Monday, 30 July 2012

Family Reunion ... 異国の地にて。

(ちょっと遅れてアップデート中)

オランダ田舎生活にも大分こ慣れ、我がパートナー家族&そのご友人の皆さんとも打ち解けてきた。そんなタイミングで、自分がどんなところで暮らし、どんな人達に囲まれているのかを知って欲しく、我が母を招待。また日が長く、沢山の花が咲き誇る、きれいなこの景色もみて欲しいという思いも。

これまで団体での海外旅行は何度となくしているはずだけれど、一人で飛行機に乗ること、また初めてのオランダということで、スキポール空港までお出迎え。日本にいる頃は、出張やら個人旅行で、多い時には1年に8回位海外に出ていて、いつも荷物を引きずって成田空港に通っているかの錯覚に陥るほどだったこともあるのに、1月にオランダに来て以来、居住国のオランダから一歩も出ていない。久しぶりの「空港」という地に踏み入れ、不思議な感覚。

丁度日本からの直行便が到着する時間帯に、中国方面からの直行便も同じエリアに到着。到着ロビーでは、多くに日本人&中国人が、到着する家族・客人をそわそわしながら待っている。また到着ロビーから、パスポートコントロールの出口や荷物ピックアップエリアがガラス越しに見えるので、特に家族を待っているらしき人達は、ガラス越しに家族を見つけては笑顔で手を振っている。

また日本のビジネスマンらしき人の中には、到着する人がお客さんかお偉いさんなのか、沢山のサンドイッチや飲み物を買い込んで走って到着ロビー出口に走っていたり・・・面白い。

そんな人物ウォッチングをしながら待っているなか、やっと母発見。久しぶりの再会だったはずだけれど、その会っていなかった時の長さはすっかり忘れてしまう。とりあえず、初のオランダ訪問の始まり!

Sunday, 29 July 2012

のどかな光景。

最近時折出没中の、2つ先の大きな村にて。 

自転車に乗って池の近くを通ろうとしたところ、少し大きめのかわいい鳥の集団に遭遇。お行儀よく歩道を歩いていたので、思わず写真を撮りたくなり、ごそごそとカメラを取り出していると・・・何とそれを見つけた鳥たちが一斉に道路を横断して自分の方に向かって歩いてくる! 更に丁度、1台の車が通り掛ろうとしたものの、鳥たちがすっかり道路をふさいだ状態になってしまい、立ち往生。でも運転手さんはほほ笑みながら、鳥たちが引き返すのを見守る。ほほえましい風景。

残念ながら鳥たちがお行儀よく歩道(車道でなく)を歩いている様子は撮りたかったのだけれど、この人懐っこい鳥たちをぱちり。

Friday, 27 July 2012

フルーツ直売。

農地も多いこの地域を車で走っていると、道路沿いで夏になって特によく見かけるもの。それは、オランダ国旗と共に「Te Koop」という文字が書かれた小さな掲示板。

これは、各農家が自分たちで栽培・収穫したものを直売している印。「Te Koop」は「For Sale」の意味で、大体この文字と共に、売っている農作物が書かれている。この地域で今よく直売されているのを見るのは、いちご、さくらんぼ、じゃがいも。そして時折卵も! 作っている人の顔も見えるし、直売と聞くと新鮮なものを扱ってくれているように思うし、中間業者(スーパーとか)が入らないので安いだろうし・・・と、ずっと行ってみたかった。そんな時、丁度自転車で近所をサイクリングしている時に、以前に我がパートナーの知り合いで近所でご挨拶したさくらんぼ農家の直売を見つけ、初めてのトライ :)
さくらんぼだけかと思いきや、いちごやジャガイモも並んでいる。丁度同じく、サイクリング中のオランダ人の方々もお買いもの中。思わずどれも買いたい気持ちをおさえ、今回はオランダチェリー(さくらんぼ)にトライ。日本でのさくらんぼのイメージとかなり違って、一瞬あれ?と思ったけれど、何だか物凄く深い紫色で、ぎっしり実が詰まっている大きなこの果物を買ってみる。
さっそくお家に戻り、まずは自分で試食。見た目を裏切らず(!?)、ジュースがしっかりと詰まって、程良い甘さで本当に美味しい!これまでのさくらんぼ(チェリー)の印象ががらりと変わる。ちょっとこれからしばらく病みつきになりそう?

Tuesday, 24 July 2012

初めての病院。(Huisarts)

ここオランダに来て、約半年。幸いにも大きな病気も怪我もなく来たのだが、春先程からちょっと悩まされている症状と、ここ3-4日続く症状があり、どちらも処方箋が必要な感じがしたので、お医者さんに行くことに。

オランダの医療制度は、いきなり専門医に行くわけではなく(例えば、今回は明らかに皮膚の症状なので、日本だったら皮膚科に行くと思うのだが)、Huisartsと呼ばれるお医者さんに診てもらう。この開業医はどのような症状でも大概基本的な知識は持っていて、薬を処方したり、専門医が必要と思えば紹介状を書いて専門病院に送り出すらしい。

ちなみに、オランダ語のコースのテキストにも、オランダでの医療&保険の仕組みを取り上げた章が幾つかあり、例えば、「オランダに住み始めたら、Huisartsを探すこと」とか、「近所にHuisartsがどこに住んでいるか、近所の人たちが彼or彼女に満足しているか聞いてみるべし」なんて記述があったっけ。どの国の人も、やっぱりお医者さんは信頼&安心できて、自分が合う人を選びたいんだな、なんて感じながら読んでいたっけ。

今回初めてなので、我がパートナーが、家族&親戚にそれとなく、我が村のHuisartsに評判をサウンディングしたところ、どうやらこの村には3名もHuisartsがいるらしい。2名は女性、1名は男性。みんなの評判的には男性医師がダントツで、更には我が家の2軒先の家(このあたりの豪邸の1つ!)だったので、是非そこにと思ったものの、残念ながら3週間の夏休み中。ということで、女性医師を訪ねることに。

Webサイトに、「当日の予約を取るためには、8時~8時半の間に電話をするように」と書かれていたため、電話をしてみると・・・・「今から15分以内に来てください。それ以外の時間は診断"不可能"なほど予約がいっぱい」とのこと。。。以前に自動車学校の予約を取る時の受付の人と同じで、「不可能」なんて強い言い方。。ちょっとお役所仕事っぽい対応。

ということで、起きぬけでマダ完全に起きぬけていなかったなか、急いで支度をして、診療所へ。急いできた割には、やっぱり。まだ準備が整っておらず、ちょっとだけ待たされた。そして診断開始。オランダ語で、症状は?いつから?と、幾つか基本的な質問をされ、頑張ってオランダ語でこちらが説明を終えた後、2か所ほど症状が出ている箇所を見て、さくさくと処方箋を書いてくれる。「この村の薬屋さん知っている?もう開いているから、そこに行って貰ってきてね」ということで、約5分で終了。でも、これだけで25€!

今回2か所に出ていた皮膚の症状、違う原因らしく、薬は2つ。塗り薬が出たので、こちらは計30€。皮膚のちょっとした症状を診断&薬の調達で55€も掛ってしまった。。オランダでは、診察&薬は保険である程度カバーされるのだが、我がパートナーが忙しさにかまけて、保険の申し込みを途中で放置したまま。 完全に申し込みを完了した後に、遡ってカバーしてくれればよいのだけれど・・・さてどうなることやら。

Monday, 23 July 2012

もぐらよ、何処へ?

