Tuesday 10 September 2013

オランダでの仕事探し・・・そろそろ思考の転換が必要?

オランダ語学び、長く住むことになるであろう家への引越しなど、マダマダやることはあれども、少しひと段落もついた最近。小さな村に住んでいることもあり、内にとじこもりがちになる自分が嫌なのと、もっとオランダの言葉と文化をビジネスという確度からも学びたいのと、自分である程度自由に使えるお金は稼ぎたいという思いもあり、ますます仕事をしたいという思いが強くなる。

これまでも幾つかのポストで書いているのだが、オランダ語コースに通いつつ、インターネット経由での細々とした就職活動をしていたときに感じたことは、まず、自分が非常に中途半端なプロファイルであること。東京でしてきた仕事のポジションとほぼ同じものとなると、少し推測だが「ヨーロッパでの業務経験やヨーロッパローカルプラクティスの知識」や「ヨーロッパの他の言語(オランダ語含む)ができるか」といった点で完全にハンデとなり、全く見向きもされない。(特に自分の最後にやっていた仕事分やとなると、この2つが大事なのは自分でも良く分かっている)

それであればと多少ポジション的に下げて応募をすると、ここ最近立て続けに言われてくるのは、「このポジションはもう少しJuniorの人を探しているので、あなたの経験では多すぎます」という断りの文言。ではと、将来空くかもしれないもう少し上のポジションのために、1度でもいいので会ってもらえないかというと、完全に保留にされてしまう。

更にはやはり日系企業での求人も、日本人の駐在員の方以外となると、マネジャークラス前後以上のポジションとなると、やはり現地の知識とネットワークと言語が分かっている人を求めているので、NG。そしてアシスタント職へ応募すると、これまた「ここまで経験している人は求めていません」の一言。

どうにかこの状況を打破したく、オランダの最大手の1つの人材派遣会社に勤める、オランダ人の友人に相談をしてみた結果、アドバイスを受けたこと。これはまず、自分の職歴・学歴を考えると、"Werving en selectie bureaus"と呼ばれる、Middel-High lebel job(期間限定・フルタイム共に。また英語でできる仕事もあり)をマッチングするところに情報を登録するべし、但し、大きな都市でないと、こうした仕事をアレンジするサービスを置いていない可能性があるとのこと。ただ一方で、これだけでは難しいかもしれないので、"Uitzendhureaus"と呼ばれる、Low to Mediate level のテンポラリーjobを中心に紹介するところにもあたり、まずはオランダの労働市場に入り込み、その仕事から広げていくのも手だとのこと。この後者の会社については、登録にあたってオランダ語が必須だが、彼女が判断するに自分ほどのレベルでも何とかいけるのではとのことだった。

これらの会社はインターネットで登録もできるが、自分のプロファイルや希望をしっかりと伝えたいと、CVを携え、自分の住む地域に近い、それなりに大きい街にある大手の会社を幾つか飛び込んでみた。その結果・・・・全ての会社から、殆ど追い出されるかのような状況。。

まず自分の容姿。明らかにオランダ人ではないので、一応オランダ語で会話をしたものの、開口一番言われたのは、「オランダでの仕事経験はあるのか?」ということ。「ない」と伝えると、即刻「今はあなたに仕事はありません。それにインターネットでも登録できるので、そちらを見てください」或いは、「ちょっとすぐには分からないので、午後こちらから電話します(勿論全く電話なし)」、極めつけは「この街近郊で探しても見つからないので、私たちも、あなたにとっても時間の無駄」。ということで、CVさえ見てくれない・受け取ってくれない状況。

ただこうしたやり取りの中で、つぶやかれたのは、「Randstad(南ホーランド州およびユトレヒトにある都市圏、例アムステルダム、ロッテルダム、デンハーグ、ユトレヒトなど)にある支店に行けば、もしかしたらInternational企業からの求人で、あなたのような人を取ってくれるところもあるかも?」とのこと。・・・・でも、日本に比べたら、オランダの都市間の距離はたかがしれているし(特急で1時間以内でいける)、彼らのデータベース(求人企業も、仕事探しの人の情報も)はオランダ国内を網羅しているはずなのに、とにかく「難しい案件」は扱いたくないという感じ。人材関係会社にとって、「人」は「商品・もの」なんだな・・・とつくづく感じさせられる。

ということで、多少でも光が見えるかも・・・と思ってのトライだっただけに、この無残な切捨てられたような対応に、やるせなさが頂点に。そろそろ、企業に就職する形での仕事以外のことを、本気で考えるときがきているのかも、、、と感じる。

No comments: