Wednesday 29 February 2012

街でオランダ語を使ってみると。

オランダ語初心者Intensive Courseが始まって2週間目。オランダ滞在歴が既にある人やオランダ語既習者も多く、クラスメートたちは早々にクラス内でそれなりに話ができるようになっている。一方自分は、先生の質問は分からないは、質問に答えようと思っても単語がでてこないは、或いは単語が分かっても発音が間違っているはで、自信をなくす一方。情けなさし。。

でもこれではダメだ!と、ちょっと街でオランダ語を使ってみることに。普段は比較的オランダ人は英語がそれなりに話せるため、こちらがオランダ語を話せないなと踏むと、すぐに英語に切り替えられてしまうので、殆どオランダ語を発する機会がない。でも間違ってもいいから試してみようと、勇気を振り絞る。

まず初めてはマクドナルド。実は、授業のない平日水曜日は我がパートナーのオフィスのあるTilburgという町の図書館で勉強している。図書館が開くのは11時。(何でこんなに遅いのかな・・?) 自分が町に到着するのは、彼の出勤時間に合わせて9時。このため図書館が空くまでその間2時間。大体のお店は、ファーストフード&チェーン系カフェで9時、普通のお店で10時に開店。そんな訳で、マクドナルドに行き、図書館が空くのを待っている。

いつもは1€のコーヒーだけで2時間ねばっていたのだけれど、折角なので何かオランダ語で注文してみよう!とトライ。結果、、、、マフィンとコーヒーのみ注文したつもりが、何やら「Ontbijt(朝食)セット」という、マフィン&クロワッサン&コーヒー&アップルジュースからなる豪勢な食べ物&飲み物が前に並ぶ!と聞かれて分からなかったところを適当に流しがのがあだに。うーっむ。

次は駅。この日は彼の仕事の関係で、いつもとは違う駅で落ち合って、家に戻ることになったのだが、どれ位電車でかかるか正確に分からず。思い切って、駅の「Informatie(インフォメーションセンター)」へ。「Tilbulg駅からDen Bosh駅まではどれくらいかかりますか?」との問いに、「Een kwartier, Vijftien minuten(15分)」と笑顔で答えてもらう。やったー!

本当に子供でもできそうな質問だけど、1回は成功。1回は失敗(笑)。でもコースの先生や家族以外と話せたのがちょっと嬉しい。 :)

Sunday 26 February 2012

デルフトメソッド: オランダ語学習

今通学中のDelft TUのコースは、「デルフトメソッド」としてそれなりにオランダ語学習方法としては、有名らしい。Webサイトにも説明がある通り、どちらかというと、会話勉強中心に進んでいく。テキストには文法の説明は少なく、こんな方法で本当に伸びるのだろうか、、と不安もあったが、日常オランダ人の家族やお店の人とのやりとりを通じ、この1週間でそれなりの成果を感じる。未だ発音やFluencyなど課題はあるが、今はこの方法をとにかくやり通してみようと思っている。

文法を1つ1つ学んだり、単語を1つ1つ覚えるというよりは、1章のトピックの話(50行くらい)を通し、自然と全てを学んでいく方法なんだろうなと最近感じる。先生からは「テキストの内容は、それぞれをしっかり何故こういう文体系になっているのか考えながら勉強してきなさい」と言われているだけあって、各文章を理解するために疑問を持ちながら解体していくと、「各種」文法に自然と触れる。例えば、ちょっとしたところでは、形容詞が名詞の前にくると"e"が最後につく(不規則なものもあるが)とか、複数形は通常"en"が追加されるとか、男性か女性かによって名詞の形が違うとか、動詞のポジショニング、などなど。

また最初は新しい単語を、単独で覚えようとしていたけれど、よくよく見ると、センテンスはそれなりに練られて意味をもっており、音を伴って文章をのみこんだ方が、一挙に頭に入ることを発見!例えば、「1年は12カ月で構成されています」という文章があると、これで「1年」「月」「構成される」が丸ごと頭に入る。勿論、綴りもテストされるので、ある程度、手を動かして個別単語を覚える努力も必要だけれど。ということで、音と単語・センテンスと文法を丸ごと一緒に学ぶのはハードだけれど・・・。これだけの短期間で集中的にステップアップしようとしているのだから、致し方なし。

そういえば、昔、ロンドンのカランスクールという語学学校に1カ月強学んだことがあるのだけれど、そこでのカランメソッドにちょっとコンセプトは似ているかもと思う。そこではテキストにある幾つかの質問と答えからなるセンテンスを、CDで自習してくると、授業では先生が矢継ぎ早にその質問部分を生徒に問いかけ、生徒は完璧な文体&発音で先生に応えることをひたすら求められる。全く文法の授業はなし。なぜならそれぞれのセンテンスの内容自体が、文法の説明が入っていたり、↑のデルフトの文章のように、文章自体をまるごと呑みこむと一遍に幾つもの単語が意味がる形で頭にこびりつく内容になっているからと思う。でも頑張ってついていっていたら、周りのNon Japaneseの友人たちから「しゃべるのうまくなってきたね!」といわれったっけ。もしビザがとれて、仕事が暫く見つからなかったら、英語のBrush Upのために、またカランスクール行ってみたいと実は思っている位。

これを考えると、日本での語学学習では、書かれている文体と、音は切り離されて学ぶから、勉強してもなかなか「話す」という行為が進まないように思う。折角勉強したからには、紙の上だけで通用する語学ではなく、人とのコミュニケーションがしっかりできるものにならないと、Motivationも下がりがちになるように思う。だから大学で2年間もドイツ語を第二外国語で勉強したはずが、全くさっぱり会話はできない。ということで、、この方式、かなり強引&ハードな部分も正直あるけれど、結構お薦めかもと思う。

Saturday 25 February 2012

Time & Environment management to study "Nederlands"


参加中のオランダ語インテンシブコース。とにかく勉強に集中して、勉強の時間のリズムを確立したいのだけれど、これが難儀。。独り暮らしであれば、自分のペースで色々気にせずにできると思うのだけれど。。(思わず、仕事をしながらUK留学を目指して勉強していた時を思い出す) 

まずは周りの人たち。確かに普通の人たちからすれば、「本当にそんなに勉強する必要あるの?」という感じで、少し勉強しては、周りから「休め休め」。また何だか来客が多く、かつ同席がExpectされるので、簡単にお茶(実際はコーヒー)2-3時間が過ぎていく。勉強さえなければ、本当に「喜んで!」なのだけれど、勉強時間が削られていく、、、という焦りから、そわそわ。(ごめんなさい!)

そして今の居住地であるFirmは、これから羊の出産ピークが始まるシーズンに突入。本当は2月末からのはずだが、授業がなかった先だっての水曜日のこと。翌日に向けて宿題が3章、でも日中自由に使えるからと大丈夫かなと思っていたけれど。午後、カーニバルシーズンにつき仕事がお休み中の我がパートナーの弟君が、興奮した様子で農場から家に駆け込む。「3匹も生まれたよ!珍しいからおいで!」と。ちょっと1匹だけ異常な早産かつ、自然分娩してしまったとのこと。しかもその後に2匹みつかり、結局5つ子を産んでしまったので、母子ともにコンディションが悪い。ということで、ミルクつくりやら、赤ちゃんたちが寒さで凍えないような場所をつくったりと、てんやわんや。この間3時間。(ちなみに普通の出産数、1頭の母から1-2匹)

更にこの日は運悪く(!?)、何と日本からの船便の荷物が朝早くに着荷。その数160箱!未だ居候の身の二人、家がないので置く場所を確保するため、農場のなかの使っていないスペースを4か所ほどねん出。コンテナから運び出される箱を、箱の中身に応じて、6名の引っ越し業者さんに、「これは2つ目の倉庫の後ろ!」とか、「これは手前の倉庫!」とか指示を出しながら、何とかしまい込む。作業が始まる前と後には業者さんに、引っ越し"そば"らなぬ、コーヒータイムもあり、この間4時間。

