Wednesday 12 December 2012

小さな小さな喜び。

色々うまくいかないこと、家族の病気などの悩みもありながらも、何となくつつがなく日々が流れている日々。現在の居住している村は、移民らしき人は非常に少ないものの、子供・若者を除き、排他的雰囲気がない。知らない間柄でも、道ですれ違う時には、笑顔で挨拶を交わす。よって、怖いと思うことはないし、大きな疎外感を感じることはないのだが、お互いの領域に踏みいることがないという点で、完全に村のコミュニティーの中に入っているとは言えない。

ただ少しずつ、嬉しいことに、行きつけのお店の店員さんとは少しずつ会話が増えてきた。最初はパン屋さん。女性が2名と、片方の女性店員さん(店長?)の中学生位の娘さんらしき3人が切り盛りしているのだが、会話も買うパンの話⇒天候の話し(世界共通の無難なトピック!)⇒自分のことに移って来た。通常この村では何も言わないと、アジア系=All中国人に間違われるのだが、何と会話していると自分が日本から来たことを知った上で話が進む! やはり小さい村、どこかで話が多少出回っているのかな・・・とびっくりしたものの、こうして小さな話でもできるようになり、少し嬉しくなる。

そしてもう1つは週1度、村の中心にやってくる、野菜のマーケットでのこと。やはり非常にオランダ語がぎこちない自分、お店の人たちも、笑顔であるものの、何か距離感が大分あるように感じていた。それでも毎週欠かさず通っているからか、少し嬉しいことが。 マーケットに寄る前にやることがあり、お財布を持っていくのが煩わしかったため、今までで一番掛った額のお金だけをポケットに入れて、お買いもの。すると、期待を裏切り、50セント不足!即座に、「ゴメンナサイ、お金が足りないので、えと、、、どれを辞めようかな」など言っていると、「いいよいいよ、全部もってきな。来週50セント持ってきてくれればいいから!」と笑顔で切り返される。我がパートナーを介さず、未だ言葉ではつながりきれていないなかで、初めて自分で築いたある種小さな信頼関係を見出し、言葉に表しづらい嬉しさ!そして今日、会計の時に、「先週足りなかった分!」と渡そうとすると、「いいって!」と。結局まけてもらってしまったみたい。さらにはそのついでに、ちょっとばかり会話が弾む。そしてパン屋さんの店長・店員さんたちもそうなのだが、彼らが打ち解けたと分かるのは、別れ際の声の掛け方。今までの物凄い固い挨拶から、一歩進展!

日本に住んでいたならば、さして感じることもないかもしれないことではあるが、見た目でも明らかに異星人(特に子供の反応でこれは物凄く痛いほど感じる)、さらに言葉が壁となって感じていた人との大きな距離感が少しずつだけれど、縮まって来た嬉しさ。未だ未だ、本当に少数の関係性ではあるし、お店の人という特殊な立場な人達との間だけれど、少し心のなかにどこかあった凍りが溶けてきた感じな今日この頃。 :)

4 comments:

tomosuke said...

いつも楽しみに拝見しています。
近々パートナービザ申請するしますが、りすねこさんのブログの情報にとても助けられています。
言葉の壁がなくなると、距離も縮まるという実体験、励みになります!

りすねこ said...

Tomosukeさん、

初めまして!コメントを有難うございます。また私の小さな経験&情報がお役に立てていると伺えて、とてもとても嬉しいです :)

パートナービザ、申請する移民局のロケーションによって微妙に違うこともありますが、もし私の情報で不足しているところがありましたら、いつでもご連絡ください。何はともあれ、ぜひ順調にプロセスが進むこと願っています!

Tomosuke said...

りすねこさん、

ありがとうございます!
オランダ語のこと、お仕事探しのこと、etc、とてもシンパシーを感じています。
りすねこさんから1年遅れてオランダ生活を始めますが、ブログの情報を助けにさせていただき、頑張りたいと思います!!

りすねこ said...

Tomosukeさん、

有難うございます!私の書いていること(つたないですが・・!)に関して、コメントをいただけること、本当に嬉しいです。

色々な出来事に遭遇することもあるかと思いますが、新しい生活の始まりは楽しみですね!Tomosukeさんならではの素敵なオランダ生活をつくっていかれることを心から祈っています!