Tuesday 5 February 2013

2 Days to GO! オランダ語コースも終盤へ。

先週、通っているオランダ語集中コースの授業で、あまりにひどいスピーキング力を改めて自覚し、どん底まで落ちるところまで落ちた感じの、オランダ語学習。

落ち込んだ時には、「お金払ったけれど、いっそのこと最後の1週間はもう行くのは辞めて、引きこもりしようか・・・」とまで思っていた。ただ我ながらいいのか悪いのか、相変わらずの性格。いつも大概落ちるところまで落ち込んだ後は、突然ふっきって、「ま、とりあえずやってみるか」モードになる。ということで今回も落ち込んだ翌日に、少し開き直り。「もともとスピーキング力を上げるために、コースを再履修しているはず。それであれば、週明けの復習テストや毎日のリスニングテストや、前回の参加時に合格をもらっているライティングアサインメントも適当に流す。それよりはとにかくショートプレゼンを成功させたり、授業で多少でも発言できるための準備に集中する!」と誓う。

そして週末。このコース最後のショートプレゼンの構成&内容を練り、オランダ語で作文。本来このコースでは、上級コースに行くことを見据えて、入念に詳細ドラフトを作ってプレゼンするのではなく、構成と幾つかのキーワードだけを考えてあとはフリーに話せ!というのが先生方からの指示。ただ、できないものは仕方ない。今回(も)、全文とりあえず一度は紙に書いてみて、我がパートナーに、意味が通じるか、極端におかしなところはないかを見てもらう。そしてフィードバックを元に多少オランダ語の手直しをした後、何度が発音&抑揚の練習。また我がパートナーにも聞いてもらい、「へ?何?」と言われたところは、実際に単語を発音してもらったり、その口や舌の形や動きを見せてもらったり。とはいえ、彼はプレゼンの内容も分かっているし、疲れてて寝むそうにしているので、本当に致命的な単語の発音の悪いところのみに留まってはしまったのだが。。

その後、毎日時間を絞って練習。更に、プレゼンのある火曜日の前日夜には、何度も読んでいるうちに何となくしっくりこない部分をちらりちらりと直す。寝る前に1-2回声に出して練習するかなと気軽に思っていたものの、やりだすと止まらず。結局夜中までもぞもぞと一人練習。

そして本番の日。各授業、4-5名の先生方がいるうちの誰になるかは事前に発表されておらず、教室に行ってみて当日分かる。何と今回自分がプレゼンすることになっていた授業は、いつもアドバイスを下さって来たコースのリーダー(責任者)が担当。授業でのオランダ語スピーキング力が悪いだけでなく、事前に準備できるプレゼンさえNGになってしまったら、またコースの正式卒業は遠のくばかり。少し気おくれしたものの、ここまできたら開きなおり。そしてゆっくりと自分のペースで話し始める。

途中、少し分かりづらそうに聞いているクラスメイトがいたのを発見。いつもならここで確実に不安に陥り、どつぼにはまり、緊張で自滅する。でも今回はもういい、理解してくれてうなずいている感じの人の顔を中心に見渡しながら、話しをする。そして全体的に多少抑え気味のスピードで、意識して口を大きめにあけて、(自分にしては)少しだけ大きめな音量で話をする。すると、多少は緊張したものの、今回はスムーズに進み、終了。

終了後、即座にフィードバック。頑張ったものの、やはり幾つか致命的に発音がうまくできていない部分があったようで、先生もクラスメイトも100%は聞きとれなかったと言われてしまった。。それでも、「プレゼンの構成&内容は非常によい。それに大分スムーズに話せているので、聞きやすくなった。前から比べたら、"Beter Beter Beter(オランダ語綴り)"だよ!Compliment!よくやった!」と。ものすごく嬉しい。そして、遅まきながら自分が少し成果が出してきたことに先生も触発されたのか、「少し発音を見てあげるから、テストが終わったら来なさい」と、細かいところまで授業外に指導をくださる。いつもながらその熱意に感謝。

