Tuesday 31 December 2013

2013年の振り返り。

オランダに来て約2年が終わりに近づきつつある、2013年の大晦日。オランダに来た頃も、そして来た後も、色々な波乱があったのだが、思えば2013年も盛りだくさんな年となった。

不安定な身分が続き、自分なりには頑張っているつもりでも色々なことが思うように進まず、精神的に少し追い詰められ気味になることも多々あった2013年の最初の3ヶ月。

その不安定な状態ながら、少しでも何かをつかみたいと、オランダ語の集中コースを繰り返し、停滞時期が長く続きつつも、最後に多少のブレークスルーが起こり、ほんの少しだけ精神的に浮上しかけた春先。

そして全く目標からはずしていたのだが、少しこの自信で勢いつけ、少し骨休みをした後、最後のオランダ語コースに挑む。これまたかなり苦しみながらも、夏直前に無事コースを卒業し、オランダで初めての「Certification」を得る。

勉強と並行していた仕事探しは、うまく行きかけたりしつつも、結局最後は話がぼしゃり、停滞状態が長く続く。そうこうしているうちに、急遽家の購入話が浮かび上がり、短期間での引越し。

引越しが終わるまでの半年と少しの間が、密度の濃い時間だっただけに、引越しが終わった後、新しい居住地となった小さな村で、居所がつかめなかったり、やることがなかったり、自分の車がなくどこにもでかけることができず、これまた別の意味で精神的に追い詰められた時間を過ごす日々が続く。

気持ち的に落ちるところまで落ちたところで、周りの人たちに支えられながら、少しやっと踏ん切りがつき、自分自身を見つめなおしたり、自分の頭で考えて行動ができるようになってきたところで、やっと自分らしさを取り戻す。そして、どう表現してよいか分からないのだが、重く分厚いドアが少しずつ開くような感覚を感じていたところで、期間限定の仕事が決まり、働きはじめる。

こうした、プログレス的にも、精神的にもアップ&ダウンが激しい1年だったのだが、こうした状態を経て、改めて過去に出逢った・掛けられた言葉が幾つか思い浮かぶ。

1つは、英国留学を終えた際に、インド人の親友のお母さんに掛けてもらった言葉。「何か悲しいこと、残念なことがあっても、それと同時に何か新しいことが起こっているので、いつまでも閉じこもらず、ポジティブな面を見て前を向いて歩くこと」

そして次に、同じく英国留学中にできた、別のインド人の親友に掛けてもらった言葉。「難しいこと・困ったことが起こっても、必ず解決するソリューションはある。だから、あきらめないで」と。

また、スティーブ・ジョブズが亡くなられた際に、追悼特集で出会った彼の言葉。アメリカのスタンフォード大学(確か・・・)の卒業式に招待されて、卒業生に向けて送った言葉のうちの1つ。「自分の心と直感に従う勇気を持つことが大事である」他人にさもや正しいかのように言われることよりも、自分の頭で考え抜いている過程で出てくる直感の方が実は正しいことが多いように感じる。少なくとも、それに従った方が、自分自身に後悔もない。

最後に、「De aanhouder wint」というオランダの言い伝え。意味するところは、これだと思ったことに対し、あきらめずに頑張っている人は、最終的にゴールを達成する。例え他人に、「そんなに頑張らなくても・・・」とか、「どうやっても無理」と言われようとも、上記とも被るが自分が信念をつらぬくべきと感じたことは、やってみるべしかなと感じる。自分にとっては、オランダ語の習得と仕事探しにおいては、まさに上記の幾つかの言葉が当てはまるように感じる。

とはいえ、何となくうまく行き始めているように見えることも、その先はどうなるか分からない。正直来年2014年にはどうなってしまうか不安もかなりある。また2012-13年と、自分が想定もしないことが幾つも起こり、また何かが起こってしまうのでは・・・と多少考えてしまったりすることがあったり。

でも、もし全てが安定しているかのように見える状態にあると、途端にだらけてしまう呑気な性格なので、これくらい常に緊張感を持って道を切り開く必要性がある状態にあった方が、生き抜く力がついてよいのかもしれない。

2014年がどのような1年になるのか。不安が先立つことの方が多いものの、毎日これからは焦りすぎず、前を向いて歩き、小さな一歩となろうとも前に進めることを幸せに感じながら、過ごせるといいな・・・と感じる。

・・・など、とりとめなくなってしまったので、2013年最後のブログ記事はここで終わり。皆さんにとっても、どのようなことがあろうとも、2014年が実り多き、素敵な年となりますように!

