。企業からの外向きの発表を鵜呑みにしたのか、一応ビジネス専門の記者の(間違った)推測で書かれたのか定かではない。でもよくよく背景や状況を考えれば、おかしいなって気づいてもおかしくない。

少しこれに関連して昔のことを思い返すと、確かに、過去に何度か取材を受けたり、取材をした人に同席して、上がってきた原稿ドラフトを見て、愕然としたことが多々ある。(というか毎回) ひどいときには、座談会形式のインタビューで、発言者を完全に取り違えられていたものもある。また自分が意図した内容とは全く違う形に咀嚼され、「こんな風に解釈して、こんな表現で書かれたら、自分の人格や考え方がヘンに見られる!」と驚くほどだった。確かに、背景や状況が多少インプットが入っているとはいえ、全く知らない世界で動いている人たちの話を聞いて、完全に理解する&言葉を多少変えて書かなければいけないのは大変なことと察するが、直に聞いてもこれだけ間違える訳なので、色々な情報は伝聞されているうちに変わっちゃうのも仕方がないとは思う。

今の日本の政治に関するニュースもしかり。沢山の政治家の色々な活動・スピーチのなかのほんの一端を、揚げ足をとるがごとくにおおげさに報道されたり、お互い政治家がけん制しあったり。或いは、揚げ足をとるつもりはなかろうが、やはり書き手の意思で、一部が勝手にクローズアップされて1人歩きしている様子もあったり。直接知ることはできないものの、読み手がしっかりとしなければいけないなぁと強く思う。

P.s.
こんな経緯もあって、できるだけ自分のブログでは、自分の恣意があらぬ方向に動いて、誰かを傷つけたり、関係性をおかしくしたくないので、例え家族やお友達であっても人の特定の詳細状況やコメントをできるだけ書かないようにしているのだけれど、多少はどうしてもというところでは書いちゃっています。もしそれは・・・と思うことが書かれていると思われた場合には、ご指摘ください!

Thursday 22 November 2012

落ち葉も佳境?

先だっても書いたばかりなのだが、先週まであまりに時間がなく、なかば放置気味のため、積もりに積もった落ち葉の山。今週は何とか一掃したい!と少しずつ作業開始。

お庭の芝生の上の落ち葉をかき出しては、台車に山盛り落ち葉を乗せ、外の通り沿いに市役所が設置した落ち葉専用のゴミ箱まで運び出す。でも、3-4回続けても、落ち葉が減っているように見えない!更に、我が家に近い方のゴミ箱、着々と一杯になっていく。。そこで、もう1つの近くにあるゴミ箱にも分散し、コツコツと作業を続ける。



その最中、「ゴォー」という音が近づいてきて、暫くすると現れたのは、道沿いの落ち葉を吸い上げる市役所のお掃除トラクター!何とゴミ箱の中にある落ち葉を回収する以外にも、道沿いで、誰の管轄かグレーな部分の落ち葉を回収に来ている!そのトラクターを横目に、それでもコツコツと台車で落ち葉を運んで、ゴミ箱まで落ち葉をすくいあげていると、通行人のオランダ人から一言。「そんなわざわざゴミ箱に入れなくても、あのトラックが吸い取ってくれている道端に置いとけばいいのに~!その方が簡単でしょ!」(超意訳!多分こんなことを言っていたはず)とニコニコと笑ってアドバイス。

うーん、勿論そうなのだけれど、作業しているトラックの人がもし、「なんだよ、仕事増やすなよ!」と思うかも、、、なんて考えてしまう、弱気な自分。でもゴミ箱に入れる手間を考えれば、オランダ人が言っているんだし、えぃ、やってしまえ!と台車の片側を持ち上げて縦にして、道沿いに落とす。そして恐る恐る作業しているトラクター運転手を見ると、何と!笑顔で親指を上向きにして、何度か上下に手を振り、Goodのサインを出している!何だ・・・脱力。。

とはいえ、気づいたのが遅すぎて、この日はこの1回のみ。もっと早く気づいていれば・・・と残念に思いつつ、ふと考えてみると、今日は道の片側しか落ち葉を吸い上げていない!ということは、そのうちまた反対側の落ち葉を吸い上げにくるかも!?と変な悪知恵を思いつく。

そして読みは当たる!1日置いた今日、お買い物に出かけている途中で、2名の作業員が小型の掃除機みたいな機械を使って、道の端に散らばっている落ち葉を道沿いに集めている!もしやこれは、この後トラクターが吸い上げ易いようにやっている前準備かも!?と思い、あわてて帰宅し、残りの落ち葉をこの集められている近辺にそろりそろりと捨ててみる。すると、やっぱり来た、トラクター!でも、ちょっとでだしが遅く、全てを吸い上げてもらうことはできず。でもトラクターの運転手さん、覚えていてくれたみたいで、こそこそ台車で持ってきては落ち葉の列に積み上げる自分をみて、ニコニコ笑って手を振ってくれた。はは。。

ということで、無事何とか大体の落ち葉は庭から撤去完了!木に残っていた葉も、この2-3日でほぼ全て落ちてしまい、これにて今年の大掛かりな作業は終了(・・・のはず?) ちなみに今週掛けた時間はトータル7-8時間。。ちょっとした大仕事だったけれど、ちょっと嬉しい。来年はもっと賢く処理しよう!

Tuesday 20 November 2012

オランダ語学習・・・追加教材!

昨日は1週間振りのSamepratenプロジェクト。ボランティアとしてパートナーを組んでくださっているオランダ人の方が、本当に熱心に相手をしてくださるため、毎回沢山の学びや発見がある。今週は今後の勉強方法について。

ここ最近彼女が色々と周りにいる人たちに参考になる話を聞いてくれたとのこと。ダイレクトには言われなかったのだが、彼女のコメントの端々から想像するに、自分のオランダ語はUnderstandableではあるらしいが、オランダ人が話す自然なオランダ語ではないということ、また案外普通は知ってそうな基本的な会話のやり取りを知らないということを心配しているようだ。

まずは彼女の娘さんからのインプット。どうやらオランダ語(彼女にとっては国語)を勉強し、今はアムステルダムで小学校の先生をしているらしい。アムステルダムは移民他も多く、オランダ語が母国語でない子供たちも混じっているからか、多少オランダ語学習という点で知識がある様子。その彼女談は、デルフトメソッドは非常に優れたメソッドで、そこでしっかり学んだことは良いこと。ただ、元々がデルフト大学で学ぶ予定の外国人をターゲットに作り上げられているので、コンテンツがやはり少しアカデミック的であったり、ごくごく普通のオランダ人同士の会話では使わない単語や言い回しも多いし、テキストも会話体とは言い切れないので、今の自分が陥っている状況は想像できるとのことらしい。

ここで思い出したのが、中級コースで一緒だったクラスメイトが、周りにオランダ人たちから、デルフトメソッドのテキストの本文を見て、「言葉の使い方が固い!こんな表現使わないよ~」と言われたということ。コースのテキストで出てきた単語は、TV・新聞でもそれなりに使われているように感じるものの、少しなるほどと感じる。普段の生活場面で村の人たちと話すとき、なかなか通じないのはこれも一つ理由なのかな・・・と。

もう1つのインプットは、とある国から難民としてオランダに移住してきた方の経験談。もうすでに40年近くオランダで生活し、オランダ人と遜色ないオランダ語を話すそうなのだが、その方がスピーキングで伸び悩んでいる自分に伝えてみてと、教えてくださったTips。それは子供向け漫画を使った学習法。漫画で出てくる会話文を1つずつ書き写して、覚えていったことがきっかけで伸びたそう。その話を聞いた、自分のパートナーのご夫人は、早速彼女の子供たちが読んでいたドナルドダックのオランダ語版の冊子を探し出し、幾つかサンプルとして貸してくださることに。

ひとそれぞれ勉強方法の向き不向き、好き嫌いもあるから、強要はしないけれど、もし興味があるなら・・・という彼女、そして彼女を通してじきじきにアドバイスくださった移民の方の気持ちに、思わずジンときてしまった。何だか今の歳になっても、未だ人から助けられるばっかりで申し訳ない、恥ずかしい気持ちもありつつ、いつかは自分も何とか今の状況を頑張って脱して、他の人の役に立てるようになりたいな・・・なんて強く思う。


・・・と少し横道にそれたが、こうした経緯もあり、今日からデルフトの中級コーステキストの復習と並行して、ドナルドダックとお勉強することに!ただ、、、あけてみた1ページ目から、結構難しい!あれだけ頑張ってデルフトコースでインプットをしてきたはずなのに、子供向け雑誌でもこんなに知らない単語があるものなのだと、かなり愕然となるものの、ま、1つずつ焦らずコツコツと!

これからまた少しずつスピーキングの力が上向くことを願って!

Monday 19 November 2012

自分がやりたいことが研ぎ澄まされる感覚。

ここ2週間強苦闘しながら続いた仕事がとりあえずひと段落。といっても、求められていたであろう品質の仕事ができず、正直、次に仕事がまたくるか分からない。

普通であれば、「悔しい!」「もっと頑張る!」と思うはずなのだが、今回は全くその感情が出てこない。確かに、ただでさえオランダで自分のプロファイルにマッチする仕事を見つけるのが難しい状況、多少でも自活につながる仕事はできる限りキープしたいという思う気持ちは山々だが、どこか自分の限界が見えたからかもしれない。

未だ力が多少余力があってできないのであれば、努力不足なので、とにかく頑張るだけ。またこれが自分が本当に生きて行く上でやりたいことであれば、向き不向きが多少あっても、多少でもレベルを上げるようにExtraで勉強する、というのが本来あるアプローチかと思う。でも、今回自分が持つ今の力は全て出し切り、悔しいけれどこれ以上の品質は出せないと分かったのと、他の何事をも犠牲にしても上達するために勉強をしたいかというと何か違和感がある。

