Sunday 28 October 2012

自分の限界を自分で定めない。

この5週間を少しだけ振り返り。

今回のオランダ語の中級集中コース、始まる直前にとてつもない宿題・課題の量があることが分かり、最後まで行き着けるのか、直前にとてつもない不安に陥った。やっぱり未だ中級コースに挑むのは早かったのかな・・・と思ったのだが、一応入学許可をもらった以上、できるところまでやってみようと自分を奮い経たせてみた。

毎週毎週、週が終わるごとに、「ここまで頑張れた!」と安堵と、だましだましの励ましをしていたものの、毎日毎日は戦い。特に授業が続く日の2日目がつらい。通学に異常に時間が掛かるし、家事もあるしで、初級コースの際に、オランダ語を勉強することだけに集中できた環境とは違うつらさ。最低でも6時間、できれば8時間は予習に時間が避けるのが理想なのだけれど、時間を捻出するのが難しく、無理やり短い時間で押し込めるように勉強。あまりに追い詰められて勉強していたので、途中頭に入るものも入らず。

やっぱり無茶なチャレンジだったんだ・・・・と、毎日のように、コースを中断する理由(というより言い訳)探しをしていたことも結構あった。でも最終的には、「いいから、できるところまでやろう。いつも邪心がなくなると、すっとできるようになることもあったし!」と言い聞かせ、だましだまし通学継続。

その結果、一応完走。最後の修了テストの結果は分からないし、消化不良気味だけれど、自分でも多少の変化は感じる。街で聞こえてくる・見かけるオランダ語が前よりもっともっと分かるようになったし、いままでオランダ語で話をしていた家族&彼らの友人たちのオランダ語がもっと理解できるし、彼らからも「少しうまくなってきているわよ」と(励まし半分だと思うけれど・・・)直接褒めてもらえるようになってきた。

自分でやる前に限界を設定するのではなく、最後にでききらなかった・成功しなかったとしても、それでも頑張れるところまで頑張ることで、得られたことが沢山あったように思う。勿論、もっとセンスがよい人は、短時間でぐいっと伸びるんだろうな、自分は不器用だな・・・なんて思う時もあるけれど、これが自分、仕方なし。言葉の面で得られたこと、そして何より難しいチャレンジをするときの自分の心のもち方、マインドセットなど、改めて大事なことを思い出した気がする。追い込みすぎて自分を壊すまでする必要はないけれど、自分で勝手に限界線を定めないようにしたいなと感じる。

ここまで励まし・サポートをくださった家族・友人に改めて、感謝。

Friday 26 October 2012

オランダ語集中コース終了!

とうとう、この日がやって来た。

毎日テキストの予習とテストに追われ、家事と通学(時に片道3時間!)との両立にもさいなまれ、最後の週には病人が相次ぎ、少し最後は憔悴気味。何とか全てを全力でぐいっとねじ込んだ感じで、全授業終了。

毎日のコンピューターディクテーションテストは全テキスト分何とか合格し、隔日に出るエッセーの宿題も全て合格点。Weekly単位での振り返りテストもほぼ全て合格。とはいえ、やはりSpeakingは最後まで伸びきらず。自分でも分かっていたので、自らいつもアドバイスをもらっているコースリーダーに出向き、今後について相談。

本当は、中級コースが終わっても、上級コースに行く気は全くなかったので、もし最後の修了筆記テストが通れば、これで終わりのつもりだった。でも相談に出向くと、如何に今のスピーキングレベルをあげて、上級コースを頑張るかが前提のアドバイス。ひぇー。上級コースなどとんでもない。。こんな悲鳴を上げながらやっとの思いでついていっていたのか、いけてなかったのかも定かでなく、消化不良気味のまま行くのはやっぱり違う気がする。

一応もらったアドバイスは、やはり授業に出るなどの形でスピーキング力を上げた方がよいのではとのことで、週2回のペースの夕方のコース、中級の上のクラスに出てみてはとのこと。確かに、上級コースはさておき、今消化不良気味なこのテキスト、コツコツと自分のペースでやり直してみようとは思っていたし、自分でやるより課題に沿ってやった方が確実に頑張るし、、、と少しアドバイスに傾きかける。

たださすがに大学まで片道3時間近く。また集中コースではないので、1時間の授業のために、計6時間かけること、また病人を抱えるので夜あまり外出したくないとの判断をとり、ペースがダウンするかもしれないけれど、自習する道を選択。そして、もしかしたら来年初めに、もう一度中級の集中コースを取るか、夕方の早めの時間のコースをとるか、相談に乗ってもらうことに。

でもできれば頑張って、自分の環境のなかでオランダ語を話す力を伸ばせるといいなとも感じる。特に自分の場合、コース中、よくしゃべる生徒がいるなかを割って話すことができないでいるのと、授業ではより緊張していつもどうしてもとつとつとしてしまうので、個人レッスンでもないので授業に出ることだけで解決するようには少し思えない節もある。

強制力がない状態(宿題やテストがない)でどこまでやれるのか、また自分が受けたいタイミングで必ずしもコースがある訳ではなく、次の機会を待つと3-4ヶ月先になってしまい、折角再加速したラーニングスピードがダウンしてしまうのではという不安もありつつ、ひとまずコース通いは中断しようかなと思う。

Sunday 21 October 2012

病気を持つこと、病気を持つ家族を持つこと。

(過去分アップデート中)

大変ながらも何とか過ごしてきた最中、とある病気が進行していた家族が、とうとう入院することに。病気が発覚して以来、治療や手術を重ねてきては、新たな問題にぶつかり、医師の「大丈夫、よくなりますよ」の言葉がむなしく響く。

病気と戦う本人もそうだが、同居・別居に関わらず、家族もやはり体力的・精神的に大変。希望を持っては打ち砕かれ気味になり、休まる時がない。本来ならば、この集中コース、本当に勉強だけに専念しないとついていくのがしんどいところだけれど、やはりこれまで色々な局面でサポートしたり、励ましてくれた大事な存在。未だこんなにつたないオランダ語しか話せなくとも、少し顔を見るだけでも喜んでくれるのであれば、、、とこの週末両日、お見舞いへ。

更に悪いことは続き、もう1名病気が発覚。。寝ていれば直る病気ならいざ知らず、毎日しっかりとケアをしないと悪くなってしまうものだっただけに、急いでインターネットで、出ている症状が何が原因なのか、何が良くて・悪いのかなど、情報をかき集める。週末なので、Huisartsと呼ばれるホームドクターに行く前で、確定ではないけれど、どれを見ても合致。とにかく出ている症状を改善するための手をうつ。

結局想定外に週末勉強が手につかず。ただでさえ、短い時間で詰め込み気味で、身になっていないなぁと嘆いていたところ、少しお手上げ。残す1週間はもうギブアップして、次の集中コースがある来年に繰り越しで再受講させてもらおうか・・・・とまで思いつめる。家族が治ることに集中した方がよいのではと葛藤。

でも、一番つらいのは病気になってしまっている本人たちで、一応身体上は健康な自分は、できるところまで両立させる努力をしようと決意。どこまでやり遂げられるか分からないけれど。。

Saturday 20 October 2012

久しぶりの再会。

(過去分アップデート)

オランダ語コースも無事4週目が終了。少し一杯一杯になり気味だったところ、前々職の同僚よりコンタクトが入る。半年ほど欧州に交換留学で来ているなか、お休み期間を利用して、幾つかの国を旅するなか、オランダにも立ち寄るとのこと。折角の機会を逃したくなく、金曜日にDinnerへ。

在職時は少し接点が少なかったものの、退職間際そして退職後と、お話する機会を通じ、在職時の専門は最後一緒だったのだけれど、元々のバックグラウンドも、目指しているところも違うのだけれど、何か信頼できる、安心して素直に話をお互いできる存在。そのような訳で、4年ぶりの再会にも関わらず、再会の瞬間からすっかり和む。

個人的なアップデート、日本を外から見るようになって感じること、問題意識、ひょっとしたらのビジネスプラン・それに関わるネタまで、多岐にわたって夢中になって話し込む。そしてあっという間に時間は過ぎ去る。

頻繁に会っている訳ではないし、これといった確証はないのだけれど、何かまたどこかで必ず会える気がして、笑顔でハグしてお別れ。こうして少し分詰まり気味で、オランダ語勉強ばっかりの少し面白みのない自分になっている気がしたのだけれど、こうして気の置ける友人と会えたこと、沢山の話ができたこと、本当に感謝。

またいつか会える日を楽しみに!

Thursday 18 October 2012

オランダ移民プロセス・・・振り出しに戻り気味?もうよく分からない!

(過去分アップデート中)

先月、市役所から移民関係で業務委託を受けている組織の担当者との面談に出向く。通常、ビザが通ると、市役所からお達しが来て、面談があるみたいなのだが、自分が住むエリアは移民慣れしていないのか(!?)、一向に何の連絡もなく、自ら市役所をつっつく。そして紹介された担当者とされる人との面談にて、今後継続的にオランダに住むため、場合によっては永住するために必要なことを説明してもらう。

この際受けた説明は、過去のポストにも書いているのだが、3年半以内に指定の移民或いは語学のテストに合格すること、どのテストを受けるかは市役所が最終的に決めるので、通知を待てとのことだった。更には、この担当者および市役所担当者共に、遅い夏休みに入るので、通知は1ヶ月待てと。

