Monday 30 September 2013

美的感覚の違い?

ここ1-2日近所を自転車で駆け抜けているうちに、ふと蘇ったオランダの田舎のお家の「第一印象」。それは、自分にとってはなのだけれど、「異常な人工美を極めたような綺麗さ」のお庭。

大きなお家も、1つの屋根の下に幾つかおうちが連なる”Rijtjeshuis”も、自分が「典型的なのかな?」と感じるデザインは、家の前に芝生が敷き詰められ、その周りにお花が咲き誇っているタイプ。そして、その芝生は大抵、いつ見ても几帳面なほど、塵一つないかのような状態。そして家によっては、家の横や後ろに様々なタイプのお花がワンサカと咲き誇っている。

そして今回実際に、この「典型的な」お庭のある一軒家に引越しをして、つくづく感じること。当然だけれど、この状態をキープするために、お庭手入れに相当の時間を要すること。。秋は勿論だが、多少風が強い日も多いため、気づけば落ち葉がそれとなく芝生の上に散布されたような状態になることもあるし、雨が続けば何と芝生の合間合間から様々な種類のきのこが発生していたり。

毎時間掃除をするわけにもいかないし、ほんのある程度であれば、落ち葉が落ちているのも自然でいいのでは、なんて思ってしまったりするのだが、これまでこの家に住んでいた我がパートナー両親に見つかり、「何故落ち葉がここにあるのか、掃除しなきゃだめだよ」と一撃(!)。そして未だ咲いているものの途中少し枯れかけている花があったことには気づいていたものの、多少咲いている部分があるうちはかわいそうとそのままにしていたものが見つかり(!)、無言で片っ端から思い余った様子で引っこ抜かれてしまったり。。

そこでふと気づく。これは、個人の性格なども多少影響するし、全員がそうではないとは思うが、国民一般的に「美的感覚」がやはり違うのかもしれないと。お庭もそうだが、実際おうちの中も、いつ訪ねても「ここモデルルーム?」と思わされるような、完璧なまでに磨き上げられて、ものが殆ど散らばっていることがあまりない。それはそれで綺麗なのだけれど、何となく人間味がないと感じてしまう時も。

ただ最近、オランダ人家族やその友人たちとのコーヒータイムにお邪魔しているときに、出くわした会話。それは、この田舎の辺りでは、天気がよいとサイクリングを楽しむのだけれど、みんなサイクリングしながら楽しむ景色・景観のなかには、当然各自のお庭も入る。だからこそ、「あそこの庭は素敵よね~、本当にいつも通りがかるたびに気分がよくなるわ」なんてコメントも。そう、「個人」の家だけれど、実際は自分たちが暮らす家も村の景観の一コマであり、ここに暮らす人たちが大事にしているその景観作りに貢献しなくてはなのかな・・・なんて漠然と感じた。

そのような訳で、美術に詳しい訳ではないので、感覚だけれど、「自然美」を大切にしているように感じる日本で生まれ育ったからか、少し戸惑いもありながらも、「オランダ式」にお庭・おうちメンテナンスに励む日々(大げさ!)。

(少し我が家のお庭の横顔)

Sunday 29 September 2013

ついに、初めての車がやってきた。

先日のブログ記事でも触れたのだが、紆余曲折しながらも、小さな車を購入し、先だっての金曜日の夕方、ついに自分の手元へ。販売店での受け取りとなり、各種手続きや、簡単に主要な操作の説明を受け、いざ自宅へ。2ヶ月ほど前に試乗はしていたものの、約20分ほどの距離を運転するとあり、少しドキドキしながら、出発。

我がパートナーを後続に従え(!)、相変わらずスピード制限を守っているうちに、自分の後ろに何台もの車がつかえ始めるも、一応規則にのっとっているのだからと、あまりナーバスにならずにマイペースに運転。そして、自宅に戻る一歩手前で、我がパートナー両親宅に立ち寄り、ちょっとしたお披露目。助手席や後部座席に腰掛けてみたり、車全体を眺め、結構二人ともお気に召されたよう?

そして最後は自宅へ。何だかこうして自分用の車があること、マダマダオランダで、色々な意味で一人立ちができていない気がするので、気恥ずかしいが、これで少し外に目を向け、行動範囲も広がりそうで、嬉しい。

暫くは近所や、知っている街までの遠出(といっても30分程度。。)で留まりそうだけれど、早く慣れて、「楽しんで」運転できる日がくると嬉しいな。

販売店の方が下さった、センスのよいかわいいお花と共に :)

Friday 27 September 2013

消防車が3台!村中の噂に。。

オランダに移ってきて以来、色々と少しずつ落ち着いてきたかに思うと、想像もしなかったような出来事が起こり、暫くその対応におおわらわ!といった状況が続いてきたのだが・・・ またしても、その「何か」が起こってしまった。

我がパートナーの牧場の一角にて、とある次の計画に向けて、一部中を改装工事してもらっていたのだが、そろそろ作業が終わるかな~と思った頃、作業をしていた若者がすごい形相で、走って我が家に駆け込んでくる。何と「火事!火事!煙が・・・」と言って、指をさした先を見てみると、牧場内にある1つの建物から、勢いよく茶色煙がモクモクと立ち込めているではないか!

最初は、その事態が飲み込めず、ええ、我が家ではないよね、実は隣の家からじゃないの?と、じーっと煙の元を見ていると、やはり彼が言った通り、彼が作業していた場所から煙が立ち込めている。やっと異常事態だと気づき、近くまで駆け寄ると、既に近所の人たちが集まってきている。あまり未だきちんと挨拶もしていなかったので、誰が誰だかわからないなか、話かけてきてくれた人の話を聞くと、とりあえず消防車は呼んだから、まずはそれを待つべしとのこと。その言葉から、5分程度すると、遠くからサイレン音が近づいてきて、あっという間に3台の大きな消防車が到着。物凄い厳重な防具を着込んだ消防士さんたちが、続々と牧場の敷地に入り、火の出荷元と思われるところに、これまた物凄く大きなマスクを装着し、探知機のようなものを手に入っていく。え、私たちマスクしていないけれど、この煙吸ったら危ないの!?なんて少々怖くなったのだが、後々聞くと、「念のため」だったらしい。。

ともあれ、とりあえず状況をつかめたらしい消防士さんたちが、今度は火と煙が広がらないように消火活動に入ろうとしたところで・・・・色々と聞かれるも、さっぱり分からない。日常牧場を手伝っているとはいえ、知らないことが沢山ありすぎだったことに痛感。。そのような中、何度かかけてもつながらなかった我がパートナーが運良くつかまり、状況を説明し、消防士さんに代わってもらい、直接話をつけてもらう。そして、何とか収まり、一安心。そして色々状況を聞いているうちに、どうやら原因は、作業をしていた若者が、火花がでる器具を使っていたところ、その火花が可燃物に移り、瞬く間に全てをもやしてしまったらしい。

この間、さすがに小さな村。また消防車がここまで沢山来ることは早々ないようで、沢山の人たちが様子見をしに来たり、「あなたのお隣さん、火事になっているわよ!」と電話をうけて外出先から急遽戻ってきたお隣さんが訪ねてきたり。。また当日の午後・夕方には、噂はすっかり広まっていたよう。会う人会う人から、「大丈夫?」と質問されるはめに。

さて、火事は収まったものの、出火した場所を除いてみると、屋根の内側が全て焼け、溶け出したものが床に散らばり、片付けて何とかなる範囲を超えてしまっている。我が家側に過失はないものの、消防士オフィサーによる検証や、保険関係の人たちの検証やらで、ワサワサ状態が暫く続きそう。でも、みんな案外サバサバ。パニックしても仕方なし、なるようにしかならないし、最後は”Komt goed”(良い方向になんとかなる)だそう。

とりあえず、オランダ式に、できることを淡々とやり、何とか事態が改善することを願って!

Thursday 26 September 2013

オランダはまだ希望の国?

