Saturday 19 January 2013

オランダ移住1周年。

オランダに降り立って1年。

その記念すべき(!)日の前日夜に、幾つか電話が入る。そう、丁度1年前、我がパートナーと二人で沢山の大きな荷物の山をハンドルしながらたどり着いた、とりあえずの滞在先となる我がパートナーの両親宅に、「Welkome!」のカードとお花を用意してくださった方々。

そんなきっかけもあって、改めて色々なことが思い出される。1年前の今日は、自分(たち)で決意したこととはいえ、まだこの先一体どうなるのだろうかという不安一杯。その上、移住前に全くオランダ語を勉強してこなかったので、全く言葉が分からない!という状況だった。そして1年後の今、色々な新たな不安要素があるものの、自分が暫くここで生活するのかなという覚悟感と、たどたどしくもオランダ語で話しをしている自分。 欲を言えば、自分が望むほどの早いリズム感で進んでいないことも多いし、達成できていないこともあるけれど、それでもこうして振り返ると、少しは前進いるのかな?なんて少し感慨深く感じる。

そして明けて1月19日。無事1周年。今回は少しばかり近所で綺麗な薔薇の花束(割引セールもの!)を自分で買ってきて、飾ってみる。少しお家が華やぎ、何となく気持ちも明るくなる。 そして夜は、30分ほど離れた大きな街にある、二人のお気に入りのレストランの1つに出向き、ささやかなお祝いディナー。 このレストラン、お魚料理を1つの売りにしているだけあってか、独特の魚料理の匂いと、心の底から明るくなりそうな活気がある。何となく自分たちが東京にいた頃にお気に入りで通っていたお魚料理が売りのレストランを思い出させる。(実は日本料理店ではないのだが、お刺身まで。結構美味しい。)


気に入っている場所で、美味しい料理を食べ、さて笑顔で帰ろうかとなったところで、1つハプニング。何と自分のコートがコート置き場から無くなっている!そして代わりに似た色のコートがあり、お店の人たちと話をし、きっと他のお客さんが間違って着て帰ったのではとの結論に。幸いなことにコートの中に車のキーがあったので、きっと戻ってくるだろうと、暫く待つことに。その間、一応お店側のご厚意で、無料で飲み物サービス。 しばしカウンターでコーヒーを飲みつつ暫く待つものの、状況は進展しない。そんな折、店員さんが「・・・もしかして、このコートですか?」と、まさに自分のコートが目の前に。どうやらコート掛けから落ちてしまって見えなかっただけだった。。

ということで、ジェットコースターのような波乱含みの1年を象徴するかのように、相変わらずのハプニング(小さいけど!)もありつつも、最後は収まるところに収まり、それよりは「無料でコーヒーいただいちゃったね!」などと呑気に笑って、笑顔で帰宅。 明日からもまた、色々なことがある毎日だと思うけれど、日々を大切に、どんなことがあっても、落ち込むことはあろうと、できるだけ前向きな気持ちを持てるように頑張ろうと思う。


4 comments:

Mina said...

こんにちは。

すごく読み応えのあるブログで参考になり、共通点が多くあるためかすごく共感できます。私も昨年、オランダ人のパートナーと引っ越してきて、ビザ申請、免許の書き換えを試み、オランダ語を習いつつ、求職活動しつつ暮らしています。でもうちにはお庭がないので、りすねこさんがうらやましいです。

オランダではマニュアル車がスタンダードなのですね。ここ10年マニュアル車なんて運転してなかったので、かなりビビっています。

今はオランダ語、個人の方に習っているので、デルフトの語学学校のようすなどちょっと気になっています。また参考にさせてください。

りすねこ said...

Minaさん、こんにちは。コメントを有難うございます!

共通点のある状況で頑張られていらっしゃる方の存在を知り、本当に嬉しく思います :)

色々手探りだったり、うまく進まないこともあるかもしれませんが、ぜひお互いここでの生活がしっかり前進していけるといいですね。

私実は、車の免許をオランダに来る1年前に取ったばかりという状態でして、、、それでもマニュアル運転でき始めているので、もし運転歴が長いようでしたら、きっとすぐになれると思います。

デルフトのコース、もし私でわかる範囲であれば、情報共有できますので、何かありましたら、いつでもご連絡ください!

それではこれからも宜しくお願いいたします!
m_ _m

Rimi said...

オランダ滞在1周年、おめでとうございます。
たった1年の間にオランダ語である程度コミュニケート出来るようになったというだけで素晴らしいです。自分自身を振り返ると、昨年10月のクラスが開講されなくて、その間家でやろうと思っていたのに、どうしても進展がイマイチで脱落しそうに・・・。長く住んでいる外国人の多くは結構開き直って「オランダ語はきらい」なんて言うし(^^;)でも、りすねこさんのブログを読むと、やっぱり頑張ろう!という気になります。
デルフトコース、毎度ハードそうですが、きっと得るものも大きいのでしょうね。陰ながら応援していますし、また近況を楽しみにしています。

りすねこ said...

Rimiさん

メッセージを有難うございます!

私のオランダ語は、心優しき辛抱強いオランダ人限定で通用している程度なので、実際に私が話しているのをご覧になられたら、本当に情けない感じデス。。

人それぞれ考え方も違いますし、環境によっては全くオランダ語を必要のない方もいらっしゃると思うので、オランダ語は必要最低限でよし or 無理してまでやらないとするのも1つだと思います。

私の場合は、たまたま、外国人が少なくて英語があまり通じない地域にいるという環境要因と、できれば自分の目・耳で色々と直接理解し、自分の言葉で直接コミュニケーションしたいという想いが、モチベーションになっているように思います。 

でも語学センスが悪いので、いつまで悪あがきを続けられるのか分かりませんが、自分の身の丈のあった形で頑張ってみたいと思っています。 :)

Rimiさんも、オランダ生活が着実に軌道に乗っていき、この生活を楽しまれること、心から願っています!この地で頑張っていらっしゃる日本人の方の存在は心の支えです。お互い、自分たちのペースで頑張りましょう! :)