Thursday 28 February 2013

朝から経済ニュースで持ち切り。

朝いつものごとく、我がパートナーのランチボックスを作り、会社に送りだした後、少しゆっくり目にシャワーを浴び、コーヒーメーカーにスイッチを入れ、TVをつける。とりあえず最近の毎朝恒例、ニュースを見るため・・・であるが、何だか今日はキャスターの様相が違う。そしてDen Haag(オランダの政治の中心都市)、Brussel(EUの拠点)などにいる記者をつないだり、主要な党の党首へのインタビューが入ったり。さらにスタジオには評論家らしき人が色々と意見している。

どうやら分からないなりに耳を澄ませていると、Het Centraal Planbureauという国の機関が今年・来年度の経済関連予測が発表したようで、その予測が厳しいものになっているためのよう?GDP対比の赤字%や、失業者数の推移のグラフが出て、2014年の数値が悪くなっている。例えば、GDP対比赤字は3.3%から3.4%に落ち込むとの予測。 これを受けて、今後の更なる財務的引き締めの可能性について何やら話をしているようだ。時折不況に代わりはないがドイツは不動産が動いているとか、諸々他国との比較も話しに上がっている感じがする。

マダマダ発展途上な自分のオランダ語、残念ながら全てが聞きとれた訳ではないので、早速インターネットでニュース記事を探し当てる。またちょっと他国の様子なども見てみると・・・ 欧州の財政協定では3%を下回ることが目標にされているようだが、EU平均で3.6%になる予測。ちなみに財政赤字に苦しむ欧州の1カ国イタリアは2012年が2.9%、日本は7%前後の赤字を予測

一方オランダの経済成長は、今年が-0.5%、来年は少し伸びて1%を予測。EU平均の2013年予測は、幾つか財政難の国を抱えるため-0.3%成長。EUのなかで優良児なドイツは、2013年0.5%、2014年2%を予測。 ちなみに日本はというと、情報源による違いや都度都度修正発表があるので、何ともいえないが、昨年末にOECDの発表によると、2013年度は0.7%、2014年は1.3%予測。ということで、小国ながら比較的基盤産業が幾つかあり、ドイツ人ほどではないかもしれないが堅実(でも少なくとも倹約家ではある?)なオランダ、成長度という指標では先進国のなかでは健闘している方ではないかと思われる。

とはいえ、健闘していたとしても、勿論褒められた数値ではないことは確か。当初2013年中は特別な財政的処置を行わないと、党首が首相を務めるVVD(自由民主国民党・・・Wikipediaの日本語訳)と、連立内閣をしているPvdA(労働党)の間では合意していたようだが、今回の発表を受け、見直しをし、新たな予算カットや改革がおこなわれるだろうという状況のよう。昨日までは、今日がローマ教皇の最後のお勤め日とか、4月30日の女王様⇒王様への王冠移譲イベント関連の最新情報などなど、国内外含めた多様なニュースが取り上げられていたが、この朝は切羽つまったかのような状況で、このニュースがほぼ独占で放送されていたようだ。

ますます自分の仕事探しも暫くまた難しいかもしれない。でも折角の期間なので、仕事を見つけるにあたって自分が足りない部分を底上げする時間に転用するしかないかもしれない。そう、そのうちの大きな1つはオランダ語・・・・ということで、またそろそろエンジンかけてオランダ語頑張るかな。

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