悪あがき中のオランダ語については、語学習得が得意でない自分だが、苦しくても学び続ける理由は幾つかあって、大きくは、まず第一に生活のため(田舎はやはりオランダ語なしで生活したり、ネットワークを広げるのは難しい)、住んでいる以上は住んでいる地に貢献できる自分になりたい(これまた田舎だと英語だけでは立ち行かない)、また自分がやりたいことの可能性につながると思われるから。だから、例え悪あがき状態に近くても、諦めたくない。

そして改めて、じゃあ自分は本当に何がしたいのかを考えさせられる。そこで感じたのは、誰かが作ったものをただ扱うのでなく、自分でコンテンツをしっかり考えていくこと、その考えを実現できるようチームや組織で頑張ることの方が、断然好きな自分。(ただコンテンツ作りという面では、やりたいとはいえ、情けないほど未だExpertの域に当然到達しておらず、もっともっと勉強していく必要があること、経験を重ねることが必要なのだが。。。) そしてコンテンツとして考えたいことは、詳しくは割愛するが、やはり「人」に紐づく。

ここにたどり着くまで、とにかく仕事をしたい!と思う一方、自分の今の語学力や専門性だと、なかなか日本でやっていたポジションの仕事を得るのが難しく、実は時折パートタイムタイプの事務職にアプライしてみたこともあった。でも決まって、履歴書ではねられる。確かに今までに何度か、友人・知り合いから、仕事の内容と、過去の職歴・学歴がマッチしていないと、「全く過去の経験をいかせないので、あなたにとってふさわしくない」とか、「腰かけ程度にしか考えていなくて、長続きしないのでは」と言われて、履歴書ではねられることは多々あり、移住して2-3年近く、仕事を見つけられなかったという話を結構耳にしていた(日本人以外で)。多分、今の自分が直面している、感じている状態だったのかなと感じる。オランダの人材市場と自分の経歴のアンマッチング具合が非常に悲しいけれど、中途半端なことを手につけて、自分も周りも振り回される結果になるよりは、まずは自分が本当にやりたいことをやれるための努力を先にすべきかもしれない。

今の歳とか、不安定性(自分が将来にわたって本当にオランダに住み続けるのかなど)を考えると、そう簡単ではないし、不安でいっぱいになることもあるけれど、これから得られる小さな機会を大切にしつつも、自分が本当にやりたいことを実現できるよう、もう一度よく考えて行動していきたいなと思う。

Sunday 18 November 2012

オランダ語・・・毎日の積み重ねの大切さを痛感!

オランダ語集中コースが終わってから自分のなかで誓ったこと。終えたばかりの中級コース、毎日1章ずつ丁寧に復習をしていくこと。仕事が入っているとはいえ、1-2時間程度、時間は捻出できるはずと思っていて、第一週目は一応ペースは掴んで頑張ってみた。

ところが今週、仕事が想定以上に厳しく、本当に全く余裕なし。。このため、少しでもと思いつつ、完全に中断。ただ代わりに、我がパートナーとの会話は、少なくとも自分が喋る分はオランダ語にしてみる。(100%ではないけれど。。)

ところが。やはり目に見えてオランダ語力が後退。元々自分のなかのスピーキングの最高レベルは、他の人から見れば子供レベル(より下?)なのに、そこから後退ということは、目を覆いたくなる状態。とにかく一時自動的に単語が多少は出るようになってきていたのに、頭が硬直しっぱなし。そのうち口も回らなくなってくる。

そして、仕事締め切り直前だけれど、いつもお世話になっているオランダ人ご家族のお誕生日会に出向くと、この後退具合を更に実感。前の週に、多少上向きになりつつある自分がいたので、かなりショック。それでも、この家族主催イベントがあると集まる定例メンバー、いつも通り優しい。つたない自分のオランダ語を一生懸命理解しようとしてくれる。こんなに相手に聞きとる&理解するのに苦労させちゃう自分がホント情けない。。

更にいつもながら、個々隣同士で話している状況から、みんなで話す状況になってくると、大きな話題の1つが、自分のオランダ語!今の勉強状況はとか、レッスンはどんな内容だったかなどなど。そして、「いや~、でも前回会った時より、良くなっているよ~。だってもっと理解できるもん。頑張れ頑張れ!」とみんなニコニコ。

・・・・と、ここで心にひっかかり。「前より理解できる?!」・・・つまりはいかに前がひどい状態だったのか。そしてそれを辛抱強く相手をしてくれていたのかということ。何だか顔から火が出そうなほど恥ずかしい。

何れにしても、やはりオランダ語の勉強、どんなに短い時間でもしっかり繰り返しやっていこうと心に誓う(お仕事終わったら!) 確かに英語を勉強していた頃にも言われたのが、英語は1日やらないと3日分後退すると。それにある意味スポーツのような感じであり、野球であればプロであろうと毎日素ぶりするように、自分の型をしっかりつけるために、繰り返しするしかない。

デルフトメソッドの中級コース最後のテキストにある以下の文章を心にとめ、少し楽しみながらも頑張ってみようと思う。

「En dan natuurlijk het belangrijkste: spreek je nu vloeiend Nederlands? Je zucht. Nog niet? Dat zou in deze fase natuurlijk te veel gevraagd zijn. Maar je bent wel een aardig eind op weg. De grondslag is gelegd,. Je wilt het nog beter leren? Oefenen, Oefenen, je ontkomt er niet aan」
(めちゃ意訳: さて重要なこととして、きみは流暢にオランダ語を話せるかい?何ため息?未だ話せない?まあこのフェーズでは当然それは不可能さ。でもきみは結構いいところまで来ているんだ。基礎は整っったよ。もっとよくなるように学びたい? プラクティス、プラクティスだよ、これは避けらないことだからね)

Saturday 17 November 2012

秋は更に深まる。

以前にもポストしたのだが、ここ最近は更に、お庭の落ち葉指数(勝手に命名!)が上がりっぱなし。

多少綺麗に端によけて、やっと芝生が見えるようになったかと思えば、次の日には少しずつまた新しい落ち葉が舞い落ちる。仕事に一杯一杯で掃除する時間がないし、最初は"多少"落ちている程度なので少し放置してみると、、、2-3日であっという間に手に負えないほどの落ち葉量に!

落ち葉を放っておくと、芝生がダメになってくる(既に一部黄色くなってきているところアリ・・・涙)ので何とかしたいと思いつつ、手つかず。仕事の締め切り間際なので、この落ち葉の積もり具合、何だか自分の状況と気持ちを暗喩している感じ。。

ということで、今の仕事が終わったら、早くきれいに一層するぞ!(でも、、、きっとこれを綺麗にしても、未だ木に残っている葉が落ちてきそうだけど・・・!)

Thursday 15 November 2012

結構身近にある有害な食べ物。

ここ最近、食事に関して気を使わなければいけない状況にあり、今まで以上に食べ物の成分や働きについて調べたり、毎日のお料理の時間が増えてしまったり。東京にいる頃は、平日殆ど料理する暇なく、料理できない人のレッテルが貼られていたので、驚くほどの変化!(きっと毎日作っているなんていったら、驚かれるに違いない!) とはいえ、時々お友達がFacebookなどにあげている料理の写真を見ていると、ものすごく美しく美味しそうなので、自分の料理の腕は本当にマダマダ。

それはさておき、先日友人がポストしていた情報のなかに、日常便利に使っている食品で有害なものリスト(特に専門家が自分は絶対に食べないとしているもの)なるものがあった。そこで何と1番最初に上がっていたのが、トマト缶(ホールトマトとかの)!結構料理するのに便利と、昔からよく使っていただけにかなりのショック。

書いてあったページが見つからないので、おぼろげな記憶で書くと、どうやらトマトの成分のうちの何かが、缶のなかの有害な成分を溶かしてしまう働きをするらしい。そして幾つかの病気を引き起こす原因になるとか。

こんな記事を見かけた以上、やはりどうしても使う気になれず、最近は今まで以上に、週1回村にくる、野菜・フルーツのマーケットで沢山買い込み。特にトマトは今はあまり季節ではないが、山のように買ってきて、山盛りカットして、トマトスープ用に使う。実際にこの形でスープを作るようになって、今まで感じたちょっとした人工的な味が消え、体に優しい感じがする。我がパートナーも、今まではノーコメントだったトマトベースのスープ、「美味しい、美味しい」と大のお気に入りに。

ちなみにオランダはトマトのちょっとした一大産地のようで(知っている限りでは、南部。我がパートナーの上司のご実感もトマト・パプリカ農家らしい)、ハウス栽培で年中トマトが山盛り売られている。どうやら他のヨーロッパの国にも輸出されているようなのだけれど、以前イタリア人が「オランダ産のトマトは安いけど、やっぱりトマトはイタリア産!」とか。トマトベースの料理の多いイタリア、こだわりがあるよう。:)

ともあれ、このトマト缶に限らず、よくよく見ると、日常使う材料には本当に自分の知らないものが沢山入っていて、それぞれ身体にいいのか悪いのか、、もう少し自分でちゃんと知識を持ちたいなと思う今日この頃。


Wednesday 14 November 2012

翻訳仕事の難しさ。

(過去分遡りでアップデート)

ここ最近、受注した仕事に加え、少し身内に複数名病人を抱えていることもあり、いつもより家事が増えたり野暮用がつきなく、両立がきつくなりがち。とはいえ、受注している以上、仕事は最後までやり通さなければならないし、と、途中徹夜になることもありながらも、黙々と取り組む。

ただやればやるほど、出てきた壁。やはり翻訳の基礎的なスキル・知識がなくやっていると、こなれた日本語に翻訳するのが難しいように思う。ただ英語はできます、翻訳するものの中身にはある程度精通しています、だけでは限界がある。全くのど素人がうんうんうなって考え付くアプローチや訳語では、やはりプロとして納品する品質には届かない。

こうした翻訳スキル的なものに加え、日本語の問題。この仕事を始めて、思い知らされたのは、翻訳は誰かが作った文章が元にあるとはいえ、「文章を作る」ということのプロであることには違いないない。よって、豊富な語彙力を駆使し、ある意味美しい文章にし、読む人にストレスを与えない状態にできることが必要。それなのに、日本で生まれ育ち、常に使っていた母国語でこんなに自然な文章を作ることに苦闘するのは悔しいが、言葉に関する自分の力をまざまざと思い知らされる。

少し思い出かえすと、小学校~高校までは、「国語」という教科自体は得意だった。よって、日本語に苦手意識を感じることはなかったのだが、大学3年時、就職活動にあたり、1つやりたいことを見つけた。これは、スポーツ記者になり、全国一般紙のスポーツページなどで、色々なスポーツ選手の背景や想いを踏まえて、ストーリーとして伝えるとか、硬派なスポーツ雑誌で記事を書いてみるなどといったこと。思いつくととりあえずそれに向けて行動をおこしてしまう性分、この時も大手新聞社の論説委員が講師を勤める、文章教室の門をたたき、通った。そこで暫く通った後、講師に自分の想いを伝えたところ、言われたこと。「ある意味で記者になるセンスは備えていると思うよ。1つ目は、『この人なら話をしてもいいかな』と取材相手に思わせる雰囲気・性格を持っていること。2つ目は文章にパワーがあること。(今ではないかも!!)但し、1つ決定的に不足しているのが、言葉の豊かさ、語彙力。想像するに、記者や物を書く人からすると、圧倒的に本を読む量が不足している。もし1年就職浪人して、懸命に自分のところで勉強する気があれば、鍛えてあげられるけれど、どうする?」と。結局、自分の目的は文章を書くことではないように感じ、違う道を選択した。

そして今。この翻訳の仕事をしていて、この時の言葉をくっきり思い出す。当時の決断をした後は、結局そのままずるずると日本語力を鍛える機会を持つこともなく、本を読んだとしても、仕事のためのビジネス関連の本ばかり。 またそれ以外にも、本をあまり深く読んでこなかったことに関係するかな・・・と思うことも色々あり、少し反省。多読するつもりはないけれど、もうちょっと自分のために本を手にとろうかな。

Tuesday 13 November 2012

Diwali - インドの新年。

(過去分遡りでアップデート)

英国留学時に沢山のインド人の友人ができ、それを機に、色々なインドの文化、伝統を知るようになる。そんな中でも1つの大きなイベントが、Diwali。所謂、ヒンズー教の新年。

未だ実際インドでその現場に居合わせたことはないが、友人たちから聞くに、街中ライトアップされ、あちこちで爆竹がならされ、とんでもなくにぎやからしい。またある意味で新年なので、家族・友人たちがお互いメッセージをおくりあう。(注意なのは、1度イスラム教のインド人にも、Diwaliのお祝いのメッセージを送ったら、ちょっと憤慨された。。)

少し横道にそれたが、卒業後も、そんなインド人の友人たちと適宜連絡をとりあったりするのだが、お互いの誕生日やこうしたお互いの文化にとって大事なタイミングというのは、久々に連絡するよいきっかけになったりする。そんな訳で、今年も、自分にとって本当に大切なインド人の友人たちにDiwaliのメッセージを送る。

そして嬉しいメッセージの返信。または電話。久しぶりに元気な声を聞いたり、近況を知ったり。卒業からもう5年近くとなるので、みんなしっかり家族をもったり、変化も沢山。またとても嬉しく感じるのは、自分が信頼できる友人たちとの間に、自分がどんな状況にあろうと、変わらぬ友情を感じること。 MBAコースだったこともあり、キャリアをものすごく伸ばしている人も多々。ついつい、最近は卑屈になりがちで、今は何もできない、していないに等しい自分はつまらない人になっていっているのでは・・・と思ってしまうのだが、彼ら・彼女たちの関係は見かけ上の肩書ではなく、人としてコアのところで結ばれているかなと感じる。

またこれを機に、改めて日本にいる友人たちの大切さも感じる。お互いが何をしている人ということではなく、また距離が離れても大切に思える友人たち。筆不精だったり、何だか移住したら更に常に何かに追われていて、自分でもコントロールできない状態のため、なかなかその感謝の気持ちを伝えたり、個別にまめに連絡できずにいるが(許してください!)、機会を作ってその気持ちを伝えられるようにしたいなと思う。


Sunday 11 November 2012

色々なことを感じながら、黙々と仕事。

先週オランダ語集中コースの最終テストが終わり、運良くすぐに暫くお休みしていた契約ベースのお仕事が舞い込む。内容は、以前勤めていた会社の文書翻訳。ずっと5週間と少し、全速力で走りきった状態だったため、本当は少しほにゃっとしたり(リラックス)、色々なことを整理したり、ずっと読みたかった本を読んだり、やりたいことは色々あった。それに今回は翻訳するボリュームが多いし、納期も少しきつめ。でも我がパートナーに頼りっぱなし(金銭面で)の状況を少しでも改善したいし、内容的には勉強になりそうだしと、受注。

