Wednesday 10 April 2013

オランダの「きのこ」農家。

以前に1度、オランダのとある街のマーケットで見つけたキノコ屋さんについて触れたことがあるのだが、何とその生産農家を発見!

日ごろ懇意にしてくださっているオランダ人ご婦人の一人から、「隣村のキノコ農家を見に行く企画があるのだけど、一緒に行かない?」とのお誘いを受け、人生初めて(大げさ!)キノコ農家なるものを訪問。

どうやら近隣の村々のメンバー(50代以上の人達が中心)たちが、月に1回どこかしらに一緒に見学会をしたり、遠足をしたりというイベントをしている一環だったようで、当日農家に出向くと、最終的には20名近くの参加者が集合。そしてはじまりは、簡単なコーヒー・紅茶と、パウンドケーキのおもてなし。 ・・・どこかで似たような光景を見た記憶が、そう、それは昨夏のこと。我がパートナー家族の農場で、やはり羊のブリーダーご一行様が、オランダの北の地域からバスを乗り付けて見学に来た時に、我がパートナー母が同じく、飲み物に、パウンドケーキにとふるまっていたのだ。オランダはこうした見学会みたいなものがよく行われるのかな・・・なんて思ったり。

それはさておき。多少の歓談があった後、やおらキノコ農家の若頭(40代位?)が立ちあがり、簡単に農家の紹介と見学会の進め方を説明。そして実物の様子を見に、キノコの保管&育成場所へ。

我が村に比較的近い幾つかの村で、シャンピオーンと呼ばれる、所謂白いマッシュルームのようなものを生産するようになり、ひと儲けしているらしい(苦労もあるみたいだけど・・・)という話を、我がパートナーからよく聞いていた。 その話もあってか、てっきりこの農家で育成しているのは、シャンピオンかと思いきや、育っているキノコを見ると、どこかで見た形・・・・そう、まず遭遇したのはエリンギ!(オランダでもエリンギと呼ばれていた)

更には幾つかの育成室に連れて行かれると、ますますもって親近感。何と、ナメコ、しめじ(茶と白2種類)、シイタケ、あと名前を忘れたが日本で食べられているもう1つのキノコも。日本ではよくキノコを食べていたけれど、こうして目の前で育っているのを見るのは初めて!当たり前だが、何だかとても新鮮そう。 ちなみに、シャンピオーンと呼ばれている、オランダのスーパーではどこでも置いてある白いマッシュルームは、安い中国産が大量に来ているらしく、採算が合わないのでこの農家ではあまり育ててないとか。

あまりに暫く口にしていないキノコを目の前に、嬉しくて思わず農家の若頭と少しだけ話をしてみる。すると分かったことが、何と自分がとある街で見かけたマーケットのキノコは、この農家の生産品だった。更に、駐在員の方々を中心に日本人の方が多く住んでいらっしゃるアムステルフェーン(アムステルダムすぐ近く)から、日本人の方々がグループでこの農家からキノコを共同購入されているとか。スゴイ!


これだけ目の前で大好きなキノコを見て、ただで立ち下がるわけにはいかず(おおげさ!)、日本で買うのに比べればやはり高くついたけれど、直売だけにマーケットで買うよりは少し安く、幾つかのキノコを購入。 早速お家に帰って、少しずつ料理。とても新鮮なだけに、本当に美味しい! また新鮮なキノコを食べたくなった時に、他の種類も試してみたいな。

ちなみに、農家さんより、ぜひ日本人の方にも宣伝しておいてくださいね~!とのこと。でもWebに情報を載せてよいかまでは聞き忘れてしまったので、もし購入に興味があられる方がいらっしゃったら、ブログページの右上の方から、メールをください! 場所はオランダのまさに真ん中から気持ち東よりのところです。 :)

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