ということで、1日しっかり勉強できると思った日はいとも簡単に暮れゆく(涙) 結果、翌日3つのテスト中、2つFail。もう何があっても、何を言われても勉強しなきゃと思いつつ、がっくりとして帰宅をすると・・・・我がパートナー&彼父から、「失敗がなんだ!地球はそれでもまわっているんだよ。疲れているから休みなさい」。優しい気遣いに嬉しくも、自分で時間をマネージしづらい状況にちょっとずつストレスが増えていく。

もうこれは話し合うしかない。「でもね、勉強しなくちゃなの。先生にも、『勉強時間が多すぎると家族に心配されて・・』と話したら、『もし望むのであれば、(先生から)家族にこのコースのこと、自習が何故多く必要かを説明してあげるよ』って言われたよ。」と、先生を出汁に話をする。(先生が言ったのは事実だけど) すると、「わかった、わかった」と終息したかと思いきや。やはりマダマダ「勉強しすぎだから休みな」などなどの応酬は家中で引き続き続く。週末にはついにストレス爆発、そして一言。「もう家を出ていく!一人で大学の近くのホテルにずっと泊まる!」

これを契機に、何故勉強がそんなに必要か、全てテキストと課題リストを見てもらった結果。「もう好きなだけ勉強しなさい」と。やっと我がパートナーの理解は少なくとも得られる。未だ家族からは心底納得してもらえてないみたいだけれど、守ってあげるからとにかく納得いくまで勉強してねと。心配&気遣いをゴメンナサイ、でも有難う。

木曜日のテストを1つ落として以来、今週最後の時点で1章Behind中なので、頑張ります!

生まれた五つ子:



Thursday 23 February 2012

オランダ語コース ・・・ 濃いスケジュール!


コースが始まって1週目。最初のIntro Meetingで「No Party/No Weekend」と言われていただけあって、本当にタフ。1つの章に対しての予習時間は2-3時間かかると言われていたけれど、全く違う言語体系がNative languageの生徒にはもっとかかるように思う。今現在、平均4時間近くがかかって準備。全くのゼロからの学習なので無理もないが、最初は自分の語学学習スキルが極端に低いのか、勉強の仕方が悪いのかと考えあぐねて、先生に相談したところ、このIntensiveコースではそれ位掛ってしまう生徒もいるとのこと。つまりは、悩まず、とにかく学校の示すメソッドに沿って頑張るのみらしい。

ということで、1日の「平均」スケジュール。朝6時半起床、お出かけの支度をし、7時に我がパートナーと一緒に車で出発。1時間近くかけてTilburug駅まで行き、Delft駅まで直行の特急(Inter City)で1時間。Inter Cityの中ではひたすらリスニング&ディクテーション&単語暗記。Delft駅から学校のあるDelft TU(デルフト工科大学)まで徒歩で15分。この間、電車で勉強した内容をシャドーイング。9時30分から授業開始の11時15分までは、学校のカフェでリアで再度テキストのリーディング、リスニング、ディクテーション、間違った箇所の暗記。

11時15分~12時15分まで会話中心の授業。自習してきたテキストのトピックを元に、先生が沢山の質問をする。テキストのストーリーの質問もあれば、生徒自身の質問も。ちなみに、自分の通学経路を授業で質問され、↑の経路をオランダ語で説明したところ、先生も生徒も、その通学努力にびっくりしている様子。更に違う曜日の先生に同じような質問をされると、すかさず他の生徒から「Lange reis!!(長旅)」と。

それはさておき。1つ目の授業終了後はコンピューターテスト。授業でやった章のディクテーションテスト。約15分。単語を書き落としたり、スペルを間違うだけでマイナス。80%以上スコアできないと、1時間後以降に再試。テストを終えたあとは、次の授業が始まる15時15分までは再度自習。ランチを片手に、ひたすら次の授業の章の勉強。2つ目の授業後は、また同じくコンピューターテストを受け、うまく通れば16時30分過ぎに教室をで、Delft駅まで早歩きし、17時04分の電車に飛び乗る。1時間の電車時間は翌日の1つ目の章の予習。そして電車を降りて、我がパートナーに駅で拾ってもらい、車で帰還。

夕食後8時位~12時頃まで、とぎれとぎれに自習は続く。ただだんだん疲れもたまり、睡眠が不足してくると、思うように新しい単語が頭に入らず、ぐるぐると同じことを覚えては忘れ・・・悪循環。とにかくこの5週間、生き残れるか・・・ただいま大奮闘中。

Tuesday 21 February 2012

オランダ語初心者コースはじまる。

今週月曜日より、ついに5週間続く初心者コースが始まる。

現在住んでいる小さな村から、我がパートナーの勤務地近くの駅で落としてもらい(車で1時間)、その駅からInter Cityなる直通の特急で更に1時間。駅から15分程度歩いたところにある大学まで通学。約2時間と少し。結構長い。その上、本当に半端のない量の勉強が求められているコースなので、通学時間はできる限り、お勉強。電車の中でも、歩いている時も、iPodを離さず、時にはぶつぶつと小声でシャドーイング。端から見ると、きっと怪しいアジア人に見えるだろうと思いつつ。

クラスは15名。欧州(ロシア含む)・南北アメリカ・アフリカ・中東・アジアと、本当に色々な国の人たちが集まっている。勉強している理由も様々。オランダ人の旦那さんがいる、難民として移住してきた、オランダを旅したい など。理由が分からない人も多々。

一応Completely Beginnerのクラスということだったのだけれど、経験値もばらばら。既に1-3年住んでいる人から、自分のように最近来た人まで。期間は短くとも、母国語と似ていたり、既に勉強してきていたりと、初日にして会話力は歴然。完全に「できない人」グループ入り。。

毎日2-3章の宿題が出て、その章に基づいた会話レッスンと、テストの連続。テストはデクティエーション!つまり、、、聞いた内容を、正しいつづりで全て書かなければならない。合格ラインは80%で、それ以下だと、再試験で、受かるまで続くらしい。全くのオランダ語知識のない状態で始めた自分は、初日から息切れ気味。。

2日目までで、何とかテストは大体90%以上を取っているのだけれど、これもいつまで続くか。。時間がないなか、テストを落ちないように勉強することが優先されてしまい、会話のクラスでの応対ができるようにする準備まで頭が回らない。よって、先生から色々質問されても、質問が分からない、分かっても完全な文で返答できない。。こんなに沢山聞いて、シャドウイング(かなり苦しく)していても、やっぱり全く基礎がなくやっているうちは、センテンスを生み出すのはつらい。ものすごーく時間を掛ければ何かは言えるが、他のできるグループの生徒たちのように、すらすらっとは話せない。

本当にこの5週間で少しはまともに話せるようになるのか、、、果たして5週間体力・知力は持つのか、、、色々な不安があるなかではあるが、まずはできるところまで!

Sunday 19 February 2012

オランダのカーニバル。

雪も溶け、少しずつ日が長くなり、春の気配も遠くに感じてきたこの頃。オランダ、特に中部~南部のカトリック系の地域で、カーニバルなるものが開催。

最近まで読んでいたオランダに関するエッセーや、我がパートナーから聞いた話を総合するに。昔は、イースター前の約40日間、ファースティングという断食をする習慣があり、その断食週間に入る前日に、ありったけ食べたり飲んだりする「カーニバル」というイベントが始まりだしたとか。イスラム教のラマダーンより長い期間!確かにその前に食べ溜め&飲み溜めしたい気持ちは分からないでもない。

もともとはこうした宗教的背景があって始まったようだけれど、今はすっかり、どちらかというと若者たちが公然とお酒を沢山のみ、大騒ぎをできる日のうちの1つに収まりつつあるみたい。(年配者も参加はしているけれど) 更に、年々大騒ぎの度がすぎる傾向があるようで、今年は政府が色々な規制をかけたとか。

・・・と説明されても、さっぱり何をするのか分からなかったので、昨日、1日早くカーニバルが行われる我が村で行われる様子を見に行く予定が、夕方からの雨風がちょっとあって、寒いし見に行くのを断念(ひ弱。。) そして、本日やっとパレードを見に、近くの村へ。