Sunday 29 December 2013

密度の濃かったクリスマス週間。

少し牧場の繁忙期と重なりつつも、クリスマスの週!ということで、夜は、これまでより少し我がパートナーの家族との時間を取ったり、なかなか会えずじまいになっていた、数少ないながら、いつの間やら自分もすっかり仲良くさせていただいている、彼の昔からの親友たちや同僚カップルたちとの時間を持ったりで、あっという間に時間が過ぎていく。

そしていつも、我がパートナー共々の反省。それは、会社勤めと牧場の二束のわらじで、時間がいつもタイトであるとはいえ、本当に大切な友人たちや家族との付き合いには、自分たちの時間を本気で投資しないとね・・・ということ。お互い忙しいので、頻繁に会うのは難しいけれど、時間と機会は作るものかなと。

今回も、どのカップルとの再会や、家族の時間は本当に楽しく、意義深かったのだが、特に自分とかなりバックグラウンドが重なるカップル(何と、働いていた国・オフィスは違うのだが、自分の過去の勤務会社2社にそれぞれが勤めていた上、所属グループまで一緒!)との再会は、格別な時間となった。自分より、出身地のお国柄・言葉・個人としての性格的に、大分オランダにうまく溶け込みやすいのではと思っていた奥様の、これまで・そしていまだ続く苦労と、それを乗り越えるための試行錯誤にも驚きつつも、学びになった。またそうした「移民系」の特殊な話以外でも、やはり国は違えど同じカルチャーのなかで仕事をしてきただけあり、考えるツボや面白いと感じるツボが似ているからか、本当に驚くほど話はとりとめなく続いていった。

改めて、こうして違った国の人たちとお付き合いして、楽しいと思えるように感じることができるのは、英国に留学したときの人生の学びが大きいように感じる。人としての価値観が近かったり、ハートの温かさがある人とは、国・文化・宗教を超えて、本当に深い友情関係を持てるということ。オランダ人だからこう、何人だからこうといった決め付けや偏見を持たずに、人対人として付き合いのできる人たちとの関係性は、本当に大事にしていきたいなと改めて感じる。またそれと同時に、こうして時間をとって時を過ごさせてもらえる友人たちに感謝!

Friday 27 December 2013

クリスマス休暇と牧場と。

今週は、ほんの少しもらえた有給休暇を活用して、お仕事はお休み。そう話をすると、同僚たちから「どこかに旅行にでるの?」などと聞かれたりするのだが、兼業中の牧場のお仕事があり、心身共に100%リラックス!とはいかず。生き物を相手にする仕事(趣味?)はやはり大変。

現在妊娠をしている母羊のグループ(80頭近く)と、今年生まれた子羊(といってもほぼ大人に近い)のグループ(60頭近く)がいるのだが、気候的にも、食べ物の質的にも、未だ外で生活する方が良いらしく、幾つかのグループに分けて、放牧。ただ当然ながら、どんどん草を食べてしまうので、ある程度の期間が過ぎると、草が食べられる状態ではなくなり、新しい場所に放牧しなくてはならない。この「羊のお引越し」周期が、運悪く(!)今週に集中。そのような訳で、日の出ている午前・午後は、新しい放牧地の整頓や、羊の移動などで時間があっという間に過ぎていく。

ただ牧場での忙しさは、オフィスでの仕事とは違い、外を歩き回ったり、羊と戯れたり(!?)のため、気持ち的にはリフレッシュ。

そして「仕事」としての部分以外で、これまで育ててきた足にハンディキャップのあるPatriciaとも多少時間をとって戯れてみたり。今は、比較的遅く生まれた茶色の普通の子羊と一緒に暮らさせているのだけれど、この「同居人」の子羊が非常に性格がよい。時折羊によっては、自分中心で(動物だから当たり前?)、アグレッシブなものもいるのだが、ハンディキャップがあっていつも少し動きの遅いPatriciaを「姉貴分」のように慕ったり、気遣ったり。そうした優しい子羊と一緒であるからか、Patriciaもすっかり自然体で過ごせている様子。とても嬉しい。

少し昔の写真も含めてになるのですが、そのようなほほえましい二人の様子を少しご紹介。

 自分を見つけると寄ってくるPatriciaではあるのだが、実は水たまりが苦手。近づきたい気持ちと、水たまりを恐れる気持ちとの間で葛藤中のPatricia・・・そしてその後ろでじっとPatriciaの動きを待つ茶色い子羊ちゃん。

 じゃれあう二人!
 自分がPatriciaの背中を撫でると、Patriciaが気持ち良さそうに寝そべっている様子を、じーっと観察していた茶色い子羊ちゃん。自分が離れたところで、やおらPatriciaに近づき、自分の頭で、Patriciaの背中を撫で始める!
 これは今週のPatirica!久しぶりに晴れた日となり、前足を前に投げ出して、リラックスした様子!

おまけ。


Monday 23 December 2013

オランダの不況も底打ち傾向?

オランダに移住してきて以来、ずっとどんよりとした景気感にあったオランダ。

自分の身近なところでは、Linkdeinのサイトにて、幾つかの会社の求人情報がページにほんのわずかしかポストされていないとか、情報就職活動を通じて会ったリーダーの方々に、「4-5年前に来ていれば、非欧州系のバックグラウンドで難しいなりにも、もう少し早くポジションが得られたかもね」と言われることがあったり。

一方で、上記のLinkdeinのサイトにアップされる求人情報数が、職種・業種にもよるのだが、ここ2-3ヶ月格段に増えてきたり、ビジネスの現場の人たちから明るい兆しの情報を聞いていたので、もしかしたらと思っていたところ。オランダの首相自らが、不景気が底を打ったといったようなメッセージを発信したり、新聞でもここ数日、幾つかのFactを示しつつ、回復傾向にあるという論調の記事が目立ってきた。

多少上向き傾向になりはじめた段階なので、急激な変化はないかもしれないが、それでも内向き・マイナス減点方式の人材採用から、「Diversity」をあえて受け入れる余地のある採用が増えてくるかも?なんて少し期待を寄せて見たり。

ということで、来年はどんなお仕事の年になるか・・・少し前向きになることを願って!




Sunday 22 December 2013

ついにクリスマスツリー購入!

クリスマスが近づくと、徐々に各家庭の窓、お庭には、それぞれが趣向を凝らしたクリスマスの飾りつけやライトで華やいでくるなか、地味にほとんど飾り付けなくきてしまった我が家。

昨年借家住まいの際にも、クリスマスツリー購入を計画しかけたのだが、結局決断がつかず、何も買わずに終わった。本物のクリスマスの木は安いし、雰囲気もよいように思うのだが、クリスマスが終わった後、お庭に埋めるか、捨てるかの処理が必要になる。一方、人工のツリーは、高かったり、何となく見栄えがイマイチのものがあったりで、踏ん切りがつかずじまい。家を購入した今年こそはと思いつつ、今年もお流れになりかけたその時。

それでも少しはクリスマスらしい飾り付けをしたいと立ち寄った、近所の村の少しおしゃれめなガーデンセンターようなところにて、何とクリスマス直前につき、様々なクリスマスグッズがほぼ半額近くまで値下がり。そして、しっかりとした出来の人工クリスマスツリーも、しっかりセール価格つき。ということで、飾る期間が少なくなってしまうものの、ついに購入!

色々なキレイナ飾り物も・・・と思ったものの、大分売り切れてしまっているのと、あまり最初からごちゃごちゃ飾ってもと、今年は本当に気に入ったものだけを購入して、シンプルに飾りつけ。

来年はもう少し、色々な飾り付けを少し観察して、少しずつ自分たちらしいスタイルを確立していけたらな・・・なんて。

 夜のクリスマスツリー。
明け方のクリスマスツリー。

Saturday 21 December 2013

オランダでの仕事探しに関する、小さな学び。

思えば、力の入れ具合が違う時期もありつつ、オランダでのポジション探しをして2年弱。オランダ人のパートナーが居るとはいえ、彼自身も海外での勤務が長く、オランダでの就職活動事情に疎かったり、ネットワークが限られており、本当に手探り状態での活動であった。

そのような試行錯誤なことで、未だこれといった確立した活動手法が出来たわけではないのだが、今回この短期契約のポジションを得られるまで、そして得られた後の仕事中でのやりとりを通じて感じたこと、学んだことを少し改めてダイジェストで書いてみようと思う。(これまでも、時折このブログ内に書いてはいたので、多生かぶった内容になります!)

まず、日本でもそうだが、オランダにも転職活動をサポートするエージェンシー、ヘッドハンター企業があったり、派遣会社が幾つもある。ただ、これらの会社の「コンサルタント」や「リクルーター」と呼ばれる人たちは、大体は定型的なプロファイルの人たちは得意としても、少し変わった毛色・経歴の人たちをサポートするのにはあまり好意的でなかったり、向いていないように感じた。もしかしたら特にこの5年間不況で、オランダ人でも仕事探しが大変な時期であることもあり、扱う求職者数が多いからかもしれないが、ちょっとでも「マイナス」要素になる経歴やバックグランドを持っているだけで、はじかれてきた。また残念ながら、この傾向は企業内のリクルーターもしかり。

例えば、日本・アジアでのマネジャー職の経験を持った上で活動をすると、同じマネジャーレベルの仕事をアプライすると、「オランダ・欧州の経歴がないから、無理です」。イギリスの大学院を修了していること、日本・アジアが中心とはいえ、それなりのアメリカ企業で働いていた経験があることを伝えても、なしのつぶて。ではと、派遣の会社に行くと、やはり「オランダ語で仕事をした経験がないのでダメ」だの、「あなたの学歴のレベルにあう仕事ではない」と却下。それでも何とか履歴書を見てくれたリクルーターからは、「うーん。確かに良い経験を持っているのは認めるけれど、『アジアOr日本』と書かれているので難しいのだよね。日本企業のオランダオフィスで仕事を探すしかないと思う」とサポートを断られる。また既に職を持っているアジア系の知人たちからも、「自分の国籍を活かせる仕事しか、ここではできないから、日本企業に応募するべきだ」と強く言われることも。

でも、本当に一部の企業にアプローチしたのみなので、全てに当てはまる訳ではないと思うのだけれど、日系の企業さんにあたってみても、無視されるか、「ここまでの経験は求めていません」とお断り。。確かに、自分が本当にやりたいことや、自分がこれまでに積み上げてきたものが活かせるポジションではないだけに、当たり前といえば当たり前なのである。ただあまりに道が開けないでいたため、長年就職支援をしている「専門家」のリクルーターや、オランダで仕事をしてきた経験なるアジア系の人たちのアドバイスなだけに、それしか道はないのかな・・・なんて弱気になって、こうしたアドバイスを一時真に受けはじめていた。でもやはり、全くの未知の市場であれど、やはり自分の頭で考えて道理がいなないことや、自分が本当にやりたいことでないことには、道が開けないのかなと感じる。

そして結局、当たって砕けろ!と、この人であればもしかしたら・・・と感じた人たちにアプローチし、会っていただくたびに、「日本人なのだから、日本というキーワードにつながる場所以外で働く道はない」という考えは、すこしうがった考え方なのではと感じてしまった。大事なのは、国籍で判断せず、自分がしてきた経験をRespectしたり、どうやってこうした「多様な」人材を活かせるかと前向きな思考を持っているリーダー・上司に行き当たること。そうそう沢山はいないけれど、それでもゼロではない。今回の活動で、リクルーターではなく、現場のこうしたリーダーたちに出逢ってこれは強く感じた。

