オランダ皇室の継承の仕方を知らなかったので、ここでびっくり。何故なら、てっきり王様・女王様って、生きている間はずっとそのポジションにいるのかと思っていた。在命中に受け渡すなんてことがあるとはと、驚いていると、丁度7時になり、車のラジオから女王様の演説が始まる。(実際にご覧になりたい方はこちらからリンク)
分からないなりに耳を澄ませて、聞き取った超意訳:今年でご自身75歳になり、オランダ王室は今年で200周年を迎える。このタイミングを機に、王冠は新しい世代へと引き継ぐのがよいのではと考えた。また皇太子および皇太子妃も、引き継ぐ準備が整っていると感じる。よって、今年の4月30日(従来ならば女王誕生日)をもって、引退をする。ただ、引退するから全く国民のみんなと会えなくなるわけではない。最後にこれまで自分をサポートしてくれた国民に感謝をする。
噂通り!ということで、家に戻ると、TVはこの演説をリピートしたり、「皇室ジャーナリスト」的な人達が色々話をしたり、これまでのベアトレックス女王の経歴や功績を振りかえったり、次の王様となる皇太子&皇太子妃の経歴を流したり。更には、これから先の王位継承権については、皇太子の娘さん(9歳!)が、第二継承者になることも出てきたり。とにかく国中大騒ぎな状況。更に、何と演説の翌日の今日には、早速新聞社のサイトに王位継承に関する専用ページまで!リンクの並び順も、「国内ニュース」「海外ニュース」とリンクが並ぶなか、一番重要な左に位置させているほど。
また面白いなと感じたのは、我がオランダ語コースの先生が一言。「TVで見たのだけれど、僕たちの国や北欧の王室は、王様・女王様が適切だと思ったタイミングで王位を譲るのに、イギリスは命ある限り代らないという比較をしていた。こうしてみても、イギリスと、北にある欧州の国々とは本当に大分違うよ」と。ふむ。
最後に。今回王位継承セレモニーがあるアムステルダムでは、4月30日のホテルが、演説翌日には全て満室になったとのニュースもあり、マダマダこの騒ぎ続きそう?
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