ちょうど到着すると、何やらクラブ的な音楽やら、規制を掛けて音量を下げさせているとは聞いたものの、それでも爆音が鳴り響く。そして、色々なグループが、それぞれ趣向を凝らして作った出し物見たいなものを、トラクターやトラックで引いて、村の中を練り歩いていく。出し物は何かというと、各グループがダッチジョークを元にして作っているらしく(必ず出し物の作りもののどこかに書かれている)、ちょっと難解。でもオランダ人にとっては、思わず「くすっ」と笑ってしまうようなもののよう。ただ未だオランダ歴の短い自分には、多くは説明されても分からないし、中には「英語に訳せない・・・」と言われるものまで。。でも少なくとも感じ取ったのは、「皮肉がまじったジョーク」だったり、「権威や体制を皮肉ったジョーク」が多い感じ。 

体制への皮肉の部分だけれど、1例としては、何と市長の顔写真の上に檻の絵を描いて、市長を牢屋に入れてみたり。思わず、「市長さん、こんなの見たら悲しくて、きっと今この村には居られないのでは?」なんて言ったら、我がパートナーより「市長はどこかでお酒飲みながら笑って見てるんじゃない~」とか。ある種のオランダ人の寛容さの一例!?

ちなみにそれぞれのグループは、比較的若者が主のグループが多く、作った出し物に乗っかって、お酒を飲んだり、踊っていたり。他、青年層~熟年層は、仮装+α位で歩いていたり。中には一人で参加の人も。



それからもう1つ不思議系では、何故か練り歩いている出し物の上で大きなフライパンを熱し、ハンバーグを焼いて、ハンバーガを作り、見ている人に配っているグループまで!

また見ている人たちは、オリボ(確かこんな名前)というダッチパンケーキのドーナツ版のようなものを、出し物して練り歩いている人たちに差し入れたり。でも何故か、方々からこのドーナツが投げられてきて、ちょっともったいない?(日本人的!?)




ちょっと短い時間だったけど、やっと「カーニバル」の正体が明らかに。そして相変わらず、色々なオランダ人気質や習慣に触れる。 でも、来年はもっと正統的なカーニバルをしているらしい、南部のマストレヒトにいきたいな!

[カーニバルの更なる写真はこちらから!]
Carnival 2012 Feb

Saturday 18 February 2012

遅まきながらのバレンタインデー。

少し遅い話題だが、ここオランダでのバレンタインデーは、男性から奥さん・恋人にお花(+α?)を贈るのが通例なのか、バレンタインデーにお散歩をしていると、花屋さんはバレンタイン戦線といった感じ。(そこまで白熱はしていないけれど、ある意味日本のチョコレートショップのよう?)

冬とはいえ、いつも町の花屋さんには沢山の花がご自宅用な感じで溢れているのだけれど(かつお手頃価格!)、この日は特にラッピング済み&籠に入っている、綺麗なギフト用のお花が多くなっている。ちなみに、オランダは花産業が強く、アムス郊外にある大きな花市場から世界中に毎日沢山のお花が競り落とされ、輸出されていくとか。

(さすがに、花屋さんの中で写真をぱちりとすることができず、お見せできないのが残念なので、代わりに看板の写真を。)

ということで、我がパートナー家族および、その周りのお友達の男性陣も、奥さん・パートナーからの何かしらの期待に応えないといけないらしく、ちょっとだけ溜息がちだったので、「日本では女性が好きな男性にチョコレートをプレゼントする日」と教えると、「日本の仕組みは素晴らしい!」と。あれ、Lady Firstのカルチャー、本心では違うのか?なんて。

では自分はというと、東京に住んでいた時には、やはり日本の習慣に合わせていたのだけれど、二人でオランダに来て初めてのバレンタイン、どうしたものか。住んでいる近辺にはお店もないし、スーパーに行っても、ありきたりのチョコレートしかないし、結局我がパートナーが日本に出張中なことをいいことに、のほほんと過ごし、何も用意せず。

そして、バレンタインデーが過ぎたこの週末、彼がご帰国。色々日本から調達・持ち帰りをお願いした本や食べ物の他に、何と、”バレンタインデー”の贈り物として、二人が日本にいるときに大好きだったチョコレート屋さんのバレンシアというチョコレートが!オランダに移り住んだら、オランダのしきたりに従いつつも、ギフトはチョコレート :)

本人も食べたかったからなのは知っているけれど、色々な意味でちょっと嬉しい :)


(オレンジにチョコレートがかかっていて、見た目も綺麗だし、美味しいし、お薦めです!)

Friday 17 February 2012

オランダ語初心者集中コースのキックオフ。

待ちに待ったDelft TU (デルフト工科大学)の5週間集中コースが始まる。本格的な授業は来週月曜日からなのだが、昨日はIntroduction Meetingがあり、はるばるDelftへ。

前にも少し触れたかもしれないが、週4日×5週間のコース。毎日の構成は、毎日2-3章宿題が出て、1時間x2回のConversation主体のクラスと、各クラス後に30分のコンピュータテスト。テストは80%以下だと再テストで居残りという仕組み。また各章の宿題のやり方が厳しく指示されており(前のブログ参照)、今回のIntroductionでも念を押される - 沢山耳から聞いて、沢山リピートして、更にデクテイーションをして、少しの文法問題を仕上げていく。これを忠実に行うと1章あたり2-3時間はかかるとのこと、毎日2-3章宿題なので、授業に出席する他に、6-9時間は自習が必要。先生から「No Party, No Weekend。でも5週間終わったらしゃべれるようになるから!」と言われる。また「沢山インプットを入れて実際に口に出すほど、語学習得が早いと、最近の研究でまた実証されたから、間違いないから頑張って!」と。

一応各クラス12名程度がMaxと書いてあったのだけれど、このIntro Meetingで紹介されたクラスを見ると、今回15名クラスが2つ。つまり同じ期間に30名もEnrollしている!出席者の顔ぶれをみると、アジア系は多分自分と、もう1名中国の女性のみ。他は北欧系、ドイツ系、スペイン系、アラブ系。先生も触れていたが、北欧・ドイツ系の学生は、オランダ語が自国の言葉に近いので、早く習得できるとか。夏には実際、その系統の学生だけを対象にした特別クラスがあるらしい。

全ての授業終了後には試験があり、それに通ると次の中級コースに入れるらしい。更にそれが終わると上級コース。そしてこの上級コース終了すると、永住権を取る際に必要な国家語学テストを受験できたり、オランダの大学に入学が許可されるくらいの語学力となるらしい。つまり、ものすごーく集中して頑張ると、5週間コース×3回(コースの間は1-2週間Break)で、かなりの域に達する目算。ちなみに1コース 750€なので、これでかなりFluentになるのであれば、お得感あり。相当神経が張り詰めそうだけれど、もしかしたら、Job Huntingする前に一気にこれをこなした方が、色々な可能性が広がるかもと思う。でも、コースをパスできる頭と、やりきる神経があるか・・・。。

しっかりこのコースをやりきれるかなのだけれど、色々不安。やっぱり年をとってきたからか体力・能力が劣り始めていること、もともと語学才能が高くないので、頑張ってどれだけついていけるか、そして最後は環境。今も、この怒涛の5週間に向けて、居候宅で勉強しているのだけれど、集中するのが大変。。自室が寒いことと、自室に籠っていると落ち込んでるのではと彼の家族にされるので、リビングルームで勉強をしていると、「どれどれ、どんなテキストをやっているの」と話掛けられたり、お客さんが来て中断したり、大きな音のTVを見ているので集中できなかったり。。更には「勉強しすぎだから、もうやめなさい!」と心配してテキストを強制的に閉じられる。。

