Sunday 5 February 2012

「窓」 at オランダ家庭

オランダに来て、特に一軒家を見て気づくこと。それはどの家も、窓がとても大きく、カーテンは開け放たれ、窓際には個性ある素敵な飾りつけ(お花や植物や置物)がされていて、道を通る時には、ちょっとしたアートを見ているみたいな感じがする。(写真を撮りたいところだけれど、さすがにPrivacyに触れるかなと思い、撮っていない。もし興味をもたれた方は、是非オランダに遊びにきてくださ~い!)

意識して見ようとしなくとも、自然と窓を通して家の中での住人の様子が見えるのだが、見られていることを感じさせない自然な振る舞い。TVを見ていたり、お料理をしていたり。(・・・って、しっかり見ているか!) 日本ではちょっと考えられない感じ。

そして実際にオランダ家庭に居候させてもらったり、お呼ばれしてお家訪問をしていると、そこまで見せていることを裏付けるように、オランダの人たちが,本当にお花好きで(世界の花の70%位はオランダから出荷されているとか!?)、更に窓際の綺麗さを保持しているかが分かる。古くに建てられている家であっても、だから古めかしさを感じない。プラス、それは窓際だけに留まらず、キッチン周り、トイレ・お風呂周り、各部屋と、徹底している。ミナラワナクテハ。。

では何故こんな風にあけっぴろげなのかな・・・なんて思っていたところ。最近読んでいたオランダ在住歴のある日本人の方々のエッセーに、幾つかヒントが。

諸説の一つは、歴史的背景として、「カルヴィニズム」が称賛されていた頃に遡り、それぞれが自分たちは何も悪いことはしていないことを、他人が目視できるようにしていた名残とか?ただこうしたことが元は背景にあったとしても、今は各家庭で代々これが普通のこととして受け継がれ、これが自然なこととして今は成り立っている気が少しするような。

そしてもう1つ。オランダは一年を通して太陽が照る日が少ないこと。夏は日が長いとはいえ、いつも燦々と太陽が当たっている訳ではないみたい。また冬は更に顕著。ということで、少しでも太陽の光を取り入れて明るいリビングにしたいという試みではとのこと。

ちなみに「日照り関係で」少し脱線を。日本では「色白」が美人のキーワードの一つになっているが、ずっと我がパートナーから「もう少し日焼けしたら?健康的に見えていいよ」と言われ続けている。日焼けするとそばかすが増えるので嫌がると、「そばかす、かわいいよ。ヨーロッパの人たちも結構あるし、気にすることないんじゃない?」と言われる始末。本人も日焼けが好きで、日焼けできそうとな場所を探すことが好きだし、日焼けできるよう平気でTシャツを脱いでしまう。。最初は彼だけかと思っていたけれど、本を読むと、オランダ人の傾向として、太陽がでると同じ行動に出ているらしい。何だかちょっとリンクする?

これから暫くしたら一軒家に移る予定なのだが、どんな風にアレンジ&維持していけるかしら・・・なんて。ちょっと駅でオランダのインテリア雑誌でも立ち読みしてみようかな。

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