先日まで、毎日うんざりするほど、もぐら塚を作っていた、我が庭のモグラたち。最近、庭の中央部だけでなく、お隣とのお庭の境の茂みの下やら、母屋に近い生垣の下まで、モグラ塚を発見。特に茂みの下のものは、異常に大きかったり、穴を見つけて掘り返された土を返そうとすると、物凄い早さで落ちて行く。ネットで検索した情報によると、ここが住み家らしい?

ということで、いつぞやには、彼らが活動しているらしき朝早くに起きて、退治しようかとも思っていたのだけれど、先週ほぼ1週間、驚くほど静か。全くもぐら塚ができていない。

今までとの違いは何か。毎日のように滝のように降る雨で土が重くなって、出てこなくなったのか!? とはいえ、晴れが続いたこの週末を過ぎても出てこないので、未だ理由が分からない。。
過去に荒らされたと思われる跡が沢山ある我が庭なので、突然いなくなった訳ではないと思われるが、はて如何に。

でも万一戻って来た時には、先日、我がパートナー父より受けたアドバイスを実行してみようか思っている。彼のTipsは、朝6時頃起きて、これまで作られたモグラ塚の辺りの土のところを、「どんどん」と音を出すように足踏みして、嫌がらせをせよとのこと。 庭を綺麗に保っている彼がやっていることなようなので、殺さなくてよいし、それならできそう!(でもそんなに簡単なのかなー)

Sunday, 22 July 2012

二夜連続BBQ。

天気予報で太鼓判を押したような晴れマークとなったこの週末。今回は予報を裏切らず。土曜日は時折雲が多くなったこともあるけれど、日曜は終日快晴!

ということで、この週末は2日連続BBQ開催。土曜日は、我がパートナーの日本勤務時の同僚の方がオランダ出張とのことで、我が村まで足を伸ばしていただく。(有難うございます!) そして日曜日は、我がパートナー両親&末弟、懇意にしているオランダ人ご家族と。

色々と辛口な我がパートナー父を初めて家に迎えるにあたり、ちょっとドキドキ。特に、食べ物に関しては、殆ど冒険しない(食べたことがないものには手をつけない)ので、突飛なものは用意出来ない。一方で、懇意にしているオランダ人家族の一部は、日本食ファン。我が家でのBBQで日本食が食べられるのではと期待されているので、考えた末、通常のオランダ式BBQに加え、豚肉を使ったお好み焼きを用意。ちなみにお好み焼き、日本で買って持ってきた業務用のお好み焼き粉と、お好み焼きソースを使用。一応、美味しい!と言ってもらえたのだけれど、それ以上に大きめなお好み焼きを、大きなヘラを2つ使って焼いている自分を見て、楽しまれていたみたい。。。

ちなみに、ハーリングという酢漬けのお魚以外、生涯魚を口にしたことのなかった、我がパートナー父。我がパートナーより、「ハムみたいなもん」なんていう言葉を信じて、今回サーモンにトライ。フランスパン+ガーリックバター+スモークサーモンという形だったのだけれど、何と、「こんなうまいもんはない!」とすっかり気に入って、一度手をつけたあと、何度も食べてくれたみたい。やっぱり食わず嫌いは勿体ないのです! :)

楽しい時間はあっという間に過ぎ、空が暗くなり始めた時に解散。(10時過ぎ!) 一応お褒めの言葉を口にしつつ、笑顔で帰宅する我がパートナー両親。楽しんでもらえたみたいで、本当に良かった!

Friday, 20 July 2012

オランダの大きな空の下の暮らし。

比較的よく聞かれる質問 -「都会の生活から離れて寂しくない?」 

特に生まれも育ちも東京。更には、最後に住んでいたのは、多少閑静な住宅地であったとはいえ、大都市の喧騒から徒歩圏内。勤めていた処も、所謂オフィス街。通勤時には電車から人が溢れかえり、街も夜遅くまで人の波が絶えない。何か欲しければ、24時間営業のコンビニエンスストアがある。どこかに行きたければ、大概公共交通機関でそれなりにスムーズに移動可能。 

そして今。人口2000人弱の、沢山の緑・花に囲まれた村。幾つかじゃがいも、リンゴ、さくらんぼなどを作る農家もいて、直売なんかもしている。ちょっとリッチ目な家庭は、馬・羊・にわとりをペットのように飼っている。殆どの居住者はオランダ人で、通じる言葉はオランダ語のみ。(大都市は逆にオランダ語を使おうとしても、英語で返されるけれど!) 銀行の支店は週3日のみ開店。パン屋さんは午前中のみ開店。最近大きなスーパーマーケットができたけれど、土曜日は7時まで、日曜日はお休み。2-3のレストラン&パブはあるけれど、閑散としている。市役所にいくだけでも、片道40分自転車に乗って繰り出さなければいけないし、大きな街に繰り出すには30分ごとに出ているバスに乗らなくてはならない。(自家用車があれば別!) 

何だか本当に、比べてみると、驚くほどの違いがある環境。勿論、日本の家族や友達と会えない寂しさは決してなくなることはない。でも実は、不思議なほど、生き生きしているらしい。何故だろう。 

東京で暮らしている頃は、殆ど「空」を見上げない生活をしていたように思う。晴れていようと、雨が降ろうと、毎日決まったように過ごしていく。また忙しすぎて、毎日通っている道で、季節に応じてどんな変化が起きているか(例えば、季節によって違う花が咲いているとか)、気にしたこともなかった。いつも前斜め下の道を見て、歩いているだけ。随分前に、前前職の役員の方に、「上を見て歩くだけで、色々な気づきがあるよ」なんて言われたのに、そんな余裕など殆どなかったように思う。

ここオランダの田舎暮らしでは、常に空の様子を見て、変化の激しい天候に合わせて、行動が決まることさえある。自分の生活もそうだし、牧場もしかり。そんな訳で、随分と空を見上げることが多い。人々もFriendlyな人が多く、通りすがるごとに挨拶をする ・・・ そのためか、斜め前方下ではなく、自然といつも前をまっすぐ見て歩くことが多くなった。また自分たちの家の庭のお手入れや牧場での動物の世話をしていると、「生」や「成長」を意識づけられることが多い。今や自分自身は給与を得られる仕事をしておらず、使えるお金も限られているし、都会での暮らしに比べて、不便なことは沢山あるけれど、どうしても必要であれば、今までとは多少違ったもので代用したり、自分で作ったり。またないならないなりに、楽しむ術も見つけ始めた気がする。

・・・何だかまとまりがつかないことを、だらだらと書き始めてしまったのは、ある言葉が目にとまったから。日本を出発する前の月に買ったAERAをたまたま読み返していたところ、「現代の肖像」というシリーズで、根本きこさんという方の記事が載っていた。地産地消、エネルギー・環境問題などに関わり、現在は沖縄で暮らされている。どんな場所にもPros/Consがあり、どちらが正しいということはなく、それぞれの人がプライオリティーをおくものが強い場所で暮らすことができることが理想なように感じる。 勿論、パーフェクトな場所はないので、特に特徴が強い場所で暮らすには、自分の信念を貫くために、Consといかに向き合うか。 

彼女の、「不安はあります。でも電気やガスがなければ、薪を使おうとか、食べ物がなくなったら、玄米を水に漬けて300回噛んでみようとか、やりようはある。これからのテーマは、暮らしの中でどれだけ引き算できるか、ですね」 という言葉がどこか心にひっかかる。自分の場合は、たまたま息今行きついた地であり、生活インフラはしっかりある田舎暮らしではあるが、自分が持っていた常識とは違う世界で慣れ親しんだものが少ないなかで今後暮らしていくなかで、響く言葉であった。

Thursday, 19 July 2012

当たらない天気予報だけれど・・・?