孤立したり寂しがらせないように、できる限り(オランダ語で)話しかけたり、英語のできるゲストを家に呼んだり、根を詰めないようにリラックスさせようといった本当に暖かい気持には本当に感謝。ただ本当に勉強が必要な今、どううまく折り合いをつけるか。イギリス留学前~留学中は、これ位時には根をつめて勉強することは苦ではなかったし、一人に慣れているので、本当は自室お籠りしたいのだけれど、それをすると心配されすぎてしまう。できるだけPositive面を見ようと思いつつ、宿題の多さに焦りつつ・・・・さてこの5週間どうなることやら。

それはさておき。最後に、Delftのコースのテキストは、文法の説明が非常に少なく、かなり手探りで勉強していた。そこへかつて日本で買ったオランダ語の本がやっと航空便で届いたので、開いてみると、目から鱗!日本で勉強始めようと開いていた時には、1ページ位でGive Upだったのだけれど、するすると読める。そして色々なことがつながり、なかなか有難い存在になりそう!お薦めです。

Thursday 16 February 2012

小さな悲喜こもごも。

これまでのユニークなキャリアからか、東京で働いていた頃から都度都度ヘッドハンター的な方々からコンタクトをもらっていたのだけれど、昨日も1件ほど、メールが舞い込む。結構面白そうな内容。ただそれと同時に、何故だかせつなさがこみ上げる。

働いていた頃は、目の前の仕事に没頭している時に限って舞い込むこともあり、全くそっけなく、返事をしなかったのだけれど、何だかいざ仕事を辞めてから、ちょっとその有難みを感じる。住んでいる国の言葉もできず、どんな仕事の可能性をたどれるのか、未だ手探りなため、一抹の不安を感じているから。。自分があのまま日本に残っていたら、キャリアという点ではもっと発展できる部分もあったのかなーとか、いやかなり毎日きゅうきゅうだったから、ストップしたところ位が限度だったのかななどなど、考え始めたり。

とはいえ、決意したのも、Struggleすることはあっても、全く違った環境に飛び込んで得られるものもあるだろうし、大切だと思った人とできるだけ人生の時間を共有したいしと思ったからであり、、、今はとにかく、新しい環境でLifeもWorkもしっかり確立できるよう、できることをコツコツするのみ!来週から超ハードなオランダ語コースが始まるし、まずはそれに没頭しなくては。。

そんな一方で、やっと航空便の荷物が昨日着荷!でも着荷当日、家族がみな忙しい等々で、荷物は車のガレージに一時保管されたまま、空けられず・・・涙。何だか食べ物を目の前に見せられつつ、お預けをくらっているペットのよう。。でも本日、我がパートナー弟がOff日のため、お手伝いしてもらい、無事本当に欲しいものが入っている箱だけ、開封!(感謝!) (ちなみに、かなり横道それますが、ここオランダでは週休3日制を選ぶことができて、実は弟君はこの制度を享受してます)

どのみち一軒家を借りた暁に、また荷物を運び出さなくてはいけないので、本当に必要なものだけを厳選。とはいえ、お洋服、靴、アクセサリー、本と、結構がさがさあけてしまった。でも、ずっと地味な服だけを着まわしていたので、選択肢ができると思っただけで、物凄い嬉しさがこみ上げる。アクセサリーも、東京のときのように一杯つけられないけれど、それでも選ぶ楽しみが何より :)

雪もすっかり溶け、日も少しずつ長くなってきたし、春も近づいてきた様子。早く春を楽しみたいな。

Tuesday 14 February 2012

オランダのパンケーキ。

各国で、"パンケーキ"的なものがあるが、ここオランダでも、1つの立派な人気の料理として存在。(ちなみに、インドのパンケーキはスパイシーだった!)

初めて存在を知ったのは、我がパートナーが付き合い始めにプレゼントしてくれたオランダのクッキングブックにて。その本に習って、「おかず的」パンケーキを作ったところ、「邪道」と言われる。。本に書いてあるよといっても、「シロップか、砂糖をかけて食べるものが本物」と。

そんなこんななやりとりを経た、2年前ほどに初めて、彼の実家を訪問した時、「本物」をいただく。油をたっぷり使って、焼いたというよりは、薄く上げたパンケーキというのが「初対面」の私の感想。すこしぱりぱり感がある感じ。家族は、次々に焼きあがるパンケーキに、グラニュー糖、粉砂糖、シロップ、ジャムなど、思い思いに自分好みに味付けて、ぱくぱくとほおばる。2-3枚は軽く食べて、終了。母の作るパンケーキは家族みんなの大好物という感じ。

こんなやり取りと経験をしていたので、すっかり、「ダッチパンケーキ」は甘いものだけと思っていたところ。どうやら、これは「我がパートナ家の」常識だったのかもしれない。先日ブログにちょこっと登場した、大学生の男子含む家族ぐるみで仲良くしていただいているオランダ人ご夫妻が、オランダ語が未だ話せないので寂しくしているだろうと、最近1週間に1度、自分をどこかの街に連れ出してくれる。そのお散歩地の1つで、ちょっとチェーン展開しかけているパンケーキ屋さん(Pannekoekenbakker =パンケーキを作っているパン屋さん的な意味)へ。

メニューを見ると、200種類近くも!そう、甘い系からおかず系的なものまで。。思わず、「オランダパンケーキは甘いものしかないと言われたのだけど・・・」と口走ると、「いや、違う!」と。。ちなみに「おかず系」には、「チーズベース」や「ベーコン主役系」だけでもそれぞれ30種類以上くらい、あったかと。

今回自分がトライしたのは、チーズベースで、マッシュルームと長ねぎが入ったもの。薄い生地がベースとはいえ、結構大きくて、すっかりおなかいっぱいに。(ちょっとピザっぽい?)


もしオランダにいらした時には、是非お試しあれ! :)

Monday 13 February 2012

オランダエッセー by 日本人。

以前少し触れたのだが、在オランダ日本大使館の図書室からお借りした本たち。その中には、オランダに在住した日本人の方々の書かれたエッセーが何冊かあった。本を書かれているだけあって(?)、オランダへの想いが溢れていることを感じる。

それらの本のうち、今日はちょっと一冊ご紹介。外務省から在オランダ日本大使館に赴任されていた若い日本女性が書かれていた本。彼女のオランダ・日本両国への想い、そして懸け橋となろうとした情熱がほとばしっている。若い時にこのような密度濃い異文化体験をされていることが羨ましい。

この本では、オランダ人の全般的な性格を、歴史的・文化的背景から分析した記述が沢山。色々な事実を紡ぎ合わせて深い洞察を持たれているなーと感心。ここオランダの小さな村で、オランダ人だけに囲まれて暮らし始めて、私自身が、「もしかしてこれって?」なんて思うことが大体カバーされていて、点が線でつながった感があり、非常に面白かった。ちなみに、一部、オランダ人を持ち上げすぎ!?と思うところもありつつ、彼女の深い愛情があってなので、全く嫌味がない。

また異文化:異国籍の人たちに真摯に向き合ったからこそというところで、良い意味で「日本人としての自分」を意識し、日本/日本人の良き部分を自分の頭と心で考えられているところは、私自身がこれから心がけたいなと思うところであった。ちなみに、彼女がオランダで、日本の武道や世界で活躍する日本人芸術家との出逢いを通じて、世界に通じる日本人についてこんな風に記述している。「人を信じる心、謙虚の心、和を尊ぶ心。・・・・・世界中で経験を積むことで、日本人としての自分が筋の通った形で常に自分の中にある。日本の美しき心が自然に外に出る」

その他面白かったところでは、オードリー・ヘップバーンについての記述。実は彼女はオランダ人の母を持ち、戦時中オランダに住んでいたとのこと。その後の彼女の生き方や考え方に、オランダ的なものが根付いている点の言及も非常に興味深かった。名前は知っていても、その生い立ちや詳しい人生はあまり知らなかった。ちなみに、オランダつながりというだけでなく、この著者自身がオードリーに共感し、人としての幸せを追求している姿勢が見え隠れし、その後、退官するという選択肢を決断したご自身を重ね合わせているように見える。いつか彼女があげていたオードリーの伝記を読んでみたい。(アマゾンで探したけど、中古しかなかった!) 

全般的に非常にさらさらと読め、色々なオランダへの洞察や、女性が生きること、日本人として生きることなど、考えさせられる点があり、今の自分にとってはかなりGood to readでした。ご興味があれば、、是非!

Sunday 12 February 2012

のんびり&独り言。

再来週から始まるコースに備え、事前学習することが山盛りなのだけれど、本日日曜日は超スロースタート。

昨晩寝るときに、我がパートナー母より、「今晩は少し長めに眠ったら」と言っていただきつつ、ちゃんと起きるぞーと思っていたのだけれど。まんまと気づけば朝10時!でも、朝食を取りにキッチンに行ったときには、何と皆がちょうど揃う時で、ほっ。

と、何故寝坊したかというと、昨日から我がパートナーが日本に出張へ。早朝牛・羊に餌をあげるために起きる人がいなくなったから(笑)。 いつも彼がもそもそ起きたり、戻ってきたりしているので、自然と目覚まし時計を使わない生活が続く。すっかり自分の目覚め力を過信していた。いかんいかん。目覚ましはやはりかけないと。。

今回彼が日本に行くことになった時に、とっさに「Amazonで本を買って(彼の)会社に送ってもらうから、オランダに持って帰ってきて!」とお願いをする。やりたいこと&やらなきゃいけないことが多々あるのだけれど、ないものねだりで、大使館でお借りした本を読んでいるうちに、「これも読みたい、あれも読みたい」と、色々な本がほしくなったため。気軽に「いいよ~」と言っていたけれど、一生懸命減らしたつもりが実は9冊も頼んじゃったのでした。。さすがにびっくりして、戻ってきたら文句言われるかな。ま、いいや :)

そして今週はやっと航空便で送った荷物が着荷予定!住所登録証明書を提出してから、約3週間以上税関で費やす。長い。。。とにもかくにも、ずっと着たきりすずめ状態で、同じような服を着まわしていたので、とても嬉しい。今回200Kg分の二人の荷物を航空便で送らせてもらえたので、確か冬服&靴はスーツも含めて結構入れたはず。厚手の巻物系(ストールとか)は入れそこなってしまった気がするけれど、今よりは着るもののチョイスが広がるはず!

ちなみに、200Kgは結構沢山入れられるもので、引っ越し業者さんに「もっと入れられますよ、折角だからもっと航空便で入れられるものピックアップしてください!」と言われ、ルクルーゼ鍋など含めキッチンツールから、食器までかなり実は入れてしまった。一応想定としては、オランダに入国して2-3週間位で、二人の住居に移れると思ったから。。ということで、15箱強届く予定の航空便、大多数は空けずにお倉入り予定。 色々な意味で早く二人の家に引っ越したいな。

Saturday 11 February 2012

長距離スケートが強い訳?

自分が持っていたオランダのイメージの1つ。長距離アイススケートが強い。高ーい身長と、長ーい手足を存分に活かし、滑っている姿は美しい。

そして今冬オランダに来てみて、スケートがかなり人々の生活に身近にあるのを実感する。特にここ最近の寒さが大いに関係しているのだけれど。

オランダは元々、海や川を埋め立てて作られた土地の上にあり、「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」と言われているらしい。実際、最近読破中の、日本人の方が書かれたオランダ本に必ずこの一文が紹介されている。この成り立ちや維持の仕方が、オランダ人の気質・特徴に大いに影響しているらしい大きな要因の1つらしい。

とちょっと横道にそれたが、そんな訳で至るところに水(川・湖など)があり、冬にマイナス5度程度の日が1週間位続くと、これが綺麗に凍り、自然のアイススケート場へと変身する。そして大人子供問わず、各所に繰り出し、思い思いにスケートを楽しんでいる姿はほほえましい。ちなみに、ニュースではこうした全国の光景の中継と、スケート事故防止方法の特集なんかも流れている。

そして今日。風車が川沿いに立ち並ぶ世界遺産のキンデルダイクの川で、大勢の人たちが滑っている風景をニュースで発見(クリックするとビデオが見られます!)。行きたかった! またこれ以外にも、見事に凍った川を大勢の人がマラソン的にスケートしている姿も。 

こんな風に育っていれば、自然と有望な長距離スケートがどんどん育つんだろうな・・・なんて勝手に思ったり。



Friday 10 February 2012

当たって砕けろ!(砕け気味・・・)

ここ最近、日々地道にオランダ語学習。(あ!日本大使館でお借りした本読まなくちゃ・・・)

一応あまり沢山の本に手を出すと混乱するかと思い、Delft Methodの本 命!で頑張って見ているのだが、やはりあまりに基本的な文法&ルールが曖昧なまま進めていても、効率が悪い気がする。ということで、本屋を覗いたところ、English Speaker 向けの「Dutch for Dummies」なる本を見つけたので、購入。(ちなみに・・・今日本のAmazonでも売っていること発覚、それもここより安い(ガクン))

ぱらぱらっと見たところ、オランダ語の単語のスペリングにおける発音ルール、文の構造ルール、時制のルール、良く使われるPhrasal Verbなどがのっている。結構さらさらと読め、Delft本のSelf Studyを一時中断し、基本ルール的なパートを読破。今まで自己流に、「オランダ語って、こういうルールがあるのかな・・?」とか探っていたより、ずっと効率的に飲み込めた(気がする)

そして再度、沢山の知らない言葉と、とても初心者向けとは思えないSentence満載のDelft本に戻り、またコツコツと自習。そんな折、我がパートナーの家族が家族ぐるみでお付き合いしていることが縁で、日本に遊びに来た時に自分もお友達になったオランダ人大学生の男の子がひょこっと遊びにくる。

そこで、皆が話している時に、分かる限りの単語を駆使して、会話に無理やり入る。未だ未だうる覚えなので、Delft本を見直しつつ、本に出てきているSentenceを自分が言いたい内容に無理やり活用させ・・・その上、発音は未だ未だひどいので、時には、テキストに書かれた単語をさし示し、無理やり会話につなげる。

かなり周りに我慢を強いたり、笑われたりしながらも、何とか2時間近くを過ごす。やっぱりただ教科書を勉強しているだけでなく、こうやって活用させる場は大切かなと強く思う。でも、何より、こんな自分に気長に付き合ってくれた、我がパートナーの両親とお友達に本当に感謝デス。

早くオランダ語できるようになりたーい!(遠吠え)

写真:明け方のように見えますが、実は朝8時!でもいつも朝見ると綺麗なので、ちょっと景色をお裾分け :)



Thursday 9 February 2012

言葉習得・・・もどかしい。

色々なことができるためにも、早く言葉を習得したいと思い、幾つかリサーチの結果、Delft工科大学の初心者向けIntensive 5weekコースを申し込む。早く話せるようになるなら、ビザ審査待ち期間は仕事も旅行もできないし、ハードには越したことはない!と思ったものの・・・

学校見学時に一緒に購入したテキストを自習し始めたのだが、これが本当にハード。Delft methodという方式で、会話中心のテキスト。予習として、各章、大体以下を必ず行うようにと指示がある。

①テキストを見ながらAudio CDを一文一文止めながら聴き、全て理解できるまで繰り返す。また一文一文口に出して読む。
②テキストを見ながらAudio CD止めずに聴き、全て理解&口に出せるようにするまで繰り返す
③テキストを見ずにAudio CDを聴く。一文一文止めがら、内容が理解できていることを確認。また口に出して読んでみる
④テキストを見ず、途中で止めずにCDを聴く。理解できているか確認。また実際に発音してみる
⑤ディクテーションをする
⑥練習問題を解く

ただ、各章の内容、結構しっかりとしたセンテンスで、文法も習っておらず、単語も知らない身としては、最初の章から軽く2-3時間かかる。各章での文法説明もほぼないに等しく、読み説くのはパズルみたいな感じ。オランダ語って、こういう構造なのかな?とGuessしながら。また単語を見ても発音の仕方が未だつかめない。(独特の読み方が多い・・・)

