Tuesday 4 March 2014

インドでのお買い物。

(過去にさかのぼってアップロード)

オランダへの移民・生活について書き綴っているブログに書くのは、少々場違いのような気持ちもするのだけれど、先日久しぶりに訪れたインドのことを少し書いてみようと思う。

インドでは、普通の屋内に商品を並べて売るお店の他、道路沿いやある一角に立ち並ぶ小さなショップ(ロードショップ)がある。インド人の友人曰く、前者の「正規」のショップでは、価格交渉は厳禁なのだが(大量に買って交渉するなどは別として)、ロードショップで提示される価格は客により違う。例えば、明らかに日本人であると分かる自分が一人でお店に出向き、布製のインドバックを指差して、「これいくらら?」と聞くと、「650インドルピー」とお店の人は回答。そこでインド人の友人に助けを求めて、価格交渉をしてもらうと、最後は「100ルピー」になってしまったりする。(確か今回の旅行中は、1ユーロ=0.64ルピー、1円=0.60ルピーほどだった) ただお店の人が自分のインド人の友人に「商売の邪魔をするな!折角お金をふんだくる機会だったのに」と陰で言われたとか。

ちなみにこのロードショップは、中流階級以下の人たちにとっては「豪華品」であり、中流階級以上の人たちにとっては「安・可愛い」ものを短いサイクルで楽しむために買い求めているように見受けられる。これらのショップで売られているものを見みると、綺麗な色で見事そうに見えるものもあるのだが、長持ちするQualityではない。インド人の友人曰く、「長持ちしなくてもいい」と。更に続いたコメントは、「自分たちが短いサイクルで使い捨てするということは、次の商品の需要につながる。これにより生産者たちも仕事が安定して続けられるのでいいのだ」とか。この発言には少し、インド社会で未だ消え去らない「カースト」を感じる。

それはさておき、通常の正規なお店も沢山ある。ある程度の階級以上の人たちの購買力・意欲を肌でひしひしと感じるのだが、色々な場所にショッピングストリート(正規のお店の)があるだけでなく、次から次へと新しいショッピングモールが出来ている。こうしたモールには、欧米系のブランドのお店の他、インドの中で「良い商品(質・デザインなど)」を展開していると認知されているインドブランドのお店が大抵入っている(ように感じる)

8年前に初めてインドに訪れた際に、友人に連れて行ってもらって以来、センスがよく、質としても長く使用できる&お土産にできる品が揃っていると感じ、必ず訪れるお店の1つは、Fabindiaというお店。特に、インドテイストなトップ(コットンのシャツ)や、ストールを欲しい際に、ここをまず探してみる。ただインドの物価自体が上がっていため、お値段も年々上ぶれ傾向になっているように感じる。ちなみに最近は、インテリア系やアクセサリー・バッグなどの商品も拡充しているよう。

そして今回友人が「最近急激に人気が出ている」として紹介してくれたブランドが、「Global Desi」。とあるインド女性デザイナーが、いくつか違った名前で、違ったターゲットを元に展開しているうちの1つだとか。人気が出ている理由としては、デザインが比較的良い意味で斬新で良いことと、素材の質が良いことらしい。今回連れて行ってもらって、実際お店に置かれている商品を触って見ると、確かにそれが肌で感じられる。でもその分やはり値段は高め。あまり日本で物を買うのと変わらないかもという値段のものも。ただラッキーにも、50%オフのセール中に出くわす。インドでは、セール品になるのは大抵は粗悪品やデザインがいけてないものらしいのだが、このセールの対象品は非常に良質。またインド以外の場所で十分着られるデザイン。さらにオランダに移住して以来あまり買い物をしていなかった反動もあり、幾つかお買い上げ。

・・・と、自分の買い物については、デザイン、質、値段ともに、自分が満足すれば良いため、難しい買い物ではないのだが(お財布の限度はあれども・・・)、いつも困るのがお土産の購入。インドのスナックやスイーツは、くせがあったり(人によっては多分パイシーすぎたり、甘すぎたり)、衛生的などの観点から、誰かのお土産として買うのはいつも少し難しい。またロードショップで売っているバッグ・ストールなどは、自分の分ではよくとも、質的に人にあげるにはマダマダ十分ではないように感じる。かといって、上記の正規なインドブランド店のものは、少し値が張るので、「ちょっとしたお土産」を上げる場合には向かない。どうしたものかと、インド人の友人とその家族と話していたところ、行き当たったのはこれ。

Uniliverインドが生産している、紅茶のティーバック。実際に見ると、パッケージがインドっぽく、かつ質の良い紙素材。また中をあけると、非常に綺麗なティーバック。さらにお手頃価格(のはず・・・)。オランダ人にとって、「Uniliver」は信頼できるブランドなので、知らないものに手を出したがらないオランダ人にとっても、すんなり受け取ってもらえるのではと思い、「これだ!」と思い買ってきた。

・・・・ただ、結果は散々。。実際に飲んでみると普通の紅茶(でもかなり美味しい)なのだが、「私は、シナモンとか何かが入っているのは、アレルギーがあってダメなの・・・・」など、幾つかの理由により、笑顔で受け取りを断られてしまったことも。日本の西洋菓子スイーツでも、見たことがないから手をだしてもらえない場合もあるし、仕方がないかな。保守的な方々へのお土産は、なかなか難しい。(なんちゃって)





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