ここ最近、我がパートナーと日々チェック中の天気予報。毎日の天気もそうだけれど、見ているのは何を隠そう2週間予報。 

何故なら、我が母がオランダに来てくれることとなり、その滞在期間の天気に二人して気をもんでいるから。。ここずっと雷雨に、雨に、突風に、そして夏とは思えない寒さ(最低気温時折10度以下!)。折角綺麗な季節に来てもらい、どんな暮らしをしているか安心して見てもらいたいと思っていたのに、オランダに来て外を歩くこともできず、風邪などひいちゃたりしたら・・・なんて、はらはら。 

ここ最近までは、奇跡的に晴天が続き、少し暑い位?なんてなると、その翌週から雨続き。そんな法則があるなか(!?)、何とよりにもよって、先週発表になっていた予報では、来週1週間全く雨マークなく、気温も"通常の"夏並みになる様子。そんな訳で、2週間も奇跡が続くはずがないのではと心配していたのだが、今のところ何と、来週から1週間半は晴天続きの様子!(その先は未だ発表になっていない) 

今回ばかりは、天気予報、しっかりあたって欲しいな・・・なんてつぶやきながら。我がパートナー、そして家族共々、心待ちにしていますよ!(>母)

Wednesday, 18 July 2012

Blog機能にちょっとばかり、イラっ。

今回のブログ、色々と考えた末、今回はGoogleのブログ製品を使用中。ただ幾つか、思うようにいかないことがある。

1つ目は写真の貼り付け。本当は写真を効果的に貼りたいのだけれど、簡易バージョンで編集していると、思うように張り付けができない。単純に一行のなかで左端、真ん中、右端に貼り付けを指定することはできるのだけれど、複数枚張り付けられない。がちゃがちゃ動かしているうちに、運よく2枚張り付けられることはあっても、あまり綺麗にできない。

もう1つは、文字のスタイル。これまた簡易バージョンで書き込みをしていると、何故だが一部の行が背景が全て白くなってしまう。HTMLページを見ると、何も指定していないのに、バックグラウンド Whiteという指定が入り込んでいる。それも毎回発生。よって、毎回書き終わった後、HTMLページを開き、こちらが意図しないタグが入ってしまっているところを探しだし、削除しなければならない。結構面倒。一応、前前職のコンサルタント研修の1つで、プログラミングを習っているから、HTMLページを開いて、エラーを見つけて、簡単な修正程度はできるけれど、もし知識のないユーザーだったら、お手上げで、使うのやめちゃうかも?

Googleさん、早く直してくださーい!なんちゃって。

Tuesday, 17 July 2012

今後の移民関連プロセスは?

少し天気の悪い日が続くオランダ。そのような中、ちょっとだけ晴れマークが出ている時間帯を見つけて、自転車で2つ先の村にある市役所までお出かけ。

出向いた目的は、オランダの運転免許書の受理。受理してみると、10年有効!日本の免許が3年有効だっただけに、ちょっとだけ得した気分。さらに正式な免許書をもてたので、車を運転しても、気が引けることがない  :) 

更に今回、片道40分掛けて折角出かけてきたので、ここ最近ずっと気になっていた質問を再度ぶつけてみた。時折オランダ在住の方のBlogなどを拝見していると、市役所から通達を受け取り、指定の学校で移民のための試験勉強をしたり、試験を受験したりといった話しに行き当たる。

1年分の滞在証をくれたIND(移民局)では、今後のプロセスについて、日本人の自分は、次はアプリケーションが承認されれば3年の滞在証をもらえるけれど、その後については、自分の住んでいる村の市役所で聞くようにと言われた。それを受けて、市役所で以前にも質問したのだけれど、「移民局に聞いてくれ」の一点張り。

でも皆さんのお話が正だとすると、これから先は市役所が色々と指示をするべきだし、IND(移民局)の言ったことの方が正しくなる。一応INDのサイトも確認したけれど、やっぱり試験を受けるということは書いてあるが、具体的な試験内容やら、そのプロセスは書かれていない。ということで、再度質問してみる。移民のために、試験勉強をして、試験を受ける必要があると聞いたのだけれど、実際はどうなのか?と聞いてみると、やっぱり回答は同じ。「移民に関する管轄はINDでやっているから、INDに聞いてくれ。ここでは一切答えられない」以上。がーん。

確かに、この地域、あまり移民っぽい人は見かけないし、この市役所では対応経験が少ないのかな・・・・ ということで、我がパートナーに再度プッシュし、INDに問い合わせ予定。でも、もしどなたかご存知の方がいらっしゃったら、教えていただけると嬉しいです!

Monday, 16 July 2012

酪農家への道!?

ここ最近、腰を痛め気味の我がパートナーを気遣い、夜の牧場の仕事を毎日お手伝い。

今までの我がパートナーの夜の動き(怪しい言い方・・)。 7時半くらいに会社から戻ってきて、8時までに夜ごはんをさくさくと済ませると、牧場のある隣村に車でお出かけ。実家に居候していた頃は、10分位でごはんを済ませて、牧場に繰り出していたので、前よりは夕食の時間を取ってくれるのだけれど、それでも日本での生活から振り返ると、そっけない。そして、そのまま2時間半ほど牧場で仕事を終えて、家に戻ってくる。何でそんなに時間がかかるのかなと思う時もあったのだけれど、実際に一緒に作業をしてみて、より牧場の色々な仕事を分かって来た。

毎晩やっていることは、80匹いる子牛のミルク&餌やりと、病気になりかかり気味の子牛のケア、子牛たちの食糧調達、最後に弟がかなりメインで行われている羊のケアのお手伝い。でも、彼は朝も同じ作業をしているので、会社の仕事も昇進してチャレンジが沢山あるはずだし、本当に働きすぎでちょっと心配。。

そもそも手伝いを買って出たのは、腰が動かなくなりそうになっていたので、少しでも彼の作業を軽減してあげたい、時間を短縮したいと思ったからなのだが、色々作業をやっているうちに、ついつい「プロセス改善」に目がいってしまう。職業病?!(笑) 作業の目的、作業者のスキル、かかる時間などを鑑みて、時折色々提案するのだが、半分は却下。。無駄なことは分かっていても、「Perfectionist」性格の彼には、受け入れられないものもあるようで。 自分も、仕事をしていた時はその傾向もあったし、自分のチームのスタッフへのデディケーションが得意なほうではなかったので、彼の気持ちも理解はできるのだけれど・・・それをしているとOverloadになっちゃうのが心配。(勿論その旨伝えているけれど) 

ま、それはともあれ、一緒に仕事をしていると、彼の家族や、牧場仲間と会う機会も増えてきて、これは楽しい。また妙に子牛と子羊たちが可愛く感じ、殆どペット状態。また時折、動物たちの反応や行動に接しているうちに、大学のころ勉強した行動心理学を思い返してしまう。ルールを無視して、他の子牛の餌をかっさろうとする子牛への扱いも、そんな昔の勉強した内容を思い出しつつ、結構手慣れてきた。 

最初のころは、餌やりだけ手伝っていた時には、ブルーワーカー的仕事が殆どで、実は、手伝っているうちに、「私って、オランダ来て何やっているんだろう・・・」とこっそり涙していた時もあるのだけれど、奥深い部分にも入っていくと、そのネガティブな気持ちは感じなくなってきたような。 そんなことを見透かしてか、それなりな働きをしてくれて、一緒に仕事をすると楽しいと気づきがあったらしい我がパートナー。過去5年ほど、彼の牧場を時折手伝ってくれる高校生の男の子より、子牛のケアが上手と切り出し、「子牛の量を倍増しようよ!結構、牧場の仕事は向き不向きがあるけど、子牛の扱いが正確だし、すごく向いているよ!そうすると牧場の利益も増えるし!」と。 

褒め言葉は嬉しいものの、ちょっと複雑な気分。何故なら、ずっと並行して行っていたJob Huntingをしていた時から感じていたのだが、自分に「これなら世界でも通用する!」と言えるほどの突出した極められた専門性が欠けていることをつくづく感じていたから。今まで大きく分けると4つほど違った職種を経験し、端くれだけれどマネジャーというポジションも経験させてもらえたけれど、自分の国を出て、違った環境でも認めてもらえるほどの経験・能力には程遠い。一生懸命頑張るなかで、ある程度はできるようになっていることもあるけれど、色々な意味で中途半端で、器用貧乏な感じ。自分の努力不足などにより、中途半端になっているので、仕方はないものの、これからは器用貧乏な技を増やすより、しっかりと芯のあることをやっていきたいな・・・などとちょっと思ったり。

今回の牧場仕事も、普通、目的を理解して見よう見まねで頑張ってみればできるんじゃないかな・・・と思われる範囲のことをしているだけだし。やっぱり、これまた、褒められたものの、中途半端な感じがする。ということで、「子牛と子羊は今やMy Friendだからお手伝いするのはやぶさかではないけれど、Full Time Jobにはしたくない」と言ってみた。 早くオランダ語をもうちょっとブラッシュアップして、社会復帰したいな。。

Sunday, 15 July 2012

とある典型的な週末の過ごし方。

ここ最近、寒い&雨の多い日が続くオランダ。

毎日TVで中継しているツールドフランスでは、日差しが燦々と照っていて、フランスの綺麗な景色が映し出されているのに、同じヨーロッパ大陸でも随分違うものだ。ロンドンにいる友人も、「毎日雨!」と嘆いている。我がパートナー曰く、イギリス・ベルギー・オランダの辺りに、雨雲がたまっているらしい。

ここ2週間ほど、毎週末我がパートナー家族&懇意にしているご夫妻を招いて、BBQをしようと企画はするものの、雨続きのためキャンセル。折角お庭セットやBBQセットも揃ってきたのに、残念なところ。

この週末も天気予報では、土曜は雨、日曜は晴れマークが出たり雨マークが出たり。ということで、土曜日はショッピング日へ。日本から持ってきた大きな大きな鉢植えがあるのだが、ずっと何かこの鉢植えにあう植物を買おうといいつつ、話が流れてきた。これは良い機会と、自分のお気に入りの植物ショップへ。

最初の画策としては、日本でこの鉢植えに植えていたハイビスカスの木を植えたかったのだが、残念ながらお店になく。小さな花だったら、最終的に育てるのを失敗してしまってもダメージが少ないが(どんな花もダメにしたくはないけれど!)、やはり相応の大きさのものを買うには、なかなか見栄えだけが決め手にならない。幾つかの大き目な骨太な(!)花たちから、迷った挙句、売り子さんのExpertアドバイスを元に、1つを選ぶ。

今回特に値切り交渉をしなかったし、値引き札も全くでてなかったのだが、何と売り子さん自ら、「ちょっと値引きできるか聞いてくるね」と言われ、結果30€値引き!59€にしてくれました。我がパートナー曰く、もう夏もあと1カ月と少しなので、お店も早く売り切りたいんじゃない・・・?とのこと。それに気をよくして(!)、近くで目を引いたお花もついでにお買い上げ!

そして日曜日。我がパートナーの同僚さんが同じ村に住んでいるため、ご夫妻でご訪問くださる。手には何と、赤ワインと、自家製卵!会話が全て聞きとれなかった自分、後でもらった卵パックの賞味期限を見て、「4月までって書いてある卵を何でくれたの?」と聞いたところ、「彼らの飼っている鶏から取れたての卵を持ってきてくれたんだよ!」とのこと。東京では考えれない・・・でも楽しい。




お昼まからビールも入りつつ、楽しい時間を過ごした後は、土曜日に買って来たお花を鉢植えへ。何故なら、天気予報を裏切り、ほぼ晴天!明日月曜日、雨が強く降りそうだけれど、この機会を逃してはと、渋る我がパートナーをお庭に引っ張り出し、二人で大きな鉢植えへ移植!

ということで、完成図はこちら。うまく育てられるといいな。

(右の写真は、このお花を近くで撮影)






こちらは、値引きされたついでに、買っちゃったお花。



Saturday, 14 July 2012

母国語以外の言葉を習得すること。

ここ最近たどり着いたコラム・ブログ類より、少し気づきがあったものを、備忘録としてポスト。

英語を学んでいる時にも常々思っていたのだが、英語(多分その他西欧系の言語も同じかな?)を、若いころに英語圏に居住せずに本当に使えるものとして習得するには、言葉としての学習(文法・単語・発音の勉強)は勿論のこと、思考回路やコミュニケーション方法のアプローチなど、様々な勉強が必要に感じてきた。

まず、単語だけやたらと知っていても、発音が悪かったり、聞きわけができなければ、コミュニケーションは成り立たないから、「音」の習得が大事。オランダ語を学び始めた時に、語学コースのリーダーからも指摘されたように、今まで母国語ではなかった音と向き合うには相当の努力を要するように思う。(抜きんでて音に感度がいい人は除く・・・) 

また何かを伝える時に、やはり日本語で話す話し方・構成をそのまま翻訳して話しただけでは、すんなり伝わらないと感じる。色々な表現のストックが必要なことは勿論、思考回路や構成も学び&訓練しないと、本当の意味で言葉をツールとして使いこなしていることにはならないな・・・といつも感じてきた。

今回たまたまたどり着いたこのコラム。タイトルの付け方がちょっと違和感があるのだけれど、それぞれの回に書かれている内容は、グローバルの場で地に足をつけて活躍してきた方ならではの重みのある提言やら、気づきを引き出す内容がある。それにしても、自分では多少は頑張っているつもりでも、帰国子女でなくてグローバルの場でしっかりと仕事をしている人たちが実践した勉強方法や心がけを改めて読むと、自分がいかに詰めの甘い状況にいるか身にしみて感じる。。

いまだ、「オランダ語には日本語にない音が沢山あって、身につけるのが難しいんです!」と言い訳することが多くて、それならそれで覚悟を持って音を究める努力をすべきだな・・・と大反省。。家事をしている時や外出する時に、この春に勉強していたDelft Methodを聞いているのだけれど、やっぱり知らず知らずに、「聞き流し」してしまって、しっかりと見に着き切っていない。全部するすると音ごと丸ごと暗記してしまうくらいの努力が必要かな。

