Friday 13 September 2013

Patricia ... 羊社会デビュー、その後。

今月から、少数ながらも黒羊の親子グループ(双子+母羊が最近なくなった子羊)と、住む場所を共有し始めたPatricia。(当日のお話はこちら

初日に、黒羊母に頭突きを食らって以来、多分複数回頭突きをされている様子で、本気で怖がるPatricia。先週非常に暑い日が続き、現在放牧している場所に日陰がないため、一時的に屋内に一緒に退避させたときのこと。即座に母羊が、Patriciaを頭突きし始め、Patriciaが転びながら逃げまとうも、さらに追って頭突き。

たまらなくなり、自分が割って入り、母羊ににらみを利かせていると、Patriciaがぴったりと自分に寄り添って、こごえている。ただ、自分がいることが心強いのか、多少母羊がこちらによってこようとしても、自分の真横を離れない。相当怖い思いをしてきたのかもしれない。少し落ち着いたところで、自分が立ち去ると、おびえるように自分についてきて、スペースの囲いの角のところに飛びつき、自分をじっとみてまた凍えたような表情。これはさすがにGive Upと、わがパートナーと相談の上、Patricia専用スペースを作り、2-3日過ごさせることに。

そしてまた天候が涼しくなった日より、Patriciaを含めた羊グループを、再度外に放牧。さすがに広いスペースのため、母羊が何かPatriciaにしようとしても、Patriciaが逃げるスペースが沢山あるため、以前ほど怖がらない。ただ・・・母羊がただちょっと近づくだけで、何もされていなくてもすごすごと逃げ出す。。

母羊の子供たちは、Patriciaと同じく今年生まれたとはいえ、4ヶ月近く遅く生まれていることもあり、マダマダ小さい。ひとなつっこくPatriciaに近づき、匂いをかがれたりすると、Patriciaはまた泣きそうな顔で逃げ出す。折角の仲良くなるチャンスなのに・・・と思い、ちょっと歯がゆい。

とはいえ、過ごす時間が長くなってきた今日、また様子を観察していると、大分小さな子羊にはなれた様子。近づかれても、適当にあしらっている。ただやはり、ハンディキャップがあり走り回る力が不足しているPatricia、本当に一緒に始終いるほどには仲良くならず。今日も自分が様子を見に近づくと、一人ぽつーんと座っており、自分に気づいた途端、走りよってくる。そして、いつにもまして、自分にぴったりと寄り添い、頭をグリグリと押し付けてくる。


ということで、何とか、居住スペースを共有することには慣れ始めてはいるものの、マダマダ羊社会に溶け込んでいるとはいえない様子。なついてくれ続けている愛おしさもありつつ、少しずつ仲良くなってもらえるといいなと見守る毎日。

No comments: