Thursday 2 May 2013

無事産まれて2か月。



我が家のお庭でそだて始めた赤ちゃん羊のPatricia。昨日で丁度2か月。

毎日ミルクをあげ、ハンディキャップな足を多少マッサージし、などを繰り返していると、実際にペットではないけれど、ペットとして飼う動物以上の思い入れが醸成されてくるようだ。

毎日様子を見て、おかしなところはないかをチェックすること。また我が家のお庭の芝生をフェンスで区切った部分に放し飼いにしているのだけれど、それだと狭くてかわいそうに感じ、自分が自宅をメインに時間を過ごす時には、30分×2-3回は、フェンスの外に出して、自由に歩き回らせたり、草や花(主にはたんぽぽや、小さな雑草の花)を食べさせたり。

お腹がすいていると、いつも決まったお気に入りの場所に一目散で駆け寄り、片っ端から食べているのだが、少しその状態が満たされると、自分を探し始め、離れたところにいると、時には走って、ときにはよちよちと寄り道しながら寄り添いにくる。そして完全に食べつかれると、自分が座っている横に、ちょこっと腰をおろしてねっころがる。

こうして着実に育っているのを見て、段々と他の心配が上がってくる。これは、さすがに彼女の生涯ずっと、羊一匹でペットのように飼うのが本当に彼女にとってよいのかと。確かに自分がまめにケアをしているものの、やはり寂しい気持ちがあるのが手にとるように分かる。例えば、自分が少しでも離れようとすると、ものすごく切ない顔をしてこちらを見上げたりすると、胸がキュンとなる。

やはり同じ種の仲間の中に、最後は返してあげた方がよいのでは・・・と思うものの、結構普通の羊たち、非常に我が強い。餌置き場のベストポジションを取るためには、時には他の羊の後ろから、前足を乗っけて、蹴散らそうとする。そうしたある種の”生存競争”的な要素は、このまま自分が育てていたら身に着かない。このままもう少し大きくなってから、群れに戻してしまうと、“幸せに”生き残れるのか分からない。

そんなこんなで、少しPatriciaの”将来”を考えつつ、一方でここまで育った彼女を嬉しく思いつつ、まだ暫くはお世話が続くかな。


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