Sunday 2 September 2012

ちょっと弱音・・・ネガティブループ。

夏のショートトリップで、活力を取り戻した気でいたのだけれど、少し心の奥底に無意識に隠していたらしき弱音がふつふつと浮かび上がる。

言葉もできず、知り合いも少ない全くの新しい環境に飛び込んだ訳であるし、うまくいかないことが沢山あるのは百も承知のはず。それよりは、小さな幸せを感じる部分を支えに、状況を一つずつ打破していけばいいと頭では分かっている。でもどこかやはり、長い期間或いは無期限で定住するかもしれないこの地で過ごすにあたってもやもやと解決しないことが多かったり、このまま根なし草になって生きていくことになったらどうしようなど、土台が未だ固まりきっていない故に、不安はどこか常に残る。

そのような中、とあるパーティに参加してのこと。いつもであればお酒を少し口にすると勝手に楽しんでしまう性質なのだが、初めてこの日はノンアルコールでパーティに参加。何故なら、復路の運転担当を仰せつかったから!オランダではビールであれば1杯までは飲んで運転しても、法律上は大丈夫らしいのだが、さすがに自動車学校の教習以外では、30分以上運転したことがない上、暗い知らない夜道を走らねばならない。ということで、アルコール禁。

アルコールが入ってどんどんと打ち解けた雰囲気で話す参加者たちを見ていると、逆にどんどん冷静になってくる。初めて会う人達が殆どで、自己紹介やら自分の置かれている環境などなどを話すものの、結局いつも同じような内容を何度も違う人に話しているので、その内容だけは少しはFluentなオランダ語で話せるようになってしまった。そうすると、相手からはしっかり話せるように見えるみたいで、「素晴らしい!よく話せるね」と褒められるのだけれど、喜ぶどころか、「だっていつも同じフレーズ繰り返しているだけだもん」なんて捻くれた思考になってしまう。

更には仕事探しの話し。やれオランダ語ができないと仕事は見つからないやら、英語だけでもオランダでは仕事が見つかるだの、やいのやいの言われ続ける。何となく仕事をしていた頃に比べて、自分が持っているトピックの持ち駒が減ってきていて、それ以上の会話の進展がなく終わり。いつもより引きこもり気味になっていく。

結婚という形を取らずパートナシップをとる場合、やはり双方がそれなりに生活基盤を持った対等な関係でないと、あからさまでないけれど多少力関係が違ってくるように感じる。ずっと仕事をしてきてしまっただけに、社会から離れると何とも不安に感じる。など。

そんなことごとが頭の中を駆け巡っていくうちに、すっかり気持ちが沈む。ちょっと涙。そんな様子に感づかれ、やっともうちょっと生活基盤づくりをサポートするよといってもらう。こんな弱音を吐いたらあきれられるかな・・・と思っていたけれど、自分のコアな不安を共有できてよかったのかもしれない。でも、昨日も言われたけれど、将来を見据えつつ、「今この時を幸せに生きる」よう心がけなくちゃ。

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