など。それぞれのコラムを読んでいると、本当はもっと色々なことを感じたのだけれど、今日はここで終わり。

Friday, 13 July 2012

生涯学習のすすめ。

ここ最近、オランダ語を勉強しなくちゃ・・・と思いつつ、家事やら、お庭の手入れ、お友達からのお電話やら、ネットサーフィンなどで、あっという間に時間が過ぎて行く。

一番気をつけたいのはネットアクセス。ついついニュースを見たり、Facebookをしたりしていると、色々なサイトにたどり着き、それぞれを読み込んでいるうちに、時間は瞬く間に過ぎてしまう。そんななか、戒めかのように(!)、とあるブログ記事へとたどり着く。ブログ筆者は、自分の英国MBA母校の組織行動学の教授。自分の在校時には教鞭をとっていなかったように思うので、直接教わった訳ではないが、面白そうなことを研究してそう・・・、ちょっと残念。

それはさておき、記事は、教育、それも生涯学習とwell-being(ここでは「人生に満足している状態」と訳すのがいいのかな?)の相関関係について。Life-long Learningの重要性を説くと共に、会社は社員の学習をサポートする重要な役割を果たすよう提言している。非常にさらりと書かれているし、よく色々な方から言われていることなのだけれど、、、、海外で暮らすようになってなおさら前にもまして、人間としての底力や厚みを増すためのアクションが必要だなと感じているし、改めて大事なことをつきつけられたように思う。MBA卒業時にも、何名もの教授達から、同じことを言われ、「そうだよな、これからも頑張ろう!」なんて思っていたのに、ここ1-2か月の自分の生活ときたら・・・と大反省。

それと同時に、これまで勤務してきた企業、特に米系グローバル企業2社の有難さも身にしみて感じる。成長すること&成果を出すことを厳しく求められる側面もあるが、社員の力を伸ばすために、本当に様々な仕組み・仕掛け、トレーニング機会を提供してくれた。"ローカル"社員という概念も薄く、しっかりと成果を出したり、ポテンシャリティのある社員を惜しみなく育てようとする。また社員の方々も、会社で刺激をされているうちに、自発的に学ぼうとする姿勢が高い。

勤めていた当時は、時折業務をしながら学ぶことに、タイムマネジメントという点で苦しさを感じたこともあったが、限られた時間で何かをしなくてはならない時ほど、人間馬鹿力を出すものだなと思う。今、こんなに時間が有り余っていて、オランダに渡る前に、沢山の学びたいトピック(日本および日本人のこと、人材マネジメントのことなどなど)を抱えて本も結構持ち込んだのに、何も手がついていない。何だか情けない。

思えば、英国MBAを目指した時も、深夜近い残業をしながらも、通勤中の時間や帰宅後の限れた時間で、英語の勉強&MBA出願準備をこなしていた。あの頃の集中力があれば、今もっとやれることが沢山あるはず、なのだ。

ちょっと心を入れ替えていこう。

Thursday, 12 July 2012

オランダ 自動車免許書き換え成功!

先日、車の免許取得後に185日以上日本に滞在したことを証明するため、大量の証明書類を送り付けたCWD(その際のブログポスト)。結構未だ時間がかかるんだろうなと思いつつ、書類着いたかな~とちょっと気になっていたところ。

何と、本日あっさりと「あなたのアプリケーションはApproveされました」と通知が届く!それも書類上の日付は今週月曜日。先週水曜日に送っているので、先方に木曜か金曜日には担当者の手元に届いているはずだから、1-2日程度で結論を出してくれたみたい。あまりに証明書類が複雑&大量なので、時間がかかるかと思いきや。拍子抜けながら、これまでかかった時間と労力から、思わず「万歳!」。

でも最後のプロセスとして、「Working 5 Days後に、アプリケーションを行った市役所に出向いて、免許書を受け取ること」と、「(日本の)免許は、大使館に返送されるので、大使館に取りに行くように」とのこと。でも、5日後って、書類が作成された日付か、こちらが受け取った日か書いていないし、何だかちょっと曖昧。市役所まで行くのに、それなりにこれまた労力掛るから、折角行っても「未だ!」と言われるのも癪なので、来週末にでも行こうかな。

何はともあれ、入国した国では半年間のみ有効な日本の国際免許証の期限が7月19日だったので、これで途切れなく免許を保持できる!未だ車のない身分だけれど・・・・良かった :)

Wednesday, 11 July 2012

New Market Open!

現在色々整備が進んでいる我が村。そのうちの1つ、スーパーマーケット計画。

元々村にあったらしいスーパーは、オランダの中堅程度のスーパーマーケットのチェーン店。どうやら2009年に、南部を中心に急成長中の、他のスーパーマーケットチェーンに買収されたらしいのだが、ブランド名はキープされたまま存在。そのような中、村の拡張整備にあたり、買収先のスーパー名となり、場所をちょっと移動して新しい店舗になって開店することとなった。

先週の土曜日は旧店舗の最終日。8時~13時までの営業、全商品50%オフとのことで、8時半にスーパーに行くと、カートが出払って一台もない!オランダらしいなーと思ったのは、8時半にしてチーズは完売。(注:オランダのチーズ売り場は大きい) 何れにせよ、賞味期限が長いものを筆頭に、大きなカードに山盛りお買い上げ。 ちなみに、後日談として、普段温和な我がパートナー母が、ちょっと怒っていたらしい。普段このスーパーにこない人が色々なところから寄ってたかってきて、商品を買い散らしていったらしい。彼母が12時に行った時には商品は何もなかったとか。普段の顧客を大事にせよ!とのことらしいが。。

それはさておき。本日新しいスーパーの開店日。開店1週間前になっても、スーパーの新しい建物の工事や、その前の道路工事があんまり進んでいないように見えたので、他人事ながらちょっとやきもきしたのだが。朝には、近くの道に、このスーパーのシンボルカラーである黄色の風船が飾られている。でも1つやっぱり道路整備は結局間に合わなかったようで、本来なら2方向から進入できる駐車場、一方向からしか入れなかったけれど。。ま、これもご愛嬌?

今日の目玉は、先着300名に花束無料贈呈&25€以上お買い上げの場合にアップルタルトを1つ贈呈。先日の全商品50%オフはかなり集客に引き付け力があったが、さて本日如何に。さすがに開店前に並んでまでもらうのは、恥ずかしいので、開店の9時から20分ほど過ぎて、お店へ。

するとお店入口にはコーヒー、スーパーに入ると、パン(レーズンパン、クロワッサン、ハムサンドなど)のサービス。スゴイ力の入れようだ。そしていざ中に入ると、今までちょっとOld-fashion的なスーパーから、モダンな(!)な所謂ヨーロッパっぽいスーパーに変わっていた。品揃え、飾り方、色の揃い方などなど。さらに嬉しいことは、お魚&お肉の種類が多くて、前より新鮮そうなこと、それから小さいけれどお花売り場もできた!いつもの村に、こんなスーパーができてしまって、ちょっとおのぼりさん気分。

ということで。本日お買いもの三昧。そして
戦利品の花束とケーキ :)

(見る人がみると、どこのスーパーチェーン
か分かってしまうこの色!)

Tuesday, 10 July 2012

日本企業のグローバル人材マネジメント。

随分と長く言われてきていることだと思うのだが、日本企業が海外でビジネスをする場合、大きな1つの課題とされているのが、現地採用の人材活用。

通例だったのは、(大抵は)日本から、「優秀」な「日本人」人材を海外に駐在させ、マネジメント経験を積ませた上で日本に戻すトレーニング目的だったり、現地の人達をうまくマネージできないから日本人を送ったりだったのではないだろうか。

でも、そもそも駐在で行っても、日本人コミュニティーから飛び出せず、本当の意味でのグローバル経験ができているか分からないとか、上にはいつも日本人が多くて、昇進が頭打ちのため、ローカルでいくら優秀な人を採用しても辞められてしまうなど、昔からあまり状況が変わらないことが多いように思う。(特に最近このテーマについて研究をした訳ではないので、定性・定量的データがあるわけではないので、あくまで感覚なことはご容赦)

ただ日本国内のビジネスだけでもかなりの稼ぎを取れた時代から、海外の市場でもしっかりと勝負しなくては規模が稼げなくなった今、↑のような状況の改善をするとともに、ビジネスを本気で伸ばすためには、改めて「通例的」な日本の会社の海外人材マネジメントについてテコ入れをする時に来ているのではないかと思う。(気づいている人はもっともっと昔から指摘しているけれど。。)

こんな風にブログを書いたのは、自分自身がオランダに来て、非常に狭い世界ながら見聞きして感じるのは、駐在で派遣されていない現地採用の日本人へのレスペクトの少なさ。特に、現地パートナーがいてここに住んでいると、会社がWorking Visaを手配する必要がない、日本語は勿論現地の言葉(或いは最低でも英語)を話せるなど、会社にとっては格好の「使いきり」人材。

更にはここに来て愕然と突きつけられた事実。オランダ語の勉強を優先させたいけれど、授業代位は稼げないかなと、とある日本企業のパートタイムに応募してみたところ。仕事内容は、日本語&英語、思わくばオランダ語ができ、日本人駐在の人とそこまで遜色ないほど依頼をすることを想定していながら、最初の3ヶ月間は試用期間で、時給10€。交通費も支給なし。

この事実の何から憤慨したかというと。まず第一に、オランダでの「パートタイム」の定義は、日本の所謂「パートタイム」と違い、フルタイムでできる仕事を、本人の希望により限定した時間で仕事をすることであり、当然給与も格差をつけてはいけないことになっている。また仮にもホワイトワーカー(企画職)に対して、ファーストフードの学生アルバイトなどのめどになるような最低賃金に近い金額設定をしていること。最後に、「試用期間」とは、日本でだって、「給与を極端に安く抑えて人材をトライアルで使う」ことではないと思うのだが、本当に勝手な定義をしたものだ。

自分が日本で仕事をしていた頃、チームのアシスタントとして派遣会社から来てくださっていた方々を考えると、「日本語&英語で仕事ができて、卒なく仕事をできる」となると、かなり重宝されたように思う。派遣会社から来ていただいていても、最低でも時給2500円前後はあったように思う。

自分たちがビジネスを展開している国の法や習慣、またマーケット調査もせずに、仮にも将来フルタイムで採用することも視野にいれた人材を採用しようとしているとは。はっきり言って、あまりにお粗末だ。しっかりとした視点で人材マネジメントをしないで、ビジネスは伸ばせると思ったら大間違いだと思うのに・・・ 改善してきている日本企業もあるかもしれないが、以前として現地採用(特に女性)が全うな扱いを受けていないように思い、本当に残念な思いでいっぱい。(全部の日本企業がこのような対応をしているとは思わないけれど・・・というか、そう願う)

もしかしたら日本人だからの気安さでの、↑のような対応なのかもしれないが、それはそれで非常に悲しい。時折、お互い助け合うために設置されているようなインターネットの掲示板でも中傷・傷つけあうような発言も見られるし、日本人、どうしちゃったのかしら。

でもこんな条件下の環境にいるからこそ、改めてこれまで何となく感じていただけのことを、どうやって変えていけるのか、考えて行きたい。

Monday, 9 July 2012

OECD Better Life Index

「オランダの子供は世界で一番幸せを感じている」なんてような調査結果があったらしく、わさわさとGoogleで色々な調査結果を見てみる。その最中、OECDの「Better Life Index」なる調査結果に遭遇。

GDPなどの国の経済がどれだけ成長したかの指標ではなく、人々が「Better Life」をと感じることに影響を与えるであろう要因(Social Security, 健康, 教育, 収入、家、Work-lifeバランス など)を特定し、調査したものらしい。

興味本位に、要因別、国別に結果が出ているものを読んでみる。なるほどなと思うものもあれば、へぇー、そうなんだーなんて思うものもあり、面白い。自分がこれまで生まれ育った国、そして現在住んでいる国の比較、またそれぞれをOECD平均と比べてみたり。

またFactとしているデータ(例えば寿命など)は、データの正確性に議論しようがないが、一方で人々にどう感じるかを調査したデータは、ちょっと結果の読解が難しい。OECDレポートでは言い切りがたで分析結果を載せているけれど、そもそも回答した層がどんな人達かとか、人によって感じ方が違うものとか。面白いところでは、日本人は寿命が世界一高いのに、自分が健康だと思うかについては30%しか Yesと応えてない。36カ国中最低ランク。日本人の視点がちょっとPessimistic/Conservativeなのかな、なんて思ったり。

あまりにデータが色々あるのと、英語レポートで真剣に読み込むのが面倒くさいため、非常に表面的に自分が目についたものだけ、独断と偏見で引用!(カテゴリーも勝手に組み替え)

オランダのレポート
日本のレポート


Income】
年収平均(全体): 
25,740 USD (オランダ)
23,458 USD (日本)

トップ20%層の平均:
49,361 USD (オランダ)
46,436 USD (日本)

ボトム20%層の平均:
11,281 USD (オランダ)
 7,764 USD (日本)

....貧富の差が小さく、全体的に国民皆中流階級なんて言葉もあったと思うのだが、このデータを
見るとちょっと悲しい。

仕事から得られるサラリー+貨幣価値のあるベネフィット:
45,671 USD (オランダ)
33,900 USD (日本)
 ... OECD平均より下。日本は福利厚生がしっかりしているイメージだったので意外な結果。。

世帯平均:
61,157 USD (オランダ)
71,717 USD (日本)

個人の平均は日本の方が低いし、共働きはオランダの方が多そうなのに・・・なぜ?

Housing 
住居に対するSpending:

収入の22%-23% (オランダ・日本)



現在の住居に対する満足度:
92 % Yes (オランダ)
77% Yes (日本)

大差なしだけれど、満足度がこれだけ違う!

Health 

寿命:
平均81歳。 男性 79歳、女性83歳 (オランダ)
平均83歳。 男性 70歳、女性86歳 (日本)

健康に対する支出 (GDP費に対する割合):
12% (オランダ)
8.5% (日本)

一人当たりの支出:
4,063 USD  (オランダ)
2,729 USD (日本)

病院に掛る日数が多いのか、医療費が高いのか、この差の原因までは分からずだが、日本は恵まれている?

【政治】 
政治への信頼度:
72 % (オランダ)
53 % (日本)

選挙投票率:
80% (オランダ)
67% (日本)

不満が高い割には、選挙に行かない。どうしたものか。


Work-Life Balance 
労働時間:
1377 Hours per year (オランダ)
1733 Hours per year (日本)
...ちなみに、長時間労働者はオランダで1%しかいないそう。

1日あたりの家事時間:
163分  (男性)、273分(女性)  (オランダ)
 59分(男性)、269分(女性)  (日本)
...何としたことか。。

Social Network 
めったに or ほとんど家族や友人と時を過ごさない:
  2%(オランダ)
 15%(日本)
...OECDの国の中で日本が一番のよう。ちょっと残念な社会傾向。

Feeling Happiness? 
日々、ネガティブな感情よりポジティブな感情を持っているか:
72% (オランダ)
68% (日本)

ちなみにOECD平均は72%。「子供が世界で一番幸せを感じている」らしいオランダでも、大人になると平均。一方で日本は平均以下。これまたちょっと残念。

Sunday, 8 July 2012

予報が難しい or 精度が悪い?