ここ最近、もしかしたらまだ一部の国の一部の人たちから、オランダは未だ、移民に比較的優しく、「あそこに行けば何かが開けるかもしれない」と思われているのかも?と思わされることに遭遇。

時に応じて受け入れてきた人たちの種類と理由は違うけれど、オランダは多様な移民を受け入れて発展してきた国ではある。また特に世界第二次大戦後には、急速な工業化で働き手が足りなく、トルコ・モロッコなどの国々から、労働者の補充のために移民を受け入れてきたり、オランダ人気質より、困っている人に手を差し伸べる傾向があるからか、難民を比較的よく受け入れてきているように感じる。(具体的な数字がないので、これまで見聞きしたり、オランダ語コースで学んだことから感覚で感じていることなのだけれど・・・)

ただ、ここまで多様な人たちが共存しているものの、宗教・バックグラウンド・元々の国籍などなどでコミュニティが分かれていて、それぞれが融合しきれずにきているのも事実のよう。そうした事情から派生していると思われる社会問題もあり、ここに来て、移民関連の施策が厳しくとられるようになってきているように感じる。オランダ国内で暮らしていると、ニュースなり、オランダ人との会話から、この国で(Expertとして海外から来ている人を除き)移民が経済的に一人立ちして生きていくのには、それなりの時間と努力が必要だろうなと感じる。(日本に移民するのは更に大変な気がするけれど・・・)

そんなことをぼんやりと思っている時に、先日も別件ブログポストでちらりと触れたのだが、英国MBAのシリア人クラスメイトからコンタクト。ここ最近のシリア情勢をみていて、彼は大丈夫だろうか?と感じていたので、元気そうにコンタクトをしてきたことにちょっと安心。ちなみにやんわりと状況を聞いてみると、「ダマスカスの中心部は、昔と変わらず、安全」とか。多分、それなりに優遇されたり、成功している人たちは、まだかなり違う扱いがされているのかもしれない。結局犠牲になっているのは「一般市民」なのではと、知っている人が無事なのは嬉しいものの、少しこれは複雑な思い。

でも安全とはいいつつも、やはり国外に出ることを考えている様子で、「周りの人たちからのアドバイスもあり、言葉も問題なさそうだし、安定していそうなオランダかルクセンブルグに移りたいなと思っいたところ、コンタクトをしてみたオランダのリクルートエージェンシーの人と話をしたら、すぐにでも仕事を見つけてあげられるって言われたのだけれど、本当のところオランダってどうよ?」というのが彼の質問。何だかびっくり!これだけオランダ国内で暗いニュースや、国・地方都市の財政状況を少しでもよくするために次々に大小施策が打たれている話ばかり聞いていたし、自分もすっかり不況の波をかぶっているかのような状況のため、ひどく温度差を感じた。きっと、マダマダ、今までの好況だった頃のイメージがあるままなのかな?なんて。

Wednesday 25 September 2013

オランダの田舎で、秋の様相。

現在住んでいる村のある地域は、牛・羊・鶏の農場もそれなりにあるのだが、果物の生産地としても有名らしい。先日も我が家に届いた、オランダの農業系の専門紙の一面に、「リンゴの収穫が始った!」との見出しと共に掲げられた写真は、この7月まで住んでいた隣村の農家さんのものだった。

確かに、ちょっと歩くと、リンゴ、梨、さくらんぼ、プラムなどが成っている木々に出くわし、各農家さん直売の出店もある。目印は、小さなボードに”Te Koop"と書かれ、小さめなオランダ国旗。春から、徐々に実がなり、少しずつ大きくなり、緑色からそれぞれの適した色に変わっていく様子を見ると、季節の移り変わりを肌と目で感じられて、なかなか楽しい。

でも、色の変わり方は、同じ日でも、場所により大分違う!例えば、殆どのところは未だ緑色なりんごしかなっていないのに、ふと日当りの良いところに植わっているリンゴを見ると、当たり前だけど既に綺麗な赤色になっている。

などなど。少しその様子をお裾分け。(全て同じ日、違う場所にて撮影)






Tuesday 24 September 2013

International カップルのチャレンジ。

小さな国だし、国民性は見かけやイメージよりは案外保守的なところもある割りには、結構国籍の違うカップルが多いように感じるオランダ。例えば、オランダ語学校に行くと、多いときにはクラスの70%ほどが、男女問わず、オランダ人のパートナーがいるが故に、オランダで暮らし始めたという人であることも。

そしてまた、TVでは、毎週木曜日の夜、"Liefs uit..." というインターナショナルカップルのドキュメンタリーがあり、各回1カップルがクローズアップされ、これまでのなれ初めや、ぶち当たっている壁や、その壁に対してのカップルの葛藤他に迫った内容になっている。

自分も国籍の違うカップル故、内容にはとても興味を持っていたのだが、毎晩この番組が放映されている時間帯は、牧場のお手伝い中。ということで、いつも大概見逃していた。ただ、本当にたまたま、牧場の事情により、仕事が少なかった先週、たまたまTVをつけて、放映中のこの番組を見つけ、そのまま見ることに。

この回に取り上げられていたカップルは、オランダ人男性とシンガポール人女性の若いカップル。若者らしく(!)インターネットで知り合い、2-3年後に、彼女がオランダにやって来たらしい。彼女は、シンガポールでは看護婦さんをしていたようなのだが、言葉や何やら壁があり、オランダで仕事を続けることができず。また住んでいるところが村(うちの村から比べたら、都会だけれど!)であったり、沢山うまくいかないことがあり、2年ほど住んだ後、シンガポールに帰り、暫く戻らず。8ヶ月ほど経った際に、彼がシンガポールまで彼女に会いに出かけたことで、悩んだ末、オランダに戻ることになったのだが、戻った後も、様々な壁・葛藤にぶち当たっている様子が映し出される。

彼らとは、出逢った背景、住んでいる地域、国籍、趣味・趣向の違いがあれど、彼女がインタビューで語る内容や、番組のナレーションの局所局所で、ずしりと感じるものがある。これまでの人生で築き上げてきたものを全て一端ストップして、全く新しい環境・人間関係・文化の中に飛び込むことは、誰もが全てすんなりいく訳ではないということ。そして、多分、途中で投げ出してしまう人もいるのではと思うなかで、彼女が踏み出した小さな一歩。迷いが多少ありつつも、この踏み出しにより、彼女の表情も、物事の捉え方もよい方向に変わっていく様子を見て、感じるものが多々あった。また、その悩める彼女をあきらめずに向き合ったり、サポートしていた彼の優しさと我慢強さにも、感嘆。

ここ最近、うまく思うように進まないことを抱えすぎて、かなり追い詰められ気味だったのだが、友人・知人と様々な話をすることで、大分前向きに考え、小さなステップでもいいから、焦らずにやっていこうと思うようになってきていた。とはいえ、心のどこか奥底で、キャップをかけていた気持ちに触れてしまったのかもしれない。

ともあれ、自分が前を向いて足を踏み出す気持ちにさせると同時に、改めて不安点な自分を時にはサンドバック(!)状態になりつつ、我慢強く見守ってくれた我がパートナーに感謝しなくては・・・と思う良いきっかけになった。何だかここ最近立て続けに、Negative ModeからPositive Modeに自分を向かせる何かが起こっているような。

※ちなみに、ご存知の方が多いと思うのですが、オランダのテレビ番組を見逃した場合、インターネット上で繰り返し見ることができます!さすがにオランダ国外からはアクセスできないかも、、、ですが、この番組の映像はこちら

Monday 23 September 2013

保険料のディスカウント?

