Friday 25 January 2013

オランダ語の文法本 - Klare Taal。

オランダ語を学び始めて来月で1年。

それなりに時期によってはハードなコースに通い、基礎的な部分は大分キャッチアップできてきているとは思いつつ、何と表現していいのか、オランダ語を使おうとすると足元が固まってなくて足元がゆるい感覚が否めなかった。自分なりに考えると、過去自分が学んできた英語の学習アプローチと違い、最初から話す・聞くにかなりの比重が置かれたメソッドだったことも原因なように思う。

英語は、まずは日本での義務教育~大学までで、細かい点を含めて文法を学ぶこと、小難しい文章を読みこなすこと、そしてひたすら単語・熟語を暗記することがメインだったため、聞く・話すの力は皆無に近かった。ただその後、イギリスにMBA留学するために、聞く・話すを重点的に鍛え始めた際には、大学卒業するまでにしっかりと固められた基盤(単語量を含む)に随分助けられたように思う。

一方今回のオランダ語学習メソッドは、文法はオランダ語の文章を読み・聞くなかで、付随的に学ぶというアプローチ。さすがに中級コースまで通ったので、ほとんどの基礎的な事柄には触れているし、単語数もそれなりに触れてはいるのだが、体系的に学んでいないので、「何となく」知っているとか、1つのケースは知っていても他のどのようなケースに当てはまるのかといったことが分からない状態であった。

最初からこうしたアプローチで外国語を学ぶのに慣れていたり、母国語が比較的オランダ語に似ている(母国語と8割程度似ていると言われるドイツ人、北欧系の人たちなど)人たちにとっては、今回自分が学んできたメソッドで十分なのかもしれないが、やはりこのふわふわした状態はいかん!と思い、先日もブログで触れたのだが、オランダ語で書かれた文法本「Klare Taal」という本を2週間半ほど前に購入。

少し始めてみると、内容としては真新しいことが沢山あるわけではないが、学びが多い。例えば、自分が参加していたコースで、生徒が何かあることに対して法則があるのではと質問すると、先生がふざけて「だってママがこういったから=ルールはなくそういうものとして飲み込め」と返されたような事柄が、実はそれなりにルールがあることが分かったり。全般的にとにかくしっかり文法ルール的なことが明記されているので、何だかすっと頭が整理される。

やり始めてこれに気づき、何とか今週から再開したオランダ語集中コースの前に、一通り終わらせたいなと思い、1週間半かけてざっと主要部分を終わらせる。といっても、オランダ語で書かれた文法本なので、分からない単語もまだあり、説明部分&練習問題を両方やっていると結構時間はかかる。また本当ならば、一度出てきた新しい単語も出てきたそのときにしっかり覚えたいところ。ただコースに間に合わなくなるので、本の半分ほどまでは練習問題も解きながら進めるのでやっと。後半は文法の解説を読むのみでひとまず終了。ただ練習問題をやるほうが、しっかりと定着しそうなので、デルフトのコースが終わったら戻ってやり直そうと思っている。

さてこの勉強のあとに、コースのテキストの文章を読み返してみると、何だかすっと読み易くなっている部分も増えてきて、効果はあり? ちなみに、Samenspraakでパートナーになってくださっているオランダ人ご婦人が、自分がこの本を持っているのをみかけて、「あ、これとてもよい文法本で有名よね」とのこと。

ということで信頼できる本に出合えてよかった!

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