ペースを摑み、大体掛かりそうな時間の概算を把握し、どの程度各日に仕事をこなしていけばよいかを算段するまでは、とりあえず毎日できるところまでやろうと思ったものの、、、全く目処がつかない。やってもやっても終わらない。ということで、ひたすら黙々とお仕事中。

「どうやってこなれた日本語にできるか」で煮詰まることもあるのだが、オランダ語の勉強とは違い、大好きなジャズピアノをバックに流したり、美味しいコーヒーを入れて気分転換しているうちに、何となく糸口がつかめてくる。でも、やはり翻訳者として特別なトレーニングや勉強をしたことがなく、どちらかというと、この会社の特殊な仕事の内容に精通していて英語が一応できる(特に読み書き)ということが重きにあって受注できているので、翻訳途中に悩みはつきない。

そんな翻訳上の課題もありつつ、資料を見ているうちに、会社カルチャーの違いを痛感。実はこの会社でのパワーポイント資料は、ほとんどワードなどで作る詳細文書のような細かい内容が詰め込まれることが多い。また書き方も、形容的表現が多々あり、一文一文が少し長め。プレゼン兼報告書的な使い方をするので、仕方がないとはいえ、渡す相手にどちらかというと情報量で圧倒させる感じ。

一方、この会社の後に勤務した会社は、間逆。転職したての頃、プレゼン資料を作り、上司に見せると、「18ポイント以下の文字が多すぎ!文字使いすぎ!」と暫く言われつづけていた。社内カルチャーとしても、いかにシンプルにクリアに相手にものごとを伝えるかが大事な要素の1つとなっていたので、社内プレゼン資料のフォーマットにも色濃く反映されていた。でも、この誰もがわかりやすい言葉で、端的に相手に伝えることは結構難しい。それだけ自分が考え抜いて、「これだ」と思う状態になっていないと、簡易な言葉で言い切ることはできないからだ。

などなど、いい意味で追い詰められる状況でありつつも、色々昔を思い出したり、比較したりして、単純翻訳だけでなく、ちょっとしたいい振り返りになっている。とはいえ納期も着々と近づく。今週は最後の追い込み。今回の仕事が、次にまた仕事を受注できるかにも関わっていて、気は抜けないものの、この仕事が終わったら1-2日くらいはちょっと羽伸ばしたいな。


Thursday 8 November 2012

すっかり秋深まる。

オランダ語の5週間集中コースが進む間に、すっかりオランダは秋模様全開。

我が家の前の、村のメインロード沿いの木々は、葉が黄色くなったかと思いきや、結構早いスピードで落ち葉となり、道を埋め尽くす。そして各家庭のお庭もまた、芝生の上に、沢山の落ち葉が敷きつまる。

各家の住人が、家の前の道路周りの落ち葉を多少なりとも掃除しても、追いつかないほどの落ち葉量。そんな訳で、市役所手配と思われる清掃人たちが、巨大な掃除機のようなものがついたトラックで、落ち葉を吸い取っていく。といっても、頻繁に来るわけでもないので、その間に住人たちが片付けた落ち葉用の即席ゴミ箱(小さな丸い柵のようなもの)が、4-5メートルおきに設置されている。

ちなみに、みんなお庭の芝生の上の落ち葉、どうやって清掃しているのかなと思っていると、どこからか「ごぉー」という音が。何と掃除機を少しだけ大きくしたような機械で、落ち葉を端の方に吹き飛ばし、芝生外に出たところでかき集めて、捨てているみたい?

そう、そしてこれは他人事ではない。我が家のお庭も大変なことに。夏は日陰ができて気持ちがいいなぁなんて、悠長に思っていた木々。しっかり日々刻々と葉を落としていく。オランダ語コース中は片付けたいと思っても、心と身体の余裕がなかったので、放っておいたところ、大変なことに!芝生が見えないほど、葉が落ちてしまっていた。

ということで、差し迫ったお仕事があるとはいえども、少しずつお片づけ開始。ただあまりにも大量なので、どうやったらいいのか、少し途方に暮れる。まずはコツコツと、芝生の上ですっと掃きだせる落ち葉を、芝生の生えていない場所に寄せ集める。とはいえ、あっという間に落ち葉の山!ということで、落ち葉をかき集められる場所が埋まっては、また違うところに・・・・と、いつしか4-5箇所落ち葉の山の出来上がり。




そして今度はこの山をどうするか。外の落ち葉用即席ゴミ箱に運ぶのが1つだが、運んでも運んでも落ち葉の山が低くならない!その上、ゴミ箱は我が家からの落ち葉だけで、埋まってきてしまう。うーん、と考えあぐねて放置している間に、強い風が吹き、更に落ち葉は増えていく。