1-2つほど前のブログ記事で書いたばかりだが、急遽車が非常に早いペースで手に入ることになり、諸々手続きが必要となる。その大きなものの1つが、保険の加入。

車の販売店がアレンジできるようで、彼ら経由でお願いした場合の保険の見積りをベンチマークにしつつ、我がパートナーが自分が加入しているところにも見積り依頼。最初の第一声で出された価格は、ベンチマークの見積りより大分高め。どうやら理由は、自分が外国人で、滞在許可証を持っているといえども期間限定であるし、仕事もなく、やはり保険を売る側としては、絶対的に信頼できるものがなかったためのよう。

そこで、交渉好き・上手を自称する我がパートナー、色々と試みた結果、最終的には何と同じ保険条件なのに、最初提示された額の半額の額を提示されたとのこと。これで多少、車を使用し続けることでの毎月の固定費が楽になったので、少し嬉しい。

ともあれ、うーん、、今回の車購入でのディスカウントといい、本当に交渉社会だな、、と感じる。また、自分が、パートナーなしでは、このオランダ社会では信頼できる人物として扱ってもらえてない事実に改めてぶち当たり、少し寂しい。焦る気持ちは横に置きつつも、この新しい社会で、一人前な位置づけになれるように少しずつ前に進められるといいな、なんて思う今日この頃。


Sunday 22 September 2013

お祝い三昧。

この週末前~週末にかけて、幾つかお祝い続き。

まずは我がパートナーのお誕生日があり、その翌日は彼の父の誕生日。いつもの年は、彼の父の誕生日に合同で家族と、彼の両親のお友達が、出たり入ったりとやってきて、こじんまりとお祝い。ただ今年は、いつもお世話になっている同じ村の牛の農場主さんの結婚25周年パーティーの日とお誕生日がバッティングし、1日後ろ倒しでの、家族の誕生日お祝いとなった。

我がパートナーの誕生日当日は、会社で一応お祝いを受けた様子。とはいえ、オランダ式誕生日お祝いなため、「誕生日の主が、自分でケーキ類を買ってきて、自分の上司・同僚・部下に配り、お返しにお祝いの言葉をかけてもらう」という形だったよう。。既に日本式の誕生日お祝い(!)を知ってしまっている手前、「何で自分が・・・・」とぶつぶつと言いつつ、一応ちょっと嬉しそう。そして夜は、二人でこじんまりとお祝いをするため、いつもの近くの他の村にあるお気に入りのビストロへ。予約を取る際に、「実は、彼が誕生日なので、少しだけデザートのときに、お祝いっぽいことをお願いできますか?」と伝えたので、少しサプライズで、豪華目なデザートを楽しむ。

そして翌日は、上記の農場主さんの結婚25周年パーティー。この辺りに住む人たちは、お誕生日のパーティーだと、比較的自宅や自宅敷地内にある大きめなガレージを開放して行うことが多い。たが今回はそれなりの節目のパーティとあり、村の少し大きめのPubが会場に。多少のおめかしをしながらも、今回は同じ村内ということで、何と自転車で会場へ!

会場につくと、やはり前回の隣人のパーティーのときのように、アルコールが入る前は、みな知り合い同志で固まってお話。最初はコーヒー・紅茶と、ケーキで始まりということもあり、さらにちょっとかしこまった感じに。ただ徐々にアルコール&オランダ式スナックがサーブされだすと、顔見知りであったり、知り合いの知り合いということで、色々とおしゃべりが始る。またやはり小さな村、普通であると自分の顔を見ると、「中国からきたの?」と聞かれることが多いのだが、既に彼が日本から連れて帰って来たという情報が散布されているらしく(!)、最初から日本人であると分かった上で、話しかけられることが多い。

せっかく話しかけてもらているのでと、この日も、アルコールを入れて(言い訳!)、勇気を出して、「未だ勉強中なのだけれど・・」と前置きを置いてオランダ語で話をしとおすと、相手が心を開いてくれているなと感じる速度が速い。そして今回も、段々と同じ村でお近づきになっていけそうな方々と知り合うことができ、少し嬉しい :) また結局調子に乗って、会のお開きとなってもずるずると人と話をしていたため、帰宅すると夜中の3時! 最近、「彼女は結構飲むらしい」と噂が立ち始めているらしく、これでまた噂を助長させてしまうかも・・・気をつけなくては(なんちゃって)。

そして週末最後は、家族合同お誕生日お祝い会。家族(彼の両親の兄弟や親戚含む)と、ごくごく親しい方々のため、普段から何回かお話していることもあり、リラックスしながら時を過ごす。こうした状況は、家族が近くに住んでいるという利点であり、こうして信頼のおけると感じる人たちと良い関係性が築けつつあるのは、本当に有難く、嬉しいなと思う。

ということで、お祝いに、買い物に、諸々多忙な週末。また忙しいだけでなく、甘いもの・アルコール類の摂取過多気味・・・少し今週は控えめな生活をせねば!(なんて)

Saturday 21 September 2013

ついに・・・・人生初のMy Car! :)

喧々諤々、”家族内”で議論が続いた、自分専用の車購入話。盛り上がりかけては、消え、そして蒸し返し・・・の末、やっと大勢賛成で購入にたどり着く。

元々は、公共交通手段の発展してないため、ほぼ殆どの家庭が一人に1台状態(子供除く)の小さな村に引っ越すことになった段階で、”Kleintje”と呼ばれる小型車を購入しようという話がでていた。このカテゴリーの車は、小さいだけあって、元々の値段も低いし、国の経済政策として使っている間の税金がゼロ(Orかなり安い税金)とあり、最近ではオランダでも一定のボリュームをもった市場になっている。新聞でも、世界の大手自動車会社が出しているラインナップを紹介する記事もあり、ドイツ・フランス・イタリア・アメリカ・日本・韓国の主要メーカーの車種と価格一覧が掲載されていたり。また特に自分が住む近辺は、全般的に車がないと生活しづらい環境にあるので、このカテゴリーに入る車が始終あちらこちらを走っている。

ということで、世間一般的(!)には、田舎に住む家族としては、贅沢をしていることにはならないと思われるのだが、やはり固定収入が未だない身分。就職できるかも・・・という可能性がぽしゃってしまった段階で、車を買う話もしぼむ。でも、沢山の食料品・生活品類のお買い物品を抱え、自転車で片道30分・・・は、結構つらい。夏の天気が良いときは未だしも、これから雨の多い秋・寒い冬になったときにはどうするの!?とか、ちゃんとした所要(病院など)で出かけるために異常に時間と車のガス代以上にかかる高い交通費をかけているのはどうなのか・・・など、不安と不満が入り混じり。

ただ、天候が悪くとも、自転車通勤・通学をものともしない傾向にある(!)オランダ人、天候や時間がかかるといった理由では、「そのくらい・・・」といった言葉を発するひとも少なからず。最後の購入説得の決め手は、やはり”節約家”の要素に。公共交通機関に掛かるお金もばかにならないのではと、バス・電車代と、想定されるガソリン代を比較し、どうも保険・税金などを払っても、車を使った方が多少安いか、ほぼ同額になるということで、周りも納得。

そして、いざ車選び。特に日本の友人たちからは、やはり「日本車が安定しているのでいいのでは」と多数のアドバイスをいただいたし、やはり海外で暮らしている分、日本に多少でも貢献したいな・・・と思い、最初は日系自動車メーカーのものがリストのトップに。ただ、実際にまず1つターゲットの一番安い車(フランス系のメーカーと共同生産しているもの・・・・)の試乗に行ったところ、どうしてもどうしても好きになれなかった。。わがままを言える身分ではないのだが、乗っているときの運転席のすわり心地がすごく悪いのだが、安いタイプのため調整ができない。このため、万一多少でも長時間運転するとなると、心地が非常に悪い。また安いラインだから仕方がないのだが、とにかく全てがシンプル・マニュアル。面白みがまったくなく、「ワクワク」しない。ではと、もう1つ候補に考え始めた、スマートに見えた日系メーカーの車はというと、、、思ったより高い!日本で購入するともう少しこなれた価格なのかもしれないのだが・・・ということで、残念ながら断念。

そこで、日本の友人たちから「評判悪かった」(!)イタリア車(といえば分かってしまうけれど・・)に、ものは試しで試乗に出かけると・・・・・ 一目・一乗りでとりこに!安いラインの車にも関わらず、インテリアにはふんだんに遊び心とおしゃれさが満載(自分にとっては。。)。また運転席からの視界も比較的高くて見やすい。多少発進のときのエンジン音がするが、自分にとっては「かわいらしい」程度で、嫌な思いはしない。そして運転してみたときの、心のそこからくるワクワク感。完全に、たまたま自分「ツボ」にはまっただけなため、万人受けするものではないのかもしれないのだが、完全にとりこに。

そして思い出したのが、一人の友人が言ってくれたコメント。彼は、これまで日本車を買ったことがなく、欧州車ばかり利用してきたとか。理由は、「ひとそれぞれ何に価値を置き、優先を置くか違うので」と前置きをした上で、自分が乗ってワクワクする車を選んできた結果とのことだった。何だかこのコメントが非常に響き、初めての車、冒険してもいいかな(あれ、最初は安定したものを選ぶべき!?)と、イタリアの車を購入することに。ちなみに、性能とデザイン重視から常に、とあるドイツ車メーカーの車を常に乗ってきていて、かつ車系のエンジニア関連の仕事をしているある種”Specialist”の我がパートナーなのだけれど、何故か今回妙に自分の希望に賛同。

