Saturday 16 February 2013

ついついお買いもの。

オランダに引っ越してきて、新しいお家に荷物をおさめていくうちに、これまで買ってきて増える一方だった洋服・靴類・バック類に少しうんざりして、新しいものをあまり買わなくなってきた。 ただ、東京での生活とは全く違う環境・状況にあり、多少は"Comfortable"に暮らすために、必要で買いたすものもでてきた。そのうちの1つが、前にもブログにも書いたのだが、ブーツ。

東京でもブーツは履いていたので、持ってはいるものの、ヒールが高くて歩きにくかったり(石畳系の道路でヒールを挟んだりも・・・)、悪天候のなかで歩くにはあまり適さない素材。 そこで、お誕生日の日に、自分へのプレゼントとして、防寒&防水のブーツを買った。

デザインも色も単体としてはそれなりに気に入ったものの、自分がこれまで持っている服やカバンの色の傾向と少し微妙に合わない。それでも過ごしやすさ優先できていたが、ふと外出中に鏡に映った自分の姿を見て、少しがっくり。必要なものだけを買い足す主義になろうと思いつつ、少し軌道修正。もしも、色・デザイン・品質・機能・値段が合うものがあれば、いつかもう1足買おうと。

1月がセールの月と聞いていたので、機会があるごとに、ちらちらと見回っていたのだが、なかなかこれというものに出合わない。素敵と思えば、当然のようにバーゲンでも値段が結構張ったり、実際履いてみると合わなかったり。特に、長めのブーツは、微妙に合わない。オランダ人は背が高くて足が長いし、みなよくパンツをブーツインして履いているので、細く見えつつも上部のあたりがぐわっとぶかぶかだったり。

そしてオランダ語の学校に再度通い始めているうちに、忙しくセールの多い1月は過ぎて行く。今年急いで買う必要もないので、根気よくまた来年探そうかなと思っていたところ、「今月も未だセールをしていて1月より更にお買い得なお買い物しちゃった!」という話を耳にする。何と!ということで、もう1度だけ、靴屋さん巡りを開始。

それにしても1つの大き目の街に出ると、靴屋さんの数が異常に多い気がする。メインストリートを歩いていると、右に左にお店を発見し、次々にはしご。またどこも、最後のたたき売り状態に近い。でもやはり似たり寄ったり。今いち、「絶対にこれ!」というものに出逢わない。そろそろ諦めるかなと思って、たまたま通りかかった我がパートナーのお気に入りの靴屋さんに入ったところ・・・1つ目が釘付け。 今自分が持っている羊の毛・皮でできたバッグと、まさに同じような色・素材でできた、他ではあまり見かけないデザインの靴!またヒールもなくて歩きやすそう。更には50%オフ。

でもこれで飛びついてはいけないと、店内の他の靴も色々見て、試しに履いてみたのだが、断然最初に見たものを超えるものがない。上品な感じのご婦人店員さんも、「これは本物の羊でできているし、この上品さは他の靴にはない。これがいいと思うわよ」と、押しつけではないアドバイス。

デザイン、色、品質、歩きやすさ、暖かさはクリア。そして値段も物凄い安い訳ではないけれど、50%オフだし手が届く範囲。色々といい訳を重ね(誰に?!)、ついに決断。

結局物をまた増やしちゃった罪悪感も少しありつつ、嬉しさが上回る。大切に履かなきゃ。


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