Sunday 7 April 2013

村にオーケストラがやって来た。

この木曜日から週末に掛け、我がパートナーが生まれ育ち、牧場のある村で、年に1回の音楽フェスティバルが開催さる。

村の人達がボランティアで組織してやっているらいしのだが、結構な規模。村の中心にある教会前の広場に、1000人以上は入る大きなテントを打ち立ててコンサートホールとし、連日様々なミュージシャンが演奏。どうも今年で13年目(うる覚え・・・)とのことで、会場設営も、当日の会場での司会・案内などなど、かなり手慣れた感じ。

そして第一日目は、何とオランダ王国空軍オーケストラが出演。最初誘われた時には、「ふーん、ま、行ってみるか」程度(超失礼。。。)だったのだが、会場に行くと沢山の観客。開催地の村だけではなく、近隣の村々からみな繰り出してきているらしい。そしてはじまり。

オランダに来てから、色々な意味で余裕のない生活が続いたので、小さな頃からピアノやフルートを習ったり、大学後にはポップスバンドをやったり、ジャズピアノを習ったりと、常に音楽に触れて育ってきたのに、殆ど生の音楽に触れない状況が続いていた。それだけにどこか生音楽に飢えていたのか、音に迫力があり、リズムもよく、身体が自然にうきうきしてくる。最近まで何かしら鬱々と考えてしまう気持ちから、霧が溶けて一気に晴れた感じに。

また演奏をしている楽団員たち、また時折オーケストラの演奏に合わせて歌を歌っていた歌手の人ともに、本当に音楽が楽しくてたまらないという感じの表情を見せていた。自分が音楽をしていたときは、何となくどこかいつも「うまく演奏できるかしら・・・」のキモチの方が強くて、緊張した面持ちで演奏することが多かった。 でもこうして演奏者が楽しい気持ちで演奏している音楽って、人にも電波するものなんかななんて思ったり。

そんな訳で、気持ちもフレッシュ、更にはやはりいつかまた音楽を一緒に演奏する仲間/グループを見つけて、自分も音楽をやりたいななんて感じる。 いつの日か!

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