ちなみに、長年インターナショナル企業向けに、インターナショナル人材の採用をサポートしてきているエージェンシーのリクルーターで、やはり「いい経験はしているけれど、日本での経験しかないあなたはちょっと難しい」と言った方に、仕事上で再会。自分の現在の上司は、このリクルーター氏は、他の典型的なリクルーターとは違い、比較的柔軟なアプローチ・考え方で、自分のような経歴の人でも、彼なら将来サポートしてくれるからよい関係性を築いておくとよいよと言われたので、「実は、以前に活動中にあった時には、↑のように言われたよ」と伝えると、「え、彼さえもそんなことを言ったのか」とショックを受けられた。

そして実際に再会した際に言われたこと。「短期とはいえ、一体この会社のこのポジションにどうやって行き着けたのか?」と異常に驚かれた。更には、「短期でも、今回こうしたポジションで仕事を出来たことで、次は見つけ易くなるよ。是非次はサポートするよ」と。うーん。。欧州では、一度どんなレベルであれども、居住国か少なくとも欧州域内の経験をつけると対応が変わるとは、色々な友人・知人から言われてはいたのだが、本当なのかも・・・と改めて感じたり。

とはいえ、実際に今の仕事が終わった後、この短期の機会だけで、世界が劇的に変わるとは思えず、本当に次が見つかるのか、正直言うととても不安もある。でもあまり先の不安を考えずに、一歩一歩今開けてきたことを頑張るのみかな・・・なんて。

Friday 20 December 2013

オランダでの初仕事・・・1ヶ月の振り返り。

何かがぴたっとはまったことが決まるときには、驚くほど早かったり、円滑に物事が進むものだと改めて感じるのだが、2週間弱で全てが決まった短期期間限定のお仕事。更には決まってすぐのスタート。

いつものことなのだが、何かを新たにチャンレジする直前に、実は多少弱きモードに入る。今回も同じく、「ハンデ」な部分が頭をよぎる。最後に日本で勤務してから2年弱のギャップがあったり、留学経験があったり、外資系企業に勤務して、外人上司・同僚と仕事をしたことがあったとはいえ、多くの時間は日本語で日本の常識で仕事をした経験のみ。MBA留学中は、できる限り海外の学生とプロジェクトを組んだり、時間を過ごすようにしたとはいえ、どうしても困れば日本人のクラスメイトや同じ大学院への日本人留学生の方がいらっしゃった。一方、今回採用を決めてくれた会社はアメリカの会社。ボスはイギリス人、同僚はオランダ人やヨーロッパ系の人たち。日本では未だビジネスを展開していないこともあり、初めての日本人従業員。仕事の内容的には日本人であることは全く必要なく、日本の知識や常識が必要とされている訳ではない。そこまでハイポジションである仕事ではないけれど、どれだけ力を発揮できるのだろうかと、一抹の不安を感じ始める。

とはいえ、不安で頭が一杯になる時間なしに、仕事がスタート。そして入ってみると、なかなかの早いスピードと量の仕事!思わずオランダに移る前まで仕事をしていたアメリカの会社(日本オフィス)での、仕事のスピード・量・アプローチを思い出しつつ、とりあえず流れに乗るよう全力疾走。日本での経験とはいえ、多少過去携わったことのある仕事をしているため、勘所はありつつも、やはり各会社独自のプロセスだったり、コンタクトパーソンの把握であったりと、順調に進む日もあれば、大きく凹む気持ちになる日もありつつ日々は過ぎていく。

その他は、オフィスの中での人間関係。期間限定で多少時間限定で働いていることもあり、仕事で絡まない同僚との関係の築き方が最初は少しぎこちなくなってしまった。気を張ることなく自然体でSocializeしたいと感じつつも、どういう機会を活用し、どう話をしたらよいかな・・・なんて身構えたり、ちょっと考えてしまう日々もあったり。

そのような時に、同じく専門職の派遣という形で期間限定で働いているオランダ人の動き方を見ていて、なるほどな・・・と感心をする。お昼は必ず、社員で一緒に食べる輪に入り、積極的に話を聞いたり、話しをしたり。それ以外でも、近くに座っている人たちに、毎日少しずつでも挨拶をしたり、世間話をしたり。同じく期間限定の自分にも、「昨日話しそこなっちゃったから!」と自分の仕事部屋に立ち寄ってくださったり。どうせ期間限定だし・・・と感じたり、殻に閉じこもったり、言葉をハンデに感じず、見習って少しずつ声を掛けてみるように。

