Saturday 15 December 2012

Dusseldorf (ドイツ)のクリスマスマーケット。

ここオランダに引っ越してくるまで、勘違いしていたこと。それはヨーロッパの殆どの国(特に大陸部)では、どこでもクリスマスマーケットがある・・・という誤解。

もう1つ昔誤解していたこと。それはクリスマスマーケットはクリスマスの日に出るものだということ。(超極端。。。) そんな訳で、実は10年ほど前、クリスマスマーケットに密かに憧れて、12月24日現地着でのドイツの北部(ハンブルグ&リューベック)へと一人旅を敢行したことがある。(とはいえ、情報をしっかりと調べた訳ではなかったので、この2つの街が特別クリスマスマーケットを目的とした旅の場合、適切だったかというと・・・・)

空港に降り立ち、ホテルまでタクシーに乗ると、タクシーの運転手さんが物凄く気の毒そうに、「クリスマスなのに、何故こんなところまで一人できたのかい?もしかして家族や友達がいないのか?」と聞かれた。 少し怪訝に思ったのだが、翌朝全てが判明。何と、街はほぼ人っ子ひとりいない!そしてお店は全て閉まっているではないか!それでもここまで来たのだからと、店が閉まっていても見る価値のありそうな場所を見つけ(街並みが綺麗と触れこみがあったところ)、電車を乗り継いではるばるいくと、これまたがらんどう。街並みが綺麗というのは、お店が開いていたり、人がある程度いて成り立つものなのだと思い知らされた。

一応クリスマスマーケットが行われる日は勘違いしていたことは、このドイツへの旅で学んだのだが、それでも未だクリスマスマーケットはオランダであれば至るところにに出るものと思っていたら。何と拍子抜け。幾つか出ている地域はあるものの、想像していたより、場所が少ない。その上、我がパートナー家族・親族と話していたところ、元々クリスマスマーケットはドイツが発祥だとか!オランダの人達も、結構ドイツまで出向いているらしい。

ということで、この冬は、我がパートナーが日本勤務時代に一緒にお仕事させていただいていた日本人の同僚の方で、現在駐在・出張でこちらにいらっしゃる方々と、クリスマスマーケット見学&日本食買い出しのため、車でドイツのDusseldorfへ。(我が居住地からは1.5時間ほどと、オランダ国内をドライブするのとさして変わらず、便利!)

ここDusseldorfは、自分も前前職のお仕事で、担当していたクライアントさんの欧州統括本部があり、出張で何度か来たことがある。このクライアントさんに限らず、日本の大企業の幾つかが、この都市に拠点を構えていることもあり、確か、日本人の居住者がかなり多いと聞いている。その出張の時にも、お昼に定食屋さん(!)、夜に居酒屋さんや正式な日本食レストランに連れていっていただき、日本人の多さ&殆ど日本と変わらぬ食生活をできるところだなと驚いていた。

そして今回改めて来てみると・・・・ある一角(特に日航ホテルがあるあたり)は、沢山の日本系のお店&レストランが立ち並び、ここは日本或いはアジアの街かと思うほど! 看板を見ていても、海外でありがちな”怪しげな”日本語ではないし、当然ながら沢山の日本人の方々が歩いているのにも遭遇。日本食材店に入ってみると、オランダのお店との品揃いは一目瞭然!また値段もオランダに比べて大分こなれている。思わず、あれもこれもと手に取りたくなるところを抑えるのに必死になるほど。今度家の貯蓄してある日本食材が尽きたら、Dusseldorfに買い出しに来たいなと思う。

さて、もう1つの目的だったクリスマスマーケット。どこに出ているのかをあまり確認せずに来たので、まずは皆さんとぶらぶらと歩いてみる。道はどこもかしこもかなりの混雑。田舎暮らしが続いていたので、思わずドキドキ。歩いている人はというと、ドイツ人らしき人は勿論、どこかしこからオランダ語も聞こえてくる。そう、それもそのはず。自分たちが来る道すがら、何台のオランダの観光大型バスに出くわしたことか!みんなで繰り出して、クリスマス関連のものを買い出しにきているのだろうか。更に、街中では何度もオランダの警察官がさもや自分の庭のように、談笑しながら警備しているところに遭遇。 陸続きの国だからこそなせる技。

さて街を歩いていると、点在して10-20位の出店が出展した区域を幾つか発見。お店の構成としては、ホットワイン・フランクフルト・あげたポテトのようなスナックを売るお店、そしてキャンドルや飾り物を売っているお店など。(左の写真は、ホットワインのカップ!ホットワインを買う際に、支払うコップ代を取り返す必要がなければ、お持ち帰りも可能!我が家もお持ち帰り。) ただ、歩いて新しい出店区域を見つけても、どこも大体同じようなお店が出ており、どこで何を買おうとあまり変わりがないことは後で発覚。




それはさておき。折角ここまで繰り出してきたのと、未だクリスマス関連の飾り物がないそっけない家のため、今回キャンドル入れを購入。器そのものの雰囲気と、実際にキャンドルをともして飾られているのを見ると、大分印象は違う。店先でのサンプルを何度も見て、迷った挙句、右の2つを購入。青の方は、キャンドルなしで見るとそこまでひかれなかったのだが、キャンドルに火をともすと、気持ちが暖かくなるような綺麗なクリーム色(家の壁)が現れるその様子に一目ぼれ。

ということで、小さな買い物だったけれど、大満足。その後は、日本食レストラン(中に入ると本当に日本と同じ!)で軽い夕食を取り、帰途へ。またいつか来てみたいな。

No comments: