Thursday 14 November 2013

またしてもちょっとした波が来た?

最後にこのブログを更新してから、気づけば半月ほど時が経ってしまった。

半月前の最後のポストにも書いたのだが、この2-3週間で、多少の小さなつながりを手繰り寄せ、何名か自分の専門の分野で活躍をされているリーダーの方々とお会いすることができた。多数は、オランダ以外の欧州の国の出身の方々。そこで共通して言われたことは、「オランダ人以外或いは、オランダでこの分野の仕事をしたことがない人には、『不可能』と言い張るリクルーターがかなりいる。でも実際の現場で仕事をしている身としては、ローカルの知識は幾らでも後からキャッチアップしてできることであり、決してそのようなことはない。」ということ。またこれは、今回お会いした唯一のオランダ人で、オランダのグローバル企業で活躍された経験のある方からも、「私は、この分野の全ての仕事に、オランダの知識や経験が必須とは思わないし、私の周りでも、必須だと思わないという人はいたわよ」と。

とはいえ、このマーケットに自分の専門分野で本気で入っていくには、かなり根気が必要のようだ。例えば、自分の前職のアメリカのインターナショナル企業で、オランダおよびヨーロッパ統括の仕事をした経歴のある方(=つまりはポテンシャリティはあったはず)でも、12年前にオランダで仕事を探していたときに、ことごとく「リクルーター」からシャットアウトされたと。そして暫く欧州の他の国で仕事をして、昨年家族の事情でオランダに戻ってこようとした時でさえも、常に言われたのは、「オランダは複雑なマーケットなので、オランダの経験が少ないあなたには難しい」と。たまたま「国籍は関係ない」という思考の持ち主だったリーダーから見初められ、抜擢されて採用されたとのことで、今でもこの閉鎖性は変わっていないという。つまりは・・・やはり自分が半月前から感じ始めたように、所謂「リクルーター」(エージェント・企業内共に)の中に固定観念に固まった人が多いようで、理解のあるリーダーかヘッドハンターに出会えるようネットワークをはる必要があるようだ。ただ一方で、Web経由での応募も、確かに確率が低いかもしれないが、どこで志の高いリクルーターに出逢えるか分からないので、めげる気持ちは分かるけれど、あきらめずに応募すべしともアドバイスいただく。

・・・・など、お会いした方々は、忙しいなか時間を取ってくださっただけあり、色々なアドバイスや励ましをいただいただけでなく、自分の置かれている状況に非常に同情してくださり、ここ最近、機会探しのサポートをしてくださっている。そしてやはり、実際に活躍されている方々、ネットワークのある方々が動くと、状況も変わってくるようだ。今まで自分が直接アクセスしても、返事がなかったようなエージェンシからも、急に具体的な可能性の打診がきたり、自分が所属している組織内での可能性を探ってくださったり・・・ これからどう花が咲くか、或いは話だけで終わってしまうかは分からないのだけれど、心強いサポーターとなってくださる方々に出逢えて、本当に嬉しく感じる。

そして、こうした活動に加え、先日のポストで触れた話が、急展開へ。とある事情があってお休みしている人のポジションの穴埋めのお仕事で、国籍では判断をしないイギリス人Director自らがレジュメをスクリーニングしてくださったお陰で(!)、オランダでのポジションとして初めてインタビューという形で呼んでいただき、その後、本国の本社のリーダーの方との電話インタビューを経て、何とパートタイムで、2ヶ月限定ではあるが採用いただけることに!そして瞬く間に、今週からお仕事がスタート。少し遠い場所までの通勤となるのはつらいけれど、何とか少しでも「オランダでの実績」をつけて、将来の仕事探しに役立てて欲しいと配慮を沢山してくださり、学ぶことが沢山あって楽しい。(リーダーたちからの「具体的に何かに役立つ仕事をする」という期待にも応えて、お互い「Win-Win」な状態にしなくてはというプレッシャーも多少あるけれど。。)

とはいえ、この2ヶ月が終わったら、またすーっと全ての機会が消えうせて、次の仕事機会がすぐには見つからないかも・・・という不安もありつつ、まずは一つ一つ、こうしていただけた機会に感謝し、実績を積み重ねていくことに集中しようかなと思う。