Tuesday 24 September 2013

International カップルのチャレンジ。

小さな国だし、国民性は見かけやイメージよりは案外保守的なところもある割りには、結構国籍の違うカップルが多いように感じるオランダ。例えば、オランダ語学校に行くと、多いときにはクラスの70%ほどが、男女問わず、オランダ人のパートナーがいるが故に、オランダで暮らし始めたという人であることも。

そしてまた、TVでは、毎週木曜日の夜、"Liefs uit..." というインターナショナルカップルのドキュメンタリーがあり、各回1カップルがクローズアップされ、これまでのなれ初めや、ぶち当たっている壁や、その壁に対してのカップルの葛藤他に迫った内容になっている。

自分も国籍の違うカップル故、内容にはとても興味を持っていたのだが、毎晩この番組が放映されている時間帯は、牧場のお手伝い中。ということで、いつも大概見逃していた。ただ、本当にたまたま、牧場の事情により、仕事が少なかった先週、たまたまTVをつけて、放映中のこの番組を見つけ、そのまま見ることに。

この回に取り上げられていたカップルは、オランダ人男性とシンガポール人女性の若いカップル。若者らしく(!)インターネットで知り合い、2-3年後に、彼女がオランダにやって来たらしい。彼女は、シンガポールでは看護婦さんをしていたようなのだが、言葉や何やら壁があり、オランダで仕事を続けることができず。また住んでいるところが村(うちの村から比べたら、都会だけれど!)であったり、沢山うまくいかないことがあり、2年ほど住んだ後、シンガポールに帰り、暫く戻らず。8ヶ月ほど経った際に、彼がシンガポールまで彼女に会いに出かけたことで、悩んだ末、オランダに戻ることになったのだが、戻った後も、様々な壁・葛藤にぶち当たっている様子が映し出される。

彼らとは、出逢った背景、住んでいる地域、国籍、趣味・趣向の違いがあれど、彼女がインタビューで語る内容や、番組のナレーションの局所局所で、ずしりと感じるものがある。これまでの人生で築き上げてきたものを全て一端ストップして、全く新しい環境・人間関係・文化の中に飛び込むことは、誰もが全てすんなりいく訳ではないということ。そして、多分、途中で投げ出してしまう人もいるのではと思うなかで、彼女が踏み出した小さな一歩。迷いが多少ありつつも、この踏み出しにより、彼女の表情も、物事の捉え方もよい方向に変わっていく様子を見て、感じるものが多々あった。また、その悩める彼女をあきらめずに向き合ったり、サポートしていた彼の優しさと我慢強さにも、感嘆。

ここ最近、うまく思うように進まないことを抱えすぎて、かなり追い詰められ気味だったのだが、友人・知人と様々な話をすることで、大分前向きに考え、小さなステップでもいいから、焦らずにやっていこうと思うようになってきていた。とはいえ、心のどこか奥底で、キャップをかけていた気持ちに触れてしまったのかもしれない。

ともあれ、自分が前を向いて足を踏み出す気持ちにさせると同時に、改めて不安点な自分を時にはサンドバック(!)状態になりつつ、我慢強く見守ってくれた我がパートナーに感謝しなくては・・・と思う良いきっかけになった。何だかここ最近立て続けに、Negative ModeからPositive Modeに自分を向かせる何かが起こっているような。

※ちなみに、ご存知の方が多いと思うのですが、オランダのテレビ番組を見逃した場合、インターネット上で繰り返し見ることができます!さすがにオランダ国外からはアクセスできないかも、、、ですが、この番組の映像はこちら

2 comments:

ひまわり said...

りすねこさん、こんにちは!
今日は初めてこちらから失礼してみました。
見逃した番組を後でネットで見られるなんて知らなかったです。またまた有益な情報、ありがとうございます。
今住んでいる家、テレビがうまく映らないのでもうテレビは長いこと見ていません。
でもネットで見るという手もありましたね!
ところでネットのテレビだと、以前リスネコさんが教えてくださっていた字幕機能は使えないのでしょうか。何かご存知でしたら教えていただけると助かります。

りすねこ said...

ひまわりさん、こんにちは!

ブログへのコメントの書き込みを有難うございます :)

今回の情報、お役に立てたようであれば、本当に嬉しいです♪

こちらでの再放送への字幕機能ですが、私が知る限りではないのでは・・と思います。(と、私が今知らないだけで、もしかして何かやりようによっては出るのかも?)

でも、ここにも表示されたら本当に便利ですよね!