そして本日いざ販売店へ。この低価格帯の車は、比較的値崩れしないとのことで、どうせならば最初の3年間故障があったときに保障をしてくれる新車を買うことに。ただ低価格帯なだけあり、最低限の機能・アクセサリーしかついておらず、少しでもAdd-onしていくと、それなりに値段が張ってしまう。よって、最低限のものを選ぼうと思っていたのだが、今回薦められたのは、展示モデルの購入。

理由は、ここ最近、欧州で排気量か何かの規制が変わる可能性が高く(Or決まった?)、生産する車の仕様変更が必要になっているらしいのだが、未だその詳細が決まっておらず、生産がトーンダウンしているとか。もし完全にオーダーをすると、最低でも3ヶ月待ちの可能性があると。ただ、日本とはちが、「多分」と言われる以上、4ヶ月なり、半年なりに伸びる可能性もある。来年になると、この価格帯の車への税金優遇がなくなるらしく、結局薦められた展示モデルを購入。ただ、展示モデルのため、オプション・カラーに選択の余地はなく、展示用として飾られたり、試乗された期間分は、新車保障から引かれるのだが、その分、価格交渉をして、ディスカウントをかなりしてもらうことに。

また何より、既に現物があるので、販売店側で新車同様に綺麗に掃除をしなおして受け渡しのため、何と来週末には自分たちの手元に!冬中に届けば御の字かなくらいに思っていただけに、拍子抜け。まだ実感もわかず。

車がある分、平日の牧場の手伝いが増える可能性も多々ありつつ(それが目論見?)、でもこれで無事、行動範囲が少し広がり、目も外に向けていけるようになり、少し前進しているように感じ嬉しい。でも、せめても、ガソリン代プラスαは、自分で稼げるようになりたいな・・・と改めて思ったり。

Friday 20 September 2013

今週は少し上向き?

自分が想像していた以上に、住環境の変化や諸々のスタック状況から、精神的に参り気味だった約1ヶ月半。そのようななか、昔からの友人や家族、オランダに来てからできたお友達と、久しぶりに話をしたり、メールをするなかで、徐々に気持ちが上向きになってきたような気がする。

ついつい違う文化のなか、言葉がまだつたない状況にあると、「こんなこと思うのって、ヘンなのかな・・」とか、「どう表現していいか分からないから」と自分の心のなかに押し込めたりしていたようで、色々なことがつもりにつもってふんづまっていたのかもしれない。

英国留学時も、オランダに移住してきてからこちらに引っ越すまでの1年半弱も、どちらかというと、落ち込む時間より、文化や言葉になれるために勉強することに必死だったから、しらずしらずに、むしろ日本語を使わない・日本の人とばかり一緒にいないという環境に身を置くようになっていた。それが「きついこと」とも「ストレス」とも思わなかったのだが、多少落ち着き先が定まってきて、運良くOr悪くフルタイムでの仕事が未だなくて、いろいろ野暮用はあれども、全速力でトライするものが少なくなってきた今は、少し無意識ながら自分の気持ちに変化があったのかもしれない。「日本にいて、日本語で、友達や家族に、他愛のない愚痴を言えてれば、発散できて、そこまで落ち込まなかったのかもね」と友人から何気なく言われた言葉に、妙に頷けてしまった。

ともあれ、色々と友人たちに聞いてもらったり、経験をシェアしてもらったり、他愛のない話もしたりしているうちに、心の定め方が少し見えてきたり、目指したい方向性探しをする元気がでてきたのだが、それに加え、嬉しいコンタクトも! 日本にいる友人や知人から、オランダでの生活で少し困っていたことを解決する手立てになるものを送ってもらったり、随分前にお渡しした贈り物のお礼返しのプレゼントをいただいたり。生活が改善する!というだけでなく、その心遣いに本当に嬉しい気持ちに。

更には、英国MBAのクラスメイトで、親友の一人であるインド人の友人から、結婚が決まったとのお知らせ!色々と悩みが多かった彼女なのだが、人生を共に過ごしたいと思える人に出逢えたという知らせは、自分のことのように嬉しい。そして、彼女のインドでの結婚式は、イギリスで時間を共にした大事な親友たちが結集することに。個別に会うことはあっても、一堂が介するとは、、本当に今から、久しぶりの再会が待ち遠しい気持ちで一杯に。

色々マダマダ悩み深きことも多いけれど、少しずつ、良い出来事もぽつぽつと入り、気持ちも上向きになってきたかな?本当に友人・家族に感謝!

Wednesday 18 September 2013

Patricia .... "Integration" is almost completed?

”独り暮らし”状態から、羊の親子との共同生活を始めた、子羊のPatricia。

最初の頃は、共存の仕方を知らず、怖い思いをしたり、(多分)違った意味の孤独感を感じたりしたのではないかと思うのだが、ここ最近、急速になじみ始めている様子。

今までは、群れを成している母羊+双子の子供+母羊を亡くした子羊のグループから、何となく距離感を持ち、ひとりぽつーんと寝そべったり、草を食べたりしていた。そして自分が様子を見にきたり、餌を持ってくると、自分の姿を見つけるたびに、全速力で走りより、ぴたりと横を離れなかったり、じゃれてきたり。

ところが、ここ最近時折遠くから様子を伺っていると、特に子羊たちとはかなり距離を縮めてきた様子。同じあたりで草を食べていたり、寝そべっていたり。また他の子羊に時折ちょっかいを出してみたり、逆にちょっかいを出されても逃げずにじーっとしていたり。


 そして今日。餌を持っていく自分の姿を見るなり、先頭を歩き、他の子羊たちがPatriciaに従って歩いている姿を発見。ちょっと顔がいつもよりこわばっているように見えるが、何だかこの姿を見て、Patriciaがこの羊のグループにしっかりとメンバーの一員として認知され、足のハンディキャップもあり動きが遅い時もあるのだが、積極的に動いている姿に、妙に嬉しくなってしまった。




そろそろ自分も、新しい社会・村で少しずつ、自信をもって自分の足でできることを増やしていきたいな・・・と勇気と元気をもらえたような。


(おまけ:いたずら好きな性格は変わらず!)

Monday 16 September 2013

引越し後・・・さぁやっと、内装変え開始!

引越し入りする直前まで、誰かしらが住んでいた家に即入居するということは、色々なことが並行作業であったり、後回しになる。とりあえず荷物を運び込むというミッションを終え、大きな課題は2つ。

1つは、未だこれまでの居住人の家具・荷物が大量に残っているので、家の中が片付かない!もし家族でなければ、冷たく(!)割り切って、契約期間満了と共に全てを問答無用に引き払ってもらうことも可能ではあるが、住んでいたのが我がパートナーの両親!ということで、あの手この手で少しずつ、置き去りにされてしまった荷物を整理・動かしていくことに。この攻防(!)は暫く続きそうな予感。

そしてもう1つは、内装変え。非常に綺麗好きで、良い状態に保ってくれていた家であるとはいえ、非常に長い年月(40年以上)経っている家。絵が飾ってあったり、家具が置いてあった後ろにあたる壁の色が変わっていたり。また少し時代にそぐわないデザイン・色のものがあったり、色々と多少の内装をしなおす部分がある。

このため、今回、これまで他の家族もお世話になり、近辺の村々でも評判の良い、ペンキ屋さんに来ていただくことに。ただこれまた、事情があり、アポとりがなかなかうまくいかず、引越し前に既に打診は始めていたものの、1ヵ月半たって、やっと現地を見ていただくことに。

自分たち素人では分からない部分もあるので、「こんな風にしたい」というアイディアをお話しながら、色々アドバイスをもらいつつ、とりあえず今後のスケジュールをつめる。また大量のカラーチップを渡され、絞込みはかなりできているものの、最終の色を決めるよう、宿題をいただく(笑)

多少、この色々なことがゆったりと動く進捗の遅さに、むぅーと思うこともありつつも、今回の内装変え、新たな家具と絨毯の到着と、10月末までに”一部の”(!)部屋が目指したい方向に落ち着きそうなので、嬉しさも。

