Thursday 7 August 2014

仕事探し・・・は、マダマダ厳し!(5月末~8月初めのダイジェスト)

4月末に契約が終わってから、再開したオランダでの仕事探し。結婚式の準備や、フリーランスとして単発に依頼を受けた仕事もあり、正味1か月ほどは、時間を避けなかったのだが、なかなか難しい状況が続く。

以前のポストにも何回か書いてきているのだが、人材マッチング・派遣を専門とする会社に属する「リクルーター」と呼ばれる人たちは、実際一緒に働いた人たちから推薦を受けているにも関わらず、マダマダ自分のようなバックグラウンド・経験者に対してどこか否定的な対応が多い。そして、やっと数少ない協力的な人に出会えたとしても、今度は新たな壁。それは、会社内にいる採用担当者たち。どうしても、求めるプロファイルに合う人のみにフォーカスするきらいがある。(仕方ないのだけれど・・・でも現場のリーダーは実際には、キーとして必須な事柄以外には、「ポテンシャリティ」も見てくれる) 以前は無視されることが多かったのだが、最近は履歴書をスクリーニングした結果が来るようになったものの、理由として書かれているのは、「あなたの経歴は、このポジションの仕事をするには非常にOverspecです」ということで、なかなか取り合ってもらえない。

またどうにか押し込んでもらったインタビューでも、大体採用担当者が第一次インタビューを担当することが多いので、最初から何だか懐疑的。更に、色々な質問に対して正直に答えていくと、「あなたの物事を見ている視点は、マネジャー以上の人がする視点ですね。もしこのポジションで仕事をしたら、途中から満足しなくなるのではと、本当に心配です」と。そして案の定、「オランダでキャリアを作り直すチャンスを上げたいのはやまやまだけれど、やはりレベルが違いすぎるので、見送りにします」と。

多少不況から少しずつ脱してきていて、求人数も増えているように感じるものの、ミスマッチング状態での就職活動に、だんだん限界を感じてくる。そのような中、友人・知人を介して紹介を受けたり、かつて日本で勤務した会社のOB/OGのネットワークで、過去の経験や語学力などを活かして、「これならできそう?」と思う案件を、フリーで受けて見ることに。

これまでオランダに実体のある会社・オフィスで、自分が専門としてきた内容の仕事をすることにこだわってきてしまったのだが、こうしてフリーで仕事をしてると、見えてくることが色々あったり、思わぬ人たちと知り合う機会も出てくる。「フリー」で仕事をすることは、自分の力次第で、自分の評判を作っていくことであり、特に自分の能力以上を見込まれたことをやるとなると、かなり直前不安に押しつぶされることもある。だがえいやで飛び込んでみると、それ以上に得ることの方が多いように感じる。またそれだけのチャレンジをしているため、やった仕事に対して、まっとうな報酬を得られるように感じる。定期的に案件を得られるわけではないので、オランダで自活できる水準の稼ぎには達していないが、自信も少しずつ出てきたように。

まだオランダで正社員・契約社員・派遣社員などといった形で働くことをあきらめた訳ではないが、「Better than Nothing!」 逆に、日本で勤務している時には、会社員として、会社が求めることに従わざるを得ないこともあったが、フリーだからこそ、内容も役割も違うことに、チャレンジができるという楽しさもあるのかも?と感じたり。

とはいえ、こうした案件集めもそんなに簡単ではないのも事実。場所の問題(オランダの片田舎に生息)、タイミングの問題、力の問題、人とのネットワーク範囲の問題など。でもとりあえず、こうやって少しずつ、自分の道を切り開いていけるよう、恐れず、足だけは動かしていこうかなと思う。

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