Monday 12 March 2012

小さな街歩き - Zaltbommel

日本(少なくとも東京)の感覚では、街は駅の周辺が一番賑わっていて、駅から遠のくと住宅地になるイメージなのだが、オランダではちょっと違う気がする。アムステルダムなどの大都市は分からないが、大体の街では、「Central」と呼ばれるところ・お店が多くあるところは、大体駅から少し歩いたところにある。


そして現在居住している村に一番近い鉄道の駅、Zaltbommelもしかり。当初住み始めて暫くは、どこか遠くの街に行くために電車にのるために来る駅にすぎず、駅周辺は本当に何もなく、「何と寂しい”街”なのだろう。一体何故駅があるのか?」なんて思っていた。

ところが先月「Zaltbommelまでドライブして、お茶でもしよう」なんて我がパートナーから言われる。果たしてあの寂しい駅のどこに・・・なんて思ったら。中心街は駅から少し外れ、オランダ~欧州のある種生命線のような大きな川沿いのかわいい街でした。

この川は、数あるオランダの無数の「水の道」とはかなり格が違い、オランダで2つある本当に大きな川のうちの1つで、Waal川といい、ロッテルダム近くから始まり、ドイツ他欧州の国へとつながっている、欧州の重要な輸送路の1つらしい。(ライン川になるのかな?) 丁度街に着いた時も、ドイツやベルギーの国旗をつけた巨大な貨物船が、悠々と横切っていた。

そしてその川の近くに街があり、川沿いには欧州らしいこじゃれたCafe/Restaurantが幾つか並ぶ。中に入ると、暖炉をデザインしたインテリアが素敵なスペースを発見。(本物でないことが残念!) 思わず場所を確保し、アップルケーキとコーヒーをいただく。ちなみに、ここオランダのお菓子は、アメリカのような「甘っ!」という感じではなく、日本人の口にも合うのではと思う感じ。このアップルケーキも、どっしりとしていたのでお腹はすっかり一杯になったけれど、食している最中も、終わった後も、嫌味のない美味しい味。






ちなみに、川の近くに、何故か下着姿(!?)の男性の銅像が。それも何かを図っている or 示している感じ。当初何だか意味が分からなかったのだが、後日、懇意にしているオランダ人の老年ご夫妻より、かなり昔このあたりを洪水が襲った時に、ここまで水位が来たことを示しているそう。今現在の水位と比較すると、当時の凄まじさが分かる。

この街に出かけた時はちょっと未だあまりに寒かったので、写真が少ないのだけれど、またもう一度夏に行った時に、もう少し色々お散歩して写真をとってみたいなと思う。




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