Friday 31 May 2013

やっぱりちょっと挑戦は早かった?

今月初めの頃のブログポストでも触れてきていた通り、これまで自分が断続的に通ってきたデルフト工科大学のオランダ語集中コース、この最後の上級クラスが約2週間前に始まった。

前にも書いているが、改めて。今回のコースはテキストが市販されておらず、コース開始の約2週間前に、テキストとCDを手渡されるという仕組み。よって、入念な準備をする期間が非常に限られている。さらには、デルフトメソッドのプロセスに沿った形で勉強するために、初級~中級コースでは、テキストの本文が短めに文ごとに区切って聞き込みをしたり、単語をクリックすると英語で意味が表示されるといった仕組みが盛り込まれているCD-Romがあったのだが、これもなし。準備するにも今まで以上に手間が掛る。その上、テキストを開けてびっくり。難しいのは勿論、長い!かなり早いテンポで流れる音声でも10分あるものまで。

ということで、「これはやっぱり手ごわいぞ」と感じてはいたものの、コースが始まると予想以上の厳しさ。。初級・中級コースは週4日×5週間、今回は週3日×4週間になったので、多少気持ちに余裕がもてるかなと思ったのだけれど、毎回の準備・復習・やり直しで、とても時間が足りない。

まず、上記の通り、予習には時間がかかる。さらに、コース中、4回のライティングアサインメントと、3回のプレゼンテーション。まずライティングは、前回よりも長い文章が求められ、かつ授業終了後、居残りで書いて、提出。これは家に持って帰ると、ネーティブのみてもらい、完璧なエッセーを提出する生徒が多く、本人のためにならないということで、学校で仕上げるというルールにしたとか。さらに「Onvoldonde(不十分)」を取ると、間違った箇所をふくめて全て書き直しした上(そうしないと見直しをせず、ライティング力が伸びないからとか・・・)、またあらたに題を変えて課題が出される!更には、今回は、評価が今まで以上に辛口。1回目のアサインメントから、クラスの大半がダメだし。自分も同じくその部類に入り、敢え無く「Extra」課題を受け取ることに。。ただ2週目のアサインメントは、ダメだし覚悟だったのだが、何とか「Voldonde(十分)」の評価!周りがまだ「えーん、またOnvoldondeだ~」と嘆いているなか、ちょっとだけ前進で嬉しい!

そしてスピーキング。今回は時間の長さは5分と、聞いていたよりは短かったけれど、内容もかなり重視で、内容のリサーチ・準備で半日程度かかるクオリティを求めているとのこと。そして、オランダ語の話力(流暢さ、リズム、発音など)だけでなく、プレゼンの内容・構成、プレゼン時の振る舞い、そして勿論ナチュラルに近いオランダ語の文になっているか、あらゆる角度から評価される。そしてライティング同様、こちらも辛口評価。1回目からクラスの大半がダメだし。。

自分は、前職の会社がプレゼンでほぼ全てが決まると言われるほど、プレゼン重視な会社であり、プレゼンの仕方に関してのトレーニングや日々の上司からのフィードバックを受けていたし、MBAで勉強中によくプレゼンがあったため、プレゼンづくり自体は、前回のコースまでもいつもOKが出ていた。ただ問題はオランダ語力。オランダ語のリズムがまだうまくなく、流暢でなく、さらには発音が悪いとされているため、そう簡単にはいかない。またここは工科大学・・・つまりお題として取り上げられるものが理系的なものが多く、小手先なリサーチだけでという訳にいかない。でも1回目は何とか、今まで身につけてきたプレゼンTipsをふんだんに活用し(!?)、プレゼンの構成・内容・振る舞いで褒めてもらえたお陰で、発音の悪さを指摘されたのみで、何とか合格。但し、先生と1vs1で、毎回の授業後に、授業で取り上げたテキストから、1パラグラフを選び、発音やリズムの特訓を命じられる。でもこれは、「罰」というより、むしろ自分にとっては有難い。

そして、何となく評価がずばりと言われるので分かりやすいライティング・プレゼンの課題に対し、日々頑張らなくていはいけないのは、授業中に発言するオランダ語力。とにかくクラスの人達は、どんどん発言するなかを割って入らなくてはいけないし、テキストを深い意味ところまで理解していないと、質問さえ答えられないこともある。いつも頑張って予習はするものの、やっぱりこれは相変わらずBehind。このままでは、またこのエリアの総合評価はNGになりそう。。

