Saturday 10 March 2012

牧場の様子、その後。

先だってより続く、羊たちの出産ブーム。毎日平均2頭ほどが出産をしていたが、この金曜日~週末に掛けて、一挙に10頭前後が出産予定。

「出産待ち」小屋のモニターを見ると、この小屋に来たばかりの時には、未だ歩き回っては草をむしゃむしゃ食べていた母羊たちが、とうとう重そうな体を支え切れず、ほとんどが寝そべっている。また寝そべり方も、妊娠していない時とはやっぱりちょっと違う。何と表現したらよいのかだが、普段は足を体の下に折って垂直に寝そべっているが、今は横になって寝そべり、手足は投げだされた感じ。また体も横にもこもこっと太くなっている。

出産の時間帯もどちらかというと、夜~早朝にかけてが多い。よって、夜1時近くまでは、我がパートナー父がTVを見ながら監視モニターをチェック。夜中2時と4時には、我がパートナーが起きてチェック。なかなかのハード生活。今朝も「見に行ったら自然分娩していた!」なんてことも。でも、自然分娩の分には母子ともに問題が少なくて、大丈夫らしい。

ちなみに出産後、赤ちゃん羊は生まれて20-30分以内にはよちよちと歩き始める。少し小さい羊で多産の場合には、母羊の母乳が十分ではないため、凍らせてあった他の羊の乳をひと肌まで温めて、羊用哺乳瓶で飲ませる。そして半日位か経ったところで、牧場内の他の小屋へ移動。家族別に仕切られたスペースで過ごすこととなる。 (ちなみに写真は多産した羊たち。通常に比べて小さいし、未だ寝そべっている!)

そのスペースを見に行くと、未だ自分が見慣れた存在でないため、特に母羊は警戒感を示す。寝そべっていても立ち上がって、前足を地面にたたきつけて、「あっちいけ!」と言いたげ。子羊たちは母羊の傍あるいは後ろに隠れる。かと思いきや、寝そべったままこちらを見ている母羊も。何だかマイペース。






羊たちもやっぱり人間を識別しているらしく(当たり前!?)、先だって外の敷地に解放した男羊たちをチェックしに我がパートナーが見回りに行くと。姿を見た途端、網突進で掛けよってくる!何か食べ物を貰えると期待したみたい?でもその走り方、いつものーんびりしていた羊たちからは想像もしなかった!(笑) 

いずれにしても、ハード生活が続く家族にとっても、羊たちにとっても、無事終息していくことを!


【少し写真でも・・・・】

 出産直前の羊たちにカメラを向けるのは気が引けたので・・・出産待ち小屋に行く前の羊たち。ちなみに、牧場には、白羊と茶色(黒?)羊たちがいます。

 クローズアップ。










ちょっと後ろからも・・・失礼!









実は、80頭近くの牛たちもいます。委託で面倒みています

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