Wednesday 11 September 2013

環境変化。

少し大き目(といっても居住者2000人)な村から、小さ目の村に引っ越して早1ヶ月強。最初に想像していた以上に、ハードさを感じ、前半はかなり精神的な参りに見舞われることも。

7月まで住んでいた村は、大都市圏や「街」と定義される場所に比べると、当然ながら小さいものの、大手オランダ系スーパーマーケットチェーンのお店や、それなりに洗礼された洋服・インテリア・お花・パンなどのお店やマーケットがぽつぽつとあった。また村のなかでの知り合いは少なかったものの、基本的に人々はFriendlyであり、ものすごい孤独感を感じることがなかった。また大きな街へ出るバスが通っており、いざというときには自力で動けた。こうした要素が思いの他、住んでいても参ることがなかった原因にもなっていたようだ。

今の村はというと、まず、ほとんどお店はない。多少はあっても、日常定期的に利用するほどの位置づけにはならない。ということで、日常の食品買出しには、上記の前に住んでいた村まで出向く必要があり、自転車で片道30分!今はまだ暖かく、雨が少ない状況だったので、買出しして山のように自転車に積んだり・自分でしょったりして、自転車がしんどく感じることはあるとはいえ、何とかなってはいるが、これから冬になったり、オランダ特有の荒れ気味の天気のなか外出しなくてはいけなくなると、結構気が重い。また大きな街まで出るのにも、これまた前の村に出る必要があり、なかなか気軽に出かけられない。

ただ一方で、多少良い点(!)は、自分のパートナーが生まれ育った村であり、彼の両親もいるため、「新参者」の自分ではあるが、村の人たちの対応がよいこと。前の村もFriendlyな人が多数だったが、挨拶からその先踏み込んだ会話になることはなかなか難しかった。でもここでは、挨拶の後に、必ず色々な問いかけが待ち構えている(!) そしてその対応を重ねているうちに、何となく心も開かれていく気持ちになる。 また、きっとすぐに溶け込むのが難しいかもしれないから・・・・と思ってなのか、手を差し伸べてくださる方々の存在も。

引越しをして間もない頃に、隣人の旦那様の50歳のお祝いパーティーにお呼ばれしたのだが、最初は多少ぎこちなかったものの、お酒が入ると急に強気に下手でもオランダ語を話し倒す自分(!)、近所の方々と色々なお話をしたり、「そのうち、コーヒーでも飲みにきてね」というお誘いをいただいたり。

また片道30分かけて野菜マーケットまで自転車で買出しをしているのを知った、彼の親戚より、「雨が降った日と重なったら、電話してちょうだい!車で連れて行ってあげるわよ」などとの申し出をいただく。そして早速最近、お申し出に甘え、一緒にお出かけした上に、2時間以上もお茶をいただいたり。

どこに住むにしてもこうしてPros/Consがあり、自分にとって何が一番Priorityとなるのか、気持ちの上で何が安定材料になるのかを感じたり、またいかに良い点をクローズアップしてPositiveに暮らせるのかが大事なのかが分かったり・・・ 東京に生まれ育ち、勉強も仕事も東京が中心となっていた自分が、ある意味でこれまたNo Choiceで全く知らない土地に根付くにあたり、色々考えたり、気づかされることがあるなと思う日々。

とはいえ、未だ全面的に「Settle Down」した気持ちになれるのには時間がかかりそう?

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