そして昨日。1通の手紙が舞い込む。差出人の組織は、上記で出向いた担当者の組織。何か未だ足りないことでもあったのかと、手紙を読んでみると、パスポート、ビザ、市民ナンバーなどを持って、面談に来るようにとのこと。更には日程も勝手に指定されており、翌週の火曜日。でも文面の口調から見て、担当者としては「初めて」コンタクトをしているつもりのよう。ヘンだ。

即刻電話。「先月お会いしているのですが、今度の面談の目的は何でしょうか?」と聞いてみる。最初は自信がなかったので英語で話すものの、いまいち通じず。以前の面談のときにも、英語が苦手で最終的にはオランダ語で話したことを思い出し、つたないオランダ語に切り替えて説明。すると、「ちょっと待って」と調べだし、「ゴメンナサイ、来てもらう必要はないです」と一言。。

はぁ。とちょっとため息が出かけたものの、こんな状態だったら、市役所からいつ連絡が来ることになるのやらと思い、「念のため、今後のステップの確認させて」と話を始めると、前回の説明と違う!「まずは移民テストの勉強をして受けなさい」の一言。あれだけ前回、どのテストを受けるかで話をしたのに、NT2という語学の国家試験ではなく、移民テストを受けろと決めつけている。前回のインタビューのメモしていないのか。。更には、前回は市役所が最終決定すると言っていたにも関わらず、「どのテストを受けるかを決めるのは、あなたです」と。市役所からは一切今後連絡はないらしい。

もう前回の会話はひとつも信頼できない!と思い、念のため、テストのために学校に通う「義務」があるのか?と聞いてみると、「ない」と。どう勉強しようと勝手とのいい振り。更に、「一部の市では、学校の授業料の補助があるみたいなのだけれど?」と聞いてみると、明らかに過去の記録や自分に関する記録が手元にないはずなのに、「あなたのパートナーにはしっかりとした年収があるから対象外です」と一言。年収の限度とかないのかな。。

何だか振り回され気味で、ちょっとため息。そもそも、移民関連の担当者が、オランダ語以外あまりできない、説明することが毎回違うなんて、どうやってこれまで成り立ってきていたのか。。もうあてにできないので、とりあえず、今のコースが終わったあとに、コツコツと試験勉強するしかないかな。

Wednesday 17 October 2012

悶々、悶々。

とうとう通学中のオランダ語コース、4週目と半分が終了。残すところはあと6回!・・・と喜びたいところだが、何だか悶々。

実は先週金曜日、あまりに心身ともに焦心して、朝起きあがれずに休んでしまった分、テストが受けられず、課題がビハインド気味だったのだが。週末&この月・火で、鍛冶場の馬鹿力ばりの、物凄い集中力と根性で、ほぼキャッチアップ。作文の宿題、新テキストの6章分・旧テキスト7章分のディクテーションテスト、週明けの総復習テストをクリア。いつも「勉強しなさい、練習しなさい!」が口癖の先生さえも、昼休み時間も食い込んで怒涛のようにテストをクリアしていく姿にさすがに驚かれ、「すごい」の一言。でもそんな無茶をしているので、勿論また反動。泥のように眠り込み、授業中休みの今日、お昼まで起き上がれず。悪循環。。

初級コースの頃は、追い詰められるように勉強しても、全く歯が立たなかったり(1回目出席時)、何とか綱渡り状態でクリアできる状態(2回目出席時)。テストが落ち始めると、肝心の予習まで手が回らないし、1日でパスできるテストの量は最大限3つだった。それを思えば、ここ2日、多い時には7つのテストをパスしているので、かなり進歩している。旧テキストは本当にさらりとした復習でも、前はこのテストで本当にきりきりしていたのが信じられないほど、クリアに聞き取れて、テストをパスできるし、新テキストも綱渡りながらも、ほぼコース設計予定通りクリア。つまり7-8ヶ月前からは進歩しているのだが。何か腑に落ちない。(ちなみに、不思議なのは既にFluencyなクラスメイトたちは比較的テストの方で苦戦。両方着実な人も数少なくいるけれど。)

そう。今回は新しいテキストが、何と表現していいのか分からないのだが、「もの」になっていないことが自覚できる。確かにテストはクリアしているし、授業もそれなりに理解できているものの、頭にこびりつききらない。前のテキストの時には、万一単語がうる覚えでも、「この章のこの流れのところで使った単語・表現!」とすぐに思い出し、立ち返れたのだが、今回は1度やった単語も「あれ、こんな単語前出てきたっけ」という状態。