無事このまま、つつがなく進むことを祈りつつ・・・ :)

Sunday 15 September 2013

オランダで、International リクルーティングフェア初体験。

ほぼ、即刻の就職はあきらめてはいるものの、ずっと自力で活動した中で、自分がたどり着きつつある、このオランダの労働市場のなかでの自分の位置づけに関しての考察・評価がまっとうなのか、第三者意見を知りたいと思い、初めてNon-Native(オランダ人以外)向けのリクルーティングフェアなるものに参加。

これまでのブログでも散々書いている通り、オランダのマーケットでは、オランダ企業も、アメリカ他の外国企業も、在蘭日本企業も、非常に自分のプロファイルはフィットしづらいと思っているのだが、一方で自分を取り巻くオランダ人家族とその友人たち(特に年配の方々)から、いくら自説を話しても、「アプローチが悪いのでは」「ちゃんと活動していないからだ」など、仕事が見つからないのは、自分の努力・方向性違いといった発言も多く、段々と自分が悪いのか・・・と自信を失いかけ、プレッシャーとなりつつあった。だからこそ、もしかしたら、仕事を見つけるという以上に、識者・経験者の見解を集めに行き、周りにも自分にも、これから踏み出す方向性を変えていくきっかけにしたかったという気持ちがある。

背景はさておき、それぞれのバックグラウンドや経験により違うので、全ての方に参考になるか分からないのだけれど、ここで把握できた現状を、自分の覚書も兼ねて、シェアしてみようと思う。

今回参加したフェアは、外国籍でオランダ語があまりできない”International"人材をマッチングするエージェンシーが中心となって出展。欧州国籍だが、オランダ語ができぬままオランダで就職をしている元同僚の友人からも、秋口に幾つか大きなリクルーティングフェアがあり、それが彼のオランダでの就職活動に役立ったとは聞いていたので、毎年恒例なのかもしれない。ちなみに、例年と違うのかもしれないが、求人案件を持つ企業が直接人を探すために利用しようとしているケースは非常に少なかった。

会場に赴くと、比較的小さなスペースに、人だかり。著名なエージェンシーの前には沢山の人が行列して、リクルーターと話をする順番を待っている。ちなみに待っている人たちを見ると、どちらかというと、アジア系(中国・韓国籍の方々?)、インド系、中東系の人たちが多く、欧州系の人はまばら。

さて今回自分は、最近オランダでの就職機会をさぐるべく、久しぶりに自分にコンタクトをしてきてくれたMBAのシリア人クラスメートが教えてくれたエージェンシのブースへ。このクラスメート曰く、「コンタクトしたら、いくらでもあなたに仕事を紹介できると言ってくれた」とのことだが、本当かな・・・と半信半疑でイベント参加前に、Webサイトを見たところ、比較的リクルーターの人たちのその筋の経歴が長く、それなりに信頼ができそうではあるので、ものは試しと感じたため。少し様子伺いをしていると、運良く、まさに自分が専門とする分野のリクルーターを長くやっていた人が、ぽっと順番待ちが空いたため、思わず飛び込み、声を掛ける。まずは、「Webサイトであなたのお顔と経歴を拝見してきました」と話すと、ぱっと笑顔。そして、「これまでの活動を通して、非常に自分が難しいプロファイルなのではと思うのだけれど、ぜひ経験者のあなたの見解やアドバイスをいただけたらと思ってきました」とい話すと、「CVを見せてくれますか?」とすぐに申し出てくださる。そしてぱっと見ていわれたこと。まずは、「Work Permitは既にあるのか?ないとまず難しいね」と。CV上にあるとは書いてあったのだが、どうも目にいきにくい場所に書いてしまっていたようだったので、指をさしながら、「Work Permitは大丈夫です。あります」と伝える。そこで暫くまたCVを見た後、今度は「あ、僕もこの大学で勉強したんだよ」と、自分の英国ビジネススクールのアルムナイだったことが発覚。たまたまの共通点だったのだが、この事実により、多少は本気で親身になりかけてくれていることを感じる。何故なら、非常にいいにくそうだが、率直に言葉を選びながら、アドバイスを始めてくれたからだ。

そこでいわれたこと。「非常に魅力的な経験を積んでいるのは事実。そしてもしそれぞれのあなたのこの職歴のタイトルとAchievementの横に、『Japan』ではなく、『Netherlands or Europeの国』と書かれていたら、間違いなく来週にでも、僕自身が抱える案件のインタビューに呼ぶし、企業側もとびつくと思う。ただ残念ながら、今の経済状況で、オランダ・欧州企業は、経験が日本やアジアに限定されているプロファイルには見向きもしない」と。「1つの可能性は、日本企業。例えば、○○会社など、これまでも、日本語ができる人をというリクエストをもらったりしたよ」と。ただ実はまさにこの○○会社、自分が履歴書を送った時には「こんなにスキルがある人は探していません」とお断りされているので、すかざす「でもね・・・」とこの事実と、自分が感じている日本企業のなかで自分のプロファイルでポジションを探す難しさを伝えると、あっさりと同意。そして「うん、残念ながら難しいだろうね」と。ただ、同じ大学で勉強しているということと、経歴自体には興味を感じてくれたのか、個人の名刺をくださり、「難しいとは思うけれど、もう一度何か手はないか考えてみたいので、このアドレスにCVのファイルを送ってくれるかい?」とのこと。やはりと納得することばかりだったので、希望は薄いと分かりつつ、御礼を伝えて、立ち去る。

と、あっさり当初のターゲットとなる会社とコンタクトができてしまったものの、今回折角はるばる赴いたイベント、1つだけでは勿体ないので、とりあえず他のエージェンシ・リクルーターの反応も見たくて、何となく信頼できそうな会社のブースに片端から訪問。ただそこで感じたこと。見るからにリクルーター歴が浅そうで、「何となく」薄そうなリクルーターは、CVを見ても見た後も、「インターネットから情報を登録してください。毎日沢山案件が出てますから、そこで自分がアプライしたいものがあったら、コンタクトしてきてください」の一点張り。多少彼ら・彼女なりに選別はしているのだろうが、アジア系の自分の容姿を見たときから、最後の対応までその態度は一貫していた。一方で、多少経験が長そう(人生の経験も!)なリクルーターは、こちらがしっかりとした目的と経歴を持っていることを分かると、真摯な対応。・・・・でも、だからといって、真新しい指摘や方向性を受けることはなかった。「ビザがあるのかないのか」「ヨーロッパの経験があるのかないのか」が大きな1つの壁であることを、まざまざと思い知らされる。(自分はビザがあるので、ビザの問題はないが)

いずれにしても、こうして実際にフェアに出向き、リクルーターと直接話をし、自分がこれまで感じてきたことに相違がなかったことを確認できたことは、良かった。1つの疑問は、リクルーターが、完全に各企業の意向を受けるだけの人材紹介しかしていなさそうなこと。あえて提案型の紹介をするなど、もう少し業界体質を変えようという気概のある人はいないのかな・・・と感じたり。

ということで、企業に就職することだけに固執しない生き方をとっていく時だなと、これでかなり踏ん切りがついてきた意味で、自分にとっては、それなりに意義のある参加だったかなと感じる。

Friday 13 September 2013

Patricia ... 羊社会デビュー、その後。

今月から、少数ながらも黒羊の親子グループ(双子+母羊が最近なくなった子羊)と、住む場所を共有し始めたPatricia。(当日のお話はこちら

初日に、黒羊母に頭突きを食らって以来、多分複数回頭突きをされている様子で、本気で怖がるPatricia。先週非常に暑い日が続き、現在放牧している場所に日陰がないため、一時的に屋内に一緒に退避させたときのこと。即座に母羊が、Patriciaを頭突きし始め、Patriciaが転びながら逃げまとうも、さらに追って頭突き。

たまらなくなり、自分が割って入り、母羊ににらみを利かせていると、Patriciaがぴったりと自分に寄り添って、こごえている。ただ、自分がいることが心強いのか、多少母羊がこちらによってこようとしても、自分の真横を離れない。相当怖い思いをしてきたのかもしれない。少し落ち着いたところで、自分が立ち去ると、おびえるように自分についてきて、スペースの囲いの角のところに飛びつき、自分をじっとみてまた凍えたような表情。これはさすがにGive Upと、わがパートナーと相談の上、Patricia専用スペースを作り、2-3日過ごさせることに。

そしてまた天候が涼しくなった日より、Patriciaを含めた羊グループを、再度外に放牧。さすがに広いスペースのため、母羊が何かPatriciaにしようとしても、Patriciaが逃げるスペースが沢山あるため、以前ほど怖がらない。ただ・・・母羊がただちょっと近づくだけで、何もされていなくてもすごすごと逃げ出す。。

母羊の子供たちは、Patriciaと同じく今年生まれたとはいえ、4ヶ月近く遅く生まれていることもあり、マダマダ小さい。ひとなつっこくPatriciaに近づき、匂いをかがれたりすると、Patriciaはまた泣きそうな顔で逃げ出す。折角の仲良くなるチャンスなのに・・・と思い、ちょっと歯がゆい。

とはいえ、過ごす時間が長くなってきた今日、また様子を観察していると、大分小さな子羊にはなれた様子。近づかれても、適当にあしらっている。ただやはり、ハンディキャップがあり走り回る力が不足しているPatricia、本当に一緒に始終いるほどには仲良くならず。今日も自分が様子を見に近づくと、一人ぽつーんと座っており、自分に気づいた途端、走りよってくる。そして、いつにもまして、自分にぴったりと寄り添い、頭をグリグリと押し付けてくる。


ということで、何とか、居住スペースを共有することには慣れ始めてはいるものの、マダマダ羊社会に溶け込んでいるとはいえない様子。なついてくれ続けている愛おしさもありつつ、少しずつ仲良くなってもらえるといいなと見守る毎日。

Thursday 12 September 2013

ホオズキのドライフラワー。

昨年の冬前、我がパートナーの母よりお裾分けしてもらったもの、それは見事な綺麗なオレンジ色のホオズキのドライフラワーだった。その後、幾つかのお宅に伺っては、皆さん大事そうにホオズキのドライフラワーを見事に飾りつけているのを見かけ、少なくとも今自分が住む地域では、ある種秋・冬の風物詩的な存在なのかなと感じている。

そして今年。この夏に引越しをしてみると、お庭の一角のプランターにホオズキ!未だ緑色だったのだが、暫く観察していると、徐々に徐々にオレンジ色に色づいて行きとても綺麗だった。とりあえず、我がパートナー母がここまで育てたものなので、枯らしてはいけないと、せっせと毎日水やりをしていたのだが、今週に入り、1つアドバイスが入る。それは、これから雨が多くなってくると、折角ここまで成長したホオズキがダメになってしまうと。そうなる前に、きりとって、ドライフラワーにせよとのこと。

昨年、アジサイの花でドライフラワーを作った経験はあるとはいえ(これまたかの母のアドバイスにより!)、お裾分けしてもらったもののように、うまくできるかドキドキ。母からは、「花瓶にすこーしだけ水を入れて、切り取ったところをさし、ゆっくりかわかしていくように」とのことで、これはアジサイのドライフラワーを作ったときと同じアドバイス。

ということで、本日少しドキドキしながら全て切り取り、花瓶へ。結構このままだけでも綺麗な感じではあるが、この後無事、ドライフラワー状態までもっていけるかどうか。。どうか成功しますように!

Wednesday 11 September 2013

環境変化。

少し大き目(といっても居住者2000人)な村から、小さ目の村に引っ越して早1ヶ月強。最初に想像していた以上に、ハードさを感じ、前半はかなり精神的な参りに見舞われることも。

7月まで住んでいた村は、大都市圏や「街」と定義される場所に比べると、当然ながら小さいものの、大手オランダ系スーパーマーケットチェーンのお店や、それなりに洗礼された洋服・インテリア・お花・パンなどのお店やマーケットがぽつぽつとあった。また村のなかでの知り合いは少なかったものの、基本的に人々はFriendlyであり、ものすごい孤独感を感じることがなかった。また大きな街へ出るバスが通っており、いざというときには自力で動けた。こうした要素が思いの他、住んでいても参ることがなかった原因にもなっていたようだ。

今の村はというと、まず、ほとんどお店はない。多少はあっても、日常定期的に利用するほどの位置づけにはならない。ということで、日常の食品買出しには、上記の前に住んでいた村まで出向く必要があり、自転車で片道30分!今はまだ暖かく、雨が少ない状況だったので、買出しして山のように自転車に積んだり・自分でしょったりして、自転車がしんどく感じることはあるとはいえ、何とかなってはいるが、これから冬になったり、オランダ特有の荒れ気味の天気のなか外出しなくてはいけなくなると、結構気が重い。また大きな街まで出るのにも、これまた前の村に出る必要があり、なかなか気軽に出かけられない。

ただ一方で、多少良い点(!)は、自分のパートナーが生まれ育った村であり、彼の両親もいるため、「新参者」の自分ではあるが、村の人たちの対応がよいこと。前の村もFriendlyな人が多数だったが、挨拶からその先踏み込んだ会話になることはなかなか難しかった。でもここでは、挨拶の後に、必ず色々な問いかけが待ち構えている(!) そしてその対応を重ねているうちに、何となく心も開かれていく気持ちになる。 また、きっとすぐに溶け込むのが難しいかもしれないから・・・・と思ってなのか、手を差し伸べてくださる方々の存在も。

引越しをして間もない頃に、隣人の旦那様の50歳のお祝いパーティーにお呼ばれしたのだが、最初は多少ぎこちなかったものの、お酒が入ると急に強気に下手でもオランダ語を話し倒す自分(!)、近所の方々と色々なお話をしたり、「そのうち、コーヒーでも飲みにきてね」というお誘いをいただいたり。

また片道30分かけて野菜マーケットまで自転車で買出しをしているのを知った、彼の親戚より、「雨が降った日と重なったら、電話してちょうだい!車で連れて行ってあげるわよ」などとの申し出をいただく。そして早速最近、お申し出に甘え、一緒にお出かけした上に、2時間以上もお茶をいただいたり。

どこに住むにしてもこうしてPros/Consがあり、自分にとって何が一番Priorityとなるのか、気持ちの上で何が安定材料になるのかを感じたり、またいかに良い点をクローズアップしてPositiveに暮らせるのかが大事なのかが分かったり・・・ 東京に生まれ育ち、勉強も仕事も東京が中心となっていた自分が、ある意味でこれまたNo Choiceで全く知らない土地に根付くにあたり、色々考えたり、気づかされることがあるなと思う日々。

とはいえ、未だ全面的に「Settle Down」した気持ちになれるのには時間がかかりそう?

Tuesday 10 September 2013

オランダでの仕事探し・・・そろそろ思考の転換が必要?

オランダ語学び、長く住むことになるであろう家への引越しなど、マダマダやることはあれども、少しひと段落もついた最近。小さな村に住んでいることもあり、内にとじこもりがちになる自分が嫌なのと、もっとオランダの言葉と文化をビジネスという確度からも学びたいのと、自分である程度自由に使えるお金は稼ぎたいという思いもあり、ますます仕事をしたいという思いが強くなる。

これまでも幾つかのポストで書いているのだが、オランダ語コースに通いつつ、インターネット経由での細々とした就職活動をしていたときに感じたことは、まず、自分が非常に中途半端なプロファイルであること。東京でしてきた仕事のポジションとほぼ同じものとなると、少し推測だが「ヨーロッパでの業務経験やヨーロッパローカルプラクティスの知識」や「ヨーロッパの他の言語(オランダ語含む)ができるか」といった点で完全にハンデとなり、全く見向きもされない。(特に自分の最後にやっていた仕事分やとなると、この2つが大事なのは自分でも良く分かっている)

それであればと多少ポジション的に下げて応募をすると、ここ最近立て続けに言われてくるのは、「このポジションはもう少しJuniorの人を探しているので、あなたの経験では多すぎます」という断りの文言。ではと、将来空くかもしれないもう少し上のポジションのために、1度でもいいので会ってもらえないかというと、完全に保留にされてしまう。

更にはやはり日系企業での求人も、日本人の駐在員の方以外となると、マネジャークラス前後以上のポジションとなると、やはり現地の知識とネットワークと言語が分かっている人を求めているので、NG。そしてアシスタント職へ応募すると、これまた「ここまで経験している人は求めていません」の一言。

