Monday 11 August 2014

海外での道の切り開き方。

オランダに移ってから、まずは自分の中では異文化で暮らすにあたって必須と思っていた語学習得と文化の理解などに一生懸命となり、その次に生活基盤として必要な「家」の立ち上げに時間を割き、それらがひと段落した時に運よく期間限定の契約社員のお仕事を得つつ、日本から発注した小さな仕事/牧場のお手伝いのやりくりにアップアップし、その区切りがついた時に結婚。そして次は・・・?

最初の言葉習得に集中した1年を除いては、大体3-6か月ほどのペース、何かしら「メイントピック」に全力投球気味であったような2年半。この間、自分の中でも沢山の想いが交錯してきた。多くは「焦り」や「空回り」を生んでいたが、何となくここ2-3週間で少し収束モードになり、何となく小さな穴から光が見えてきつつある。ただ、依然と結論が出ていたり、道が完全に切り開けている訳ではないのだが。。

人によって、生き方や、視点・考え方は違う。それぞれの人生のフェーズで人それぞれがいいと思った形を進めばよいと思う。自分に関しては、結婚して、とりあえず食べられるのであれば、ゆっくりしていれば?とか、家族・家庭を守ることが第一で、仕事はそれができた上ですることでは?といった指摘を受けたりすることもあるし、それらも一理あるのだけれど、どうも自分にはしっくりと来ないような。人から見たら「なんでまた・・・みっともないあがきをして」と思われているかもしれないけれど、頭でイロイロ考えつつも足を踏み出してみると、良きも悪る気も見えるものもあるし、自分が本当に求めているものを見えるきっかけがつかめていくのかなと。

こんなあがきを続けているからか、響いたものが幾つか。一つは、大学時代の友人のインタビュー記事。長く日本を離れて暮らされていたため、他の友人たちを経由して、いつも風の便りでその行方を聞いていたのだが、最近Facebookで再会。そしてたまたま、今の「天職」と思えるものに出会うまでについて取材を受けたお話がここに。自分もこうした道を切り開けるのか分からないけれど、とても勇気づけられたように思う。

またこちらは逆に、多少試行錯誤はあれど、海外に移る前から理路整然と考えて、道を切り開かれている方のお話。自分の2年半の時間の過ごし方を反省・・・しつつ、沢山のことに守られた自国を飛び出して、道を切り開かれている様子はとても参考になったように思う。

自分の生まれ育った国、自分の存在が確立した国で、会社に属して働くという形から飛び出し、想像以上の難しさを痛感する日々はまだ続くが、いろいろな考え方・アプローチを見聞きしつつ、「定型」かた飛び出た自分らしい自分の道を作っていけたらなと思う。

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