ものになっていないということは、当然スピーキングにも反映していて、一向にうまく話せるようにならない。特に授業では、「今度こそはうまく話したい」という気持ちが先立ち、空回りした状態で発言するので、さらに悪循環。そして「あ、みんなに『あの人何をいいたいのかさっぱり理解できない』なんて思われているんじゃないか」なんて、人の目まで気にしたり。。このままでは例えテストがクリアできても、本人的にはこの中級レベルをクリアした気に全くならない。

でも何故うまく話せないのかな・・・と思ったときに、上記以外にもう1つ問題を発見。(というか思い出す) 英語を勉強していたときから気づいているのだが、自分の論理のまわし方、話し方の問題。色々なことが頭に思い浮かんだまま焦って口をひらき、どつぼにはまる。自分が混乱して話しているのだから、相手に伝わるはずがない。つまり、語学以外の問題。特に英語・オランダ語は、言葉だけの違いでなく、やはり話の持って行き方、言い回しも当然違うもので、ここも含めて訓練しないと、本当の意味で「できるようになった」状態にならない。

課題は本当に山積み。ずっとブログでも「ポジティブに」なんて自分を励ましているものの、ちょっと途方に暮れ気味。ふーぅ。

Saturday 13 October 2012

コップに入っている水の量は?

オランダに来る前まで勤めていた会社では、自分のこれまでの考え方・進め方を改めて見直す機会が色々とあった。そんな中でも、特に鮮明に覚えていること。

とあるリーダーの方から、ある日呼び出しを受け、質問される。「今、あなたの目の前にあるコップに、7割程度の水が入っているとしてね、それをあなたならどう感じる?」 そう、当時の自分は、「あ、7割しか入っていない」が回答。そしてそれが当然だと思っていた。

それに対して言われたこと。「世の中には、それを見て、『わ、7割も入っている、十分な出来だわ!』と捉える人もいるのよ。そうして考え見られると、気持ちが楽になるしね」と。勿論、これが7割りしか入っていないと捉えて、ひたすら100%に近くなるまで淡々と頑張るのが好きというのであれば、それでもよし。また、そうか、そういう見方があるのかと取り入れてみるのもありと。

自分では常に、「あれもできない」「これもできない」「こんなことも知らなかった」とできないことばかり目につきがちで、いつも必死にどこかに向かって足を動かしている感じがするのだが、この会社で一緒に仕事をした上司たちからは一様に「改善するとよい点は、パーフェクショニストなこと」と言われ、オランダに来てからも色々なオランダ人から「パーフェクショニストよね」と言われる。理屈はわかっても、やっぱり色々デキナイコトだらけの自分を見ると、えー、パーフェクショニストかな・・・自分は違うんじゃないかな・・・と思ってしまいがちだが、どうやら少し認めた方が良いのかもしれない。

こんな話を思い出したのも、ここ最近の人とのやり取りから。以前のポストにも書いたけれど、自分では「テストが1つもビハインドしちゃった!まずい!」と焦ると、先生からは「なーんだ、1つだけ。大丈夫」と言われ。また80%が合格ラインの毎日のディクテーションテストで1-2度、72%で不合格になり再試になり、「なんて最低な点数を取ってしまったんだ」と思い撃沈していると、聞いた我がパートナーは「たった8点しか下回ってないじゃない!50点くらいしか取れなかったのかと思った」と言われるなど。

つまり人によって、同じ結果でも見方・捉え方が違うし、ポジティブに捉えられれば、自分も周りの人にもストレスを与えずに済むし、次がうまくいくようサイクルが循環していくように思う。ということで、前回のコースでは1つでも失敗すると、「まずい、どうしよう、やばい、もう全てがガタガタになるかも」と思ってしまったのだが、ここ最近少しだけ図太く過ごすようになれてきた。

とはいえ。あまりのほほーんとすると、ひたすらのんびりする性格でもあり、バランスとりながら自分に鞭を少しはうちつつ、逃げる余地も与えつつ、頑張っていこうかな。(言うは易しだけれど!)

Friday 12 October 2012

アップアップ・・・オーバーヒート気味。

現在通学中のオランダ語コース、早いもので3週目終了。ただ、物凄い消化不良中。。

毎日新しい単語・表現のインプットが150-200位入っては、翌日に同じだけの量が押し寄せるため、インプットされたものは入っては、出て行き・・・・の繰り返しのよう。折角、「この表現・単語、まさに知りたかった!」と思うものに沢山出くわすのに、全く頭に固定化せず。よって、授業で当てられて話をするときにも、何だかコースの最初の頃からよく使っていた単語や表現から、脱却できない。

今回のコースは、中級コースだけあって、もともとがよく話せる人がかなりを占めており、そうした人たちは、新しい表現や単語をどんどんと自分のものにしているように聞こえるのに、、焦りばかりが続く。何とか毎日のコンピューターテストを予定通りに近い程度で切り抜け(でも少し一部ビハインド気味)や、ライティング・スピーキングの課題で合格点(注 優れている訳ではない)をもらえても、何だか学んだものが何一つ定着していない状態のため、何だか宙ぶらりんな気分。それにこのままで行くと、最後のコース終了判定テストは、多分合格できないと思う。

そんな焦りから、色々と手や口を動かして勉強をしようとしても、時間費やした分の効果がでず、ちょっと悪循環。挙句の果てには、放心状態。放心している暇があれば、勉強すればよいのだが。うーん。大いに伸び悩み中!残りの2週間のなかで、ブレークスルーできる瞬間は来るのだろうか!?

