Saturday 15 March 2014

正直にぶつかった方がよい?

ここ1週間のなかで、オランダ人との接し方で感じたことがある。

それは、もしかしたら、当たり障りなく、表面的に平静を保って相対するよりも、「自分はこう思う」と感じたことを正直にぶつけた方が、実は受け入れられやすいのかな?ということ。

1つ目の出来事は、我がパートナーの家族とのやり取り。日本人的な感覚としては、年配の人・親などに対して意見することは、少しいけないかな・・・と感じてしまうことがある。ましてや、共通言語がオランダ語で、自分のオランダ語も未だぎこちなく、外国人が話すオランダ語をあまり理解できない人を相手にすると、1回で真意が伝わることは難しい。うまく話せずに、変な誤解をされても嫌だと思い、自分の意見を呑みこんでしまうこともある。

ただ自分は元々、「いや、それはどう考えても違う!」と思うと、どうしても黙って居なれない性分のよう。多少「あ、ここでこんなこと言ったら、嫌われるかも」などと想像をめぐらしつつも、「えーい、絶対に違うのだがら、もう関係性がどうなってもいいから言う!」と口を開いてしまう。それも、ここまで我慢した状態で口を開くので、あまりスマートな発言の仕方だったり、説明の仕方ではない。いつも、冷静にかっこよく(!)さらっと何かを意見が言えればいいのにともどかしくなりつつ。。

ただいまのところいつも、「きっと逆切れされるに違いない」という期待を裏切って(!)、じっーと話を聞かれたり、時に幾つか小さな質問されつつ、最後は理解を示してもらい、収束。何故かいつもその後には、一緒にお茶をして、笑顔で別れる。

もう1つの出来事は仕事場。控えめな国民性(!)の日本人である自分だけでなく、他の国籍の人も、「悪気がないのは分かるけれど、ちょっとこれは失礼な態度」とされてきた同僚に、それとなく切り返すのでは十分ではないことが分かり、自分的にはかなり我慢したという時点で、とうとう直球で切り返してみる。(一応、ポジティブなコメントと、にこちゃんマークもつけつつ・・・)逆切れされたり、真意が伝わらず、これがこじれて即契約停められる動きになったらどうしようと感じつつ。。

ところが驚くような反応が返ってくる。即座に、「失礼な言い方になっていたみたいで、ゴメンナサイ」と謝られ、真意をきちんと伝えに席までやってこられたのだ。自分では、最悪のシナリオまで考えて、書いた後に小心状態になっていただけに、びっくり。。

と、小さな出来事を積み重ね、感じたこと。もしかしたら、何も反論せずに、笑顔で「はいはい」と言っているより、こうして自分の意見をしっかりと伝える方が、人間関係がうまくいく文化なのかな?ということ。大抵の人は意見のぶつかりを、ネガティブなことととらないし(タブーなことに触ることでないえれば・・だけれど)、こうした積み重ねを、相手をより知り、人間関係の根を深めていけるきっかけとしているのではとに感じるのだ。そもそもオランダ人たち自身が、イイタイことをがんがんと言っているくらいなので、多分それなりに打ち返されることには慣れているのかもしれない。

たまたまの偶然かもしれないのだが、これが、最近の人間関係構築にあたっての学び。さてこの視点は正しいのだろうか?


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