Tuesday 31 December 2013

2013年の振り返り。

オランダに来て約2年が終わりに近づきつつある、2013年の大晦日。オランダに来た頃も、そして来た後も、色々な波乱があったのだが、思えば2013年も盛りだくさんな年となった。

不安定な身分が続き、自分なりには頑張っているつもりでも色々なことが思うように進まず、精神的に少し追い詰められ気味になることも多々あった2013年の最初の3ヶ月。

その不安定な状態ながら、少しでも何かをつかみたいと、オランダ語の集中コースを繰り返し、停滞時期が長く続きつつも、最後に多少のブレークスルーが起こり、ほんの少しだけ精神的に浮上しかけた春先。

そして全く目標からはずしていたのだが、少しこの自信で勢いつけ、少し骨休みをした後、最後のオランダ語コースに挑む。これまたかなり苦しみながらも、夏直前に無事コースを卒業し、オランダで初めての「Certification」を得る。

勉強と並行していた仕事探しは、うまく行きかけたりしつつも、結局最後は話がぼしゃり、停滞状態が長く続く。そうこうしているうちに、急遽家の購入話が浮かび上がり、短期間での引越し。

引越しが終わるまでの半年と少しの間が、密度の濃い時間だっただけに、引越しが終わった後、新しい居住地となった小さな村で、居所がつかめなかったり、やることがなかったり、自分の車がなくどこにもでかけることができず、これまた別の意味で精神的に追い詰められた時間を過ごす日々が続く。

気持ち的に落ちるところまで落ちたところで、周りの人たちに支えられながら、少しやっと踏ん切りがつき、自分自身を見つめなおしたり、自分の頭で考えて行動ができるようになってきたところで、やっと自分らしさを取り戻す。そして、どう表現してよいか分からないのだが、重く分厚いドアが少しずつ開くような感覚を感じていたところで、期間限定の仕事が決まり、働きはじめる。

こうした、プログレス的にも、精神的にもアップ&ダウンが激しい1年だったのだが、こうした状態を経て、改めて過去に出逢った・掛けられた言葉が幾つか思い浮かぶ。

1つは、英国留学を終えた際に、インド人の親友のお母さんに掛けてもらった言葉。「何か悲しいこと、残念なことがあっても、それと同時に何か新しいことが起こっているので、いつまでも閉じこもらず、ポジティブな面を見て前を向いて歩くこと」

そして次に、同じく英国留学中にできた、別のインド人の親友に掛けてもらった言葉。「難しいこと・困ったことが起こっても、必ず解決するソリューションはある。だから、あきらめないで」と。

また、スティーブ・ジョブズが亡くなられた際に、追悼特集で出会った彼の言葉。アメリカのスタンフォード大学(確か・・・)の卒業式に招待されて、卒業生に向けて送った言葉のうちの1つ。「自分の心と直感に従う勇気を持つことが大事である」他人にさもや正しいかのように言われることよりも、自分の頭で考え抜いている過程で出てくる直感の方が実は正しいことが多いように感じる。少なくとも、それに従った方が、自分自身に後悔もない。

最後に、「De aanhouder wint」というオランダの言い伝え。意味するところは、これだと思ったことに対し、あきらめずに頑張っている人は、最終的にゴールを達成する。例え他人に、「そんなに頑張らなくても・・・」とか、「どうやっても無理」と言われようとも、上記とも被るが自分が信念をつらぬくべきと感じたことは、やってみるべしかなと感じる。自分にとっては、オランダ語の習得と仕事探しにおいては、まさに上記の幾つかの言葉が当てはまるように感じる。

とはいえ、何となくうまく行き始めているように見えることも、その先はどうなるか分からない。正直来年2014年にはどうなってしまうか不安もかなりある。また2012-13年と、自分が想定もしないことが幾つも起こり、また何かが起こってしまうのでは・・・と多少考えてしまったりすることがあったり。

でも、もし全てが安定しているかのように見える状態にあると、途端にだらけてしまう呑気な性格なので、これくらい常に緊張感を持って道を切り開く必要性がある状態にあった方が、生き抜く力がついてよいのかもしれない。

2014年がどのような1年になるのか。不安が先立つことの方が多いものの、毎日これからは焦りすぎず、前を向いて歩き、小さな一歩となろうとも前に進めることを幸せに感じながら、過ごせるといいな・・・と感じる。

・・・など、とりとめなくなってしまったので、2013年最後のブログ記事はここで終わり。皆さんにとっても、どのようなことがあろうとも、2014年が実り多き、素敵な年となりますように!

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