Tuesday 9 October 2012

覚えられないものをものにするには?

(過去分遡りでアップ中)

毎日新しいテキストを勉強していると出くわす、新しい単語たち。何故だかさらっと頭に入るものもあれば、何度呟いても、何か工夫して無理やりこじつけで覚えようとしても頭に入らないものもある。最後には、物凄い気合で捻じ込むこともあるのだけれど、それらは大抵短期記憶脳にあるため、1時間後には消え去る。。

そんな試行錯誤中、オランダ語集中コースの責任者の先生から、生徒へのアドバイス。どうしても覚えられない時の1つの策。テキストの文章を読むとき、大げさなくらい気持ちを入れ込んで読む。CD-Romの音の抑揚を大げさにまねするもよし。そうしていると、するっと文章・単語コンビネーションごとするりと頭に入ることがあるらしい。

その2。ただただ机に向かって単調に覚えようとするのではなく、何かをやりながら頭に入れる。例えば歩きながら文章を読むなど。

一応どちらも、科学的研究結果の論文を元にしたアドバイスとか。さすが言語学者と名乗っているだけあり、ただオランダ語の文法を教えるだけに留まらず、色々な側面でのアドバイスがある。ちなみに、自身でもメソッドを試すべく、デルフトメソッドのスペイン語編を学ばれたことがあるとか。20章分くらいまでやったところで、結構基本的なことなら話せるようになったらしいが、暫く使ってなかったら、びっくりするほど忘れていて驚いたなんて話をされていた。そんなところからも、生徒の気持ちもわかってくれているのかな。

あと自身での体験としては、色々と頭に入らずイライラしたり、嘆きに近い状態になったときには勉強をストップする。夜の場合は、即眠り、その分早く起きる。そして、呪文のように「大丈夫、いつもこうしてできなくても、最後には切り抜けられていたのだから、今回も自分を信じて!」と言い聞かせていると、少なくとも短期記憶(2時間程度有効)には入ってくれることが多くなる。

ということで、集中はしても、追い詰めず、、、が大事かな?

Monday 8 October 2012

物の見方をポジティブに変えてみると。

色々と追い込まれる状況になると、ついついイライラが募ったり、ネガティブに物事を捉えがちになってしまう。いかんいかんと自分で自覚していても、分詰まり状況ではなかなかコントロールが難しい。それに、焦っていると、本当に何かミスをお越しがち。そう、この日も。

毎日のディクテーションコンピューターテストが思いのほかうまくパスでき、少し早めの時間に教室を後に。今日から1週間、実は我がパートナー日本出張中につき、家までの行路全て自力で帰らなくてはいけない初日、少し浮き足立つ。実は、本来なら2時間半程度で帰れるはずなのが、とある駅から我が村まで出ているバスが通常30分に1本のはず、よりにもよって少しでも大学を出る時間が遅くなると、自分が駅に着く時間帯は1時間15分バスがないのだ。もし乗り遅れると、下手すると3時間半位掛かって帰宅することになる。そんな訳で、初日に何とか早く学校を出られたのを喜んだのはこれが原因。

何とか駆け込みで早めの電車に滑り込み、翌日の予習をしようとバックをあけた時、はっと気づく。幾つか勉強のため持ち歩いているiPod Touch(実はとてもガジェット好きで幾つもiPod系類を持っています・・)、教室の端で授業中充電したまま、置いてきてしまった!たまたま今回置き忘れたのが初代iPod Touchのため、殆どデータは入れておらず、万一無くなっても痛手は少ないとはいえ、パスワードもかけておらず、誰かに盗られてしまったらと、小パニック状態。乗った電車を次の駅で降り、反対方向の電車をひたすら待ち、いつもは15分程度歩く距離、いままさに出掛かっている大学方面に出るバスを見つけて飛び乗り、校舎に戻る。この間約1時間、頭は真っ白、貴重な時間なのに勉強は勿論できず、、焦りが焦りを呼ぶ。

いつもの教室に駆けっていくものの、鍵がかけられており、急いで警備室へ。事情を説明し、鍵を借りて、ドアを開けると・・・・・あった!良かった!やはり大学だということと、自分のクラスの後は授業がなくて人がこないところだったことが幸いして、何とか盗難にあわず。警備室の人にも、「ラッキーだったわね!本当に良かった!」と言われる。

何とか取り戻せたものの、次には時間を無駄に使ってしまった罪悪感で、ちょっと呆然と歩いていると、突然自分の名前を呼ぶ声。振り返ると、今年の2月~3月、1回目の初級コースでいつも隣に座っていたクラスメイトの姿!

実は1回目のコースでは、心底追い詰められた状態で出席していたので、クラスメイトとは多少言葉は交わすものの、親しい友達になるほどまでにはいかなかった。よって、お互いの連絡先を交換することもなく、もう二度と会うこともないかなと思っていた。それだけに、あまりの突然の再会にお互い驚く。

いつも神妙な・不安な顔をして授業に出ていたからか、みんなコース中も、その後も心配していてくれたようで、会った瞬間、「会えてよかった!どうしているかと思っていたんだよ!それにちゃんと続けて、上のコースに出ているなんて、本当に良かった!」なんて喜んでくれたり。何だか折角ある意味縁あって、一定の期間共有していたのに、人との出逢いをないがしろにしていた自分に気づき、ちょっと残念だけれど、こうして気づいただけ遅くないかな?なんて。

さすがに集中コースは、出ている間仕事ができないので、このクラスメイトは夜のコース(週2回)に参加しているとのことだが、上級コースではまたインテンシブコースに戻りたいとのこと。やるならやっぱりインテンシブコースの方が断然効果あると感じているらしい。ということで、「お互い頑張って、次の上級インテンシブコース、一緒に行こうよ!」と嬉しい一言。その場では「うん!」なんて笑顔で言ったものの、無事1回で中級コースを卒業できるか分からない今は、少しでも小さなことをモチベーションに頑張ろうかなと感じる。

でも、今回iPod を教室に置き忘れていなかったら、彼との再会はなかった。「忘れ物するなんて、なんて馬鹿なんだろう・・・」とか、「あ、本当に時間が無駄になっちゃった・・・」なんてネガティブなことばかり考えてしまったけれど、こんな寄り道も悪くなかったのかもしれない。

何か起こったことには必ず意味がある。それに、例えそれが一瞬ネガティブに思えることだったり、失敗だったとしても、それが起きた裏で新しい何かが始まっている。ネガティブに捉えたままだったり、ひたすら落ち込んでいるだけだと、その何かが起きていることに気づかずにいてしまう。それに本当にどんな出来事もその人のとりよう。これは色々な場面で感じてきたこと・経験してきてきたことで、ちょっと色々な焦りにおぼれそうになっていた自分に、それを思い出させてもらえたことにも感謝。

ポジティブに、ポジティブに!


Sunday 7 October 2012

ついに!もぐら捕獲!

(過去分アップデート中)

この春過ぎから住み始めた借家のお庭。以前にもポストしたのだが、異常な量のもぐら塚を作られ、一時見るも無残な状態なお庭になっていた。確か、40前後位は、作られたと思う。

モグラ捕獲機も功をなさず、毎日が戦いで、土の山を5-6個作られては、穴を見つけて押し戻し、といった駆け引きを繰り広げているうちに、すっかり出てこなくなった。あまりにやりかえすから、さすがにギブアップしてくれたのかな~と思っていたが、勿論そんなに世の中甘くない。

この9月末頃に、我がパートナーがお庭の芝刈りをしていたところ。何とまた出没開始。それも今回は、もぐら塚をつくるのではなく、もぐらが道を作ったところが、こんもりと道沿いに盛り上がるという状態。モグラ塚だと、すっかり芝生の草を掘り返されるのに対し、少し盛り上がっている位だからいいかな・・・・なんて思ったけれど、実は草は土からはがされずとも、道を作るときに根を引きちぎっているのか、2-3日経つと、気持ち盛り上がっている部分の上にある芝生の草が枯れてきだした。そして道はひたすら縦横無人に作られている。うーん、やっぱりこれもやだ!