オランダ人も悩ます(!?)ものの1つ。 それは天気。ここオランダの天気は本当に1日のうちでよく変わる。綺麗な晴れ空が出ていると嬉しくなるや、どこからか怪しい雲が立ち込めて、物凄い雷雨がきたり。

牧場を経営する我がパートナー&家族たちは、こんな変わりやすい天気のなか、天候によって左右される作業があるので、まめに天気予報をチェックする。 TVの文字放送の天気予報から、インターネットの天気予報まで。

更に自分自身も、二人暮らしが始まってから、いつお買いものに行くか、いつ遠出するかを見極めるため、見よう見まねで、皆が見ている天気予報をチェックするのだが、、、、あまり当たらない。また時折、晴れ&雨&雲が一緒になったマークが出て、どの天気になるのか分からない。。挙句の果て、5日間予報とか、2週間予報など、2-3時間前に出ていたのと、全く違った予報が表示される。一応、いつもチェックしているのは、オランダの中では比較的予報精度が高いと言われる天気予報サイトなのだが・・・

という訳で、一番は我がパートナー弟による天気予報。彼はインターネットでレーダーに映る雲の動きを見極め、予報をしてくれる。例えば、「今から30分は雨が降らないから、今のうちに自転車に乗った方がいいよー」など。予報してくれた通り、何とその30分後に、集中豪雨的雨!
ただ、未だ未だ雲を見極めるほど熟達していない自分ができることは、いくら晴れていても、小さな傘を持ち歩くこと。自転車でお出かけするときには、雨合羽を小さく折りたたんでカバンにしのばせることくらい。

こんな環境下に住んでいることも、オランダ人の多様性への柔軟性や、ちょっとした「けせらせら」的性格に多少は要因として反映しているのだろうか。あ、でも、イギリスも天候が変わりやすかったけど、全般的に性格は固いような。うむ。

Friday, 6 July 2012

De Tuinen van Appeltern (オランダ中東部 お庭の公園)

オランダでは本当にお庭好きが多い。ご招待を受けたお家では、お庭を見せて回ってもらうし、ご近所の人と話をすると必ずお庭話題が出る。「素敵なお庭をお持ちよね」と褒めあうことも。

自分のお庭にしても、東京生まれ&東京育ちで、ベランダガーデニングしか経験のない自分としては、どう発展させてよいのか(借家なので、現状壊さない形でなのだが)。なんて思っていたところ、近くの村にある、ガーデンパークに行こうとお誘いを受ける。("De Tuinen van Appeltern"=「Appelternという村にあるお庭」という意味)

元々は小さなお庭から始まったらしいのだが、今では200種類ものお庭がある。その中には、日本庭園まで!それぞれの区画には、1つの家のガーデンを見立てた感じで、大体がガーデンセット(テーブル&椅子&時にはパラソルやBBQセットなど)が配置されていたり。また区画以外のところにもお花や木々で溢れている。

足を踏み入れてみると、今の自分のお庭にあるお花が結構ちらほら。我が庭にあるお花、定番ものなのかな?なんて思いながら歩いていると、更に色々な種類のお花達に出逢う。日本にいるときに見たものもあれば、オランダに来て初めて見たものまで。



素人の自分が感じるオランダのお庭は、沢山の種類の丈が少し長めのお花が1つのお庭に植わっていること。時には雑草さえ、お花がついていればそのまま、お庭を彩る1つのお花として育っている。そして春以降であれば、どのような月にきても、何かしらのお花が咲くよう考えられて植わっているような気がする。

また色として、結構紫色(淡いのと濃いの)のお花の種類が多い気が。なんて、たまたま目についているだけかな? 


これまた、素人写真のため、写真にしてしまうと、実際に現地でみた良さが少し消えてしまうのは残念だけれど、ちょっと幾つかのお花を掲載。その他の雑多な写真たちは、このブログ下についているリンクからぜひ!


























蓮の花!










蓮の花のところに、結構カエルと遭遇。葉の色と近いので、あまりよく見ずに通り過ぎると、見落とす。









はりねずみ!動きが速すぎて、前からの顔を撮れなかった。。ちなみに、先日来た我が家のゲストが、我が庭にもいたのを見つけたらしい。そのうち、ご対面を!










今回訪問時の写真たちはこちら

Thursday, 5 July 2012

オランダ 銀行口座、無事開通!

以前のポストに続き、銀行口座開設の続編。結構前に、口座開設のため訪れた、オランダの某銀行。現在、移民・外国籍の人の口座開設に関する政府のレギュレーションが、ころころと変わっているらしく、異常に時間がかかる。口座申し込み時の面談では、その週のうちに開設可否の結果が出ると言われていたのだけれど。。

忘れかけていた最中、お出かけしている時に携帯電話が鳴る。オランダ語で一方的に話されたので、一体誰が何のために電話してきているか分からず、こちらもとんちんかんなことを応えて、意味不明な会話が続き、やっとこの電話の主が銀行に担当者であることが分かる。

口座開設できることになったので、銀行との間の契約書にサインをしに来て欲しいとのこと。このサインを確認した翌日から口座を使えるらしい。丁度、来るように指示をされた銀行の支店(何と地近辺の支店ではない!)の、比較的近くにお出かけ中だったため、そのまま立ち寄り。そして無事手続き完了で、明日より口座開設!

ちなみに、ここでは、貯金用と支払い用の口座が別になっているらしい。何か支払う時には、その支払い用の口座に十分なお金を移しておかないといけないらしい。でもこれで、手元にあるわずかながらの€と、日本の銀行口座のお金を少し移し替えできるのは嬉しい。今丁度ユーロがまた下がっているので、早く対応しなくちゃ。でも、一体€はどこまで下がるのか。なんて欲を出して待っちゃうと、きっとあがっちゃうかな。

Wednesday, 4 July 2012

オランダ免許への書き換え(続々編)

しつこいほど続く、日本の自動車免許からオランダ免許への書き換え手続きに関するポスト(失礼!ちょっと自分の覚書も兼ねています)

先日受け取った「免許を取った国に、免許取得後185日滞在したことを証明できる書類を提出せよ」とのお達しに従い、とにかく出せるものは全部出してやれ!ということで、スーパーマーケットのコピー機を使って50枚ほどコピー。。

運悪くオランダに来る直前にパスポートを更新してしまったため、今現在有効なパスポートだけ出しても、却下されるのみ。では1つ前のパスポートはというと、英国留学中に更新しているため、発行地に思い切り「London」と書かれている。更に2007年~2011年は過去になく海外に行くことが多く(多い年は8回。。)、これまたどこを拠点に過ごしているか分かりづらいほど、日本・滞在国の出入国スタンプだらけ。とはいえ、185日以上日本滞在しているべく年のパスポートとなので、コピーを出さない訳にはいかない。

ひとまず発行地「London」の誤解を解くべく、更にもう1つ前のパスポートのUK Student Visaと、其のパスポートの個人基本情報が書いてあるページのコピーも取る。少なくとも学生Visa
有効なのが2008年1月までなので、その後はUKには住んでいないことを証明するため。ちなみに「発行地Londonなことがそんなにひっかかるの?そんなところ見ないよー」と我がパートナーから突っ込みが入ったのだが、実は1度旅行でオランダに来た時、荷物チェックの際に突っ込まれたことがある。何でそんなところで・・・という感じだが、そんな経験があってのこと。

更にスタンプが多いパスポートには、必要かなと思うページに付箋を貼ってみる。イギリス撤退→日本完全帰国時のスタンプとか。効き目あるか分からないけれど、自分がもしこんな大量のコピーもらったら、審査するの後回しにしそうだから。。

その他、オランダ移住前まで勤めていた会社の、在籍証明のようなものと、免許取得後から退職時までの給与明細書のコピー。この書類でTaxを支払っていることと、給与が日本の銀行に振り込まれていることが分かるはず。外資系企業だったため、運よく給与明細書は日英両方が併記されているので、翻訳&翻訳証明は必要ないはず。でも、ただのコピーで、会社印がないので、大丈夫かな。。

ということで、わんさかと書類を用意し、配達証明的なもののオプションを付けて郵送。ルールに対して何も違反していないので、免許書き換えしてもらえるべきなのだが、その証明にこんなに労力と時間がかかるなんて・・・・とぶつぶつ言いながら。とにかくうまくプロセスが進むことを祈って!

Tuesday, 3 July 2012

自宅育成中のハーブの使い道。

我が庭で育て始めたハーブ。

きっかけは、我がパートナー家族が懇意にしている家族が、引っ越し祝いにと、彼らの自宅で育っているハーブをお裾分けしてもらったこと。東京に住んでいる頃に一度、トライしかけたことがあったのだけれど、虫がすぐについて、やっぱり自分の口に入れるものを扱うのは難しいなと思って、何となく避けてきたのだけれど。

このいただいたハーブの鉢植え(コリアンダー、パセリ、タイムなど)育てていると、特にトラブルもなく、着々と育っていることに気を良くし、自分でもちょっと購入。買い足したのは、時折料理をするときに必要だなーと思うバジル、ローズマリー。それからモヒートとか作ってみようかとミント。あと実は、元々この庭に生息していたハーブとして、レモンバームもある。



とはいえ、これらのハーブ、自分が料理に使う倍々以上にどんどん育ってしまう!というより、ハーブを使うおしゃれな(?)ものを作らなさすぎなのか? 何れにせよ、一部育ちすぎ感がありありとした部分も増え、どうしたものか。

ということで1つ考え付いたのが、ハーブティー。ここオランダのレストランで、良く透明なグラスカップに緑の葉っぱが入ったティーを飲んでいる人を良く見かけたこともあり、まずはレストランで飲んでみる。頼んだのはミントティー。結構いける!早速グーグルで検索をして、作り方を調べる。ついでにレモンバームティーの作り方も。 どれを見ても、沢山葉っぱを摘んできて(茎も使ってもいいらしい)、お湯を注ぎ、暫く蒸らせばできず。簡単!(なんて、皆さんにとっては普通のものかもで、今さら言っている訳ですが・・) 

ということで、こちらが自家製ミントで作ったミントティー。体にいいらしいレモンバームティーも作ってみたのだけれど、個人的にはミントティーの方がお気に入り。

我が家にお立ち寄りいただけると、もれなく試せます。ぜひ!(・・・こんなこと位で、オランダの田舎に立ちよっていただけないか。。はは :)

Monday, 2 July 2012

オランダ式お誕生日会。

本日は、我がパートナー母の70歳のお誕生日。

この機会に、以前のポストで少し触れたかもしれないが、改めてオランダのお誕生日会について、気づいたことをちょっとまとめてアップ。

オランダでは、お誕生日会は、基本的にお誕生日の主が開催。どんな会にしたいかを考えて、招待したい人に声をかける。場所は自宅の場合が多いようだが、時には節目の歳の人の誕生日などではレストランを借り切っている場面に遭遇したことも。

派手にやるタイプの人は、家の外をデコレーション。子供が生まれた時とか、結婚25周年などの節目でやっている人も見かけるのだが、道路に面したところに、垂れ幕やら、小さな旗みたいなものを飾ったり。でもこのデコレーションまでするのは、大体は節目の歳の場合が多いけれど。

通常行われるのは自宅でのパーティー。ただ「自己開催」のため、何と誕生日の主が、お客さんをホストして動き回わる。食べ物を用意してはサーブしたり、お酒をつぎに回ったり!主役は座って周りが段取りをする文化で育った身としては、何だか申し訳ない気持ちになってしまって、ついつい「何か手伝おうか?」と申し出るのだが、ほとんどが却下。或いは、どうしてそんな申し出をするのと不思議そうな顔をされることも。

我がパートナー家は、派手嫌いのため、パーティーというほどのものは行わず。彼母が大事にしている家族や友人に声を掛け、各自が来やすい時間にお家を訪れ、コーヒー・紅茶と、ケーキでお祝い。勿論、ケーキは自分で手配していみたいだし、コーヒー・紅茶は自分で作って御もてなし。いつもの来客がある時にしているのと変わらなーい!ちょっと違うのは、ゲストがお祝いのプレゼントを持ってきて、頬にキスをすることくらい? (ちなみにオランダ式のキスは、3回頬にキスする)

でも今回節目の歳なのに、本当に何も周りがしなくていいのかなーなどと勝手に心配し、彼に相談をしつつ、日本から買ってきてあったプレゼントとは別に、家族が大好きなDen Boschのケーキ屋さんで小さめのホールケーキを持っていってみた。でも何と、さすが既に慣れている彼母、ケーキは十分な量が用意されていて、自分が持参したケーキは当日余ってしまった。とほほ。

ということで、郷に入り手は郷に従え!

Sunday, 1 July 2012

シンプルライフに移行中。

未だコツコツと、引っ越しで東京から運び込んだ荷物を空けては片づける日が続く。

さすがにここまで荷物量が多いと、考えさせられることも多々。最初のうちに新しいお家に運び込んだ段ボール荷物は、日々の生活で本当に必要だったものか、或いはあることで日々の生活が気持ち華やぐもの。このため、段ボール箱を開けるたびに、嬉しかい気持ちになったり、「助かった!買わなくてよかった!」なんて思ったり。そして、どこにどうしまっておくか、飾っておくかなど、わくわくしながら扱っていた。

その後、徐々に優先順位が中程度の箱を開け始めて出てきた感情。それは、「持ち物が多すぎ」。何でこれ持っているのだっけと考えてみると、それなりの理由があり、時には良き思い出はあれど、今は使いたいという気持ちにならないもの or 使える状況にないものも結構ある。或いは、買った時の気持ちを思い出すと、それなりに思い入れがあったことは分かるのだけれど、今の生活にはなくてもよいもの。 ただ捨てるには忍びない。よって、荷物だけは残っていく :'(

更に優先順位が低い箱を開け始めると、段々どう扱ってよいものか途方に暮れるものも。1部屋、ストックルーム的に使っている部屋があるので、その部屋に押し込まれていくものの、、、次に引っ越しする時に、また扱いに困るのだろうななんて。周りのオランダ人の暮らしぶり(家のなかがぴしーっと綺麗に片付いている・・・無駄なものが一切表に出されていないから?)に感化されたり、ばりばり(?)仕事をする生活から田舎生活になったことで、「本当に持っていたもの」「本当に欲しいもの」をよくよく考えさせられることが多くなった。

今は物を増やすのではなく、本当に価値を感じるものだけを得ていきたいし、物よりは1人の人間として磨かれるもの、内面的・精神的な豊かさを高められるものにお金を掛けたいと思う日々。とはいえ、無職の身としては、そもそも今現在は掛けるお金がないけれど。。ま、それもまた暫くは良いのかな、なんて。