落ち葉との格闘、マダマダ続きそう。

Tuesday 6 November 2012

Samenspraak 久々の復活。

以前のポストでも何度か触れているのだが、この夏の終わりにSamenspraakというプロジェクトの枠組みで、週1回2時間一緒に話をしてくれるオランダ人ご夫人をアサインしてもらっていたのだが、約1ヶ月強、オランダ語集中コースのためお休みしていた。そして今日、久しぶりの再開/再会。

当初、ボランティアのオランダ人が、移民の家に出向く形と説明を受けていたものの、自分が対象地域外の住人にも関わらずアサインしてもらったので、彼女が我が家に出向くには少し遠く、暫くはお互いが出易い少し大きな街の駅のCafeでお会いしていた。ただやはり駅前Cafeということもあり、周りが騒がしがったり、話の途中で店を追い出されたりと、少し落ち着かなかった。それを痛感し、今回彼女からの提案で、彼女の自宅にてお話をすることに。

いつもの待ち合わせの駅にて、お互いキョロキョロ。そしてお互い見つけあい、久々の再会!いつもと変わらぬ笑顔で、ぱっとこころが暖かくなる。簡単に近況を話しながら、一緒に迎えに来てくださった旦那様含め、ご自宅へ。

今回は久々であること、また自分が通っていたコースおよびその成果に興味があられたようで、主には今回のコースのこと、コースを終えて今後どうやって勉強していこうと考えているか、また幾つかテキストにあるトピックで雑談が発展するなど、いつものごとく、あっという間に時間は過ぎる。そして今回も、2時間という約束を超えて、3時間近く話しこむ。

今思うと、集中コースでは、生徒たちが話すよう先生が促してはくれるものの、発音・文法、また「オランダらしい」文章で話しているかを常にチェックされるため、いつもびくびくしていた。そんな訳で、元々スピーキングが弱い上、拍車が掛かって、たどたど話す状態。語彙やリスニング力といった点では多少伸びを感じたものの、スピーキングでは伸びた気がしなかった。

でもこのプロジェクトで自分のパートナーになって下さっている彼女は、これまでも沢山、このプロジェクトのボランティアをし、色々な移民のパートナーになったり、色々なケースを見聞きしてきているからか、自分のマダマダつたないオランダ語をしっかりと受け止めて聞いてくださる。そして、やはり相手が分かってくれる、聞いてくれていると感じると、話しやすいもので、ついつい調子が出てきて、いつも以上にオランダ語がスムーズに口をついてでてくる。更に自分でも脳が活性化されてきていることが意識でき、徐々にここ最近5週間のコースで習った単語が、蘇ってくる。不思議な感覚。

更に有難いことには、発音が下手な悩みを伝えていることもあり、自分の話を聞きながらも、ここは直した方がよいと思う部分は、丁寧に発音を直してくださったり、単語が分からないために複雑に話してしまった部分を、どういう風に話すともっと分かり易いか教えてくださったり。このプロジェクトは言葉を教えるものではないとは言われているものの、ちょっとした個人レッスンのよう。

コースの先生からは、コースに通わずにスピーキングは伸びないのでは・・・と懸念されたけれど、また同じように詰め込み型でやるよりは、少し自分のペースでテキストをしっかり復習しながら、実際にしっかりと話す場を増やす方が、今の自分には必要なことかも、、、と感じたり。

ということで、あっという間の3時間。実践の場であり、色々な気づきの場であり(言葉だけではなく)、こうして素敵な方とめぐり合えたことに、改めて感謝!




Sunday 4 November 2012

町、おっと。村が少し進化中!

ここ1ヵ月半近く、オランダ語コースで手一杯で、村の中に出るときには、最低限必要なものだけの買い物をし、買い物する場所と家の間(一本道)をひたすら自転車で移動するという生活を送っていた。

この週末、とりあえず授業&テストから解放されたことで、少しまた周りをキョロキョロする余裕が出てきて、少し新たな発見。

いつものパン屋さんが店舗移動したのだが、その場所はこの夏に大型スーパーマーケットが開店した敷地の一角。早速パンの買出しに行くと、お店のオーナーさんが「今度はお店がちょっと小さくなるの」と言っていたのだが、あまりそれを感じさせない作りのお店。それに随分と小奇麗&おしゃれになっていて、びっくり!更に開店時間が長くなって、便利に。

そのパン屋さんを後に、スーパーマーケットに向う途中には、新たにまた1店工事中。覗いてみると、少しこじゃれた系のカフェ!東京や、オランダの他の都市にあるほどでは勿論ないのだけれど。これまで村にあるのは、飲食店はパブ系なところか、スナックスタンド(ポテトフライ、コロッケ、ハンバーガーなどのオランダのファーストフード。)だけだったので、これまた新鮮な驚き。

と、そういえば、新しいスーパーマーケットが開店する前に、この村の発展計画みたいなものが写真つき立て看板であったことを思い出す。確か、スーパーマーケットができた建物を中心地に据え、この辺りにお店が幾つかあるようなイメージ図画描いてあった。スーパーができただけで大イベントだったので、出来上がった後はすっかりこれで終わりかと思ってしまっていたが。。

ということで、東京での生活から比べるとスロースピードなのだけれど、村の活性化が進んでいるみたいだ。村の新聞(毎週村の中のイベントなどが告知される)にも、色々なクラブ活動があるようなので、もうちょっとこの村の活動ごとを探索して、出てみようかな?

