Thursday 8 May 2014

Ontheffing - 移民試験免除・・・やっと決定。

長々このブログで書きけてきた継続トピック . それは、オランダの永住権・国籍取得のために必須とされる、移民試験かオランダ語国家試験(NT2)について。本日、約2年近い歳月を経て、やっと解決となった。

事の始まりは、移民した2012年の夏に、移民関連のサポートをしている非営利団体の担当者から、「試験と同じレベルの語学力があると証明できたら、免除してもらえる」という発言に出くわしたこと。その後、デルフト工科大学のオランダ語コース(初級・中級)の修了証を手に、市役所の移民担当者に掛け合ってみたものの、あえなく玉砕。ではと、翌年夏前にデルフト工科大学のオランダ語上級コース卒業と共にもらった「NT2と同等の語学力を有する」と明確に書かれた正式なCertificaatを提出して、再度市役所担当者に掛け合う。その結果、市役所担当者は説得できたものの、政府系の移民試験管轄組織のDUOがごねて、議論が一時頓挫。

ただ、市役所担当の方が非常にロジカルで良心的、かつ一度こうと思ったことはトコトン責任感を持って進めてくださる方だったことが幸い。何と、該当する法律を見つけ出し、市長権限で、自分は移民試験を受けなくてよいとの決定文書を発行し、IND(移民局)に通達。これで話が解決したと思いきや、今度はINDからの反撃。。こちらのブログポストにも書いたのだが、2012年の3月に初回のパートナービザが付与されていたにも関わらず、政府で管理する移民関連のDBの自分の情報が誰かによって上書きされており、2013年6月が初回ビザ発給日となっていたらしい。ちなみに、日付的には、デルフト工科大学のCertificaatの発行日とほぼ近いので、このCertificaatを一度受け取っているDUOの担当者がやったのではとにらんでいる。

それはさておき。上書きされた情報が正となるため、INDからの反撃はこう。自分は2013年6月に移民しており、2013年以降に改められた移民者向けの法律が適用されると。この法律では、市役所には移民関連で一切の権限がない。よって市長によって決定した事項は無効だという言い分。でも明らかにおかしな情報をもとにしているため、頼もしいこの市役所担当者が再反撃。「INDが最初にVisa発給を言い渡した文書を送ってくれ」とリクエストを受け、スキャン文書を送ったのだが、その後、3か月以上音沙汰なし。どうしたものかと思っていたところ、本日市役所担当者からメールにて通知。

どうもINDの対応に相当業を煮やし、「何で3か月も調査に時間がかかるの!こちらには文書もあり、事実は事実なのだから、さっさと決定せい!」と、INDにお怒りメールを送付。さすがにIND担当者が驚いたらしく、「事実に間違いありません。移民者の○○は、2012年に移民しており、2007年の移民法が適用されるため、市長の決定に従って、移民試験は免除といたします」と即日返事が返ってきたそのやりとりを添付したメールが、自分たちのところに転送されてきて、「はい、これで解決しました。よかったね」と市役所担当者さんより一言。

移民を厳しく取り扱うということであれば、移民に関する情報管理もしっかりしてやってほしいものだと、当初の怒りは呆れになりつつ。ただ一方で、本当に素晴らしい市役所担当者に巡り合えたことに感謝。これにて移民試験に関わる問題は無事解決!もしかしたら将来「やっぱり昔移民した人も、試験受けてね」と変わる可能性もあるけれど、2年近くも費やしたこの攻防は終わったので、とりあえずよしとしよう。(なんちゃって)






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