Tuesday 4 September 2012

オランダの永住権プロセス(続き)・・・・恐るべし!

昨日強引にアポをとってもらった、オランダの移民・永住関係の担当者を訪ね、はるばる自転車&船を乗り継いで、事務所を訪問。

少し待った後、早速インタビュー開始。自分の基本情報、学歴、職歴などなどを英語で事情徴収。でもあまり英語が得意でないらしく、途中で自分ももどかしくてオランダ語に切り替える。そんな様子を見てか、「オランダに来て随分短期間でここまで話せるようになったわね!なかなかここまで早い人いないわよ!」と。デルフト大学のコース中は、周りがハードに勉強してぐんぐん伸びる人が多くて、スピーキングに関してはいつもダメだしされていて凹んでいたので、お世辞かもしれないけれどちょっとだけ嬉しい。 :)

さて、次に聞かれるは、オランダ語の学習履歴の深堀。デルフト大学の初心者集中コースを完了していること、一応このコースの完了時のレベルはA2というレベルだということを説明すると、「移民テストの言語部分は既にパスできているから、即刻市役所に学校からもらった修了証を送りなさい」とのこと。ん?

市役所の人からは、永住権関連で必要な3つほどあるテストオプションのどれを選択するか、またそのテストを合格するためにどんなアプローチをとるかをこの外注の担当者と話してと言われていたのに、何だか既に、一番基礎的だけれど幾つものトピックを勉強してテストを受ける必要のある移民テストを受ける前提で話し進めている?この事務所の待合室で見つけた、テストオプションに関する説明ブローシャーには、それなりに学歴がある人は、移民テストではなく、オランダ語の国家テストを推奨と書いてあったのだけど、一応先ほど言ったように大学院卒なのですが、、、と、さすがに話しを止めてみる。

するとあっさり、「じゃ、NT2(オランダ語の国家テスト)にする?じゃあ、初心者コースの修了証送らなくていいわ」と。ん? 移民局の説明では、移民個人に状況に基づき、市役所がどのテストを受けるか決めると言われた。市役所が移民関連の業務を外注に出しているのであれば、今まさにインタビューをしている彼女が決めるのではと聞いてみると。「え、違うわよ。あなたが決めるのよ」 がーん。

じゃ何故、どのオプションにするか聞かずに話を進めていたのかしら、NT2を選択する人少ないのかしらと思い質問をしてみると、「実はね、あなたのような学歴のような人は殆どNT2を選択しているの」と。何だかよく分からない堂々巡り。。

ちなみにNT2の試験、どれほどの期間でみんな受かっているのか(勿論バックグラウンドによって違うと思うけどと前置きしつつ)聞いてみると、「1年から18カ月位かしら」との回答。更には、「とても頭の良い日本人の女性が自分の担当だったのだけれど、日本の人はオランダ語のスピーキングがなかなか伸びにくいのよね、彼女は指定の期間内にパスできなかったのよ」と。がーん。まさに自分の行く末を聞いているかのよう。。

そう、ここオランダでは3年半以内に指定のテストをパスしなくてはならない。でも3年半がカウントされる始まりがどこか曖昧。彼女に質問したところ、一言「分からない。多分、市役所に市民登録した日から3年半じゃないかしら」と。さらにこれで決まりかと思いきや、「最終決定は市役所の担当者がして、文書で通知されるので待っててね。でも私も明日から休暇だし、市役所の担当者も休むって聞いているから、早くて10月末に届くと思うわ~」 ・・・・・・・!!!!!! さっぱり分からない、この仕組み。

更に、「これから3年半、あなたを担当するのでよろしくね。あ、でも、最近移民関連の予算が削られてて、来年以降市役所がうちの組織に外注するか分からないの。もし外注がストップしたら、誰が担当になるか分からないけど」と。とほほ。やっと相談できる主(たとえ頼りなくとも)が見つかったと思ったのだけれど。。(ちなみに、この担当の人は、ある意味ではいい人なので、個人的には気に入りました :) )

とりあえず、市役所から正式文書を発行してもらうプロセス一歩前までは進んだので、もうよしとしよう。ストレスをためても仕方がない。(しっかりオランダに慣れた?) 何れにしてもオランダ語勉強しなくちゃいけないのだし、それに集中するかな。


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