ハンディありつつも、健気な愛くるしい瞳で、哺乳瓶のミルク欲しさといえども人懐こくついてくるこの赤ちゃん羊を愛おしく感じた。
その中で起こった会話。ハンディをもち、大きく育つ気配がないので、処分をした方が良いのではという内容。居ても立っても居られないいられなく、「私が育てる!」と宣言。当時牧場から離れた借家住まいであったため、この借家のお庭で手塩にかけて育てる。名前はPatricia。普通牧場で育てる羊に名前を付ける人はほとんどいなく、少々変人扱い。。
そんな偏見にもめげず、途中大きくなりかけても「いやいや無駄なことだよ」と言われてもめげず、とうとう1年を迎える。
今では、村や近隣のオランダ人たちからは常に「パトリシアは元気かい?」と声をかけられるほどに。また奇跡的な成長をとげ、正常な羊と体格もあまり変わらず、時折足も正常なポーズになる様子を見て、牧場に長く携わるオランダの家族からも、やっと一人前として認知!
今振り返ってみると、辛いことや悲しいことにもがいていた自分にとって、ハンディがあっても健気に生きているパトリシア、また通常人間には警戒する習性の羊がここまで懐いてくれたパトリシアは、癒し&励みとなり続けてくれていたように感じる。
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