最後に忘れてはならない、前回までと同様、授業でやっているテキストと、振り返りとして中級コースのテキストのディクテーションテスト。80%以上正答しないと、何度もやり直し同じテキストのディクテーションを続けることに。今までにコースでは、ここにかなりの力を注いでいたので、一応全てクリアしていたのだが、今回は分量が多くてとても手に負えない。何と毎回どんどん「負債」が膨れて行く。。(涙)

ということで、すっかりブログの更新は遠のき、アップアップの毎日。また実は、2回目の授業が終わったところで、また相変わらず「弱虫」の自分が顔をのぞかせ、コースを中断するいい訳探しをし始めていた。そんなところへ一本のお電話。いつも家族ぐるみでお付き合いさせていただいている、年配のオランダ人ご夫妻。本気で思わず弱音を吐くと、一言。「でもね、大変でも頑張っている限り、最終的にコースに合格しなくても、頑張った分はしっかり自分に帰ってくるから、それでいいんじゃない?こうして1週間通っただけでも、あなたのオランダ語よくなっているもの」と。

すっかりこの言葉に目を覚まされる。確かに、中級コースの卒業が確定してから、上級コースのはじまりまで、約2か月ほどあったのに、コースに通っていないと、何だかだと中だるみし、伸びるどころか、後退していたように感じていたほど。ここでコースを中断したら、結局壁を越えられないと。

そのような訳で、早々、全ての評価をクリアし、卒業することはほぼあきらめ。確かに、そもそもこのコースは、デルフト工科大学に入学する海外生のうち、オランダ語での授業が必須の人達用に開発されたもの。このコースが終わったら、オランダ語力自体は、ネーティブのオランダ人と一緒にコースに通えるレベルになることが目標。今通っている生徒は、実際にこの大学で勉強する予定で通っている人は30%前後だけれど、そこまでのレベルの語学力になるには、これだけ読み・書き・話す・聞く全てにおいて容赦なく、高い質を求められるのも無理はない。

ただやはり、自分のバックグランド(日本語)、語学センス諸々により、設計されているコースのスケジュールでこなすのは難しいのは事実。よって、急なジャンプアップを目指して、途中でめげて挫折するよりは、1回1回のテキストや課題をコツコツとこなしていき、少しでも自分のオランダ語を底上げできるように頑張ってみようかなと思う。本当に語学習得は長い道のり。

Sunday 19 May 2013

コース前の最後のリラックス。

いよいよ始まりが見えてきたオランダ語集中コース。自分の今のオランダ語力から、かなりのストレッチ度合いのあるコースのため、既に1回で即卒業してディプロマをもらうことよりは、まずはあきらめずコツコツ通いきることが目標に移り変わりつつあり、いつもより追い詰められ感じが薄め。ただ、宿題・テストが相当量にあるので通いきることさえ、結構きつそうなので、さすがにコースがはじまったらまた緊迫した精神状態になってしまうかもしれない。

快適な気候で、すっかり日向ぼっこ&居眠り中のPatricia。

ということで、はじまる前のこの週末、勉強合間に少しだけ、最後の骨休め。まばゆいほどの快晴。Patriciaもあまりの天気の良さにすっかりお庭でくたーっと居眠りしている合間に(!)、近くの村のお気に入りのビストロでのランチへ。明日から今週にかけて、雨&寒い(最低気温5度の予測!)日々が続きそうなこともあってか、「この晴れた日を逃しては」とばかりに、多少風からくる肌寒さもありつつもDijk(堤防)沿いにある外のテーブルはほぼ満席!我が家もこれに負け時(!?)と、外でお食事。

さらについつい天気がよいことを言い訳に、食後に一杯、今まで試したことのなかったビールにトライ。ホワイトビールベースで、フルーツ風味が入ったベルギービール。昨年はヒューガーデンでも似たような路線のものを出していたので、流行なのかな?それなりに美味だったけれど、やはりビールは正統派に、混ざっていない物の法が好きかもしれない。

さてこれにて、少し本気でギアを入れなくては!


Saturday 18 May 2013

サッカーをする子羊!

我が庭で生息中の子羊のパトリシア。自分が手厚く(!?)面倒を見ているとはいえ、通常グループ行動をする羊たち。一匹だけでポツリと庭にいるのでは、寂しいのではと、我が家の前の住人が置き忘れていった子供用のサッカーボールを、育てている柵のなかに入れている。(それもどうかという話もあるが、、それは別として。。)

最初の頃は、怖がってできる限り避けていた様子のパトリシアなのだが、最近何だかサッカーボールが不敏なポジショニングをしている。朝起きてパトリシアのところに行くと、前夜最後に見たときにはありえない場所に。(例えば、水入れの中に入っていたり) 最近天候が悪いので、物凄い強い風でも夜中に吹いていたのかななどと考えたりしたものの、あまりに頻繁なため、「自然」の作用ではなさそう。

そして昨日その事実が発覚。何と・・・最初は怖がっていたボールなのだが、今ではヘディングをしたり、ドリブルをしているではないか!。といっても実際には、「楽しくて」というよりは、「邪魔だ!うざい!」といった気持ちが先行しての行動のようなのがは残念なところではあるが。。

あまりにタイミングよくカメラを持っていたので、思わず連写。動きが早くてあまりうまく撮り切れずだが、少し「サッカー大国オランダ」ならでは(!)の子羊のサッカーの様子をおすそ分け!
何だお前?

