Wednesday 27 March 2013

オランダベースのリクルーティングエージェンシのWorkshop。

最近、決定的な有効な手段は相変わらずないのだが、オランダでの仕事探しのため少しずつ活動を再開。1つは、比較的最近このブログにポストしたが、日本ベースのリクルーターで、海外駐在案件を持っている可能性のある方へのコンタクト。稀な案件なはずなので、ここは少し様子見。

そして昨日。オランダ人以外で、英語プラスもう1つ他言語を話す外国人を専門とするリクルーティングエージェンシーのワークショップに参加。この会社は、前職のアメリカの会社のオランダオフィスで働いている、欧州系の友人が、彼がオランダでの仕事探しの際に非常に協力的だということで、昨夏2社ほど紹介してくれたうちの1社。ちなみに両社ともに、よくよく彼らがWeb上で一部公開している求人案件を見ると、ほとんどが、英語+欧州の別の言語ができること or 経験があることが要件に入っていることが多く、Non-Europeanの自分をどこまで本気でサポートしてくれるのか少し半信半疑でコンタクト。

その勘所はあたり。すぐに自分のCVを送りコンタクトをしたものの、1社は返事なし。そして一応返信があったのが今回Workshopをやっていたこの会社。ただ、「あなたの経歴上、Executive Searchとして扱わせていただきます。万一紹介できる案件がある時にはコンタクトをしますので、お待ちください」というのが第一声。今分かったのだが、この会社の"Executive"の定義は、職歴10年以上ほどで、マネジャー経験のある人のようで、確かに彼らの判断はうなずける。ただこのターゲティングにより、更に案件が限れていたのも事実。結局半年以上、何の音沙汰もなし。

そのようななか、久しぶりにこの会社のことを思い出し、彼らのウェブサイトを見てみると、無料のCV/Interview Workshopなるものを開催することを発見。内容は、オランダでの就職活動に有効なCVの書き方と、インタビューTipsの紹介、そして実際のリクルーターが 1on1で CVをレビューしてくれるとのこと。 自分が常に使っていたCVは、多少焼き直しはしているとはいえ、英国MBAのプログラム中に、プログラムマネジャーに見てもらったものなので、そこまでCVの書き方に問題があるとは思っていなかったのだけれど(但しこれが間違いだったことはWorkshop後判明!)、何よりリクルーターに接触できるチャンス!自分がアプローチしている仕事探しの方法や、会社&ポジションに関してもアドバイスを貰えるかもということで、参加することに。

会場に出向くと、多国籍な顔ぶれ。でも欧米系の国籍の人が殆ど。話しを聞いていると、みな結構仕事探しに苦戦中。2年前後オランダに住んでいる人達も結構いたが、仕事が見つからないと嘆いている。そして肝心のWorkshopのコンテンツだが、基本的なことを抑えるに留まったので、ただふむふむとうなずく部分が多々だったのだが、でも1つの大きなLearningは、「オランダの就職活動時には、英語で就職活動するとはいえど、オランダの文化・様式に従うこと」 最初は大したことでないと思ったのだけれど、よくよく聞くと、これが自分の就職活動を更に難しくしている1つの要因だったと感じる。

例えば、CVのサンプルや、インタビューで良く聞かれる質問例など、ウェブ上で英語でサーチすれば、沢山の結果が返ってくる。そしてついついそれらを参考にしがちだが、それらはアメリカやイギリスで通用するものであり、オランダではNGな場合もあると。そして実際自分が今まで使ってきたCVを見てもらったところ、一言「これだと拾ってもらえる可能性はほとんどない」と。

自分が「これはイギリスでOKと言われていたよ」というと、リクルーター(この会社での10年以上の経験あり)から「Make Sense。イギリスは比較的、描写調に書かれたものが好きだからね」と。。 頑張って、長くだらだら書かないように、2ページ程度でとどまるようにとしていたのだが、それでもオランダ的視点から見ると、全く読む気にならないとのこと。とにかくシンプルに、端的に、箇条書きをうまく使って、書き直すようにと。

またもう1つ大きな指摘は、「どの国で経験したことか」を分かりやすくすること。ただ欧州以外での経験は、ぱっと見てすぐにNGボックスに行くことが多いので、時系列でなくてもいいので、欧州での経験(勉強&仕事)がある場合には、それを1ページ目に持ってきて強調べきとのこと、更に、欧州以外の海外経験なのであれば、「Global」を強調するようにうまく書くべしと。。ここで書き方もそうなのだが、これを聞いていても、自分でも分析できてはいたが、欧州経験の有無が大事なことを痛感。

かなりつっこんだ細かい修正ポイントを教えてくれただけでなく、参加時に聞きたかったことも何とか質問。自分の専門性上、オランダ語が未だ発展途上で、欧州経験もほぼなく(特に仕事は)、日本で積み上げたキャリアと同等のレベルで仕事をするのは、このリクルーターも一言難しいと。やはり、大体が各社1番に要求してくることは、「オランダでのPracticeを知っている人を紹介してくれ」と。 よって、東京での最終キャリアレベルから、かなり下げて就職活動した方が、多少案件が出てくる可能性があるかもとのことだった。

ただ勿論、全くゼロではないのも事実。「そういえば、『へぇ、そんな人材が必要なんだ、聞いたこともない』と思っていたのだけれど、自分の同僚が、中国(か日本)のバックグラウンドで、あなたの専門分野でのマネジャーポジションに合う人を探していた」と。既に埋まっているかもしれないし、求めていたのが中国かもしれないけれど、一応確認してみるねと。でも彼女の、「そんなスペック求めるんだ」と思ったという時の表情、本当に怪訝そうな顔で、かつ「妙な案件もあるものなのよね」が物語っている通り、非常に稀なのも事実だろう。

とはいえ、誰もが難しい案件が出てきた時に言う、「Who knows! May happen!」とのことで、CVをオランダ式に修正し、彼らのDBに再登録してもらうことに。勿論、この会社が言っていることが全て正しい訳ではないが、こうしてやっとリクルーターに1on1で話ができたこと、有効だったように思う。とりあえず、少し軌道修正できそうかな。

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