どうにかこの状況を打破したく、オランダの最大手の1つの人材派遣会社に勤める、オランダ人の友人に相談をしてみた結果、アドバイスを受けたこと。これはまず、自分の職歴・学歴を考えると、"Werving en selectie bureaus"と呼ばれる、Middel-High lebel job(期間限定・フルタイム共に。また英語でできる仕事もあり)をマッチングするところに情報を登録するべし、但し、大きな都市でないと、こうした仕事をアレンジするサービスを置いていない可能性があるとのこと。ただ一方で、これだけでは難しいかもしれないので、"Uitzendhureaus"と呼ばれる、Low to Mediate level のテンポラリーjobを中心に紹介するところにもあたり、まずはオランダの労働市場に入り込み、その仕事から広げていくのも手だとのこと。この後者の会社については、登録にあたってオランダ語が必須だが、彼女が判断するに自分ほどのレベルでも何とかいけるのではとのことだった。

これらの会社はインターネットで登録もできるが、自分のプロファイルや希望をしっかりと伝えたいと、CVを携え、自分の住む地域に近い、それなりに大きい街にある大手の会社を幾つか飛び込んでみた。その結果・・・・全ての会社から、殆ど追い出されるかのような状況。。

まず自分の容姿。明らかにオランダ人ではないので、一応オランダ語で会話をしたものの、開口一番言われたのは、「オランダでの仕事経験はあるのか?」ということ。「ない」と伝えると、即刻「今はあなたに仕事はありません。それにインターネットでも登録できるので、そちらを見てください」或いは、「ちょっとすぐには分からないので、午後こちらから電話します(勿論全く電話なし)」、極めつけは「この街近郊で探しても見つからないので、私たちも、あなたにとっても時間の無駄」。ということで、CVさえ見てくれない・受け取ってくれない状況。

ただこうしたやり取りの中で、つぶやかれたのは、「Randstad(南ホーランド州およびユトレヒトにある都市圏、例アムステルダム、ロッテルダム、デンハーグ、ユトレヒトなど)にある支店に行けば、もしかしたらInternational企業からの求人で、あなたのような人を取ってくれるところもあるかも?」とのこと。・・・・でも、日本に比べたら、オランダの都市間の距離はたかがしれているし(特急で1時間以内でいける)、彼らのデータベース(求人企業も、仕事探しの人の情報も)はオランダ国内を網羅しているはずなのに、とにかく「難しい案件」は扱いたくないという感じ。人材関係会社にとって、「人」は「商品・もの」なんだな・・・とつくづく感じさせられる。

ということで、多少でも光が見えるかも・・・と思ってのトライだっただけに、この無残な切捨てられたような対応に、やるせなさが頂点に。そろそろ、企業に就職する形での仕事以外のことを、本気で考えるときがきているのかも、、、と感じる。

Saturday 7 September 2013

ハーリングを日本風に食す。

オランダ在住の皆さんにはお馴染みかと思われる、ハーリング。かなりの昔からオランダで食されているニシンの酢漬けで、ニシンの収穫開始時にはその新鮮なハーリングのオークションがあるとか、魚嫌いな人たちを除けば、かなりの人気食。

マーケットなどに出ている魚屋さんでは、大体ハーリングおよび、ハーリングをはさむパンも売られており、ハーリングそのまま或いは、パンに挟んで店先でつまんでいる人たちの姿も。我がパートナーも、かなりのハーリング好き。いつもは大体スーパーマーケットで、2本入りや3本入りのパックを買い、ランチに食すことも多い。

さて先週から、我が村に魚屋マーケットが週1回来ることになり、嬉しくなって偵察。思ったより小さな出店だったので、偵察だけでは申し訳なくなり(小心者!)、ハーリングと鮭を購入。ハーリングはスーパーより少し高めで、ちょっと気が引けたものの、多少高いだけあり(!)、実際に食べてみると新鮮さが高く、いつもより美味しい。

更に今回は、いつものように、お昼にパンと食すのではなく、夜ご飯の一部としてトライ。ご飯と共に食べることにしたこと、また最近栽培中のシソの葉が大量に出来すぎて困ったため、新たな形をトライ。それは、ハーリングをシソで巻き、醤油&山葵&小ネギをつけて食べるという形。オランダに住む日本人の方から、醤油と山葵で食べると美味しいとは伺っていたので、それをヒントにしたのだが、シソもしっかりと実り、取立てで新鮮だからか、本当に美味しい!ということで、暫くはこの形、病み付きになりそう!


Thursday 5 September 2013

髪の次は、手荒れを解決?

先日、オランダに来て以来ずっと悩み通しだった髪の毛のぱさつき&痛みに関して、万全ではまだないが、多少のSolutionが見えかけてきたことをこのブログポストで触れたのだが・・・

このポストを読んでくれた、同様の悩みを持っていた友人たちから、対策方法や、具体的な製品まで、色々と情報・体験をシェアいただく。これでまた少し、試していく方法・製品が見つかったのは本当に嬉しい限り、本当に有難うでした!

そして実はもう1つ抱えていた悩み、それは特に夏場にかけてでてくる、手の荒れとかゆみ。昨年はお医者さんに行き、強い塗り薬を出され、何となく落ち着いたものの、強い薬品が入っているのを使い続けることを躊躇した結果、今年もまた敢え無く悩み通し。

そのようななか、ここ最近ブログを通して知り合った方が書かれていた情報から、ヴァセリンの使用を思い立つ。以前に、安めで軽めのヴァセリンのクリームを使った時には、あまりの荒れ方からか全く効果なく、その後使わずにいたのだが。ヴァセリンには種類があり、違う種類を使われた体験談を拝見すると、何だか利きそう?

丁度ここ2-3週間、薬局系のチェーン店やスーパーマーケットで、ヘアケア製品、クリーム類、洗濯製品諸々、競ってSaleをしているので覗いてみると、Etosというお店でヴァセリン製品40%オフ!少し安くなっているうちに試してみようと、今回手に取ったのは、「Intensive care」と書かれた小さめのチューブのクリーム。

この量では、利くか利かないか判断する前になくなっちゃうんじゃないか・・・と思いつつ、沢山買い置きして、利かなかったら勿体無いと、とりあえず今回は1つ購入。(ちなみにオランダ人はSaleをしていると、Bulk買いするので、我が家も良く使う製品は異常に在庫を抱える・・・笑)そして自宅に戻り、夜寝る前に塗り、翌朝起きると、何といつもの荒れた指がかなり落ち着いてきている!1回にしてかなりの効果。

その後は、何日かおきにつけてみているのだが、まだ多少のかさつきがあるものの、一時の悩み通しだったひどさからは大分改善。何だか本当に嬉しい。ブログで貴重な情報をシェアしていただいて、本当に感謝です!

Wednesday 4 September 2013

大人数でのBBQパーティー。

昨年から、やりたいやりたいと口には出されていたものの、実行されずにいたプラン。引越しもほんの少しひと段落(マダマダやることありだけれど!)ついたという状況にあると踏んだのか、昨日ついに実行の時がくる。(大げさ!)

それは、我がパートナーのチームメンバーを招待してのBBQ。その数25名ほど。牧場の一角を整理し、長い間使っていなかった牧場にあったガーデン用の机と椅子の手入れをし、大量の肉と飲み物を調達し、家のなかで人が出入りするところとお庭を掃除し・・・・と、当日の朝~午後いちにかけてテンヤワンヤ。 そして夕方前に、我がパートナーと、チームの面々が車やバイクで到着。

まずは村にある風車横のCafeに連れて行き、アップルタルトとコーヒーを楽しみつつ、Cafeのマスターに風車の仕組み説明をしていただいたり、中を見学させてもらったり。そして二手に分かれ、一部は村を散策、残りはBBQの準備を手伝っていただく。そして、全員が再度揃ったところで、BBQの開始!