くんくん・・・


こつん

えい、どっかいけ!(=ヘディング)

えーい、これでもか、これでもか!(と頭で押して歩く=ドリブル)



Friday 17 May 2013

日々黙々と、オランダ語を精読。

とうとう来週からはじまる、オランダ語上級コース(集中コース)。前回のブログポストでも触れたのだが、今回のコースはテキストが市販されておらず、大体2週間前ほどから、大学のオランダ語コース事務局で手渡してもらう形式のため、いつもより超集中的に予習を行うことに。

初級・中級コースもそれなりに手ごわいものであったが、上級コースのテキストを見ると、各章の長さ&難しさが更に飛躍的に上がっている!更に、今回のコースでは、新単語の訳が全部オランダ語。。(中級までは、英語のほか、主要な言語で訳がついていた)またデルフトメソッドに沿って勉強しやすいように作られたCD-ROMがなく、かつで出てきた単語で覚えきれていないものは再度調べなおさないといけない。そしてまた本文の他に、沢山の参考エッセーや記事のようなものが添付されており、とにかく手が回らない。

予習を開始した直後は、途方に暮れ気味、パニック寸前になったのだが、ここまで自分の力以上にぐいっとストレッチをされると、半ば開き直り状態へ。とにかく、毎日コツコツと本文を分析・読解していくのみ。ただこうして多少平静な状態でやりだすと、結構楽しくなりだす。取り上げているトピックもそれなりに面白いし、それぞれの本文(2-3ページぎっしり)は多少Out-datedな部分もありつつ、「知識欲」の刺激には十分すぎるほど。色々なことを知る楽しさや、オランダ語的表現や思考を発見する楽しさで、多少の焦りはありつつも、気づけばかなり進み、残すはあと1章の予習を残すのみ。

こうして今回のテキストをきっちりと読み込む作業をしながら、受験英語を勉強していたときのことを思い出す。当時かなり難しい文章の精読と速読の訓練、そして文法を、大量にこなして勉強したが、今思えば大事なベース作りになっていたなと。それによくよく考えると、2-3年前後は結構本気で取り組んでいたので、未だ勉強し始めて1年程度のオランダ語がなかなかできるようになっている実感がもてずもどかしいのも当然かなと。

・・・なんて、読み込みが一通り終わった位で安心していてはいけなかった。。コース中は、聞き取り、スピーキング(プレゼン&日々の話力)、ライティングもあり、それらの要素の方が自分にとってはかなりの難関。

適度に気を抜かないようにしつつ、これからはじまる嵐のような4週間、頑張りますか。

Thursday 16 May 2013

健康体であること・・・羊編。

オランダに引っ越し、我がパートナー&家族が兼業経営する羊・牛牧場を、色々な事情から手伝う頻度・時間が増え、もう少ししでほぼ1年のサイクルの要所要所を体験することになる。

「家畜」という、人の手によって育てられているものではあるが、特に平日の日中は主要な働き手たちは会社勤めをしており、べったりと面倒を見たり、ケアをする訳ではないため、牧場の空間とはいえ、自然のなかに放牧されている。羊・牛の本能で「これはしたら危ない」と備わっていること以外には、言葉ができるわけではないため、「やってはいけない」と教えきることもできず、何だかだと大小問わず「危険」と日々向かい合わせ。そうしたことから、羊・牛たちが怪我をしたり、病気になったりする局面にも出くわしてきた。

ここ最近では、3月に羊の出産ブーム時には、今年はかなりの出産成功率(多産で、死産が少なかった)であり、また我がパートナー&家族の常に行き届いたケア(それ故にHard Workになってしまうのだが・・・)により、この新しい命が日々大きくなり、新しいことができるようになり、躍動感あふれる様子を横目に、何となくうきうきした気持ちになることが多かった。

更には、時折このブログで触れているハンディキャップで生まれてきた赤ちゃん羊(パトリシア)の里親となり、家のお庭で育てているのだが、今のところ順調に育ってくれて、面倒を見るための手間隙も忘れるほどに。

ただ、沢山の命が息吹く場所では、そのような明るい側面だけではない現実に引き戻される。今週急に、1匹の子羊が亡くなってしまった。常にジャンプしたり、走り回ったり、元気に餌や草を沢山食べたりしている子羊グループにいたうちの1匹。どうやら、ある日突然、食欲がなさそうに呆然としているのを発見され、何回か薬を投与したようなのだが、翌日の夕方には亡くなってしまったと。

このニュースを聞き、それまでミルクと、餌をしっかりあげて、時には広いところを走らせてあげられていれば大丈夫と思っていた、自分の里子(!)のパトリシアが急に心配に。今週またしても天候が悪い日が続き、時にはバケツをひっくりかえしたかのような大雨があり、その際に外に出したままのパトリシアを見ると、頭を少しうなだらせ、悲しそうな顔をしている。心配になって近づいても、いつもなら駆け寄ってくるのに、ぼーっと立ったまま。

何か悪いところでも出てきたのかも、、、とかなり心配になり、素人頭で、「雨にこれだけぬれれば、人間だって風邪引いちゃう。ずぶ濡れになった毛を乾かしてあげて、屋内に入れてあげよう!」と、子羊をタオルで拭いて、これまで寒い夜や極端に大雨が続くときに入れてあげていた室内の小さめの空間に隔離。ただ既に身体が日々大きくなっているのと、広い世界を知っているために(!)、箱からジャンプして飛び出そうとする。これを見ているとまた心配。ストレスためちゃってよくないのじゃないかしら・・・と。

そのような試行錯誤の日を終え、”エキスパート"の我がパートナーが帰宅。帰宅するなり、自分の心配ごとやら、何をしたかを報告すると・・・ 笑われる!タオルで拭くなんて、そんな丁寧なことしたの?とか。。そして「大丈夫、大丈夫、強く生きさせないといけないから、ある程度は自然のままにしておいてよいから」と。うーむ、簡単なようでいて、なかなか難しい。

エキスパートの言葉なので、これからは暫く自然のままにしようと思いつつも、やっぱり肌寒い日々の上、雨がざっと降り続くと、心配に。そこでせめてもと、お庭のPatricia専用のポータブル柵を、木の下に移動。これで雨が降っても、多少雨よけになるかな?そして案の定、移動した後に雨が降ると、何と賢いパトリシア、自ら木の根の横にちょこんと座る。言葉が通じなくて、直接教えることはできなくても、「野生」の勘か、自己防御のための本能のためなのか。少し安心。

こうして、パトリシア育てにより、質の良い羊・牛たちを育てている我がパートナー&家族が、何故これだけ日々大変なのか、またどんなことをしているのかも理解でき始めた。またこれからも引き続き、パトリシアが、出来る限り健康体で元気に育ってくれることを願って。





Tuesday 14 May 2013

オランダ語学習関連のWebサイト。

ここ最近、次のオランダ語集中コースへの準備のため、ひたすらテキストを読み込み中。

上級コースともなると、やはり時には文の構造も複雑になり、1つのテキストの長さも長くなっている。少しめげ気味になるものの、これまでのコース参加の経験上、テキストをしっかりと分析し、内容が腹落ちするほど理解できていないと、絶対についていけなくなる。このため、少し時間がかかってでも、しっかりとした読み込みをしている。

ただ、どうしても文法構造・内容共に100%理解することができない部分がある。よくよく受験勉強で英語を学んでいたときの事を思いかえすと、調べるリソースが充実していたし、本当に沢山のことを塾や参考書から学んでいたなと感じる。一方で、オランダ語に関しては、基礎レベルの文法本(日本語・英語版ともに)は見つかり手元にあるのだが、まだ上級レベルの文法本や、イディオム集的なものに出逢えてないことが、独学では限度がある状況なのかななんて感じたり。

と、完全ではないものの、今読み込みにあたり使っているWebサイト。1つは、持っている蘭英辞典の出版社が運営している無料のオンライン辞書。通常の紙ベースの辞書だと、不規則変化した動詞の意味を調べるときに、原型を推測しながら調べたり、推測が外れるとなかなか意味が分からなかったりと大変なのだが、この辞書だと、不規則変化した形のままインプットしても結果が表示される!便利!またオンラインにありがちな、意味だけを表示するのではなく、辞書に書かれているような例文まで出てくる。

ただこの辞書では(紙ベースのものでも)、1つ不足がある。それは、イディオムや、よくある言葉のコンビネーションが調べきれない。たまに運良く例文に、知りたいイディオムを見つけることもあるが、難しい或いは使用頻度が低い単語になると、意味しか載っていない。そのような悩みのなかで出くわしたのが、こちらのサイト。単語の意味や例文は勿論のこと、「これってもしかしてイディオムかコロケーション?」と思ったものを入れて検索してみると、幾つかのオランダ語の例文と英語訳が出てくる!英語訳が多少「?」な時もあるし、動詞の形次第で検索結果が変わってくるなど、検索技が必要だけれど、それでも便利。またどうしても、、、というときには、そのまま直接Google検索して、オランダ語ネーティブが書いていそうな文章を探してみるなんてことも。更には多少のヒントを得るために、Google翻訳サイトで、オランダ語⇒英語翻訳してみることも役立つときがある。きっと、これ以外にも、便利なものはマダマダあるかも。

そんな訳で、これ1つさえあれば!という万能薬はなくとも、オランダ語習得に向け、日々インターネット上のリソースを活用中。:)

Monday 13 May 2013

語学学習・・・共通すること。

ここ数年日本では英語学習ブームのためか、沢山の"Expert"による英語学習法のアドバイスがあふれているように感じる。たまに斜め読みして読んでみるが、やはりあまり目が覚めるような特効薬はなく、とにかくコツコツと積み重ねて努力することの大切さを再認識する。

そのなかで、たまたまふとしたきっかけで行き着いた、とある同時通訳者の方のインタビュー記事。真新しいことが書いてある訳ではないのだけれど、語学を習得する学習アプローチや内容について、改めて自分の頭の整理になったので、少しポイントをサマリ。

今回目に付いたポイントは、まず、言葉への反応力やイメージ力を養うために、読む・書く・話す・聞くをバランスよく学習することの大切さ。そして使えるようにするためには、インプット・アウトプットの繰り返しが必要なので、シャドーイングやディクテーションといったアプローチについてもお薦めとしてあげられていた。

またこれと決めた教材をコツコツやること。できることならば、原文・日本語訳文・CDなどでの音声コンテンツが一緒になっているもの。また教材のレベルは、「負荷がかかる」ように自分の現在のレベルより少し上のレベルのものにチャレンジすること。またその教材の音声を聞き込み、繰り返し音読することも薦められている。

また語学習得には、お金・時間の投資が大切であること。時間に関してはやはり毎日短かろうがコツコツと続けて積み上げることが大切。また良い教材・学校などに通うお金もある程度必要と。ただ勿論、闇雲に学習法に関する本やら、問題集やら、買う必要はないと思うので、ここはいかに厳選して投資するか、なのかなとも思う。

・・・・と、これらは「英語学習法」のアドバイスとして書かれているが、当然ではあるがオランダ語学習に対しても言いえていること。英語学習に比べて、日本語で書かれた文法本やら、オランダ語から直接日本語訳された教材が非常に限られているなど、リソース的には限度があるけれど、十分活かせるアドバイス。

そして、今自分がオランダ語学習をしているデルフトメソッドを中心としたアプローチと比べるとそれなりにかぶることが多い。まずデルフトメソッドの教材を、メソッドで定めた勉強法に沿って学ぼうとすると、決められた教材を徹底した聞き込みや音読・シャドーイングがする必要がある。

またこのメソッド開発母体であるデルフト工科大学(Delft TU)のコース、特に中級・上級コースでは、授業中に一定のSpeaking/Listening力をチェックされ、3-4度のプレゼンテーション、エッセー(作文)、授業後のディクテーションテストがあり、コース中は読む・書く・話す・聞く全ての要素が組み込まれ・テスト/チェックされ、コースの卒業・進級判定を受ける。そんな訳で自然と全ての要素を訓練していることになる。きついコースではあるけれど、やはり内容&コース設計ともに秀逸だな・・・なんて感じる。

時に、いとも簡単そうに習得している人たちもいるように感じて、自分には語学才能がないとあきらめ気味になることもあるが、こうしていろいろな達人の経験談やアドバイスを見ていると、習得までの地味な努力、凄まじい時間数(2000時間、2万時間だの諸説あり。。)の投資がやはり必要なのかなと思う。なかなか急にぐいっと脱皮できないけれど、やはりどうしてもオランダに住む以上、しっかりとしたオランダ語を習得したいし、我慢してコツコツ続けよう!