ちなみに、第一章から「先生の名前は○○で、オランダ出身です。△△はオランダ出身ではなく、中国出身です。彼はデンハーグに住んでいます」という内容が、会話とサマリーで構成されている。二章では何年オランダに住んでいますかとか、誰と住んでいますか?子供はいますか? etc etc、第三章は、何故オランダ語を学んでいるのですか、どうやって学んでいますか? などなど、各章30行くらい。

日常我がパートナーの家族と話すときにも、応用できそうな良質なセンテンス満載なのだが、各章を勉強しているときには覚えたつもりでも、他のインプットと共に、流れるように忘れる始末(笑)!またCDの音をまねているつもりでも、微妙に違うみたいで、実際に家族に話しかけてみると、「その発音はね、・・・・・」と沢山なおされる!Sigh。。

ちょっと圧倒されぎみなことと、彼の家族も勉強し始めているからこれくらい分かるのではと思って話しかけてこられることがほとんど分からず、途方に暮れかかる。。自分では笑顔にしているつもりだったのだけれど、大分思いつめていたみたいで、お部屋で自習中に、我がパートナーが部屋に戻ってきて、顔をみるなり、開口一番「何があったの、どうしたの!」。

そんな言葉に、つつっと涙が止まらず、「くやしーよー」と日本語でちょっと小さな嗚咽。語学習得は長い道のりなことは分かっているから大丈夫だよ、焦っちゃだめだよと慰めらる。思えば、前職の会社で、「将来リーダーたるもの、失敗や嫌なことがあっても、1秒で立ち直り、次に向かえ!」と諭され鍛えられているうちに、いつのまにか全般的に、落ち込み気分コントロールは比較的できるようになっていたのかもしれない。でも乗り越える壁が異常に高ーく感じるときには、未だ未だ難しい。でも、ちょっと周りの優しさに支えられ、もう一度肩の力を抜いて、一歩ずつ頑張ろうと思う。

Tuesday 7 February 2012

サミシガル?

オランダに来て2週間と半ほど。来て1週間ほどは、我がパートナーも未だ会社が始らず、居候しているご両親宅で、牧場の牛・羊の世話をしつつも、かなりの時間を皆で過ごす。

そして2月から、東京とは違った意味での彼はハード生活に。東京では、オランダのオフィスとの時差を超えたやり取りやら、日本のお客さんの工場へ出張やらで、朝から晩まで働き、夜11時頃帰宅。(日本人並み!) そして今は、朝出勤前に5時半近くに起きて、牛・羊たちに餌を与え、8時頃車で会社へ。(通勤1時間) そして夜は7時近くに帰宅し、軽く夕食を済ませると、また牛・羊たちを世話し、9時過ぎほどまで、落ち着く暇なし。

自分はというと、未だ申し込みをした語学学校が始まっていないので、朝起きた後、メール&日本のニュース&Facebookチェックし、語学学校のテキストの勉強や本を読むという感じ。お昼・夕食は彼はいないので、英語の話せない彼のご両親と一緒に取る。合間合間では、コーヒーとクッキーもいただきつつ。 本当はお洗濯や料理をお手伝いしたいところなのだけれど、何となく返って邪魔をしている感じになるので、お世話になりっぱなし。これはちょっと罪悪感。また週に1-2回は、大きな町に行って、お散歩も。 週末は、彼と一緒に、二人の友達宅を訪問したり、Dinnerに行ったり。

本人的には、全般的に、やりたいことが色々あって、時間が足りない!という感じが一杯で(例:早くオランダ語を話せるようになって、彼の家族含めて、早く話ができるようになりたい!ということでオランダ語勉強 とか)、どちらかというと何かにどっぷり落ち込む余裕はない感じ。勿論、ビザとれるかな、、とか、本当に仕事見つかるかなとか、もしここでの生活に失敗したら日本でやり直し利くかなとか、考えることもあるのだけれど、思いつめるまでには未だ一応追い込まれていない。(そのうち冗談ではなくなるかもだけれど!)

こんな呑気な本人(=自分)の様子とはうらはら、周りからは大分心配をされ始める。先日用事があって出かけたところでお会いした、オランダ人の旦那様がいらっしゃる日本人女性の方には、「孤立していませんか?寂しくありませんか?」と声をかけていただく。 また彼の父から彼に、「一刻も早く仕事から帰ってきて、彼女ともっと話をしてあげないと、寂しい思いをしてしまうだろう」と、昨晩少し言い合いになったみたい。。

思えば昔から、一人旅にふらっと出たり、英語もろくに話せないのにイギリス留学したり、あまり一人になるということに抵抗がなかったり。 また自分が知らない言葉で話している友人たちの和の中に入っても、それなりに何故か楽しんでしまえるので、みんながオランダ語で話しをしていても、結構平気。

うーん。ちょっと変なマイペース人間なのかな?

Monday 6 February 2012

INDへ・・・ビザ申請。

このブログページを読まれる方へ **2013年2月追記:

オランダでの各種ルールは、年々変わる傾向にあり、移民へのルールも刻々と変わっています。既に2013年からの申請に関し、条件など変わってくるようです。よって、下記の記述はあくまで、1個人の参考として閲覧いただき、実際に申請される場合には、最新の情報を、直接オランダ政府・移民局(IND)のサイトや、IND担当者まで問合せいただけると思います!

ここから、2012年2月6日に実際にアップロードしたブログ記事です------------

オランダ入国後にアポイントを取ったIND(移民局)との面談。本日朝、一番最寄りのINDオフィスに、申請書類他を携え、インタビューに出かける。

アポイントの時間は朝の8時45分。いつも遅れ気味だったけれど、本日はちゃんと時間に間に合うようにと、順調にいけば30分で着くところ、1時間前に二人で家を出る。それなのに・・・・。何と事故渋滞に巻き込まれる。途中で遅れる旨連絡しようと試みるも、電話の取り次ぎは9時から!ということで、まんまと無断遅刻。。

インタビューがキャンセルされたり延期されては困ると、まず自分が受付に駆け込み、我がパートナーは車を駐車場に入れて後から追いかけるという策に。「ものすごい渋滞に巻き込まれて!!ゴメンナサイ」とまくしたててみたものの、何事も聞いていないような無表情で、受付番号が手渡される。ちょっと拍子抜け。

かつては移民申請が多くて混んでいたみたいなのだが、大分すかすか。すぐに呼ばれる。申請用紙や、提出する書類を一つ一つ丁寧にチェックされ、幾つか追加で提出するようアドバイスをもらうも、いたって平和に物事は進む。他のデスクでは、モロッコ系移民が何やら、一方的に受付の一に不満をぶちまけているところもあるが、日本人相手だと円滑のよう。

最後に、6か月滞在の許可証をパスポートにつけてもらい終了。今回受付をしてくれた担当者からは、多分2か月程度で申請結果がでると思うが、全Nationalitiesを通じて最大限この種のビザでかかる審査期間とされる6か月分を出すねと一言。申請が却下された場合には、即座に取り消されるらしい。。

また今回申請が通った場合には、まず1年分のビザが出て、すぐに仕事ができるよーとのこと。1年後、延長する場合には、次は5年分まとめて有効なビザになり、それを経て、永住権 or オランダ国籍取得の権利が発生するらしい。ちなみに、5年ビザを繰り返し申請し続けるというのも可能だそうだが、多分高くつくのかな。また永住権 or 国籍を切り替える場合には、オランダ語の国家試験にパスする必要があるとのこと。詳しくは、市役所で、試験受験のための指定語学学校の所在を含めて、聞いてねとのことでした。 でも、永住権はさておき、仕事を見つけるためにも、頑張ってオランダ語勉強します!

ということで、後はビザがとれることを願って!

