お引越しした際に、我がパートナー母よりいただいた幾つかのもの。このうちの1つは、鳥の小屋。
彼女の世代のオランダ人のご夫人たち(少なくともこの田舎近辺)は、自分たちのお庭に小鳥たちが立ち寄るようえさを置いてみたり、ポケット型の小鳥・鳥の図鑑をもっていたりする。そしてそれにもれず、彼女も、ちょっとした小鳥用にあげるえさを小さな台のようなものを庭の木につるし、小鳥が来ると嬉しそうに見せてくれる。
小さい頃に、自宅で十姉妹を沢山飼っていたこともあり、鳥を飼うのには抵抗はない。ただ自然のなかを行き来する鳥の動向には未だ詳しくない。
最初はこの小屋を置けば、そのうち鳥が使ってくれるのかと思いきや・・・・世の中そんなにうまくはいかないもの?特に閉鎖空間だからか、中に入ろうとする鳥は皆無。全くもって、ただの飾り状態になっていた。
そのような中、昨年年末、同じく我がパートナー母から、「楽しいと思うから使ってみてね」と丸いボール型でネットに入ってつるせるようになっている鳥用のえさをもらい、庭につるしたところ、大分来る鳥が増え、また色々な種類の鳥を見ることができ、なかなか楽しい。ついつい継続的にえさを設置。
ただこうして新たな楽しみが増えたものの、スーパーマーケットなどで売っているこの鳥のえさ、毎回買うのもとケチなキモチが浮上。そこで思いついたのが、食パンの残り。特にパンの端の固くなっているところなど、食べきれないものをちぎって、ネットにつめてつるしてみる。美味しい市販の餌に慣れてしまったので、これじゃあこないかなと思ったが、想定外!あっという間に食べつくされる。
そこでさらに考える。折角だからこの鳥小屋に鳥が入ってくれたらかわいいのにな・・・と(人間都合だけれど。。)、もしかしたら餌があるのを見つけたら使ってくれるかなと、パンくずを中に入れたが、全く来ず。そこで、作戦変更。この小屋の上の方にネットに詰めたパンくずを配置し、更にこの中にも入れてみる。
・・・・すると、この小屋の中に餌があるのを発見した鳥が、少しずつ入り口近辺から餌をつつくようになってきた。それでも暫くは、中に入るのは怖いのか、ただの餌置き場状態。でも、さらに辛抱強く続けていると、雪の日にこの中にたまたまスポッと入った小鳥発見。さらにどうも心地良さを感じたのか、最近頻繁に中に入り、中にある餌を食べながら、暫く我が物顔で小屋の中で過ごしている。
餌をあげたことがない人に対しては、ものずごい警戒心全開の我が牧場の子牛&羊たちと同様、やはり「食べ物」は近づくのに大事な一歩なのかも?
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