Friday 10 May 2013

Keukenhof 2013。

今年は冷春のため、花の開花が遅れていると言われていたKeukenhof公園。5月20日までという限定オープンで、多少は花の開花が出揃ったとの情報をもとに、いつも仲良くしてくださっているオランダ人ご家族と、我がパートナー母とお出かけ。

この日は多少風が強い時もありつつも、まばゆいほどの快晴。相変わらず色々な国からの来場者でほどよく混雑しているものの、楽しく見学。

初めて行った2010年から、今回が2回目。似たような構造・デザインではあるものの、やはりこれだけの見事な種類と色のチューリップを中心に、春のお花が咲き誇る公園は本当に秀逸。観光客が多いところ=必ず素晴らしいという訳ではないのだが、いつきてみても感動がある。

直はじまる、ストレス過多なオランダ語集中コースを前に、大いに息吹を吹き込まれる!そんな素敵な公園から、少し写真を掲載。
(さらに沢山の写真はこちら





















Wednesday 8 May 2013

Quality than Quantity。

先週1週間、久々に新しい出逢いや、友人たちとの再会などがあり、少し忙しく動き回る。そこで少し感じたことは、やはり、本当に心から信頼できたり、腹を割って素の自分で接することができる友人たちの有難さ。 また相手のことを尊重する姿勢の大切さ。

まず1つ目の出逢いは、我がパートナーがアメリカに駐在していたときの同僚たち。この方々は、国籍混合だったのだが、やはり自分の国からあまりでたことがない人は、その国で受けた教育で教わったことや、入手できる情報に凝り固まってしまいがち。ついつい「自分の国が一番。自分の国が正義」的な論調になってしまいがちなところはあるが、それはご愛嬌。 多少結構な激論疲れした部分はあるものの、救われたのは、違う視点・論調・事実を聞く耳を持っていること。そしてその様子を見て、自分自身も知らず知らずに偏見や間違った情報に踊らされがちになる部分があることを反省できたし、違った国籍・バックグランドの人達との付き合う際に大事なことを振りかえることができた。

また日本・英国それぞれに居住している際に出逢い、距離や時間は多少空きつつ、お互いの置かれる立場が変わりつつも、変わらずにお付き合いさせていただける友人たちと再会することで、色々思うように進まない現状にありつつも、沢山の活力とモチベーションがむくむくと復活。日常忙しい生活をしている中だったり、旅行中のスケジュールを縫ってであったり、時間を割いて時間を共有してもらえたことに、本当に感謝している。 そして、こうした信頼できる人間関係から、現地での新たな出逢いを紹介されることもあり、少しずつ自分の心地よい人間関係の発展・固めができつつあることを嬉しく感じる。

これまで田舎暮らしのために、そうそう新しいお友達開拓はできないものの、これまで移住してきてから出入りした場所を通じて、数少ないながらもできた友人たち。変に出逢いを期待して出入りしたのではなく、必要があったり、興味があって自ら足を向けた場所で引き寄せられた出逢いは、非常に自然で、心地よく人間関係が発展していくように感じる。 この先どのように続く・つながるかは分からないけれど、その時々の自分 or 相手が必要としている関係性なのかなとも思い、「縁」は面白いものだなと思う。

自分自身マイペースで、Me Timeが必要な人間なため、あまりぺったりつきあったり、急いで人脈を広げることは少し苦手であることも、最近再認識。このような訳で、急がず、自然につながる「縁」を大切にしつつ、自分がこれまで大切に感じてきた友人たちと良い関係を続けいくこのリズムと気持ちをキープしたいなと思う、今日この頃。

Tuesday 7 May 2013

やっと・・・チューリップが満開!

ところどころ、先週あたりからは、他のお宅のお庭では綺麗に咲き誇り始めたチューリップ。とうとう我が家も、今週まばゆいほどの晴れ空の下、満開を迎える!

気温も20-25度ほどまで上がり、少し暑く感じることもあるが、こうして綺麗に揃って咲き始めた花を見ると、こちらまで息吹を吹き込まれた感じがする。

残念ながら、この綺麗な花々をどう撮ったら、自分が感じた想いが伝わるのかが分からず・・・平坦な写真だけれど、今年の春の記念まで!









Monday 6 May 2013

ついに・・・オランダ語上級コースカウントダウン。

何だかだと、時が経つのは早いもの。2月中旬に無事卒業したオランダ語中級コースの後、思えばオランダ語学習に関して、立てた学習計画はものの見事に達成できないまま、次のコースのはじまりが近づく。いつもながら、お尻に火がつかないと何だかだとエンジンがかからない自分を嘆きつつ、そろそろ準備をと思いたつ。

今回のデルフト工科大学のオランダ語集中コース(上級)は、教材が市販されておらず、コースが始まる2週間前位に受け取れると聞いていたものの、なかなか事務局から連絡が来ず。できる限り早く予習を始めたいと思い、先週自ら問い合わせ。結果、本日教材を受け渡し可能とのことで、片道2時間近くかけて、はるばるデルフトまでお出かけ。

眩しいほどの春の日差し、若者で活気にあふれるキャンパスを訪れたことで、少しやる気とエネルギーが復活。そして少し街の中心をお散歩した後、帰途に着く。早速電車でテキストを開けてみると・・・・ やっぱり相変わらず。圧倒される。

今回のテキストは、メインの文章のテキストがいつも以上に長くなっている。。Audio CDのそれぞれのテキストの長さも、中級コースが1テキスト3-4分だったのだが、今度は10分前後!更に、各章のトピックの関連・参考となる記事(物凄い細かい字!)などがテキストの中をちりばめられ、テキストの本文以外にも読む部分が満載。。

未だ詳細説明とスケジュール(どういったペースで各テキストをやるか)の連絡が来ていないものの、今までのデルフトのコースでの経験、多少聞きかじった授業体系とテキストの体裁を見て推し量るに、毎回の授業で取り扱う章は3章。上記に書いた通り、メイン文が長くなっているうえ、参考記事などを含めると、各回相当の予習が必要そう。。(ちなみに授業も2時間半ぶっ続けになるらしい) 

また手作り教材&CD(完全音声のみ)のため、今までの初級・中級コースのテキストに付属していたCD-ROMがなく、デルフトメソッドに沿って丁寧に1文1文細かく区切って音声を聞きこむこともできないし、毎回のコンピューターデクティエーションテストのモックテストも用意されていない。結構予習の仕方も一苦労かもしれない。。

またコースでは、中級コースと同様、プレゼン(かなり長めらしい)や、ライティングの宿題も満載のようなので、コースが始まったらおちおち丁寧にテキストの本文を分析してる暇はない。つまりはやはり、自分にとってはコースが始まる前の期間を如何に有効活用して準備するかがキーになりそう。。

上級コースに進むと決めた時には、大変でも頑張るぞ!と怖さがありながらも多少楽観&楽しみにしていたのだが、いざテキストを目にすると、不安とストレスが大半に。。一体このコース本当にいつかは卒業できるのだろうか、かなりネガティブモードになりつつ、一度決めたこと、できる範囲で頑張ってみようかなと思う。

またしても我がパートナーより、「本当に約束してね、絶対ストレスためないでね」の言葉、さてどこまで守れるか、お楽しみ :D

Sunday 5 May 2013

戦争と平和。

日本ではゴールデンウィークにあたる週のあたり、ここオランダでは学校が春休暇に入った。丁度、今年は戴冠式となった、最後の女王誕生日の週あたりから約1-2週間のようだ。

さて、5月4日の夕方のこと。我がパートナーと近くの村を車で通りすぎると、この村にある教会からそれなりの数の人達が三々五々と歩いて出てくる。今日何かあったっけ?と聞くと、「Dodenherdenking Dag(戦没者記念日)」とのこと。 よくよく各家を見てみると、オランダ国旗が半旗で掲げられている。 ここオランダでは、第二次大戦下でドイツ・ナチ軍が降伏した5月5日の前日が、戦争で亡くなられた方々を追悼する日となっている。 以前は毎年が国民の祝日となり、国をあげて追悼を行っていたようなのだが、今は5年に1度が祝日。ちなみに前回の祝日は2010年。実はこの時期に丁度オランダに旅行で来ていた際だった。我がパートナーの幼馴染カップルを訪ねてNijmegenという街を5月3日に訪ねたのだが、この街に近辺にあり、たまたま通りかかったオランダのために戦って亡くなられたカナダ軍兵士の墓地で、女王様が参加する追悼イベントが予定されており、翌日に向けて準備しているところに遭遇した。

また自分が住んでいる近辺には欧州を横断する大きな川が通っているのだが、この川を境に、川の向こう岸はドイツに占領されていたらしく、幾つかの戦いの逸話を聞いた。 時には洪水になりかける危険なものにもなるが、この戦争中はこの川のお陰で守られたこの地域。とはいえ、何度かドイツ軍が攻め入ろうとしたらしい。その攻防の中で、イギリス兵士がドイツ軍からこの地域を守ろうと闘って亡くなったことを追悼する碑が1つ。また隣村では、手こぎのボートで10名ほどのドイツ軍グループが川を渡ってやってきて、村民を残虐な目にあわせたらしく、そのことを記す碑もあるらしい。我が村でも、戦って亡くなった兵士たちを追悼する碑が1つ。こうした碑には、この日沢山の献花がかかげられ、小さな追悼式のようなものをやっているのにも遭遇した。このような訳で、快晴だったこの日ではあるが、何となく重い空気を感じる1日となった。