ちなみにここで受けた指摘の大まかな要約は(自分の備忘録も兼ねて)・・・
- RとL の発音が区別できていない 
 (アジア系の人にありがちなので仕方なしと言われたものの・・・・結構致命的にひどい)
- DとZの発音が区別できていない(新しい発見!)
- それぞれの単語の最後の文字・語尾は必ず発音すること
 (何となくオランダ人の発音を聞いていると聞こえないように思うのだが、彼らはしっかり発音
  しているとか。。)
- その他個別の単語の発音。。
- 今日聞きやすかった大きな原因の1つは、オランダ語のメロディに近づいてきていること。
 (今までは単調で「ロボットみたい」だったと。。)

⇒R/L, D/Zの発音のまずさにより誤解受けた例:
  "Reizen"(旅をする) が、"Leiden"(ライデン-オランダの街の名前)に聞こえたらしい・・・ |o|

そしてこうした指摘の後に、「今日のプレゼンをもう一度声にだして話してみてごらん。厳し目に発音がまずいところはストップをかけるから、ストップしたところは、何度も僕の発音をまねしてみなさい」とのこと。早速口を開くと、のっけから駄目だし!でも、何度もしつこく同じ1文を先生の正しい発音&リズムに近づくよう声を出していると、不思議なもので、プレゼンの時以上にさらにスムーズ感が増す。さらに全体的に、何と表現してよいのか、感覚が研ぎ澄まされ、口がまわりやすくなる。気持ちを込めてしっかりと声に出して読むということ、色々な人が推薦しているけれど、語学学習ではあなどれない効果があるんだろうなと感じる。

それから、努力という点で反省あり。思い返してみれば、かつて勤めた外資系会社に「英語のプレゼンが上手」と言われ、この会社の本国を中心にかなりのポジションで仕事をされている日本人リーダーの方がいた。自分にはない天賦の才能でもあるのではと思っていたのだが、こぼれ話として、この方は時には鏡の前に立って自分の様子をチェックしたり、声を録音して聞き取りづらい部分がないかをチェックし、練習を欠かさなかったと聞いたことがある。また今日たまたま目にした外資系サバイバルなる本を書いた著者インタビューの記事にも、英語のプレゼンがうまいと言われる人は、時には100回近く練習しているなど、影での沢山の努力をしている、と。結局これまで何度となくトツトツとしたプレゼンになっていたのは、聞いている人の様子を見て緊張するとか、未だ言葉がつたないからとかいい訳をしていて、本当は自分自身の努力不足だったことを認めないとなとも反省。

その他、気持ち的な点でも改めて感じたこと。それはできない自分を認め、努力をしたのであれば今この瞬間できないことがあっても、いちいち落ち込まないということ。これまた、前の週末に会ったオランダ人の友人たちに言われたことは、「先生に中級レベルに未だ届いてないって言われた?それなら、『そうか、未だ自分のレベルはここまで到達していないんだな、ピリオド』じゃない?落ち込む必要ってないと思うけど?」と。 結局知らず知らずにいつも人と比べたり、失敗することに怖がりすぎてきてしまったのかなと。 そして、この呪縛が解けた今週は、少し気持ちに余裕がでてきたのか、大分頭がやわらかく・色々なことが吸収しやすくなってきたように感じる。 

その結果として、結局あきらめる!といっていたはずの各種テスト類は、過度な追い込みで勉強しなくても全て一発合格。更に、この日の午後の授業で、苦手なロールプレイ・ディスカッションがあったのだけれど、気負わなくなったからか、すっと言いたいことが思いつき、発言ができたり。先生からも授業後に「内容をよく理解して、発言していて良かったよ!」とフィードバックがあったり、逆に心持を変えたことで、良い効果が出始めている。

ということで、時折うまくいくことがあっても、むらもあるし、マダマダだめだめな点が沢山あり、熟達への道は遠く険しい。でもマダマダ長い道のりな分、マラソンのように短期決戦ばかりせず、自分を追い詰めず、気持ちを少し大きく持って取り組むことが必要なのかもしれない。

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