Saturday 3 November 2012

ささやかなお祝い :)

昨晩、仕事から戻ってきた我がパートナー。ドアを開けると、「おめでとう!」と目の前にかわいらしいお花のセット!

おととい試験を終えて、結果発表前から、「合格したら赤いバラの花束買ってプレゼントするからね~」とは言っていたので、ものすごいサプライズではなかったけれど、お花のチョイスには嬉しい驚き。。自分が大好きな白の小さなお花と、グリーンと白というシンプルなトーン。もらう身ながら、上記コメント聞いていた時には、赤いバラって、自分とは全くかけ離れたイメージだなぁー、ま、今回試験合格できないだろうし、ま、いいかと思ったりしていたのだけれど。素朴だけれどセンスの良いこのセット、すっかりお気に入り。



最終テストに合格したとはいえ、スピーキングが落第しているので、完全な形で中級コースが卒業した訳ではないので、ちょっと気恥ずかしいのだけれど、やはり嬉しい。彼自身も沢山大変なことを抱えているなかで、毎日鬼気迫る雰囲気を醸し出していた自分を励まし、サポートしてくれたこと、本当に感謝。本当はその感謝をどう表現したらよいかと思って、実は自分も何かプレゼントしたい気分だったのだけれど・・・・・これはまた完全にコース卒業したら!

それにしても、東京で一緒に暮らしている頃には見受けられなかった行動が増えてきた。嬉しい変化?何はともあれ、いつも本当に有難う!




Friday 2 November 2012

オランダ語コース 最終テスト終了!

授業の最終日から、中5日。昨日は最終コースのテスト日。

相変わらず家族内があまり平穏でない状況のなか、時間を捻出してコツコツと全テキストを復習。ただ今回は何と、初級コース(43テキスト)と中級コース(45テキスト)の2つのテキストからテストされるため、本当に時間が足りない!

前回の初級コースの際には、2回連続して受講したこともあり、色々な形でテキストが脳にこびりついており、復習に手間取ることはなかった。でも今回は事情が違う。あまりしっくりいかない中で、次から次へと新しいテキストをこなしたので、自分の頭に定着していない。見直しをしても、何だか未だしっくりこない。かなり途方に暮れる。

そして向かえた試験日。初級コースのテキストからの出題は全て自動的に答えが頭から出てきたのだが、問題はやはり中級コースのテキストからの出題。問題自体は難しくないということは分かるのだが、ちょっと曖昧なままにしていたところが多々出てきて、自分の弱いところを着かれてしまったり、ふわふわっと頭に入っていたためにスペルミスをしたり。テスト終了間際に自信がない部分を数えると、合格前後の正答数。微妙。電車の中で更に見直しをすると、更に撃沈。間違いすぎ。

こんなに頑張ってきたのに、何故しっくりと自分のなかに落ちてきらないままなのかと、情けなくなり、涙も止まらず。今回のテストに落ちると、約1ヵ月後に再試が待っている。しっかりやり直すいい機会かもと言い聞かせつつ、やっぱりもうこれ以上家と勉強の両立は精神的にきつい。もし落ちたら、今年はあきらめて、最初から潔く来年同じコースを1からやり直しさせてもらおうかとも思いつめる。

そして結果発表の本日。色々な意味で気持ちを一新したくて、お家の一斉徹底大掃除に取り掛かる。そしてちょっと一息、ふとメールを見ると、「結果」とタイトルに入ったメール。2時間も前に来ているのに気づかなかった。恐る恐る空けると・・・、予想を反して、何とかこの最終テストはぎりぎり合格!但し、クラスでのスピーキングが十分でなかったため、今回はこれでコース卒業とはできないとのこと。スピーキングのために、フォローアップのコース(Intermediate Upperクラス)受講かテストを受けた上で、修了証となるらしい。むむぅ。ま、でも妥当なコメント。

こうして嵐のような約6週間が終了。何となく多少変化は感じるものの、未だ未だと思うことが多々ある状態だし、未だスピーキングのレベルアップという大きな課題も残っているので、完全にリリースされた訳ではないが、完全に脱落。悲しいわけでは全くないのだけれど、何故だか1人でがらんどうの家のなかで、暫く嗚咽。。本当に疲れているのかもしれない。

ということで、今日は少し自分を解放。有難いことに、昨日日本から仕事の発注(かなり大物!)が入ったので、オランダ語はリラックスした状態で時間を絞って勉強し、少しずつ明日からまた普段の生活に戻していこうかなと思う。