そして翌日の5月5日。この日は外に出ると打って変わって少し明るい空気を感じ取る。各家では、昨日は半旗で掲げれていた国旗が、誇らしげに高く掲げられる。そう、この日はドイツ軍が降伏し、オランダが「自由」になった日。「Bevrijdingsdag(解放記念日)」である。ニュースでも各地で行われたイベントをレポート。Utrechtでは、総理大臣が参加して、その際にしたスピーチがニュースになったり。

時には少しお互いが戦争中にしたことの上げ足取りをしたり、誇張したり、事実が何となくうやむやにされていて、本当のことが分からなかったり、なかなか中立的な視点で語ることは難しい。また時が移り変わり、段々と実際の戦争体験者が少なくなっているので、各国で新しい世代が危うい道へと進みかける様子も見え隠れしている。でもやはり、罪のない市民が大量に犠牲になるような過ちは、二度と起こらないような道を探っていけることが必要なのではと感じる。

Thursday 2 May 2013

無事産まれて2か月。



我が家のお庭でそだて始めた赤ちゃん羊のPatricia。昨日で丁度2か月。

毎日ミルクをあげ、ハンディキャップな足を多少マッサージし、などを繰り返していると、実際にペットではないけれど、ペットとして飼う動物以上の思い入れが醸成されてくるようだ。

毎日様子を見て、おかしなところはないかをチェックすること。また我が家のお庭の芝生をフェンスで区切った部分に放し飼いにしているのだけれど、それだと狭くてかわいそうに感じ、自分が自宅をメインに時間を過ごす時には、30分×2-3回は、フェンスの外に出して、自由に歩き回らせたり、草や花(主にはたんぽぽや、小さな雑草の花)を食べさせたり。

お腹がすいていると、いつも決まったお気に入りの場所に一目散で駆け寄り、片っ端から食べているのだが、少しその状態が満たされると、自分を探し始め、離れたところにいると、時には走って、ときにはよちよちと寄り道しながら寄り添いにくる。そして完全に食べつかれると、自分が座っている横に、ちょこっと腰をおろしてねっころがる。

こうして着実に育っているのを見て、段々と他の心配が上がってくる。これは、さすがに彼女の生涯ずっと、羊一匹でペットのように飼うのが本当に彼女にとってよいのかと。確かに自分がまめにケアをしているものの、やはり寂しい気持ちがあるのが手にとるように分かる。例えば、自分が少しでも離れようとすると、ものすごく切ない顔をしてこちらを見上げたりすると、胸がキュンとなる。

やはり同じ種の仲間の中に、最後は返してあげた方がよいのでは・・・と思うものの、結構普通の羊たち、非常に我が強い。餌置き場のベストポジションを取るためには、時には他の羊の後ろから、前足を乗っけて、蹴散らそうとする。そうしたある種の”生存競争”的な要素は、このまま自分が育てていたら身に着かない。このままもう少し大きくなってから、群れに戻してしまうと、“幸せに”生き残れるのか分からない。

そんなこんなで、少しPatriciaの”将来”を考えつつ、一方でここまで育った彼女を嬉しく思いつつ、まだ暫くはお世話が続くかな。


Wednesday 1 May 2013

オランダ王位継承式の写真。

 4月30日の王位継承式が明け、翌日。当然ながら、オランダ主要紙では、大々的に写真や記事を掲載し、お祝い未ださめやらずの状況。

なかなかあるようでない一大事(!)なのでと、少しミーハーな行為だけれど、主要紙を記念に購入。中を開いてみると、当日の統計、ハイライト、ウィレム・アレキサンダー王のスピーチ全文と注釈、各国から参加した王室紹介などなど、盛りだくさん。

折角なので、オランダ語の勉強を兼ねて、少しずつ読んでみようかなと思う。










また会場には行けなかったものの、Nederland1というチャネル(NHK1みたいな感じ?)で中継やハイライトとして映し出された映像から、写真をとってみたので、少しここでシェア。著作権など諸々、本当はいけないのかな・・・と思いつつ。。 (更に多くの写真はこちら

また、オランダ大使館がFacebookにて、今回の式の中継をYoutubeで中継しているとし、そのリンクを提供。オランダ国内からは見られない設定になっているようで内容が確認できないのだけれど、日本からもし見ることができれば・・・ご参考までに! http://www.youtube.com/watch?v=pJ5uxO4yB-w

満面の笑顔 :)
王位継承の署名セレモニーを終えたあとに、挨拶する新旧女王・王
王維継承された後の新王・女王ご一家。

王位継承式会場へ入場
式を見守る”プリンセス”ベアトレクスさん(旧女王)と、新プリンセス(王様の長女)
水上パレード。