Friday 30 November 2012

オランダでの外国人人材に関する政策は変わるのか?

少し前になるが、Linkde-inで参加しているグループに1つの投稿があった。ここでは、教育関連の大臣による発言を引用した新聞記事が紹介されていた。

非常に端折った要約にすると・・・ オランダ国内で教育を受けた海外の優秀な人材は、大概卒業すると母国に戻る傾向がある。折角オランダで育てた優秀な人材をもう少し国内にとどめられるよう、大学・企業・政府が協力しあうことを模索してはどうかという提言。

ここの記事によると、高等教育機関或いは大学に、1年で87000人の留学生がいるとか。ちなみに、オランダは日本のように多数の若者が大学に行くわけではなく、大学数が限られており(12大学?)、ここでカウントされているのは大学で学ぶ留学生に限らないものの、結構な数のように感じる。実際、大学にある語学コースに参加してて、これは体感。キャンパスには、中国系(多分中国、台湾、シンガポールなど?)やインド系の学生が多々。(中にはオランダ国籍の人たちもいるかもとは思うが、殆どが英語で会話しているのが聞こえてくるので、留学生のよう。)

少し横道にそれてしまったけれど、多少”外国人・移民”に厳しくなっているここオランダで、将来外国人をひとくくりで見るのではなく、国のためになる人たちには道を別に作ろうとしていく”可能性”があるのかもと感じた。ただ、実際政府が旗を振っても、実際受け入れ側の企業がどう考えるかにもよるし、また他の問題が出てきてこの提言が一瞬の打ち上げ花火的に終わってしまうかもしれないし、マダマダ分からないけれど。。

ちなみに、上記大学でのキャンパスの様子を見てもう1つ感じたことは、中国・インドの人たちの勢い。元々の母集団の数が多いので何ともいえないが、英語圏の国だけではなく、ヨーロッパの国にこれだけ進出して、何かを学ぼう、何かを達成しようと貪欲だということ。そしてこうして子供たちを外に出して教育するだけのお金がしっかりある親が沢山いること。日本がどんどん勢い・貪欲さが薄れているように感じるので(勿論、中には意欲のある若者もいるけれど)、本当に好対照。本当に今は日本が踏ん張り時のように感じる。

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