Monday 19 November 2012

自分がやりたいことが研ぎ澄まされる感覚。

ここ2週間強苦闘しながら続いた仕事がとりあえずひと段落。といっても、求められていたであろう品質の仕事ができず、正直、次に仕事がまたくるか分からない。

普通であれば、「悔しい!」「もっと頑張る!」と思うはずなのだが、今回は全くその感情が出てこない。確かに、ただでさえオランダで自分のプロファイルにマッチする仕事を見つけるのが難しい状況、多少でも自活につながる仕事はできる限りキープしたいという思う気持ちは山々だが、どこか自分の限界が見えたからかもしれない。

未だ力が多少余力があってできないのであれば、努力不足なので、とにかく頑張るだけ。またこれが自分が本当に生きて行く上でやりたいことであれば、向き不向きが多少あっても、多少でもレベルを上げるようにExtraで勉強する、というのが本来あるアプローチかと思う。でも、今回自分が持つ今の力は全て出し切り、悔しいけれどこれ以上の品質は出せないと分かったのと、他の何事をも犠牲にしても上達するために勉強をしたいかというと何か違和感がある。

悪あがき中のオランダ語については、語学習得が得意でない自分だが、苦しくても学び続ける理由は幾つかあって、大きくは、まず第一に生活のため(田舎はやはりオランダ語なしで生活したり、ネットワークを広げるのは難しい)、住んでいる以上は住んでいる地に貢献できる自分になりたい(これまた田舎だと英語だけでは立ち行かない)、また自分がやりたいことの可能性につながると思われるから。だから、例え悪あがき状態に近くても、諦めたくない。

そして改めて、じゃあ自分は本当に何がしたいのかを考えさせられる。そこで感じたのは、誰かが作ったものをただ扱うのでなく、自分でコンテンツをしっかり考えていくこと、その考えを実現できるようチームや組織で頑張ることの方が、断然好きな自分。(ただコンテンツ作りという面では、やりたいとはいえ、情けないほど未だExpertの域に当然到達しておらず、もっともっと勉強していく必要があること、経験を重ねることが必要なのだが。。。) そしてコンテンツとして考えたいことは、詳しくは割愛するが、やはり「人」に紐づく。

ここにたどり着くまで、とにかく仕事をしたい!と思う一方、自分の今の語学力や専門性だと、なかなか日本でやっていたポジションの仕事を得るのが難しく、実は時折パートタイムタイプの事務職にアプライしてみたこともあった。でも決まって、履歴書ではねられる。確かに今までに何度か、友人・知り合いから、仕事の内容と、過去の職歴・学歴がマッチしていないと、「全く過去の経験をいかせないので、あなたにとってふさわしくない」とか、「腰かけ程度にしか考えていなくて、長続きしないのでは」と言われて、履歴書ではねられることは多々あり、移住して2-3年近く、仕事を見つけられなかったという話を結構耳にしていた(日本人以外で)。多分、今の自分が直面している、感じている状態だったのかなと感じる。オランダの人材市場と自分の経歴のアンマッチング具合が非常に悲しいけれど、中途半端なことを手につけて、自分も周りも振り回される結果になるよりは、まずは自分が本当にやりたいことをやれるための努力を先にすべきかもしれない。

今の歳とか、不安定性(自分が将来にわたって本当にオランダに住み続けるのかなど)を考えると、そう簡単ではないし、不安でいっぱいになることもあるけれど、これから得られる小さな機会を大切にしつつも、自分が本当にやりたいことを実現できるよう、もう一度よく考えて行動していきたいなと思う。

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