Friday 20 December 2013

オランダでの初仕事・・・1ヶ月の振り返り。

何かがぴたっとはまったことが決まるときには、驚くほど早かったり、円滑に物事が進むものだと改めて感じるのだが、2週間弱で全てが決まった短期期間限定のお仕事。更には決まってすぐのスタート。

いつものことなのだが、何かを新たにチャンレジする直前に、実は多少弱きモードに入る。今回も同じく、「ハンデ」な部分が頭をよぎる。最後に日本で勤務してから2年弱のギャップがあったり、留学経験があったり、外資系企業に勤務して、外人上司・同僚と仕事をしたことがあったとはいえ、多くの時間は日本語で日本の常識で仕事をした経験のみ。MBA留学中は、できる限り海外の学生とプロジェクトを組んだり、時間を過ごすようにしたとはいえ、どうしても困れば日本人のクラスメイトや同じ大学院への日本人留学生の方がいらっしゃった。一方、今回採用を決めてくれた会社はアメリカの会社。ボスはイギリス人、同僚はオランダ人やヨーロッパ系の人たち。日本では未だビジネスを展開していないこともあり、初めての日本人従業員。仕事の内容的には日本人であることは全く必要なく、日本の知識や常識が必要とされている訳ではない。そこまでハイポジションである仕事ではないけれど、どれだけ力を発揮できるのだろうかと、一抹の不安を感じ始める。

とはいえ、不安で頭が一杯になる時間なしに、仕事がスタート。そして入ってみると、なかなかの早いスピードと量の仕事!思わずオランダに移る前まで仕事をしていたアメリカの会社(日本オフィス)での、仕事のスピード・量・アプローチを思い出しつつ、とりあえず流れに乗るよう全力疾走。日本での経験とはいえ、多少過去携わったことのある仕事をしているため、勘所はありつつも、やはり各会社独自のプロセスだったり、コンタクトパーソンの把握であったりと、順調に進む日もあれば、大きく凹む気持ちになる日もありつつ日々は過ぎていく。

その他は、オフィスの中での人間関係。期間限定で多少時間限定で働いていることもあり、仕事で絡まない同僚との関係の築き方が最初は少しぎこちなくなってしまった。気を張ることなく自然体でSocializeしたいと感じつつも、どういう機会を活用し、どう話をしたらよいかな・・・なんて身構えたり、ちょっと考えてしまう日々もあったり。

そのような時に、同じく専門職の派遣という形で期間限定で働いているオランダ人の動き方を見ていて、なるほどな・・・と感心をする。お昼は必ず、社員で一緒に食べる輪に入り、積極的に話を聞いたり、話しをしたり。それ以外でも、近くに座っている人たちに、毎日少しずつでも挨拶をしたり、世間話をしたり。同じく期間限定の自分にも、「昨日話しそこなっちゃったから!」と自分の仕事部屋に立ち寄ってくださったり。どうせ期間限定だし・・・と感じたり、殻に閉じこもったり、言葉をハンデに感じず、見習って少しずつ声を掛けてみるように。

言葉は・・・というと、オランダ人同士が会話する時やメール交換しているときにはオランダ語であるし、取引先やサービスを受けている会社とのやりとりはオランダ語であることも多いが、アメリカの会社であるし、多国籍な社員構成なため、オフィス内は大概は英語。自分も最初は英語で話かけられていたのだが、自分の上司がオランダ人Directorsに対し、「彼女は現在オランダ語を勉強中で、オランダ語で仕事をする経験もしたいという希望もあるので、ぜひオランダ語を使ってあげて欲しい」と伝えてくれた日から、またたく間にその話が広がってしまい、オランダ人同僚たちは随時オランダ語へと切り替わる!でも自分なりには頑張って勉強はしてきていたけれど、大学や普段の生活で勉強してきたオランダ語と、オフィスでのオランダ語はやはり少し違う。元々マダマダ自信がないこともあり、暫くはしどろもどろ。何だかオランダ語で相手をしてもらうのが本当に申し訳なくなってしまい、自分から英語に戻してしまうことも。。

でも折角機会を作ってくれていたのに、自分で機会をつぶしてはいけない・・・と2-3日後に、オランダ人の同僚や、仕事で関係する他社のオランダ人には、「未だ完全ではないのだけれど・・・」と多少お断りを入れつつ、再度オランダ語を使うことに。すると大分心を開いてくれる人が増えたり、逆に色々なアドバイスをしてくださる人も出てき始めたり、少し好循環が出来始めたように感じる。(オランダ語は相変わらずなレベルだけれど・・・・)

そして肝心のお仕事は・・・というと、元々今回短期で穴埋めをしているポジションをしている人が戻るまでの期間限定であったのだけれど、色々と理由をうまく作って、何と2ヶ月契約を延長してもらえることに!さすがに、もろもろの状況を考えると、これ以上の延長は難しいと思うので、延長してもらえた分までは、前向きに、できる限りのトライをして、学べることは学ぶと共に、今回短期で採用をしてくれた上司にも恩を報いれるようにできたらなと感じる。


2 comments:

Mina said...

こんにちは。
新しいお仕事がはじまったこと、よかったですね。おめでとうございます。雇用期間の延長も、仕事もふくめて、他の人ともうまくやっていけると人だと認められたからだと思います。

年末にあった仕事の査定項目には、しっかりオランダ語の評価も入っていて、オランダ語講習ももちろん無料じゃなかったと驚いたり、まあ合理的だなと納得したり。多少の上達が認められるとの評価がありうれしく思ったり。といっても会議なんかでは、途中でオランダ語を理解しているか不安になって、英語で再確認したり、ギブアップして英語にしてもらったり。

仕事は理系の技術系なので、こもっちゃうこともできるのですが、やっぱりアウトプットやミーティング、特に他の部署との連携にはオランダ語がわかっていないと、最新の他の部署の状況についていけていないことがよくあって、かなり危機感を持っています。

リスねこさんのプログ、いつも楽しみによんでいます。私も同じ時期に、同じようにパートナーとオランダにきて、仕事や新しい環境、言語になれる作業、大変なことも、成長していると感じることも、とても共感します。私の方こそ名前も名乗らずで、申し訳ないです。

来年も, よい年になりますように。
Mina

りすねこ said...

Minaさん、

こんにちは!いつもながらの、温かいコメントを寄せてくださったり、近況を教えてくださって有難うございます。

お仕事でオランダ語に挑戦をしているお話を伺い、私の語学の上達ペースは遅くてめげそうなことが多いのですが、これからも頑張ってみよう!と励みになりました。

私も実は、いつも一歩一歩しっかりと前進をされているMinaさんの様子やコメントを拝見するのがとても嬉しく、楽しいです。お忙しいかとは思いますが、気が向いた時にまた近況を教えてくださいね。

それではMinaさんにとっても、2014年が素敵な年となりますように :)