Wednesday 28 August 2013

お仕事探し、またも振り出し。

(過去分さかのぼってアップデート)

この6月に、ひょんな縁から打診が届き、とんとん拍子で話が進んだかに見えた、オランダでのフルタイムの仕事探し。

簡単に背景&状況を振り返ると、会社はオランダの会社で、とある”Potential”案件にからみ、お客様からリクエストをされて探していた人材に合うということで、正式に契約がとれた暁には、必ず自分を採用するという話になっていた。更に、もしこの案件が万一成立しなかったとしても、自分の過去の経験・スキルに興味があるので、社内で他のポジションを探して、採用する「かも」との打診まであった。

ただ、この「かも」が曲者。他社から具体的なオファーがあった場合には、案件の状況に関わらず即採用すると言われたものの、「案件が正式に合意に至らない場合」に「確実に」採用するかどうかというところは、非常にグレーな言い回し。一方で、状況待ちの間に、友人の会社からアルバイト的な打診があった際には、「Don't Worry」となだめられつつ、この案件に関係する重要な会議には出席を依頼され、ただただ案件の結果待ちをすることになったのだが。

今週この案件が正式に合意に至らずとなった上、可能性をにおわせ続けられた他ポジションも、「状況が変わった」ということで、採用できないと連絡が入る。何だか必要なときだけ「利用」された感じが否めない。多少救われたのは、ずっと間に入って、何か自分に可能性をと気に掛けてくださった方の存在。今回の連絡でも、非常に申し訳なさそうで、色々と言葉を掛けてくださる。何となく、自分だけでなく、この方自身も、自分をつなぎとめるために、「甘い言葉」をかけさせていた上司の決断にやるせなさを感じているようだった。

改めて振り返ると、そもそもこの決断者と初めてお会いしたとき、そしてその後に人づてで伝え聞いたこの方のコメントに触れ、「なんとなく」この人信じていいのかな?うわべだけっぽいなと感じていた。また、その後、何度かお会いしたりお話していると、「なんとなく」この人の下で働くとストレスがたまりそう、しんどそうだなと感じた。だから、今回の決断も、この人ならやっぱりこう行動・決断したかとつながる。

また実は案件自体にも、顔をつっこめばつっこむほど、疑問や不安を感じる部分もあったのも事実。たまたまこの待ち期間のなかで、この案件で対応するお客さん企業の社長の書いた本や、第三者が追った実像と思われるストーリを本を読んだのだが、何だかもやもや感が消えなかった。一番は、ご自身が決めた担当者の失敗を、担当者がいかに悪かったかという形で数多くの「公」な場で非難していること。リーダーたるものがとるべき言動ではないのでは、など。他にも幾つかもやもや感を感じさせる点があり、一緒に仕事をすることに「なんとなく」抵抗感を感じはじめていた。

フルタイムで思い切り仕事をしてみたいという思いもあり、どんなポジションであれ、多少でも自分が力を発揮できそうならと、少し前のめりにこの案件にかけてしまってきていたが、こうして結論が出ると、利用された感で裏切られた思いがして悔しい気持ちもあるけれど、こうして、「なんとなく」でも「違和感」を感じることが多い状況では、結局しんどく、力を発揮できずに失敗したかもしれない。日本で仕事をしていたときにも、痛いほどこれを経験しているし・・・。

・・・とはいえ、やはり経済的にもう少しひとり立ちできるようになりたいし、仕事を「選んでいる」状況にないことも事実。複雑な気持ちを抱えつつ、再度、お仕事探しの旅の始まり。

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