ということで、またしても捕獲作成。我がパートナーいわく、今回の方が捕獲機が聞き易いとのこと。何故なら、モグラ塚であると、どこがモグラの本拠地か分からないので、無駄なところに仕掛けることになってしまう。一方でモグラ道が見える状態だと、全ての道が見えるので、どのあたりが頻繁に通っていそうかが分かる。(1つの箇所から枝分かれして道を作っていたりするので)
このため、観察をして、幾つかよく通りそうなところに捕獲機を埋め、数日様子見。

・・・・なんと、今度は捕獲機、しっかりとモグラを捕獲!これにて人生初めてモグラとご対面!あんなに沢山の、結構大きな穴を掘り、山を作っていた主とは思えないほど小さい。何だか捕獲しちゃって、かわいそうな気持ちが一杯。うーん、何か平和的に共存する方法はないのかしら。。なんて。

Friday 5 October 2012

集中コース、毎日必死。

(過去分遡ってアップ中)

時間が経つのは早いもの。毎日次から次へと降りかかる課題を黙々とこなしているうちに、オランダ語中級集中コース、2週目終了。

この週から、作文は週2回宿題、そしていつものように、毎日新しいテキスト2章、古いテキスト3章分の予習・復習・テストに追われる。古いテキストの復習は、本当に目を覆いたくなるくらい適当にしかできず、とうとうディクテーションテストで合格がなかなかできなくなってくる。あんなに冬~春にかけて頑張って学んできたし、テキストの内容は覚えているのだけれど、チャンクになって聞こえる2-3語の塊が分解できず、スペルはすっかり曖昧になっており、撃沈。。予定からビハインド。

更に新しいテキスト、綱渡り的に何とかこらえていたものの、特に授業が連続する日は翌日の予習時間が極端に限られ、とうとう撃沈。。2週目最後の日の最後のテキストのテストに不合格。。1回落ちると1時間勉強してからでないと再チャレンジできないけれど、どうしても翌週に負荷を持ちもしたくなく、「1時間後に戻ってきて試験を受けてもいい?」と訪ねると、先生から「駄目!もう週末になるのだから、帰りなさい!何、1つしかビハインドじゃない?ならなお更、月曜日でもいいよ!」とのこと。確かに、ディクテーションテストに落ちる時は、やはり自分のなかでテキストが真から落ちきっていないことが分かっているし、これで表面的に見直して仮に受かっても自分ためにならないし・・・とういことで、あきらめて帰宅。

ちなみに今週2回作文提出があったのだが、自分では結構書けるようになっているかも!?と思っても、なかなか良い点は出ない。調べれば分かるのだが、1時間というなかで書き上げていると、De名詞とHet名詞をしっかり識別せずに使っていたり、動詞の形がしっかりしてなかったり。何となく基本的な間違いが多くて、我ながらがっかり。

クラスのなかでのSpeakingも、さすがに中級コースだからか、Fluencyな人も多いなか、相変わらず詰まりながら話をしており、何だか自分の強みをどこにも見つけられず。1つでも「これだけは強い!」というところがあれば、ちょっとは自信も出てくるのだろうけれど、そんな焦りから、ちょっとイライラ。

ちなみに最近感じていること。何故、絶対音感があり、音のセンシティビティはなくはないはずなのに、リスニングや発音が悪いのか。1つとしては、どんな音であろうと、音を聞くと、どうしても頭のなかで文字、特にカタカナにしようとしてしまうからかなと。オランダ語には、日本語の音・文字にはしきれないものが沢山あり、そこで頭が硬直して混乱してしまうのかも。もっと素直に聞こえた通りに、あまり考えずに音をまねできればいいのかな。でもこれが難しい。(涙)

ということで、相変わらずヘンなことにも悩みながら、必死にコースにしがみつき中。

Thursday 4 October 2012

語学学習-テキストを完璧に飲み込む。

暫くオランダ語の集中コースに参加のため、なかなかブログをかける状態にないのだが、この期間中に学んだこと・アドバイスを受けたことなどで、自分のなかで大事かなと思ったことを備忘録として遡ってアップ。

現在通っているデルフト工科大学のデルフトメソッドでオランダ語を学び始めて暫く経った頃から感じていたのだが(ブログにも少し触れた気がするが)、このデルフトメソッドの概念・アプローチは、自分が東京で英語を習得するために通った特訓スクールで受けたものに似ている気がする。

このスクール、英語を教わるところではなく、英語特に英語コミュニケーションを取得するアプローチを共有し、そのアプローチ通りに学習が進んでいるかの進捗をチェックするというところだった。「教材をしゃぶりつくせ!」という表現がコーチからよく発せられた通り、学習方法は大別すると、1テキスト(A5で1ページほどの量で少し固めのトピック)①文法の観点から完全分析しテキストの内容を完全に理解する ②発音の観点から完全分析する (例えばどの単語がチャンクとなって発音されているか、どう抑揚があるのかなど) ③完全に全ての単語が聞き取れるまで聞き尽くす といった指導を受けた。

このような経験から、勝手ながら、デルフトコースでも、各章のテキストを文法・音共にかなり解析をすることに労力をかけていた。本当は先生方が禁じ手としているのだが、先生に隠れて、テキストのノートへの書き写し&文法・音などの分析結果残しをしてきた。またそのノートには、毎回ディクテーションをした結果、どうしても聞き取れない音、覚えられない単語などをマークしてあるので、後々見直すときにとても便利。勿論、何も書き込みをしないで学習すると、その場その場が真剣勝負で、自分の頭にしっかりとこびりつかせやすいという利点もあるとは思うが、あまりに大量のものを短時間で集中的に学ぶときには、少し難しい(少なくとも自分にとっては・・)

ちなみに先生方からは、「テキストには書き込みをするな」「テキストをコピーしたり、書きうつすことはするな」と口すっぱく言われる。先生の意図としては、「テキストに書き込みをするな」⇒何度も繰り返し学習するので、書き込みがあると邪魔になる(後日見直す際にはさっと見てさっと分かるようにするため)ということ、「コピーや書き写し禁止」⇒そんなことに時間を費やすのは勿体無い!という合理性 故であった。ただどうしても、自分のやり方というのもあり・・・禁を破っています。

そんな形で自己流も取り入れつつ学んでいたのだが、最近このコースの責任者で、テキストの執筆者の1人の先生から、生徒へのアドバイスとして、「テキスト文の徹底分析」の大切さを説かれる。分析をしだすと、それぞれの文章に適用されている文章、言葉のコンビネーション、更にはオランダ語的表現など、様々な要素を学ぶことができる。1章のテキストで大体、15-20語×35行前後なので、1章だけでも本当に沢山のことが詰め込まれていることに気づく。文法を「文法」という単独の形で学ばないけれど、全ての文法要素は嫌というほどテキストにちりばまっている。

実は初級コースのときに多くの授業を担当していた先生からは、ただただスパルタ式に「勉強しなさい!」「練習しなさい!」と言い続けられることが多く、「How」についてはデルフトメソッドのありきたりの手順だけをさらりと触れられるのみに留まることが多かったのだけれど。やはり長く言語学・学習方法を研究し、多くの生徒を見てこられている分、いつも意味が深いことをずばりと教えてくださるように思う。

そしてテキストの次ページにあるギャップ文。ついつい面倒くさくてやらずに済ませることも多いのだが、これは本当は優れもの。意図としては、幾つかが穴あきになった状態のテキスト文を、幾つか単語がない部分も含めてすらりと読めるかを試し、読めなかったら、分析が足りない、徹底した理解ができていない状態であるので、またテキストに戻って学習をするようにとのこと。

ということで、少し時間は取られても、集中して学べるこの機会に、徹底してテキストを分析し、聞き込むこと、ひたすら続けてみようと思う。


Wednesday 3 October 2012

小さなアンバサダー。

(過去分遡りでアップ中)

ここオランダに来て、そして特に語学学校に通うことで感じること。前にも触れているが、何と沢山の国から、こんなに小さな国に来ていることか!

理由としては、オランダ人と結婚していること、難民認定を受けていることなど。でも特に結婚・パートナーという点では、どこでこんなに色々な国の人たちと出逢って、連れてきているのだか!前回のコースでは、比較的ヨーロッパ系の人が多かったのだが、今回の中級コースでは、アジア系・南米系・中東系・アフリカ系の方が多い。イギリスも、ある意味留学を1つの産業としているだけあって、沢山の国の人が来ていたし、自分のMBAクラスも24カ国から生徒が集まっていたが、オランダに来て、それ以上の国の人たちを知る。今思いつくだけで、上記のイギリスでのクラスで出会った24カ国以外で、新たに思い出せるだけで15カ国の人と知り合ったことになる。

そのような多国籍なクラスにて、オランダ語学習とはいえオランダ人の気質を色濃く反映した授業スタイルとなると、色々なネタで深堀される機会が多い。すると、自分が普通と思ってきたことも、「あれ、何でだっけ?」という振り返りの機会にもなるし、間違ったことを言って日本という国を誤解されたくないという思いもあって、色々なことを改めて調べることも多い。

中級コースともなると、色々なテーマでプチプレゼン的になることもあり、クラスメイトの話を聞いているのもなかなか楽しい。そんな中、先生がある生徒にこんな表現をした。「きみは、このクラスで○○の国のアンパサダーだよ。さあきみの国のこと、みんなに話をしてみて」と。まさに言いえている!

また、東京にいる際に通ったブリティッシュカウンシルのコースでも感じたことなのだが、色々なテーマでのディスカッションが授業で始まると、本当に語学を超えて、自分の中身も問われているように感じる。色々なこと、もっともっと勉強したいなという気持ちに駆られる。

・・・・でも、どうしてこうして大変なときに限って、変な向学心が芽生えるのだろう。時間に余裕があるときには、驚くほど無駄に時間が過ぎ去り、勉強しないのに。。ちょっともどかしい。