言葉は・・・というと、オランダ人同士が会話する時やメール交換しているときにはオランダ語であるし、取引先やサービスを受けている会社とのやりとりはオランダ語であることも多いが、アメリカの会社であるし、多国籍な社員構成なため、オフィス内は大概は英語。自分も最初は英語で話かけられていたのだが、自分の上司がオランダ人Directorsに対し、「彼女は現在オランダ語を勉強中で、オランダ語で仕事をする経験もしたいという希望もあるので、ぜひオランダ語を使ってあげて欲しい」と伝えてくれた日から、またたく間にその話が広がってしまい、オランダ人同僚たちは随時オランダ語へと切り替わる!でも自分なりには頑張って勉強はしてきていたけれど、大学や普段の生活で勉強してきたオランダ語と、オフィスでのオランダ語はやはり少し違う。元々マダマダ自信がないこともあり、暫くはしどろもどろ。何だかオランダ語で相手をしてもらうのが本当に申し訳なくなってしまい、自分から英語に戻してしまうことも。。

でも折角機会を作ってくれていたのに、自分で機会をつぶしてはいけない・・・と2-3日後に、オランダ人の同僚や、仕事で関係する他社のオランダ人には、「未だ完全ではないのだけれど・・・」と多少お断りを入れつつ、再度オランダ語を使うことに。すると大分心を開いてくれる人が増えたり、逆に色々なアドバイスをしてくださる人も出てき始めたり、少し好循環が出来始めたように感じる。(オランダ語は相変わらずなレベルだけれど・・・・)

そして肝心のお仕事は・・・というと、元々今回短期で穴埋めをしているポジションをしている人が戻るまでの期間限定であったのだけれど、色々と理由をうまく作って、何と2ヶ月契約を延長してもらえることに!さすがに、もろもろの状況を考えると、これ以上の延長は難しいと思うので、延長してもらえた分までは、前向きに、できる限りのトライをして、学べることは学ぶと共に、今回短期で採用をしてくれた上司にも恩を報いれるようにできたらなと感じる。


Wednesday 18 December 2013

お気に入りの近所の村の、夕暮れ後の写真。

写真コースに通うまでは、ほとんどうまく取れなかった夕暮れ・夜景写真。マダマダ試行錯誤ながら、お気に入りの近所の村を訪れ、練習!まだまだ熟達への道は長しだけれど、少しずつ撮れるようになってきたかな?:)

 お気に入りの村にある、かつては市役所(村役場?)であった建物。どのような時間帯でも綺麗なのだけれど、折角なので夜景写真の練習に!










 同じ確度から、ホワイトバランスを変えて撮影。


時折、理由を作っては訪れる、この村にあるビストロ。優しく、フレンドリーな店員さんたちのおもてなしと、美味しいお食事で癒される場所です!









外にもテーブルが!綺麗だけれど、さすがに冬の夜は寒くて、誰もここでは食べていない!:)

Tuesday 17 December 2013

冬の牧場(写真)。

現在は外に放牧されている我が家の羊たち。幾つかのグループに分かれているものの、1つの敷地の芝生は長くて2-3週間で食べつくされてしまう。その後は、新しい牧草地に移さなくてはいけない。

この「お引越し」はなかなか大変。まずは、新しく移る牧草地の周りに、羊が逃げないように囲いとなる柵を立て、電流の流れている紐のようなものをつける。そして、羊の移動。グループによっては、従順(!)で、餌を見せるとついてくる羊たちもいるのだが、なかなか言うことを聞かないグループも。餌を見せてもよってこず、一斉に反対方向に逃げてしまったり、柵を飛び越えて道路に走っていってしまったり。。

そんな一連の作業の様子を撮ってみた写真たち。

 引越し予定の羊たちがいる牧草地に到着。


 プラスティック製のフェンスをたて、電流の流れるひもをしっかりと張る
















一部はネット!
















餌をちらつかせ、時間が少したち、少しずつよってくる羊の群れ。












かなり近くまで寄ってきたところで、移動開始。












 神経をさかなでさせたり、警戒させないで、従順についてくるよう、餌をもっている人以外はそーっと!