[参考]
過去申請された日本人の方のブログから、大分情報をいただいて助けていただいたので(直接お礼できませんが、本当に有難うございます!)、私が必要だったことも記載しておきます。

結婚していないカップルのビザ申請申請に必要なもの:
-申請書および、IND指定のフォーマットでの補足用紙 
 (二人の個人情報、二人の関係性とその経緯、パートナーの誓約書、など)
-両者それぞれの、出生証明書、未婚証明書
 (日本人の自分の証明書は結構手配に手間暇かかるので要注意!)
-申請者パスポートと、パートナーのパスポートコピー
-居住地の市役所が発行した住民仮登録の証明書
 (この証明書はINDからのサインをもらって、市役所に提出)
-スポンサーとなるパートナーの収入証明* (一番最近の3か月分の給与振込み証明書)
-パスポート写真
 (日本のパスポート用の写真だと、背景がNGみたい!再提出させらるかも)
-お金 1250 Euro  (かなり値上がり中!)

*他にも同じようなケースの方がいらっしゃるかもしれないと思うのですが、オランダ人パートナーがオランダに転勤で戻ると同時に入国・申請すると、用意できないのが、給与振込の実績を示す書類。 今回、彼の会社から、会社印つきで、入社日・年収記入してもらったのだが、これだけではNG。追加で、「会社からの雇用契約証明書」と、「オランダのオフィスに復帰した最初の月の給与振込証明書」を郵送するようとのことでした。

**その後、3日してINDより、申請を確かに受理したこと、通常6カ月程度要するが、あなたの場合には○月○日(大体約2カ月)までに結果が出る可能性がある・・・というレターを受け取る。


Sunday 5 February 2012

「窓」 at オランダ家庭

オランダに来て、特に一軒家を見て気づくこと。それはどの家も、窓がとても大きく、カーテンは開け放たれ、窓際には個性ある素敵な飾りつけ(お花や植物や置物)がされていて、道を通る時には、ちょっとしたアートを見ているみたいな感じがする。(写真を撮りたいところだけれど、さすがにPrivacyに触れるかなと思い、撮っていない。もし興味をもたれた方は、是非オランダに遊びにきてくださ~い!)

意識して見ようとしなくとも、自然と窓を通して家の中での住人の様子が見えるのだが、見られていることを感じさせない自然な振る舞い。TVを見ていたり、お料理をしていたり。(・・・って、しっかり見ているか!) 日本ではちょっと考えられない感じ。

そして実際にオランダ家庭に居候させてもらったり、お呼ばれしてお家訪問をしていると、そこまで見せていることを裏付けるように、オランダの人たちが,本当にお花好きで(世界の花の70%位はオランダから出荷されているとか!?)、更に窓際の綺麗さを保持しているかが分かる。古くに建てられている家であっても、だから古めかしさを感じない。プラス、それは窓際だけに留まらず、キッチン周り、トイレ・お風呂周り、各部屋と、徹底している。ミナラワナクテハ。。

では何故こんな風にあけっぴろげなのかな・・・なんて思っていたところ。最近読んでいたオランダ在住歴のある日本人の方々のエッセーに、幾つかヒントが。

諸説の一つは、歴史的背景として、「カルヴィニズム」が称賛されていた頃に遡り、それぞれが自分たちは何も悪いことはしていないことを、他人が目視できるようにしていた名残とか?ただこうしたことが元は背景にあったとしても、今は各家庭で代々これが普通のこととして受け継がれ、これが自然なこととして今は成り立っている気が少しするような。

そしてもう1つ。オランダは一年を通して太陽が照る日が少ないこと。夏は日が長いとはいえ、いつも燦々と太陽が当たっている訳ではないみたい。また冬は更に顕著。ということで、少しでも太陽の光を取り入れて明るいリビングにしたいという試みではとのこと。

ちなみに「日照り関係で」少し脱線を。日本では「色白」が美人のキーワードの一つになっているが、ずっと我がパートナーから「もう少し日焼けしたら?健康的に見えていいよ」と言われ続けている。日焼けするとそばかすが増えるので嫌がると、「そばかす、かわいいよ。ヨーロッパの人たちも結構あるし、気にすることないんじゃない?」と言われる始末。本人も日焼けが好きで、日焼けできそうとな場所を探すことが好きだし、日焼けできるよう平気でTシャツを脱いでしまう。。最初は彼だけかと思っていたけれど、本を読むと、オランダ人の傾向として、太陽がでると同じ行動に出ているらしい。何だかちょっとリンクする?

これから暫くしたら一軒家に移る予定なのだが、どんな風にアレンジ&維持していけるかしら・・・なんて。ちょっと駅でオランダのインテリア雑誌でも立ち読みしてみようかな。

Saturday 4 February 2012

予報どおり!?欧州に厳寒な冬が来る。

オランダ在住されていた日本人の方が書いたエッセーを沢山読んでいると、日々の生活で私が発見していたことが色々つながり、Blogに書いてみたいトピックが増えてきた。そんな話を今日から書いてみようかと思ったのだけれど、あまりの異常気象が続いているので、ちょっとそのお話を。

元々2011-12の冬に入る前に、この冬はヨーロッパは想像を絶する寒さに直面する(新聞を飾った見出しは「死の将軍が襲う」というネーミングと聞いた)と、我がパートナーから聞いていた。しかし、いざ冬に入っても、比較的温暖だったようなのだが ・・・ 自分が欧州入りしてから、だんだん様子がおかしくなってくる。

ロシア方面から寒気団が入ってきているらしく、日中でマイナス10度近い日々が1週間続く。そして今朝方はマイナス21度!牧場を家族経営している我がパートナー、朝5時起きして一仕事したあと、さすがに寒くてお布団にくるまって暖をとるはめに。

昨日お昼から断続的に雪も降り始め、ニュースではさかんに、電車遅延、交通渋滞の報道が多い。アムステルダム・ユトレヒトなどの大きな駅では、プラットフォームに人が溢れかえっていたらしい。TVのニュースも、こうした駅から中継が出ていて、何だか東京でも見た感じ。(台風直撃後の新宿駅とかからの中継とかに) 


この状態夜遅くなっても解消されず、オランダ鉄道は全員が帰途につけるまで電車を動かすと宣言したとか。理由は、昨冬の大雪の際、電車が動かずちょっとしたパニックになったらしく、鉄道を管轄する省の大臣が、「今年も同じ状態にするな!」と言ったとか? そんな話を聞き、冗談で「でもさ、今晩全員を家に帰すまで電車動かしても、明日は全面ストップしちゃったりして」と言っていたら・・・本日お昼のニュースにて「ユトレヒトで電車が全面ストップ」とか何とか出ていたみたい。笑えない冗談でした。。

そんなこんなですが、実際寒いと、空気も澄んでいるし、雪でとても素敵な景色に。当初マイナス8度位のときには寒がっていた自分も、マイナス10-11度位では「ま、大丈夫かなー」なんてVillageを歩き回る状態。でもこの寒さ、暫く続くみたいだからちょっと覚悟が必要かな。(ちなみに断続的にここまで寒さが続くのは何十年ぶりだとか!)

 雪をかぶった木の実。
 隣のおうちの羊たち。我がパートナーファームは全羊を屋内に避難させずみ。寒さ的には何とか大丈夫なのだそうですが、彼らの食べる草類が雪に埋もれて、食べられなくなっちゃうのは良くないとか。
 歩いているときに見つけた、動物の足跡!多分野うさぎ?
蜘蛛の巣まで雪に!

Friday 3 February 2012

Walk around Den Haag

昨日のBlogに書いた通り、各種書類を揃えるために出向いた日本大使館およびオランダ外務省。折角出向いたDen Haagの町を、ちょっとこの機会に探索。そのちょっとしたシェアを。 :)

オランダにおける政治関連の主要都市であると共に、欧州ひいては、世界的にも重要な拠点も存在するDen Haag。商業都市であるアムステルダム、港町都市(欧州全体としても重要な窓口)であるロッテルダム、そして政治都市のデンハーグと、それぞれの役割を果たす都市が幾つか点在。日本のように全てが東京に集中というのとは違うモデルかなと思う。

政治関連都市ということで、各国の大使館もこの地に集まっているらしく、日本大使館を始め、街を回ると色々な建物にフラグが掛けられている。日本大使館は、国際司法裁判所などが入った平和宮というところの近くの、一軒家。多分昔は人家だったのではと思う。周りにはオーストラリアの大使館も見つけたが、そこは普通のオフィスビルのようなところ。一方で、ショップが幾つか立ち並ぶ小さな通りには、東欧の国の大使館も見つけた。入口に小さく書いてある字を見なければ、大使館がそこにあるのには気づかないほど。などなど。 
ちなみに、この平和宮の前には、「World Peace Frame」なる、約190カ国位がそれぞれ独自の石を置いて、世界平和を祈るモニュメントがあった。日本の石を探してみたのだけれど、何だか小さいうえに、石がはめ込まれた跡のみで、肝心の石はもしかして盗まれている!? ここに来て、色々オランダ関連の本を読んで知ったのだけれど、日本にとってオランダは400年以上も続く友好国にあるように感じるかもしれないけれど、オランダにとっての日本のイメージは、第二次大戦下、オランダ領インドネシアで日本軍によるオランダ人への仕打ちが強いらしく、もしかしたら意図的に取られてしまったのか・・・。(この日蘭感情の話はまたのブログで書きたいと思う)




さて、駅前の大通り沿いには、各省庁のビルがずらりと並んでいる。(霞が関みたいなイメージ) そこから少し町の中心部方面に歩いて行くと Binnenhofというオランダの政治の中枢となる建物群に。あまりに気軽に人々が歩いているので、一緒になって中へ。多分1800年代位に建てられているよう。全体のサイズといい、市民(観光客含む)が気軽に通り抜けている様子を見ると、何だかオランダという国の「寛容さ」を改めて感じる。 ちなみに、このBinnenhofの前に池があるのだけれど、この寒気で、ほとんど凍っている!鳥たちはアイスの池の上を平然と歩いているけど。。


Binnenhofの近くを含め、町の中心部には幾つかの広場があり、そこには感じのよいオープンテラスカフェが沢山あったのだけれど、さすがに当日日中にしてマイナス8度。ほとんどお客さんが入っていない。オランダの人たちはあまりランチで外食しないから、きっと官庁街の人たちも、あまり食べにこないだろうし、こんなにCafeはあるけれど、誰向けなのだろうとちょっと考えたり。自分も写真だけ撮って、歩き去る。 でも夏もしこのあたりに来たら、是非入りたいなと思う。




政治の中心ということは、やはり王族もこちらにいらっしゃるよう。お住まいの宮殿は中心部になかったので、行かなかったのだけれど、執務場所の1つは町のど真ん中に。左の写真は1側面だけれど、これまた市民が前を普通に行きかいしている。ロンドンのバッキンガム宮殿のように、衛兵もおらず(衛兵の場所らしきものはあったけれど、寒すぎてお休み!?)。これまたオランダの王室と国民の距離感や、「寛容さ」を感じさせる。






その他、幾つか美術館も多々。寒い中頑張って2時間以上歩き回ってみたけれど、さすがにこれだけ寒いと手足は完全にしびれる。ということで、1日では回りきれない町だったので、また機会があったら!


以下は上記以外の写真たち:
My Den Haag Picasa Web Album


Thursday 2 February 2012

IND提出文書・・・手配完了!

先週日本大使館で翻訳依頼および翻訳証明をお願いしていた、出生証明&未婚証明書が出来上がり、再度Den Haagにある日本大使館へ。

本当は朝一で行く予定が、またちょっと居候宅出発が遅れ、まんまと狙っていた電車を乗り逃す。20分ほど待って、10時近くに大使館着。いつも大使館はそれほど混んでいなく、スムーズに受け取れたので、先日Libraryでお借りしていた本の返却および、新たな本を4冊ほどお借りする。

次に向かうはオランダの外務省。何やら文書をオランダ国内で"Legalization"しなくては、正式文書として認めてもらえないらしい。その上、当日11時半までに出向かないと当日中にサインをしてもらえないとか。今日の出だしが遅れているし、外務省の場所が一発で分かるか、かなりの綱渡り状態だったのだけれど、何とか11時前に到着!

ちなみに、我がパートナーのお友達家族にLegalizationの話をしたら、「何だかいつも幾つもお役所のサインをもらわなきゃいけないんだよね、オランダらしい!」とか。日本大使館で手配した文書も、このオランダの外務省のサインも、それぞれ1通10Euroするので、結構散財。Den Haagに来るまでにもそれなりに交通費がかかるし、ちょっと無職の身には痛い・・・なんて。

それはさておき。自分がサインしてほしい文書を窓口で提出すること15分。(でもパスポート提示も求められず、本人確認なし!) Webには最大1時間かかる可能性ありとか書いてあったのだけれど、拍子抜けするほどあっさりできあがる。ということで、これにて来週月曜日に出頭するIND(移民局)に提出する文書の手配が完了! ほっ。 

ということで、折角Den Haagまで出向いたので、オランダ観光局のWebサイトでお薦めマークのあった観光地へ。当初は、「何だか歴史あるヨーロッパ都市っぽいな」とか感じたり、おしゃれなCafe群を見つけて、ご満悦状態でお散歩していたのだが、何だか少しずつ様子が変に。

それは、、日中にしてマイナス8度近い気温および、日当たりがめちゃ悪いために、足ががちがちにかじかみ、歩き疲れならぬ、寒さにより痛さが極限に。また昨年冬の青森旅行でさえ問題なかった、ヒートテック手袋、全く効き目がなく、手もかじかみを通りすぎ、無感覚に。

それでも約2時間半近く歩き回り、ほぼ主要な場所は制覇!狙っていた美術館は4月までClosedだったので、また暖かくなった暁に、再訪したいな。

Wednesday 1 February 2012

オランダでの日本食材事情。

年末に、日本から航空便&船便で荷出しした引っ越し荷物。 「すぐ着くから、すぐ必要なものは飛行機の手荷物で持ち込まず、こっちに入れなよ」とのアドバイスに従い、航空便に大分必需品を詰め込んだのだが・・・何と未だ着かない。正確にいうと、住所登録の証明書か何かを提出しないと、税関にいかなく、更に税関で2週間くらいかかるとか。

今回日本からの引っ越しと共にこちらにやってきたので、我がパートナー未だこちらで住所登録がされておらず、オランダ入り前に2週間ほど別の地を旅行している間、荷物は宙ぶらりん。入国翌日に市役所で手続きをしたものの、約1カ月かかってやっと税関に。現在実は、飛行機手荷物で運んだ少ない衣類で何とか生き延び中(涙) ちなみに、また船便も3月中旬~末に手元に来そうなのだが、何しろ居候中のため、荷物が開けられるのは、引っ越しできそうな5月頃か・・・ちょっと気が遠くなる。

ということで、折角出発前に買い溜めした日本食材と調理器具がなく、少しずつ日本食が恋しくなってくる。近所のスーパーに行くたびに、日本・アジア系の食材の市場調査(!)中。見た限り、醤油(何とキッコーマン!)と、おかきお煎餅くらいなら入手可能。やはり基本はアジア系或いは日本食品専門店に行かないとだめそう。

ネットでオランダにある日本食材店を探してみると、やっぱりほとんどはアムステルダム。独立系でやっているところの他、明治屋がお店を出しているみたい。そこで昨日アムステルダムに行った際に、日本食材店へ。でもターゲットにしていたお店の1つは大分入り組んだところにあったっぽく、1店舗しか見てこられず。残念。

お店に入ると、「いらっしゃいませ!」と日本人の声。棚にはあふれるほどの日本食(冷凍食品や酒類含む!)。普段日本人が必要としそうなものは大体が揃っている感じ。お好み焼きのおたふくソースやお鍋のもとなんてものまで!ただここはちょっとハイラインぽいので、他の独立系のお店とも比べるため、主要な品物の値段を黙々とiPodのメモに打ち込む。(大分怪しい人でした、、すみませんでした)

アムステルダムまでしょっちゅうは来られないけれど、ちょっと安心。でもちょっと高い。。

写真① UKにあったWagamamaがアムステルダムにも!「日本食レストラン」として評判だけれど、いまいちPure日本食ではない。でも、満足 :)
写真② 日本Sweets好きの我がパートナーにお土産