Thursday 3 October 2013

リンゴの収穫期。

今週オランダでは、収穫のピークを迎えているリンゴ。現在住んでいる一帯の村々には、沢山のリンゴ農家があり、あちらこちらで、たわわになったリンゴを見ることができる。

各農家では、一斉にリンゴをもぎ、大きな大きな木箱に詰め、電車の貨物車のように、幾つもの木箱を連ねて小さな車で引っ張っている光景があちらこちらで見られる。


・・・と、微笑ましく見えている側面で、社会問題とされていることも。それは、このリンゴもぎのお仕事、殆どがポーランドからの出稼ぎ(Or 移民?)の人々が担っている。農家が多いこの近辺は、村によっては、かなりポーランドの人たちが住んでいる率が高く、ポーランドナンバーの車をよく見かける。

彼ら・彼女たちは、勤勉で、低いサラリーでも仕事をしてくれるので、決して豊富な資金があるわけではない農家にとっては有難い存在のよう。一方で、現在オランダを悩ませている失業率の高さ。南方面のヨーロッパほどでは失業率ではないが、ほぼ毎日のようにニュースで、失業関係の情報や、Debat(議論)が流れている。その中で何度か取り上げられていたのが、こうした農家での仕事を、オランダ人がやりたがらないOr低いサラリーで受け入れないために、ポーランド他からの移民・出稼ぎの人たちに仕事が流れているということ。ちなみに、農家だけでなく、家政婦さんや、ホテル・レストランなどでの清掃のお仕事なども、こうした議論で取り上げられる対象。

そんな訳で、季節の変わり目を楽しみつつも、社会問題も思い出しつつ、、色々多感な秋?


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