途中でついた羊の足跡!













新しい牧草地についた後は、みな嬉しそうに、そして物凄い集中力で草をパクパク!


またこの一連の作業とは別に撮った、芝生についた水玉のマクロ写真。













Monday 16 December 2013

とある街の風景。(写真)

写真のコースで通っている学校のある街の秋の風景と、駅の様子。








Sunday 15 December 2013

冬のオランダの太陽(写真)

(日付遡りで更新中)
写真のコースに通い始めて、撮り始めた写真を少し公開。

このコースの1回目は、写真の構図と光の捉え方を学ぶ。コースに通いはじめる前は、暗いところの撮影や、太陽の光の取り込み方が全く分からなかったのだけれど、未だ完全ではないが、少しずつテクニックや捉え方を学び中!

 ガラスにもやがかった時に、その合間から見える太陽が綺麗に思えたので撮ってみた写真。
 牧草地の上にのぼってきた太陽を捉えた写真。
少し日が出て時間が経ち、太陽の光の色や空の色が変わってきた時の写真。

出勤前に、こうして車の後ろから太陽が昇り、光り輝いていると、何だかものすごくエネルギーと元気をもらえます!

我が家の茶色い羊ちゃんたちの一部がいる牧草地。朝の光を浴びて、嬉しそうに草を食べています(写真上では、小さくて見えないけれど・・・!) 




Friday 13 December 2013

オランダで写真コースへ。

(日付遡りでアップデート)

気がづけば、最後のブログ記事のポスト日が1ヶ月以上前・・・この間、予定外・想定外のことが起きたため、週末を含めて、毎日ものすごい神経が張ったり、集中して長時間取り組まなければいけないことに追われる日々を過ごしていた。今月中旬で、少しずつスローダウンできるものも出てきたものの、書きたいことは沢山あっても、ブログを書くエネルギーがなく、すっかり放置状態になってしまった。

とはいえ、元々のブログを続けていた主旨を考えると、少し遡ってでも、この期間に感じたこと・経験したことを、少しだけでも書きとめておこうかなと思う。

10月までのオランダでの、打てども一向にびびかぬ就職活動の状況を前に、気分を入れ替え、2013年の残りの2ヶ月は好きなことをやりつつ、リラックスをしようと決めかけていた。良く考えれば、ずっとオランダ語勉強や、引越しや、新しい村でのネットワーク作りなど、沢山のことごとに追われた日々でもあったし、オランダのマーケットも不況だし、ここまできたら開き直ってしまえ!という思いになったため。

そして、比較的近くの大きめな街にある、カルチャースクール的なところで、日本にいる頃からずっと習ってみたいと思っていた写真のコースを発見し、申し込み。週1回、2時間、計8回。多少お金はかかるが(とはいえ、かなり格安!)、興味のあることであれば、オランダ語の勉強の促進にもなるだろうし(!)、また少しこれまでとは違ったオランダの人たちとも知り合ってみたいし、一石三鳥な気分で通いはじめる。

平日のクラスを取ってしまったため、受講者は年配に近い方が多かったものの、この写真コース以外にも、同じスクールで、イタリア語やスペイン語など、幾つもコースを受講しているだけあり、好奇心旺盛で、とにかく明るい!また救われたのは、オランダ語や英語以外の言葉を長年習っている方々も多いため、自分がまだ多少つたないオランダ語でも、励ましてくれながら、色々とお話をする機会も。

そして肝心の写真・・・という点でも、様々な学びが!思えば、ミラーレスの一眼レフもどきのカメラを持ちつつ、殆ど機能は使っていない状態にあったので、カメラについての技術や理論的な学びや実際の機能の使いこなし方まで、一気に幅が広がってきた。また写真の構図など、カメラの使いこなし以外の部分でも、沢山の学びがあった。飛躍的にうまくなったかは別として、参加して本当に良かったなと思っている。


ということで、少しこの写真コースに関連した写真をこのポスト以降で少し公開。(Facebookでは既に公開済みですが・・・) 今後、少しずつうまくなっていけたらな・・・なんて。