色々な方とお話をして周ると、結構国籍豊かなチーム。オランダ人&ドイツ人が中心ではあるが、アジア、東欧、中東方面のメンバーも。また最後の方では、数少ない女性チームメンバーの方々と、更に深く話は続く。たまたま自分を含め、全員オランダ以外の国籍のメンバーだったため、家族・キャリアのことから、語学の習得まで、話は尽きない。色々なお話に花が咲き、脳が刺激され、本当に楽しい時間となる。(もてなす側が楽しんでどうする・・・という感じではありつつ。。) 

ということで、準備した時間を考えると、あっという間に時間は過ぎ、三々五々と解散。普段は大きな街で働いているので、こうして田舎の村にくることは貴重な体験にもなった人たちもいたよう。最初は大事に捉えて、うまくできるか心配だったものの、すっかりまたいつか、企画したいななんて思ったり。

そして・・・・ チームからいただいた、自分の大好きなひまわりの入った花束。皆さんのお陰で、楽しい会になったこと、本当に感謝。

Tuesday 3 September 2013

一軒家暮らしの難しさ。

オランダに来るまでの人生(大げさ!)、マンション・アパート暮らしで過ごしてきた身には、想像ができていなかったことのうちの1つ。それは一軒家のメンテナンスの大変さ。

昨年春~この7月まで、一軒家+お庭を借りていたのだが、家はかなり古く、痛みも結構あり、また改造を重ねた結果、掃除ができなくなっている箇所もあり、多少掃除に掛かる時間が多いかなと思う程度だった。またお庭は、今思えば、芝刈と、秋の枯葉掃除以外は、比較的放っておいてもそれなりに見栄えがある、メンテナンス楽な設計になっていた。

そしてこの夏引っ越した家。家が広くなったこと、また外回りの掃除&メンテナンス範囲も広く、かなり大変なことに。またお庭の面積自体は、前の借家のお庭より狭いものの、手入れが必要なお花が沢山咲きほこっては、枯れの繰り返しで、手入れが半端ない。また彼の両親がこれまで念入りにメンテナンス&磨き上げていただけに、特に”パパチェック”が厳しい。。訪ねてくるたびに、「ここの枯葉が落ちている」「ここにくもの巣がある」などなど。ちょっと外出しているうちに溜まるものもあり、四六時中パーフェクトに綺麗にしているには無理がある。よくよく考えれば、直近までフルタイムで3人の大人がメンテナンスをしていた家&お庭。少し泣きが入る。

かなりの昔には憧れも多少あった一軒家&お庭にあるお家・・・理想と現実。はてどうやってかわしていくか(なんて。。)

Monday 2 September 2013

オランダで初めての病院の検査。

1週間ほど前になるのだが、オランダに来て初めて、病院で自分自身の検査に出かける。

元々日本にいる頃に何度か、少しとある箇所にしこりができがちで、全く問題はないものだけれど、半年~1年ごとに、「念のため」検査をつづけることを進められていた。ただオランダに来て、勝手が分からず、特に気になる状況でなかったため、No Actionでいたのだが、今年の春前後に少し違和感を感じ始める。

多分問題はない可能性が高いとは思いつつ、Huisartsと呼ばれる家の近くの我が家の担当医へ。このあたりから以前1度ブログに書いたのだが、これまでの経緯や、家族の病歴、触診をした結果、多分問題はないだろうとは思うけれどとのコメントがありつつも、念のため検査をするためと、病院への紹介状を書いてくださる。この際に説明を受けたのは(オランダ語で話をしてもらったので、多少解釈間違いがあるかも・・・)、今回自分が気にしている箇所の病気は、家族でこの病気にかかったことがある人以外は定期検査対象外とのこと。そして50歳を超えたところで、再度定期的なのか、スポット的なのか検査はあるらしいことを言われる。大分日本とアプローチが違うな・・・と、少し不安に感じながらも、自分が違うバックグラウンドの国から来たことなど、配慮をして、こちらがお願いせずともすっと紹介状を書いてくださったことは、少し安心。

ただ、いざでは検査の予約を!と病院に電話をすると、指定されたのが2ヶ月先。。そしてはるばるバスを乗りつぎ出向いたのだが、何と受付で手続きをしていると「・・・・あれ、あなたの名前は予約リストにありません。本当に予約しましたか?」と。がーん。でもここで引き下がって、改めて予約を取ると、きっとどんどん遅くなると思い、「ええ、確かにお電話で」とひるまずに応えると、「じゃ、他の患者さんの合間を見て、検査をするから、検査の場所に進んでください」と。何とあっさり!これであれば、2ヶ月も待たずにもっと前に飛び込んじゃえばよかったかな?(なんて・・・)

予約に入っていない状態で検査を受けると、待たされるかな~と思ったものの、案外あっさりと検査開始。ただ、最初の検査では、「ここで写真を撮った後、医師から結果を説明してもらう」と言われたものの、「やはりもう1つ検査していってください」と言われたり、諸々、途中から少し混乱。そして最後と思われる検査を終えたところでも、何も言わずに、外の待合スペースにつれて行かれたので、ただただしばし待っていたのだが、気づくと看護婦さんがみないなくなっている!がーん。

さすがにこれは、帰っていいということなのかな・・・と思いつつ、小心者の自分。念のため、少し別の場所にあった案内スペースで尋ねてみることに。手短に状況を説明していくと、いきなり「まあ、オランダ語上手ね、どれくらいここに住んでいるの?」 へ!? ここ最近、完璧なオランダ語しか受け付けない家族の一部から、こてんぱんに自分のオランダ語の発音の悪さや進捗の遅さにダメだしされていて、相当のオランダ語恐怖症&自信喪失状況だったため、意外な反応に拍子抜け。こんなこと位で、、、と思われるかもしれないのだが、相当最近自分で想像していた以上に落ち込んでいたようで、本当にものすごく心がじわじわ暖かくなっていくのを感じる。

それはさておき、コンピューター上で早速検査進捗を確認してくれて、「データ上は、全ての検査完了、検査結果待ちになっているので、今日は帰って大丈夫よ」とのこと。後日結果通知が来るらしいということで、とりあえずまた1つ「Afwachten(いつくるか分からずに待つこと)!」


Sunday 1 September 2013

新たにガーデニング。

新しいお家・・・・と言えども、実際には彼が生まれ育ち、直前まで彼の両親が住んでいた一軒家。牧場に併設された家なため、先月まで住んでいた借家のお庭とは、違った趣向・デザインだし、くつろぐ庭としてのスペース的には小さくなった。ただ、逆に、前のお庭は手入れが比較的楽な木・花を中心に植わっていたのだが、今回のお庭は多少手入れが必要な花が沢山。

東京にいた頃から、プランターや鉢植えでのお花育てが好きになり始めて、世話をしていたものの、全くもって規模が違いすぎる。。またどの花が、本当に花で、どれが雑草の花なのかが分からなかったり(ものによって)。またどの花が常にほうっておいても育つのか、どの花が1年草でも自然に種が落ちて、次の年も自然発生的に育ってくれるのか、どの花が種を取っておいてきちんと植えなおさなくてはいけないのかが分からない。

一番良いのは、これまで育ててきた彼の母に聞くことなのだが、何と引越し疲れからか、腰の近くの骨を骨折し、近所に引越ししたものの、家の外からなかなか出られない状況。その間に、刻々と一部の花が満開を終えて、種らしきものをつけたり、つけなかったり。ということで、種らしきものは、とりあえず片っ端からとってきて、区分けして保管。

また枯れてきた花を紡いだりしていると、あっという間に半日ほどの時間は経ち、草木を捨てるコンテナは満杯。一軒家の中の掃除もしかり、お庭のある生活、憧れはしたものの、思った以上に大変。。またこれまで長い年月を経て、彼の両親が形作ってきたお庭&お花たち、手入れがうまくできず、来年の春・夏には姿形がすっかり変わってしまって、がっかりさせやしないかと、変なプレッシャーを感じたり。。

ということで、暫くは色々なお花の種類や育て方などのお勉強が必須かな?(なんて)

ただ一方で新たな楽しみも。これは日本からお土産やら、自分が持ち込んだ日本の野菜系の種たち。試しにプランターに植えてみたところ、見事な育ち方!今現在は、大葉(緑・紫)と、水菜が青々と日々育つ。大葉に至っては少し育ちすぎ?道に「Te Koop(売ります)」看板だしちゃおうかと我がパートナーと冗談を言いつつ・・・ 生粋なオランダ人は保守的過ぎて、日本のシソは食べないかな?:) でも、まずはお手軽に、ハーリング(にしん?)に庭で収穫したシソを巻いて食べたら、本当に美味しかった。ちょっと嬉しい成果!




お庭の一部のお花たち: